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アーカード「ククク…学園都市か」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 13:40:13.70 ID:YLXTsibG0
立つかな?

952 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:23:04.04 ID:SFqa/OTt0
おもしろい

953 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:23:50.87 ID:ixU5G+GP0
   「痛っ なんですかあ! 蹴ることないじゃないですかあ!」

   「五月蝿いバカ! 何が小ジワが増えただ! お前は悪い子だ! このバカ!」

   「そっそれは心配そうなインテグラ様の緊張を解きほぐそうと… ひゃっ! 握らないでください! そこ握らないでくださいってば!」

   「バカ! 違う! 前を見ろ! 前だ前!」

   「へっ? あれっ? ぶっぶつかる!? ちょっとそこのツンツン頭な人ぉ! 避けてぇぇ――っ!!!」


赤い極光から漏れ聞こえたのは叱責と弁解、そして悲鳴にも似た叫びだった。

猛スピードで飛び込んできたそれは“不幸”にも上条当麻に直撃。

ボウリングのピンのように弾き飛ばされた上条当麻はそのまま壁に吹き飛ばされてゴロゴロと転がっていく。

   「うわー… …やっちゃった。 …これって轢き逃げですかね?」

壁にめり込んだ赤い極光は光を失い、その下から現れた黒い翼の内ではヒソヒソと声がしていた。

   「私は知らん。 やったのはおまえだろう」

   「うわ! それ酷いですよインテグラ様!」

   「五月蝿い! それより早くここから出せ!」
   
   「えっ? あっ、はい! 了解です!」

その言葉と共に黒い翼が霧散するかのように一箇所に集まっていく。

954 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:24:40.54 ID:CeDCcK2z0
小6で自殺した子の気持ちお前らなら分かるよな?
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/hikky/1288193144/

132 (-_-)さん sage ▼ New!
NEVADAちゃんみたいな美少女にカッターナイフでメッタ刺しにされたら最高に気持ちイイだろうな

射精しながら死に至る予感

134 (-_-)さん sage ▼ New!
女子小学生(処女マンコ)に殺されたい男なんてこの世に沢山いるぞ
自殺するぐらいなら処女マンコに殺されることを選ぶ

136 (-_-)さん sage ▼ New!
処女マンコのおしっこうんこ浴びながら絶命したいマジで

139 (-_-)さん sage ▼ New!
>134
今の法律でそれをやると処女マンコちゃんが悪者になって終わるよね
事実しか残らない

144 (-_-)さん sage ▼ New!
処女マンコのおしっこうんこ浴びるまで死なない絶対

955 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:30:17.18 ID:HKKBBuF8O
支援
終わらないと寝られない

956 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:36:45.29 ID:EmxrVzi40
禁書の知識ほぼないからようわからんのだが
何やら暴走?した上条とやらは人間の範疇なのか

957 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:40:53.99 ID:ixU5G+GP0
闇が収まった場所に立っていたのは二人の女性。

一人は大英帝国王立国教騎士団ヘルシング機関の当主、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング。

そしてもう一人アーカードの眷族、女吸血鬼“婦警”セラス・ヴィクトリアだった。

部屋の惨状には目もくれず、主の姿を見て目を輝かせるドラキュリーナ。

セラス「マスタ――――!!」

まるで父を慕う娘のように、夫を愛する妻のように、飼い主と再会した仔犬のようにアーカードのもとに駆け寄っていく。

セラス「すいませんマスター! 何だか嫌な予感がしたような気がしたんですけどやっぱり気のせいでした!」

アーカード「…………」

アーカードは黒犬獣を具現化したその姿のままピクリとも動かなかった。

セラス「……マスター?」

不思議そうに首をかしげるセラス。

そんなセラスの後ろからインテグラが現れる。

インテグラ「どうしたアーカード。 お預けを喰らった狗のような顔をして」

アーカード「…………」

その言葉を聞いてゆらりとアーカードの身体が動き、巨大な黒犬獣がただの右腕に戻っていく。

958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:45:55.54 ID:ni9u2tt10
上条さんはアンデルセンと違って腕がもげても全然ダメージ感がないなw

959 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:50:05.34 ID:vQXDjtc6O
旦那、興がそれたか

960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:51:08.45 ID:ntjpkmxa0
>>956
正直今に至るまで暴走上条さんの正体は不明のまま
だけどなんか人間じゃないどころかなんか理不尽反則めいた存在っぽい

961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 01:59:17.93 ID:ixU5G+GP0
黒犬獣が収まると同時に、アーカードから発せられていた豪風のような殺気がピタリと止まる。

とんでもない方法で乱入してきた二人のブロンドの女性。

更には事もなげにアーカードに話しかけている姿を見て、息を飲み目を丸くする少年と少女達。

そして彼等は次に目の前で起こる光景を見て更に息を呑むこととなった。


ドラキュラ
“悪魔”が。

ノーライフキング
“不死王”が。

ヴァンパイア
“吸血鬼”アーカードが膝をつき忠誠を示したのだ。


アーカード「いや何も。 何も問題はないさ “我が主”」

そう言って畏まるアーカード。

そんなアーカードを見てフンと鼻をならすインテグラ。

部屋の惨状を見れば戦闘が起こったのは一目瞭然である。

だがインテグラはそんなことは些事だと言わんばかりに“我が下僕”に問う。

962 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:13:49.78 ID:ixU5G+GP0
インテグラ「それで? どうだったのだ? “吸血殺し”は? 果たして“吸血殺し”はお前とセラスの脅威と成りうるのか?」

アーカードの目的。

それは“吸血殺し”が火種となるか否かということであった。

そう問うたインテグラに、畏まったままアーカードが返事をする。

アーカード「…確かに“吸血殺し”は本物だった。 …だが。 あれは私とセラスに限っては大した意味を持たない」

頭を伏せたまま主人にそう報告をするアーカード。

有象無象の吸血鬼ならばともかく、アーカードとその血族のセラスにとってはミナ・ハーカーに似た匂いも理性を崩されるほどのものではない。

端的なアーカードの答えを聞いてそれで満足したのかついにインテグラが押し黙ったままの少年達を手で指し示す。

インテグラ「そうか。 …では次だ。 この状況は一体なんだ? この子供たちはなんだ? 貴様の敵なのか?」

その冷徹な言葉にギクリと身体を震わせる少年たち。

状況から推測すれば信じ難いことではあるが、目の前にたつブロンドの婦人がアーカードの主人であることは間違いない。

もし…アーカードが敵だと言い、それを聞いたインテグラが殲滅せよと命令を下せば今度こそ確実な死が彼等を待ち受けている。

そんな彼等の心情を知ってか知らずか、アーカードはインテグラの問にニヤリと笑ってこう答えた。

アーカード「ククク… なに。 “只の”未来さ。 今はまだ羽も生え揃わね雛鳥だが… いずれ私の前に立塞がる者になって“くれる”かもしれない“希望”だ」

そう言って嬉しそうに笑うアーカード。

963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:25:54.59 ID:HKKBBuF8O
Mだなあ

964 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:27:16.28 ID:uhHHV83aP
んもう、なんだよ
問題無いなら早く帰れよな

965 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:27:36.06 ID:9T2BZdHe0
もし製作いくならすれ張ってくれ

966 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:30:50.56 ID:ixU5G+GP0
そんなアーカードを見てインテグラはどういう訳か目を細めた。

インテグラ「フン。 嬉しそうだな? “伯爵”?」

主が穏やかな口調でそう問いかけ、その問いかけに穏やかな口調で答える吸血鬼。

アーカード「あぁ。 嬉しいとも。 これが嬉しくないはずがない。 わかっているだろう? “伯爵”?」

それを聞いたインテグラがふぅと溜息をはく。

インテグラ「まったく…これだから吸血鬼は困る」

そう言いながら銀細工の美しいシガレットケースを取り出し、一本の葉巻を咥えるインテグラだったがそこでピタリと動きが止まった。

インテグラ「……ふむ」

何かを考えるのも束の間、葉巻を咥えたままカツカツと硬直したままの“只”の未来達の元へと歩み寄る。

そして何も言わずにそこに立ち尽くすインテグラ。

インテグラの視線には幾つもの死線をくぐり抜け、なおかつ年齢を重ねたものにしか無い独特の威圧感があった。

神裂「な、なんでしょうか?」

そんなインテグラに問いかけることが出来たのは、やはりこの中で一番場数を踏んでいる神裂火織。

だがインテグラはピョコリと口元の葉巻を動かして、ただの名詞だけを口にした。

967 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:33:49.51 ID:Fy0bYeje0
アレかwwww

968 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:45:02.63 ID:ixU5G+GP0
インテグラ「火」

神裂「…はい?」

インテグラ「火」

目の前で煙草をピコピコと動かすインテグラを見て神裂はようやくその意図に気付く。

神裂「…あの。 火というのは… 煙草に火をつけろということなのでしょうか?」

だが、それを聞いたインテグラは当然というふうに鼻を鳴らす。

インテグラ「他に何があるバカ者。 若いくせに気のきかん奴だ」

ぐにゃりと神裂火織の視界が歪む。

神裂「は、はぁ… すいません。 私は煙草を吸わないもので… あの。 彼は喫煙者なのでライターを持っているかと…」

そう言って神裂はステイルを指差した。 

ステイル「…か、神裂?」

こちらを見ようともしない神裂を見てステイルの顔が苦いものを噛んだように歪み、二人の魔術師が水面下で口喧嘩を始める。

だがインテグラにとってそんなことは興味がない。

インテグラ「火だと言っている。 誰でもいいからさっさと火をつけんか」

そう言ってピコピコと葉巻を揺らすインテグラに渋い顔をしたステイルが近づきZIPPOを取り出した。

969 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:48:02.17 ID:IgQtsJ/B0
さすがインテグラさんや
ステイルがハインケルに見える

970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:51:17.48 ID:9T2BZdHe0
さるよけ

971 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:56:24.13 ID:cl/5oVKb0
>>1000までに終わりそうだな支援

972 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 02:58:26.71 ID:ixU5G+GP0
だが、目の前に差し出されたZIPPOを見てインテグラは眉をしかめる。

インテグラ「フン。 ZIPPOか。 他にないのか? オイルで味が変わる」

ステイル「――ッ!」

子供の我侭のような文句を言うインテグラに危うく何事かの暴言を吐きそうになり大きく息を吐くステイル。

その時、錬金術師が声をあげた。

アウレオルス「“煙草に火を”」

それと同時にインテグラ咥えた煙草の先端に小さな火が灯った。

インテグラ「…ほぅ」

僅かに眉を上げ驚いた感情を示すインテグラが声の主であるアウレオルスを見ながら、ゆっくりと紫煙を吐き出した。

そしてそのまま、まるで何事かを思い出すようにジッとアウレオルスを見つめるインテグラ。

インテグラ「少年。 名はなんと言う?」

年季の入ったその物言いに逆らえる気が起きず、アウレオルスは自分の名を告げた。

アウレオルス「…アウレオルス=イザード。 チューリッヒ学派の錬金術師だ」

それを聞いたインテグラが大きく頷く。

973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:04:46.43 ID:QIStlEcLO
旦那は全く気まぐれやさんなんだから

974 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:12:11.36 ID:ixU5G+GP0
インテグラ「やはりな。 貴様の顔を見た時から気にはなっていたが、ようやく思い出せた。 貴様お尋ね者だろう?」

アーカード「ククク…これだから“老い”とは恐ろしい」

主の言葉を聞いたアーカードがクツクツと愉快げに笑う。

インテグラ「黙れバカ うるさいぞ」

そして笑うアーカードに間髪入れず言葉を返すインテグラ。

そのやりとりを見て呆気にとられたアウレオルスに向かってインテグラはニヤリと笑った。

インテグラ「ローマ正教の“隠秘記録官”だったのも昔。 今や世界中の宗派を敵に回した大馬鹿者で間違いないな?」

ズケズケと物を言うインテグラに思わず狼狽えるもすぐさま気を取り直すアウレオルス。

アウレオルス「――ッ! 敢然。 だが私は今でも後悔などしていない」

インテグラ「…なるほど。 骨はあるようだな。 丁度いい」

そしてインテグラはとんでもないことを口にした。


インテグラ「少年。 貴様は私の機関に、ヘルシングに所属しろ」

975 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:15:25.08 ID:IzgdJ9/z0
いきなり現れてやりたい放題だなwww
いいぞ、もっとやれ

976 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:23:00.42 ID:038ktwQWP
さすがヘルシング卿

977 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:26:52.25 ID:ixU5G+GP0
アウレオルス「な…何を言うのだ貴方は?」

アーカード「ほぅ…」

突然とんでもないことを言われ混乱する錬金術師と面白そうに笑うアーカード。

だが、インテグラはその反応も織り込み済みだと言わんばかりに説明をしだした。

インテグラ「ハッ よく考えて返事をしろよ少年。 もはやこの世界において貴様に安息の地は“ない” 違うか?」

それは事実だったが故に、アウレオルスは返事がすることが出来ない。

ローマ正教を裏切り、学園都市を敵に回し、十字教には賞金首をかけられたアウレオルス=イザードが身を置ける場所などどこにも無いのだ。

インテグラ「“だが” 我々は別だ。 異端も異端。 対化物に特化し“化物”を飼って“化物”を殲滅する特務機関、我々ヘルシングにはな」

紫煙を吐くインテグラ。

インテグラ「丁度うちも人員不足でな。 屋敷の警護から書記官まで仕事は幾らでもある」

そこまで言って意地悪げに笑うインテグラ。

インテグラ「そうだな… 少年が望むなら貴様の首を斬り飛ばして賞金を受け取りに行くのもいいかもしれん」

そう言われてはもうアウレオルスに反論する術はない。

アウレオルス「ぐっ…」

そんなアウレオルスの袖を再三引っ張ったのは姫神の小さな手。

978 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:30:24.95 ID:9KhgG9I60
旦那だけでもあれなのにヘタ錬金まで仲間に引き込んだら
ヘルシング機関がもはやチートどころの騒ぎじゃなくなるな

979 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:32:38.85 ID:QIStlEcLO
もれなく対パンピー吸血鬼最強兵器もついてくるしな

980 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:35:45.68 ID:ni9u2tt10
一つの機関がここまで強くなったら戦争起きそうだなw

981 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:38:13.23 ID:ixU5G+GP0
姫神「あなたの目的は。達成された。 私のことは。気にしなくてもいい。」

そう言われアウレオルスはハッと気付く。

インデックスを救いたいという彼の願いは既に叶っているのだ。

だが、この少女に対する恩義は?

“吸血殺し”姫神愛沙の枷を取り払うのは簡単である。

黄金の鍼を一本首筋に挿して、“そうあれかし”と唱えればいい。

しかし、それで終わってしまっていいのだろうか?

この身寄りのない少女を置いて彼だけが安住の地を見つけてしまっていいのだろうか?

そう葛藤しだしたアウレオルスをニヤニヤと見つめるインテグラ。

インテグラ「何。 安心しろ。 蜜月の期間くらいの休暇なら出してやらんわけでもない。 それとも…コブ付きのままこちらに来るか?」

途端、アウレオルスの顔が赤くなった。

アウレオルス「断然! それは貴方の勘違いである! 邪推はやめてもらおう!」

インテグラ「ほぅ… そうかそうなのか」

ニヤリニヤリとインテグラが、そしていつの間にか話に混じったのかセラスがニヤける。

そこでようやくアウレオルスは自分の袖を掴んだまま離そうとしない姫神秋沙に気がついた。

982 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:50:45.23 ID:cNnodAAl0
ヘルシング機関みんな集まってるよ


983 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 03:56:07.19 ID:ixU5G+GP0
それを見たインテグラがパンと大きく手を叩いた。

インテグラ「ハッ どうやら決まりのようだな。 受け入れの準備と手回しが終わり次第追って通達する」

強引に決定を下したインテグラが煙草を投げ捨てた。

インテグラ「いくぞ“吸血鬼” ついでだ、少々見物もして帰る」

そう言ってさっさと踵を返し部屋から出て行くインテグラ。

セラス「あっ! 待ってくださいインテグラ様ー!」

    「おいおい マジかよ! 巫女さんだぜ巫女さん! カーッ! 胸が高鳴るなーおい!」

セラス「だからー 人の中で煙草を吸わないでくださいって言ってるじゃないですかー!」
    
    「ハハハ 悪ぃ悪ぃ “つい”な 許せやセラス」

どこからともなく聞こえる男の声と会話をしながらインテグラを追うセラス。

そして、再び部屋の中には残ったのはアーカードのみとなった。

踵を鳴らし振り返る先には“聖人”が“魔術師”が“錬金術師”が“吸血殺し”が立っていた。

ゆっくりと大袈裟に一礼をするアーカード。

アーカード「ではな愛しい“人間”共よ。 いずれ御敵となって私の前に立つのを楽しみに待つとしよう」

その言葉と共に霧のように霞んでいくアーカード。

984 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:09:11.40 ID:ixU5G+GP0
そして、ふと気がついたように陽炎のように揺らいだアーカードの意志が立ちすくんだ少年少女に向けられる。

アーカード「神裂火織。 貴様の一太刀は確かに私に届いたのだ。 次は更にだ。 更に私を楽しませてくれ」

その言葉を聞いて何故か神裂火織は微笑む。

神裂「…勿論です。 次こそは貴方の心の臓腑に届かせましょう」

それを聞いたアーカードが笑う。

アーカード「クハハッ! せいぜい気張れ! “死神”と同じ武器を使うのだ。 そのことを胸に命じておけ」


もはやアーカードの姿はなく声だけがステイルに言葉を投げる。

アーカード「神父よ。 貴様はまだまだ青い。 神父と名乗るのならば我が宿敵であった“神父アンデルセン”を超えるまで諦めを踏破し続けろ」

その言葉を聞いてステイル=マグヌスは信じられないように呟く。

ステイル「“神父アンデルセン”…!? あれは“偉人”だ。 神の意志をそのまま“体現”した“聖人”じゃないか」

その言葉を聞いたアーカードが笑う。

アーカード「ククク…奴も人だ。 貴様と同じ弱い弱い“人間”だったのだ」

985 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:12:31.75 ID:Omlt/tiQ0
ぶるぅぁぁあッッ!!!!

986 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:21:34.72 ID:4jXIrYh3O
人間『だった』んだよなあ、アンデルセンw

987 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:23:54.32 ID:ogzLuiBz0
隊長いたぞwwwww

988 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:24:44.69 ID:pPdEY2u90
ちょうど1000で終わりそうだな

989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:27:00.14 ID:VXucUxmn0
あと1レスくらいで終わりかな?長かったなぁ。面白かった

990 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:27:41.38 ID:ixU5G+GP0
次にアーカードが言葉を投げかけたのは寄り添うようにその場に立つアウレオルス=イザードと姫神秋沙だった。

アーカード「そうだ。 歪んだ過去を背負った者の側に立てるのは歪んだ過去を背負ったもののみだ」

思わず姫神秋沙が中空に言葉を投げる。

姫神「…あなたは。 最初からこのつもりで?」

だがその言葉を聞いたアーカードが哂う。

アーカード「ハッ! 笑わせるなよ“吸血殺し” 今頃私が貴様等を縊り殺していてもおかしくはない。 貴様等はただ偶然の手に拾われただけだ」


そして…未だ部屋の片隅で昏倒してままの上条当麻に言葉を投げかける。

アーカード「ククク…最も弱い人間よ。 だが“だからこそ”小僧。 貴様には“可能性”がある」

意識のない上条当麻にその言葉は届いていないのだろう。

だが、アーカードは愉悦と期待の色を交えて上条当麻の“未来”に期待する。


アーカード「さて。 私も主の元へと駆けつけるか」

そう言って揺らいでいく気配にステイル=マグヌスが話しかける。

ステイル「待ってくれ! どうして… どうして僕達を今殺さない? なんで放っておくんだ?」

その言葉に神裂がアウレオルスが姫神がギョッとする。

991 :まだあるよ:2010/10/29(金) 04:34:00.97 ID:ixU5G+GP0
アーカード「ふむ…そうだな。 興が削がれたというのもある。 だが…」

僅かに沈黙したアーカードが言葉を口にしようとした時だった。

ころりとステイル=マグヌスの背中にいる小さな頭が動き、ムニャムニャと寝言を呟く。

       「うーん… とーまー もーおなかいっぱいなんだよ…」

ピシリと硬直する少年少女達。

その言葉を聞いてアーカードが大きな声で笑った。


アーカード「ククク・・・! そうだ! 今の私はもう充分に満ちている! ならば御馳走は後にとっておこうというわけだ!」


       「クハハッ! クハハハハハハ! “人間”よ! “人間”よ!!  私を失望させてくれるなよ?」


恐ろしい哄笑を闇に響かせながらアーカードの存在が闇に溶けていく。

そしてアーカードの存在が消えたのと朝日が挿し込んできたのはほぼ同時だった。



――かくして。

長い長い本当に長い一夜が明けた。

992 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:40:21.79 ID:Zdc4CuOx0
いい最終回だった


993 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:49:39.26 ID:ixU5G+GP0
■これは後日談である。

“錬金術師”アウレオルス=イザードはヘルシング本部に特別書記官としてその身を置くこととなった。

その頭脳と魔術を活かし、新参ながらもヘルシングの戦力として大いに貢献しているという。


“吸血殺し”姫神秋沙はヘルシングへの出向を希望。

だがアウレオルスに説得され高校を卒業するまでは学園都市にて学生生活を続けることとなった。


“聖人”神裂火織と“神父”ステイル=マグヌス

必要悪の教会の魔術師として世界中を飛び回る。

しかし彼等の心にはいまだ種火のように魔王の言葉がくすぶり続けている。


そして…“幻想殺し”上条当麻は右腕を断ち切られてから先のことを何一つ覚えていなかった。

右腕に顕れた巨大な龍の顎がいったいなんだったのか、それはまだ誰も…上条当麻ですら知らない。


世界の裏側には潜む恐ろしい吸血鬼は様々な波紋を、傷跡を、希望を残して自らの領地の元へと帰っていった。

だが。 いつまた再び吸血鬼が学園都市に顕れてもおかしくはないという夢のような…悪夢のような残滓は関わった“人間”全ての胸に刻まれている。


                        <end...?>

994 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:51:49.89 ID:VXucUxmn0
おつかれさまです!面白かったー、次作あれば期待してるぜ。

995 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:52:08.23 ID:EmxrVzi40
お疲れ、面白かった
明日OVA改めて出てるだけ借りてこよう

996 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:52:26.19 ID:YMcZyzGeO



久々の良SSだった

997 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:53:23.40 ID:2kzfDD300
素晴らしかった

998 :セロテープ ◆CERO.HgHsM :2010/10/29(金) 04:53:25.78 ID:ixU5G+GP0
ギリッギリで終わったwwwwwwww

皆の空気の読みっぷりに感動しました。

長々と付き合ってくれてありがとね。

あと何度か言われてたけど億泰学園都市とか禁書ジョジョとかも俺ですごめんなさい。

じゃーまたねー

999 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:54:06.81 ID:qheqQHsh0


1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/29(金) 04:54:09.14 ID:pPdEY2u90
>>1000ならOVA化

1001 :1001:Over 1000 Thread
16歳♀暇だから全レスします☆     こちらスネーク        1990年生まれ集まれ〜☆       安価でお絵描き
   中学生      遊戯王        新ジャンル    VIPで本格的にRPG作ろうぜ   XBOX360
        全力で釣られるのがVIPPERだろ!w   ポケモン      コテデビューする                  ら
が    カレシと別れそう・・・   初心者   鬱病♀だけど     彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪       き
っ      唇スレ         mixi招待するお     釣った厨房に安価でメールwwwww               ☆
こ  さみしい・・・誰かかまって       425はどこも変えてなかった              ピカ厨       自    す
う     時代の流れ     デブきめぇんだよ           捨てアド晒してメル友     メンヘラ     殺     た
い  VIPヌクモリティ   顔晒し      馴れ合いスレ  「〜だお」              コテ雑         し
き     今のVIPが嫌ならVIPから出てけww        A雑    大阪VIPPER集まれ!!☆        ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール   VIPでMMO           ネタにマジレスの嵐         す
く    隠れオタ           skype       パートスレ   Skype         mp3垂れ流し
な  住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン               二番煎じ
い       空気読め    リア充          ニコニコ動画   >>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お   付き合ってくだしあ><       今から元カノに痛メする  >>3 ウチは高校生だぉ☆
                                           >>9 うはwwこれがVIPクオリティw
    ∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !!  V∩     >>2 自重しろwwwww          Be
ハ  (7ヌ)                               (/ /    >>7 ブラウザゲーやらないか?
ル  / /                 ∧_∧         ||                          モリタポ
ヒ / /  ∧_∧     ∧_∧  _( ゚ω゚ ) ∧_∧   || 埼  >>5 2chって有料なんですか?
  \ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄      ⌒ヽ( ゚ω゚ ) //  玉  >>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
    \       /⌒   ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒    ⌒ /    O  >>8 お母さんに何て言えば
     |      |ー、      / ̄|    //`i構って女/     F   安価で絵描くお
低    | 恋愛 | | 厨房 / (ミ   ミ)  |    |     F   14歳♀中学生処女だけど質問ある?  ハ
年    |    | |     | /      \ |    |                                  ム
齢    |    |  )    /   /\   \|       ヽ   PCに詳しい人ちょっときて!!!   イ      ス
化    /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |        電車男              ミ       タ
     |  |  | /   /|   / レ   \`ー ' |  |  /  サーセンwwwwwwwwwwwwwww   フ      |


                                                              ニュー速VIP
                                                             http://yuzuru.2ch.net/news4vip/ 


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