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ファンタジー剣士バトルロワイアル 第三章

1 :創る名無しに見る名無し:2010/08/10(火) 22:15:23 ID:nllId9QM
ここは創作作品に登場する剣士っぽいキャラクターでバトルロワイヤルをする企画スレッドです。


前スレ  
避難所  ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/13953/


まとめwiki  ttp://www35.atwiki.jp/irohahifumi/


名簿

3/4【魔法騎士レイアース】 ○獅堂 光/ ○龍咲 海/ ●鳳凰寺 風 / ○ノヴァ(レイアース)
3/3【DRAGON QUEST-ダイの大冒険-】 ○ダイ/ ○ヒュンケル/ ○ノヴァ(ダイの大冒険)
2/2【刀語】 ○錆白兵/ ○宇練 銀閣
2/2【喰霊-零-】 ○土宮 神楽/ ○諫山 黄泉
2/2【サクラ大戦】 ○大神 一郎/ ○真宮寺 さくら
2/2【侍戦隊シンケンジャー】 ○志葉 丈瑠/ ○腑破 十臓
1/2【ドラゴンクエストU】 ●ロラン(ローレシアの王子) / ○サトリ(サマルトリアの王子)
2/2【ファイナルファンタジーX】 ○バッツ・クラウザー/ ○ギルガメッシュ
2/2【ファイナルファンタジーZ】 ○クラウド・ストライフ/ ○セフィロス
2/2【ファイナルファンタジータクティクス】 ○アグリアス・オークス/ ○シドルファス・オルランドゥ
2/2【Fate/stay night】 ○セイバー/ ○アーチャー
2/2【ベルセルク】 ○ガッツ/ ○グリフィス
1/2【ランスシリーズ】 ●ランス / ○小川 健太郎
1/2【ONE PIECE】 ●ロロノア・ゾロ / ○ブルック
1/1【エンジェルハウリング】 ○ミズー・ビアンカ
1/1【CLAYMORE】 ○クレア
1/1【海皇紀】 ○トゥバン・サノオ
1/1【学園キノ】 ○静
1/1【スターウォーズ】 ○ダース・ベイダー
1/1【聖剣の刀鍛冶】○セシリー・キャンベル
1/1【ゼロの使い魔】○平賀 才人
1/1【戦国BASARA】 ○伊達 政宗
1/1【空の境界】 ○両儀 式
1/1【とある魔術の禁書目録】 ○神裂 火織
1/1【東方Project】 ○魂魄 妖夢
1/1【テイルズオブヴェスペリア】 ○ユーリ・ローウェル
1/1【テイルズオブシンフォニア】 ○ロイド・アーヴィング
1/1【テイルズオブファンタジア】 ○クレス・アルベイン
1/1【鋼の錬金術師】○キング・ブラッドレイ
1/1【ファイヤーエムブレム烈火の剣】 ○リンディス
1/1【ブギーポップシリーズ】 ○高代 亨(イナズマ)
1/1【魔法少女リリカルなのは】 ○シグナム
1/1【魔法陣グルグル】 ○ニケ
1/1【魔法先生ネギま!】 ○桜咲 刹那
1/1【ワイルドアームズ アルターコード:F】○ブーメラン


48/52
【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる
生き残った一人だけが、元の世界に帰ることができる
  ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる

2 :創る名無しに見る名無し:2010/08/10(火) 22:16:24 ID:nllId9QM
【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収(義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない)。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される
ゲーム開始直前に以下の物は「デイパック」などの鞄類、もしくはそれに類する持ち運び可能な物に詰められ支給される
「地図」「コンパス」「照明器具」「筆記用具」「水と食料」「時計」「ランダムアイテム」「刀剣」
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1個入っている。
(回復アイテムや装飾品、補助武器など。バランスを崩しそうな物は書き手の自己責任で制限、巨大ロボットなど、制限の仕様のないものは支給不可)
「刀剣」→全参加者に一振り、必ず剣か刀などの刀剣類が支給される


【予約について】
  騙り防止のためにトリップ必須。書き込む前にトリップキーが割れていないか検索を推奨。
  したらばの予約スレッドにトリップをつけて書き込んで予約する。
  予約期限は予約時間から3日。延長申請すればさらに2日期限を延ばせる。


【禁止事項】
  一度死亡が確定したキャラの復活
  大勢の参加者の動きを制限し過ぎる行動を取らせる
  時間軸を遡った話の投下
  話の丸投げ
  トリップ割れによる成りすまし


【議論・修正協議について】
  したらばの議論スレにて発議。
  本スレは投下と感想の場であることを徹底し、次に投下する人の邪魔にならないようにする。
  これはリレー小説です、一人で話を進める事だけは止めましょう。


【禁止エリアについて】
  放送から1時間後、3時間後、5時間に2エリアずつ禁止エリアとなる。
  禁止エリアはゲーム終了まで解除されない。


【放送について】
  0:00、6:00、12:00、18:00
  以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。


【作中での時間表記】


  深夜:0:00〜3:00
  黎明:300〜6:00
  朝:6:00〜9:00
  午前:9:00〜12:00
  昼:12:00〜15:00
  午後:15:00〜18:00
  夕方:18:00〜21:00
  夜:21:00〜24:00



3 :創る名無しに見る名無し:2010/08/10(火) 22:27:30 ID:+WLCZEVn
/   //   /   //    ______     /   //   /
 / //   /|   r'7\ ,.ヘ‐'"´iヾ、/\ニ''ー- 、.,   /    /
  /   / |  |::|ァ'⌒',ヽ:::ヽrヘ_,,.!-‐-'、二7-ァ'´|、__
`'ー-‐''"   ヽ、_'´  `| |:::::|'"       二.,_> ,.へ_
         /  //__// / / /      `ヽ7::/
 か っ も  |  / // メ,/_,,. /./ /|   i   Y   //
 ァ  て う.  |'´/ ∠. -‐'ァ'"´'`iヽ.// メ、,_ハ  ,  |〉
  |  約 ク  ヽ! O .|/。〈ハ、 rリ '´   ,ァ=;、`| ,ハ |、  /
  |  束 ソ   >  o  ゜,,´ ̄   .  ト i 〉.レ'i iヽ|ヽ、.,____
  |  し  ス  /   ハ | u   ,.--- 、  `' ゜o O/、.,___,,..-‐'"´
  |  た  レ  |  /  ハ,   /    〉 "从  ヽ!  /
  |  じ  は  |,.イ,.!-‐'-'、,ヘ. !、_   _,/ ,.イヘ. `  ヽ.
 ッ .ゃ .立   |/     ヽ!7>rァ''7´| / ',  〉`ヽ〉
 ! ! な  て   .',      `Y_,/、レ'ヘ/レ'  レ'
   い  .な    ヽ、_     !:::::ハiヽ.   //   /
   で   い   ./‐r'、.,_,.イ\/_」ヽ ',       /  /
   す      /    `/:::::::/ /,」:::iン、 /    /
          〈  ,,..-‐''"´ ̄ ̄77ー--、_\.,__  /
      ,.:'⌒ヽ ´         | |  , i |ノ   `ヾr-、

4 :創る名無しに見る名無し:2010/08/10(火) 23:17:00 ID:1boTd+2w
>>1乙です

5 :創る名無しに見る名無し:2010/08/10(火) 23:22:06 ID:ERduw3tF


だが>>1でいきなりネタバレがあるのはいかがなものか

6 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 17:28:00 ID:UfBPTvLl
即死回避ってどのくらいだっけ?

7 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 17:38:20 ID:UfBPTvLl
とりあえず適当に伸ばしとく

8 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 17:46:02 ID:UfBPTvLl
 

9 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 17:56:51 ID:NEd1w62+
10じゃね

10 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 17:57:43 ID:UfBPTvLl
 

11 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 18:15:25 ID:Rq8bcwA7
10だっけ?

12 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:37:58 ID:IBft61hS
代理投下します

241 : ◆I2ss/4dt7o:2010/08/11(水) 22:26:08 ID:UUVk7Mso
リンディス、十臓、トゥバン投下します

13 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:39:21 ID:IBft61hS
-T-

「ぬ!?」

「どうした、トゥバン」

クラウドが去った後、まだ呑気に寿司を食べていた十臓とトゥバンサノオ。
結局寿司を全て喰われてしまい、少し悲しい顔をしていた十臓が、トゥバンの声に首を上げた。

「この塔……揺れておるぞ」

「地震など、そう珍しい事でもあるまい」

地震が多い国に住んでいた十臓は平然としていたが、トゥバンは違う。
トゥバンとて船に乗って自然の揺れを感じた事はある。
それとこの揺れとは、明らかに質が違っていた。

「この断続的な揺れ……何者かがこの塔に攻撃を加えておるのではないか!?」

「何を馬鹿な……二の目を出した外道衆ならともかく、このデカブツを動かせる者など……」

十臓が塔の縁に立ち、周囲を見渡す。
そこには巨大な怪物も、機械で構築された侍の王もいなかった。
だが、揺れは収まるところを知らない。
もしやと視線を下に向ける十臓にトゥバンも倣う。
常人を遥かに上回る二人の視力は、信じられない物を捉えていた。

「女……か?」

「塔の外壁に向けて剣を振るっているように見えるが……な!?」

揺れが、20倍ほどに膨れ上がる。
これは崩れる―――直感した時には既に遅い。
塔の天辺にいながら落下する感覚を覚えつつも、剣士二人は何故か笑っていた。

14 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:40:14 ID:IBft61hS
−U−

「あはははははっ!凄いよこの剣ッッッ!!リスゥ!今帰るからね!?」

哄笑をあげながら崩れ落ちた塔を見つめる女、リンディス。
服がびしょ濡れであるところを見ると、橋を渡らずに川を泳いできたらしい。
彼女はあくまのしっぽから来る悪魔の囁きとの対話を続けたことにより、完全に狂気に陥っていた。
ロワの目論見どおり、凶悪な殺人者【ジョーカー】へと成り果てていた。
巨大な魔獣、ギガンテスをも屠る破壊の剣の圧倒的攻撃力を連撃として放てる破隼の剣。
その恐るべき威力の前に興奮を隠しきれず、リンディスは確信していた。

「全てを破壊すれば、皆の元に帰れるんだ……必ず帰れるんだ!」

だが、その笑いはやがて止まる。
崩れた塔の跡から、二人の剣士が何事も無かったかのように姿をあらわしていた。
これほどの崩壊から生還する相手がいるとは(それも二人もだ)、リンディスも身構える。

「ふん、期待してはいたが。ただ強大な力を得ただけの小娘とはな。笑わせる」

「そういうなジューゾー。力を持つ者に貴賎はない。
 わしを満足させてくれるならば鉄屑だろうと小娘だろうと構わんよ」

ふてくされたように瓦礫の山の上に座る十臓を流し目で見ながら、トゥバンサノオは剣を抜く。
リンディスもまた破隼の剣を構え、塔を破壊した力を一人の人間に向けようとする。
だが、その激突に十臓がまったをかけた。

「待てトゥバン!貴様、志葉丈瑠の刀を小娘の血で汚すつもりか?こっちを使うがいい」

「勝手な奴だ……この女、慣れぬ剣で易々倒せる程度の相手ではないぞ」

言いつつ、トゥバンはシンケンマルを十臓に投げ渡し、放られたクレイモアを受け取ろうと手を伸ばす。
しかし、その瞬間を見逃すリンディスではない。
あくまのしっぽが呪いのように繰り返す友の声に従って敵の懐に飛び込み、
先ほど塔を落とした破隼の剣での奥義を放つ。

15 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:41:05 ID:IBft61hS

   ロ   ン        ダ ル キ ア
「草原氷鳴散らす―――極寒の猛禽!」

ロンダルキア。邪神官ハーゴンが支配する異教にして魔境の地。
そも、破隼の剣はその地の中でも最も濃い悪意を孕む場所でしか存在し得ない、奇跡に等しい剣である。
否、剣だけではなく『呪い(デメリット)を無視して本来最高峰の性能を持つ呪具の真力を使う』秘技の産物の総称なのだ。
ロワが当然のようにこの殺し合いの地に地球の記憶が保管しているサーヴァントを呼び出せたのと同じく、
この剣もまたロワが行った奇跡によって召還された、いわばアーティファクト・サーヴァント。
僅かな力量の上昇や装備の変更でも霧のように効能が霧散する、儚くも無敵の装備群。
優れた戦士がそれらを以って放つ奥義は時代と気候を超えて、在りし日の威容(チート)を再現する。
刀身は音速に至り、直撃すれば150mmの厚さの鋼鉄壁をも砕く二連撃。

だが、それをトゥバンは容易くかわした。

「な……!?」

「全てにおいて森守以上の一撃ではあった。だが、借り物の一撃ではわしの心は恐怖に凍りはせん」

クレイモアを受け取り、振り上げたトゥバンが嘯く。
だが、この時点ではリンディスが未だ有利。
懐に飛び込んでいる相手を斬るには、クレイモアは大きすぎる。
なんだかんだと言っても、リンディスの渾身の一撃をかわしたのだ、トゥバンの体勢も乱れている。
トゥバンがあの剣を振り下ろす前に、もう一撃奥義を放つ余裕があると判断し、リンディスが剣を構える。
が、次の瞬間、トゥバンの左手がリンディスの細首を掴んでいた。

16 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:42:03 ID:IBft61hS

「―――」

「ぬん!」

トゥバンが力を込め、声も出せないリンディスの首を圧し折る。
操り師をなくした人形のように力なく崩れ落ちるリンディスを見届け、
トゥバンは背を向けて十臓の方へ歩き始めた。

(出来れば剣で決着を付けたかったが……ああしなければやられていたか。
 あの男なら、こんな葛藤を感じることはないのだろうがな。
 しかし、わしが剣だけで勝てぬ相手がこれほどおるのならば、世界最強などより
 遥かに上の称号を、ここで見つけられるかもしれんのか……)

「トゥバン、油断したな」

「!?」

物思いに耽っていたトゥバンが、背後の気配を読み取る。
振り返るより先に、トゥバンの命脈は絶たれていた。
十臓は、それをつまらなそうに見届けつつも、シンケンマルを抜き放った。

17 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:42:54 ID:IBft61hS

−V−

「ぎゃあああああああ!!!」

断末魔をあげてトゥバンが崩れ落ちる。
同時にクレイモアを、破隼の剣が粉々に砕いていた。

「トゥバン……貴様とは短い付き合いだったが、同じく修羅の道に墜ちた身。骨くらいは拾ってやるか」

トゥバンの死体を脇に蹴り飛ばして迫るリンディスに、十臓が外道衆の真の姿をもって向き直る。
リンディスは突如姿を変えた十臓に警戒したのか動きを止め、破隼の剣を持ち直した。

「回復のからくりは……それか」

「気付かないほうが悪いのよ、違う?」

リンディスの足元に転がった瓶。【エリクサー】と記されたその薬品によって、リンディスは不意打ちを敢行したのだ。
十臓が、異形の口で返答する。

「いや、悪いのはお前だ。治療の術を戦場に持ち込むなど、臆病者のやること。
 トゥバンの意気に対し、貴様は奇策で返した……お前の罪は重い」

十臓の姿が掻き消える。
リンディスはとっさに破隼の剣を構えたが、本性を現した十臓のスピードはトゥバンの5倍以上。
人知を超えた動きの前に、リンディスの焦りが積もる。
剣戟は次第にリンディスの知覚限界を越え、もはや破隼の剣に頼った防戦一方である。

「く……これほど強いなら、なぜ仲間を助けなかったの……?」

「俺に仲間はいない」

18 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:43:50 ID:IBft61hS
防戦にも限界は来る。
リンディスの一縷の隙を突き、十臓がその脚の腱と、尻に付けられた尻尾を斬り飛ばした。
たまらず倒れこむリンディスの目に、光が戻る。友の声は聞こえなくなり、恐怖心だけが残る。

「やはり、その魔臭濃い尻尾が貴様の心を染めていたようだな……正気に戻ったか、娘」

「わ……わたしは、ロワにそそのかされて……」

「そんな事は聞いていない」

「い、いや!死にたくない!わたしはまだ死ぬわけにはいかないの!」

「……死ぬ覚悟もなく甘言に乗り、人を殺す貴様はもはや剣士とは言えん。介錯はせんぞ、小娘……!」

冷徹な声で断ずる十臓。
愛すべき家族が封じられた刀で多くの命を奪ってきた彼に、慈悲の心など存在しない。
リンディスを正気に戻したのは、出来る限り苦しめて殺すためだった。
まず、右足を切断する。それを横腹に倒れているリンディスの目の前にまで持っていき、八つ裂きにする。
悲鳴をあげるリンディスに一切構わず、十臓はその行為を淡々と行った。

「ばぱゃああああああああっ!!!」

「楽に死ねるとは思うな。これをあと三度繰り返し、達磨になったお前の身体の残りを少しずつ踏み砕く」

「あ……が……」

「頭を潰すまで、死ぬんじゃないぞ……む?」


左腕を切断した直後に、リンディスはショック死したようだった。
舌打ちして、破隼の剣を拾い上げる十臓。なるほど、これは名刀だ。

「あんな小娘に使われて辛かっただろう。これからは俺がお前を裏正のつなぎとして持っていてやろう」

『その通り……彼女はとんだ期待はずれでした』

「!?」

変身を解いた十臓の頭に、聞き覚えのある声が響く。
忘れるはずもない、この声の主は……!
目を凝らせば、謎の女がリンディスの死体の傍に立っていた。

19 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:44:45 ID:IBft61hS

「ロワ……とか言ったか。小娘の妄言は真実だったようだな」

『その通りです、腑破十臓。私はそこのゴミをこのゲームの管理人として選ぶつもりでした。
 しかし彼女は弱かった……アイテムで補強しなければ殺し合いも出来ないような者を選択したのが
 そもそもの間違いだったのかもしれません。次は、貴方を指名します。その剣を用いて、
 思うままにこの殺し合いを加速させてください』

「それは別に構わんが、貴様はこの遊戯の主催者のはず。表に出てきすぎではないのか?」

『……やむを得ないことなのです。私の主に残された時間は少ない。
 いつ奴らがここを嗅ぎつけるかも分かりませんし、出来る限り早めに最強の一人を決めねばならないのです』

十臓としては、戦えればそれでいい。
誰の顎で使われようとも、気に入らなくなればその顎を切り飛ばして次にいくまでだ。

「条件がある。このシンケンマルを志葉丈瑠―――本来の持ち主の下へ戻せ」

『……いいでしょう。しかし、彼の居場所は教えられません。貴方が満足して死んでしまっては、
 またすぐにジョーカーを選びなおさなくてはならなくなりますから』

「チッ。まあいい。とっとと失せろ、貴様の存在は何故か気に障る」

『頑張ってください。なるべく早く、この剣は志葉丈瑠の元へ届けます』

ロワが、獅子ディスクをはめたシンケンマルを持って姿を消す。
十臓はトゥバンとリンディスの死体を放置し、あたらしい寝床を捜して歩き始めた。
日は昇り始めている。


【リンディス@ファイアーエムブレム烈火の剣 死亡確認】
【トゥバン・サノオ@海皇記 死亡確認】
【残り46人】

20 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:45:36 ID:IBft61hS


【B-2/廃墟(塔跡)/一日目/黎明】

【腑破十蔵@侍戦隊シンケンジャー】
【状態】疲労(小)
【装備】破壊隼の剣@ドラゴンクエストU
【道具】基本支給品×3
【思考】基本:志葉丈瑠との決着をつける。斬り合いを存分に楽しむ。
 1:とりあえず、拠点を探す。
【備考】
 ※シンケンレッドとの決闘直前からの参加。

 ※ロワの手により、シンケンマル@侍戦隊シンケンジャーと獅子ディスク@侍戦隊シンケンジャーが
   志葉丈瑠の元へ送られました。いつ届くかは以後の書き手氏にお任せします。

21 : ◆hbgNtxXFuj8U :2010/08/11(水) 22:46:54 ID:IBft61hS
250 : ◆I2ss/4dt7o:2010/08/11(水) 22:33:35 ID:UUVk7Mso
投下終了です。

先に避難所に書き込んだ後「あれ?俺本スレにかきこめね?」と思ったのは秘密だ

22 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 22:56:47 ID:Rq8bcwA7
投下乙です

あの剣が十蔵に渡ったか…

23 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 23:04:51 ID:UfBPTvLl
またこういうのかよ
もう悪意隠すつもりすらないんだな
まあ特に矛盾とかはないし、通しでいいと思うけど
俺はもう無理
金輪際このロワに関わる気失せた
あとは勝手にやって

24 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 23:19:55 ID:kG5Qfp3Y
この作者、色々言われてたランスを一話目で殺した人だよね?
今度は主催サイドになったリンディスを一話殺し。
こういうのがロワの進行のために良いとか勘違いしてるんじゃないかな?
二度やったなら三度、四度とやるだろうね。

25 :創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 23:51:30 ID:vUsriweI
ギルガメッシュの人と同じ基準で言えばアク禁ですな
ジャスティスロワ辺りに放流しようぜ

26 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 00:42:00 ID:RkmLe1nQ
>>25

> ギルガメッシュの人と同じ基準で言えばアク禁ですな
> ジャスティスロワ辺りに放流しようぜ



そういうのは冗談でもやめような

27 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 09:39:32 ID:ZTTYb8CZ
あんな明らかに荒らし目的の奴でも、満場一致で糾弾することも出来ないんだな
擁護してる奴の気が知れない
あの書き手残しといていいことがあると、本気で思ってる奴がいるのか

28 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 10:59:25 ID:L2FEa+4c
擁護している奴は作者の自演なんじゃ?

29 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 11:12:09 ID:j7Rb2X6O
まぁナチュラルに荒らし成分高めの奴は多いからなぁここ

30 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 12:16:22 ID:pSsJJuwP
アウトローな方向性でいいんじゃないの
こういうロワもあっていいさ

31 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 15:40:14 ID:ZTTYb8CZ
ほらみろ、やっぱりあのバ書き手、最初から荒らしだったんじゃないか
さしずめ自分の書いたOPが不評だったのが気に入らなくて、企画自体潰そうとしたってとこかな
実際あいつのせいでここ去った人も結構いそうだし

32 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 16:49:48 ID:DmQxy3DB
それ以前にここは読み手の態度が最悪に近いからなあ
感想なんて皆無に近いし、議論の際は煽り口調が普通
どこぞのスパロボロワじゃないんだから

33 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 16:53:28 ID:I/PKQTpO
議論スレはトリつきの書き手の発言でなければ意見ではないとした方がいいよな
例の書き手も名無しで荒らしてたし

34 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 19:14:25 ID:MjcnhOL0
この空気だと書き手離れが心配だ

35 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 19:56:57 ID:52aufs8z
どうでもいいけど、SS自体の議論がされてないからSSは破棄なのかどうか決まってないね
書き手や管理人は声高に叫ぶだけ、そのうえ書き手の中に荒らしも混じっててまともに議論が機能しないんじゃ
そりゃあ空気も悪くなるわ

36 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:01:47 ID:ZHfse4Z9
むしろあの流れで破棄されてないんじゃないか、とか思うお前のほうが・・・
こっちで言うあたりすでにアク禁されたかIP握られたくないだけだろうけど

37 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:04:59 ID:RgkM8fkg
まともな議論なんてなくても、書き手が荒らしだったんだから破棄は確実だろ
まあ議論がしっかりしてないのは今回に限った事じゃないから気持ちは分かるが

38 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:07:51 ID:RZPkkzvs
やっぱり毒吐きスレは必要だったかなぁ
議論スレの4〜5割近くが毒吐きの領分みたいな書き込みだし

39 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:13:48 ID:/XmEkqM9
管理人氏が明言した酉を出さないと議論スレへの書き込みは無効ってのが完全に無視されてるのはちょっとな
めんどいけどルール議論スレみたいなの作らないと駄目か

40 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:31:35 ID:KaUIHWDs
したらばに投下来てるけど、また露骨な処理SSだなぁ
ああいうのってあまり早くこっちに転載しないほうがいいの?
昨日の荒らしSSもこっちに持ってこられて混乱してたし

41 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:32:38 ID:j7Rb2X6O
>>39
そんなん明言してたか?
ざっと見てみたが鳥出しで…ってのは一回だけ提案されたくらいの話だった気がしたが

42 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:38:45 ID:z9u6YMTk
えっ、あれは問題ないだろ
大した実力も無いのに迷いを抱いたままブルックに会えばああなるよ
それに処理だったとしてもこれで道連れにされる危険性が無くなったと思えばOK

43 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:43:48 ID:VUX0qXtd
意図は丸見えだけど、昨日のと比べれば道連れもいないしまあマシ
俺は転載する気起きないけど、転載すること自体には問題はないと思うよ

44 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:45:42 ID:z9u6YMTk
大体、書き手枠の道連れで
票をちゃんと獲得したキャラが死ぬってなんの冗談だ

45 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 20:52:55 ID:VUX0qXtd
まあ誰得ぞろいの書き手枠をいかに上手く根絶するか、が序盤の課題といってもいいしな
しかし書き手枠なぁ 書き逃げor何も考えずに好きなキャラを出す連中ばかりに
奪われるのを当初から予測しろってのが無理なのはわかるが 惜しかったよなぁ

46 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:23:02 ID:j7Rb2X6O
>>44
いや、その考え方はおかしいが…登場話できっちりこいつの先が見てみたいと思ったの筆頭くらいだもんな

あとWノヴァも混乱を招きそうだ

47 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:24:59 ID:VUX0qXtd
強いて言うなら静…実際には静に振り回される刹那くらいかな、先が見たいのは
せっかく特別枠で出したのに他の誰でも出来るような役回りをさせられてる奴はちょっと…

48 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:32:05 ID:z9u6YMTk
言い過ぎたか…
別に最終選考に残ってたキャラは良いんだよ
こいつ、選考にすら残ってなかったんだろ?
トゥバンとかならまだしも、そんな奴の葛藤とかいらないしズガンを責める理由がないよ
首輪の盗聴機能とか現代人の知識をセシリーに伝えたしもういらないです

49 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:34:58 ID:dm9beOyt
ラノベのキャラだのエロゲのキャラだの、節操がなさすぎるんだよね
しかも剣士!とかファンタジー!って感じのキャラってわけでもないし
まあ済んだ事を掘り返すよりガンガン排して先に進む事を考えた方が健全だぜ

50 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:47:38 ID:Ow4FQgb0
セシリーは「剣士!とかファンタジー!って感じのキャラ」ど真ん中だったけどな
そういやログ見なおしてみたら◆I2ss/4dt7oとかいうカスのOPって得票数0だったのなw

51 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:50:13 ID:dm9beOyt
クロスの奴だっけw
実は俺あの時結構ネガキャンしてたんだけど、大正解というwww
それにしても誰も代理投下しねえな
仮投下スレの感想があんまりでちょっとかわいそうになってきた

52 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:52:18 ID:z9u6YMTk
承知の上だろ

53 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:53:04 ID:xdBas1um
確か今通ってるOPの書き手も追放されたんだっけ…オリ主催書く奴にはろくなのがいないって事でFA?

>>51
感想って言うか…内容自体へのレスが皆無じゃん

54 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 21:58:34 ID:j7Rb2X6O
別に追放されたわけじゃない
サイトセシリーズガンにキレて出てったんじゃなかったか
まぁ鳥が違ってたからどうだか知らんけど

55 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:31:32 ID:ZTTYb8CZ
処理だったとしても、普通に話として面白ければ何も問題ないだろ
とりあえず代理投下するわ
こんだけ人いるんだったら支援してくれよな

56 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo代理:2010/08/12(木) 22:31:40 ID:j7Rb2X6O
代理投下します

57 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo:2010/08/12(木) 22:32:27 ID:ZTTYb8CZ
平賀才人は優しき人間である。
犠牲を厭い、犠牲に愛する人間が宛がわれるならば、己を犠牲する人間だ。
その優しき性根に併せ、神の左手、ガンダールヴの印をその左手に秘めており、困難を乗り越える力を身につけている。
だがそれをひけらかすこともせず、親しき者はそんな彼を身分の差を越えて扱い、慕い、接する。
まさに理想的な人間だろう。

だが欠点があるとすれば、良くも悪くもサイトの行動原理が「愛する人間」にあるということだ。
朝焼けが広がる頃、草原地帯を歩む彼の顔が晴れぬのもそのためである。

彼は迷い続けていた。
ロワから受信したメール。
“本当の願いは優勝すれば叶う。何も得ずに死にたくはないだろう?”という一文。
彼は理由は無いがセシリーには送られていないと確信していた。
だがその根拠の無い確信は自らの全てを見透かされているような気分にさせた。
日本のそれなりに豊かな学生としての日常を捨て、異世界ハルケギニアに飛ばされ、
使い魔として生きることになった自分の背景も事情も。

そして彼は「if」を考え始めた。
もしも平賀サイトが殺し合いに乗ったならばという「if」
彼の脳裏に過ぎったのは、一人目の仲間、セシリー・キャンベルである。

(セシリーはこんなこと絶対おもわねえだろうな……)

あの正義感の塊のような少女。
この殺し合いに乗った実力者グリフィスすら止めようとした彼女である。
今頃、反逆せんと意気込んでいるだろう。
短時間しか話せなかったが信頼するに値する人物。
しかし優勝するということは彼女すら、今差している刀で―――――――――

「……やめだやめだ」

はぁ、と深くため息をついた。
単独行に伴う緊張で短時間ながら疲れているのかもしれないとサイトは思った。
こんなことを想像して、良い事なんて無い。
考え方を変えて携帯をとりだし、ロワからのメールを再度開く。
人の弱みにつけこむ忌々しいメールを見つめ、『返信』を押した。

(こっちからも送れるか……?)

このメールがロワ自身によって送信されたものという確証はない。
しかし、もしも送信されたならば。
それは独自の交渉ツールを得たことになる。
交渉によって、このゲームから脱出する難易度を下げることができれば。
例えば、報酬も神の力を持つ剣を得るという権利も放棄し、ロワが指定する人数、もしくは人を殺すことができれば帰してくれるとか。
駄目で元々と自らを戒めつつ、サイトはそんな淡い期待を抱いた。
だからだろうか、目先の餌に釣られ警戒が疎かになっていたのは。


文字を入力しようとしたその時、サイトの目が大きく見開かれた。


その位置から離れるため、サイトの体が弾かれた様に左に飛んだ。
ガンダールブとして、戦士としての嗅覚がサイトを飛ばせた。
しかし遅い。
彼が反応するよりも数瞬早く、襲撃者は踏み込み、右へと切り払っていた。
サイトが動きに遅れて視界の片隅に剣戟を視認したときには、
切り口から血を撒き散らしながら携帯電話を持っていた右腕が宙を一回転していた。


58 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:32:54 ID:j7Rb2X6O
>>55
む、被るか?
どうぞどうぞ

59 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:33:11 ID:ZTTYb8CZ
げ、被った
どうしよう
続けていい?

60 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:34:14 ID:z9u6YMTk
うおおおお
支援だ!

61 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:34:53 ID:j7Rb2X6O
支援に回ります

62 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo:2010/08/12(木) 22:37:55 ID:ZTTYb8CZ
続けての一閃。
サイトはこれをかわした。というよりも襲撃者が外したというべきか。
根元から片腕を失い、うまくバランスを取ることができず転倒したサイトの動きを計算できなかったのだ。
7万の軍勢を相手どった時も腕を失えど戦い続けた経験を持つサイトだが、それは事前に覚悟していたため。
今回は死角から不意の一撃であり、その差は大きい。
それでも偶然ながら襲撃者の足元に潜り込んだサイトは、無我夢中で右足を前方の脅威の腹部につきだした。


バキ


その音はサイトの予想とは違った。
人間の柔らかい腹部を蹴った感触ではなく、むしろ物を蹴ったような感触。
しかも予想以上に軽く、蹴っただけで吹っ飛んだ。
そうして足元にいたので見えなかった全体像も、蹴られて後退した為見えた。

「なんだよ……こいつは……」

ギーシュやフーケが練成したゴーレムなどを撃破してきたサイトでも驚嘆を禁じえなかった。
その姿はあらゆる人々の終着点である死の象徴、骸骨。
あるいは右腕を奪われたサイトには命を刈り取りにきた死神にも見えた。
周囲への注意が散漫だった後悔と、傷口より零れ落ちる鮮血、切られた後になってからやってくる苦痛、
そして近づいてくる物言わぬ死神は彼に冷静さを取り戻す余裕すら与えなかった。

(剣を……剣をとらねえと!)

サイトが刀の柄を握ると骸骨が用心したように反応を示した。
サイトは震えが止まらなかった。
尻餅をついた体勢では不利ということで、立ち上がるために刀の柄を離そうとしても、吸い付いた様に離れることは無い。

「近づくな……!俺に近づくなぁ!!!!!!」

7万の軍勢を前にしても勇猛果敢に立ち向かった男が、恐れを顔に浮かべる。
7万の軍勢といっても、彼らは自分と違って魔術が使え、ルーンなど無いが確かに同じ人間だった。
だが目の前の者は違う、別次元の存在であった。
サイトに歩み寄る死の恐怖、一度経験したものとは性質が違う。
何も為せず、迷いを抱いたまま、無意味な死を遂げる事への恐怖。
意思に反し和道一文字は抜けなかった。

63 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo:2010/08/12(木) 22:38:38 ID:ZTTYb8CZ
――――――――スィ〜〜〜〜〜〜


すると襲撃者はサイトの眼前で剣を動かし始めた。
サイトは突然のことで唖然として、前後左右に動くそれを目で追うしかできなかった。
頭がついていってないのだ。
動作を終えると襲撃者はサイトの脇を通り過ぎた。
その足取りは軽い。それがどれほどサイトを刺激したかは言うまでも無かろう。

刀で背後の死神を断て!!

左手のルーンがサイトを鼓舞するように光る。
だがサイトにはそれを実行することができなかった。
死神を見つめていた筈の視界が一転し、気づけば空を見ていたからだ。


―――――――――スゥゥ


立ち止まったブルックが剣を鞘に収め始めた。

「…鼻歌三丁…」

サイトとブルックには根幹で共有する部分がある。

人を殺すことを良しとしないこと。
戻るべき場所を有すること。
そのために殺し合いに乗るか考えたこと。

しかし、大きな違いもまた存在した。

サイトはセシリー・キャンベルを殺すことすらイメージできず
ブルックは鳳凰寺風を実際にその手に掛けた。

そんな二人の出会いは偶然であった。
しかしこの結果は必然であった。

平賀サイトの敗因は迷いを断ち切れぬ「人間」であったから。
ブルックの勝因は迷いを断ち切った「死神」であったから。
迷いのために彼は全てにおいて後手に回ってしまったのだ。

64 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:39:38 ID:j7Rb2X6O
支援

65 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo:2010/08/12(木) 22:40:42 ID:ZTTYb8CZ







矢筈切り!!!!!!!!!!!!








【平賀才人@ゼロの使い魔 死亡】



◇ ◇ ◇


ブルックがサイトを見かけたのは偶然だった。
違うことに気を取られているのか、つけられている事にすら気づかぬ少年。
初めは誘われているのか、とブルックは用心し疑ったが、彼の注意が右手に集中していると分かれば思い切り良く近づいた。
近づききった頃にようやく反応を示したが、遅い。
命を奪うことはできなかったが、右腕を奪い、終始ペースを保ちながら殺すことができた。

「喋らずに戦ってみましたが、調子が出ないですね……」

ブルックは今回、試みに声を漏らすことなく、戦った。
声を出して戦えばブルック自身の戦意も高まり、敵を恐れさせることができる。
それらの効果を捨て、あえて声を出さず戦うことで、相手に混乱をもたらした。

これは彼の外見をあってのことである。
風との接触で自分の外見の特異性を思い知らされた。
なるほど、死と隣り合わせの場に放り込まれ、これほど好ましくない外見をしている者もおるまい。
クレス・アルベインのようにあらゆるタイプのモンスターと戦いなれている人間でなければ
場合によってはブルックを人間から乖離した脅威として見なすこともありうる。

何よりも忘れてはならないことに奇襲の成功。
死角からの一撃で右腕を切り落としたことで、戦力を大幅に削ぐ事に成功した。
これが無ければ、どうなっていたか分からない。

何も言わぬことによる混乱、彼特有の外見と突然襲撃を受けたことでのパニック。
これらの要因あっての今回の結果なのだ。

66 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo:2010/08/12(木) 22:41:23 ID:ZTTYb8CZ
「これは……」

ブルックは戦利品の回収を始めた。
最初に手にとったのは腰に差された、結局一度も抜かれることの無かった刀、和道一文字。仲間の愛刀である。
それを複雑な面持ちで回収したブルックは、サイトの支給品一式、謎の鍵、首輪、加えてサイトから衣服を奪った。
首輪も衣服も何かに使えるかもしれない。
デイパックはどうなっているのか、重量を感じさせず入れ放題であることだし、あるに越したことは無いだろう。

「これはなんでしょう……?」

次にサイトの腕が飛んだ際に零れ落ちた携帯電話をブルックは手に取った。
サイトが死ぬ原因ともなった携帯電話だが、ブルックの世界には存在しないため操作方法が良く分からない。
結局、今は保留ということでデイパックに入れた。

「にしても疲れましたね、休憩しますか……」

ブルックは首を回し、音を鳴らした。
短時間で2人。十分すぎるスコアである。
とはいえ、ギリギリであった。
風を殺せたことも、クレスから逃げられたことも、サイトへの奇襲が成功したことも。
彼の身体のみならず精神を疲弊させるには十分だったのだ。

「まだまだ死ぬわけにはいきませんからね……」

これだけ殺したのだから、しばらくは人目につかないところで休もう。
そう考え、去るブルックの頭上には時の経過に従って太陽が昇り、草原を照らす。
その草原の中、全てを奪われた悲しき使い魔の死骸があった。


【F-4/草原/一日目/黎明】

【ブルック@ONE PIECE】
【状態】 健康、疲労(大) 
【装備】 ドラゴントゥース@テイルズオブファンタジア
【道具】支給品×2 和道一文字 謎の鍵 携帯電話  首輪 平賀才人の衣服
【思考】基本:生き延びて約束を果たす
  1: 優勝して元の世界に帰る
  2: 休む

 [備考]
  ※参戦時期はスリラーバークで影を取り戻した直後です

67 :人間だもの ◇cBHS.HrQeo:2010/08/12(木) 22:42:18 ID:ZTTYb8CZ
仮投下終了
改行多すぎって言われたから適当に分割してたら手間取った

68 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:44:20 ID:j7Rb2X6O
投下&仮投下乙乙

したらばは行制限がこっちより緩いからな
ブルックはこれでトップマーダーか

69 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:45:05 ID:xdBas1um
処理&代理投下乙
さーてこれでロワがどう動くか期待

70 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 22:52:46 ID:tsoz3cxH
投下&仮投下乙

これは変な迷いを抱えてたサイトの負けだわ
哀れ
そしてブルックはこれでトップマーダーに

71 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:33:54 ID:TeyuY6Pb
リンディス、ブラッドレイ投下します

72 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:35:01 ID:TeyuY6Pb

破壊隼の剣を入手したリンディスの行動は迅速だった。
悪魔のしっぽが自分についている事にも気付かず、他の参加者を全力で索敵する。
その単純な行動が身を実を結んだのはほんの数分後であった。
闇夜が消える境界線。町外れの一角に、見据える軍服の男の影。

「はあああああっ!」

余計な言葉など一切かけず、全力で斬りかかる。
だがそのリンディスの一閃は、迷いなき攻撃ではない。
『最強の目』を有する軍人―――否、王であるキング・ブラッドレイには避けることなど容易いものだ。

「やれやれ……連戦かね。年寄りを労わるつもりのない若造どもめ」

不機嫌そうに眼帯を懐に仕舞うブラッドレイに、違和感を覚えるリンディス。
この男……人間ではないのか?
その身体から発する気は、鍛えられているという言葉では軽すぎる鬼気である。

「わたしは人間だよ。多少混ざっている物はあるがね。ここを壊せば死ぬ、全力できたまえお嬢さん」

脳天と心臓を指すブラッドレイに、リンディスが噛み付くように襲い掛かる。
リンディスの脳裏には、【皆殺しにして生還する】という目的しかなかった。
故に行動は散漫となり、本能と知性を融合した高度な剣術と体術を用いるブラッドレイには一歩譲る。
全ての攻撃を回避され、逆に痛打を積み重ねられる。
戦場は徐々に町外れから市街地中心へと移り、障害物も増えてくる。
二刀流のブラッドレイにとっては、不利な戦場だ。

「狙ったわけではないだろうが……ね!」

「く…… !? そ、その剣は……」

「ようやく気付いたかね。そう、君の剣と同じ物だよ」


73 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:37:33 ID:TeyuY6Pb

閉塞空間でも飄々と有利を保つブラッドレイの右手に持つ剣は、リンディスのそれと同じ形状。
レイピアにも似た細剣であり、流麗な軌道で敵を追い詰める。
もう一方、左手に持つ剣は、異形の蛮刀。非幾何学的な形状のそれは、
時折旋風を巻き起こしながら、強大な威力でリンディスを攻める。
その二本を時に持ち替え、時に交差させながら、ブラッドレイの猛攻は勢いを増し始めた。

「二刀流と言うのはね、お嬢さん。二本の剣が同じ器でないと案外隙が多い物なのだよ」

「…はあッ!」

「そう、今君がついた隙のようにね。しかしそれは罠だ」

意図的に生じさせた罠に踏み込んだリンディスに、ブラッドレイが返しの刃を入れる。
致命傷とまではいかなくても、リンディスの動きを制限するダメージを与えた。

「……!」

「悪あがきは……!?」

もはや恥も外聞もなく剣を振り回すリンディスの一撃をとっさに交わすブラッドレイの目に、信じられない
出来事が見えた。粉々に砕かれる民家。先ほどの武士との戦いの中でも何度も見た光景だったが、
その質が違う。『吹き飛んだ』あの武士の攻撃とは違い、『砕かれている』のだ。
『最強の目』を持ってしても見抜けなかった驚愕の威力。
これを幾度もスレスレで避けてきたと思うと、ブラッドレイの背中に冷や汗が走る。

「ありえん……!」

「ありえてるでしょうがッッ!」

リンディスの攻撃に気合が乗る。
ブラッドレイの狼狽を勝機と見たか、リンディスは勝負に出た。
ロンダルキアはハーゴン神殿でしか存在できないはずの兵器、破壊隼の剣。
それは持ち主の力量に関わらず、強大な力を振るう剣を越えた剣だった。
外見は同じでも、隼の剣とは比べ物にならない一撃が、放たれる。

「……ならば!」

「え!?」

ブラッドレイが、稲妻の剣を投擲した。
破壊隼の剣の一撃の軌道を読み、的確にそこに放り投げる。
稲妻の剣とて、店売りはしていない至玉の一品。
だがそれを簡単に砕く破壊隼の剣の威力、恐るべしというべきか。
いや―――恐ろしいのは、それによって起こる現象を予測していた、ブラッドレイだ。

74 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:38:36 ID:TeyuY6Pb

「風が―――!?」

「ぬん!」

破壊された稲妻の剣から、溜め込まれた『バギ』の魔力が暴発する。
魔術としてはあまり使えず、その威力を制限された力も暴走する事で、その真価を発揮していた。
突風で、リンディスの手から破壊隼の剣が離れる。
逆風に乗り、一気に距離を詰めるブラッドレイの隼の剣が煌く。
だがリンディスもさるもの。その突出した幸運のステータスは、
飛ばされた剣が逆の手に収まる事を許した。当然、リンディスは迫るブラッドレイを迎撃する。
ブラッドレイの顔が曇る。これは予想外だった。だが、もはや退けない。
未だ、最強の目には特別リンディスの力が優れているという『筋肉の張り』は見えない。
ならば、あの剣こそが超常的な破壊力を生んでいると考えるのが妥当。
隼の剣では勝ち目は皆無―――。

(よいではないか)

ブラッドレイは、それでも心を自ら折る事をしない。
死が目前に迫っても戦う事こそ、ブラッドレイのホムンクルスとして、
そして自覚があるにせよないにせよ「一軍の王」としての矜持。
今、二本の剣が激突する。


ガッキィィィィィン!!

「……え?」

「……ぬうううううっ!!!!」

リンディスの疑問の声と、ブラッドレイの勝鬨の声が重なる。
箸を割るがごとく隼の剣を圧し折るはずだった破壊隼の剣は、まったく互角のつばぜり合いを演じていた。
リンディスもブラッドレイも理解できるはずもなかったが……破壊隼の剣は、
一度リンディスの手を離れた事により、その効力を失っていたのだ。
剣を滑らせるように進め、一撃を放つブラッドレイ。その斬檄はリンディスに今度こそ致命傷を与え。
彼女が手を離した破壊隼の剣―――今やただの隼の剣になったそれを、空手となった左手に握り。
ブラッドレイが、トドメの双斬・四連撃を討つ。

「……」

言葉ないまま倒れるリンディスのつけた悪魔の尻尾を、ブラッドレイが切り払う。
いかな呪いのアイテムでも、尻の皮ごと切り離せばその効力と装備判定を失うのだ。
このアイテムから、良くない気が彼女に流れ込んでいたのは目が捕らえていた。
ブラッドレイは倒れたリンディスを脇に持ち上げ、どこかへ連れて行く。
その目には、何故か希望の光が差しているように見えた。



75 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:39:22 ID:TeyuY6Pb



「……生き、てる」

「おはよう、お嬢さん」

目を覚ましたリンディスが、自分の傷痕を見る。的確に治療されていた。
同時によみがえる、戦闘の記憶。
目の前の壮年の軍人は、いきなり襲い掛かった自分を介抱してくれたというのか。
それどころか、頭の中に響いていた声もなくなり、圧迫するような恐怖感も解消されている。

「あ……ありがとう」

「礼を言われるようなことはしていないし、するつもりもない。
 何故君があのようなバーサーカーになっていたのか、それを聞きたいのだよ」

バーサーカー。
狂戦士、確かにそうだ。自分はただ生き残るために、人を無差別に殺そうとしていた。
リンディスは記憶を捻り、必死で思い出す。

―――そうだ、自分はこのゲームの主催者と契約を結んでいた。

洗いざらい全て話し、うつむくリンディス。
自分がした事が、未だに信じられない。まるで悪夢のようだった。

「だが、全ては君が選んだ事だ。君はその罪から逃れられないし、逃れるべきでもない」

「っ……!」

「今、もう一度選びたまえ」

ブラッドレイが、隼の剣の片方を放り投げる。
目の前に落ちたそれをおずおずと握るリンディスに、非常な言葉で問う。

「契約を続行し、再び私を襲うか。それとも、人間としての矜持を選び、自ら命を絶つか」

それは、どちらにせよ彼女に死を宣告しているような物だった。
リンディスは少しだけ考えて、微笑んで遺言を残す。

「ごめんなさい、お爺様……」

隼の剣は、リンディスの喉元に向けて突きつけられた。




76 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:41:07 ID:TeyuY6Pb


キング・ブラッドレイが、無人の街を通り抜ける。
彼にとって人間とは、支配すべき存在であり、唾棄すべき愚郎。
ホムンクルスとして新生した時から頭にこびり付く『憤怒』がざわめく。
ホムンクルスのプライド、人間としての矜持。
それらとは違う、もう一つのブラッドレイの誇りを、あのロワという女は踏みにじったのだ。

「鍛え抜かれた戦士同士で殺し合い、最強の者を決めるというなら納得はしよう」

「だが、その聖域に土足で踏み入り、手前勝手なバランスとやらを弄るだと?」

「鍛え鍛えし剣士を無礼るなよ、女郎……!」

憤怒が、臨界点に達する。
天秤を動かす神気取りで、この戦いをゲームと呼ぶ主催者共。
いいだろう、今は貴様らの前で踊ってやる。

「だが……最後の一人になった私を前にした時がその天秤の砕けるときだ。戦士の本分を篤と教えてやろう」

ブラッドレイが燃える。
今、彼は王ではなく、一介の戦士になりきったのだ。

「……それにしても、この島にはまともな剣士はいないのか?」

ぼやきながら歩くその姿は、あるいは『父親』のようにも見えた。



【C-4 草原 一日目 黎明】

【キング・ブラッドレイ@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】
【状態】疲労(大) ダメージ(小)
【装備】隼の剣@DQ2、隼の剣@DQ2
【道具】基本支給品×2、ランダムアイテム(個数、内容ともに不明)
【思考】基本:『お父様』の元に帰還するため、勝ち残る。
 1:とりあえず人を探す。
 2:介入してきた主催者への怒り。
【備考】
 ※『最強の眼』を使用している間は徐々に疲労が増加。



77 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:42:26 ID:TeyuY6Pb


リンディスは、震えていた。
恐怖にでも、戦いへの欲求にでもない。
ただただ、自分の情けなさを恥じて震えていた。
ブラッドレイが、自刃しようとした自分の突き出した剣を素手で止め、言った言葉を思い出す。

『人間よ。矜持を破られ、ただ死ぬのは戦士ではない、ただの葦だ。
 お前がその今にも消えそうな命を捨てるのは勝手だ。
 だが、ここに招かれている以上、お前もまた剣を取り得る剣士だろう。
 ―――生き残り、再びわたしの目の前に立ってみるがいい。
 わたしはまだ、お前と決着がついたとは思っておらん。』

『剣士としての本当の貴様を、見せてみろ。戦って死ね、人間!』

「……キング・ブラッドレイ」

再戦を願いながらも、一切の容赦をせず自分の全てを奪っていった最強の目を持つ男。
その男に対し、どういう感情を抱けばいいのか?
リンディスにはまだ、答えが出ない。


【B-4 村はずれの草原/一日目/深夜】

【リンディス@ファイアーエムブレム烈火の剣】
【状態】瀕死(最低限の治療済み)、疲労(極大)
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:???
     1:???



78 :創る名無しに見る名無し:2010/08/12(木) 23:42:47 ID:j7Rb2X6O
投下乙
さすがはブラッドレイだ
半端ねーぜ
隼二刀流とは恐ろしい

79 :隼の邂逅 ◆s4XqtzJIBg :2010/08/12(木) 23:44:20 ID:TeyuY6Pb
以上で投下終了です

状態票ミス発見

【B-5 村/一日目/黎明】

【リンディス@ファイアーエムブレム烈火の剣】
【状態】瀕死(最低限の治療済み)、疲労(極大)
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:???
     1:???

こっちで

80 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 01:08:51 ID:1k0D542/
投下乙です

ブラッドレイさんは強いだけでなく貫録あるわあ
村を出たのか。これはどうなるか期待
リンディスも立ち直れるのだろうか…

81 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:04:37 ID:DaRLut/o
リンの登場話で起こされたネタが全部潰されたな
たった一話で何の広がりも持たずに

これがリレーか

82 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:06:50 ID:ylnwPIU4
まあキャラ崩壊・一話目から主催介入なんて荒らしみたいなもんだからな
この調子で書き逃げの傷跡を癒していってまともなリレーに軌道修正ほしいところだ

83 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:10:20 ID:DaRLut/o
ふーん、ジョーカーの話書く人って荒らしなんだ
すげー初耳

84 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:11:28 ID:71FD1Vf9
言っとくがまだまだ下らんネタはあるぞ
取り敢えずまともな書き手なら錆は次で殺すべき
ランスの怨みはそう簡単には消えん

85 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:15:26 ID:ylnwPIU4
ジョーカーってwww
何の裏付けもなく洗脳してマーダー化させただけのものはそういう風には言わんよ
主催との間にきちんとした契約の描写があって尚且つそれに自分の意思で乗らないと薄い
ぶっちゃけリンディスは次の話で生き残ってるのがありえないレベル
殺せない書き手っているもんだなと思った

86 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:23:12 ID:71FD1Vf9
リンディスは投票参加キャラなのに酷い扱いだったからなあ
まあしたらばでキャラ紹介してたのも合わせて、まともに書きたかったんだろうね
キャラ違いのままリレーしても誰も得しないし

87 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 08:32:25 ID:ZBy3QGJM
正直例の話でテンション下がって、ブルックもサイトも原作が好きではないので何の感慨も湧かなかったけど
キング・ブラッドレイが格好良くて嬉しくなってきた。
隼の剣二本揃える過程もお見事!

88 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 12:05:03 ID:/EgaStdi
>>83
しょーもない話をいつまでも引きずってもしょうがない
時にはばっさり切るのもリレーってもんだ

89 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 17:02:50 ID:71FD1Vf9
処理だのなんだのと発想が機械的な奴が多いな
無理してでも楽しんでる空気は出さないと書き手に逃げられるぞ

90 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:38:06 ID:8dqROLei
>>67
投下乙

>>78
投下乙です
ブラッドレイがカッコいい!
王より戦士を選んだか・・・お父様の呪縛がねーとイキイキしてるなこいつ
リンディスは乙
尻の皮を斬られて痛いだろうが我慢汁

>>89
そういわれても、空気は読み手じゃなくて書き手の投下するSSが決めるものだしねぇ
テンションあがる話が来ないとどうにもならんだろ
大体一話目から、期待されてたキャラが軒並み微妙だったし
ダイはいきなり腕喪失して貴重な対主催戦力ダウン、だからって悪の華キャラのダースベイダーが変な時期から出されて台無しに
トゥバンのおっさんは何故か馴れ合いキャラに格下げされてるしネギまロワで活躍した刹那も変態にとりつかれ
アグリアスはFFキャラで固まっていらんフラグを押し付けられるわセイバーが原作を十数時間プレイしないと出てこない=書けない黒で出され
これだけ酷いとそれを繋ごうとする人もなかなか出てこないし議論ロワになりかけてる風潮すらある
これでどう楽しめと、いや面白いSSは面白いんだけど

あと誰かwiki更新してくれ

91 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:40:49 ID:h3ewxM+M
文句言うだけならどうぞ他所にお行きなさい
書きもしないwiki収録もしない消費するだけの読み手など誰も引き止めはしませんので

92 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:41:56 ID:8dqROLei
感想も言ってるだろ
お前と一緒にスンナ
あーあ、どうしてこうなった

93 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:46:10 ID:X1icQ7Mc
気に入らない物を叩くのはどうかと思うが、俺もダースベイダーだけはないわと思った
あれならアナキンで出した方がまだマシだったはず

94 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:51:27 ID:DkwjZTWv
少なくともこの前のリン書いた書き手はもう来ないだろう
これじゃあ

95 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:53:44 ID:Ptvu0WPU
最初が単調だったり書き逃げ多かったり、変化球気味でもちゃんと続いてるロワはある
空気が悪いのは書き手のせい?荒らしがいたから空気が悪くなった?
・・・そんなもんは住民それぞれの心構え次第でどうとでもクリアできるんだよ
まず相手を煽る癖と気に入らなかったらすぐ愚痴をこぼす癖を改善しろ
住民全部が今のままの流れに乗っかってると、そのうち沈むぞ、ここ

96 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:57:33 ID:71FD1Vf9
>>94
ああいう自己中書き手はいらん
っていうかあの手のバカを排除するために、まともな書き手が涙を飲んで処理SSを書いてるんだろ
そしてそういうのの筆頭に書かれた錆も次で殺すべき

97 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 18:58:53 ID:eLy1X3Le
そんなことより把握のためにレイアースのアニメを久しぶりに見てみたんだけど、やっぱこのOPいいよな
一番最初のと3つ目の奴が好きだ
あとDQ2のキャラの元ネタらしいモンスターズ+も買ってきた
まだ読んでる途中だけどめちゃくちゃいいじゃんこれ
ドラクエ好きにはたまらんわ

98 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 19:26:41 ID:ZBy3QGJM
レイアースのOP良いよね
全部の歌詞に光・海・風が入ってるんだっけか

99 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 19:28:43 ID:TmjQ3zIW
レイアースはなんかたまに異様にテンション低い回があったような
違うアニメかも知れんがあの真っ暗な画面でブツブツ声が聞こえるのはトラウマだわ

100 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:01:04 ID:VpWBhe7v
禁書は巻数多いがどこを読めばいいのか判らん

101 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:04:27 ID:TmjQ3zIW
1巻だけで十分
そこ出展だし

102 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:11:25 ID:Fx7HZmM0
ねーちんの戦闘能力が知りたきゃ4巻もだな
それ以降は読んでもねーちんはかませにしかなってないんでどっちでもいいよ

103 : ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:23:47 ID:iu4Vkq0X
セフィロス、ロイド
投下します

104 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:24:40 ID:iu4Vkq0X
気がつけば刀を握っている。
何度目かわからない舌打ちをして、ロイド・アーヴィングは固く強張った指を一本ずつ開いていく。
赤く染め上げられた外套をまとい、鳶色の髪を逆立てた青年は一人夜の街を彷徨う。


殺し合いを打破する。彼はまずそう決めた。
ならば目指すべきはあのロワという女を打倒することだが、その途上で闘いを避けられないとは薄々感じていた。
先ほど刀を合わせた幽鬼のような男、宇練銀閣――ロイドはその名を知らなかったが――のように、殺人に忌避感を持たない人間がいるのだから。
そして殺し合いと言うのなら進んで剣を執ることのない穏健な人物ばかりを集めるはずもない。
相当数、銀閣のような人斬りがいると考えるべきだ。

運良くあの場は切り抜けられたものの、銀閣は相当の手練であったとロイドは感じていた。
世界を巡り腕を磨いてきたロイドでさえ紙一重の攻防だった。
剣士として彼らと腕を競ってみたいと言う欲はある。だがそれはあくまで尋常な試合の中でだ。
確たる理由もなく殺し合う、この状況に流されるままに剣を交え命を奪うなどと、従えるわけがない。

「三人寄れば文殊の知恵って言うしな。まずは仲間を探そう……今度は友好的な奴を」

殺し合いに乗り気でない者は必ずいるはずだとロイドは思う。まさかそういう人間が自分だけということはないだろう。
一人では妙案が浮かばなくとも、仲間が――かつて共に旅した仲間たちのような――いれば、何か活路を見出せるかもしれない。
できるだけ殺さず、犠牲を出さずにこの状況を収束させられる方法を。

「とは、言え……話してわかってくれる奴ばかりでもないだろうな」

仲間を探すにしても、無防備で接触するわけにはいかない。
銀閣のように有無を言わさず襲ってくるかもしれないし、あるいは状況に錯乱して剣を向けてくるかもしれない。
まずは自身の安全を確保することが優先――だが、そこで問題があった。

ロイドの腕はまたも柄を握り締めていた。
これが目下ロイドを悩ませる頭痛の種。どう言う訳か、無意識の内に刀を抜き放とうとしている自分がいる。
抜いてはいけないと直感した刀を抜いてしまったからだろうとロイドは推察していた。
かつて旅の中で蒐集した闇の装備品のような、ある種の魔剣、呪い刀だろうと。

精霊の加護すらも突き破るほどに強力な毒。

ロイドの精神を犯すそれは、我を解き放てとけしかけるように抜刀を促している。
行動を強制されるほどではない。しかし、いざ行動に移るか移らないかと言う境界線――それを揺らがせるには十分だった。

ロイドは静かに歩みを止める。
視線の先には銀髪に翡翠の瞳、男のロイドにさえ美しいと思わせる、そんな男が立っている。
腰におそらく対となる短刀を佩き、感情を感じさせない眼差しでロイドを見ていた。


さあ、ここからが正念場だ――ロイドは息を吸い込んだ。

105 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:25:25 ID:iu4Vkq0X
「俺はロイド・アーヴィング。最初に言っておく、闘う気はあまりない」
「……あまり、とは?」
「やる気なら相手になるが、俺からは手を出さないってことだ」

意識して腕を開く。無意識にも刀を抜くことのないように。
だがそれでいて爪先に重心を移し、いつでも前後左右どこにでも身を投げ出せる体勢を取る。
銀髪の男はロイドのそういった僅かな動きをどう判断したか、腕を組んで品定めするように無遠慮な視線を向ける。

「ふむ……お前はどうやら話が通じる相手のようだな」
「と言うと、あんたも誰かに襲われたのか?」
「ああ。それも二人、恐ろしく凶暴な奴らにな」

肩を竦め、軽く言ってみせる男。ロイドは目を細める。
彼の言葉が本当なら、敵意を持った数で勝る相手をさしたる負傷もなしに切り抜けたと言うことだ。
ならば相当、腕が立つのだろう。

「俺はセフィロス。神羅カンパニー所属のソルジャー、クラスは1stだ」
「神羅カンパニー……ソルジャー? 何だそれ」

「……? ミッドガルに本拠を置く神羅電気動力株式会社、略称神羅カンパニー。ソルジャーはそこの私設軍の兵士だが」
「知らない。ミッドガルってのは街の名前か? シルヴァラントにもテセアラにもそんな街はなかったはずだけど、最近できた街なのか?」
「……ロイド、だったな。少し話を聞かせてもらおうか」

やや瞳を鋭くし、銀髪の男――セフィロスが背後の民家を示す。あの中で話の続きを、ということだろう。
セフィロスが踵を返し、ロイドも後に続く。
無造作に見えてセフィロスの足運びには隙がない。闘うとなれば苦戦は免れないだろう。

セフィロスの武器は二刀。だが短刀ゆえ刃渡りは短い。
ロイドは逆に一刀だが、こちらは長刀だ。

射程で勝り、手数で負ける。
だがロイドは本来二刀を操る剣士。ゆえに、どう攻めれば打ち崩せるかも手に取るように理解でき――


106 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:26:45 ID:iu4Vkq0X
「――ッ!?」

視界の端に銀光が閃く。
ロイドはとっさに身を投げ出す。片手で地を突き、側転。
背後でガツッと音がした。

距離が開き、ゆっくりと立ち上がる。
セフィロスはすでに双刀を抜き、ロイドへと向き直っていた。

「……何のつもりだ? 最初から騙まし討ちでもする気だったのか」
「さて、それは俺が聞きたいな。お前こそ何を考えていたのか」

セフィロスが短刀を中空へと構える。その延長線上、ロイドの手の中に――既に抜き身である、毒刀・鍍がある。
が、それを見て驚いたのは誰でもないロイド自身だ。いつ抜刀したのか、まったく覚えがない。
転がったときに抜いたのか? いやそんな余裕はなかったと、即座に否定する。
まるでそこにあるのが自然で、とても当たり前のことであるかのように毒刀はロイドの手に馴染んでいた。

「背中を見せればどう動くかと思ったが。お前もやる気だったと言うことか」
「い、いや待て……どういうことだ? 俺が先に抜いたのか?」
「何を言うかと思えば……もういい。手足を斬り落として知っていることを全て吐かせてやる」
「待……ッ!」

セフィロスの姿が霞む。
神速で間合いに踏み込んできた銀色の影に危険を察知し、ロイドの身体は脳が命令を下す前に動く。
右から奔ってきた斬撃を身を沈ませてやり過ごし、左の追撃が放たれる前に返す刀でセフィロスの胴を薙ぎ払う――

「……くっ!」

寸前で、猛る右腕を左腕で必死に押し留める。
同時に地を蹴り、後方へ跳ぶ。が、一瞬速く繰り出されたセフィロスの左の刀に肩口を浅く切り裂かれた。
出血は浅い。皮一枚を斬られただけだ。
だがロイドはその傷に頓着せず、凍える瞳を向けてくるセフィロスへと声を張り上げた。

「待ってくれ! 本当に、俺が先に刀を抜いたのか?」
「さっきから何を言っている。命乞いをするならもう少しまともな言い訳を考えろ」
「……じゃあ、やっぱり……そういうことなのか」

ロイドにはセフィロスを害する意志はなかった。だが現実、先に抜刀したのはロイドなのだ。
セフィロスの言葉は言外に失望を物語っている。
最初からその気だったなら、回りくどい真似をせずにかかって来れば良かったのだ、と。


107 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:27:35 ID:iu4Vkq0X
ロイドが握り締めるこの刀。
腕を這い上がってくるこの悪寒の正体は、やはり呪いだったのだろう。

そして今も。
毒刀はロイドの内で囁く。

奴を斬れ、殺せ。
奴は敵だ、躊躇うな。

と。

精霊の加護は完全に断たれた訳ではなく、その囁きを弱めてくれていた。護りと毒は相克している。
だが一たびロイドの注意が刀から離れれば、刀を持つ右腕は勝手に動き出すのだ。

刀を抑えることに集中すれば意志を乗っ取られることはない。
だがそれでは襲い掛かってくるセフィロスに対処できるはずもなく――

(やるしか……ないのか!?)

逡巡の時間もなく状況は動く。
刀を手放せばいいのではないか。そう考えたのだが、柄は掌に貼り付いたように放れない。
刀が拒否している。あるいは、刀に毒されたロイド自身が無意識に拒んでいるのか。

(自分の意志で闘うかどうかも決められない――これじゃ俺はただの人殺しだ!)

双刀がでロイドの身を切り裂かんと迫ってくる。
刃の軌跡を認識していながらも、動けない。
囁きがロイドを攻め立てる。内奥で毒と自らの精神とが互いを制圧しようと激しく荒れ狂っていた。

『敵』は、自分の中にいる。
ロイドは目を見開いた。

「俺、は――ッ!」

渾身の力で刀を振り抜く。
直後に腹部に灼熱の痛みを感じ、意識は闇に落ちていった。


108 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:29:24 ID:iu4Vkq0X
            ◆



1stソルジャー・セフィロスは、新たに手に入れた刀を品定めする。
愛刀である正宗に比べればかなり短いが、それでも干将・莫揶の二刀よりは使いやすそうだ。

手に取った瞬間、何かが体内に侵入してきた感覚があった。
物理的な刺激ではない。実体のない、霞のように身にまとわりつく何か。
鞘を拾って収めるとその何かも収まる。

「なるほど、精神に何らかの幻惑作用をもたらす刀か。中にマテリアでも仕込んであるのか?」

倒れているロイドを見やる。
様子がおかしかったのはこの刀のせいか、と何とはなしに見当をつけた。
記憶障害でも起こしているかのような発言、放った攻撃を自ら止める行為。
どちらも刀の効力に翻弄され、抗っていたのだと考えれば説明はつく。

では今現在毒刀を手にするセフィロスはどうか。
毒刀・鍍を手にしても、セフィロスの強靭な精神は小揺るぎもしていなかった。
それはセフィロス自身の意志力だけでなく、体内のジェノバ細胞が異物の進入を拒んだためでもあったが。

「フン……刀ごときに振り回されるとは、未熟な奴だ」

鼻を鳴らし、壁に刺さったままのレイピアを回収する。
ロイドに先手を打てたのは半ば偶然だった。
僅かな刃鳴りの音を、最強のソルジャーであるセフィロスは聞き逃さなかっただけ。
レイピアの投擲が一瞬でも遅れれば背中に一太刀もらっていたかもしれない。
腕だけに限定すれば、セフィロスはロイドへかなり高めの評価をつけていた。

ロイドの荷物を回収し、東の空へ顔を向けると僅かな曙光が射していた。
もうすぐ夜が明ける。
街を出るか、それとももうしばらく留まるか。
最初に仕掛けてきた女や黒い剣士のことを考えると、あまり長居するのは危険ではある。

109 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:30:23 ID:iu4Vkq0X

「まあ……どうするかは、こいつが起きてから考えるか」

二つのデイバッグを左肩に、右肩にはもう一つの荷物を担ぐ。
腰から引っぺがしたベルトで後ろ手に腕を縛り、無力化したロイド・アーヴィングを。


ロイドは激突の瞬間、自ら刀を手放すことは不可能と判断しある賭けに出た。
自分でできないのならば他人にやらせればいい。すなわち、セフィロスに刀を弾き飛ばさせることだ。
ほぼ同時に迫ってきた短刀の片方を全力で弾き、体勢が崩れた状態でもう片方の刃を迎え撃つ。
反射的にセフィロスは刀を絡め、跳ね上げていた。ロイドの狙いにまんまと乗ってしまったことになる。

刀を手放したときのロイドの表情は安堵そのものだった。
運が悪ければそのままセフィロスの刃に切り裂かれ絶命していたかもしれないのに、だ。

そうと気付いたとき、セフィロスは手首を返し干将・莫揶の柄頭でロイドの腹部を打った。
あのままロイドを殺すのは、何となく――負けのような気がしたからだ。

ロイドを生かしたまま連れ歩くのは面倒ではあるが、さほどデメリットはなかった。
最初に言ったとおりセフィロス自身積極的に殺し合いに乗る気はなく、情報は欲しい。
問答無用で襲い掛かってきた女や黒い剣士と比べれば御しやすい相手であり、会話も通じる。
刀を取り上げてまだその効果があるかはわからないが、どちらにせよ無手の相手を恐れる必要もない。
いざとなれば盾にもできるし、好戦的ではない者と遭遇したときセフィロスのスタンスを証明する道具にもなる。
何より、ロイドが刀の支配から逃れることができれば――まあ、共に闘うこともできるかもしれない。

刀に抗うロイドの姿には、少なくとも闘う意志があった。
敵と、ではなく自分とだ。
そして彼は何とかその闘いに勝利を得て、結果的にセフィロスの『殺る気』を削いだ。
敵と断定するには早計。セフィロスにそう思わせたロイドの粘り勝ちだったのだ。

最強のソルジャー、英雄セフィロスはたとえ自らに及ばずとも共に闘う意志のある者を切り捨てない。

英雄は、英雄の目に適った。
彼らが次に言葉を交わすとき、そこに刃があるのかどうか――それはまだ、誰にもわからない。


110 :英雄交差点 ◆WoLFzcfcE. :2010/08/13(金) 20:31:09 ID:iu4Vkq0X

【F-3/市街地/一日目/黎明】

【ロイド・アーヴィング@テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士】
【状態】刀の『毒』に犯されている、気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを打破する
 1:…………
【備考】
 ※『 ラタトスクの騎士』本編終了後より参戦
 ※毒刀の影響を受けていますが、刀を手放しても効果が持続するかは不明。


【セフィロス@ファイナルファンタジーZ】
【状態】健康
【装備】毒刀『鍍』@刀語、干将・莫揶@Fate/stay night
【道具】支給品、折れたレイピア
【思考】基本:専守防衛
 1:生き残。
 2:ロイドが目覚めたら話をする。刀の影響が残っているなら……。
【備考】

 ※ソルジャー時代からの参加。
 ※今のところ毒刀の影響を受けていません。


111 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:32:05 ID:iu4Vkq0X
以上です。

112 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:34:41 ID:5lUDe5Dz
うわっ、荒れてる
ベイダーに関して文句を言うのは筋違い
あいつはしばらく予約されてなかったんだからてめえが書けば良かっただけの話
情けない

113 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:35:04 ID:TmjQ3zIW
投下乙

114 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:43:28 ID:5lUDe5Dz
げっ、失礼しました
投下乙です。
なんとかロイドは毒刀を話すことができたか
しかし精神的にはどうなっていることやら…

115 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:45:39 ID:/EgaStdi
投下乙
ロイドはとりあえず救われたかな
セフィロスが意外といい奴だ…

116 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 20:48:45 ID:71FD1Vf9

頭が沸いてないセフィロスは新鮮だ
こういう変化球なら後々生きるんだけどね

117 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 21:23:09 ID:PCcP6kE7
投下乙です

どのロワでもたいていセフィロスは強マーダーだからこれは新鮮だな
FF7のイベント戦闘でもクラウドが死んだら生き返らせてくれるから変わる前はいいやつなのか
ロイドと組むなら干将莫耶を貸してくれたら本来のスタイルになれるが……どうなるか


118 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 21:43:59 ID:ZBy3QGJM
原作ゲームで行き着く先が明らかになってるから、今後どうなるか怖いけどな<セフィロス

119 :創る名無しに見る名無し:2010/08/13(金) 23:11:47 ID:VpWBhe7v
投下乙です

このままコンビ結生かと思ったら毒刀で破局。そしてズンバラリンと思ったら…
いやあ、堕ちた頃のセフィロスと違って新鮮だわw
GJ

120 :創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 13:40:12 ID:MubuXPhs
今更になって、「あいつに票入れればよかった」ってキャラ何人も思い出して困るわ
メタナイトとかヤジロベーとか刃とか飛影とか一護とか
この辺一票も入ってないから、多分みんなも忘れてたんだろうな

121 :創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 13:42:29 ID:ExPryt9S
よくあることだな
リンクとか入れるの忘れてた

122 :創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 13:42:33 ID:lBtabupF
アルスラーン戦記のことド忘れしてた。
アルスラーンとロードスならいくらでも書けたなぁ


123 :創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 13:51:25 ID:sDiPqwga
古めのファンタジー作品があんまないよな
指輪物語〜レイアース辺りで固めてたら逆に書きやすかったかも

124 :創る名無しに見る名無し:2010/08/14(土) 14:42:34 ID:BGKY+TMN
飛影はないって言われてたぞ

125 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 05:18:08 ID:xODqY+aQ
黄泉とシグナムで投下します

126 :流れの行方は ◆Mc3Jr5CTis :2010/08/15(日) 05:19:04 ID:xODqY+aQ
空の闇を、そのまま吸い込んだかのように黒々と染まった水面に、月の光を反射した僅かな煌めきが跳ねる。
島の中央を二つに分かつ巨大な大河の勢いはさほどに激しいものではなかったが、その深く穿たれた水路を流れる
たっぷりとした大量の水の力は、ヒト一人を押し流すのに充分過ぎる力強さに満ちていた。

その黒い潮流の中を、どんぶらこ、どんぶらこと、二つの大きな桃の実が流れる。
否。
力強い水流に揉みしだかれて、時に形を歪ませながらも決して張りを失わぬその弾力性は、果肉のそれではあり得なかった。
透き通るような瑞々しい白色の薄皮を、僅かに赤く染めて。
意思を持たぬ果実のように、水流に翻弄されるそれは、先の戦いに敗れた時空管理局機動六課「ライトニング分隊」の副隊長
にしてヴォルケンリッターが烈火の将、シグナムその人であった。

剣聖が行使した防具破壊の剣技を受け、胸部装甲の下にあった機動六課の制服もまたその余波で激しい損傷を受けていた。
しなやかに絞り込まれた腹筋を、女性らしく柔らかな脂肪でうっすらと包んだ腹部から、常ならばきっちりとした
スーツの中に包み隠した豊かな双の膨らみまでもが、無防備に、すっかりと露わになってしまっていたのだ。

気を失って、獅子の如き雄々しい輝きを宿していた瞳が伏せられているせいか、まるでこの誇り高き女騎士らしくもない
弱弱しい印象を受ける姿であった。
もしこのような姿を彼女を慕う者が見れば悲憤慷慨し、またシグナムもそんな自分を見られた事を深く恥じ入るであろうが、
幸いにも辺りには闇夜の川を注視する者などいない。

いや、不幸にも――であろうか。

後頭部で括られた桃色の長髪や、機動六課の制服はすっかり水を吸い込んで重くなり、何よりもシグナムが気絶しても
握って離さぬ剣――凶悪なフォルムの鞘と共に在るそれが、シグナムの肉体が持つ浮力を上回りつつあるのだから。

ぽちゃりと、片側の桃が水中に沈む。
そのままなし崩し的に――剣の重みにひっぱられてシグナムの身体は水中へと沈んでいき、やがて最後まで抵抗していた
片割れの先端までもが水中へと没した。
そして、そのまま再び浮き上がる事もなく――女騎士の姿は、大河の水底へと消えていった……





そして幾許かの時が過ぎ……闇と静寂だけがたゆたう大河のほとりに、突如として煌々と輝く流星が走る。
瞬間、周囲を明るく照らしたその異変の正体は、紫炎の魔力に全身を包みこんだシグナムの姿であった。
水底まで没した女騎士は危うい所でその意識を取り戻し、飛行魔法によって水中より脱したのである。

「ゲホッ、ゲホォッ……クッ……不覚……」

うずくまり、飲み込んでしまった水を吐き出しながら、シグナムは唸る。
為す術もなく一方的な展開となってしまった先の闘い……不意打ちで先手を取られた事もあったが何よりの原因は
自らのマインドセット――この殺し合いへの心構えにあった。
まさかあのような怪しげな女の甘言に乗り、問答無用で襲い掛かってくる者がいようとは想定すらしていなかった
シグナムは、殺し合いに乗った者に対し、どう対応すれば良いか瞬時の判断に迷ってしまったのだ。
それが常に後手を取る結果へと繋がってしまった。

甘すぎた……としか言いようがない。
考えてみれば、数年前のシグナムとてあのように我武者羅であった。
主はやての為――騎士の誇りすらなげうってまで叶えたい願いがあったあの頃であれば、自分もまたあのような
理不尽で、問答無用の闘いを誰かに仕掛けていただろう。

そんな己の全てをなげうってまで叶えたい願いを持つ相手を止めるには、こちらもまた悪魔と罵られようが決意を
貫くだけの覚悟が必要であったのだ。
そう、あの全てを受け止めてくれた心優しき金とさくら色の朋友たちのように。

127 :流れの行方は ◆Mc3Jr5CTis :2010/08/15(日) 05:20:02 ID:xODqY+aQ
シグナムは今更ながらに、かの少女たちの『強さ』を思い知る。
彼女たちに救われた者として、そして今は同じ組織に属する者として、自分はこの間違いを正さねばならない。
――それが例え、誰かの願い(ユメ)を撃ち砕く事へと繋がろうとも。
だが、なんの願いも持たぬ今の自分にそれが出来るのか――いや、やるのだ。
即席の決意を胸にシグナムが強く目を瞑ると、衣服として使い物にならなくなっていた、びしょぬれの制服が弾け飛ぶ。
そして一糸まとわぬ姿となったシグナムが新たに纏うは、主自らデザインしてくれた白と赤紫の騎士甲冑。
再び燃え盛るような炎を宿した瞳を見開くと、ここに勇壮なる古代ベルカの騎士が蘇った。

「鎧化ッ!!」

更に、鎧の魔剣を解放し、騎士甲冑の上に纏う。

「はあっ!」

気合一閃。
魔剣を横薙ぎに払い、完全武装を済ませたシグナムはその場に身構える。
なぜならば。

「あら、さっきの女かと思ったけど……。はろー、おっぱいまるだしさん……って、なぁに? その剣……
 面白いもの持ってるのね……」

迸る悪意を隠そうともしない、一人の制服姿の少女がやってきたのだ。
シグナムと同じように、流れるような黒髪を飾り気のない紐で結わえたその少女は、抜き身の刀を肩に担ぎあげ
細めた眼で烈火の将を睨みつけていた。
闇の中でも一際目立つ、輝くような口元の紅に、シグナムは不吉な予感を受ける。

「……こちらは機動六課シグ――」

名乗りをあげ、相手のスタンスを訪ねようとしたシグナムであったが、その必要はなかった。
少女は己のスタンスを如実に告げる。
その、振りかぶった刀で。

鋼の噛み合う音が、耳障りな音を響かせる。
上段から打ち込まれた苛烈な一刀を、シグナムが手にした魔剣で捌くと黒髪の少女――諫山黄泉はそのまま
続けざまに刀を打ち込んで来る。
剃刀のような鋭い斬撃は、シグナムがその身に纏った鎧をも切り刻む。
科学が伝説となった世界――トゥバン・サノオらが生きる時代に、数振りだけ残された伝説のニホントウの切れ味は
凄まじいものであった。

「あはっ!」
「く、やはり、お前も乗っているのか……答えろ! お前はなんのために戦う!?」

素早いステップで己の優位な間合いを保ちながら剣戟を交える黄泉に、シグナムは尋ねる。
時間稼ぎ……という側面が含まれていないわけではなかったが、シグナムは真実知りたかったのだ。
少女の戦う理由を。
もしかすれば、その理由如何によっては戦わずに済む方法もあり得るのではないかと。

「なんのため……私は……なんのために……そう、神楽のため……神楽が憎いから……ううん、愛おしいから、私は……」

だが、その問いは思わぬ変化を黄泉にもたらした。
何かにたじろいだように後退ると、黄泉は背後にあった木の幹に寄りかかる。
虚ろな瞳を手で覆い隠した瞬間、その額に赤く輝く宝石のような石が浮き出した。

「あ、ああああああああああっ!!」
「そ、それは……ロストロギアか!?」

128 :流れの行方は ◆Mc3Jr5CTis :2010/08/15(日) 05:20:44 ID:xODqY+aQ
かつて存在し、そして失われた古代の魔法技術の遺産。
それがロストロギアである。
場合によっては世界を滅ぼしかねないその遺産の管理、封印もまた管理局の仕事の一つ。
時に持ち主の意思をもねじ曲げ、意図せぬ悲劇を呼びこんでしまう事例を多く見てきたシグナムは
少女とロストロギアの関係をそれとなく察する。

「おい、気をしっかり持て!」
「――うるさいっ! 私に……近付くなっ!!」

闇の中を薄暗く照らす、赤い光。
その光に導かれるように、黄泉の乱舞は更に勢いを増す。
魔力と体力、双方を消耗していたシグナムは段々その攻撃を捌き切れなくなり、ところどころにダメージを負ってしまう。

(クッ、このままでは――押し切られるかっ!)

速度面での自分の不利を自覚したシグナムは、身に纏った鎧をパージし、鞘へと戻す。
まともに受ければ身を切断されるであろう攻撃を鎧は防いではくれるものの、その重みで敵の動きについていけないのでは
本末転倒だ。
守りに身を固めたまま活路を見出す術もあったが、勇猛果敢な闘将はそれを良しとはしなかった。

剣と鞘の二刀を振りかざし、シグナムは猛然と駆けだす。
時に飛行魔法を使い、常識ではあり得ない挙動でフェイントをかける。
白刃に身を晒し、互いに刀身の届く僅かな空間をせめぎ合う。
無茶な動きに筋肉が軋む。
アクセルべた踏みで挑む剣舞の応酬に、空気は荒れ狂い、血風が飛ぶ。

頬を掠めた一閃で、顔を真紅に染めながら烈火の将はその口元に獰猛な笑みを浮かべる。
限界寸前まで回転するリンカーコアのうねりに、シグナムは心地良さすら感じていた。
こうして戦いに身を置く事で、自己の存在理由……それがやはり闘争にあるのだと実感出来る。
そう、あれこれ思い悩む必要などなかったのだ。
この身は今も昔も変わらず、主の願いを叶える為の戦闘用プログラムなれば――
剣を振るう理由は、主の尊い願いを叶えるためにこそあった。
ならば自分はどこまででも闘える。
再び胸を張って主に再会出来るその時まで。

「フンッ!」

シグナムの体当たりじみた剛剣が、黄泉の身体を弾き飛ばす。
ベルカ式魔法最大の特徴であるカートリッジシステムが使えない今、爆発的な魔力の燃焼を必要とする彼女の
必殺剣を使うには、シグナム自身に大きな負担がかかる。
使えばしばらくは回復出来ないほど魔力を消耗するだろう。
だが、余力を残したとしても、やられてしまっては話にもならない。
一戦、一戦に全力を尽くしてこそ、次に繋がる物が生まれるのだ。
そして何よりも――必殺剣を封じたまま勝てるほど、この地に呼ばれし剣士どもは甘くはない。
シグナムは先の闘いから、その事を学んでいた。

「いくぞっ! 受けてみよ、我が必殺の剣をっ!!」

シグナムの持つ魔剣が一瞬にして節分かれし、黄泉を目掛けて伸びてゆく。

「――ッ!?」

戸惑う黄泉の周りを、たちまちの内に取り囲む蛇腹の剣。
連結刃の結界を為す鋼線を伝うは、炎熱の魔力。
天を焦がすほどの焔を纏い、今、シグナムの必殺剣が発動する。

「紫電一閃ッ!!」

129 :流れの行方は ◆Mc3Jr5CTis :2010/08/15(日) 05:21:43 ID:xODqY+aQ
手元で僅かに手首を捻り、鞭状に変化した剣を操る。
伸びに伸びた刃によって、周囲を十重二十重に取り囲まれた黄泉に逃げ場はない。
収束する焔の一撃が、黄泉の身体を貫こうとしたその瞬間。
シグナムは見た。
燃え盛る焔の刃を跳ね退けながら、こちらに突進してくる黄泉の姿を。

「何っ!?」

既に刃の包囲網は完成している。
剣一本でそれを突破出来るほど、シグナムの必殺剣は甘くはない。
だが――それでも事実として黄泉はその包囲網を抜けだそうと駆けて来る。
その身に触れる刃を、不可視の燐光で弾きながら。

(バリアジャケットの類か!?)

敵もまた魔法を使う魔法剣士であったか。
それは敵の手の内を深く知るまで、必殺剣の発動を待てなかったシグナムの失策だった。
なまなかなバリアジャケットで防げる剣ではないと自負していたが、今もまだ黄泉の額に輝く赤い石は
強大な魔力の波動を発している。
その魔力を防御に回しているのであれば……あれを突破するほどの防御力を得てもおかしくはない。

シグナムはグッと唇を噛み、更に剣に魔力を籠めるが……突破されるのも時間の問題だろう。
シュランゲフォルム……鞭のように変化した剣は、敵の間合い外から一方的な攻撃が出来るという超攻性の特質を持っているが、
反面、懐に入られた時の対応が難しい。
伸ばしに伸ばした剣を戻すには時間がかかるし、制御しているその間はこちらも動けないのだ。

「はああああっ!!」

遂に刃の渦を突破した黄泉が、炎を突き破ってその姿を見せる。
構える剣は中段に。
揺るがぬ姿勢でまっすぐに、シグナムの心臓に狙いを定めて疾駆する。

対するシグナムは蛇腹剣を元に戻そうと――しなかった。
剣を捨て、左に持つ鞘で迎撃の姿勢を見せる。
だが、あれだけのスピードで繰り出される突きを鞘だけで捌けるのか。
斬撃に比べ、突きは受けるのが難しい。
横から力を加えようが、突きの勢いが勝れば僅かに軌道が逸れるだけだ。

そんな事は百も承知で、シグナムは弓を引くかのように鞘を構える。
そして黄泉の突きとタイミングを合わせるように――シグナムもまた、鞘を突き出す。

鞘の内を刃が擦る。
耳障りな金属音を立てて――黄泉の突き出した刀は、シグナムの鞘の内に納まった。
シグナムは超絶的な集中力を持って、刀を納めるという鞘本来の使い方で敵の攻撃を防いだのだ。
言葉にすれば簡単だが、黄泉ほどの天才剣士を相手にそれを為しうる技量や如何ほどのものか。

それを認識する間もなく、黄泉の頬が衝撃に歪む。
カウンターで繰り出されたシグナムの鉄拳によって。
充分な魔力を練り込まれていた拳は、今度こそ黄泉の防御を貫いた。





気絶した黄泉の身体を、光り輝く三重のリングで拘束する。
場合によっては殺害も已む無しと思っていたが、なんとか生け捕りに出来た事にシグナムは安堵する。
額のロストロギアを封じる事はシグナムには出来ないが、この少女はまだギリギリで人間だ。
管理局まで連行出来れば――あるいはロストロギアの剥離・封印も可能かもしれない。

130 :流れの行方は ◆Mc3Jr5CTis :2010/08/15(日) 05:22:35 ID:xODqY+aQ
「ん? ……これは?」

黄泉の制服のポケットからこぼれ落ちたのか、一本の口紅が転がっていた。
それを拾うと、初めて鎧の魔剣を手に取った時のようにシグナムの脳裏にその口紅の効果、使い方が思い浮かぶ。

ティンカーリップ――魔法の口紅。
使用する事で、プロテス(防御力アップ)、シェル(魔法防御力アップ)、ヘイスト(素早さアップ)の効果がある――

「なるほど、こんな物を使っていたのか……支給品か。私にも何か支給されているはずだが……」

ロワが殺し合いを促進する為に支給したものだ。
ろくなものではあるまいが、それでも力は力。
扱う人間によっては、それを正しく使う事も可能のはずだ。

だが――僅かにデイパックを探るだけの行為が酷く億劫だった。
魔力を消耗しすぎたのだ。

シグナムはその場に膝を屈すると、木にその背を預ける。
騎士甲冑が溶けるようにほどけ、元の制服姿へと戻った。
穏やかな表情のまま、シグナムはいつのまにか泥沼のような眠りへと落ちていた。

森の木の葉がざわめく。
まるでシグナムの勝利を祝福するかのように、その身を優しい風が撫でていった。


【D-3/森の入口/一日目/黎明】

【シグナム@魔法少女リリカルなのはStrikers】
【状態】疲労(大)、魔力消費(極大)、ダメージ(小)、睡眠
【装備】鎧の魔剣@ダイの大冒険(自己修復中)
【道具】基本支給品、ファン・ガンマ・ビゼンのニホントウ@海皇記、ティンカーリップ@ファイナルファンタジータクティクス
    ランダムアイテム(個数、詳細不明)
【思考】基本:主の下に帰還する。
 1:皆を助けるという主の願いを身を持って実現する
【備考】
 ※鎧の魔剣の兜、胸当ては破壊されました。
 ※騎士甲冑はデバイスなしでも展開できますが魔力を消費します。

【諫山黄泉@喰霊-零-】
【状態】疲労(中)、ダメージ(小)回復中、気絶、拘束中(手足を完全に拘束されています)
【装備】
【道具】支給品
【思考】 基本:神楽の為に他の参加者は皆殺し。
  1:出会った者は皆殺し。
  2:赤い髪の女(ミズー)はいつか殺す
[備考]
  ※参戦時期は三途川に殺生石を埋め込まれた後です。
  ※殺生石の妖力で身体能力が大幅に強化、軽症は時間経過で回復します。
  ※法術の類がどの程度使えるのか不明です(後の書き手氏にお任せします)
  ※ミズーと獅堂光の名前は知りません。

131 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 05:23:16 ID:xODqY+aQ
以上で投下終了です

132 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 06:44:51 ID:sg7yhKdC
投下乙!

シグナムはもはやエロ担当かw
正直眠ったまま黄泉に殺されるかと思ってたが、逆に取り押さえるとは
セフィロスもだがシグナムも対主催スタンスは初なのでこれは面白いな

133 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 09:51:24 ID:ImIVyY3g
投下乙
対主催シグナムって初めてじゃないかな
しかしあんまエロい恰好してると、近くにいるニケが…w

134 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 14:21:13 ID:lsmp/UmG
投下乙です
綺麗でしっかり働くシグナム…妙に笑えるw

135 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 15:14:53 ID:dl+GhjAB
投下乙です

綺麗なシグナム…妙に新鮮で戸惑うなw
黄泉にずんばらりんの可能性もあったがよくやった
でもニケが…w

136 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 16:31:52 ID:73JvCZeI
まーた序盤でマーダー無力化か
先のこと何も考えてないな

137 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 16:50:59 ID:He5ii+T7
まだマーダーに軌道修正できる範囲さ

138 :創る名無しに見る名無し:2010/08/15(日) 16:58:40 ID:CzWxRdI4
スルーしな

139 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 01:53:45 ID:2TDux3U3
新ルールについての議論まとめ通知

・ゲリラ投下(予約なしでの投下)は、三作以上採用書き手のみ可能とする。
・本スレは投下・集客用にのみ使い、雑談・議論機能はしたらばに移す
・議論スレで発議できる、また議論に参加できるのは酉をつけた書き手のみとする。それ以外の者の議論スレへの書き込み自体を禁止する
【書き手追放ルールについて】
展開の私有化、リレーを無視する行為など他の書き手に不快を与えた書き手については、これを企画から追放することができる。
採用作品数五作以上の書き手三名以上の連名によりこの処罰は行われる。
【処罰内容】
対象の書き手のあらゆる企画への参加を禁じ、その書き手の持つ確認しうる全てのIPをしたらばに書き込み不能にする。
・上記については、五作以上採用書き手が三名を超えてから明文化し、それまでは臨機応変に対応する

異論がある方は今のうちにしたらば議論スレで意見をどうぞ

140 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 02:06:06 ID:39kt50dy
なんて殺伐としたルールだ
新規さん来れるもんなら来てみなって感じだな

141 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 02:21:50 ID:prWjJOxJ
普通に参加するだけなら厳しくもなんともないルールだな
腹に一物抱えてる奴らにはそうは見えないのだろうが

142 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 11:35:21 ID:5fVAA7lK
>>139
>本スレは投下・集客用にのみ使い、雑談・議論機能はしたらばに移す
これに関しては、議論どころか提案してるレスすら見当たらないんだけど
雑談スレでちょっと触れられてるだけだし、それも反対意見が出てる
何で勝手に決定事項にしてんの?

143 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 12:11:45 ID:2TDux3U3
異論があるなら議論スレにどうぞ
書き込めればですが

144 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 12:24:58 ID:7nBv8OXS
書き手が問題ないと思えば多少の矛盾や違和感は無視できる
感想は管理人によって統制された場所だけで言えるから、暴言や毒を吐く場所はなくなる
問題のある書き手が出た場合も、確実に処理できる

このルールが通れば完全に荒れる要素がなくなるからな
某所の野次馬共も必死なんだろう

145 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 12:32:03 ID:5IE9vUE5
したらばに完全に引きこもるならそれでいいかもしれんが、こっちを投下だけに使うって無理だろ
毒吐く奴がルール守るわけないんだから投下後毒だけが並ぶスレになるぞ
(感想をしたらばだけにすると)
したらばまで感想書きに来てくれる人がどんだけいるかわからんし

146 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 13:11:00 ID:z2GJT/sY
>したらばまで感想書きに来てくれる人がどんだけいるかわからんし
きちんと参加する気があるなら普通感想書きに行くだろ

147 : ◆pNmLMcRUuQ :2010/08/16(月) 21:04:02 ID:g67ttMks
相変わらず、殺伐としたスレだな。


大神一郎、ロワ予約

148 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 21:36:50 ID:4UFZkADJ
開幕予約を破棄した書き手氏でも勿論大歓迎ですが、予約は避難所の予約スレでどうぞ!

149 : ◆pNmLMcRUuQ :2010/08/16(月) 21:54:56 ID:g67ttMks
なぜかアク金された。管理人うぜw

150 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 22:23:31 ID:6qAmA0Yb
ロワ(苦笑)
あの下らん設定を引き継いでやってるだけで感謝しろハゲ

151 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 22:38:05 ID:5IE9vUE5
つーか、みんなそんなにその名前に不満持ってたなら、作者が変更希望がおおければ変更してもいいって
言ってくれた時に加勢してほしかったわ

152 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 22:50:11 ID:5fVAA7lK
だよな
俺も変えてほしかったのに、誰も意見言わないからうやむやで終わったんじゃないか
書いた本人がいなくなった以上、もう名前変えることはできないし

153 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 22:51:41 ID:z2GJT/sY
>>147>>149
荒らし紛いの発言したんじゃない?正直自業自得としか言いようがない

154 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:10:23 ID:juLR80S6
スルーしな

155 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:23:48 ID:Hm3mV8/C
管理人アク禁して大正解だな

156 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:29:31 ID:duPv90H4
別に予約しても良いんじゃないの
トリバレか本人かは分からんが
面白かったら採用すれば良い訳で

157 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:34:35 ID:6qAmA0Yb
聞き様によっちゃ暴言に聞こえるかもしれんからこっちでいうが
したらば引きこもり派は今いる書き手の方を優遇して
新規書き手には目を向けるなって言ってるけど
それは現状の書き手が豊富な場合にのみ言えることであって
トップ書き手ですら空気読めないSSを書く書き手である現状、新規を打ち切るのは危険だと思う
ロワを動かすのは書き手である以上、少しでも優秀な書き手が来る可能性は残しておくべきではないだろうか?

158 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:38:42 ID:juLR80S6
よく言っている意味が分からないが
何ゆえ本スレ進行だと新規書き手が来るのか
あくまで雑談等をしたらば進行にしようという話であり、窓口の広さは大して変わらないと思うのだが

159 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:40:26 ID:6qAmA0Yb
本スレをなくさないならいいんだけどね
どうもまとめ役がいないから話がまとまるのに時間がかかりすぎる

160 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:42:27 ID:z2GJT/sY
>>157
今時2chにスレ立てて新規が参入してくるとは到底思えない

161 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:46:35 ID:duPv90H4
序盤から空気読めないって…
普通新規ロワはさぐりさぐりやってくもんだろうが
他ロワの基準を押し付けるってお前頭オカシインジャネーの

162 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:50:51 ID:6qAmA0Yb
キャラが別人レベルのがゴロゴロしてる時点で探り探りもクソもないわ
面白いと思ってああいう変化球投げてるならキチガイなレベルだろ

163 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:52:31 ID:juLR80S6
こういう人を見るとやはりしたらば進行の方が良さそうだと考えてしまう

164 :創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 23:59:41 ID:5IE9vUE5
どうせ文句垂れる奴はどういう展開にしようが文句垂れるもんだから気にしないのが一番だ

165 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:00:27 ID:oFhT8f2Y
アク禁されたアホがなんか吠えてるようにしか見えない

166 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:01:14 ID:kJxMLKxU
嫌なら読むなとしかいえないな
書き手はてめーらが思うほど読み手の数を求めてるわけじゃないですよっと

167 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:07:10 ID:vHBDWYz3
そもそも全くの新規書き手なんて来るわけない
ただでさえ頭に書き手追放ルールなんて物騒なもんぶら下げるんだし、
初心者に敬遠されるのは想定の範囲内だろ。というかそうしないとクオリティが下がってここの場合今より過疎る
それでも今いる3〜4人の書き手が離れなければ、中盤まで行くことは不可能じゃない
そこまでいけば他ロワの書き手が美味しいところをつまみに参加する可能性は十分ある
今は荒らしや野次馬の目から隠れて、再起の時を待つべき

168 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:08:12 ID:h42IMzDI
自分じゃ書かない奴に限って別人だの空気読めてないだの騒ぐよね

169 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:12:42 ID:ZQYrQY4Z
空気読めてないかどうかなんてリレーされるかどうかでしか分からないしな
別人に関しては前の話をなかったことにする流れにすればいくらでも修正可能だし、
書き手ならギャーギャー喚く事でもない

170 : ◆pNmLMcRUuQ :2010/08/17(火) 00:13:53 ID:PhPm5l4b
俺ならまともなSSかけるのにww

171 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:14:16 ID:mD9XseoB
ならキャラがそのままの所に行けや
別人レベルというなら修正してもらえよ
どうせ言ってても無理があるって自分でも分かってんだろ?
他の奴の支持を得られないってよ

こういう奴の傾向として気に入らない展開があると面白くない変化球って言って
書き手を罵るんだよな、書き手は気にするなよ

172 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:16:28 ID:FVnbdkgu
これはやはり本スレで雑談は無理だな

173 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:17:36 ID:ZQYrQY4Z
というか最初の予約ラッシュの時点で予約荒らしが五人もいたんだな・・・
そりゃスタートダッシュで混乱もするわ

174 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:20:41 ID:mD9XseoB
ランスの奴とあと誰よ
個人的にはサイトを書いた後何も書かなかったあいつは
荒らしとまでは行かないがズガンされてもしょうがないと思っていたが

175 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:22:19 ID:ZQYrQY4Z
予約荒らしってのは予約したあと「間に合いませんでした^^」とか言って破棄する奴の事ね
延長までしてる馬鹿もいるし、開始前から某所に目を付けられてたんだなぁ…

176 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:24:10 ID:FVnbdkgu
この段階じゃまだ書き逃げとは言えないけどな
まだ

177 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 00:33:44 ID:OrLh8gLU
さすがに>>170は鳥割れかなんかでしょ
つか、ググると変なところの鳥が出る人が多すぎなんだよなあ

178 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 02:34:48 ID:HvxPnAy3
サイトか
考えてみれば、サイトって今回の参加者の中で最弱だったのかもしれないな
実戦経験も数回しかないし
ルーンの力がなければほとんど一般人

知らないキャラは省くけど強さランク付けるとしたら

S ダイ セイバー
A アーチャー ブーメラン シド
B セフィロス ガッツ グリフィス
C ロラン ヒュンケル ブラッドレイ
D ギルガメッシュ クラウド ゾロ 妖夢 
E バッツ リンディス シグナム ノヴァ
F ニケ ブルック サトリ
G サイト

このくらいか

179 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 02:58:43 ID:44RiBaTh
そういうのは荒れるもとだからやめろ

180 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 03:16:38 ID:OrLh8gLU
グリフィスそんなに強くねーだろ
武器も弱いし
まぁガッツと同格はないわ、参戦時期的に

知略も含めれば怖い存在だけど

181 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 06:25:55 ID:+0s0Stn2
S シド ダイ セイバー 神裂
A 健太郎 ダースベイダー ブラッドレイ 筆頭 イナズマ
B アーチャー 十臓 セフィロス 錆 ガッツ 式 クレア ブーメラン クレス
C アグリアス ヒュンケル 刹那 おっさん クラウド グリフィス ミズー ロイド サモエド 
D ギルガメッシュ ゾロ 妖夢 銀閣 黄泉 光 丈瑠 ランス シグナム 静
E 海 バッツ 風 神楽 リンディス ロラン ユーリ ノヴァ セシリー
F ニケ さくら ブルック サトリ 大神
G サイト

完全版だとこんな感じだな
対主催つええ

182 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 09:10:57 ID:FVnbdkgu
かつてキャプテンランキングというのがあってな
まぁこの手の話題は荒れるから注意

183 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 09:35:37 ID:5/tl4kCd
わざとやってるんだろうw

184 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 09:39:52 ID:8yL8D8vv
普通に雑談してるだけで自治厨が沸いてくるようになったねぇ
自称上級者か何か知らんが、余計な茶々入れてないでどこぞの荒らしの巣に引き籠もってろよ

185 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 10:20:55 ID:5/tl4kCd
自治厨より荒らしの方が普通にウザいんだが

186 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 10:34:01 ID:8yL8D8vv
荒らし=自治厨だろ
どっちも目障りなんで早く消えてくれ
雑談にも投下にも邪魔になるわ

187 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 12:21:08 ID:2GwCqjOZ
オープニング書き手が荒らしだった点についておまえら一言どうぞ
今なら最序盤だし、なかったことにもできるんじゃねーの?w

188 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 13:04:31 ID:Es7wGd1k
漫画ロワの名簿を作ったのは悪名高きCだった。何も問題はない

189 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 13:34:48 ID:OrLh8gLU
いや、だから普通に鳥割れだろ…
したらばのほうでも報告来てるじゃねーか
しかしあんなアホなトリップ使う奴もいるのか…

190 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 13:49:55 ID:A/3Q7LxF
数字4桁の鳥www
銀行の暗証番号だったりするんだろうか

191 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 16:07:50 ID:zdg4MtzX
>>187
オリ主催なんて誰も思い入れ無いからどの時点でも挿げ替え可能。
何回目かの放送案でやれば投票で決められるからすんなり行ける。

192 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 16:44:52 ID:4v6BEw8W
>>188
正確にはCアンチの見沢どもだけどな

S セイバー ダイ
A アーチャー シド セフィロス ブラッドレイ
B ガッツ 政宗 イナズマ 神裂 ダースベイダー ブーメラン 十臓 錆 健太郎
C クレス 式 クレア トゥバン ヒュンケル ロラン クラウド ランス ゾロ ロイド ユーリ
D ギルガメッシュ ミズー 刹那 ノヴァ(♂) 銀閣 黄泉 光 アグリアス バッツ シグナム 神楽 妖夢 リンディス
E 丈瑠 海 サトリ 静 グリフィス セシリー
F 大神 さくら ブルック 風 ノヴァ(♀) ニケ
G 才人

193 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 20:10:09 ID:YuwsZ4J8
ニケはもっと強いよ

194 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 20:11:33 ID:OrLh8gLU
ぐるぐるってむちゃくちゃ連載長かったと思ってたけど16巻で終わってんのか
よくあんなにアニメに出来たな

195 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 20:35:11 ID:DkoLrBf3
このランクは制限なし+本人の最強状態だとかなり変わりそうだな

196 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 20:37:47 ID:zdg4MtzX
あと固有武器装備状態化どうかもね。
純粋に剣技だけで比較すればかなり変動するだろうね。

197 :創る名無しに見る名無し:2010/08/17(火) 21:30:26 ID:8yL8D8vv
ゲームキャラはレベルによってもかなり変わるな

198 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 19:20:43 ID:PmjuXV2q
>あと固有武器装備状態化どうかもね。
たとえば式は日本刀装備ならサーヴァントに次ぐ強さになるしな

199 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 19:31:25 ID:O9Pc+pXe
殿だって変身すりゃB以上に食い込めるし
ランスなんて怠けなければ人類最強だぞ、まぁ絶対怠けるしもう死んだけど

200 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 19:48:03 ID:LY9XuaVK
しかしなんで女とセックスしないと何の味も出ないランスを出したんだろう
投票した人はまともに原作通り動かしたら荒れるとわからなかったんだろうか
剣士ロワなんだから、やっぱり戦国のヒロインキャラが見たかったなあ……剣客寄りだけど

201 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 20:15:12 ID:ya+5deNy
俺は女を襲おうとするも、なんだかんだで上手くいかずいい人扱いのコミカル系の役回りで
動かそうと思ってたな

202 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 20:29:10 ID:fkIzlVSX
でも女キャラに会う度に文章に卑猥な単語が並ぶのは正直読むに耐えなかったろうな

203 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 20:34:00 ID:F4rszVtV
>>201
そんなのランスじゃねえ……とまでは言わんが、別にそれランスじゃなくても出来るからな
個人的には健太郎が出てるほうがおかしいとおもうw

204 :創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 20:36:58 ID:O9Pc+pXe
>>202
お前がハイパー兵器や皇帝液という単語を卑猥に感じる感性を持ってるならそうなんだろうな


205 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 05:11:15 ID:Os16vGfc
エロゲ厨うぜえ
そんなにエロゲキャラが好きならエロパロ板にでも行けよ

206 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 07:43:38 ID:T0Kq0ifq
ランスはエロゲーじゃないぞ
漫画版も小説もあるし
ゼロ魔の方がよっぽどエロゲ

207 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 07:53:21 ID:+08Wgp8s
仮投下スレに来てるから代理投下する

208 :代理 狂戦士 ◇OnZTQOLVaU:2010/08/19(木) 07:54:13 ID:+08Wgp8s
セフィロス、クレアとの戦いを終え、アスカロンを解体していたガッツの前に、新たな人影が現れた。
鞘に入ったままの剣、フランベルジュを肩に担いだ黒髪の青年ユーリ・ローウェルである。
ガッツは少しだけ軽くなったアスカロンを構えた。

「てめえ、あの女の言いなりになるってのか」
「俺は急いでるんだ。さっさと帰りたいんだよ」
「そうか、だったら遠慮はいらないな!」

ユーリはフランベルジュを抜いてガッツへと走り出した。
ガッツはアスカロンを構え、横薙ぎに振るう。

ブゥン!とアスカロンが風を切る。
だがユーリは素早くしゃがみこみ回避していた。

「そんな大振りの攻撃に当たるかよ!」

ユーリがガッツに切りかかる。
ガッツはとっさにアスカロンから左手を放した。

キィン!

甲高い音を鳴らしユーリのフランベルジュは根元あたりをガッツの左手に受け止められた。
鋼鉄の義手と剣が噛み合い火花を散らす。

「くっ、鉄の腕だと!」

勝負あったと思ったユーリはガッツの反射神経と義手に驚いた。
だがガッツもまた、ユーリの意外な力に戦慄していた。

(こいつ、この細い体でなんて力だ!剣先を掴んでたら真っ二つになってたかも知れねぇ)

ガッツとユーリでは体格に大きな差がある。
ユーリも長身だがガッツは更に大きく、さらにドラゴンころしほどの大剣を片手で振るえる筋肉の持ち主でもある。
にも関わらず、ユーリは片腕でガッツとほぼ同レベルの怪力を発揮していた。


209 :(代理投下) 狂戦士 ◇OnZTQOLVaU:2010/08/19(木) 07:55:02 ID:+08Wgp8s
(どうする、アスカロンを構える時間はねえ……つっ!?)

義手と繋がった生身の部分に痛みが走った。
切られたかと思ったがそうではなく、ユーリの剣とそれを掴んでいる義手が発熱していたのだ。
炎の魔剣フランベルジュが放つ炎はガッツの鋼鉄の義手へと高熱を伝導し、生身の部分にまで達していた。

「隙だらけだぜ、烈破掌!」

ガッツの気が緩んだ瞬間を逃さずユーリのもう片方の手がガッツの腹へ強烈な掌打を放った。
ガッツはアスカロンから完全に手を離し、右手で防御する。

「ぐおっ!」

どでかいハンマーで殴られたような衝撃がガッツを襲う。
一回り以上も大きいガッツの巨体が、ユーリの一撃で吹き飛んだ。
民家の壁へと激突し、さらに壁を突き破って屋内へと叩き込まれるガッツ。

「がはっ……」

ガッツは血反吐を吐いた。
ユーリの攻撃は頑丈な甲冑を砕いてガッツの肉体にダメージを与えていた。

(ちっ、烙印が反応しないから人間かと思ったが使徒並みの馬鹿力だと?)

ガッツは剣を手放したことを後悔し、立ち上がって辺りを見回す。
手頃な武器はないかと視線を窓の外へ向けたとき、ガッツは絶句した。
そこにはガッツが落としたアスカロンを振りかぶるユーリの姿があったのだ。

「冗談じゃねえ!」

今にも振り下ろされそうなアスカロン。その威力はガッツも十分に知っていた。
両手で顔をふさぎ窓へと飛び込むガッツ。
その一瞬後に、民家はまるで爆撃でも受けたかのように一瞬で粉々に破壊された。
ユーリはアスカロンをただ振り下ろすだけでなく、風の力をまとわせて叩きつけたのだ。
ただでさえすさまじい重量のアスカロンに爆風の衝撃波が加わり、その威力はもはや剣技の域を超えていた。
飛んできた瓦礫に全身を打たれ、ガッツは路上へと叩きつけられた。

210 :(代理投下) 狂戦士 ◇OnZTQOLVaU:2010/08/19(木) 07:56:08 ID:+08Wgp8s
「ぐ……」
「勝負あったな」

ガッツの鼻先にユーリの剣が突きつけられた。
アスカロンではなく、ユーリが元々持っていた剣だ。

「お前にどんな理由があるのか俺は知らない。だがロワの言いなりになって人を殺すっていうなら、その前に俺がお前を殺す」
「……その声、どっかで聞いたな。そうだ、あの金髪の……フレンとかいうやつの名前を呼んだのはてめえか」

あのときガッツはロワを使徒、もしくはゴッド・ハンドの一人かと思い大砲で撃つべく機会を伺っていた。
フレン・シーフォが割って入ったことによりその目論見は実行に移されなかったが、もしそうならなければガッツが死んでいただろう。
だからフレンの存在は多少印象に残っていたのだが、ガッツは一体なぜあの金髪の男がフレンという名前だと知っていたのか。
それは誰かが彼をフレンと呼んだからだ。
その声は、今ガッツの目の前にいる男の声とよく似ていた。思い出してみればその後ロワと会話していたのもこの男だったはずだ。
フレンの名前を出すとユーリの決意に満ちた瞳が一瞬泳いだ。

「で、俺を殺してどうするんだ?結局てめえもあのフレンってやつを生き返らせるために最後の一人を目指すんじゃないのか」
「一緒にするな!俺は……俺はあいつを救うために誰かの命を奪ったりはしない!」
「そりゃご立派なこったな。つまりあのフレンってやつはお前にとってその程度の価値しかなかったってわけだ」
「……!」

不敵に笑い吐き捨てるガッツ。怒りのあまりユーリの顔がさっと赤くなる。
不利な状況をわかっていてガッツはあえてユーリを挑発していた。
ユーリは冷静なように見えて実はフレンの死をまだ乗り越えられていない。
戦いに没頭することで目を逸らしているだけだ。鷹の団が壊滅した後のガッツのように。
自分も経験したことのある痛みだから、ガッツはその辛さを知っていた。
だからこそ、ユーリのその傷を抉るのだ。

「知った風なことを……言うなぁっ!」

ユーリはガッツの鼻先に突きつけていた剣を大きく振りかぶった。
そのまま突いていれば死にはしないまでもガッツに残された片目を潰すことくらいはできただろう。
だがフレンの死を愚弄されたと感じたユーリはそれだけでは済まさないと、一刻も早くガッツを殺そうと全力の攻撃を放とうとした。
冷静さを失えば、いくら熟練の剣士だろうといくらでもガッツの付け入る隙があった

211 :(代理投下) 狂戦士 ◇OnZTQOLVaU:2010/08/19(木) 07:57:32 ID:+08Wgp8s
(今だ!)

ガッツは転がってユーリの攻撃を回避し、同時にバッグから奥の手を取り出した。
それは先端にフックのついた機械。
遺跡発掘の専門家トレジャーハンター御用達のワイヤーフックである。
持ち手の引き金を引くと、駆動したモーターが先端のフックを押し出した。
フックは瓦礫の中へと突き刺さる。
振り返るとユーリはガッツに止めを刺すべく全身の力を剣に集中させていた。

「絶風刃!」
「遅え!」

風をまとったユーリの剣がガッツを捉える前に、ガッツはワイヤーフックの引き金をもう一度引いた。
するとモーターが唸りを上げてワイヤーを巻き戻す。
その馬力はすさまじく、ガッツの巨体を引っ張って移動させた。
ガッツはそのまま民家へと侵入しアスカロンを拾い上げる。

「逃がすか!」

ユーリが追ってくる。だがガッツにも逃げる気などなかった。
たとえ使途ではないただの人間が相手だろうとガッツは手加減しない。
一度剣を向けたら後はどちらかが死ぬまで全力で戦う。それが剣士だ。

「オオオオオオっ!」

アスカロンを振り回し遠心力をつける。
そのまま、近寄ってくるユーリを狙い……ガッツはアスカロンから手を放した。
たっぷり遠心力のついたアスカロンは回転しながら飛んでいく。
途中にあった民家をすべて破砕しユーリへと迫るアスカロン。

「烈砕衝破!」

なんとユーリはその攻撃を回避せず、迎撃を選んだ。
地面から発生した衝撃波がアスカロンを下から突き上げる。
軸をずらされ、アスカロンはユーリの頭上へと進路を変えて通り過ぎた。

212 :(代理投下) 狂戦士 ◇OnZTQOLVaU:2010/08/19(木) 07:58:37 ID:+08Wgp8s
「これでお前は打つ手なしだ!大人しく……」

武器を手放したガッツにもう戦闘力はない。
とどめを刺そうとガッツを睨みつけたユーリの呼吸が止まった。
ガッツはすぐ傍にいたのだ。
すぐ近く……ガッツの鋼鉄の拳が、ユーリの腹へと叩き込まれるほどの距離に。

「が、は……っ!」

ユーリがガッツに使った烈破掌に勝るとも劣らない威力の打撃。
違いはガッツがすさまじい加速を得ていたことだ。

「勝負あったな」

ガッツはユーリが取り落とした剣を拾い、吐血するユーリの背に突き刺した。
ユーリ・ローウェルは心臓を貫かれ、その意識は一瞬で途絶した。
苦しまずすぐに死ねるよう心臓を狙ったのは、ガッツなりの敬意の表しだった。

「名前くらい聞いときゃよかったかな」

ガッツはアスカロンを投げた後、すぐさまワイヤーフックを構えた。
ユーリほどの猛者ならばアスカロンを防ぐかも知れない、その保険として。
アスカロンがユーリを倒せればよし、避けられたらアスカロンへ向けてワイヤーフックを撃つ。

「しかしワイヤーフックか。こいつは使えるな」

アスカロンの総重量は200キロ。ガッツが解体して軽くなったとはいえ、それでも150キロはある。
ガッツは長身だがその肉体は鍛えられ絞られている。
1グラムも余計な脂肪はなく、アスカロンの方が重かった。
だからアスカロンにワイヤーフックを引っ掛けても、移動するのはガッツの方だったのだ。

213 :(代理投下) 狂戦士 ◇OnZTQOLVaU:2010/08/19(木) 07:59:56 ID:+08Wgp8s
ユーリのバッグを漁ると、ユーリに支給された剣と道具の説明書きがあった。
剣の名前はフランベルジュ、炎の魔力を持った魔剣。
といってもガッツが振るうには少し軽すぎて物足りない剣だった。
予備には使えるかとフランベルジュを腰に挿し、ガッツはユーリの左手に巻かれたブレスレットへと目を向ける。
それはパワーリストというらしく、つけたものの腕力を増幅する力があるらしい。
ガッツと拮抗するほどの力をユーリに与えたものの正体はこれだった。
さっそくユーリからパワーリストを剥ぎ取って右手へと装着し、アスカロンを持ってみるガッツ。

「……こりゃいいな。さすがに重さを感じなくなるってわけじゃねえが、ドラゴンころしを持ってるときと大して変わらねえ感じだ」

ガッツは上機嫌でアスカロンを担ぎ直した。

「さて、さすがに疲れた。とりあえず休むか……狩りはまた夜になってからだ」

ガッツは休める場所を求めて歩き出した。
朝は魔が弱まる時間。ガッツが唯一剣を置ける時間なのである。




【ユーリ・ローウェル@テイルズオブヴェスペリア 死亡】


【F-2 市街地/一日目/黎明】

【ガッツ@ベルセルク】
【状態】疲労(中)、全身にダメージ(小)
【装備】アスカロン@とある魔術の禁書目録、フランべルジュ@テイルズオブファンタジア
【道具】支給品、ワイヤーフック@ワイルドアームズF、パワーリスト@FF7
【思考】基本:優勝してさっさと帰る
 1:とりあえず 出会った奴は 斬り伏せる
 2:休める場所を探す
【備考】
アスカロンはなんかいろいろやって50kgくらい軽くなったようです
ワイヤーフックは10メートルほど伸びる射出形のフックです。うまく引っ掛けて巻き戻せば高速で移動できます
引っ掛ける対象が固定されておらず、自分より軽いものなら引き寄せることもできます


214 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 08:02:21 ID:T0Kq0ifq

ガッツ強いなー
しかし把握してないキャラから死んでいくからありがたいぜw
次はイナヅマかミズーあたり死んでくれるとうれし!

215 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 08:04:50 ID:+08Wgp8s
代理投下終了

投下乙です
ガッツつえー
ワイヤーフックを使った機転の効く戦法もだが、人間相手でもこの迷いのなさはやばいな
そのうえパワーリストまで手に入れたらもう手がつけられんぞ
フランベルジュも出てきてエターナルソード作れる条件も揃ったしあとはダイヤモンドだけだな

216 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 08:52:14 ID:N1NoBCYX
投下乙。
ユーリ、一話退場か。善戦してたけど惜しかったな。



217 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 11:33:27 ID:cgkJIP+S
投下乙
ガッツは色々ギミック搭載してきたな
しかし、こいつも鎧付きか
光は…魔法の鎧だからって事でいいか

218 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 17:22:13 ID:aTtu45F3
投下乙
マーダーになるとガッツはこんなに強いのか
アスカロンとの相性いいなぁ

>>214
ユーリはなんせ今になってようやく登場話が書かれたくらいだからな
書き手氏が生かしても旨みがないと判断したんだろう
今思いついたんだが、登場話から一月以上リレーされなかったキャラは描写なしに殺しても
文句を言わないって心構え(非ルール)を作っとくといいかもしれない
序盤停滞が避けられるし、今いる書き手の知らないキャラを把握してリレーしなくてはいけないという負担も減る品

219 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 17:51:56 ID:5QBKcQFf
どうせ釣りだろうけどそういう事をよく平気で言えるな

220 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:01:53 ID:aTtu45F3

このキャラがロワでどうするか見たい!ってなノリで誰得キャラをねじ込んだ読み手より、
実際話を進める書き手の都合を優先するのは当たり前だろ
せっかく把握してるキャラも、知らない奴と組んでると書きづらいし

221 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:08:23 ID:z1H/Kh9T
それは正しい理屈ではある
だが、まともな書き手なら読み手を楽しませたいと思うのが普通だろう
自分の知ってるキャラだけで書き続けても虚しいだけ
というか、少なくとも俺は知らない名作を知る為にロワに参加してるようなもんだし
把握してる途中の作品のキャラが正義気取りの奴に虐殺されたらたまったもんじゃないぜ

222 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:21:45 ID:thIf2+F0
まあ最悪組んでるチームの知らない方をマーダーにぶつけて殺せばいいだけだし>把握問題
原作をググって適当に名台詞を吐かせてそこそこ善戦させてから死なせれば滅多に文句も出ないだろ
要は露骨にさえしなければ大抵上手くいく、ってこった
巻き添えとかギャーとか駄目絶対

223 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:44:45 ID:6Q+cjFpq
ここはコンセプトロワで30作も参戦してるんだから、不遇作品が多数出るのは仕方ない
でも不遇にすることを目的にしたり、不遇にしてもいいやと開き直るのはなんか違うよね
中盤くらいまではなるべくキャラは殺さずに、把握を助けるようなSSで進めていくのが理想だと思う

224 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:51:29 ID:T0Kq0ifq
理想に溺れて溺死(ry
パロロワなんだから殺さないと話にならんだろ
ちゅーかコンセプトロワって言っても剣士という前提を満たしてるか微妙な奴とかいっぱいいるし
そういうのを間引くだけでもかなり展開は進むだろー、特にラノベキャラは剣士としては全部いらん

225 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 18:58:53 ID:QW9lgklN
セシリーだけは許してあげて!>ラノベキャラ

226 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 19:20:50 ID:cgkJIP+S
話の都合とかならともかく、把握してないからって殺されたら叶わんな…
早めにセシリー書いておくか

227 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 19:39:42 ID:Y4p8I6Xx
セシリーに死亡フラグが立ちました

228 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 19:41:09 ID:/Gi2HmVg
殺すならリンディスの方優先してくれ
烈火は好きだけどここのリンにはもう何も期待してないわ

229 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 20:48:15 ID:ufvP9mAq
ラノベ
・刀語
・エンジェルハウリング
・キノ
・聖剣
・ゼロ魔
・らっきょ
・禁書
・ブギ―ホップ

エロゲ・ギャルゲ
・サクラ
・Fate
・ランス
・なのは
・東方
・ネギま

特撮
・シンケン

お前ホントに剣士か?
・レイアース勢
・FFX勢
・筆頭
・ヒュンケル
・サマル
・ブーメラン
・ニケ

キャラ崩壊
・ベーダー
・リン

これらは全部、無条件で殺していいよ

230 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 20:50:57 ID:cJheDPWm
ここはもう感想以外は全部無視していいな
どう喚こうがもう荒らしは参加できないから必死なんだろう

231 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 20:58:30 ID:NH4GQ9Pw
ガチで場違い感があるのはミズーだけだよ

232 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 20:59:01 ID:QW9lgklN
0/4【魔法騎士レイアース】 ●獅堂 光/ ●龍咲 海/ ●鳳凰寺 風 / ●ノヴァ(レイアース)
2/3【DRAGON QUEST-ダイの大冒険-】 ○ダイ/ ●ヒュンケル/ ○ノヴァ(ダイの大冒険)
0/2【刀語】 ●錆白兵/ ●宇練 銀閣
0/2【喰霊-零-】 ●土宮 神楽/ ●諫山 黄泉
1/2【サクラ大戦】 ●大神 一郎/ ○真宮寺 さくら
0/2【侍戦隊シンケンジャー】 ●志葉 丈瑠/ ●腑破 十臓
0/2【ドラゴンクエストU】 ●ロラン(ローレシアの王子) / ●サトリ(サマルトリアの王子)
1/2【ファイナルファンタジーX】 ○バッツ・クラウザー/ ●ギルガメッシュ
2/2【ファイナルファンタジーZ】 ○クラウド・ストライフ/ ○セフィロス
2/2【ファイナルファンタジータクティクス】 ○アグリアス・オークス/ ○シドルファス・オルランドゥ
1/2【Fate/stay night】 ○セイバー/ ●アーチャー
2/2【ベルセルク】 ○ガッツ/ ○グリフィス
0/2【ランスシリーズ】 ●ランス / ●小川 健太郎
0/2【ONE PIECE】 ●ロロノア・ゾロ / ●ブルック
0/1【エンジェルハウリング】 ●ミズー・ビアンカ
1/1【CLAYMORE】 ○クレア
1/1【海皇紀】 ○トゥバン・サノオ
0/1【学園キノ】 ●静
0/1【スターウォーズ】 ●ダース・ベイダー
0/1【聖剣の刀鍛冶】○セシリー・キャンベル
0/1【ゼロの使い魔】●平賀 才人
0/1【戦国BASARA】 ○伊達 政宗
0/1【空の境界】 ●両儀 式
0/1【とある魔術の禁書目録】 ●神裂 火織
0/1【東方Project】 ●魂魄 妖夢
0/1【テイルズオブヴェスペリア】 ●ユーリ・ローウェル
1/1【テイルズオブシンフォニア】 ○ロイド・アーヴィング
1/1【テイルズオブファンタジア】 ○クレス・アルベイン
1/1【鋼の錬金術師】○キング・ブラッドレイ
0/1【ファイヤーエムブレム烈火の剣】 ●リンディス
0/1【ブギーポップシリーズ】 ●高代 亨(イナズマ)
1/1【魔法少女リリカルなのは】 ○シグナム
0/1【魔法陣グルグル】 ●ニケ
1/1【魔法先生ネギま!】 ○桜咲 刹那
0/1【ワイルドアームズ アルターコード:F】●ブーメラン
21/52

なるべく早い段階でこのくらい真の剣士しか残ってない状況にはなってほしいな
4〜5回放送目辺りに完結するとして

233 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 20:59:08 ID:PGifqD7B
ベイダーキャラ崩壊してた?

234 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:13:05 ID:QW9lgklN
変な時期から出されただけだよ
ちょっと微妙ではあるけど、書けなくもない
どうせならアナキン時代から出して欲しかったかな

235 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:17:22 ID:T0Kq0ifq
ベイダーはマーダーが多いからバランス取るために対主催にしたけど、出揃ってみたら結局マーダー少なかったという非業のキャラ

236 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:23:14 ID:NH4GQ9Pw
ベイダー投下前に
書き手がマーダーの割合について聞いてるんだよな

237 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:25:52 ID:7FXLHEH5
素の状態で対主催以外になりえないキャラが多すぎた
あと、剣狂い系の参加者が日和気味なのもある

238 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:28:19 ID:PGifqD7B
ベイダーはちゃんと描かれるか心配だなー
ジェダイの剣術「型(フォーム)」がかなり詳細に設定されてるけど映像作品だけ見てても絶対分からないんだよね。
エピソード3の小説版では序盤のドゥークー戦でアナキンが複数のフォームを状況に応じて次々に繰り出して戦う様が描写されていて良かった。

参考サイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC#.E7.94.A8.E6.B3.95
http://www.starwars.jp/databank/technology/jedi.html
熟練のジェダイは基本的にフォーム1からフォーム6まで一通り習得してる。

239 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 21:38:05 ID:cgkJIP+S
自分で書けばいい

240 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 22:46:08 ID:gpGafzxq
登場話で対主催と思われたキャラがマーダーになるのは受け入れられることが多いが
マーダーと思われてたキャラが対主催になって歓迎されることはないとだけ

241 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 22:48:22 ID:/Gi2HmVg
ジャンプロワのデスマスクとか歓迎されてた覚えがある

242 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 22:58:42 ID:1d8b9//T
ニコロワの水銀燈やkskロワの朝倉もいる

243 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 23:03:08 ID:YqlGlV/6
他でマーダーやってたやつは受け入れられ易いな
敵の時ほど活躍しないけどそれは創作物全てに言えるお約束だから仕方ない

244 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 23:20:29 ID:gpGafzxq
ま、セフィとかそうだね
他ロワではマーダー一遍だったし

245 :創る名無しに見る名無し:2010/08/19(木) 23:25:56 ID:NH4GQ9Pw
俺はオルステッド出したかったけど
ライドウ破棄されたせいで予約できなかったわ
残念

246 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 00:26:37 ID:NJhHKi1F
香坂しぐれに入れ忘れてたなそういや
今思えば入れなくて良かったという感じだが

247 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 00:47:31 ID:a+75h0rV
どこがファンタジーやねん
剣客に出てるし

248 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 01:24:24 ID:DIxdnMk2
私は剣士リフ

249 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 06:54:48 ID:vsQWUV4m
>>238
旧三部作時代のベイダーは既に基本的な型すら取れないほどの重傷負ってるぞ
型習ってないルークと互角以下の勝負しかできてないし。
こっちのロワだとライトサイドとダークサイドのフォースを身に付けたってことになるから
最強ルークさま(半公式)やメイスみたいにある程度補正はあるんだろうけど

250 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:24:53 ID:a+75h0rV
ライトセイバーなくても戦えんの?

251 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:27:38 ID:vsQWUV4m
>>250
パルパティーンはエピソード6じゃライトセーバー使ってないし
エピソード5でベイダーは素手でブラスターを全て弾き返してる
第一、ベイダーはモニターに写った人間の首を締めてるじゃん

252 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:33:49 ID:spp/NqNr
フォースはマジヤバイ
サイコキネシス系の能力では創作世界でもかなり上位に食い込むはず

253 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:33:51 ID:vsQWUV4m
でもまぁアンリミテッドパウワー!や念力首絞めはダークサイドの技だから
驚きの白さな今のベイダーは使おうとはしないかなぁ…

ダークサイドのフォース手に入れてるとはいえ、CWでのメイスみたいなかめはめ波は打てないだろうし
ハテサテ


254 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:37:39 ID:hLyxV7HC
物理現象だけでも時間・空間・物理法則・宇宙理無視
精神支配・精神遡行・精神創造・精神改竄・精神転移だっけ>フォース
正統派魔法少女の使う魔法と言えばわかりやすいか

255 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:38:27 ID:vsQWUV4m
とりあえずダイス操作くらいは訳ないなw
師匠の師匠も目の前でやってるし

256 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 07:47:17 ID:cquMqb3k
タイムスリップとワープが出来る(とされていた)のは作中登場しない伝説上のジェダイだけだけどなー
ベイダーでも近未来予知と超能力物体操作と精神支配くらいが限界だったはず、宇宙間移動は機械に頼ってたし
まあ戦闘力は大体セイバーと同じくらいじゃね、ダークサイドならだけど

257 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 08:24:35 ID:a+75h0rV
いやいや、特殊能力とかじゃなくて、普通にやっとうが使えるのかという意味で
その辺の剣使わなくてもどうにかなるような能力は制限だろ?

258 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 08:28:11 ID:veuSlqqj
フォースで肉体強化して未来予知してるから剣術が強いのであって
フォースなしならただの中年

259 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 11:09:06 ID:tFg7hCrC
ベイダーもだけどライトセイバーってフォース無しで使えるの?
刹那が気合いで使ってたけどw

260 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 14:16:36 ID:6GpN2JPZ
セーバーはただの機械で、柄のスイッチを押せばエネルギー刃が出る仕組み。
なので、使うだけなら誰でも使えるが
刃に質量ないので感覚を掴めてないと自分自身さえ傷つけかねないらしい。


261 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:25:14 ID:vTSugnak
ミズー書いた奴出てこないかな〜
書き手枠でこんなキャラ出して繋がれると思ったんすかwww


262 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:28:05 ID:sceme7v2
書き逃げを責めても詮無い
それよりそういうキャラを処理することに文句をつける風潮をどうにかするべき

263 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:34:51 ID:vTSugnak
ミズー擁護する奴出てこいよ!
こんな奴投票でも絶対に票集まらなかっただろうが!
なんでしゃしゃり出てきてんだよ!

264 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:41:48 ID:og+gqREL
書き逃げだろうと文句言うだけのお前よりは有益だよ

265 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:49:35 ID:vTSugnak
本当に有益か?
だったらミズーを書ける奴、把握途中の別の書き手がいるかどうかしたらばで聞いてこいよ
あんな話で書く意欲が湧くとは思えないけどなあww
しかもこの書き手はベイダー登場話も書いたが結局繋がれてない
おかしなパスをするがそれでも有益なのか?


266 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:52:11 ID:sceme7v2
書き逃げは無益ではあるが有害よりはマシ
もっとも読み手が万事この調子だから無益こそが有害なのだろうか

267 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 18:56:36 ID:vTSugnak
殺してくれそうなブラッドレイは別の問題処理のために移動したし
光は期待できないし殺すだけでもハードル高いっていう

268 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:04:06 ID:rqG5D+U1
もうロワに「思ったよりゲームが進まないから部下を送りこみます」とか言わせて
ジョーカーを大量投入するのが一番な気がしてきた
一人しか参戦してない作品多いし、入れるキャラを厳選すれば関係性も高まる
具体的にはギルガメッシュ@Fateやドウコク@シンケンジャー、プリシラ@CLAYMOREなど

269 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:08:07 ID:DIxdnMk2
30人くらい一斉投入だな

270 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:08:26 ID:ukHFHZk2
それはちょっと気が早い
まだ洗脳アイテム・心変わりでマーダーを増やせる段階だ
それか固まってるマーダーをバラバラにMAPに飛ばす策を講じるとか

271 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:09:08 ID:a+75h0rV
ジョーカーwがどう処理されたかもう忘れたのかw
そういう無茶振りが一番書き手のやる気を失わせるんだよ

272 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:14:26 ID:vTSugnak
追加は無い
ミズーと同じくらい無い

273 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:23:08 ID:vTSugnak
ミズーイラネってことに関する反論は無いのかよ
文句なんてこっちだって言いたくないわい

274 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 19:27:42 ID:iPuWpPOj
いらないと思ってる人が大多数なら多少無茶に殺しても文句は出ないだろうから好きにやれとしか
自殺とか、それが無理なキャラなら事故死とかで

275 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 20:58:05 ID:a+75h0rV
お、予約されたか
光と無理なく別れさせる話書こうと思ってたけど、もう必要ないかな
一応一巻立ち読みして7巻だけ100円で買ってきたんだが…
まぁ別に書きたいわけじゃないからどうでもいいけどサイトに続いてまた資料が無駄になったかな

276 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 22:01:46 ID:4QWWbB3I
予約しなかったんならそれが全てだろ
自分のグズさを棚に上げて泣き言言ってんなボケ

277 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 22:11:27 ID:4yfP3p1F
サイトはゼロ魔信者の俺でも正直イラネって感じだったな
剣士と言えるのかどうか微妙だし、どう考えても単独で出して面白いキャラじゃないし
賛成3人以上いたとはいえ、反対意見もそこそこあったんだから、自重することだって出来た筈なのに
出してしまえばどうにでもなると思ったのか
で、書かれたのも、ゲームに乗らない決意して、何事もなく可愛い女キャラと組むっていうエロゲ脳丸出しの登場話だったし
サイト信者って、こういう、サイトハーレムルートみたいなの好む人多いよね
そういうのホント嫌になる
ミズーは、よく知らなかったけど調べてみたら何か可愛かったからまあいいやって
今度原作買ってこようかと思ってたけど、その前に死ぬかもな
伊達正宗、ブーメラン、ロイド辺りは特に不満もないわ
普通にキャラとして面白そうだし
サトリ、Wノヴァ、健太郎も参戦済み作品からのキャラだし言うことない
でもまあ健太郎に関しては、エロゲに嫌悪感抱いてる人もいるみたいだしどうなるか分からんな

278 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 22:14:57 ID:a+75h0rV
>>276
いや、別に書きたかったってわけじゃないと言ってるんだが…
書いてくれるんだったら泣きごとどころか大歓迎ですよ

279 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:05:11 ID:iPuWpPOj
ていうか暴言吐いてたのトップ書き手だったのか
よもまつ

280 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:21:30 ID:jup1Mvqv
証拠もなしに何言ってんだお前?

281 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:24:18 ID:4QWWbB3I
脳内ソースが証拠なんだよ
そっとしといてやれ

282 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:25:50 ID:DIxdnMk2
俺の脳内ソースなら確固たる証拠になるんだが>>279のじゃな

283 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:26:58 ID:vTSugnak
酸素欠乏症に…

284 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:28:24 ID:iPuWpPOj
証拠てw
流れから物事を読めない人は哀れすなあ
頼むからミズーが死んでも暴れないでくれよww

285 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:32:53 ID:DIxdnMk2
>>284
いいからここで推理を披露してくれよ
上手く行けば賞賛を得られる

286 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:34:05 ID:4QWWbB3I
は、もしかしてミズー関連で荒れた矢先にミズーが予約されたからイコール荒らしだと・・・?
すげえ、ここまで自分が正しいと思い込んでるバカ見たことねえw


287 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:35:26 ID:jup1Mvqv
>流れから物事を読めない人は哀れすなあ
>哀れすなあ
>哀れすなあ

まったくだな

288 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:40:36 ID:iPuWpPOj
それにしてもこの程度の事も読めない馬鹿な住民がいるとか……
まあ誰特キャラの書き手枠ねじ込みに加担してる奴が沢山いた時点で自明か

289 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:42:31 ID:ErZZDlqb
喋れば喋るだけ馬鹿が露呈するってある意味芸術だな

290 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:47:54 ID:4QWWbB3I
この流れを見て俺もわかったかもしれない
こいつはアク禁された書き手で、しかもここでずっと名無しで暴れてるアホだと思うんだけどみんなどう思うよw

291 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:48:16 ID:DIxdnMk2
>>288
私バカだけどあなたからは同じにおいがするの
バカのお墨付きだから間違い無いと思う

292 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:53:47 ID:iPuWpPOj
ミズー排除という当たり前の現実を認めたくないなら早めに予約してキャラ立てしておくべきでしたの、書き逃げさんw
ひょっとしてラノベロワに出てたから書ける人いるとか思っちゃってたんですか? ざまあw

293 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:56:00 ID:jup1Mvqv
流れから物事を読めない哀れな俺でも誰が一番馬鹿なのかくらいはわかるよ
なあ、おい

294 :創る名無しに見る名無し:2010/08/20(金) 23:59:12 ID:DIxdnMk2
実はID:iPuWpPOjは俺の自演

295 :創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 00:07:28 ID:WNN4tKud
投下でも来たかと思ったが、そんな事もなかったなw

296 :創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 00:10:57 ID:VUy+G1Yg
バカを肴に酒を飲むのも中々乙なものだよ

297 :創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 00:12:23 ID:nj+COg3i
案外賑やかせるだけの人はいるんだよな…必要な人材ではないにしても
しかし書き手枠はホントいらなかったな
参戦作品の主人公かライバルに回しておけば……

298 :創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 00:13:55 ID:CJOuR66x
>>296
自分から肴になってどうする

299 :創る名無しに見る名無し:2010/08/21(土) 00:32:44 ID:iu6npDi8
書き手枠も、投票で通った作品&3票以上獲得キャラのみにしてればここまで荒れることもなかっただろうな…
今思えば、参加作品以外で、票も取れてないキャラ出すとかホント意味不明だったな
もっと強く反対しとくんだった

300 :創る名無しに見る名無し:2010/08/23(月) 23:49:36 ID:QdIfTzZi
まともそうな書き手がウォルフしかおらん
もう駄目やなこのスレ

301 :創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 14:40:00 ID:FK5Vzw1O
ウォルフって◆WoLFzcfcE.のことかww
何勝手に変なあだ名つけてんだww
だいたい、呼ぶなら普通に「ウルフ」でいいじゃんwww
ウォルフwwwww

302 :創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 15:17:30 ID:vdUuw643
かっけえw

303 :創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 19:18:21 ID:UxuX/m8d
ドイツ読みでWolfはウォルフ、狼だっけか
まあ間違ってはいない

304 :創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 19:23:29 ID:0ao33EA+
ウォルフと言われると銀英伝しか出てこないんだけど、執筆速度が疾風なの

305 :創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 20:46:54 ID:vcwVpkzy
疾風なら延長なんかせん
最初から予約期間計5日とか長過ぎたんや
第1放送までは24時間とかでもよかった

306 :創る名無しに見る名無し:2010/08/24(火) 20:55:36 ID:UxuX/m8d
どこのロワも予約期間1日でなんてやってねーよ

307 :荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 ◇LwWiyxpRXQ:代理投下:2010/08/25(水) 19:04:50 ID:mCyiF/0I
強さとは、力がある事ではない。優れている事でもない。
大きい事でも勢いがあることでもない。弱くないとういうことも負けた事を意味しない。
強さとは結局のところ、他の何者との関係の無い、それ自体が独立した概念であり、
それを手にいれようとするならば、
勝利や栄光といった他の全てを犠牲にする事を覚悟しなければならない
                            霧間誠一(-孤独と信念-)


1

不気味に三日月が輝く夜空の下、そこには無骨な橋があった。
流れゆく水の音をBGMにしながら、無機質な石造りの橋の上に立つ二人の人間が居る。
片や落ち着いた雰囲気を持つ初老の男。その腰には二対の剣が刺さっている。
片や鎧兜に身を包んだ鋭い目付きの男。その瞳はまっすぐと敵に向いていた。
彼らの共通点は眼帯をしていることだった。

二人の距離は決して遠くない、かといって近くもない。
剣を交えるには少しだけ、ほんの少しだけ遠い。そんな距離だった。
恐らくどちらかがあと一歩でも踏み出せば、次の瞬間には戦いの火蓋が切って落とされるだろう。

「ふむ、折角拾った命をわざわざ捨てに来たのかね」

最初に口を開いたのは初老の男だった。
厳しい口調で放たれた、明らかな挑発に対してもう片方の男はHA! と吐き捨てるように笑い、険しい眼差しと共に言葉を返す。

「あんたに負けたままにしとくワケにはいかないだろ、King」

そう堂々と告げる男の名は伊達政宗。
相対するは数時間前に邂逅した強敵、キング・ブラッドレイ。
前回見せ付けられた圧倒的な強さを前にしながら、全く臆する様子はなかった。

リンディスと別れて街を出たブラッドレイと、彼を追って北へ向かっていた正宗は再び出会うこととなった。
そして、それが意味することは即ち、闘争。

「下らぬ自尊心に縛られ死を急ぐか」

その言葉と共にブラッドレイは鞘から剣を抜く。
同時に正宗も黒竜を構え、戦闘態勢に入る。

「ゆくぞ、小僧よ」
「奥州筆頭、伊達正宗――推して参る」

そうして二刀と雷鳴の二度目の激突が幕を開ける。
その果てにあるものは――――――


308 :荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 ◇LwWiyxpRXQ:代理投下:2010/08/25(水) 19:05:41 ID:mCyiF/0I
2


最初の一歩を踏み出したのはどちらだっただろうか。
地面を蹴る音から遅れること0.1秒、キィンと剣と剣のぶつかる甲高い音がそれに重なった。
そして、それから連続して剣がぶつかり合う音が続く。
音と音の間は均等ではなく不規則で、しかし途切れることはない。

正宗が黒竜を振るう。その一撃は鋭く、疾風のようにブラッドレイへと吸い込まれていったが、ブラッドレイはあくまで冷静にそれを受け流す。攻撃がいなされたことを知った正宗は、再度の攻撃に移る――前にブラッドレイが動き、隼の剣を走らせた。

「Shit!」

強引に体勢を変え、正宗は一撃を避ける。ブォン! 耳元を掠めた刃が空を裂き、そんな音を響かせた。回避は成功だ。しかし、ブラッドレイの剣はまだ残っている。もう一つの隼の剣が迫り、正宗はそれを何とか黒竜で受け止める。キィン。高い音。そして、衝撃。

「ふん!」

ただでさえ不完全な体勢だった正宗が一撃を完全に受け止めることなどできる筈もなく、ガードごとそのまま吹っ飛ばされた。追い討ちを掛けるべく動いたブラッドレイだが、防御しきれないと悟った正宗は衝撃の直前、敢えてその身から力を抜き、衝撃に身を任せた。
その結果、ブラッドレイの目測以上に距離が開き、剣は空を切った。
まさに紙一重の回避。そして、攻撃後の一瞬の隙を見逃すことなく、正宗は叫ぶ。

「HA!」

言葉と共に雷撃を打ち込んだ。
稲妻が空間を駆け抜け、爆音と共に衝撃がブラッドレイを襲い、砕かれた橋の破片が舞う。
やったか。正宗は吹き飛んだ身体を素早く立て直しながら、内心でそう呟いた。

「流石の威力だな。雷鳴の錬金術師よ」

だが、煙の中から聞こえた声が、戦闘の終了を否定する。
ぞわり、と正宗の背中を恐怖に酷似した感覚が駆け巡り、考えるよりも速く、本能に従うままに黒竜を構えた。

「だが、私を超えて王を名乗るにはまだ遠いな」

それが正宗の命を救うことになる。放たれた声を認識した時、目の前には既に凶刃が迫っていた。何度聞いたか分からぬ甲高い金属音が響かせながら、何とかそれを防御する。
しかし、ブラッドレイの猛攻は留まることを知らず、次の瞬間には既に二撃目が来ている。
キィンキィンキィンキィンキィンキィン。刃は次々と放たれ、鋭く、強く、そして疾い。
まさに隼のように攻撃は続き、正宗は身を守ることで精一杯だった。

剣の嵐の中、正宗はブラッドレイの顔に違和感を覚えた。眼帯だ。先ほどまで目を覆っていた眼帯がなく、その紅い瞳が晒されている。

(ッ! やっぱ、あの眼。あれがこいつのcrazyな動きを可能にしてやがる)

正宗は思い出す。一度目の戦いの際の驚異的な動きを。
特に眼帯を外した後の、あらゆる物を見切るような動きは圧倒的であり、一度自分は敗北したのだ。
状況は明らかに正宗に不利だった。ブラッドレイの攻撃に対し、正宗は防戦一方であり、次の瞬間には刃が身を切り裂いてもおかしくない。
そして、一度目の戦いで己の身を救ったイナズマはこの場に居ない。
正宗の額に冷たい汗が流れ、しかしそれを拭う余裕などある筈もなく、つぅと流れ落ちた。

「小僧、そのような体たらくで王を志すか」


309 :荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 ◇LwWiyxpRXQ:代理投下:2010/08/25(水) 19:06:29 ID:mCyiF/0I

ブラッドレイは冷たく言い放つ。
対する正宗はニヤリと笑い、ブラッドレイの剣を捌きながら、臆することなく言った。

「独眼竜は伊達じゃねえ、you see?」

そして、動く。守りに徹していた正宗は、その言葉を放つと同時に攻めに転じた。
黒竜を放ち、刃がブラッドレイを捉え、まさにその身を斬ろうとするが――

「自棄になり、勝負を捨てたか」

赤い鮮血が舞った。
ブラッドレイの瞳がその隙を見逃す筈もなく、剣は正宗の左腕を抉っていた。
正宗の全身を痺れるような痛みが駆け巡り、悲痛な声を漏らした。
だが、その顔の笑いが消えてはいない。

「OK, Are You Ready?」
「ぬ……!」

そして、閃光。


3


橋が光に包まれた。
次の瞬間、爆音と共に石造りの橋が崩壊していく。
正宗が雷撃を放ったのはブラッドレイではなかった。仮にブラッドレイを狙っていたとしても易々と避けられていただろう。
狙ったのは橋だ。
それも既に一度雷撃を放った部分、即ち今正宗とブラッドレイが居る場を。
結果、爆音と共に橋は砕けることとなる。

「………………」

足場を失ったブラッドレイは、重力から開放される浮遊感を味わいながら険しい視線で周りを見渡した。
辺りは未だ暗く、加えて舞う土煙、視界は決して良いとは言えず、橋に戻ることは至難の技だろう。
しかし、水に落ちる訳にはいかない。それは致命的な隙になる。
ならば、取るべき道は一つ。

一秒にも満たない思考の末、ブラッドレイは視た。
憤怒のラース。ホムンクルスとして与えられた目を用いて、世界を深く覗く。
あらゆる物が遅く感じられ、崩れ行く橋、宙を舞う石の欠片、空気の流れさえも見切った。ブラッドレイはそこに一つの線を視た。

それからの行動は迅速だった。
足の筋肉を動かし、空中に飛び散っている橋の破片を仮の足場に跳躍する。
一歩、二歩、三歩、四歩。破片から破片へと飛び移り、空を歩いていた。
最強の目が視せた道を辿り、ブラッドレイは再び橋へと戻ろうと――


310 :荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 ◇LwWiyxpRXQ:代理投下:2010/08/25(水) 19:07:23 ID:mCyiF/0I

「HA! やっぱあんたはcrazyだな!」
「ぬ……………!」

声がした。
そこにいたのは黒竜を振りかぶった伊達正宗。
月日に照らされ、奇妙な光を纏った剣を振りかぶっている。

普段のブラッドレイならば難なく避けられただろう。
それどころかそのまま反撃に転じ、それで勝負が決まったかもしれない。
だが、今この状況では無理だ。
今のこの不安定な足場では、動きようがなくその場に留まるしかない。

ブラッドレイの目はあらゆる物を視ることだけで見切ることが出来る。
故にどの道が最も無駄なく橋へ帰るかも分かる。分かってしまう。
だから、今の正宗には分かるのだ。ブラッドレイがどの道を通るかが。

一番無駄のない道に必ずブラッドレイがいる。
大体の位置さえ掴めれば、襲撃は簡単だった。

迫り来る刃を認識したブラッドレイが選んだのは、回避でも防御でもなく反撃。
前も後ろも右も左も行けないのなら、その場に留まるしかない。
故にブラッドレイは正宗を迎え撃つべく、隼の剣を振るう。

時間にすれば1秒にも満たない刹那の空中戦が始まり、剣が交錯する。
勝ったのは―――


311 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 19:07:29 ID:Zwuozmc3
支援

312 :荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 ◇LwWiyxpRXQ:代理投下:2010/08/25(水) 19:08:13 ID:mCyiF/0I

正宗は己の身体に衝撃を感じた。
左だ。ブラッドレイの刃が彼の身体を弾き飛ばしていた。
正宗の左腕は一度目の戦いでダメージを受けており、そしてこの戦いの中でも裂傷を負っている。
その負傷が、左腕をほんの僅かに動きを遅らせた。
その隙をブラッドレイは見逃さなかった。

「―――――ッ!」

正宗は声にならない叫びを上げ、自分の攻撃が失敗したことを知る。
とはいえ、その足場の崩れた場からの不安定な太刀筋だったことが幸いして、致命傷には至っていない。
痛みを堪えて、跳躍し何とか橋へと戻る。
途中落ちていくブラッドレイを見つけた。
どうやら橋に戻ることは諦めたらしく、このまま川へ落ちるつもりらしい。
ブラッドレイならばこの高さからのダイブなど容易にやってのけるだろうし、今の正宗の状態では追い討ちを掛けることもないと判断したのだろう。

二度目の戦いは終わり、自分は手負いで相手は無傷。
自分は再び負けたのだ。

「HA!」

自嘲気味に笑い、空を仰いだ。
夜明けが近くなっているのだろう、三日月は今にも落ちようとしていた。


4

バシャ。
そんな音と共にブラッドレイは川から這い出る。
そして、そのまま歩き続けようとした所で――膝を付いた。
その息は荒く体力の消耗を感じさせる。

「やはり年だな……」

そう漏らしながらも動く様子はない。
度重なる連戦、最強の目の酷使はブラッドレイをかなり消耗させていた。
あれ以上長引けば、危なかっただろうとブラッドレイは判断する。
夜明けも近い。しばらくは体力を回復するべきだろう。

膝を付き、しばしの休息を取っていると自分の手に赤い線が浮いていることに気づいた。
それは血だった。どうやら先ほどの退けたと思った空中での一撃は当たっていたらしい。
無論、かすり傷に近い、ブラッドレイからしたら何でもないものであるが、一撃には変わらなかった。

「ふむ………」

今日既に二度戦った青年の顔を思い出しながら、ブラッドレイは一人呟く。
もう一度戦うことになるかもしれない。そう理由もなく思った。


313 :荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 ◇LwWiyxpRXQ:代理投下:2010/08/25(水) 19:08:59 ID:mCyiF/0I

【D-4 川の周辺 一日目 黎明】

【キング・ブラッドレイ@鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】
【状態】疲労(大) ダメージ(中)
【装備】隼の剣@DQ2、隼の剣@DQ2
【道具】基本支給品×2、ランダムアイテム(個数、内容ともに不明)
【思考】基本:『お父様』の元に帰還するため、勝ち残る。
 1:とりあえず人を探す。
 2:介入してきた主催者への怒り。
3:休息を取る。
【備考】
 ※『最強の眼』を使用している間は徐々に疲労が増加。



【D-4 橋 一日目 黎明】

【伊達政宗@戦国BASARA】
【状態】疲労(大)、左脇腹に裂傷(応急手当て済み) 、左腕に裂傷
【装備】黒竜@戦国BASARA
【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、内容ともに不明)
2:次回放送時に伊達政宗とD-4で合流する。(合流できなければ次の放送時に改めて合流する)
 【思考】基本:主催者の首を獲る。誰だろうと挑まれれば受けて立つ。
 1:島の北側を探索して殺し合いに乗らない参加者や首輪を解除できる者を探す。
 2:次回放送時にイナズマとD-4で合流する。(合流できなければ次の放送時に改めて合流する)
 3:ブラッドレイを倒す。
 4:イナズマにいずれ借りを返す。
【備考】
※橋の一部が崩れましたが、通行に支障はありません。


314 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 19:11:20 ID:mCyiF/0I
284 名前: ◆LwWiyxpRXQ 投稿日:2010/08/25(水) 14:13:34 [ yPAiA/9s ]
投下終了です。
規制されてない方、本スレへ代理投下お願いします。



以上で代理投下終了
筆頭まさかの二連敗…ブラッドレイはんぱねえ
これで年とか若いころはどんなだったんだw

315 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 20:13:32 ID:SJlJvu6c
代理投下乙です

筆頭は弱くは無いのに……マジでつえええ
ガチ戦闘シーンをよくここまで書けた
GJ

316 : ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:00:31 ID:1yfnBapt
投下&代理投下乙です

大総統はやっぱり強い。
筆頭が死ぬかと思ったが何とか生き残ったか……
体力無限じゃないのが唯一の弱点だろうか

遅れて済みませんが、
ミズー、光、ニケ、ブーメラン、バッツ 投下します

317 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:01:55 ID:1yfnBapt
視界を遮るものは何もない。
くたびれたロングコートを風になびかせ、ブーメランは無人の野を進み続ける。

魔族。
金属の身体に水銀の血。
生命のしなやかさに機械の強靭さを併せ持つ、生まれついての戦闘種。
ブーメランはその中でも一際闘争に執着を見せる男だ。

求めるのは常に死線。
死に最接近する死地においてこそ、生の充足を得られると信じている。
戦うことが、他者とぶつかり合うことがブーメランが唯一自己の存在を確信できる手段である。
たとえ誰かの掌で踊らされているのだとしても、今ここに在る戦意こそは己の内から生まれ出たただ一つ確かなもの。
故に、この状況に不足はない。




思い返すのは数刻前の闘争だ。
緑の髪の剣士との短くも鮮烈な交差。
あの白刃の軌跡を、覚えている。

無骨な指が胸の傷を撫でる。腰元の炎の剣によって刻まれた、強き剣士の印。
荷物の中にあった指輪の効果で緩慢に再生が始まっている。
鈍く痛みを残すその傷痕はブーメランにとっては誇るべきものだ。

肉体の強度で魔族に遥か劣る人間によって刻み込まれた戦傷。
それは彼らの可能性を示すものであると同時に、ブーメランを更なる高みへと導くものでもある。


――ロロノア・ゾロ。奴は強かった。


そう、素直に思えた。
かつて
戦った三人の人間――ファルガイアを守護する戦士達、その内の一人もまた優れた剣士だった。
魔族の目にも止まらぬ瞬速の剣技――早撃ちは、この身体に無数の痛みを与えてくれた。
ブーメランに、と言うより魔族全般に言えることだが、彼らは基礎能力で人間を圧倒している。
筋力、瞬発力、体力、魔力、抵抗力。およそあらゆる面で人間に大きく水を開けている。
だがただ一つ追いつけないものがある。
老いとは無縁の鋼の身体を以てしても、たかだか数十の時しか生きられない人間の後塵を拝するもの――それは技だ。

318 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:02:58 ID:1yfnBapt
短い生ゆえに人は後に続く者へと何かを託す。
それは信念、伝統、知恵、記録、記憶など様々だ。こと、闘争に特化された体技や剣技も例外ではない。
技は年月を重ねるごとに練磨され、より実戦的で強力なものへと進化していく。
先ほど闘ったロロノア・ゾロもまた、かつて見たことのない様々な剣技を駆使しブーメランへと喰らいついてきた。
力の無さを技で埋める。それもまた剣士の強さの一つなのだろう。


――だが、まだ足りない。俺はそれを打ち砕いてしまった。


いかに卓越した剣技を誇ろうと、それだけではブーメランには届かない。
何が足りないのだろう――自問して、すぐに解を得た。

足りないのは“絆”だ。
心を繋いだ人間たちが見せる、互いを信頼する心が生み出す相乗効果。
一つ一つは弱く儚い力を束ね、災厄すらも退けるほどに強く激しい力へと昇華させるモノ。




かつてブーメランを退けた戦士たちは、個別に見ればどれもブーメランの相手にはなり得なかった。
だと言うのに、三位一体で迫る彼らの勢いはブーメランと相棒ルシエドを同時に相手取ってなお突き抜けたのだ。
ならばブーメランのやることもおのずと決まる。
一対多の絶対不利的状況においてこそ、己を追う死の影も濃くなろうと言うもの。


――正面から打ち破ってこそ、俺の渇きは満たされる。


草原に微かな痕跡を見つけた。
焼け焦げた草が、踏み固められた土が、この場で闘争があったことをブーメランへと知らせている。
二人――いや三人。

視線を上げた先には建造物の影の連なりがある。

新たな戦場の到来を確信し、戦鬼は大剣を引き抜いた。
飢えを、渇きを満たすために。
空っぽの自分を、今一度確かめるために。

319 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:03:48 ID:1yfnBapt
              ◆


頭が痛い。
赤髪の剣士ミズー・ビアンカは声に出さず息を吐く。
込めた想いはこの状況への憤りであり、現況と思われるロワへの怒りであり、または彼女の目の前で親しげに話す二人への呆れだった。

「ニケは勇者様なんだ。すごいな、私と同い年なのに」
「いやぁ、それほどでもないよ。実際はククリの――オレの仲間の魔法使いのおまけみたいなものだったし」

村へと侵入する直前、ミズーの同行者の獅堂光に新たな出逢いが訪れた。
金髪の小柄な少年はこちらが何か言う前にペラペラと自己紹介をし、述べ五分ほど喋り通した。
内容はまあほとんど聞き流したのだが、要するに自分に戦う気はないので
同行させてほしいと言うことだった。
その口の軽さにミズーはもちろん警戒したのだが、光があっさりと信用してしまったので剣を突きつけて尋問することもできずこうして一緒にいる始末。
少し日が差してきたとはいえまだ辺りは暗い。
奇襲のリスクを減らすためにもできれば余計なお喋りはしないでもらいたかったが、その会話の理由は恐らく状況への不安だろうと察してもいたので止めはしなかった。

村の中ほどまで達すると、そこはまるで戦争でも起きたかのような有様だった。
住宅地の中に不自然な空き地ができている。
瓦礫が散乱し、家屋は廃屋へと呼ぶが相応しい状態にまで破壊し尽くされ、ところどころに薄く残り火が見える。

ミズーが同じ状況を作れるかと問われれば、精霊を用いれば可能だと答えるだろう。
逆に言えばそんなものでも使わなければここまで徹底した破壊は不可能だと思われた。

「……殺し合いに乗り気な者は思ったよりも多そうね」

辺りを見回し、地面に残っていた血痕を見つけた。
血は固まりかけている。戦闘が起きてから多少時間が経っているようだ。
ミズー自身黒髪の少女に襲われたばかりなので、そういった輩がいることを既に受け入れている。
だから冷静でいられたのだが、光やニケにとっては幾分衝撃だったようだ。
生々しい鮮血の赤が、いやが上にも状況の理不尽さを雄弁に示している。

(どうやらこの子供はこの村の戦闘とは関係ない……と見ていいか)

ニケを信用していなかったミズーは内心で呟いた。
あるいは仲間がいてミズーたちをここへ誘き寄せたのかとも思ったが、青ざめた顔に嘘の色はないように思えた。

320 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:05:25 ID:1yfnBapt
ここでミズーは二人の同行者についてさっと考えをまとめる。

獅堂光。
念糸とも精霊とも違う炎の力を操る少女。
出逢ったときに身を包んでいた鎧は今は無い。剣もだが、光の意志次第で自由に現出させられるとか。

軽く話したところでは剣の心得もあるらしい。

ニケ。
等身的に光と同年代とは思えないほど小柄な少年。
魔王を倒した――という先ほどの武勇伝が本物ならかなりの実力者と言うことになろうが、とてもそうは見えない。
というかミズーはそもそも魔王ギリという存在すら知らない。ゆえにハッタリか嘘の類かと思っていた。


とにもかくにも協力者を早々に二人も得られたことは僥倖だ。

続いて、
ミズーがこの場でどう動くべきか。
最終的にロワと神の剣を破壊するためには、まずその場所へと辿り着かねばならない。
そのためには最後の一人になるまで殺し合うしかないのだが――やはりそれは選べない。
ならば『ロワが出てこざるを得ない状況』を作り出す。

これは光もだが、既にミズーは自身の力が大きく減退させられていることを看破している。
自身の念糸能力の弱体化。精霊檻の開封も不可能なほどに弱まっている。
光の魔法と言う力。普段とは比べ物にならない疲労を感じていると言った。
そのからくりは、おそらく今もミズーの首にあるこの首輪が鍵になっているはず。
これをどうにかして外し、獣精霊を全力で暴れ回らせればもはや殺し合いどころではなくなるだろう。

常にミズーとともにいる獣精霊、炎の獅子ギーアは古き精霊の一柱である。
獣精霊はマント留めのレリーフに埋め込まれた水晶檻の中で今も解放のときを待っている。
かつて世界の中心である帝都を蹂躙した灼熱の力は人が抗えるものではない。
間違いなくロワは阻止に動くはずだ。
狙うのはそのタイミング――

外套の裏に吊るしてあった剣帯から短剣を抜き放ち投擲する。
夜を切り裂いた銀光は瓦礫に突き立つ音をさせず空中で停止した。

「ミズーさん、何を……」
「二人とも、気をつけて。誰かいるわ」

321 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:06:18 ID:1yfnBapt
その一言で光は瞬時に剣と鎧を身に着ける。
ニケはと言えばバッグから剣――剣だろう、多分――を引っ張り出す。ミズーの身長よりなお長い大剣だった。
出したはいいものの持ち上げようとして難儀している姿を見て、やはり溜息を吐く。

「戦えないなら下がってなさい。無理しなくていいから」
「うう……すいません……」

下手に手を出されるより最初からいないものとして扱ったほうが気を散らさずに済む。
剣を抜き、ナイフを投げた方向――風に乗って微かな血の匂いを感じた方向へと構える。
影の中から現れたのは、こちらも馬鹿に大きい剣を携えた長身の男だった。
片手にはミズーが投擲した短剣。飛来する刃の刀身を掴み止めたらしい。血の一滴も流れてはいなかったが。
仮面を被っているようにも見える男の顔からは表情が窺えない。
だが双眸が湛えるのは紛れも無い戦意だ。

「三人……か。だが見込みがありそうなのはお前だけのようだ」

短剣を弄び男が言う。その視線が捉えているのはミズーだけ。
言葉を交わすまでも無く男は戦いを望んでいるのだと知れる。

「俺の名はブーメラン。行くぞ」

手短に名乗り、男――ブーメランは短剣を天高く放り投げる。
そして大剣を構え、次の瞬間、まさに一瞬でミズーの間合いへと踏み込んできた。

(――速すぎる!)

疾走の勢いを乗せた大剣を受け止めるのは不可能と判断し、ミズーは二本目のナイフを手首の動きだけでブーメランの眼前へと投擲した。
軽く顔を傾け避けられる。
重心が崩れた一瞬を見逃さず、ミズーは前転してブーメランの脇を抜けた。
直後、轟音が追いかけてくる。
急ぎ立ち上がり振り返れば、ブーメランの大剣を受けた石畳が粉々に砕かれているのが見えた。
先ほど戦った少女の膂力も相当のものだったが、これは更に上を行くだろう。

落ちて来た短剣を見もせずに掴み取り、投げ返される。
腕の動きから軌跡は読めている。ミズーは息を止め、極限の集中を以て剣で打ち落とした。

その間にブーメランは動いていた。
ミズーを牽制している間に背後の二人へと突進。
武器のないニケをボディブローの一撃で沈め、次いで身体を旋回させ光へと大剣を横薙ぎに叩きつけた。
岩をも砕くブーメランの膂力と百人斬りを成し遂げた頑強な剣の融和した一撃は、剣で受けた少女を軽々と吹き飛ばし瓦礫の中へと追いやった。


322 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:07:01 ID:1yfnBapt
数秒の交差で見せ付けられた力に戦慄する。
ミズー自身とも黒髪の少女とも違う、純粋なパワーと速度で圧倒する剣術。
それこそ下手な精霊など凌駕しかねないほどの。
コートから覗く腕は人間と同じ色をしていない。
鎧かと思っていたが、剣を振る瞬間二の腕が蠕動するのが見えた。まるで人間の筋肉が盛り上がるような、そんな動きを。


(人間じゃ……ない。精霊だとでも言うの?)

剣を握る掌に汗が滲むのを感じる。


黒衣とも違う。あれは怪物であっても根本は人間だった。
だが今、こうして相対している存在は確実に違うモノだと、ミズーの本能が囁きかけている。

「こんなものか。奴ほどではない……」


ぼそりと呟かれるブーメランの言葉に反応し、ミズーは先手を打つ。
速度で勝る敵に主導権を渡してはならない。
鋭い踏み込みと共に突きを放つ。
あの大剣では接近戦での小回りは効かないはずだ。
ミズーが持つ剣は長剣と呼ぶにはやや短い。が、密着した距離ではそれが利点になる。
小刻みなステップで位置を変えつつ斬撃を繰り返す。
致命打は防がれるものの、大きなダメージには至らない牽制の攻撃が何度かブーメランの肌をかする。
噴き出す銀色の血飛沫。魔族の血液、水銀である。
それを見てますます確信を深める。
数合打ち合った末、ブーメランは跳躍し大きく距離を開けた。


「お前はあの二人とは違うようだな」
「褒めてくれているのかしら」
「そのつもりだ。これならあるいは……いや、まだ足りんな」
「どういう意味?」

答える代わりにブーメランが腰の後ろからもう一振りの剣を取り出した。
左手で構えるその剣の鍔元から炎が噴き出していく。
右手の大剣に炎の剣を重ねると、炎が渦を巻き大剣を包み込んだ。

「これはある剣士の技だ。無論、型を模倣しただけだが……」

肌を焼く灼熱の風がミズーを通り過ぎた。
振り上げた剣にまとわりつく炎が膨張し、煌々と輝く巨大な槌となる。
夜闇は完全に焼き払われ、まるで太陽の中心にいるかのよう。

323 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:07:13 ID:mCyiF/0I
支援

324 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:09:41 ID:1yfnBapt
「威力は奴のものと比べても引けを取らんだろう。さあ……凌いで見せろッ!」

手にした剣がひどく頼りなく感じる。
優れた剣士であってもミズー本人は人間でしかない。剣で以てあの炎を斬り散らすことは不可能だ。
精霊を行使しなければ大規模な破壊は成せないし、今現在その精霊は封じられている。
回避――おそらく無駄だろう。
力任せの愚直な一撃でさえ大地を砕く威力なのだ。
その力にあれだけの炎が加われば、どれほどの破壊力になるか想像もつかない。
刻一刻と死が迫る状況において、ミズーは打つ手を模索する。

自分では対処できない。
獣精霊は呼び出せない。
ニケは気絶している。
光は吹き飛ばされたまま、未だ姿を見せない。

万事休す。
そう結論付けたとき、背後から覚えのある声を聞く。

「ほのお、の……」

振り返ると、光が剣を杖にして立ち上がっていた。
掲げられた腕の先に生成される炎の塊が細く長くなり、まるで矢のような形状へと変化していく。
ミズーにはなくとも光には手段がある。
だがやはり、そう簡単に思い通りにはいかないらしい。
矢の形が崩れ出す。光はそれを必死に維持しているようで、苦悶の表情を浮かべている。

(力の抑圧……私と同じ)

ミズーの念糸と同じだ。光の魔法も力を発動させる際、何らかの干渉を受けイメージ通りの結果を生み出せない。
剣士には不要の力だとでも言いたいのだろうか。
だが、ミズーの脳裏に天啓が閃く。

魔法――魔力の集中に光は苦戦している。
念糸――思念の通り道。意志を通し、効果を得るまでにタイムラグがある。

一つ一つでは足りない。
二つを足してもまだ足りない。
ならば。

踵を返し、ブーメランに背を向け光の下へと滑り込むミズー。
光の身体を支え、彼女が掲げる掌に自らも指を重ねる。

325 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:10:53 ID:1yfnBapt
「ミズー……さん?」
「ヒカル、これが見える?」

念糸を具現させる。
薄い透明の、ミズーの意志で自在に動きどこまでも伸びる思念の糸。

「糸? うん、見えるけど」
「なら、いいわ。あなたの『魔法』……その力を、私に預けて」
「え……?」

ブーメランが炎剣を構え、駆け出してくる。
もう猶予は無い――ミズーは叫ぶ。

「糸に力を集中させて!」
「……わかった!」

問答しないでくれたのはありがたい。
ミズーの念糸を経路にして、光の魔力が一気に流れ込んでくる。
形の無い、純粋な炎の塊。
光は力を出力するだけでいい
――それを誘導するのはミズーの意志だ。
『発火』。それがミズー・ビアンカ、ハート・オブ・レッドライオンの念糸能力。
ミズーの心象にある最も強き力の具現。
獣精霊ギーアの、あの威容を思い浮かべる。

「炎の……!」
「……獅子!」

光の言葉をミズーが継いだ。
魔力が弾丸とすれば、念糸はレールだ。
加法ではなく、乗法。二つの力を掛け合わせる。
方向性を与えられた力は一つに収束し、灼熱の奔流となって現出した。

「それでこそ……!」


ブーメランが、突如眼前に出現した炎の獅子へと炎剣を叩きつける。
絶体絶命の窮地に追い詰められたときこそ、絆の力は限界を超えて燃え上がる。
噛みつかれれば鋼の身体とて影も残さず灼き尽くすだろう真紅の獣に、ブーメランは歓喜を以て挑んでいく。

炎剣と獅子がせめぎ合い、超高熱の爆風が吹き荒れる。
ぶつかり合う力は三人の中間で拮抗していた。

326 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:11:50 ID:mCyiF/0I
支援

327 :絆を紡いで ◆WoLFzcfcE. :2010/08/25(水) 21:13:26 ID:1yfnBapt
「くう……うううっ!」
「ヒカル!」

この土壇場での奇策。辛いのは経路を提供するだけのミズーではなく力を放出し続けているヒカルだ。
少しでも力を緩めれば、ブーメランの勢いに押し切られる。
それがわかっているからこそ、光は身を削ってでも魔力を搾り出していく。

(このままじゃ、ヒカルが持たない……!)

均衡が崩れたとき、それはすなわちミズーと光がこの世を去るときに他ならない。
せめて、この純朴な少女だけでも終わりから遠ざけたい――どこかに身を隠せる場所はないかと視線だけを彷徨わせた、そのとき。

前触れも無く、圧力が掻き消えた。
押し留められていた獅子が解き放たれ、進路上の家屋を薙ぎ払っていく。
直後に力を出し尽くした光がくずおれ、ミズーは慌ててその身体を支えた。

「一体、何が……」

ブーメランはどうなったのか。
その答えはすぐに知れた。

ブーメランと自分たちの間に立ち塞がる人影があった。
ニケか、と思ったが等身的にそうではない。
ミズーよりも長身の青年が、剣を構えて魔族と対峙していた。

「思わず助けに入っちまったけど……どっちが悪役かは、まあ一目瞭然だよな」

飄々と呟くその男――クリスタルの戦士、バッツ・クラウザーは肩越しにミズーへと笑いかけた。
と言って立ち振る舞いに隙はない。この男もまたかなりの手練だと、すぐにわかった。

「さて、あんた。得物が壊れてもまだやるか?」

ブーメランに剣を突きつけるバッツ。
これ以上やるなら自分が相手だと言外に告げていた。
ブーメランは新たに現れた敵手をしばし観察していたが、やがて剣を背に収めた。
剣は片方だけだ。炎の剣のみ――大剣は熱に耐えられなかったか、半ばから融解していた。

「いや、今はこれで十分だ。想いを束ね力へと変える……二ンゲンが結ぶ絆、確かに見せてもらった。
 ならばこそ、お前たちは俺の敵となるに相応しい」

どこか満足げに言う。
求めていたものを見つけた、そんなニュアンスを感じた。

328 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:13:37 ID:mCyiF/0I
支援

329 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:14:56 ID:mCyiF/0I
支援

330 :絆を紡いで ◇WoLFzcfcE. :代理投下:2010/08/25(水) 21:22:16 ID:uVQVQ7ot
「やはりニンゲンはそうでなくてはな……それでこそ、打ち破る意義があると言うもの……」
「ん……? どういう意味だ」

独白を続けるブーメランに、バッツは訝しげな声を返す。
落ちていたナイフ――ミズーが投擲した二本目――を拾い、ブーメランは未だ倒れ伏していたニケを担ぎ上げた。

「こいつは預かる。助けたくば俺を追って来い」
「なっ……待て!」

バッツの足元にナイフが突き立った。
たたらを踏んで踏み出すのが遅れる。
体勢を回復したとき、ブーメランは既にこの場を走り去っていた。

人間にはとても追いつけない速度だ。

追おうとしたバッツだが、背後にミズーと光がいるのを思い出したか迷った末に近づいてきた。


「大丈夫か?」
「ええ……助かったわ。あなたは?」
「俺はバッツ、バッツ・クラウザー。話は後だ。とりあえずその娘を介抱しよう」

光は完全に気を失っていた。
出逢ったばかりのバッツに託すのは少々気が引けたが、ミズーの疲労も重く、申し出を断れる状況ではなかった。

「ええ、お願いするわ……」

バッツに光を預け、ミズーはその場に腰を下ろした。
疲労のせいか散漫になった思考で考える。

(あの子を……ニケを、助けなくては)

それをバッツに伝えようとする前に。
湧き上がる睡魔がミズーの意識を呑み込んだ。


331 :絆を紡いで ◇WoLFzcfcE. :代理投下:2010/08/25(水) 21:23:08 ID:uVQVQ7ot
【C-4/村/一日目/黎明】


【バッツ・クラウザー@ファイナルファンタジーX】
【状態】健康
【装備】ディフェンダー@ファイナルファンタジータクティクス
【道具】支給品、宝の地図三枚セット
【思考】基本:脱出する。
 1: ミズーと光を介抱し、話をする。
 2: とりあえず地図を調べる。協力者に渡してもいい。
 3: 首輪を外す方法を考える。
【備考】
 ※宝の地図はそれぞれ場所がバラバラでこの島の特定の場所の地形に謎の印が付いています
    場所は何処で正確にはどういう地図かは次の書き手さんに任せます
 ※この首輪は魔法に属するものだと推測しています


【ミズー・ビアンカ@エンジェルハウリング】
【状態】疲労(中)、気絶
【装備】ダイの剣@ダイの大冒、ガッツの短剣(×8本)@ベルセルク
【道具】支給品
【思考】基本:ロワを倒し、神の剣を破壊する。
 1:…………。
 2:無駄な戦いは出来るだけ避けたい、が敵対する者は倒す(殺す)。
 3:ブーメランを警戒。
 4:ニケを助けたい。
【備考】
 ※参戦時期は原作9巻(ミズー編最終巻)アマワの契約が破棄された後からです。
 ※自身の制限を全て把握しています。
 ※念糸能力は制限により発動がとても遅く、本来の威力を発揮する事が難しくなっています。
 ※精霊の召喚、行使は制限により不可能です。
 ※ミズーはダイの剣を扱えます。他の人間が扱えるかは不明です。


【獅堂 光@魔法騎士レイアース】
【状態】疲労(大)、右肩に深い刺し傷(止血済み)、出血と治療(火傷)によるダメージ、気絶
【装備】魔法騎士の剣(光専用最終形態)、魔法騎士の鎧(光専用最終形態)
【道具】支給品
【思考】基本:主催に反抗し、殺し合いを止める。
 1:…………。
 2:海ちゃんと風ちゃんがいるなら合流したい。
[備考]
 ※参戦時期は光がセフィーロの柱になった以降(最終回後)です
 ※魔法騎士の剣は魔法騎士の鎧(手甲の宝玉)に収納可能です。(光の意思で自由に出し入れ可能)
 ※魔法騎士の鎧は光の意思で自由に纏う事が出来ます。
 ※魔法騎士の剣、魔法騎士の鎧を他の人間が扱えるか不明です。


332 :絆を紡いで ◇WoLFzcfcE. :代理投下:2010/08/25(水) 21:23:55 ID:uVQVQ7ot
              ◆




「あのー……オレはどうしてこんな目に遭っているんでしょうか」
「運が無かったな」
「それだけ!?」

元々ニケのものだった黒刀・夜を片手にブーメランは走る。
もう片方の手に無造作に掴まれているのは、勇者と呼ばれる少年の襟首だった。

「お前、気を失ってなどいなかっただろう」
「ぎくっ!」
「手加減したつもりは無いが……お前もまた、この場に招かれるに相応しい強者ということか」
「いえいえそんな! オレはただのしがない盗賊ですから!」

ブーメランの言うとおり、ニケは腹を殴られたときこそ一瞬意識が飛んだもののすぐに覚醒していた。
服の下に仕込んでおいたスケベ本が役に立った……のだろうか。
しかしあまりにも非常識な力を見せるブーメランにビビッてしまい、何となく起き上がらずにいたのだ。
そしてその罰とでも言うのか、こうして拉致されてしまっている。
馬もかくやというスピードで疾走するブーメランは、村から十分距離が取れたと判断すると足を止め勇者を解放した。
そして腰に差していた剣を外し、ニケの前へと放り出す。

「えーと、これをどうしろと?」
「武器が無くては戦えんだろう」
「えっ、あんたと戦えってこと? ……謹んでお断りします」
「今戦えと言っているわけではない」

村の方角を見つめ、ブーメランは言う。

「お前には餌になってもらう」
「え……餌?」
「奴らはお前を取り戻すために俺を追ってくるだろう。成り行きの遭遇戦ではなく、確固たる意志を持って俺を倒すべく、な。
 俺と奴らの間にも、強く確かな絆が結ばれたと言うことだ」
「つまり……今、オレを殺す気は無いの?」
「お前が俺と戦いたいと言うなら話は別だが」
「いえいえいえいえ! そんな滅相も無いです!」
「ニンゲンは戦うために理由が必要な者もいるらしい」

「はあ」
「仲間を守るために限界以上の力を発揮する。それもまたニンゲンだけに許された力……」


333 :絆を紡いで ◇WoLFzcfcE. :代理投下:2010/08/25(水) 21:24:41 ID:uVQVQ7ot
独語するブーメランの背後、ニケはこっそりと距離を取っていく。
盗賊の面目躍如というか、実に見事な忍び足だったのだが、

「逃げても構わんぞ。ただしその場合、戦う意志があるとみなして全力で追撃するがな」
「……イエソンナ。ニゲルキナンテアリマセンヨー」

釘を刺され、ニケの足が止まる。

逃げ足には定評のあるニケだが、この化け物と追いかけっこをして逃げ切れる自信は
なかった。
剣を渡してきたことといい、ニケを拉致した行動といい、ブーメランは殺し合いに乗っていると言うより戦いそのものを求めているのだとニケも察する。
下手な行動を取らなければ危害を加える気はないというのもまあ本当なのだろう。
とりあえず今はブーメランに従っておくかと決めて(諦めて)、渡された剣をバッグに入れる。
やはりニケには合わない長剣だったが、夜よりは使いやすい。
そもそもニケに剣の才能は無いのだが……そんなことを言って利用する価値無しと断じられてはたまらないので黙ってもらっておいた。

「行くぞ」
「へ、どこへ? ミズーさんたちを待たないの?」
「最後に乱入してきた男はお前たちの仲間ではないのだろう。少し時間を置けばお互いの手を見せ合い連携することも可能になる」
「でもそれじゃあ、あんたが不利になるんじゃ……」
「俺はそれを望んでいる」

言ったきり口を閉ざし、黙々と歩を進めていくブーメランの背中を追いニケは考える。
ミズーたちがすぐに追いかけてきてくれるならいいが、光の容態ではそれも難しいだろう。
今はどうしたところでブーメランに
ついて行かざるを得ない。
もし誰かに襲われれば危険ではあるのだが、そうした場合おそらくこのブーメランこそが率先してその誰かと戦うことだろう。
見方を変えれば強力な護衛ができたと考えられなくもない。あるいはその隙に逃げ出すこともできるかもしれないし。
襲われるのを期待するのも変な話だったが。

(そうとでも思わなきゃ、やってらんないって……)

勇者は大きく溜息をついた。
勇者と魔族が仲良く旅をするなんて、一体何の悪夢なんだろう。


334 :絆を紡いで ◇WoLFzcfcE. :代理投下:2010/08/25(水) 21:25:29 ID:uVQVQ7ot
【D-5/平原/一日目/黎明】

【ブーメラン@ワイルドアームズ アルターコード:F】
【状態】胸に深い裂傷(再生中)、疲労(中)
【装備】夜@ONE PIECE、守りの指輪@FF5
【道具】支給品×2、ランダムアイテム×1
【思考】基本:ニンゲンと戦う。
 1:次の相手を探す。
 2:いずれバッツたちと再戦する。
 3:ニケを害するつもりはないが、立ち向かってくるなら応じる。逃げれば追いかける。
【備考】
 ※守りの指輪の効果は常時リジェネがかかります。



【ニケ@魔法陣グルグル】
【状態】健康
【装備】フレイムタン@FF5、スケベ本@テイルズオブファンタジア
【道具】支給品
【思考】基本:この殺し合いから脱出したい。
 1:ブーメランの隙を見て逃げ出したい……。
 2:立ち向かう? ムリムリ!
【備考】
 ※参戦時期は魔王ギリを封印し、ククリと旅を始めてから1年経った頃。レベルも上がっている。

335 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:37:22 ID:uVQVQ7ot
以上で代理投下終了

ニケw
あっさり気絶とか情けねー、とか思ってたら気絶したフリかよw
念糸と魔法の融合攻撃といい、バッツのいいとこ取りといい他がかっこよかっただけにww

336 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:42:24 ID:bWh/xxqK
まさかの書き手枠キャラ優遇ktkr
なんでまともな剣士でもないミズーがダイの剣使えるんだろ?
まあ乙

337 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 21:54:25 ID:LMq2ZSlj
確か特殊な剣は全部誰にでも使えるようになってるって設定だったはず

乙です
ニケ流石原作クリア後なだけはある機転だったな

338 :創る名無しに見る名無し:2010/08/25(水) 23:25:58 ID:vZ3jb9y2
優遇でも良いよ
暫定的なエースが繋いでやるって言ってるようなもんだし
はいはい、頑張ってくださいねって感じ
ミズーは当分、書き手枠で出した奴と二人で繋がれるのかな?

339 :創る名無しに見る名無し:2010/08/26(木) 00:25:47 ID:V4dog7My
あれ?よくよく考えたらミズーの念糸は治療程度で、
戦闘で使えるほどの念糸の行使はできない制限を持たせるって
候補スレで書いてなかったか?

バッツが不完全ながら剣士以外のジョブの力を応用して
仲間と協力して攻撃するようなものだが良いのか?

340 :創る名無しに見る名無し:2010/08/26(木) 00:38:06 ID:qQlKifdU
読んでないの丸わかりなレスすんなよ見苦しい

341 :創る名無しに見る名無し:2010/08/26(木) 02:14:39 ID:cx7YbOjy
>荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐
政宗二連敗か
足場崩しも通用しないとは
あと名前が正宗になっているのでwikiででも修正お願いします

>絆を紡いで
ブーメラン今度は集団戦をお望みかw
傷も癒せるようになったし、村で決戦だな
ニケw
しかし把握すげーっすな

342 :創る名無しに見る名無し:2010/08/26(木) 14:20:58 ID:Wbfvbol5
 キャラ紹介には書いてないけど、ニケって勇者の拳は使えるんですか?

343 :創る名無しに見る名無し:2010/08/26(木) 20:54:12 ID:156Z8SNU
代理投下乙です

二人の魔法融合といい、バッツがいい所でやってきたのといいそれぞれ見せ場があったのにニケは…w
ブーメランもキャラ立ちしてていいわ

344 :創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 17:20:23 ID:OFeA17tw
よし、過疎だ

345 :創る名無しに見る名無し:2010/08/29(日) 20:33:29 ID:U3jSIc1S
お前は過疎を舐めた

346 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 07:15:56 ID:cepAYutt
終了か
遠くないうちに頓挫するとは思ってたが一カ月もたないとは意外だったな(ゲラ


347 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 09:54:21 ID:roYht1ZA
なかなか粘着分が取れんのう

348 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 11:10:15 ID:Z30cC0MG
こんなとこに粘着してる暇があったら別のとこに粘着しろよ

349 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 14:49:11 ID:+p6N+Sop
それは別なとこが困ってしまうだろ

350 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 20:08:53 ID:REedWpPp
終了は認めないけど、企画のためにSSを書くことは絶対にしません
自分以外の書き手さん頑張ってー
ただし下手なの書くと叩きまくって追いだすからねー

と、いうことですね
わかります


……君らのクズっぷりもなかなか堂に入ってるよね

351 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 21:49:16 ID:Z30cC0MG
>>350
何故だかブリーチを思い出した

352 :創る名無しに見る名無し:2010/09/01(水) 23:33:34 ID:roYht1ZA
精神を病んでいそうだな

353 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 01:24:23 ID:n1Dztquk
予約入らないし終わりじゃない?
粘着粘着言ってるけどお前らも結局、書かないんだろ?
一番多く書いてるWOL氏のSSだって殆ど繋がれてないし
実際、繋ぐ気が起きないんだろうけど
小川健太郎予約した奴が破棄したようにモチベ下がってる

というかユーリを持て余してズガンするぐらいなら何であのOPを選んだのか
そこら辺考えてもここの住人が頭が悪いことが分かる

関係ないけどゾロはかっこよく、すぐ死ねて良かったな
相方は魔法少女や使い魔みたいな不良債権を殺すための道具になってるのに比べて


354 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 01:27:37 ID:QxpXGvu8
最後の二行ワラタ
またあいつかとこれほど容易く特定できるやつも中々いないものだ(´・ω・`)

355 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 02:05:44 ID:n1Dztquk
容易く特定できたなら言ってみてよ〜www
もう終わったロワだから問題ないよwww
WOL氏やらその他の糞みたいな書き手もジャスティスに行った方が寵愛されるぜwww

356 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 02:39:54 ID:jjxvUHLk
現在既に予約入ってない時点でお察し
メインの住民は再会した本拠地に帰っただろうし、このロワの役割自体はもう終わってる
あとはふんばる奴がいるかどうか

357 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 14:57:06 ID:Jg18+pLb
規制解除ktr

358 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 15:40:02 ID:eL3C9/Ye
もうここは終わりだろうから、反省会でもするか
敗因まとめとけば次何かするときの役にも立つだろう
とりあえず、安易な書き手枠の導入が最大の敗因だったことは間違いないな
いくつか大きな騒動は起きたけど、そのほとんどが書き手枠に端を発するものだった
書き手の良心に期待とか、甘いこと言ってるからこういうことになったんだよ

359 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 16:56:12 ID:n1Dztquk
地味にレイアースとかかな
俺はガッツとかベルドとか少し違うかもしれないがニンジャマスターとか
そういった剣士がいる一方
グリフィスやら、FF、ドラクエ、テイルズシリーズの主人公みたいな
技術的に秀でた剣士がいて、
はたまたベイダー卿とかゾロとかトゥバンとか
筆頭、ブラッドレイ、果てはブーメランみたいな
一味違う剣士が集まりガチで…なんて思ってたよ

まあ最初はレイアースも無視してたけどな
でも最新話で光が魔法使って撃退したところを見ると
やっぱり違ったんじゃないかと思った、残念

360 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 17:52:40 ID:iA14DfOT
没になったのも含め下手なズガンの連発で書き手が結構去ったのもかなり痛かったな

361 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 18:37:00 ID:WAyouzwE
○ロワの時は分規制が導入された時に、荒らしが書いたと自白した作品すら受け入れてリレーした事を考えると
このロワの取った対応は、以前と書き手の意識が変わったのかなあと思ったな
変わったことがかならずしも悪い事とは思わないけど、なんか寂寥感というか微妙な感情を抱く

362 :創る名無しに見る名無し:2010/09/02(木) 20:59:33 ID:wgBCg3Yn
剣客みたいに狭く深くじゃなく浅くひろきだったから執着してくれる人がいなかった

363 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 01:00:54 ID:ngXI+ZDg
一週間書き込み無しとかここももう終わりだな

364 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 11:21:30 ID:qD2KKEAb
昨日も書き込みあったじゃん
どっかの誤爆?

365 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 12:11:12 ID:ngXI+ZDg
君たちのいる世界とは時間軸のズレがあるようだ

366 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:05:47 ID:3O4tGfnp
セシリーで投下します

367 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:06:36 ID:3O4tGfnp
セシリー・キャンベルの住まう大陸には一匹の獣がいる。
かつて山々を叩き潰し、大地を割り、海を呑みほした史上最悪の人外ヴァルヴァニル。
悪行の限りを尽くしたその獣は一振りの『聖剣』によって封印されたという。

だが聖剣に磔にされ、身動き出来ぬようになった獣は人を憎み、人を互いに殺し合わせるためのシステムを生みだした。

『霊体』

ブレア火山に封印されたヴァルヴァニルが今も吐き出し続ける、その目に見えぬ粒子は、大陸に生を受けたヒトの心臓に干渉し、
そこに『死言』と呼ばれる呪いの文字を刻み込む。

本人のみに認識出来るその言葉を口にすれば、霊体は人間の肉を触媒にして、悪魔と呼ばれる強大な人外をこの世に顕現させる。
大陸の国々は、そのヒトには制御出来るはずもない力を使い、代理契約戦争と呼ばれる悲惨な戦いを起こしてしまった。
かの獣の思惑通りに。

その戦争から四十四年後。
人の肉ではなく、玉鋼を触媒に霊体を利用し、役立てる技術『祈祷契約』の普及で、大陸諸国は復興を遂げていた。
故にかつての聖剣による、ヴァルヴァニルの封印が解けようとしている今。
『霊体』を生みだす永久機関とも言えるヴァルヴァニルへのスタンスの違いから、大陸各国は再び激突しようとしていた。

都市が『神』と呼び、帝国が『王』と呼び、軍国が『獣』と呼び、群集列国が『機械機構』と呼ぶ『ヴァルヴァニル』
の利権をかけて。

唯一、獣を封じる事の出来る、新たなる聖剣も不在のままに。





「あの岩山が右手にあるという事は、町はこっちだな……」

『異世界』より召喚されたというゼロの使い魔――ヒラガ・サイトとの別れの後、セシリーは単身、北東の町へと向かう。
手分けをして反撃への糸口を掴むため、二人は別々に行動する事を決めたのだが、その前にサイトはその経歴から来る
知識と推論をセシリーに色々と教えてくれた。

首輪に仕込まれているであろう、盗聴と盗撮の機能。
未知の技術からなる、異世界の通信アイテム。
そして、二人の住む『世界』の相違について。

サイトの生まれ故郷だというカガクの進んだ国ニホン。
月が二つ浮かび、魔法の力が支配するというハルケギニア。
祈祷契約という技術が日常生活レベルにまで浸透した、セシリーが暮らす独立交易都市ハウスマンが存在する大陸。

サイトはハルケギニアの事をさほど知っているわけではなかったし、セシリーも自分の住む大陸の全貌を知らない。
大陸各国は『大陸法』によって徹底した情報秘匿がなされており、大陸がどのような形であるのかさえ、明確ではないのだ。
だが、月が二つあるという時点で大陸とハルケギニアがまったく別々の世界だというのは明白であるし、サイトの知る
地球にはセシリーのいうような技術はない。

その事をサイトは、参加者たちはそれぞれ別々の世界から召喚された剣士なのかもしれないと推測していた。
にわかには信じがたい話ではあったが、『けーたい』なる異世界の技術を目にしては信じないわけにもいかない。
サイトが異世界へと召喚されたように、ロワも別々の世界から腕の立つ剣士を数名選び、この会場へと召喚したのだろう。


自分などを選んだロワの真意は良く判らないが、それならば自分よりも数段腕の立つ、あの剣士たちもこの島へと喚ばれているのかもしれないと、セシリーは考える。
『聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)』ルーク・エインズワースと、帝政列集国の戦士団長シーグフリード。
セシリーが所属する三番街自衛騎士団の団長にして大陸最強の男、ハンニバル・クエイサーも喚ばれていてもおかしくなかったが
最初に集まったあの場所に、あの目立つ禿頭の偉丈夫の姿はなかったように思える。
だからもし、この島に自分の知り合いがいるとしたら、この二人であろうとサイトには伝えておいた。

368 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:07:36 ID:3O4tGfnp
シーグフリード。破廉恥で卑劣漢。だが強くて、悪魔よりも危険な奴。
おそらく言われずとも殺し合いを始めるであろうあの男が、もしこの地にいるのであれば。
今度こそ自分が決着を付けなければならないだろう。
ルークにはこんな戦いよりも大切な、ヴァルヴァニル再封印の為の聖剣の鍛錬という役目があるのだから。

「ルーク……」

ぽつりと、男の名を呟くと暗い森の中を一人歩んでいたセシリーの歩調が緩む。
細い首に嵌められた冷やかなリングを、そっと指の先で撫でた。
サイトには自信ありげな態度を取ってみせたが、突然こんな所に連れて来られて殺し合いを強制されたのだ。
本音を言えば、怖くないはずがない。

あの一見ひ弱そうに見えたサイトとて、七万騎に一人立ち向かうほどの豪傑だという。
かつて帝政列集国との白兵戦に一人身を投じようとしたセシリーには、それが如何に勇気が必要な行為なのか、判る。
あの時も、自分はルークに助けて貰ったのだが……
そんな未熟な剣士に過ぎない自分よりも強い剣士など、この島にはごまんといるはずだ。
その上、サイトのような知識も何もない自分に、果たしてこの殺し合いを止める事など出来るのか。
シーグフリードともし出会ったら――折れずに、一人で立ち向かえるのか。

今にも崩れ落ちそうな、断崖絶壁の上を歩いているような心細さがセシリーを苛む。
ルークに会いたかった。
会って、大丈夫だと手を握って欲しかった。
あの不器用だが頼もしい声で、励まして欲しかった。
彼の事を考えるだけで甘やかな思慕の念が湧きだし、セシリーの弱さを優しく包み込んでくれる。だが――

「――しゃんとしろっ! セシリー・キャンベルッ!」

立ち止まり、セシリーは左右から両頬を叩いた。
バチンといい音が鳴り、痛みと共に気合が入る。


ルークに、励まして欲しいだと?
笑わせるな。こんな私を見せたらあいつは励ますどころか、笑い飛ばすに決まっている。
いや、もしかすると呆れさせてしまうかもしれないぞ。
もう、私を見てくれなくなるかもしれん。

「ああ……それは……いやだな」

忘れるな、私は誓ったのだ。
この目に映る全てを救うと。二度と自分の無力を嘆いたりしないと。
己の力量も弁えぬその傲慢な誓いを、しかし私は諦めてなどいない。
例え相棒(アリア)が隣にいなくても、それは今も変わらずにこの胸の中にある。
だから私は私のままで――この戦いを勝ち抜こう。
誰にも恥じる事のないように。ロワの言葉になど、踊らされる事もなく。

だからロワよ。見ているがいい。
お前が選んだ剣士が――いかに諦めが悪く、往生際の悪い女かを。
そして聞け。我が言葉を。

「私は断じてお前のいいなりになどならないっ!
 首を洗って――待っていろ!!」

剣を鞘から抜き放ち、天に向かって反逆の意思を高らかに吼える。
握りしめた右手の火傷がうずいた。
そうだ。この剣が斬らねばならぬものは、自分で決める。
例え一人では敵わなくても……志を共にする者たちを集め、必ずロワの元へと辿りついて見せる。


気合を入れ直したセシリーは、剣を抜いたまま森の切れ間、光が射し込む方へと歩きはじめる。
その脚はいつの間にか駆けるように弾み、あっという間に森を抜け、光の中へと躍り出た。

369 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:08:39 ID:3O4tGfnp

眩しい。
森の暗闇に慣れた目に、鮮烈な朝の光景が飛び込んだ。
いつの間にか白じんでいた空の色に、しばし目を細めてセシリーは順応する。

「夜は明けたか……」

水の香りを含んだ爽やかな風が、少女の鼻腔をくすぐる。
目の前には、大きな川と広い草原が広がっていた。

大きく息を吸い込むと、セシリーは手にした剣を目前にかざす。

エ ク ス カ リ バ ー
約束された勝利の剣。

其は騎士の代名詞とも言える、かの高名な円卓の騎士王と共に在った究極の幻想。
あるいは別の次元にまでその名を轟かせる、この偉大な剣の由来をセシリーは知らない。

知らなかったが、一目見ただけで判った。
その剣の、尊さが。
まるで新たなる聖剣の誕生を待ち望む、大陸の人々の願いをそのまま形にしたようだとセシリーは思う。
ルークが鍛つ、刀と呼ばれる反りがある片刃の剣とは違う、両刃の直剣。
刃渡りは、セシリーの相棒であるレイピアの魔剣アリアとさして変わらないが、刺突専用のアリアとは違い
斬る事も可能な幅広の刃はそれなりに厚く、片手で扱うには少し重い。
ルークにこれを見せれば、きっと聖剣鍛造の大きな手助けとなるだろう。

手に持った剣を軽く上げ下げしていた少女は、ふとエクスカリバーを持った右手を前にして、左半身を後ろに引いてみる。
いつもの刺突の構え。
滑るように右脚で踏み込み、同時に右腕を捻りこみながら突き出した。
鋭く空を裂く剣の切っ先は、セシリーが仮想していた的よりもやや下を穿つ。
構わず、引き戻す。
砂埃をあげながら、セシリーの足が土を蹴り、目にも留まらぬ速度で連続して突きを繰り出す。
型に則った動きを繰り返し、その速度は段々とあがっていく。
セシリーの額を汗が伝い、肩の長さに切りそろえた赤髪が跳ねる。

セシリーは今、幻の敵と対峙していた。
その相手は、先ほど対決する事となったグリフィスという男である。
先の戦いでセシリーは武器破壊を狙っていたのだが、果たしてサイトの邪魔がなければ勝負の行方はどうなっていたのか。
狙い通り、自分はグリフィスの剣を破壊し、彼を取り押さえる事が出来ていたのだろうか。

グリフィス。
少し相対しただけではあるが、その性質はセシリーとは正反対の氷のように冷静な男だった。
唯一ガッツの事を語る口調にだけは熱が籠っていたが、その引き際の鮮やかさといい、戦いの最中に全体を見る目配りといい
戦局を見据えるその泰然自若とした戦術眼には敬服するものがあった。
ならば両者の扱う剣自体の格差など、当然気付いていただろうし、あるいは自分の狙いもわかっていたのかもしれない。
その上で、彼が反撃の策を用意していたとしたら?

考えろ。想定しろ。奴はあの後、どうするつもりだったのか。
例えばあの剣は囮で、反撃の為のサブウェポン……スティレットのような小さな武器を隠し持っていたとしたら?

――ならば……これでどうだ。
セシリーはしっかりと脇を締め、素早く、それでいて柔軟に姿勢を変えられるように身構える。

「エイッ!」

370 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:09:27 ID:3O4tGfnp
狙うは幻のグリフィスが持つ長剣。
セシリーが両手持ちで振り下ろした聖剣は、狙い通りグリフィスのロングソードを叩き折った。
そのセシリーの行動を読んでいたかのように、幻のグリフィスは小さな短剣を取りだすと、セシリーの胸当ての下
――鎧に覆われていない脇腹目掛けて切っ先を突き出す。
その暗殺者じみた一撃を――セシリーは素早く身を捻ってかわし、脇の下で挟み込む。
と、同時に聖剣の柄を、グリフィスの腹に叩きこんだ。

「よし、次だ!」


――あの剣が、実は魔剣だったとしたらどうする?
サイトが話していた魔剣デルフリンガー。
見た目は錆び付いたボロボロの剣であったが、さまざまな能力を秘めていたという。
外見だけでは剣の性能は判断出来ないという好例である。
セシリーも数多くの魔剣を見てきたし、彼女自身も風を操る魔剣アリアの遣い手だった。
魔剣の脅威は充分に判っていたのだが……敵の技量のみに気を取られ、剣の能力にはまるで無頓着だったと言わざるを得ない。

セシリーは、とりあえずグリフィスの剣が炎の魔剣であったと仮定して、新しい戦いのイメージを練り直す。
あのクロスレンジに入るまで、こちらに魔剣であると気付かせなかった時点で、放たれる炎の回避は既に不可能だ。
だがそれは、相手が魔剣の優位性――ロングレンジでこちらを寄せ付けずに圧倒するという戦法を放棄したという事でもある。
      、、、、、、、、、、
手を出せば、こちらの剣も届く距離。

ならば。
やる事は……やれる事は一つだけだ。
迫りくる幻の炎――かつて見た灼熱の炎風を思い出しながら、セシリーはそのイメージに立ち向かう。

荒れ狂う炎の魔剣。その炎は、セシリーの四肢をあっという間に消し炭のようにするだろう。
だから、それに怯む時間はない。
左の手甲で、顔を……眼を庇いながら、セシリーは草木を燃やしながら吹きつける炎の奔流の中に一歩踏み出す。
かざした左腕は一瞬にして焼き焦げる。
その痛みを明確にイメージしながら――それを堪えて繰り出す一刀は、炎をも断ち斬る渾身の一撃。
旋風のように横薙ぎに払った黄金の閃光が、セシリーのイメージの中のグリフィスの首を刎ねる。


想定したイメージ通りに剣を振り切ったセシリーは、背中にドッと冷や汗を掻く。
そこまでの状況になったら、もはや武器破壊だの気絶させるだのと手加減する事は出来ない。
、、、、、、、、、、、
今のセシリーの実力では、腕一本犠牲にして勝利を得るのが関の山。
ルークなら禍払いの力を持つという彼の刀を手足のように使って炎をいなし、敵を無力化させる事も出来るのかもしれないが、
セシリーにはそこまでの技量はない。
殺し合いに乗った者を止めなければいけないのだから、命を奪う事になるかもしれないのは当然の事だ。
だからそうなった所で、誰にも恥じる必要はないのだが……それでもセシリーはそれしか選べない自分の実力が悔しかった。

――私は、強くなるぞ。サイトよりも……ルークよりも!!

胸の中で、強く思う。

『全てを救う』

聞けば、誰もが笑うであろう荒唐無稽な理想を目指して、セシリーは地道な稽古を繰り返す。
何度でも、何度でも納得がいくまで反復する。
想定出来るだけの状況をイメージし、それに対処すべく汗を流す。
一歩一歩、積み重ねた強さが、胸の中の理想を叶えると信じて。




371 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:10:35 ID:3O4tGfnp
一通り剣を振ってみて、エクスカリバーの重みにもだいぶ慣れた。
全身にびっしょりと汗を掻いた少女は、稽古の成果に満足いったのか、ようやく動きを止める。

「……サイトが止めてくれて、命拾いをしたのかもしれないな」

敵にどんな策があったのかは、実際の所はわからない。何もなかったのかもしれない。だが、
『俯瞰に徹し、全体を見る』
かつて、ルークに教えられた言葉が脳裏を過る。
それさえ出来れば、相手の二手三手先も見えてくると言われていたのに、あの時のセシリーは横槍を入れてきたサイトにも、
木陰でこちらを見ていた異装の少女にも気付かないほど、何も見えていなかった。
自覚はしていなかったが、この事態に動揺していたのかもしれない。
そんな風に、今反省出来るのも生き延びる事が出来たおかげだ。
サイトと合流出来たら、改めて礼を言っておこうとセシリーは思う。

「さて、タオルは……あ、ああっ!!」

汗を拭く為のタオルを探して、デイパックの中に手を突っ込んだ少女は突如として悲鳴をあげた。
デイパックの中には――タオルなんて入っていない事を思い出したのだ。
サイトとの情報交換の時に、持ち物を確かめていたはずだったのに……
毎朝の習慣からか、つい稽古に身を入れ過ぎてしまったセシリーのミスだった。
これは動揺していたとかいう訳ではなく、単にセシリーがうっかり者だというだけの話なのだが。

「どうしよう……」

少女は形のいい顎に手を当て、自分のいでたちを鎧の上からチェックする。
母親譲りの豊かなボディラインに、ぴったりと張り付く黒いアンダーウェア。
水をぶちまけたように、大量の汗を吸いこんだ生地の感触がキモチワルイ。
そして臭い。

すぐ近くには大きな川もあるが、こんな見晴らしのいい場所で沐浴をするほど、セシリーは女を捨ててはいない。
ならば――

「よし、訓練を兼ねて町まで駆け足だ!」

遠くに見える建物を目指して、セシリーは走りだす。
紅潮する頬を、誤魔化すように。


【E-6/川に近い草原/一日目/黎明】

【セシリー・キャンベル@聖剣の刀鍛冶】
【状態】健康、疲労(小)
【装備】エクスカリバー@Fate/stay night
【道具】支給品一式 、赤の携帯電話
【思考】基本:殺し合いをとめる。その為にもっと強くなる。
1:北東の町へ向かう
2:首輪の解除方法、脱出方法を探す。
3:出会った仲間には盗撮、盗聴の危険性を伝える。
4:グリフィスと決着をつける。
5:エクスカリバーをルークに見せたい。

※携帯電話について才人から教わりました。通話、メールはできます。
 カメラ、ムービー撮影まで教わったのかは不明。

372 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 17:11:51 ID:3O4tGfnp
投下終了です

373 : ◆Mc3Jr5CTis :2010/09/03(金) 17:22:58 ID:3O4tGfnp
おっと、タイトルは聖剣の少女騎士です

374 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 18:39:32 ID:nzhsJhUC
投下乙

375 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 19:54:24 ID:IoLX6iH1
萌豚投下乙

376 :創る名無しに見る名無し:2010/09/03(金) 21:39:27 ID:1+31hx2B
投下乙です
セシリーの描写がとても魅力的でした
原作についてのことがとても丁寧に書かれていて分かり易かったです
覚悟を決めたみたいなので今後の活躍にも期待できます

377 :創る名無しに見る名無し:2010/09/04(土) 00:26:34 ID:tZ9dLtB/
投下乙です
セシリーは原作じゃ巻を追うごとに強くなっていくんだよなぁ
とはいえあんまり冷静なキャラでもないので落ち着いた人と合流してほしいところだ

378 :創る名無しに見る名無し:2010/09/07(火) 03:35:14 ID:+5lfFMe5
tesu

379 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:35:28 ID:GIDNuQ+k
投下します

380 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:36:55 ID:GIDNuQ+k

「ところで健太郎さん。さっきから何をしてるんですか?」
「おかしいなぁ。いつもなら怪しい場所をどんどん触っていけば隠し扉の一つや二つ、すぐに見つかるものなのにー」
「さすがにそんなに簡単に見つかるようなら誰も苦労しないと思いますけど…」
「それでもこんなに探して、何も出ないのは最初から何も無かったと思うんだけどね」
「それは……」
改めてこの慰霊碑を一通り探索していた二人だが所詮は探索に素人。
しかも片方は闇雲になんでも弄って、罠が発動しようがどうなろうがお構い無しな行動が探索することだと
本気で思ってる自称ベテランだ。
最初から探索には不向きなコンビだったのだ。
何かがあったとしても見つけられるかどうか最初から疑わしいが…。

「それもそうですね……いつまでもここにいるより早く他の人達と合流した方がいいかもしれませんね」
「それもそうかもしれないけど、今から探すとなると大変じゃないかな?」
健太郎は別に殺し合いをしたいわけではないが、接極的に他人を助けたい理由もない。
いい手段があるのなら手伝ってもかまわないかなぐらいの動機はあったが。
「それについて私にいい考えがあるんです。実は私に支給されたアイテムが……じゃん、コレなんです」
余程自分のアイデアに自信があるのだろう。自慢げにバッグからそれを取りだす。
「え〜と、それは?」
「なんでも遠くにも声を届ける事ができる機械なんですけど。つまり……」


381 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:38:46 ID:GIDNuQ+k


     ◇       ◇       ◇


「え〜と……つまり、それで人を集めるつもりなんですよね?
 でも、それを使用すれば人を呼ぶのは簡単だけど……危ないんじゃないかな?」
「はい、本当はコレを使うのに躊躇してたんです」
躊躇するのも当たり前だ。仮に拡声器を使った場合、殺し合いに乗った参加者も引き寄せる可能性がある。

「でも……こうしてる間にもこの島の何処かで誰かが誰かを殺してるのかもしれない。
 誰かが誰かに殺されてるかもしれない……だから、だから私はそれを止めたいんです!!
 お願いです、健太郎さん。私に協力してください!」
そう言い切るとさくらは勢いよく健太郎に対して頭を下げる。
「えっ、ちょっと、急にそんなこと言われても……」
突然の急展開にさすがの健太郎も慌てる。
「でも、さっきの無敵結界なら誰にも負けないと思うんです。私だけではどうにもならないけど健太郎と一緒ならっ!
 お願いです! 協力してください!!」
再度、健太郎に対して頭を下げる。その真剣さにさすがに戸惑う。
空気の読めない彼でもここで『僕は別に他の人なんて…』と馬鹿正直に言えない。
それにこの島からは出たいが彼自身にはこれといった代案もない。

ならば……と思ったが、ふと、頭に思い浮かんだのはランスの傍若無人の姿である。
確かにこれが上手くいけばランスとも合流できるかもしれない。彼なら女性の声……さくらさんの声に反応するだろう。
まあ、合流したら合流したで自分は邪険に扱われそうだがその辺はなんとか言い包める自信は無くも無い。
だがその時、近くの男剣士が来たら……おそらく乱闘になるだろう。あの人は男はどうでもいいって性格だし。
そうなったらもう自分に止められるかどうか…まずい、それは凄くまずい。大乱闘だ。
その時の情景を想像して青くなる。


382 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:40:32 ID:GIDNuQ+k

「え〜と、さくらちゃんがどうしてもと言うなら協力するのはやぶさかでもないけどもう少し慎重に…」
「それは駄目です! こうしてる間にも殺し合いがどんどん進んでします! 例え危険でもそれを止める手段があるのなら
 命を賭けるに値します!」
さくらは正義感が強く、とても頑固な性格だ。この時もこの殺し合いを打開できそうな手段に執着した。
「いや、でも、ほら、僕ら以外の参加者で物凄く危険な人だっているじゃないか。例えば超が付くほどの自己中心的性格で女性とみれば見境が無くて犯して、
 その反面、男には無茶苦茶厳しい鬼畜で、そういう性格な上に無茶苦茶強いから手に負えない外道剣士がいるかもしれないじゃないですか」
「……そこまで酷い人がいるんですか? 嬉々として殺し合いに乗る人はいると思いますが……」
「え〜と、それもそうですね。あ、あはははは」
健太郎の言葉にジト目で返すさくら。冷や汗を掻きつつ笑って誤魔化す健太郎。
確かにさくらも帝国華撃団の一員としてさまざまな悪人、怪人と対決したことはあるが健太郎の言い分はまるで子供の想像に出てくる
『ぼくが考えたさいきょうのわるもの』を聞いてるみたいで現実感が無いように思えた。

まあ、幾らなんでもあんなエロゲーにしか存在しないような、超自己中な鬼畜剣士が現実に存在するなんてどんなに説明されても
普通は誰も信じないだろう。
それにそれを納得させようにも説明する健太郎も弁が立つ方でもない。
大体、言葉を重ねて相手を納得させたとしても『どうしてそんな外道剣士の事に詳しいんですか?』と尋ねられたら誤魔化すか、
『僕の知り合いですから』と言わざる負えない。
さすがに下手に誤魔化そうとしたり、馬鹿正直にそんな外道が知り合いですと言おうものなら相手の不信感を買うだろうぐらいは彼も判ってる。
言いよどむ健太郎を余所にさくらの決意は変わらなかった。


383 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:42:30 ID:GIDNuQ+k

「自分でも馬鹿な方法だと判っています。でも、私にはこの首輪を外す知識も技能もありません。
 でも自分にしかできない事でこの殺し合いに抗いたいんです。
 お願いです、健太郎さん。いざという時、必ずあなたを守り切れるとは言えませんが力を貸して……」


「その言葉、偽りでないのなら私も手を貸しましょう」


突然、自分達以外の声が聞こえ……反射的にそちらに剣を向け、身構えるさくら。健太郎もそちらに注意を向ける。
いつからそこに居たのだろうか。近くの森の傍に長身の少女が佇んでいた。
会話に夢中になっていて大声を出していたから聞こえてしまったのろうか。
自分のうっかりさを呪うさくら。
もっとも、健太郎はびっくりしたがそれだけだ。余裕があるのか鈍いのか。
おそらくその両方だろう。

だが少女はそんな二人の動揺を表面上は気にせずに言葉を畳みかける。
「先程の会話からあなた達もこの殺し合いに抵抗しようとしてるとしているみたいですね。なら私達は共闘できるのではないでしょうか?」
「えっ? それって……あなたも殺し合いに乗ってないんですね!」
最初は警戒していたさくらだったが相手も自分と同じこの殺し合いに抗う同士だと知って破顔する。
普通なら初対面の相手の言い分をここまで簡単に信じるものだろうかとも思えるがよくも悪くもさくらは純朴だった。
「はい、最初は人の声が聞こえて合流を考えたのですがあなた達が乗ってないかどうか判らなかった。
 まずはあなた達の会話から判断しようとして気配を消して近づいたのですが……疑ってしまった事を謝罪します」
「そ、そんな! 気になんかしないでください! え〜と……」
「神裂火織と言います」
「神裂火織さん……っていうんですか。私は真宮寺さくらと言います」
「それと僕は小川健太郎っていうんだけど、君も協力してくれるってどういう事なのかな?」
「言葉通りの意味です。あなた達はその拡声器使って人を集めようと考えているのですよね? それも危険を承知の上で。
 だが護衛役がいればそういう危険を排除できる。その役を私は引き受けても構わないというのです」
『ま、まずい。まさか女性がもう一人いきなり現れて協力するとか急展開過ぎるよっ!』

さくらちゃんも可愛いけどこの人も別タイプの美人だ。
しかも……さくらちゃんよりおっぱいが大きい。
ランスさん、こんな大きなおっぱいを見たら前後の見境なしに押し倒すだろうなぁ、絶対。
この人もさくらちゃんも真面目そうだから襲われたらまず剣を抜くだろう……
最悪、貞操を守る為にそのまま戦闘に突入するかもしれない。
ランスさん、相手が死んでも嫌みたいな場合以外は無理やりにでも…する人だし、
傍から見たら……それなんて強姦魔?
ああ、どうすれば……


384 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:45:33 ID:GIDNuQ+k

はぁ、やっぱりここは……

「さくらさんの言いたい事はよく判りました。僕も協力しますよ」
「健太郎さん! ありがとうございます」
「でも、さくらちゃんや神裂ちゃんを危険な目に遭わせたくないよ。だからこれは僕が貰います」
そう言うとさくらから拡声器を奪う。
「きゃ、健太郎さん! 急に何をするんですかっ!」
「どういうつもりですか?」
さくらも神裂も健太郎の行動の意味が判らない。
「見ての通りさ。これで人を集めるのは僕一人でするよ」
「何を言ってるんですか! そんなの危険……」
「さくらさんは僕の力を知っているでしょ。なら僕だけで行動した方が都合がいいよ」
「能力ですか? ですがあなた一人でそれを使うなんて無謀では?」
「うん、そうだね。でも都合だけで言ってる訳じゃないんだ。君達にお願いがあるんだ」
お願い? 二人とも首をかしげる
「お願いですか?」
「そう、僕はあの山の上で人を集めるつもりだ。でもさすがに西の街とかまでは届かない。
 だから僕が人を集めている間にそっちは二人に任せたいと思う。その方が効率的だと思うんだ」
「確かに二手に分かれて探索した方が効率的には妥当でしょう。ですがあなたはそれでいいのですか?」
「そうですよ。一人でなんて危険です! やっぱりここは三人で……」
「でも、こうしている間にも殺し合いが進んでいるって言ったのはさくらちゃんだよ。大丈夫、僕は死んだりしないから」
そういうとにっこりと微笑を浮かべる。
「で、でもっ!」
「じゃあ、僕はもう行くよ。人を集めたら西の街に向かうからそこで合流しよう。二人ともお元気で」
尚も喰い下がるさくらを尻目に健太郎は山の方へダッシュした。まるで都合の悪い事から逃げる様に。
「あ、待ってください!」
「いえ、待つのはあなたです。彼の言い分も一理あります。
 可能な限り多くの人を救いたいのであるのなら分散して事に当たるべきです」
確かに言われてみれば二人の言い分も正しい。さくらも多くの人を助けたいのは同じだった。
完全に納得できない。だがここは健太郎の無事を信じるしかない。
「……判りました」
「では、まずはお互いの情報を交換しませんか?」


385 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:47:00 ID:GIDNuQ+k


      ◇       ◇       ◇


「ふう、これでランスさんとさくらちゃん達が出会う事は無くなったね。さて、頂上から呼びかければ人は集まるけど……
 どうしようかな……まぁ、なんとかなるか」

楽観的に、というかお気楽極楽にあっさりとそう締め括る。
自分の能力を過信してる、こういう性格だか、その両方で彼はこの状況でもある意味ブレていない。

さくらちゃんらに呼び止められない内に強引に拡声器を奪い、一人でこれを使用する為に別れる。
彼女たちに護衛よりも二手に分かれて殺し合いを止めに回った方がいいと言い含め、人を集めてさせて後で合流する。
ランスさんとさくらちゃんらを出会わせない為の苦し紛れから出た計画だが中々悪くないかもね。

あ、でもみんなと合流する時はどうすればいいんだろう……

なんとかなる……よね……うん、それは後で考えよう。なるようになるさ!

とりあえず僕だけならこれでランスさん個人へ呼びかけても文句は言われない。
この近くに居るかどうかは分からないけどランスさんを見つける事ができれば僕だけなら言い包められる……
いや、男の顔なんか覚えていないとかでいきなり切りかかられるかもしれないけど。
まぁ、繰り返し説得して、おだてればまだ活路はある。うん、あると思う。多分。
後は他の人と喧嘩になりそうなら上手く割って入れればいいんだけど……。

彼女たちを巻き込みたくない為の苦し紛れの計画。この状況で拡声器を使用するのは危険なのも判っている。
ただ、ランスの事以外は口から出まかせを言ったわけではない。
誰よりも先にランスを確保して自分が他の人の間に立って緩衝材代わりになるつもりはある。
そうする事がこの状況ではベターな手段だと思えたから行動を起こす。
彼はお気楽極楽で空気が読めなくて軽薄な所もあるが完全にどうしようもない訳ではないのだ。
もっとも、後でさくら達と合流する時にランスをどう扱うかまで考えが及んでいなかったが…。



【G-7 西北部 一日目 黎明】


【小川健太郎@ランスシリーズ】
【状態】一ダメージ程の怪我
【装備】支給品の刀@不明、スコップ、拡声器
【道具】支給品一式 ランダムアイテム(一つはスコップ)
【思考】基本:なるようになるさ!
1:美樹ちゃんに怒られない内に帰りたい。
2:さくらちゃんみたいないい人がランスさんに…されるのはできれば避けたい。
3:山の頂上で拡声器を使いランスさんを確保したい。その後は…なるようになるさ!
4:人を集めたら西の街で合流する。


386 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:49:00 ID:GIDNuQ+k

      ◇       ◇       ◇



(あそこは話を合わせるしかありませんでしたが……これからどうすればいいのでしょう?)

急激な展開に内心戸惑っていたのは神裂火織も同じだった。
最初に殺そうとした相手、それが自分の想像以上に手練だった上に本気で殺そうとしたのに仕留められなかった。
このゲームで優勝を目指すにはただ殺して回るだけでは駄目だと悟り、
確実に倒せそうな相手、そして確実に仕留められる状況を見極めてから殺害する戦術に切り替えた。

他の参加者を探すべく、地図にある大きな墓標らしきものに足を運ぶ。
森に姿を隠れつつ建物を観察してみれば建物の傍で二人組の男女がなにやらウロチョロしてしていた。
あれで探索してるつもりなのだろうか。傍から見ていても素人なのは判った。
さて、あの二人をどうすべきか思案していると袴の少女の方が珍妙なかっこうの青年になにかを懇願している。
会話の内容に耳を傾ければ、大声を出せるアイテムを使って人を集めるというではないか。
……正直、他の参加者がどうなろうが知った事ではない。
だが、危険を承知の上で人の善意を信じ、人を救う為に死地に飛びこもうとする勇気ある行為……でも……
自分は元の世界に帰る為に優勝すると決意したのだ。
あの子の元へ急いで駆け付けると決めたのだ。
それだ。この状況を利用すればいいだけのことだ。彼らに協力する振りをして集団に混ざって気を窺えばいい。
人を集めるというのならその状況を利用して臨機応変に動けばいい。
そうと決まれば彼らに声をかけ、協力を持ちかけた。
彼らの信用を勝ち取る為に協力を約束した。
相手はそれを疑う事もせず拍子抜けするほど簡単で信じてくれた…信じたというより疑っていないと言うべきか。
だが……

「無敵結界…ですか。それが彼の自身の源なのですね」
「ええ、あれは凄かったんです。傷一つ付いてなかったんですから」
「あなたもいったいどういう状況で彼を攻撃したのですか? 二人とも味方同士の様に思えたのですが…」

まさか、あそこで彼が独断専行するとは思いませんでした。
確かに彼女…さくらの言う事が正しければ私達がいる必要はありません。
さくらから聞いた範囲では一見、無敵に近い様に思えますが……少なくとも事前情報も無しに襲撃していたら苦戦は免れませんでした。
しかし、能力による自信もあるのでしょうが、彼もまたこの殺し合いを止める為に危険な手段を取る事を厭わない人間ですか…
「では情報交換も終わりましたし私達も街に行きましょう」
「そうですね、私達も頑張らないとっ! 行きましょう神裂さんっ!」
「ええ……」
私はこれまでの行動を一部を除いて嘘偽りなくさくらに伝えた。
最初に出会ったのはあなた達だという部分以外は……。
無論、自身がある男を襲撃した事も伏せる。
嘘はいつかばれる。だが、嘘がばれるまで集団の中に紛れて力を温存するのもいいかもしれない。
せめて、もう少し人数が減ってくれれば…そして私はあの子の元へ…。


387 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 12:50:16 ID:GIDNuQ+k

(なんだろう……まるで火織さんって……昔のマリアさんに似ている様な…)
小川健太郎がランスの為(?)に単独で行動した様に、真宮寺さくらが神裂火織を疑わなかったのにも理由がある。

マリア・タチバナ

帝国華撃団の副隊長であり、同じ帝都を守る仲間。厳しさの内にも優しさがあり、隊長である大神やみんなの信頼も厚い。
でも、今でこそ大神さんやみんなと打ち解け合っているが、昔は他者に対して礼儀正しいが何処か距離を取ってる様な…人との交わり
避ける様なスタンスを取っていた。
火織とはこの島で出会ったのが初めてであり、まだ出会って間もない間柄だ。
それにさくらも人物眼が優れている訳でもないし、火織の容姿がマリアに似ている訳でもない。
ただ……それでも雰囲気が似ている様に思えるのだ。
理性的だけでは割り切れない何か。他人に距離をおき、どこか自分に対して捨て鉢というか…

(でも付き合いにくいってだけで、この人も悪い人じゃないみたい)
いきなり誘拐同然に呼び出され、見知らぬ者同士、殺し合いを強制させられたが健太郎さんも入れてこれで
殺し合いに抗う人間が三人目。まだ首輪を外す見通しもここから脱出する方策も立ってない。
だが、この不利な状況で同じ志を持った者同士が団結する事が出来たのは大きな前進に思えた。
少なくともこの時のさくらはそう思えた……。


388 : ◆Bn4ZklkrUA :2010/09/09(木) 13:01:46 ID:GIDNuQ+k
【G-7 巨大な墓の下 一日目 黎明】


【真宮寺さくら@サクラ大戦】
【状態】健康
【装備】エクスカリパー@FFV
【道具】支給品一式
【思考】基本:この島の平和は私が守る!
1:大神さん、私に力を!
2:西の街を探索する。
3:二人とも何を考えてるかわからないけど、悪い人じゃないみたい。
※火織と情報交換をしました。一部、嘘があります。


【神裂火織@とある魔術の禁書目録】
【状態】全身に軽い打撲
【装備】秋水@ONE PIECE
【道具】支給品 ランダムアイテム
【思考】基本:この殺し合いで優勝する
1: 一刻も早く優勝して元の世界に帰る
2:しばらく集団に紛れて力を温存する
3:彼女らの様な善人もこの島にはいるのですね…
※参戦時期は小説の一巻の上条戦後です。
※さくらと情報交換をしました。

※巨大な墓の下は健太郎とさくらが探索したつもりですが
 素人の探索なので見逃しがある可能性があります

投下終わりです
タイトルは「彼・彼女の顔が思い浮かんだ」です

389 :創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 03:14:14 ID:vmyqPM2p
投下乙
拡声器出たか

390 :創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 10:26:54 ID:ydo8zRxW
投下乙
ランスはもう死んでるがそりゃああんなのと知り合いとか思われたくないよなw

391 :創る名無しに見る名無し:2010/09/12(日) 09:38:19 ID:RvJcYC1A
このお気楽極楽さ、物凄く健太郎らしいよなぁ。

392 :創る名無しに見る名無し:2010/09/13(月) 18:22:11 ID:IstVTOKI
エスカフローネ出てないのか

393 :創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 00:05:36 ID:28uBWsj1
エスカフローネはここ以外でも話題に出ないな…

394 :創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 00:10:54 ID:Luk32wYJ
スパロワにいたような気がしたがあれはベターマンだったな

395 :創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 01:52:34 ID:jEDPT6Ff
ファンタジーだし剣士だし狂人がいるしロワ向けだと思ってたんだがなぁ
企画スレから全く話題に出てないと思う
リューナイトとかダンバインとかも話題に出てないし、ロボは出しにくいのかな

396 :創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 02:10:03 ID:jSorskZZ
パイロット自身も特色ある剣技とかが使えるならいいけど、(リューナイトは実はちょっと考えてた)
エスカはバァンやアレン単体じゃあなぁ
1話の竜退治の時の装備は魅力的なんだが

ダンバインはあれ空手が特技じゃなかったっけ?
黒騎士なら剣も使えるだろうけど

397 :創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 19:00:34 ID:jEDPT6Ff
ショウもバーン(黒騎士)も剣使ってたよ
空手が特技って言われたのは一話目だけだったような気がする
特に剣技が得意っていう設定もなかったけど、黒騎士と互角に戦ってたよ

バァンとアレンは単体でも結構強いと思うんだがなぁ

398 :創る名無しに見る名無し:2010/09/15(水) 19:22:32 ID:jSorskZZ
月報データ置いときますね
40話(+ 40) 46/52 (- 6) 88.5 (- 11.5)

399 :創る名無しに見る名無し:2010/09/21(火) 03:08:42 ID:4daThYnp
保守

400 :創る名無しに見る名無し:2010/09/23(木) 19:33:11 ID:AYWWjICi
ふぉ

401 :創る名無しに見る名無し:2010/09/26(日) 23:55:26 ID:/0T4HIuv


402 :創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 20:40:46 ID:neD3d1qA


403 :創る名無しに見る名無し:2010/09/28(火) 16:45:32 ID:ckQaQC8w
おい書き手枠でサイト出した奴まだ見てるか?
この現状見てどう思ってる?
これ全部お前のせいだぞ
止められたのにごり押しでサイトとかいう誰得キャラ出すからこうなったんだ
このロワに期待してた人に申し訳ないと思わないの?
お前みたいな奴は生きてる資格もないから今すぐ首吊って氏ね

404 :ゲーム系の把握に時間とられてる人:2010/09/29(水) 01:11:16 ID:m8n0RB8Z
既に死んでるサイト自体もサイト出した奴も一切擁護する気は起きんが
この現状はお前みたいに罵詈雑言喚き散らす厄介者が原因だよ

とりあえず俺は作品把握徹底してから書くつもりだし
@wiki見てる人も毎日二桁以上居るからそのうち書き手も増えるだろ


405 :創る名無しに見る名無し:2010/09/29(水) 17:12:21 ID:5pBjX8ny
書き手やりたいが最近多忙で時間がないなorz

406 :創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 00:38:50 ID:8uMoJA0w


407 :創る名無しに見る名無し:2010/09/30(木) 03:59:18 ID:KGGABfbS


408 :創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 20:28:07 ID:nCPS5lJO
剣客みたいに時間掛かりそうだけどそれでも少しずつ書いてくれるだけでもありがたいよ

409 :創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 23:48:04 ID:4aRq1VIj
勢いが有ると>>403みたいな粘着キチが再び暴れかねんからゆっくりでも良いと思うわ

410 :創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 00:07:11 ID:/7tJ8eXT
ゆっくりじっくり保守

411 :創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 23:04:51 ID:NjOYEvmW
サイトか…
死亡話で散々人間って強調してたくせに、
最後の一文で死骸とか犬とかハエみたいな表現されてて少し笑ったよ
登場話は特に印象に残ってないです

412 :創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 02:37:39 ID:CyfiSPZH
もうサイトの話はいいよ キチが食いついたらまた荒れる
書き手さんが現れるまで保守で繋ぐ

413 :創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 13:33:27 ID:9FJxcJLJ
自分はなに一つ貢献する気がなく他人をあてにするばかりの他力本願野郎には
正当な住人面できる資格は一切ないのよ?

414 :創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 14:55:36 ID:LXxdO0W9
もうゼロ使はロワに出ないほうがいいな
負の歴史しか叩き出してない

415 :創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 17:46:21 ID:ZZjTSEig
一時は、一人のバカのせいで作品自体タブー視されるようになって可哀想と思ってたけど、
こうして見てると、やっぱりゼロ魔信者って全体的に民度低いんだな
嫌われるのはある意味必然だったのかも
あのまま嫌われたままの方がよかったかもしれないな
少なくともこのロワにとっては
そうすりゃサイトでこんなに荒れることもなかった

416 :創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 23:51:17 ID:DMxyQL0s
ゼロ使って略す奴初めて見たな。普通ゼロ魔じゃないのか

417 :創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 00:18:25 ID:sHGiOzYu
>>400以降
ここまでは全部キモオタの自演一人遊び
ここからも全部キモオタの自演一人遊び

418 :創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 07:52:24 ID:Md/5tXAK
>>417もキモオタ
俺もキモオタ
みんなキモオタ

419 :創る名無しに見る名無し:2010/10/05(火) 17:34:36 ID:mclKvAbD
ゆっくりじっくり保守


420 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 00:20:34 ID:XeMr9ln1
久しぶりに来たらまた厄介な事になってたな…
今更サイトが云々正当な住人が云々言ってる奴は荒らすためだけにここに来てるのか
仕事が忙しくなったから一旦書き手から離れたけど、未だにこんな事になってるとか呆れるわ…


421 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 00:25:17 ID:dXL1DpT/
口だけの奴は別にこなくていいんだが

422 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 01:57:33 ID:XeMr9ln1
お前の事じゃん、口だけの馬鹿がなに言ってんのw
ていうか実際書いてるんだよ俺は

予め言っておくがこの流れで酉は出さないぞ?
お前みたいのが粘着したら今書いてるのもまともに出せなくなるからな

とりあえず、お前は別に此処にこなくていいよ

423 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 02:03:58 ID:XeMr9ln1
俺自身は別に書く事自体は個人的な物だからやめないし、他の書き手もそうだろうけど
荒れた場所で出す事は難しいんだよ本当に

424 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 02:06:36 ID:XeMr9ln1
まぁ、しばらくは来ないわ…誰かに言われたからじゃなく、今の此処には出せそうに無いから

連投スマソ

425 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 03:21:23 ID:p3MNwhI9
アイタタタタ

426 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 07:51:36 ID:71LW9UWF
 とりあえず、書き手さんはちゃんといるみたいでよかったです。

427 :創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 17:19:20 ID:Ph/2SXQY
参戦作品に問題はないし、むしろスターウォーズやシンケンジャー入ってて良いロワだと思うんだけどなぁ
ゲームが入ってるのが難しいのかな

428 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 02:39:05 ID:4E7vLtUT
難しいんだよな…
軌道に乗る前は当分はこのままだろうな

429 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 02:53:15 ID:bbAAwZef
規制解禁lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
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430 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 02:55:55 ID:bbAAwZef
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431 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 02:57:28 ID:bbAAwZef
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432 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 02:59:44 ID:bbAAwZef
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433 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 03:02:21 ID:bbAAwZef
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434 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 03:04:11 ID:bbAAwZef
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435 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 03:06:45 ID:bbAAwZef
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438 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 03:13:38 ID:bbAAwZef
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439 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 03:19:37 ID:bbAAwZef
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440 :創る名無しに見る名無し:2010/10/08(金) 13:15:30 ID:2IosY8ZP
おい、勝手に埋めるなよな

441 :創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 00:28:41 ID:anuny6PU
最後に投下されてから2ヶ月ぐらいか?
その間全く進展無いじゃん。序盤も極々序盤なのに。
どう考えても過疎通り越して廃墟じゃん。もう無理だよ。

議論ロワ化したせいで糞書き手に対応出来なくなったのが致命的だな。
アニロワ3みたいなgdgd議論は決して真似すべきじゃなかった。

442 :創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 04:11:34 ID:NxU4oTPh
などと知ったような事を言う輩がいるうちは再開不可能だな

443 :創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 07:55:33 ID:YjZaWL7K
する気もないくせに

444 :創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 13:14:46 ID:d9D1sKhl
他の過疎ロワも2ヶ月以上空く時が多発するぞ
埋めるぐらいなら放置しろよ
勝手に埋めるなよ

445 :創る名無しに見る名無し:2010/10/11(月) 21:40:52 ID:anuny6PU
過疎ロワが生存できる理由のひとつに、それまでの積み重ねってのがあるよね。
そのロワスレだけの物語というか、特性というか、愛着というか。
そういうのが形成される前に過疎ったロワスレに、復活出来るだけの可能性は無いよ。
議論に愛着は湧かない。

446 :創る名無しに見る名無し:2010/10/12(火) 16:40:13 ID:Ty3nURzd
これまで書かれたSSの内容や数もけっして少なくないんだがな
ただ荒らしや煽りや愉快犯が多いんだよな…
剣客も最初はこうだったがな

447 :創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 10:24:14 ID:olhKAY0P
懐かしくなってしたらば見てたけど
サイト出すくらいだったらシュヴァーンでも良かったな
サイトはそう思わせる程度のキャラ

448 :創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 17:15:38 ID:8M72wQOl
サイトに罪はない
所詮キャラだからな

449 :創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 18:24:08 ID:iyvf5lSk
サイトはまだアニメも3回やって漫画化もして、比較的メジャーな作品からの出展だからまだいい方だ
嫌われてようが好かれてようが、有名だというだけで価値はそれなりにある

450 :創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 18:42:47 ID:olhKAY0P
価値なんてねえよ

451 :創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 21:37:14 ID:smeDtH6v
どんだけ好かれてるって言っても書き手に好かれないじゃん。
キャラが表面だけで薄っぺらいし、書いても面白味が無い。

452 :創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 23:26:32 ID:olhKAY0P
そもそも原作で三村が計画をポシャった結果
得た首輪の盗聴機能の可能性に三村程、機器に強くないサイトが一瞬で気づく辺り、
おかしいっていうか、過程を書けない書き手の能力が低いよね
俺はセシリーと別れたサイトをズガンできるチャンスだと思って触れなかったけど

453 :創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 02:56:44 ID:q+9OXzlx
一瞬っていうかいきなりで強引だったな
そう簡単に盗聴とか盗撮に頭が回るような背景もねえし
まあ対主催エンドの可能性のためには誰かが気づかなきゃいけないことではあったんだが
あの書き手はおっそろしく下手糞だったわ
サイトは知恵の足りない書き手の犠牲となったのだ…

454 :創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 02:58:26 ID:q+9OXzlx
ってか昨日のwiki閲覧者一人かよwww
そしてF剣ロワは誰得キャラ筆頭のサイトの犠牲になったのだ…

455 :創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 17:06:04 ID:yZrz0tGI
お前ら、本当に他人に厳しいな
所詮二次創作だからどうでもいいだろ

【ファンタジー剣士バトルロワイアル@パロロワ 死亡】

456 :創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 17:13:03 ID:FG5uzY3J
創作板のスレで名無しが勝手に死亡宣言するとかマナーが最低だわ…

457 :創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 17:26:09 ID:u3pGEEjV
ほっとけってば

458 :創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 20:38:00 ID:tMZnA8vt
創作板のロワスレには粘着荒らしがいるからな
無視が一番だよ

459 :創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 12:22:16 ID:b/UmzyXt
ニケが面白かったからそれでいいや

460 :創る名無しに見る名無し:2010/10/18(月) 19:48:05 ID:INOBTX2W


461 :創る名無しに見る名無し:2010/10/21(木) 21:01:40 ID:QjVTJqBy
hoshu

462 :創る名無しに見る名無し:2010/10/24(日) 09:14:25 ID:Zp6mBwOl
マナー

463 :創る名無しに見る名無し:2010/10/24(日) 20:32:24 ID:yzIK5Bco
保守って何か意味あるの?

464 :創る名無しに見る名無し:2010/10/24(日) 20:40:55 ID:19gO4jTe
放置して落ちる板ではないから意味はない
見てる人がいることだけはわかるけど

465 :創る名無しに見る名無し:2010/10/24(日) 22:43:48 ID:ODIRjn4z
ねえのかよ

466 :創る名無しに見る名無し:2010/10/24(日) 22:53:43 ID:LZxdlyPV
有志があと242KB埋めるか534レス埋めることを期待する

467 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 10:11:51 ID:EQ/95dhq
こんな人と繋ぎたくないって荒らしを追放したくせに過疎ってやんのwww
WOLも馬鹿なことしたもんだwww
一度でもそんな事した奴と誰が一緒にリレーしたいと思うかwww
てめえは読み手の言いなりにはならないって
ミズー生かしたのかもしれないが、空気読めってのwww

468 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 11:56:10 ID:qKoIfk+m
と、追放された書き手が吼えております

469 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 12:12:44 ID:hssIBGCY
ジャスティスや葉鍵4みたいに、序盤で力のある書き手を手に入れられなかったから過疎も仕方ない
荒らし書き手追放制度などの環境を整える法を整備しても、企画の中にまともな住民がいなくちゃ意味がないんだな、これが
題材はよかったと思うから、現行の劣化アニロワみたいな参加者をしっかりとした「ファンタジー剣士」ロワに相応しい物にしてリスタートするのがいいと思うよ

470 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 14:47:23 ID:EQ/95dhq
劣化アニロワというが
アニ3もまさしく糞だけどな

471 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 15:57:14 ID:+kpfd0G/
アニ3なんぞをアニロワと混同するなよ

472 : ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:39:42 ID:DL5oF+94
投下します

473 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:40:57 ID:DL5oF+94
遠く、遥かな頂きから声が降ってきた。
何事かと空を見上げた錆白兵は知る。
これは、新たな戦の号砲であると。

「拙者にときめいてもらうでござる」

独語し、堕剣士の影が霞む。
目にも止まらぬ勢いで険しい山脈を駆け昇っていく。
この声はかなりの広範囲に届いているようだ。おそらく先ほどの黒い剣士も来るだろう。
剣を砕かれた今の錆白兵ではあの強者を相手取るのは甚だ不利。
それをわかっていて尚、剣士は目前にある熾烈な闘争の香りに引き寄せられる。
なんとなれば戦場こそが錆白兵の存在意義を証明できる唯一の聖地だからである。

十数分も走っただろうか、山脈の頂きへと到達した錆白兵の目前には広く開けた岩場が映っている。
慎重に身を隠し様子を伺うと、そこには一人の男と二人の女がいた。

青年は刀を佩き、手には何やら珍妙な筒のようなものを持っている。
その筒を口元に当て、大きく息を吸い込んで吐き出す寸前、青い髪の少女が慌てて男の手から筒を取り上げた。
遠めに見て何やら説教をしているようだ。男の表情が情けなくも弱々しい様相へと変化している。
もう一人の女は着物を纏い、興味なさげに少女と男のやり取りを眺めていた。

(仕掛けるか……? いや、あの着物の女人は相当腕が立つ……これ以上近づけば即座に悟られるでござる……)

数の上では三対一。
奇襲と言う利はあれど、初手で数を減らせなければ瞬きのうちに逆撃を受けるは必定だ。
今は待ちの一手と観察を続けることとした。

脚運びを吟味し、青髪の少女はそれほど脅威ではないと断定した。あれは剣士ではない。
着物の女は逆に相当腕が立つとわかる。
岩を背にして死角を減らし、いつ攻撃されても対応できるよう剣の柄に常時手をかけている。
だが先ほどの黒い剣士ほどではない。一対一なら十分討ち取る自信はあった。
懸念はなにやら面妖な気配を発するあの剣くらい。

最後、青年はどうにも測りきれない。
しかし容易ならざる敵手であるということだけは、今もって錆白兵が隙を見出せないことからも明白であった。

(ふむ……仕掛けるならば、まず狙うは着物の女人でござるな)

一手で彼女を無力化し、然る後に青年と対峙する。
その際彼女の剣を手にすることができれば勝ちの目は色濃くなる。
ゆくか、と思考を鋭く研ぎ澄まし、今まさに一歩目を踏み出そうとしたとき。


474 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:42:00 ID:DL5oF+94
「むっ……!」

錆白兵の意思に拠らず状況は動く。
彼の、そして三人の前に新たな推参者が現れていた。

黄金の髪、黒の鎧、そして不可視の剣。
錆白兵自身が数刻前に剣を合わせた堕ちた騎士王が、純然たる殺意を伴って踏み込んできた。
男が誰何の声を上げる。
だが黒き騎士はそれに応えず、無言のままに見えざる剣を掲げ一足で男の間合に侵入した。
一閃――が、剣の軌跡が示すはずの、本来起こり得る結果は否定された。
不可視の剣は青年の首の皮一枚を浅く抉るに留まっている。
驚愕は騎士王のみならずその場にいた全員のもの。
あの剣速、あの剛力、あの角度。男の首は天高く舞っていなければ道理に合わない。
特に身を以て騎士王の一撃の重さを知る錆白兵に取り、その光景は甚だ筆舌に尽くしがたいものであった。

(なんと……! 拙者の剣を砕いたあの一閃を、いとも容易く防いだでござるか!)

錆白兵は我知らず拳を握り締める。
己の技巧の全てを以てしてあの騎士王には届かず、あまつさえ振るう剣を砕かれた。
だがあの青年はどうだ。
技の一つも繰り出さず、どころか刀を抜きもせず、錆白兵が一度は屈したあの剛剣を、避けるまでも無いと受け止めて見せた。

剣士としての矜持が激しく揺らぐのを感じる。
その動揺はやがて烈火の如き怒りとなって、錆白兵を包んでいく。
それは青年や騎士王に向けたものではない。
己が内面に向かう諸刃の刃だ。

(拙者は未だ未熟……ならば、壁を踏み越えてこそ拙者はもっと強く輝くことができるでござろう!)

そして錆白兵は決意する。
あの男だけは必ず自身の手で討ち取る。
さすれば錆白兵は剣士としてまた一つ新たな階梯に昇ることとなる。
氷の瞳で戦況分析を続行する。

騎士王の一瞬の停滞を逃さず着物の女が剣を奔らせ、闇を固めた黒き鎧に一筋の傷が刻まれた。
そしてその瞬間またしても錆白兵は瞠目する。
どういうからくりによるものか、騎士王の纏う鎧が一瞬にして霧散した。
それが騎士王の意思でないことは彼女の表情を見ればわかる。
驚愕そして怒り。だがそれらは彼女の鉄の自制心によって一瞬にして押し込まれた。
再度、どこからともなく鎧が現出し彼女の身を包む。
それは錆白兵との戦いでも見せたもの。鎧を好きなときに好きなだけ生み出せる妖術の類か。
だがそれは、裏を返せば鎧が無ければ刃は通用する証左である。
あの男のように何の防御も無く鉄壁の守りを約束されたものではない。

475 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:43:25 ID:DL5oF+94
身体能力は黒き騎士王が突出している。
二人を相手取って尚、守勢に回らず攻勢に出られるということが彼女の非凡さを表していると言えるだろう。
だが彼女が剣を交える者は尋常な剣士ではない。
攻撃が通じない者と、防御が通じない者。最強の矛と盾を体現する者達だ。

騎士王が迫り、男がここに来てようやく刀を抜く。
あざ笑うかのように不可視の剣は刀の壁をすり抜け男に吸い込まれ、やはり突破できず膠着する。
その一瞬の隙に着物の女が死角から剣を一閃。騎士王は今度は受けぬとばかり剣を翻し受け止める。

その瞬間、風が吹き荒れた。

驚かされたのは何度目か。
騎士王は愕然とその手の中の剣――刀身を晒した木刀を凝視していた。
風はその木刀から吹いている。どうやらあの木刀に風を纏わせ、光を屈折させ不可視としていたのだろう。
種が割れれば単純なもの。しかしこと剣戟に限れば絶大な益を与える魔技。

(どうやらあの女人の剣、あらゆる妖術を打ち消す業物と見ていいでござるな)

つまり受けるのならば鍛え磨いた剣の技でなければならないということだ。
そしてそれは錆白兵に取り最も得意とするところでもある。

黒き騎士は圧倒的な速度、力、そして技。刃渡りを知ってしまえば不可視の剣は脅威ではない。
着物の女人は魔性を滅する技。体技自体はさほどでもない。
青年はこちらも体技においては錆白兵が圧する自信はあるが、やはりあの絶対的な防御を突破する策が見出せない。

騎士王はもはや無益と見たか剣に絡む風を操作し、光の屈折よりも切れ味を増すことを選んだ。
回転を上げ、男と着物の女どちらにも攻める機を与えないよう、嵐のような連撃を解き放つ。
地は抉れ岩は砕かれ木々は薙ぎ倒されていく。剣が通過した後には何も残さない、その気概をありありと感じる。
攻めあぐね、二人の剣士は防戦一方となる。

好機だ。今こそ錆白兵が介入する絶好の戦機。

さて誰に仕掛けるべきか。
青髪の少女は剣舞が始まった初期から岩場の陰に隠れ様子を伺っている。
あまりに次元の違う戦いに恐れをなしたか、震えているのが見て取れる。これはもう無視しても構わないだろう。
錆白兵が戦列に加わったとして、騎士は間違いなく敵と見る。
が、首尾よく騎士を討ち取れたとしてもそれでは戦況は青年達の集団へと傾くこととなる。
たった一人の錆白兵の活路は乱戦の中にしかない。

476 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:45:19 ID:DL5oF+94
だが結果的にそこで仕掛けないで正解だった。
位置を入れ替え交錯する三人の剣士からさらに離れた一点、山脈に到る道から凄まじい殺気が放たれた。
遠めに見ていた錆白兵ですら感じ取れたその気は、騎士王の剣を受けていた男も当然察知していただろう。
だが対応することは叶わなかった。
何故なら彼が身を引けば、直進してくる殺気の固まりは岩場に潜む少女へと殺到していたはずだから。
騎士王の剣を弾き、瞬時にその殺気の源へと向き直る男。
鋼が噛み合う甲高い音が響いた。

(……!)

その一瞬間に起こった全てを錆白兵は余すところ無く見届けた。

新たに乱入してきた銀髪の男は、ぞっとするほど美しい剣を突き出していた。
その剣先には青年がとっさに構えた掌に受け止められている。
青年が奇襲をあっさりと打ち破った、ように見える。
だがそれは正しくは無い。
青年の背から噴き出す赤い飛沫がそれを証明している。

その結果を導き出したのは黒き騎士王だ。
騎士王は青年に剣を弾かれた瞬間、背後から迫ってきた着物の女の斬撃をまともに受けていた。
そう、このとき彼女は着物の女からの攻撃を防がなかったのだ。
左腕を覆う篭手が一瞬にして弾け飛び、白磁の肌に赤い涙が零れ落ちる。
騎士王はその痛みを意に介さず、自身を抉る剣に自らの剣を押し当て、その軌跡を強引に押し流した。
攻撃を避けなかったのは、力を溜める為。千載一遇の機を決して逃さない為。そして敵の剣を望む位置に誘導するため。
結果、青年は仲間であるはずの着物の女の剣によって存分に斬り裂かれた。

そして、瞬きの間に誰もが飛び退る。
豪奢な意匠を施された剣を構える銀髪の男。
己が血潮で左腕をしとどに濡らす黒き騎士王。
そして刀を杖に何とか踏み止まっている青年と、彼を庇うようにその前に立っている着物の女。

(見えたでござる……!)

錆白兵は全てを見届けた。
無敵の壁を乗り越えた騎士王の剣、そのからくりを、堕剣士の本能が詳らかに嗅ぎ当てる。

着物の女の剣。
最強の矛は最強の盾を貫き通した。
ならばこそ、あの青年を屠るとすればあの剣を置いて他にない。

当然、青年と敵対する二人の剣士もそれを看破しただろう。
が、彼らは己以外の全てを塵殺せんがために剣を執っている。
迂闊に手を取り合うわけも無く、かといって先に青年に仕掛け隙を晒す訳にもいかず、奇妙な均衡が場に満ちていた。


477 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:48:02 ID:DL5oF+94
三角形の位置関係。誰もが誰かが先に動くのを待っている。
そこに三度、闖入者が現れる。

黄金の剣を手にした若い女が、声を張り上げて戦場に分け入って来た。
発する言葉は停戦を意味するものであるが、当人達にそれを受け入れる謂れは無い。
黒き騎士王が飛燕の速さで女へと踊りかかっていく。
慌てて迎撃に移る女騎士。が、技量の違いは明白だった。

五合も打ち合わぬ内に女騎士の手から黄金の剣が弾き飛ばされた。
騎士王はその軌跡を追って跳躍する。
その手に聖剣が収まる刹那、銀髪の男が発した闘気が戦場を駆け抜けた。
渦を巻く斬撃の気流が騎士王に殺到し全身を斬り刻む。
寸前で黒い鎧を生み出し全身を守ったものの、黄金の剣は弾き飛ばされあらぬ場所へと落ちていく。

が、銀髪の男も無傷ではない。
いつの間にかその背後へ忍び寄っていた少年――鉢金と風防眼鏡、そして鮮やかな黄色の外套――が、無防備な背を斬り裂いていた。
銀髪の男が喀血しながらも何事か毒づく。
少年はそれに野生的な笑みで答え、さらに剣を叩きつけようとする。
しかし銀髪の男が突き出した掌から幾条もの糸が放たれ、その糸に絡め取られ少年は硬直した。

錆白兵の眼力はそれが気によって構成された幻糸であると看破していた。
怒りの声が発せられ、直後少年は自由を取り戻す。どうやら一瞬動きを止めるので精一杯のようだ。
だがそのときにはもう銀髪の男は目前に迫っており、振るわれた剣は少年の脇腹を貫いた。
負傷していたためか傷は浅い。少年が後方に跳ぶとさしたる抵抗も無く剣は抜けた。

睨み合う手負いの二人。
負傷し動けない青年。
全身に傷を負いながらも戦意の衰えない騎士王。
武器を失った女騎士。
未だ五体満足の着物の女。
黄金の剣と騎士王との間には、青年と着物の女がいる。
ならばこそ、今が好機。

錆白兵は音も無く走り出す。
狙いは着物の女――ではなく、主無き黄金の剣。

秘伝の歩方、爆縮地にて一息に距離を詰め、疾風の如く剣を攫う。
脚を止めず錆白兵は腰に差していた鉄剣を抜く。
疾走の勢いを乗せ、投擲。狙いは着物の女。

478 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:49:10 ID:DL5oF+94
鉄剣は容易に弾かれた。のみならず、宙で粉微塵に砕かれた。
なんと素晴らしい剣か。ますます欲しくなろうと言うもの。
そして反対側から同時に騎士王も迫っていた。木刀を包んでいた風が破裂し、凄まじいまでの加速を与えている。
青年が無理を押して騎士王と対峙するのが見えた。
目論見通りの形となった。そして着物の女は投剣を弾いた衝撃で姿勢が崩れている。

黄金の剣を縦横に奔らせ、着物の女から剣を弾いた。
流れるようにその腹に蹴りを入れ押し退ける。
回転の勢いを利用して錆白兵は再び手にする剣を投げ放った。
その先にいるのは敵である騎士王だ。
黒き騎士がその剣に並々ならぬ執着を抱いていることはすぐに知れた。
だからこそ、剣を餌にすれば食いついてくるのは想像に難くない。
彼女の掌中に、黄金の剣は寸分違わず収まった。

すると予想通り騎士王が木刀を投げ捨て、全霊を以て黄金の剣を青年へと叩き付ける。
防がれ、しかし僅かにその肌を斬り裂いた。少しずつではあるが、確かに青年の領域を侵犯していく。
やはり油断できぬ敵手、と錆白兵は騎士王を高く評価した。
そしてその手には着物の女からもぎ取った魔剣が落ちて来て――


斬。


錆白兵の振るった一刀は、抵抗も無く青年の身体を蹂躙した。
その瞬間、力が消失したか、騎士王の剣は青年の身体へと深く食い込んだ。
青年を斬り裂いた勢いのまま脚を止めず、錆白兵は騎士王の傍らを駆ける。
交差する一瞬、彼女の耳元へ向けて錆白兵は囁く。

「決着は、いずれ必ず」

返答を待たず、一気に走り抜ける。
森の入り口に到ったところで反転、場の様子を伺うと、驚いたことに青年はまだ生きていた。
騎士王が彼の身体から剣を抜こうとしているが、それに抵抗しているようだ。
携えていた刀を着物の女に投げ、何事か叫ぶ。
すると着物の女はするすると後退していき、隠れていた青髪の少女を連れて離脱していく。

銀髪の男があの強力な突き技を放った。
少年が命を散らすかと思ったが、寸前に女騎士が飛び込んできて少年を押し倒し難を逃れさせた。
彼女は騎士王が捨てた木刀を拾い、少年を連れて必死に逃げていく。
獲物を逃がしたと知った銀髪の男は、その場に残っているのが最も手強い騎士王だけだと知りこちらも撤退した。

そしてついに青年が力尽きたか、地に倒れ伏した。
騎士王が遺体から剣を抜くのを確認し、錆白兵も朝焼けに照らされ始めた森の中へと身を躍らせる。
さしあたっては、先ほど逃げていった女騎士と少年を追うことにした。

新たな魔剣を得て、数多い強敵達の技をしっかりとその眼に焼き付けて。
日本一の剣士は、更なる研鑽を経て研ぎ澄まされていく。



【小川健太郎@ランスシリーズ  死亡】


479 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:50:23 ID:DL5oF+94
【E-6/森林/一日目/黎明】

【錆白兵@刀語】
【状態】健康、疲労(中・無感)
【装備】魔剣カオス
【道具】支給品 悪刀・鐚@刀語(電力残量55%) カリバーンの鞘
【思考】基本:優勝し、元の世界に戻って失敗作から脱却する
1:拙者にときめいてもらうでござる。
2:セイバーとはいずれ決着をつける。
【備考】
※悪刀・鐚は活性化の性能が制限されているため、基本は疲労無視と痛覚遮断の効能しかありません。
 ダメージを負うごとにそれを治癒しますが、その度合いによって電量を消費し、電力がカラになると鐚の全機能が停止します。
※魔剣カオスは喋れない&見えない触手が出せない制限中。
※セイバーの風王結界、ヒュンケルの闘魔傀儡掌を見切りました。効果の程もほぼ完璧に把握しています。
 式の直死の魔眼については魔剣カオスの効果と勘違いしています。


【E-6/町の手前/一日目/黎明】

【セシリー・キャンベル@聖剣の刀鍛冶】
【状態】健康、疲労(中)
【装備】王刀『鋸』@刀語
【道具】支給品一式 、赤の携帯電話
【思考】基本:殺し合いをとめる。その為にもっと強くなる。
1:北東の町へ向かい、サトリの手当てをする
2:首輪の解除方法、脱出方法を探す。
3:出会った仲間には盗撮、盗聴の危険性を伝える。
4:グリフィスと決着をつける。

【サマルトリアの王子(サトリ)@ドラゴンクエストU 】
【状態】疲労(大)、脇腹に裂傷、MP消費大
【装備】ダマスクスソード@テイルズオブファンタジア、チキンナイフ(逃げた回数三回)@FFV
【道具】支給品一式
【思考】基本:ローレシアの王子(ロラン)の敵を討つ。
1:他の参加者はどうでもいいが、ヒュンケルだけは許さない。
2:戦いはできるだけ避けるか適当にあしらう。どうしてもという時だけ戦う。


【E-7/森林/一日目/黎明】

【ヒュンケル@DRAGON QUEST-ダイの大冒険-】
【状態】体力消費(大)、背中、脇腹に裂傷
【装備】覇者の剣@DRAGON QUEST-ダイの大冒険-
【道具】支給品一式
【思考】基本:優勝する。
1:優勝する。
2:できるだけ女は手にかけたくない。
3:自分の未熟さを痛感。
4:サトリは次に会ったときは必ず倒す。

480 :七転八刀 ◆X8UEQnbu92 :2010/10/25(月) 16:51:19 ID:DL5oF+94
【G-5/診療所/一日目/黎明】

【龍咲 海@魔法騎士レイアース】
【状態】疲労(大) 魔力消費(大)
【装備】無し
【道具】支給品、ランダムアイテム
【思考】基本:光と風を捜す。
1:式と一緒に行動する。
2:身を守る剣が欲しい。

【両儀式@空の境界】
【状態】疲労(中)
【装備】村雨@ファイナルファンタジータクティクス
【道具】支給品、ランダムアイテム(個数内容ともに不明)
【思考】基本:元の世界へと帰る。
1:とりあえずここから帰る方法を探す。
2:健太郎に頼まれたので、刀の礼に海を護衛する。
【備考】
※F-6 山脈に放置されたバーサーカーの斧剣@Fate/stay nightは真っ二つになりました。


【F-6/山頂/一日目/黎明】

【セイバー(オルタナティブ)@Fate/stay night】
【状態】疲労(大) 魔力消費(中)、左腕に深い裂傷
【装備】エクスカリバー@Fate/stay night、魔力で編みあげた鎧
【道具】支給品×2、ランダムアイテム×2、拡声器
【思考】基本:ロワの提示した万能の願望器を得、『聖杯のない冬木市』を実現させる。
1:敵を倒す。
2:両儀式、錆白兵を警戒。
【備考】
※受肉した肉体なので、物理攻撃の無効化・霊体化などは出来ません。


481 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 16:52:12 ID:DL5oF+94
投下終了。

482 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 17:12:13 ID:hssIBGCY
>>471-472
こんな失敗ロワの住民がアニ3ディスるとかねーわw
剣客はライバル(キリッ)だの、少しは現実見て発言しろww
住民がそれをできないからまともなSSが来ないんだよ

483 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 17:13:49 ID:hssIBGCY
おっとリロ忘れ
投下乙、大変だろうが頑張れ

484 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 17:34:04 ID:7g933CHQ
投下乙ー
錆白兵視点での乱戦の模様が緊迫感あって面白かった
セイバーにエクスカリバー、式に刀と専用武器が渡ったりとこの後の展開も期待できます


>>482
【レス抽出】
対象スレ:ファンタジー剣士バトルロワイアル 第三章
キーワード:剣客 >>200,247,362,408,446,482
キーワード:ライバル >>297,482

いや、お前が現実見て発言しろよ
妄想で叩くなんて高度すぎてちょっと笑っちまったじゃねえか

485 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 17:42:58 ID:p2GUx8Rf
またランスキャラズガン・・・
てか錆が便利なのは分かるが少しは自重しろよ
文章も説明的過ぎていかにも作業って感じだし

486 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 17:46:37 ID:IskMK0rB
投下乙
ランスに続いて健太郎も錆白兵にやられたか。しかもランスの剣でとは
無敵結界もカオスには意味ないんだもんなぁ

487 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 17:50:20 ID:hssIBGCY
もう書き手はほとんどいないんだし、残った書き手が嫌いなキャラから死んでいくのは当たり前だろ
それに文句付けてたら過疎ロワは進まん
おまえら読み手様が散々暴れた結果なんだから今さら文句つけんな

488 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 20:13:48 ID:EQ/95dhq
(キリッ)

489 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 20:32:13 ID:J59aea9l
投下乙ー
やっぱりこの面子だと乱戦が楽しみだよな

>>487
応援してるなら、言葉遣いには気を付けようぜ?
お前の発言も結構空気を悪くしてるからさ

490 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 20:34:53 ID:hOfxtQS7
楽しみだね
今後に期待できるね
乙でした
○○の部分が面白かった

テンプレ的な感想ばっかだな

491 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 20:38:57 ID:JWqtmzQ3
投下乙です
錆白兵は見たって感じの乱戦模様で面白かったです
健太郎も頑張ったが・・・カオスで斬られたらしかたないなw

492 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 23:02:00 ID:p7rvH16b
>>469
宣伝がむかついたから報復しといた
投下もきたし、ここからがこのロワの巻き返しだぜ!

493 :創る名無しに見る名無し:2010/10/25(月) 23:23:15 ID:EQ/95dhq
こんな糞みたいなSSで巻き返しできたら良いねwww

494 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 00:12:49 ID:VqRuuVPG
まーたはじまった

495 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 00:33:01 ID:YHr2Mozl
この惨状でも諦めないなんて凄いよ
それとも周囲の状況が読めてないだけなんだろうか
俺含めてアンチ複数いるのに

496 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 00:39:04 ID:tnYZXl8Y
だってお前らここで喚くばかりでほとんど実害ないんだもの
避難所やwikiを荒らすくらいしてみせろよ

497 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 00:40:33 ID:/jep7ak8
馬鹿じゃねえのwww

498 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 12:55:26 ID:BSCCKc54
185 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:2010/10/26(火) 02:07:08 ID:/zfSict1
現在地MAPのキャラデータを消してしまった人へ

wikiの管理人です。
うっかりで消してしまったならばwikiのツールから「このwikiの管理者に連絡」でメッセージを下さい。
3日後までにご連絡頂けない場合は荒らし行為と判断して
編集に使われたIPをwikiの編集禁止IPアドレス/リモートホストに設定します。
また、ご連絡無く再度同様の行為をされた場合はしたらば管理人の1氏にあなたのIPを連絡させていただきます。
荒らし行為でなくうっかりであることを切に願っております。


バカのために意訳してやるよ
「晒されたくなけりゃ自首しろ、カス」

499 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 13:43:58 ID:wzuljk6b
いよいよ余所にまで迷惑をかけだしたか…
ここの住民のアニ3化も近いな

500 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 15:41:21 ID:g+xoQbJa
どこかと思ったらジャスティスか
あそこは選出キャラが良いから期待してるのよ
まあここの奴がやったという証拠はない
だからわざわざここにコピペしてんじゃねえよバカ、カス

501 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 17:11:46 ID:NoelBPV2
いちいち暴言を付け足さないと気がすまないのか?

502 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 17:32:32 ID:1vQKSJWN
単なる煽りだろ

503 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 17:40:56 ID:tjT6LJO/
他のロワ企画の名前は出さない
荒らしと思われるレスはスルー

とりあえずこの二つを徹底しないか?

504 :創る名無しに見る名無し:2010/10/26(火) 23:54:24 ID:LNlccKKv
それが、特に二つめが始めから出来てりゃな……

505 :創る名無しに見る名無し:2010/10/28(木) 18:09:39 ID:Jb5zyWQT
 おー!久しぶりの投下ですね。投下乙です。

 ただ、どこで何が起こったのかよくわからないです
 親切な人がいたら詳しく教えてくれませんか?
 というよりなんで式&海とセシリー&サトリが一緒に行動してるんですか?
 


506 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 12:00:58 ID:YhQ9FlJr
知らん
とりあえず行動してるってことで納得しとけ
何か読みづらいし読み返す気にならない

507 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 13:20:16 ID:cJU7psTH
「僕は読解力がありません」って声高に主張するとはあっぱれなやつよ

508 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 13:35:08 ID:cTGTgYQi
今回は読み手様の読解力より書き手の文章力の方が残念だな
まあ何が起こってるのかに疑問があるなら、自分で補完するSS書けばいいよ
普通のロワなら前のSSと違う状況から始まるのは即NGだが、こんな廃墟で騒ぐこともなかろ

509 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 17:37:26 ID:Wh87d64u
 昨日の>>505のものです。
 とりあえず>>506,>>508さんの言うように動きがあったってことで補完話が書かれるの待つことにします。

 ただ、誤解のないように断っておきますがあのレスは別に悪意があってのものじゃありません。
 単純に分からなかったのと疑問があったから質問しただけです。
 このロワのことは応援してます。
 


510 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 18:54:20 ID:Wh87d64u
 とりあえず読み返した感じだと・・・

・健太郎、式、海にセイバーが襲いかかる。
・途中でヒュンケル、サトリ乱入
・セシリーが戦いの制止にやってくる。
・最終的に錆白兵が無敵結界破って健太郎殺害

 こんな感じなのでしょうか?

511 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 19:55:26 ID:IQxLxyLc
全編錆白兵の視点で描かれてるからキャラの名前が出ないのは当然なのに、それで理解できなくて書き手に文章力がないとか・・・
もうちょっと頭使えよと言わざるを得ない

512 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 20:10:46 ID:OfIi3zrx
そりゃ読み手に伝える力が書き手に足らないからだろう

513 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 20:21:43 ID:X4wpfdSc
一人の視点で書いていても分かりやすいものは分かりやすいよ
ちょっと力不足だね

514 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 20:31:56 ID:IQxLxyLc
はぁ、じゃどの辺が分かり辛かったか例に出してくれるかな
当然ぱっとでてくるようなひどい文章なんだろ?


515 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 20:36:33 ID:cJU7psTH
投下がなければ廃墟だと言い、投下があれば駄作だと騒ぐ
荒らしに目をつけられたらかなわんなーまったく

516 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 20:39:49 ID:45mHz6Jd
ていうか疑問なのは誰の視点か、じゃなくてなんでこのキャラが前のSSからこんな行動をしてるか、だから
そこに目をつぶればいろんな疑問を吹き飛ばすほど面白くもない、よくある死亡話ってだけだからみんなわざわざ修正だ何だと言わないんだよ
いちいち掘り返すな鬱陶しい

517 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 20:48:18 ID:Q+0t7wIT
・全体的に装飾過多
>>475辺りから一人称と三人称が混同してる部分が増える
>>476以降、「起きた出来事」を脈絡なく書き散らしてるだけで、全体の流れが掴みづらい

読みづらいのは大体この辺が理由だと思う
まあエロゲキャラの処理に文句つけてる読み手様にしか見えないからそろそろ自重しろ

518 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 21:22:40 ID:X4wpfdSc
ここはピラニアが棲む池だ

519 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 21:23:38 ID:mt27N+JV
読み返してみたら錆以外の台詞が全くなくて吹いた
多分どのキャラも把握してなかったんだろうな・・・
それならそれで健太郎だけはぐれさせて錆で殺せば良かったのに
どの道無理があるんだからそれでも通るだろ

520 :創る名無しに見る名無し:2010/10/29(金) 22:41:25 ID:PU0HPhf1
わざわざこんな面倒な乱戦にしなくても健太郎くらい首輪ぶったたけば殺せたのに

521 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 04:28:25 ID:gs69DR/4
こんな糞では巻き返しは無理ですよ、奥さん

522 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 10:02:31 ID:ObYBPpZT
単発ばっかだな
これだからエロゲオタは

523 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 10:18:40 ID:VknMQKsk
健太郎みたいな誰特キャラが死んでエロゲオタが騒いでるとか初耳だわ
今までどこにそんな情報があったのやら
君の脳内ではそうなのかなwww
こっちは単にSSが糞って主張してるだけなのにwww
君には伝わらないなんてwwwこんなに悲しいことはwwwないwww

524 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:15:06 ID:0/jNUwBc
エロゲキャラを活躍させればエロゲアンチが暴れ
エロゲキャラを冷遇すればエロゲ厨が暴れる
まともなロワにエロゲキャラを出してはいけない
それがわかっただけでも このロワには意味があった

525 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:32:46 ID:VknMQKsk
つまりFATEはやめろってことですね、わかります

526 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:40:52 ID:MDLlCz/u
つまり剣客はまともじゃないということか…。


527 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:43:41 ID:veH9doE3
別にエロゲのせいじゃねえよ
把握が厳しい作品が多かっただけだろ
それでいえばやっぱ剣客はすげーな

528 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:44:18 ID:0/jNUwBc
エロゲはエロゲでもニトロ作品や笛みたいなしっかりしたストーリーの作品は別で
ランスとかいう下賤な抜きゲーは出しちゃだめってことだよ
言わせんな恥ずかしい

529 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:51:20 ID:VknMQKsk
\笛厨だー!/

530 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:52:28 ID:uc1uv7xM
妄想癖が多いスレだな

531 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:55:16 ID:C9LWRaQX
エロゲとか関係ねー
殺されるキャラどころか、殺すキャラ以外の描写と台詞が皆無な時点で違和感しかないってんだ
これ普通に書き手追放ルール使って追い出すべきレベルだろ
もう五人も書き手いないから無理だけど

532 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 15:01:26 ID:4EjuLyi3
ここまで人が減ったらもう1読み手のわがままなんて聞いてられんわ
投下されたSSに文句があるなら消えろ、もう質を選り好みできる状況じゃないって気付け

533 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 15:08:02 ID:/2sdUSCM
なんだ、またアニロワの奴らが来てるのか
定期的にご苦労様です

534 :創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 15:13:45 ID:uc1uv7xM
本当に妄想癖が多いスレだなぁ

535 :創る名無しに見る名無し:2010/10/31(日) 16:34:49 ID:UCY8OZe1
アニ3住人に常に誰かを叩いていないと我慢できない人種が居るのは確定的に明らか
本スレが沈静化してきて溜まってるんだろ

536 :創る名無しに見る名無し:2010/11/01(月) 00:05:03 ID:aJnTGoLg
妄想で他のロワを貶めるのか
最低だな

537 :創る名無しに見る名無し:2010/11/01(月) 08:56:09 ID:BxnMl3U0
妄想妄想うるせーよ

538 :創る名無しに見る名無し:2010/11/05(金) 17:13:05 ID:6g1nhPQj
保守☆彡

539 :創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 07:44:48 ID:GPm2Fpd+
F剣ロワ終了のお知らせ

540 :創る名無しに見る名無し:2010/11/19(金) 18:06:07 ID:9UD1K6lh
予約来てるのな

541 :創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 13:23:55 ID:VS/ziRof
ゾロの話書いた人か
これは期待

542 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:52:26 ID:u4av9ZCZ
期限を大幅にオーバーしてしまって申し訳ありません。
投下します。

543 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:53:08 ID:u4av9ZCZ
誠刀『銓』は刃なき刀。
秤は天秤を意味し、己自身を測る。
自分を試し、自分を知る刀。
敵ではなく自分を切り、自分自身を測る刀。

志葉丈瑠はこの刀を用いて自らの迷いを断ち斬った。
全ての虚飾を取り去った根源である自分とは何か。
丈瑠にとってそれはまさしく平和を守る「侍」であり、シンケンジャーの将たる「殿」だった。

では今現在、誠刀を握る少年ノヴァはどうか。

彼と志葉丈瑠は違う。
ノヴァはそもそも勇者と呼ばれる自分を否定してはいないし、自らの行いに疑問を持ってもいない。
クレアを悪と断定した自らの判断は絶対だと信じているし、またそれを成すだけの力も備えている。

ならば誠刀が指し示す道とは何か?
もしここにいるノヴァが勇者ダイと邂逅した後ならば、魔王軍が尖兵であるハドラー親衛騎団に敗れた後ならば――誠刀はノヴァを正しき道へと導いただろう。

しかし、それは叶わない。
何故ならノヴァはダイの名は知っていても会ったことはないし、自分以外に勇者と呼ばれる彼の存在を疎ましがってもいた。
溢れる剣才は齢十六にして並み居る騎士たちを凌駕せしめ、世に跋扈する魔獣どもも敵ではなく。
自らが世界の中心と信じて疑わない無垢な童子の心のままで、ノヴァはこの戦に招かれた。

だから、誠刀を手にしてもノヴァの精神は何ほども揺らぐことはない。
彼の持つ特異技能、自らの闘気を刃へと変換する資質も原因の一つと言えるだろう。
丈瑠は誠刀に何がしかの意味があるのではないかと推測し、理解しようとすることでその本質に触れた。
だがノヴァは誠刀に別の意味を見出してしまった。
すなわち、武器としての一面を。
万人に問えば万人が否と断ずるであろう、柄と鍔だけしかない刀に。

故に、誠刀は沈黙する。
ノヴァは誰よりも誠刀と相性が良く、あるいは誰よりも相性が悪い。
おそらくは刀工四季崎記紀とて予想し得なかっただろう、誠刀のただ一人の使い手。
それがノヴァなのだ。

もしこれが王刀『鋸』であれば、毒気を滅するその特性はノヴァに正しく作用し、彼に正道を歩ませることとなっただろう。
ノヴァは決して悪ではない。ただ我が強すぎるだけだ。
しかし誠刀に王刀のような毒気を失くす作用はない。あくまで道を示すだけだ。
誰よりも強いが故に誰も強制させることが出来なかったこの欠点が、状況をどうしようもなく混乱させていく。


544 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:53:51 ID:u4av9ZCZ
          ◆


「行くぞっ!」

気勢を上げ、ノヴァがクレアへと突進する。手にするのは光輝く闘気剣(オーラブレード)。
その熱は離れた場所にいる丈瑠の肌をもちりちりと焦がす。
生身で受ければどうなるかなど、考えるまでもない。

「下がれ!」

クレイモアの戦士クレアが、一振りの刀を手に前に出る。
それなりに重量のある絶刀・鉋を片腕で構えられるのは、彼女が人間ではなく半人半妖の戦士、クレイモアだからこそだ。
人間を遥かに超えた膂力と運動能力を誇り、標的である妖魔が発する妖気を探知する技能も備えている。
治癒力にも優れていて、腕が千切れたとしてもその部位が無事ならば時間をかければ自力で繋ぎ直すことができるほど。
その上一週間は何も口にせずとも身体機能に翳りが見られないなど、身体機能も並みではない。

そんな彼女であっても、状況は甚だ不利であると言えた。
まず今のクレアは隻腕だ。右腕の肘から先がない。
クレアにとって右腕は利き腕であり、旧世代のクレイモア・イレーネから受け継いだ腕でもある。
この右腕は切り札である超高速の多段斬撃『高速剣』の基点だ。左腕でも放てないことはないが、右腕と比べれば威力と剣速は見る影もない。
この時点でまずクレアの戦力は半減したと言ってもいい。

次に、彼女たちクレイモアは妖魔専用の殺し屋だ。
クレイモアと妖魔の戦いでは、対峙する妖魔の妖気を感知して動きを先読みしたり、居場所を特定することが当然に行われている。
妖気とは人ならざる者が発する気配。当然、人間であるノヴァや丈瑠からはそんな気配はしない。
つまり妖魔を相手にするような通常通りの戦い方は出来ないということだ。

そして何より、ノヴァが『人間』だということがクレアにとって最大のディスアドバンテージ。
妖気は言わば『クレアが斬っても構わない』相手の証明でもある。
数刻前に剣を合わせた銀髪の男からは妖気と似たような気配を感じ取ることが出来た。
だから躊躇わず斬りかかったし、直後に現れた黒い剣士からはその気配がなかったので即座に退いた。
妖魔相手なら手加減など必要なく、全力で滅することが出来る。
だが人間は駄目だ。いかなる理由があろうとも人を殺してはならない、これがクレイモアが所属する『組織』の掟。
半人半妖の身であるクレイモアが人の側の存在であることを示す唯一にして最大の掟であり、これを破れば仲間のクレイモアに粛清されることになる。
たとえ自衛や護身のためであっても、人間側に明らかな非がある場合でも、この掟の例外ではない。

545 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:55:13 ID:u4av9ZCZ
もちろん、すでに組織から離反したクレアにとってこの掟に強制力はない。
だがもし人を殺してしまえば、その瞬間にクレアは妖魔と同等の存在へと成り果てることになる。
妖魔を狩るのはクレイモアだからだ。
だがそれだけではなく、クレアにとって人間とは守るべき存在でもある。
共に旅をし、心を通わせた少年――ラキ。
彼は人間だ。その彼を捕食するような存在になるなど、クレアは決して自らに許しはしない。

戦乱の中離別してしまったが、いつか再会できると信じている――だからこそ、クレアはこの場でも掟を守る。
ラキともう一度出会ったとき、彼が知っているままのクレアでいるために。

クレアがこの場でするべきことは、人間を守り妖魔を狩り尽くすこと。
あの覚醒者と思しき銀髪の男、そしてロワと名乗った女。どちらも人ではあり得ない。
ならば討伐する。そのために邪魔をするのが人間ならば、殺さずに無力化する――殺しさえしなければ、適度に戦闘力を奪えばそれでいい。
そしてこのとき、クレアが守ると決めた者の中には志葉丈瑠もいた。
腕が立つのはわかっているが、クレイモアでもない丸腰の人間と共に戦うことは出来ない。そう考えていたからだ。

ノヴァの攻撃を絶刀で弾く。とたん、左腕に重い衝撃が走った。金属や妖魔の硬質な皮膚とは違う、異質な手応え。
握った感触でこの絶刀・鉋という剣は異様なほどに丈夫だとクレアは感じ取っていたが、それでもノヴァの振るう闘気剣と正面からぶつかる気にはならなかった。
いかに光の剣とは言え、剣の形状をしていれば対処法も同じ。
平べったく伸びる光剣の側面を叩き剣筋を逸らす。
闘気剣の威力は刃の部分に集中しているようで、数度の応酬でも絶刀が砕かれることはなかった。
これならば、と思ったクレアの一瞬の隙を突き、ノヴァが誠刀の柄から片手を離す。
そのまま地面に落ちている瓦礫を掬い上げ、流れる動作でクレアへと投擲した。
光に包まれる石。凄まじい速度。とっさに刀で弾く。自壊して弾け飛ぶ石片。ずしりと思い衝撃。左腕に一瞬の痺れ。

「もらった!」

脱力した一瞬を狙い済まし、ノヴァの一撃がクレアの手から絶刀をもぎ取っていった。
ヒュンヒュン、と刃が風を切る音が聞こえ、絶刀が飛んでいく。
両腕ならば耐えられた衝撃だ。左腕だけでもやれる、と浅慮したクレアの失策。
愕然と立ち尽くす。ノヴァは眼前で剣を振りかぶる。背中を見せれば一刀の元に両断されるだろう。
だが立ち向かっても同じことだ。剣のないクレアではノヴァの攻撃は止められず、よしんば回避したとしてもまた石を投擲されれば今度は避けられない。
死神の鎌がクレアの首元へと添えられる。
刹那が永遠へと引き伸ばされ、近づいてくる光剣がひどくゆっくりと見えた。
閃光がクレアの瞳を焼いた。思わず目蓋を閉じてしまう。間を置かず、甲高い金属音がした。

ゆっくりと目を開いたとき、クレアはまだ生きていた。
彼女の前に刀を構えた侍が立っている。
志葉丈瑠が弾かれていた絶刀を手にノヴァの一撃をいなし、逆に刃を巻き込んで撃ち落としていた。
大地に走る亀裂が闘気剣の威力の程を物語っている。まるで大型の覚醒者が巨腕を振り下ろした後のような、ぱっくりと割れた路面。
驚愕に打たれていたのはクレアだけではなく、ノヴァも同じことだ。
必殺の一刀が容易くあしらわれた。あり得ないはずの出来事に動揺しノヴァの動きが止まる。

546 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:55:53 ID:u4av9ZCZ
隙を逃さず、丈瑠は一歩踏み込んだ。
手首を返し柄頭をノヴァの腹部へと打ち込む。危ういところでノヴァが反応し、左腕を滑り込ませた。
柄頭は受け止められる。ノヴァの左掌に痺れが走る。
安堵させる間も与えず、丈瑠は絶刀に添えていた片手を放し拳を握って少年の顎を下から突き上げた。

「がっ!?」

丈瑠はそのまま絶刀を振るいノヴァの握る誠刀を弾き飛ばそうとした。
だが、ノヴァは半ば意地だけでその衝撃に耐えた。視界は今だ空を映したまま、がむしゃらに闘気剣を振り回す。

ふ、と圧力が消失する。
ノヴァが一歩引いて体勢を整えたとき、丈瑠もまたクレアを伴って後退していた。

「た、丈瑠……」
「無理をするな。ここは俺がやる」

と言って絶刀を肩に担ぎ構える丈瑠の姿は堂に入ったものだ。
クレアが普段使う大剣とかなり勝手の違う刀をこうまで使いこなすということは、丈瑠にとっては得手の武器ということである。
たった今死地から救い出されたクレアは絶刀を返せとも言えず、人間に戦いを任せてよいものか激しく葛藤した。

「……やれるのか?」
「殺さずに、となると厳しいな。何をするにしろ、俺とお前が二人で戦える状況を作らねばならないだろう」

クレアが絶刀を持てば丈瑠は丸腰となる。
丈瑠が絶刀を持てばクレアが丸腰となる。
武器が一つしかない以上どちらかが無力になるのは自明の理。
二人はノヴァとは違い、光剣を生み出すことも、投石に一撃必殺の威力を持たせることも出来ないのだ。
絶刀に鞘がないことも劣勢要素の一つだ。絶刀はあらゆる刀を凌駕する硬度を誇っているが故に、鞘は付属していないのだ。

が、それでもなお活路を見出そうとすれば。
クレイモアのクレアが人間の丈瑠に背を任すことをよしとするなら、一つだけ打てる手はあった。

「……少しの間、時間を稼いでくれ。できるか?」
「時間を稼ぐ、か。そのくらいならやれるが、どうする気だ」
「説明している時間はない。私を信じてくれ」
「何をゴチャゴチャと! 魔王の手先と、裏切り者が!」

さらに憤慨したノヴァが猪武者の如く闘気剣を叩き付けてくる。
無手のクレアを守るためには丈瑠が応戦せざるを得ない。
前に出て、背後のクレアへと叫ぶ。

547 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:56:47 ID:u4av9ZCZ
「わかった、やってやる。別に逃げてもいいぞ」

軽く、揶揄するような響きを混ぜる。
丈瑠にとっては本心でもあった。他人を護衛するよりは一人の方が戦いやすい。

「すぐに戻る。死ぬなよ!」

が、クレアが了承するはずもない。
反発の意が叫び返され、クレイモアの脚力を活かして瞬く間に走り去っていく。

「待て! この、邪魔をするな!」
「そうはいかない……!」

ノヴァは目下のところ最重要攻撃対象であるクレアを追おうとするが、鼻先を丈瑠の刀が押し留める。
シンケンレッドに変身せずとも丈瑠の剣腕は健在だ。だが、丈瑠の肉体はあくまで人間のもの。
まともにぶつかれば驚異的な攻撃力と多彩な手数を誇るノヴァとはとても渡り合えないが、この場では勝つことを目的とはしない。
クレアが戻るまで、あるいはクレアが逃げられたと判断できるほどに十分な時間を稼いだら丈瑠も退くつもりだった。
頭に血が昇りやすいらしい少年相手ならば逃走も容易い、と踏んでのことだ。

「だったらお前から倒す!」

問題は、時間を稼ぐどころか本当に倒されかねないこと、だったが。

(この程度の窮地なんて何度も切り抜けてきた。だから今度も……やるだけだ)

炎のような闘争心と氷のような自制心。異なる資質を併せ持つ侍の殿は、今一度強く刀を握りなおし敵と向かい合う。
恐れも迷いも、その表情からは何一つ読み取れない。元シンケンレッド、志葉丈瑠の刀が閃いた。


548 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:57:28 ID:u4av9ZCZ
          ◆


クレス・アルベインの故郷であるトーティス村は、魔王ダオスの手の者によって滅ぼされた。
剣の師でもあった父、ミゲール・アルベイン。
病床に臥せっていた母、マリア・アルベイン。
親友であるチェスター・バークライトの妹、アミィ・バークライト。

村を空けていた僅かな時間で、十七年間生きてきたクレスの世界は崩壊した。
この悲劇をきっかけにクレスは時を巡る旅へと身を投じることになる。

そして今、何の因果か最強の剣士を決めるというこの催しに呼び出されている。
クレスの脳裏に去来するのは、村が崩壊したあの日のことだ。
家族、妹のように思っていた少女、友人、隣人。親友を除くクレスが知る人々全てが死に絶えた日のこと。
あのときクレスは再度の襲撃を懸念し遠方の叔父の元へと急ごうとした。
だがチェスターは村に残り遺体の埋葬をした。最愛の妹が物言わぬ屍となり野晒しにされているのは耐えられなかったのだろう。
彼らは別にお互いを薄情だとか感傷的だとか思いはしなかった。
村人を埋葬するのももちろん重要なことではあるが、もしまた襲撃されクレスとチェスターが命を落とせばトーティス村の惨劇は世に知られないまま闇に葬られるだろう。
誰かが知らせねばならなかった。都へ行けば騎士団を派遣してもらえる。下手人を捕らえ裁くことも可能だ。
そう考えたから二人は別れた。二人いたから役割を分担することができた。

だが今、クレスは一人だ。
アミィと同じくもはや言葉を紡ぐことなき少女――鳳凰寺風の遺体を背負い、ゆっくりと街の中を進む。
いずことも知れぬ地で家族や友人に知られることもなく果てた少女を思えば、せめて人間らしく弔ってやりたかった。

が、いかに魔王を倒した勇者とはいえ、この修羅の巷では絶対の強者ではない。
先ほどのブルックのような輩に墓穴を掘っているところを襲われれば、クレス自身がその墓穴に入ることは明白だ。
埋葬するにしてもせめて安全を確保した後。周囲に殺人者がいないと確認するか、もしくは信頼できる仲間を見つけてから。
忸怩たる思いを抱えたまま、クレスは目に付いた民家の寝台へ少女をそっと横たえた。
風の首には布を裂いて作った包帯を巻いてある。もう出血はしていない。
と言っても、包帯によって血が止まったのではない。流れ出るべき血が全て抜け切ったから、それだけの話だ。
風の表情は生きていると見紛うほどに穏やかだ。痛みを感じる間もなかったことが唯一の救いなのだろうか。
直視できず、シーツでそっと彼女を覆う。弔いと言えるほどのことではないが、今はこれが精一杯だ。

民家を出て、一人息をつく。流れる汗はぞっとするほど冷たかった。
人の死に関わったことは一度や二度ではない。この手で奪った命だって数え切れないほどにある。
それでも、クレスにとってそれは自分を守るためであり、仲間を守るためであり、平和を取り戻すための戦いだった。
だがこれはどうだ。『最強の剣士を決める』、ただそれだけのために罪もない少女の命が奪われる。
奪った側の人間……であるかどうかはかなり怪しいが、ブルックの心情も理解できないわけではない。
彼は決して快楽殺人者という訳ではなく、殺さねば殺されるというこの状況に従ったに過ぎないからだ。

549 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:58:09 ID:u4av9ZCZ
では、ブルックに罪はないのか?
自分が生き残るためなら、同じく生き残りたいと思っている者を殺しても許されるのか?
正当防衛ですらない殺しは果たして許されるのか?

これが会話すらままならない魔獣であれば悩むことはないだろう。だが相手は言葉を用い意思を交わすことが出来る人間だ。
当然のように生きたいと、帰りたいと願う、クレスと同じただの人間なのだ。

「わからない……な。今の僕には答えが出せない……」

今ほどミントやアーチェ、クラース、チェスター、すず――仲間たちに傍にいてほしいと思ったことはないかもしれない。

ロワを倒す? どうやって?
当人に気付かれないまま数十人の人間を拉致し、得体の知れない首輪を嵌め、殺し合わせる。かのダオスにだってそんな芸当は出来るかどうか。
最初にいた場所ではクレスは自分と匹敵するかそれ以上の剣気を放つ者を何人も目撃している。
自分も含め、彼ら全てを手玉に取るような超常的な存在など、どうすれば討ち果たせるのか。
答えを返せなかったクレス。答えを放棄し流されると決めたブルック。
どちらが間違っているとも正しいとも言えない。結局、根幹にあるのは死にたくない、生きていたいという欲求なのだから。

思索の海に囚われたクレスの耳に、遠雷のような音が届く。はっと顔を上げ神経を尖らせれば、すぐ近くで戦闘が起こっていると知れた。
ブルックがやったような静かな殺しではなく、憚ることなく連続する炸裂音。
他者の介入を恐れないよほどの強者同士の戦いなのか、あるいはただの馬鹿なのか。
判別はつかないが、とりあえずクレスはその音が聞こえてくる方向へ向けて駆け出した。
距離が離れているため戦闘の余波で風の遺体が傷つけられる心配はないだろう。
戦場が近いと見るやクレスは速度を落とし、忍ぶようにして接近していく。朋友である藤林すずほどの隠形はできないが、足音を殺すくらいなら朝飯前だ。
いくつかの路地を曲がった先に――『それ』はいた。

(いた。怪我をしているのか?)

衣服と同じ色素の薄い白い髪に、銀色の瞳の女――クレアがそこにいた。
片腕がないが、ブルックとは違い明らかに人間とわかる姿だった。
戦闘に巻き込まれたのかと声をかけようとしたクレスは思わず息を止めた。
もしあの女がブルックと同じく殺し合いに乗っていたら、そう思ってしまったから。

(何を迷っているんだ、僕は……!)

だが、一呼吸置いたおかげでクレスはクレアが『おかしい』ということに気付いた。
人間が片腕を切り落とされれば当然出血するし、痛みも耐えがたいものだ。
だがクレスの眼前にいる女は痛みを堪える素振りがないし出血もしていない。肉の断面が見えることから、止血を施してあるようにも見えない。
クレアはゆっくりと民家の壁に背を預けると携えていた鞄から何かを取り出した。人間の腕の、肘から先だった。

(あれは、多分あの人の腕……何をする気だろう。法術でも使えるんだろうか?)

550 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:58:54 ID:u4av9ZCZ
クレスの思い人であるミント・アドネードのように癒しの術が使えるのならば、千切れた腕とて繋げられるかもしれない。
ならば是非とも仲間になってもらいたい。傷を癒せる力があれば、殺し合いの中で生き残る確率はぐっと上がる。
そんなクレスの期待に応えるように、クレアはもはや肉塊とさえ呼べるその腕を自らの腕の切断面へと近づけた。

「――ふっ!」

精神を集中し、気合を入れるための発声。
導き出される結果はクレスの想像通り腕の接合。ただし、過程は全く違うものだった。

(なっ……!?)

ミントの術のように優しい光が傷を癒すのではなく。
腕と腕、切断面が小虫のように蠢き、泡立ち、片割れへと糸を伸ばす。糸は繋がり、ゆっくりと癒着していく。
シュウシュウと音を立てる腕は何がしかの力に包まれているのか淡い光を放っている。

「――よし、腕を繋げるだけなら何とかなりそうだ。急がなければ――」

クレアは呟き、未だに戦闘音が響いてくる方角へと視線を向ける。
瞳は紛れもない戦意を宿していて、獰猛な気配すらも漂わせていた。

(誰かを、殺すつもりなのか)

法術でも集気法による内力の活性化でもなく、得体の知れない力で腕を再生させる女。
その剣呑な目つきからは、風のような無害な人柄を読み取ることもできない。
人間というより、ダオスやその部下のような魔的な存在に近い――あるいはブルックにも。
動揺は足運びを乱れさせ、クレスの気配を漏れ出させた。

「誰だ!」

瞬時にクレアは気付いた。と同時、クレスもまた物陰から飛び出していた。
向けられた視線は険しく、ともすれば容易く敵意へと変じる危ういものだったからだ。
尤もそれは、今しがた戦線から離脱してきたばかりのクレアにすれば無理もないことだった。

「動くな!」

クレスは瞬きの間に間合いを詰め、クレアの喉元に抜き放ったニバンボシを突きつけた。
反撃されても即座に対応できるよう、油断なくその全身を視界に収める。
クレアが殺人者かどうか、疑わしくはあってもこの段階で断定は出来ない。
だからまず動きを封じてから交渉に臨もうとした、のだが。

551 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 20:59:35 ID:u4av9ZCZ

「僕はクレス、クレス・アルベイン。聞きたいことがある」
「ぐ……あっ」

クレアはクレスを味方とは認識していない。彼が剣を寸止めするつもりであったとしても、そんなことはクレアにはわからない。
当然、刀が抜かれ始めた時点でクレアはクレスに対し警戒の度合いを引き上げ、制圧行動を取ろうとした。
だが、クレアは腕を繋げるために妖力を開放している最中だったのだ。
妖力解放はクレイモアの肉体を妖魔に近づける行為。強い力を得られる代わりに己を侵食されるかもしれない諸刃の剣だ。
当然、妖力のコントロールには多大な集中力を要する。少しの動揺で制御が乱れるほどに。

それでも普段のクレアならまだ対応することができた乱れだ。が、今のクレアは万全の状態ではなかった。
一刻も早く丈瑠の援護に向かわねばという焦り、新手の襲撃者への対応。そして首輪による妖力の抑圧。
この三つが彼女の精神を著しく圧迫し、結果クレアの妖力は彼女の制御を離れ――暴走した。

「ど、どうしたんだ?」
「に……げ、ろ!」

刀を突きつけている側のクレスが戸惑う。クレアの瞳の色は、一瞬で銀から金へと変化していた。
顔つきが変わっていく。人のそれから鋭利な牙を生やす獣のそれに。
刀が弾かれる。そのとき刀身を通じてクレスの腕に伝わってきたのは、ハンマーで殴られたかのような重い衝撃。
後退し、構える。クレスの刀を弾いたのはクレアが繋げようとしていた腕――だったモノ、だ。
肘から先の筋肉が不自然なほど膨張していた。熊のように太く、指先には鋭く尖った爪が伸びている。
右腕を繋げるために集中していた妖力が、コントロールの乱れによって接合ではなく変質を引き起こしたためだ。
その腕はまさしく彼女らクレイモアが『覚醒者』と呼ぶ妖魔の腕そのもの。
クレアの意思に従わず右腕は猛り、獲物を求めるように地面に突き立つ。

「が、く……制御、できん、このまま、では……!」

右腕に引きずられ、クレアの身体に暴走した妖力が駆け巡る。
もっと力をよこせと、自由にしろと喚いている。
            ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
クレアはその衝動に、抗う気持ちが薄れていることに気付き、驚愕した。
妖力解放には性的快楽に近い快感が伴う。が、女性型のクレイモアはその快楽を抑えることができるはずだった。
ならば何故クレアが衝動に抗えないかといえば――クレアが先ほどまで『右腕に』握っていた刀は、絶刀『鉋』。
四季崎記紀の作った完成形変体刀、持つと人を斬りたくなる毒が込められた刀、その一つだったからだ。

絶刀に込められた毒はかの毒刀『鍍』ほど強くはなく、意識を乗っ取られるということはない。
だが、たとえ影響が小さくとも零ではない。判断決断の一つ一つ、その裏にちらりと顔を覗かせるような微々たるもの。
クレアの強靭な精神によって押し込められていたその毒は、抑圧から解放され嬉々として宿主を侵食する。
その小波のような毒は今、人と妖魔の狭間にいるクレアを後押しするには十分すぎた。

552 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:00:27 ID:u4av9ZCZ

人間を殺してはならない。

人間を殺してはならない?

人間を殺してもいいのではないか?

そう、剣を向けてくるのなら、相手が人間でも――。

目の前にいる、脆弱な人間を――。


「逃げろ! 私に近づくな!」

ありったけの理性をかき集め、クレアは叫んだ。
クレスはもちろんのことその叫びの意味を理解できない。
彼の本能はうるさいほど危険を警告し、今の内に斬れ、もしくは逃げろとがなり立てている。
だが、クレア自身にはどうも敵意はないように感じるのだ。
左腕のみならず全身を使って右腕を押さえつけるその姿からは、まるで右腕から先が別の誰かに乗っ取られたように見えて。

「まさか……くっ、しっかりするんだ!」
「に、逃げろと……言ってる、だろう」
「僕のせいであなたはそうなったんじゃないのか!? だったら、逃げられる訳ないじゃないか!」

斬り捨てることなど、できはしなかった。
ブルックとは違う、必死にクレスを殺すまいとするクレアという人物を、このまま置いては逃げられない。

「何か僕にできることはないか? どうすればその腕は止まるんだ!?」
「……斬り、落としてくれ。腕を離せば……暴走は止まる、はずだ……」
「斬り落とす……それしか、ないのか」
「やるなら、早くしろ……もう、抑えていられない……」

クレアは苦しげに呻く。見ず知らずの、しか人間であろうクレスを頼ったのは、それだけ追い詰められているからだ。
気を抜けば意識が一瞬で食い潰される。『クレイモアのクレア』ではなく、『覚醒者クレア』と成り果ててしまう。それだけは耐えられない。
逃げればいいのにクレスは残ってクレアを救うと言ってくれる。
彼はクレアを待っているはずの丈瑠と同じ表情をしている。信じられる人間の顔だ。
だからこそ、恥を忍んでクレアは頼んだ。

「……わかった、やるぞ!」

やると決めたら迷いは不要だ。
刀を構え、全身の力を集約させる。


553 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:01:33 ID:u4av9ZCZ
「真空……破斬!」

刀身に真空を纏わせ切れ味を上げる剣技。
放たれた斬撃は、クレアの右腕を見事宙へ舞わせることに――失敗した。
ガキンッ、と刀は受け止められた。地に突き立っていたクレアの右腕が、神速で抜き放たれて刀を受け止めていた。
イレーネから受け継いだ切り札『高速剣』。クレイモアを持たぬ空手の状態で放つそれはいわば『高速爪』と言うところか。
右腕はクレアの意思を完全に跳ね除け、一個の妖魔として自己の保全に動いた。
そしてその行いは――クレアが衝動に敗北したことを意味していた。

「が、あ、ァァァァ……ッアアアアアアァァァッ!」
「ぐあぁっ!」

ニバンボシを叩き落し、クレスの胸倉を掴み上げ、壁際へと叩き付ける。
喀血するクレスに構わずクレアは駆け出した。
向かう先は今だノヴァと丈瑠の戦いが続く場所。仲間ではなく獲物が待つ狩場。
掴んだままのクレスがもがくも、剣もなく膂力でも敵うはずがない。
この場でクレスを喰らってもいいのだが、それでは二人の人間を逃してしまいかねない。
三人とも殺してから喰らえば食い残しはない。クレアの中の妖魔はそう思考する。

やがてクレアの視界に二人の人間が映った。双方共に傷ついてはいるが健在だ。
赤いジャケットを着た人間、志葉丈瑠へとクレスを投げつけた。
人体を砲弾とせしめる常識外の膂力は遺憾なく発揮され、クレスもろともに丈瑠は吹き飛ばされた。

「魔物!?」
「――アアアアアアアアアッ!」

魔物と戦い慣れているノヴァの反応は素早かった。が、相手が悪かったと言うべきだろう。
幾重にもぶれて多方向から襲い掛かる爪撃に対応できず、ノヴァはあえなく殴り飛ばされた。

「がっ……」
「クレア! 一体どうしたんだ!?」

丈瑠がクレスを押しのけ立ち上がったときにはノヴァは無力化されていた。丈瑠と戦った疲労もあろうが、それ以上にクレアが速かったのだ。
クレアは一瞬で間合いへ踏み込んでくる。丈瑠はまだクレアに起きた変化を把握していないため、反応が遅れた。

「獅子戦吼!」

あわや首を刈り取られんというところで、獣面の衝撃波が丈瑠の命を救った。
丈瑠の横に全身傷だらけのクレスが並ぶ。激しく息を吐いているが、致命的なダメージを負ってはいない。

「気をつけるんだ、今の彼女は見境がついていない!」
「お前、誰だ? いや、それはいい。どういうことだ、クレアに何があった?」
「僕のせいなんだ……僕が彼女を追い詰めてしまった」
「何だそれ、どういう意味……くっ!」

言葉の途中、左右に飛び離れる。二人の中間を弾丸のように金眼の獣が駆け抜ける。
クレアは勢いのままにその進行方向にあった一軒の民家に突入し、轟音と共に爆砕させた。
ノヴァの闘気剣に匹敵しようかという威力。ノヴァとは何とか戦えていた丈瑠もさすがに戦慄を禁じ得なかった。


554 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:04:38 ID:u4av9ZCZ

「クレア……! 俺だ、志葉丈瑠だ! わからないのか!?」
「グゥゥゥゥ――シャアアアァッ!」

地を這い掬い上げるように放たれた爪を、絶刀を逆手に構え地に突き立てることで防ぎ止めた。
絶刀の特性故に刀が砕かれるということはなかったが、地面という緩衝材を挟んで尚、丈瑠の腕に凄まじい負担が圧し掛かる。
が、とにかく動きを止めることには成功した。攻守が拮抗し、丈瑠はクレアと睨み合う。
記憶と違う瞳の色に戸惑うが、おそらく正常な意識を保ってはいないだろうと丈瑠は判断した。

「おい、お前。あいつを連れて逃げろ」
「な……何を言ってるんだ、僕も一緒に!」
「剣もないのに何ができるって言うんだ。それにあのノヴァって奴が意識を取り戻したら、また面倒なことになる」
「しかし!」

クレスは抗弁するが、悠長な言い合いを許すほど妖魔と化したクレアは甘くはない。
まだ人の形を保っている左拳が丈瑠の顔面へ向けられる。
とっさに頭を下げる。危ういところで回避。風を切る音でまともに受ければそれで終わりだと確信する。

「早く行け!」

丈瑠にしてみれば、ノヴァはもちろんのこと新顔であるクレスもまた信用できなかった。
クレスは自分のせいでクレアがこうなったと言った。その言葉を額面どおりに受け取りはしないものの、一因であることは間違いないと思っている。
それに足手纏いであることも方便ではない。先ほどまでの丈瑠自身と同じく、今のクレスは丸腰だ。
ノヴァが持っている誠刀はやはりクレスにも使えない。
ならば不確定要素を減らす意味合いでも、彼らには退いてもらった方が丈瑠は戦いやすくなる。

「放っておけば意識のないあいつから殺される。急げ!」
「く……僕はクレス・アルベインだ! 君は!?」
「志葉丈瑠!」
「丈瑠……丈瑠か。わかった、ここは退く。彼を安全なところに移動させたらすぐに戻る。それまで持ち堪えてくれ!」

ぎりぎりと押し留めるのもそろそろ限界だと推し量った丈瑠を置いて、クレスはノヴァを担ぎ上げ退いていった。
足音が遠ざかる。妖魔となったクレアは獲物に逃げられたことに憤慨したか、さらなる力で丈瑠を押し攻める。
昂ぶる妖気が右腕のみならず左腕、右足、左足と巡り、人ならざる力を生み出していく。

「行ったか……さて、どうする……!?」

戦いやすくなったとは言え、生身の丈瑠と半覚醒状態のクレアとでは自力の差は歴然だ。
ノヴァからは何とか逃げ切る自信があったが、今のクレア相手では逃げても容易く追いつかれてしまうだろう。
威勢よくクレスらを逃がしたはいいが、実のところ打つ手などないに等しい。

555 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:07:09 ID:u4av9ZCZ
「クレア、しっかりしろ! 俺の声が聞こえるか!」

それならば。
丈瑠に打つ手がないのならば、クレア自身に何とかさせるしかないだろう。
戻ると言ったクレアの眼差しを、瞳に込められた意思を信じるだけだ。

「お前は俺に、自分を信じてくれと言っただろう。俺はお前を信じて待っていた。ならばお前も、俺に答えろ!」
「ク、ウゥ……?」
「お前は何のために戦う? 答えろ、クレア!」

何のために――クレイモアの存在する意味はただ一つ。
人に仇なす妖魔を狩る、ただそれだけのため。

「人間を斬る訳にはいかない、お前はそう言ったな! なら人を守るために戦う存在、それが本当のお前じゃないのか!」
「――ぁ」

外道覆滅を掲げるシンケンジャーと、妖魔を狩るクレイモア。
魔を討つ者として両者はある意味では近い存在である。
本人ですら気付かないほどに小さな共感を、丈瑠はクレアに感じていた。
だからこそこうして言葉を紡ぐ。クレアとは共に戦えると、信頼できる仲間になれると、確信しているから。
誠刀の導きで自分を知った丈瑠は、同じく己を見失ったクレアを正すべく一振りの刀となる。
斬り捨てるべきは、クレアを取り巻く妖なる力。

「思い出せ、クレア! あるべき自分を……お前が望む、お前の姿を!」
「……わ、たし……は……っ!」

絶刀は無事でも、刀を支える丈瑠の腕が限界を迎える、その刹那の瞬間に。
ふ、と圧力が消失する。

「人間……だ……!」

瞳の色が、妖しき金から気高き銀へと戻っていく。
本能ではなく理性が身体を支配していると、はっきり見て取れる。暴走した妖力の制御を取り戻したのだ。
代償に力を出し尽くしていたか、膝をつく。

「……クレア」
「……丈瑠」

肥大した身体も徐々に収縮し、元に戻る。
完全な覚醒に到る前に、クレアは立ち直ることができたのだ。

「全く。手間をかけさせてくれたな」
「ああ……すま、ない」

動くことも億劫なため絶刀を間に置いてではあるが、自然と笑みがこぼれる。
丈瑠は身を起こし、クレアへと手を差し伸べた。

「だが、良かった。仲間を失わずに済んだからな」
「仲間? 私を仲間と呼んでくれるのか」
「そうだ。俺がそう決めた……不満か?」
「いや……悪くは、ないな」

庇護の対象ではなく、共に戦う仲間。それがクレイモアではなく人間だというのは皮肉な話ではあった。
が、言葉通り、クレアはそれが不快ではなく、むしろ心地良いものとして感じられた。
丈瑠の手を取ろうとし、いまだに変化の解けない右手を見て苦笑する。
すると丈瑠も笑い、それでも右手を引っ込めはしなかった。俺はお前を恐れはしないという意思表示だ。
言葉にしないが深く感謝の念を抱き、クレアは獣の右腕で丈瑠の手を取る。

556 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:08:08 ID:u4av9ZCZ
否――取ろうとしたが、叶わなかった。

それは剣というにはあまりにも大きすぎた。
大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。
それはまさに鉄塊だった。

天空より舞い降りた剣が、丈瑠の身長よりもなお長く大きな剣が、クレアの右腕を地面に縫い付けていた。
クレアと自分とを隔てる壁の正体が、一瞬丈瑠は理解できなかった。
それを剣だ、と理解できたのは――剣を追うように空から舞い降りてきた男が、落下の勢いを利用して剣を抜き取り、旋回させてクレアを襲ったからだ。
迷いなくクレアを両断するであろうその剣の軌跡に、丈瑠の身体は意識するよりも先に動き割り込んだ。
引き抜いた絶刀を片手で握り、峰の部分をもう片方の腕で支え大剣を受け止める。
両腕の骨まで砕かれそうな衝撃。
本当に砕かれなかったのは、絶刀の頑強さと直前で丈瑠に気付いた剣の主――金髪の、ツンツン頭の男が力を緩めたからだ。

大剣をひとまず引いて、男はゆっくりと着地する。重力が作用しているのか怪しくなるほどにその速度は緩慢だ。
マントを翻した男は、だが丈瑠の予想に反してそれ以上の攻撃をしてこなかった。

「……どういうことだ?」

金髪の男はそう問いかけてくる。
聞きたいのはこっちだ、と丈瑠が吐き捨てる前に、

「そいつはお前を殺そうとしていたんだぞ。なのに何故庇う?」

そういうことかと得心した。
どうやら男は上空から丈瑠へと爪を生やした腕を伸ばすクレアを確認し、『丈瑠を救うべく』クレアを攻撃したらしい。
確かに今のクレアは一見すれば人よりは魔獣や外道に近い。
傍から見れば――刀を取り落とした丈瑠に止めを刺そうとしていた、と見えても不思議ではない。
理解はできても納得など到底無理な話だったが。

「違う! こいつは……クレアは、俺の仲間だ!」
「だが、そいつの腕は」
「クレアは人間だ。外道なんかじゃない!」

いくら危険に晒されたとは言え、自分の意思で攻撃を止めたクレアはやはり、丈瑠にとっては討滅すべき存在などではなかった。
丈瑠は蹲るクレアを背後に絶刀を構え、男と対峙する。
疲労の極みにあり、もう戦える状態ではないのはわかっていたが、断固として手出しはさせないという意思を視線に乗せて叩きつける。
男はどうしたものかとたじろいでいたが、

「丈瑠……いいんだ」

その丈瑠を静止したのは、庇われているクレア本人からだった。
振り向いた丈瑠を迎えたのは――砲弾のような、クレアの腕。
腹を殴られ突き飛ばされると、金髪の男に受け止められた。

「クレア!?」
「そいつは……間違っていない。私はもう……一線を、踏み越えて……しまったんだ」

顔を上げたクレアの――ぞっとするほど美しい、金色の瞳。
半ばまで斬り裂かれていた右腕が、煙を上げて治癒していく。凄まじい速度。もはや再生と言ってもいい。
クレアは血色を失くした顔に大粒の汗を浮かべている。消耗した身ではもう妖力を制御することができない。

「そいつが止めてくれなければ……私は、お前を殺していた、かも……しれない。だから……これで、いいんだ」
「クレア……だが、まだ何とかなるだろう? さっきみたいに力を抑えられれば!」
「……無理だ。もう、意識が……保てそうに、ない。だから丈瑠、頼みが……ある。聞いてほしい」
「な、何だ? 俺は何をすればいいんだ」

557 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:09:31 ID:u4av9ZCZ
何かできることがあるなら何でも言ってくれ。
お前を助けられるなら何でもしてやる。
丈瑠はそう言おうとした。

「私を、殺してくれ」

だが、告げられた言葉はそんな丈瑠の決意を容易く粉砕した。
耳から入ってきた言葉を脳が理解するまで数秒、必要とした。

「な……何を言ってる。何故俺がお前を殺さなければならない!?」
「私は、妖魔には……なりたくない。人でいたいんだ……人のままで、死にたいんだ」
「……っ!」

クレイモアが妖力の解放に失敗し、妖魔の意識に支配されたとき。
そのクレイモアは、自らが希望するクレイモアに自分を殺してくれと願う。
剣の中に忍ばせてある黒の書と呼ばれる紙を渡し、介錯を頼むのだ。

「クレイモアでない、丈瑠に頼むのは……酷だと思う。だが……クレイモアである私を知っているのは……今は、丈瑠だけなんだ」
「そんなこと……!」
「早く……もう、持たない……!」

瞳孔が開き、鋭い視線が丈瑠を睨め上げる。
懇願しているようでもあり、憎々しげに睨みつけているようでもあり――クレアの中で、人と妖魔の意識がせめぎ合っているのだと知れた。
そしてその均衡はもう長くは続かないことも。

「クレア……」
「……下がっていろ。俺がやろう」

丈瑠を押しのけ、黙って成り行きを見守っていた男が大剣を構えてクレアの前に進み出る。

「俺はクラウド、クラウド・ストライフだ。済まない、俺が余計な横槍を入れたせいだ」
「気に……するな。わからないんだ……あのとき止められなければ、私は本当に、丈瑠を襲っていたかも……しれない。だから……これで、いい」
「……責任は取る。恨んでくれて構わない」
「いいさ……丈瑠を、頼む」

二人の話を聞いている内、男――クラウドは自分の行いがこの事態を招いたのだと知った。
申し訳なく思う。後悔もする。だが、だからこそ、せめてクレアの最期の願いは自分が果たそうと思った。
仲間である丈瑠にやらせる訳には行かない。消えることのない傷になる――

「……俺が、やる」

剣を振り下ろす寸前、クラウドの肩を握り潰さんほどの力を込めて丈瑠が掴んだ。
その瞳には強い力があった。決して自棄になった訳ではなく、自ら選んでこうすると言う意思があった。

「いいのか?」
「ああ。クレア……俺が、介錯を勤めさせてもらう。いいか?」
「ふ……」

クレアはただ微笑んだだけだ。
もう口を開くことすら困難――そしてこれ以上言葉を重ねる必要もない。
絶刀『鉋』を強く握り直す。クレアの剣。クレアを斬る剣。

「志葉丈瑠、これを」

クラウドが懐から何かを取り出し、丈瑠へ渡してきた。
それは一見すると変哲もない携帯電話。だがそうでないことは丈瑠自身が一番よく知っている。
ショドウフォン。
普通の人間が持てばただの携帯電話だが、モヂカラを有する者が用いれば違う意味を持つ道具。
不意に、笑い出したくなった。これがあればノヴァを速やかに取り押さえられて、クレアもこんな有様になることはなかったかもしれなかったのに、と。
傍から見れば泣き笑いのような顔だっただろう。丈瑠は混沌とする感情を抑え付け、ショドウフォンを筆モードに変形させた。

558 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:11:41 ID:u4av9ZCZ
「一筆……奏上」

虚空に描く『火』の一文字。
火のモヂカラを現出させ、身に纏う――戦うための力、真紅のスーツ。
だが、かつてないほどに心が冷えている。『火』を司るシンケンジャーとは思えないほどに。
絶刀を握り締め、肩に担いだ。

「シンケンレッド――志葉丈瑠」

シンケンジャーの『殿』。
一度はその資格がないと自ら捨てた姿に、自らの意思で変身する。
しかし斬るのは外道ではない。
外道ではなく――人。人間のままで死にたいと願う、友だ。

「それが……丈瑠、お前の本当の……」
「そうだ。俺は戦う。そしてこの戦いを止めてみせる。必ず……必ずだ!」
「ああ……信じるよ。お前ならきっと……でき、る……」
「クレア……!」

絶刀をクレアの首に押し当てる。
視線が合う。これが最後と、どちらが言うまでもなく理解した。
やれ、とクレアが目で促す。
ギリ、と歯を食い縛る。
そして、

「これで……人のまま、死ねる。礼を言う、シンケンレッド。志葉……丈瑠」
「……あああああああああああぁぁぁっ!」

刀を――振り抜いた。
肉を裂き、骨を砕き、血を撒き散らし――クレアの首を両断した。

(礼を言う? 礼、礼だと……俺はお前を殺したんだぞ! なのに……!)

剣を振り抜いた体勢のまま、丈瑠は振り返らない。
背後で重たげな音が二つした。クレアの身体が倒れたのと――首が落ちてきたのだろう。
振り返って確認する気にはなれない。
この手で、人を――仲間を斬った。
望まれたから、人のまま死なせてやりたいと思ったから。
だが――

「ぐ……くっ、あ――うあああああああああああああああっ!」

心に突き刺さる痛みだけは、どうしても。
我慢することが出来なかった。


【クレア@CLAYMORE  死亡】


559 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:12:53 ID:u4av9ZCZ
          ◆


落としていたニバンボシを回収し、ノヴァを風が安置されている民家へ移した後、クレスはすぐさま取って返すつもりだった。
だが、走り出そうとした足は急停止した。
寸前で、ノヴァが苦しげに呻いたからだ。
このまま一人にしておけば、もし誰か悪意を持つ者に襲われれば一溜まりもない。

「くっ……志葉丈瑠、それにクレア。まだ二人が戦っているかもしれないのに、僕は何をやっているんだ……!」

焦りばかりが先行し、どうにもままならない状況に翻弄されている。
落ち着け、まずすべきことは――と、クレスは必死に自己の安定に努めた。

「まず、このノヴァという人に事情を聞こう。クレアという人が本当に殺人者なのか、僕は何もわかってはいない……」

呼吸を落ち着けて、クレスはそう独り言ちた。
今の状況で二人と再会しても、クレスの側に情報が揃っていなければ何も切り出せはしない。
ならば当事者の一人でもあるノヴァから情報を得るが最善――そう、判断した。
死人が一人、怪我人が一人、そして自分。
相談する相手が誰もいない暗闇の中、クレスはじっとノヴァが起きるまで待ち続ける。
焦燥だけが加速していく。
クレスの掌は、じっとりと汗ばんでいた。だが、背筋が凍るほどに冷たい汗だった。



【G-2/市街/一日目/黎明】

【ノヴァ@ダイの大冒険】
【状態】疲労(中)、気絶
【装備】誠刀・銓@刀語
【道具】支給品、ランダムアイテム×1
【思考】基本:『勇者』として『悪』を倒す。
 1:……
【備考】
 ・この状況を魔王軍の仕業だと思っています。
 ・クレアの妖力を暗黒闘気だと思っています。

【クレス・アルベイン@テイルズオブファンタジア】
【状態】疲労(中)
【装備】ニバンボシ@テイルズオブヴェスペリア
【道具】支給品×2、 ランダムアイテム×2、バスタード・ソード@現実、
【思考】基本:仲間を募り、会場から脱出する……?
 1: ノヴァを介抱するか、それとも……?
 2:丈瑠ともう一度会って誤解を解きたい
【備考】
 ※参戦時期は本編終了後です

560 : ◆k7QIZZkXNs :2010/11/21(日) 21:13:58 ID:u4av9ZCZ
          ◆


「十蔵が、俺を?」
「ああ。あんたを連れて来るように頼まれた」

戦地から離れ、街の外の平原。
目に付いた木の根元に穴を掘り、クレアを埋葬した後、丈瑠はようやくクラウドとゆっくり話す機会を得た。
クレアの荷物及びノヴァが放ったミニチュアサイズの剣も回収し終え、傷の手当も済んでいる。
沈んだ面持ちの丈瑠の手の中には、クレアの首に巻かれていた首輪があった。
その金属の冷たさが、否応なくクレアを斬ったときの記憶を脳裏に刻み付けてくれる。

「日の出まで待っていると言っていた。もう時間はあまりないんだが、どうする」
「……行こう。あいつを野放しにはしておけない」
「いいのか? 俺が言うのも何だが、あいつはお前と戦いたがっているぞ」
「ああ。いずれ決着を着けなければならないとは思っていた。いい機会だ」

そう言う丈瑠の瞳は、クラウドが思わず心配になるほどに思い詰めているようにも見えた。
丈瑠としても、クレアを斬ることになった間接的な原因であるクラウドと共に行動するのは忸怩たる思いはある。
だがノヴァと違いその行動に悪意や含むところがあった訳でもないということもまた、はっきりとわかっている。
だからこそ――鬱屈した感情をぶつける訳にもいかず、半ば八つ当たりのような形で敵を求めているのかもしれない。
冷静に自己の内面を分析している自分に気付き、丈瑠は深く息を吐いた。

「……行くぞ。急がなければあいつを逃がしてしまう。これ以上無用な犠牲を出す訳にはいかない」
「あ、ああ」

クラウドを待つことなく、丈瑠は早足で北へ向かって歩いていく。
その胸中からクレスを待つ、という選択肢は消えていた。
ノヴァ、クレス、クラウド――誰もが余計なことをして、起こるはずのない事態を招いた。
共にクレアの最期に立ち会ったクラウドはともかく、ノヴァやクレスに会えば自分でもどうしてしまうか本当にわからないのだ。
今はただ、どうしようもなく胸に燻ぶるこの熱を、思うさま解き放ってしまいたい――

クレアの形見である絶刀『鉋』を強く握り締め、丈瑠は宙を睨み迷いなく進んでいく。
求めているのは、今この瞬間、一番目の前にいてほしいのは――

(人に仇なす外道を……いいや、敵を、斬る。ただそれだけだ。それだけでいい……)

外道ならば。
十蔵ならば。
迷うことなく叩き斬ることができる。

伝説の刀鍛冶である四季崎記紀が創生した完成形変体刀十二本が一本、絶刀『鉋』の毒は。
誠刀『銓』によって打ち直された志葉丈瑠という刀を。
仲間を斬ったという傷、罅に、その毒は音もなく忍び寄り、溶け込んでいって。
僅かではあるが、黒く、暗く――歪め、澱ませていた。


561 :創る名無しに見る名無し:2010/11/21(日) 22:43:06 ID:u4av9ZCZ
【G-4/平原/一日目/黎明】

【クラウド・ストライフ@ファイナルファンタジーZ】
【状態】健康
【装備】ドラゴンころし@ベルセルク
【道具】基本支給品、風のマント、ランダムアイテム(個数、詳細不明)
【思考】基本:殺し合いに乗る気はない。
 1:丈瑠を十蔵の元へ案内する。
 2:裏正の捜索。見つけたら十蔵に届ける。
【備考】
 ※原作終了後からの参加。

【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー】
【状態】疲労(中)、精神的に動揺
【装備】絶刀・鉋@刀語、ショドウフォン
【道具】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ(待機状態)、
    支給品、ランダムアイテム(個数内容ともに不明)、クレアのランダムアイテム×1
【思考】基本:争いを止めるため戦う。
 1:外道は倒す。だが殺し合いに乗った人間は……?
 2:十蔵と決着を着ける

562 :創る名無しに見る名無し:2010/11/21(日) 22:45:03 ID:u4av9ZCZ
投下終了です。タイトルは「受け継ぐ者へ」。
予約期限を過ぎてしまって申し訳ありませんでした。次はちゃんと間に合うように気をつけます……

563 :創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 15:46:29 ID:hqSgPQtU
投下乙です

ノヴァを撃退して何とかうまく収まるかと思えば…でもクラウドも善意の行動だからやりきれないな
殿も変体刀の毒が回ってきてちょっとやばい
黒の書にちなんだクレアの最後は予想できなかった

564 :創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 18:23:30 ID:ZwJHRhwg
投下乙ー
仲間なのに斬らなきゃいけないってのはきっついな・・・

565 :創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 18:57:31 ID:4xVrxz4P
投下乙!
クレア…人のままで死ねただけ良かったのか…悪かったのか
介錯した殿も精神的にヤバげだしこの先どうなるか…GJでした!

566 :創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 00:10:00 ID:WVdt3TJP
投下乙!
正義と善意の空回りが悲しい…
迷いを斬った殿が暗黒面に落ちるかどうかか

567 :創る名無しに見る名無し:2010/11/26(金) 22:34:05 ID:woURpBIv
ちと遅れたけど投下乙!
クレアと殿は間違いなく仲間だった
会って間もないんだけどシンケンジャーとクレイモアの類似性とか、
互いを信頼しているさま、認めている様がすごい上手く書かれていて、
だからこそこの結末が切ない
クレアにとってはこの最後は救いなんだけど、殿はそれを分かっていてもやりきれないな
果たしてこの先どうなっちまうのか。面白かったです

568 :創る名無しに見る名無し:2010/12/06(月) 04:01:50 ID:llEVNu6a
保守

569 :創る名無しに見る名無し:2010/12/07(火) 17:44:49 ID:6vHfRXVV
>>536
開始早々、したらばに毒吐きスレが立ったりと明らかに妄想じゃすまないけどな
少女、深夜は毒吐きなんて話題にすら出なかったし
まあ終わったロワだから良いけどね

570 :創る名無しに見る名無し:2010/12/12(日) 00:55:44 ID:3+quIBqn
アニ3に開始早々毒吐きスレが立ったことと
このスレが荒れたこととの間にどんな因果関係があるんだよ

571 :創る名無しに見る名無し:2010/12/12(日) 01:02:51 ID:TG74sQMf
アニ3じゃなくてこのロワのしたらばに毒吐きスレが立ったんだよ
早々に消されてたけど、毒吐きスレが無いから誤爆で文句を言う事を正当化した辺りねえ…
十中八九アニロワのカスの仕業だろうねぇ

572 :創る名無しに見る名無し:2010/12/12(日) 03:47:06 ID:3+quIBqn
そこまでしてアニ3の仕業にしたいのかよ

573 :創る名無しに見る名無し:2010/12/12(日) 11:34:48 ID:PUCX7TTr
なんでこのロワ死んでしまったの?
最初あれだけ勢いがあったのに


574 :創る名無しに見る名無し:2010/12/12(日) 15:16:35 ID:eIgksZu/
色々あるけどやっぱり書き手側もキャラの把握が出来なかったんじゃないか
参戦キャラも多ジャンルやカオスみたいな面々だし

575 :創る名無しに見る名無し:2010/12/14(火) 20:49:00 ID:zse8/zcm
おまいら、勝手に殺してやるなw
ゾロとかクレアの人がまた予約してるぜ
あの人の作品は熱いから好きだな

576 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:46:12 ID:6mwJWgVL
思えば、あの城攻めの時から全ての歯車は狂い始めたのだろう。

何もかもが宝石のように輝いて見えた、あの時代。鷹の団が健在であったとき。
現世の理の外にある、不死の怪物との戦い。
その怪物から放たれた滅びの預言。

そう、預言を聞いたあの瞬間から――ガッツの世界は歪み始めた。



眼前にそびえ立つ古城を見上げ、ガッツは述懐した。
暁の空が白み始め、朝焼けの光が街を照らしている。
不思議とこの数時間、夜だというのにガッツの周りに悪霊は現れなかった。

生贄の烙印を刻まれたガッツに安息の眠りは決して訪れはしない。
現世と幽界の境界が曖昧になる夜の時間は、すなわち彼に絶えず付き纏う悪霊たちとの血で血を洗う闘争の時間だ。
当然、この場でもガッツはそれら魔的な存在の襲撃を警戒し、一睡もせず常に気を張って城下を忍び歩いていたのだが。

(夢魔の一匹も出やがらねえとは……あの女、使徒じゃねえくせにゴッド・ハンド並みの力を持っているってことか?)

ここまで完璧に幽世の存在の侵食を抑えられるというのなら、使徒どもの首領であるゴッド・ハンドと並ぶだけの力を有していると考えてもいいだろう。
そうしてみると、この戦い。
神の剣に相応しい剣士を見定めるというこの戦いは、ある意味ではゴッド・ハンド転生の儀式『触』に近いものと言えるかもしれない。
数多の人間を生贄に捧げたった一人の剣士を選び出す。その剣士は神にも等しい力を得る――触、そのものだ。

ギリッ、と奥歯が鳴る。
ガッツの中で、未だあの日の惨劇の記憶は薄れてはいない。
共に戦場を駆けた朋友たちが、ただ一人愛した女が、抗えない圧倒的な運命に呑み込まれ蹂躙されたあの日。
その中心にいた親友――親友だと思っていた、男のことも。

ユーリと名乗る男と戦った後、ガッツは一人夜の街を彷徨っていた。
目的は主に二つ。身を休める場所の確保、そして索敵である。
夜闘い朝眠るという昼夜逆転の生活を日常としていたガッツに取り、暗闇は長年連れ添った相棒のようなものだ。
黒い甲冑にマントは闇と同化し視認性を薄める。
悪霊にどれほど有効かはわからないが、今となっては黒でなければ落ち着かないというのもあった。
が、結局悪霊は現れず、敵の姿も見出せないままガッツは城下町の中で一番目立つ場所、すなわち城へとやってきた。
何か使えるものがあるかも知れないし、なくても一時身を休めるにはちょうどいい場所でもあったからだ。

577 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:46:57 ID:6mwJWgVL
城門は開かれている。十分に周囲を警戒しつつ、ガッツは城の内部へと足を踏み入れていく。
背負う大剣アスカロンを振り回す空間があるかと危惧したものの、城内は意外なほどに広々としていた。
外見はともかく中身は、ガッツの記憶にあるあの城とは似ても似つかない。
まあそんなものかと適当に納得しつつ、ガッツは通路の奥へ進み二階へと続く階段に一歩足をかけた。

「ふあ……また、客か」

ガッツの足を止めたのは、気の抜けたような欠伸と気だるげな声。
視線を上に向けて数段階段を上がると、あぐらをかいた線の細い男がいた。
すっきりとした短髪のガッツと対照的に、背中まで伸びた長髪。
男は鞘に収まった刀を腰に差したまま、眠そうにガッツを見やる。

「……悪いな、起こしちまったか?」
「あんた、歩くたびにガチャガチャ鳴ってうるせえんだよ」

甲冑と背中のアスカロンは、ガッツが移動すれば当然のことこすれ合って音を立てる。
音には気をつけていたつもりだが、こればかりはどうしようもない。とはいえ、音が反響する屋内だから気づけるという程度のものだが。

「……ったくよ、さっきのにいちゃんと言いあんたと言い。おれをゆっくり眠らせちゃくれないのかい」
「オレの前に誰か来たのか」
「ああ、来た。名前はなんだったかな。忘れちまった」
「ふうん。斬ったのか?」
「……なんでそんなこと聞くんだ?」
「なんでって、そりゃおまえ」

両腕を突っ張ればそれでいっぱいだという、そんな狭い通路で。
ガッツは隠す素振りもなく腰を落とし、背中の剣に手を伸ばす。

「自分の前に立ったやつは誰だろうとすべて斬る。あんた、そんな目をしてるぜ」

鋭い刃のような殺気と共に、告げる。

「……あんたに言われたくねえな。むしろ、あんたこそ誰かを斬ってきた後じゃないのかい? 血の匂いがするぜ」

その殺気に動じることなく、男――宇練銀閣は平然と言い返す。
ガッツもそれを否定しない。ユーリ・ローウェルの返り血はべったりとガッツの全身に付着している。
何よりも、ガッツも銀閣も、ともに殺気を隠そうとはしていない。
仕合う気がある二人が出会ったのだから、仕合う。ただそれだけのこと。
両者ともに剣を振ることを生業にしてきた生粋の剣士。言葉もなくごく自然に同じ結論に行き着いた。
ガッツはアスカロンを構え、剣尖を上げて高い位置にいる銀閣を狙う。

「怖い怖い。まさに殺る気満々ってやつか」
「立てよ。そのくらいなら待ってやる」
「そいつはどうも……って、なんだそりゃ」

578 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:47:47 ID:6mwJWgVL
立ち上がった銀閣にも下にいるガッツの剣が視認できたのだろう。彼は驚きの声を漏らした。
それもそのはず、ガッツが握るアスカロンは全長3.5m、総重量200kgというもはや剣と呼ぶことさえおこがましい代物だ。
施された装飾や多様なギミックなど、職人の精緻な仕事ぶりを暴力的な方法でガッツが否定した結果、やや軽くなってはいる。
なってはいるが、依然その主よりも重い質量を有しているこの剣は、戦国時代を生きていた銀閣にとっても初めて目にするほどに規格外だ。

「よくそんなもの持てるな……」
「まあな。おまえの得物はそれか?」
「ああ。ちっと物足りねえが……そうだ、あんた。斬刀『鈍』って刀を知らねえか?」
「知らねえな」
「そうかい」
「もういいだろ。行くぜ」

これ以上語ることもないと、ガッツはアスカロンを突き出した。
そう、ただ突き出しただけ。何の駆け引きもなく、ただ全力で大剣を前へと送り出す。
一階と二階をつなぐ階段通路には、とてもアスカロンを振り回せるだけの空間はない。
ガッツが繰り出せる攻撃は刺突のみ。だがアスカロンの刃は通路の半分を埋め尽くすほどに巨大。
そして刃渡りの上でも銀閣の刀より圧倒的にアスカロンが勝っている。
近づいてこなければ攻撃できない銀閣。遠間から攻撃できるガッツ。
防げるわけがない。ガッツはこのとき、確かにそう思っていた。

しゃりんしゃりんしゃりん! と、高く澄んだ音がした。

何の音だ――とガッツが思考した瞬間には、銀閣を串刺しにするはずのアスカロンは直進の軌跡を曲げ、銀閣の右手の壁へと突き立っていた。
ガッツの手には鈍い痺れ残る。ガッツが意図して外した訳ではなく、別の力が働いた証拠だ。
しかし対峙する銀閣の刀は未だ鞘の中にある。

(こいつ……ッ!)

ガッツはアスカロンに力を込め、壁から引き抜くと同時に後方へ跳んだ。
一息に階段を下り、茫洋とした瞳で見下ろしてくる銀閣と視線を絡ませる。

「いけねえな。こいつは斬刀じゃねえってのに、その剣を斬ってやろうと思っちまった」
「てめえ……!」

ガッツには銀閣が何をしたのか、はっきりと目で認識することはでいなかった。
が、鞘に収まったままの刀で繰り出せる攻撃となれば予想はつく。

(抜き打ち……か。グリフィスもたまに似たような技を使ってたな。だが、こいつの技は……グリフィスとは比べ物にならねえくらい速え!)

思い返せば、銀閣が刀の柄に手を伸ばしたあの瞬間。
あのとき響いた澄んだ音は、あれは鍔鳴りの音だったのではないか。
抜刀と納刀がほぼ同時という、想像を絶した速度。
これこそが因幡は下酷城の城主、宇練銀閣が誇る必殺の剣。

579 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:48:29 ID:6mwJWgVL
「秘剣、零閃。この刀を手にして以来、おれの零閃をかわした奴はあんたで二人目だぜ」
「……ってことは、俺の前に来た奴もかわしたんだな。自慢げに言うことじゃねえぞ」
「そう言うなよ。そもそもがもう破られた技なんだ……今さら傷がついたところでどうということもねえよ」

まだ眠そうに、銀閣は呟く。その眼はガッツではなく、もっと別の誰か――を、見ているように思えた。

「ああ……そういや、名乗ってなかったな。おれは宇練銀閣ってんだ。おにいちゃんはなんてんだ?」
「……ガッツだ」
「変わった名だ。そして剣は見たこともないほどでかい。さしずめ、虚刀流ならぬ巨刀流……ってところか」

落ち着いて銀閣を観察すれば、その体格はガッツとは比較できないほどに細い。
腕力、体力、耐久力においては勝っているだろうが、瞬発力では一歩譲るかもしれない。

(だが、その一点……速さという点において、こいつの剣は俺のはるか上を行っていやがる)

銀閣の剣の正体は、視認できずともおおよそ掴むことはできた。
鞘を発射台にした神速の抜刀。
ガッツは居合い抜きという技術は知らないが、それでも起こった結果から事実を組み立てるとそういうことになる。
その神速を以て、こちらも高速で迫るアスカロンの剣尖を横から叩き強引に軌道をずらした――言うのは簡単だが、やれと言われてもガッツには不可能だろう。
まず質量からして違いすぎるのだ。多少の衝撃が加わったとてアスカロンの進撃を止めることなど不可能。
ならば銀閣の剣には、質量差を埋めるほどに凄まじい速度があった、と見るべき。
衝撃力とはすなわち重量×速度。どちらかが劣っているなら、もう片方を高めれば拮抗するのは道理だ。
つまりアスカロンの重量に匹敵するほどの速度を、銀閣の剣が叩き出したということになる。

「どうした巨刀流。もう終いか?」
「変な名で呼ぶんじゃねえ。オレの名はガッツだ」
「気にするな。おれは虚刀流に負けたんだ……だからあんた、巨刀流に勝って少しでも溜飲を下げさせろよ」
「知るか」

毒づく。が、ガッツはこの状況をまずいと感じていた。
横に動く空間はない狭い通路。前に進むか後ろに退くかしか選べない。
平地ならともかくここは階段、段差があるため自由に動くことも難しい。
開けた場所ならともかくここではアスカロンは突くことしかできず、そして軌道が読まれやすい刺突は速度に勝る銀閣の零閃にとり格好の餌食だ。
運良く銀閣が動かなかったから剣を引き戻せたものの、距離を詰められればガッツに打つ手は――

(いや、違う。こいつは動かなかったんじゃなく)

「気付いたか。そう、おれの零閃は待ち専門の剣法でな。自分から攻めるってことはできねえんだ」
「……そいつはどうも、ご丁寧なこった」

ガッツの瞳に閃いた思考を看破したか、銀閣が言い添える。
秘剣の正体を明かすということは、ガッツを取るに足らないと侮っているか、それともそれを知ったくらいで敗れはしないという自信があるのか。
どちらにせよ、生半可な手で突破できないという点は認めざるをえない。
腕のみならず、その腕を最大限に活かす戦場の選び方も見事という他ない。

580 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:49:18 ID:6mwJWgVL
「以前、おれに勝った奴は……上から来たな。まさしく奇策ってやつだ。真上の敵に居合抜きも何もねえからな」

銀閣の言葉に、ガッツも頭上を仰ぎ見る。
階と階を繋ぐだけあり、十分な空間がある。が、もちろんガッツにはそんなところまで跳べる脚力などない。
隠し持っているワイヤーフックを使えばやれないこともない、が――

「……退くか。ふぁ……ま、良い判断じゃねえかな」

するすると後退していくガッツを眺め、銀閣は欠伸交じりにそう漏らした。
追ってきてくれればしめたものだったが、さすがにそこまで間抜けではないかとガッツは舌打ちする。
が、半分は予想通り。
待ちの剣と言うのなら、自分から攻めてくることはないはず。つまり逃げるのは容易ということだ。
勝てない相手から逃げることは別に恥ではない。相手が使徒ならともかく、ただの人間だ。危険を冒してまで討ち取る必要はない。

「なあ、にいちゃん。一つ聞いていいか?」
「……何だ?」
「いや、詰まらんことなんだが……にいちゃんは、何のために闘うのか、って思ってよ」

しかし、撤退しようとするガッツを、銀閣が呼び止めた。
こちらももう構えを解きあぐらをかいている。もちろんガッツが戦意を見せれば立ちどころに対応してくるだろうが。

「どういう意味だ?」
「おれはさ……結構、どうでもいいんだ。守ろうとしてたものも、もうないことだしな」

宇練銀閣は、砂に呑み込まれていく因幡にあって、最後の、そしてただ一人の住人だった。
自分以外は誰もいない下酷城の一室で、ひたすらに斬刀を守り続ける日々。訪ねてくる者は誰だろうと斬り捨てた。
役人だろうと、強盗だろうと、商人だろうと、そして忍者だろうと。誰一人として例外はなく。
ある日唐突に現れた二人組――奇策士と名乗る女と、その刀と名乗る虚刀流の使い手に敗れ、絶息する瞬間まで。
国も、城も、刀も、そして命も。すべてを失って、銀閣は眠りについたはずだった。

なのに、今もこうして刀を握っている。以前と何一つ変わることなく。

「にいちゃんには、何ていうか……そう、守りたいものがあるか? ってことなんだよ。
 おれは守るものがあったから戦えた。でも今はもうない。だから……おれは何のために今ここにいるのか、わからねえんだ」
「…………」
「見たところ、あんたは誰に命令された訳でもなくおれを斬ろうとした。そうするだけの理由が、あんたにあるのかって、気になってな」
「……理由なら、ある。守りたいものも、斬るべき敵も」
「へえ。そいつは何だい?」
「おまえに言う気はねえ」
「そうかい」

581 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:50:04 ID:6mwJWgVL
すげなく切って捨てたガッツに落胆するでもなく、銀閣はひらひらと手を振った。

「引き止めて悪かったな。話は終いだ」
「……じゃあな」

踵を返す。階段から離れ、そのまま数分歩き続ける。
銀閣は、追ってこない。

「……チッ。オレのことなんざ気にも留めてねえってことか」

おそらく銀閣はまた眠りに就いたのだろう。城の中は再び静寂に包まれている。
とはいえ、ガッツもまだ城を出る気はない。ここに来たのは休息のためでもある。
ガッツは目に付いた小部屋を片っ端から捜索し、役に立ちそうな物を探し始めた。

(守りたいもの……決まってる。キャスカだ。他にはねえ、何も……)

だが、そうしていながらもガッツの脳裏には銀閣の言葉が残響している。
そして――銀閣だけではなく、別の言葉も。


――おめえ……逃げてやしねえか。戦に……憎しみによ


ここに来る直前に立ち寄った、馴染みの鍛冶屋ゴドーの言葉を、銀閣の言葉を引き金にして思い出してしまう。
牧師でも何でもない鍛冶屋の言葉は、剣を鍛えることを生業とする故に、剣を振るうことを生業とするガッツの心中を正確に言い当ててもいた。


――おめえの心にゃでっけえ刃毀れが……恐怖って名の亀裂が走っていやがる


恐怖。
あのとき、ガッツからすべてを奪った『蝕』の恐怖は今もなおガッツの心身を蝕み続けている。
かけ替えのない仲間たちを襲った、無慈悲にして無残にして無常たる死の宴。


――そのかけ替えのないものをおっぽり出して、お前は一人で行ったんだ


悪夢を振り払うため、借りを返すため、落とし前をつけさせるため。
ガッツは一人、夜の世界へと飛び込んだ。
誰も頼らず、誰も信用せず、ただ己の剣にすべてを託して。

582 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:51:03 ID:6mwJWgVL

――かけ替えのないものの傍らにいて、一緒に悲しみに身を浸すことに堪えられずに。お前は一人、自分の憎悪で身を焼くことに逃げ込んだ。違うか?


だが、それは――守りたいものを、本当に守っていたのだろうか。
ガッツと同じか、それ以上の傷を負ったキャスカを放り出して、一人悲しみから目を逸らして戦い続けることは。
本当に、キャスカを守っていたことになるのだろうか。

「肝心なときになると……オレは一人を、戦を選んじまう……か」

宇練銀閣とガッツとは、ある意味では同類なのだろう。
守りたかったものを奪われ、しかしそれを受け止めることなく戦いに逃避する。
違いがあるとすれば、ガッツには『まだ』守りたいものがあり、銀閣には『もう』何もないということか。
残ったものは剣だけ。剣があるから戦い続ける。剣があるから止まることもできない。

「……それでもオレは、今さら止まる訳にはいかねえんだ……!」

キャスカだけは――最後に残った大切な女だけは、失う訳にはいかない。
だから一刻も早くここから脱出せねばならない。
最後の一人になってでも、他の人間を殺し尽くしてでも――たとえ相手が自分と同じ傷を抱えていたとしても。

「……そうだ。迷ってる暇なんてねえ。立ち止まって手に入るものなんざ何もねえんだ」

いや、だからこそ。銀閣はガッツにとって、避けて通ることはできない敵なのだ。
自分自身と瓜二つだからこそ――逃げない。斬って乗り越える、でなければガッツは前に進めない。

背にあるアスカロンを意識する。
愛剣ドラゴン殺しとは違うが、アスカロンもまた竜を狩るべくして作り上げられた剣。
この大剣ならどんな敵が相手だろうと不足はない。
たとえ目にも留らぬ神速の剣が相手だろうと、ガッツの鋼鉄の意志と剣を砕くことはできない、それを証明するために。

「戦場がどうのとか、不利だからどうとか……そんなことは全部、どうでもいい。オレはただ、前に進むだけだ」

敵を斬り、使徒を斬り、最後にはあの女も斬って。ただキャスカの元へと参じるのみ。
無用な危険を冒す必要はない? 逆だ。危険だからこそ、飛び込み突き抜けなければ道は拓けない。
銀閣やユーリ――ガッツはこの名を知らない――には、悪いと思わなくもない。
が、剣士である以上、お互いに剣を抜いた以上はどちらかが散るのも覚悟の上のこと。
ガッツもまた、敗れれば命を落とすことに異を唱えるつもりはない。そもそも負けるつもりもないが。

医務室らしきところで適当に道具を頂戴し、ガッツは部屋を飛び出す。
駆けて、駆けて――たどり着いたのは、銀閣が眠る階段の間。
見上げる。ただし今度は、不退転の決意とともに。

583 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:52:06 ID:6mwJWgVL
「うるせえな……また来たのかよ、巨刀流」

はたして、銀閣は――さっきと寸分変わらぬ体勢で、そこにいた。
おそらく何時間、何日、何年経とうともそうしているのだろう。そうするしかないのだろう。
剣にすがり、剣を振るうためだけに生きている。あり得たかもしれないもう一人のガッツの姿。
だからこそガッツは、迷いを消し去るために銀閣を斬ると決めていた。

「銀閣、って言ったな。オレもてめえに聞きたいことがある」
「あん……?」
「守りたいものがなくなって……てめえはどう思った。許せねえとか、復讐してやるとか思わなかったのか?」
「……ふぁ」

ガッツの問いに、銀閣を欠伸を一つ。
そして、おもむろに立ち上がり、構えを取る。
宇練一族の秘剣、零閃の構えを。

「いいや……肩の荷が下りた、ってところかな。正直……そう、重荷だったんだ。俺にとっては」
「……そうかい」

銀閣の答えを聞き、ガッツもまたアスカロンを構える。
先ほどと同じく、切っ先を押し出した突きの構え。
一度防がれた技を二度使うその無謀に、しかし銀閣は笑わない。
銀閣を見据えるガッツの瞳は、先の手合わせとは比べ物にならない戦意に燃えているからだ。

「その答えを聞いちゃあ、オレもいよいよ立ち止まる訳にはいかねえ。てめえみたいにはなりたくないから、な」
「ほう……あんたはどこか俺と似てるって、思ってたんだがな。あんたにゃ戦い続ける理由があるってことか……今は、まだ」
「ああ。そのために……悪いが、斬らせてもらうぜ」
「……いいぜ、来な。おれも本気で……相手してやるよ」

しゃりん!
ガッツはまだ攻撃していないにも関わらず、銀閣の剣が走る。
ただし斬ったのはガッツではなく、銀閣自身――左肩から、血が勢いよく噴出した。
銀閣の足元には見る見るうちに血だまりができる。かなりの出血と、一目でわかる。
突然の奇行に戸惑うガッツを尻目に、銀閣は苦痛に顔を歪めながらもにやりと笑みを浮かべた。

「生半可な零閃じゃ、あんたを止められねえだろうからな」
「訳がわからねえな。どういうつもりだ?」
「みんな同じことを聞く。いいぜ、教えてやる……こういう、ことさ」

銀閣が、後ろに置いていたバッグを放る。ガッツにも支給されている道具袋だ。
しゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりん。
銀閣はそこに零閃を繰り出した。バッグは一瞬で両断――否、『八つ裂きにされた』。

584 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:52:56 ID:6mwJWgVL
「な……っ!?」

ガッツはそこに、途方もない速さの斬撃が放たれたのだと直感する。
動体視力に優れたガッツの目にも、まったくの同時にしか映らない無数の斬撃。それが複数――

「八機だ。それが斬刀のない今のおれの、最高の零閃編隊」

ぽた、ぽたと傾けた刀から血の雫が零れ落ちていく。
傷を負えば剣を振るう速度は落ちる。そんな道理を、銀閣は鼻で笑って一蹴して見せた。
傷ついてなお、否、傷ついたからこそ速い。まさに戦場で真価を発揮する阿修羅の剣技。

「鞘内を血で濡らし、血を溜め、じっとりと湿らせることによって鞘走りの速度を上げる。刃と鞘との摩擦係数を格段に落として――零閃は光速へと達する。
 まあ、そうは言ってもこの刀じゃ斬刀ほどの速さにはならないだろうがな。ともかくこれが、今のおれの限定奥義――斬刀狩りだ」

永く戦場に身を置くガッツですら、そんな剣は見たことも聞いたこともない。
血に濡れた剣は錆びて使い物にならなくなる、それが常識なのだ。
なのに銀閣は、その常識を逆手にとって自らの利とする――

(こいつは……読み違えたな。並の使徒なんざ比べ物にならねえ、強敵だ)

八回もの超高速の斬撃を同時に同じ個所へと叩き込まれたのなら――剛剣たるアスカロンとてあるいは砕かれかねない。
まさに、魔人。人の身で使徒すらも超えた、極限まで練り上げられた魔人の剣だ。

「逃げるか? いいぜ、それでも。おれは追わねえよ」

ガッツの戦慄を見取ったか、銀閣が嘲るように言う。
逃げる――そう、逃げればその時点でガッツの勝利は確定する。
あれだけの出血、今すぐに止血しなければ失血死は免れない。
仮に血が止まったとしても、大量の血を失った身体はまともに動かないはずだ。
どう考えても、ここで必然性はない。ついでに言えば勝率も低い。
だが――

「冗談だろ。言ったはずだぜ……てめえを斬る、ってな」

ガッツは、退かない。
逃げて、敵の自滅を待って、それで得た勝利など――勝利ではない。
何より、そんな形の勝利はすなわち、ガッツ自身が銀閣の生き様に勝てないと認めるようなものだからだ。
使徒ですらない、ただの人間に負ける?
断じて認める訳にはいかない。真っ向勝負で、勝つ。
長大な刀身の隅々まで、ガッツは気迫を行き渡らせる。
斬り裂くものは、敵と、幻影と、そして――

585 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 00:54:36 ID:6mwJWgVL
「さあ……行くぜ! 見せてみろ、てめえの全力ってやつを!」
「ああ、良いぜ……ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな」

ガッツの気迫と、銀閣の気迫とが充満し、階段通路に満ち満ちる。
先手は――やはりガッツ。

「オオオオオオオッ!!」

先ほどと同じく、刺突――ただし今度は刃を横に寝かせた、平突き。
横からの攻撃には、刃を縦にして放つ突きより格段に被弾面積は狭くなる。

「甘いぜ――それで零閃を防げると、思っているのなら」

しゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりんしゃりん!
やはりまったくの同時に、八回もの鍔鳴りの音。
瞬間の間に一つの箇所に斬撃を叩き込まれ、アスカロンは――吹き飛んだ。

「……なに!?」

砕けず、吹き飛んだ――ただ、それだけ。
銀閣は手を抜いてなどいない。いや、斬刀ではない点を差し引けばまさに会心の出来の零閃だった。
なのに、アスカロンは形を留めたまま、横手の壁に深く突き立っている――

「……上か!」

かつての敗戦の記憶から、銀閣はいち早く気配を察知し横手に跳んだ。上階へ続く踊り場のもう半分へ。
そして、ガッツは――突きを放った瞬間、即座にアスカロンから手を離したガッツは。
腰に差していたフランベルジュを抜き、銀閣の頭上へと投擲していた。
一瞬視界を覆った影に気を取られ、銀閣が前方から警戒を解いた一瞬。

ガッツは銀閣が退いたため空いた空間へと深く踏み込み、アスカロンの柄を力の限りに握り締めていた。

「――っ!」

壁に突き立ったアスカロンを引き抜こうとしている――銀閣にはそう見えた。

586 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 01:00:38 ID:6mwJWgVL
「く、お、お――!」

だが――違った。
ガッツはアスカロンを引き抜こうとしたのではない。

「おおおお、おおおおおおおああああああっっ!!」

ガッツは、アスカロンを――振り抜こうとしていたのだ。
石造りの壁に突き立ったアスカロンを。
力任せに、がむしゃらに。
速度で勝てないのならば、力で勝る。それがガッツの見出した、唯一つの零閃への勝利手。
直線的な突きでは容易く軌道を変えられても、薙ぎ払う斬撃なら、居合い抜きでは対処は不可能――

「ぜ――零閃編隊――八機!」

ガッツが何をしようとしているか察知した銀閣もまた、勝負を決するべく二度目の零閃を放つ。

だが――しかし。
鞘から抜き放たれた刀は、斬刀ではないのだ。
分子結合を破壊する、斬れぬものはない刀――斬刀『鈍』ではなく、質がいいだけのただの刀だ。
零閃は本来斬刀を用いることを前提に編み出された秘剣。当然、刀にかかる負担は想像を絶する。
銀閣の才覚があったからこそ、ただの刀でも八機編隊を可能としたその代償は、もちろん零ではない。

壁を粉砕しつつ迫るガッツの巨刀と、銀閣の零閃編隊八機が激突――すでにひび割れていた銀閣の刀を粉々に粉砕し、アスカロンが駆け抜けた。
勢い余って階段を軽く五、六段は粉砕し、アスカロンは停止した。
残ったのは右腕を斬り飛ばされた着流しの男と、荒く息をつく隻眼の男。



零閃編隊は、竜殺しの巨刀によって吹き散らされた。
『黒い剣士』対『零閃使い』――ここに決着である。

587 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 01:01:42 ID:6mwJWgVL




「無茶苦茶しやがる……力押しで、おれの零閃を……破るとは、な」
「他に……思い、つかなかったんで、な」

アスカロンにもたれかかるようにして、ガッツは銀閣へと言葉を返す。
時間にすれば十秒もない戦いだったが、ガッツの疲労は頂点に達していた。
石壁を斬り裂くなんていう戦法は、ユーリ・ローウェルから奪ったパワーリストがなければ実行に移そうとは思わなかった。
代償は、今にも爆発しそうな筋肉と骨の軋みだ。

アスカロンを手放した理由は二つ。
一つは、剣を無理に固定して、零閃の衝撃を刀身に蓄積させるのを防ぐため。
二つは、銀閣に隙を作らせるべく、フランベルジュを投擲するため。
結果としてうまくいったにせよ、綱渡りだったことは間違いない。
それにしたって、二度目の零閃の速度が落ちていなければ間に合わなかっただろう。

「最初の突きは……鞘の中の血を、消費させるため……か」
「まあ、な。八回もあの技を使えば、そりゃあちょっとは血も減るだろうと思ってな」

速度にして、ほんの僅かな誤差だっただろう。
それでもそのほんの僅かな差が、ガッツと銀閣の生死を分けたことは疑いない。
もし銀閣の刀が斬刀だったなら、誤差程度は関係ないとばかりにアスカロンごとガッツは斬り裂かれていただろう。
しかし斬刀はここにはない。
つまり、それがすべてだった。

「まあ……いいか。これで今度こそ、ゆっくり眠れるって……もんだ」
「ああ、もう起こさねえよ。ゆっくり眠りな」
「頼むぜ……もう、生き返らせないで……くれよ。三度目は……御免だ」

そう、言って。
左右両方の腕から血を流し尽くし、宇練銀閣は死んだ。

「……おい、どういう意味だ」

安らかな顔で。
そう、まさしく眠りについた――そんな顔で。

「おい! 生き返らせるって……おい!」

当然、ガッツの声になど答えはしない。
もう、銀閣は涅槃に旅立ったのだから。
やがて諦め、ガッツは銀閣から手を離し、床に横たえてやった。
その辺の部屋から適当に調達したシーツを、死体にかけてやる。
ガッツなりの剣士への礼儀だ。
だがそうしている間も、ガッツの脳裏に渦巻くのは一つの言葉。


588 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 01:02:26 ID:6mwJWgVL
生き返らせる。三度目。

あれをどう解釈するか。
三度目は嫌だというなら、今回は二度目だと考えていいだろう。
そして銀閣は『虚刀流』に敗れたとも言っていた。その敗北が命を落としたという意味なら、ここにいた銀閣は死んだ後に生き返ったということになる。

「死んだ奴を生き返らせる……そんなことが、本当にできるってのか……?」

ガッツ自身ロワという女の言ったことは話半分程度にしか信用していなかったが、実例が目の前にあるとなると話は別だ。
しかし、それはガッツが死者の蘇生を望むということではない。

そんなことができるのなら。
それだけの力があるのなら。

そう――あの忌まわしきゴッド・ハンドにすら、干渉できるのではないか?
剣士を集める。強い剣士を。
この条件に当てはまる剣士を、ガッツは自分以外に二人、知っている。

「グリフィス……キャスカ……!」

あの『触』以前の二人なら、十分に剣士としての資格を備えていたと言える。
ガッツがこうしてこの場に呼び出されたのなら、ガッツと因縁のあるあの二人がいる確率もまた――零ではない。
どうしてこの可能性に思い当らなかったのか。
グリフィスはともかく、キャスカがいなくなったのはこの戦いに呼び出されたからかもしれないというのに!

もちろん可能性の話だ。確証はない。
だがガッツにとっては、その二人が『いるかもしれない』というだけで――

「……休んでる暇なんてねえ!」

走り出す理由には、十分すぎる。
そして、弾丸のようにガッツは城を飛び出した。
頭の片隅に湧いたノイズは、ガッツという男の天秤を激しく揺らしている。
もし誰かに出会っても、今は戦うという選択肢を第一に持ってくることはまずい。そうしている間にキャスカの身に危険が迫るかもしれないからだ。
使徒相手ならともかく、銀閣のように戦わずに済む相手なら見送るのも一つの手。斬るにしても、まずは情報を取得してからだ。



もし、その二人がいたらどうするのか。
答えを出せないままに、ガッツはひたすらに思い人の影を求め、走り続ける。
その姿にはもはや敵をすべて斬り伏せるという鋼鉄の意志はなく。
ガッツという剣に、亀裂が入ったことを意味していた。

589 :代理:刃の亀裂 ◇k7QIZZkXNs:2010/12/19(日) 01:04:26 ID:6mwJWgVL
【宇練銀閣@刀語  死亡】


【E-3/城/1日目/黎明】

【ガッツ@ベルセルク】
【状態】疲労(大)、全身にダメージ(小)
【装備】アスカロン@とある魔術の禁書目録、フランべルジュ@テイルズオブファンタジア
【道具】支給品、ワイヤーフック@ワイルドアームズF、パワーリスト@FF7、包帯・消毒液などの医療品
【思考】基本:優勝してさっさと帰る
 1:グリフィスとキャスカの存在を確かめる
 2:使徒、もどき、敵対的な人間以外はまず情報交換を持ちかけてみる
【備考】
アスカロンはなんかいろいろやって50kgくらい軽くなったようです
ワイヤーフックは10メートルほど伸びる射出形のフックです。うまく引っ掛けて巻き戻せば高速で移動できます
引っ掛ける対象が固定されておらず、自分より軽いものなら引き寄せることもできます


※ドルチェットの刀@鋼の錬金術師 は破壊されました。

590 :創る名無しに見る名無し:2010/12/19(日) 01:18:59 ID:6mwJWgVL
代理投下終了

ガッツは相変わらず大暴れだなw
銀閣って持ってる武器が量産品みたいなものなのにアスカロン持ちのガッツを撤退に追い込むとは。こんな強かったんだ
このガッツがグリフィスと出会ったらどうなるだろ。ちょうど場所もそう遠くはないが

>「ああ、良いぜ……ただしその頃には、あんたは八つ裂きになっているだろうけどな」

そしてさりげなく七花の決め台詞を銀閣が言うとはw

591 :創る名無しに見る名無し:2010/12/19(日) 11:37:50 ID:+luXa4Vb
投下乙!
銀閣はやっぱりしぶかっけえよなあ
似たもの同士二人で更に渋さ倍増
巨刀流とか、七花の決め台詞とか、言い回しも上手かった
しかしガッツならではの豪快かつ、所持品をフル活用した勝ち方は見事
その代償が亀裂とはまた皮肉

592 :創る名無しに見る名無し:2010/12/19(日) 18:36:23 ID:C4RZ7bZn
扱いの面倒なキャラの処分乙です

593 :創る名無しに見る名無し:2010/12/20(月) 18:49:50 ID:bPQmABYY
投下乙です

精神的にもう死んでいた銀閣と、似た境遇でも前に進もうとするガッツの差が出たか
壁を斬り裂くって普通に考えたら無茶なんだが、ガッツだと不思議とやってもおかしくないというかしっくりくるな

594 : ◆k7QIZZkXNs :2011/01/05(水) 21:43:34 ID:X+FHtAIj
すみません、予約期限は過ぎているのですが今ちょっと投下できる状態にありません。
日付が変わる前には投下致しますので、ご容赦願います。


595 : ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:46:48 ID:LPZKU2b4
日付が変わるまでって言ったのに間に合いませんでした、すみません。
投下します

596 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:48:35 ID:LPZKU2b4

 永く戦場にいると、色々な奴と出会う。
 すばしっこい奴、力自慢な奴、剣よりナイフが得意な奴、馬術が上手い奴。
 鷹の団という一団を率いるグリフィスも当然、数多くの部下や敵と対面してきた。
 その中でもグリフィスの中へ特に強く焼き付いている人間と言えば、それは間違いなくガッツだろう。

 初めてグリフィスが本気で手に入れたいと思った個人、それがガッツだ。
 グリフィスが剣で手に入れ、そして剣で自分をもぎ取っていった男。
 ガッツとはグリフィスに取り、実に多様な意味を持つ無二の存在である。
 親愛、友誼、信頼、共感、そして憎悪。
 愛憎入り混じった複雑な感情を、グリフィスはガッツに抱いている。



 が、ガッツ以外にももう一人、忘れられない男がいる。
 その男の名はゾッド。『不死のゾッド』――戦場の生ける伝説である。
 一体いつ頃から戦場にいたのか定かではなく。死んだと噂される度にまた次の戦場へと現れる。
 鷹の団もまたこの伝説と交差し、それが偽りでないことを思い知らされた。
 鋭き爪牙、大木の如き四肢、強靭な翼を持つ異形の巨獣。『使徒』と呼称される人外の魔物、それがゾッド。

 後にグリフィス自身がその『使徒』の上位存在であるゴッド・ハンドへと転生することとなるが、現時点のグリフィスにはその因果の糸は結ばれていない。
 故に、いまグリフィスが知る魔的な存在といえば、それはゾッドを置いて他にいない。



 そして今日、グリフィスの記憶にまた一つ、ゾッドに続く化け物の項目が追加された。
 一人、無人の野を進んでいたグリフィスの前にふらりと現れたその人影は――骸骨であった。


597 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:49:17 ID:LPZKU2b4
 気配も無く視界から骸骨が消える。
 視線を上に向ければ、骸骨は今まさに抜刀しグリフィスめがけて落ちて来る。
 多少の驚きはあったものの、ゾッドという前例があったためグリフィスはさほど動揺する事無く状況を把握した。
 こちらも抜刀しその剣を弾く。腕に走る衝撃が、夢や幻覚の類ではないことを示している。

 初撃を防がれ、骸骨は着地と共に後退した。その一歩が、異常なまでに遠い。
 まるで宙を滑るように飛び、あっという間に間合いを離される。
 機を逃さず反撃に移ろうとしたグリフィスの剣が虚しく空を斬った。

(膂力はオレと大差ない。が、異常なまでに身が軽い……)

 この骸骨は、まるでそこに階段があるかのように天高く舞い、剣を振り下ろしてくる。
 一度骸骨の剣を受けてわかった。自分の剣はなまくらではないにしろ、この戦場では下から数えた方が早い出来の物なのだろう。
 セシリーという女の剣、そしてこの骸骨の剣と比べれば、この長剣は明らかに見劣りするものだった。
 刀身に入った僅かな亀裂が、これ以上打ち合えばグリフィス自身の命運が尽きる事を意味している。

 土に塗れる事も厭わず、グリフィスは身を投げ出して二撃目を回避した。
 二転三転し、起き上がると同時に骸骨から来るであろう斬撃を警戒して剣を構える。
 が、予想に反して骸骨はじっとグリフィスを見詰めてくるだけだった。

「ヨホホホ。やはり私には沈黙は似合いませんね。
 いえ、あなたが動じなかったのもあるのでしょうが。まさか凌がれるとは思いませんでしたよ」

 骸骨は快活に笑う。よくよく観察してみるとその骸骨は奇妙な風体をしていた。
 楽士のような黒いスーツにハット、帽子に収まりきらぬ放埓な髪。
 白骨が浮き出ていること、肉が無いことさえ考えなければ人のように見えなくもない。
 ゾッドとの遭遇が無ければ、グリフィスとて一撃をもらうほどには戸惑っただろう。

「化生の者か。オレに何の用だ?」
「何の用と申しましても、この場では一つしかないでしょう。
 まあ、運が悪かったと諦めて下さい。あ、私ブルックと申します。これがホントの冥土の土産、なんちゃって」
「黄泉路から迷い出た亡者が、生者の命を欲するか」

「ヨホホホ。遠目にもあなたの白銀の御髪が眩しかったものですからな。
 ほら、私の髪は真っ黒でしょう? 私の顔とは合わないんですよ、白骨だけに」

 口調はふざけてはいるが、骸骨――ブルックの眼光はグリフィスの僅かな動きを油断無く捉え離さない。
 舌打ちしたい衝動を堪える。うまくない事態だ。
 まだ負けると確信するほど劣勢ではないが、この剣の状態では遠からずそうなる事は目に見えている。
 視線は自然とブルックの腰に差されたもう一振りの剣へと吸い寄せられた。
 その剣の拵えには見覚えがあった。たしかセシリーとか言ったか、最初に出会った女との戦いに割り込んできた少年が携えていた剣だ。
 ブルックが構える剣には微かに赤い汚れがあった。つまりはそういう事なのだろう。

598 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:50:54 ID:LPZKU2b4

「髪が欲しいなら、くれてやる。代わりにその剣を寄こせ」
「おや、この刀をご所望ですか。しかし、それはできませんな……これは私の友人の刀ですので。
 あなたには代わりにこちらの剣を差し上げましょう」

 と、ブルックは剣を下げゆっくりとこちらへ向かって歩いて来る。
 構えも何もない、散歩でもするかのような力の抜けた歩み。
 グリフィスはそこに、自らを刈り取ろうとする死神の鎌を幻視した。

「鼻唄三丁……」

 ブルックは身が軽い。という事はすなわち、速度にも秀でているという事だ。
 あの脚力を突進に回せばどれだけの速度を叩き出すのか、想像もできない。
 故にグリフィスは骸骨の動きを目で追う事を諦め、戦場で培ってきた自分の勘と嗅覚に身を預けた。
 予想されるブルックの剣の軌跡へ、本能が命じるタイミングで長剣を繰り出す。

「……矢筈斬り!」

 結果として、その判断は正解だったようだ。

 チン、と鍔鳴りの音がした。
 ブルックはグリフィスの傍らを歩いて通過しただけだ。その一瞬の間に、超高速の斬撃をグリフィスへと放ちながら。
 ロングソードは中ほどからばっさりと断ち割られた。亀裂の位置に正確に剣をぶつけられたらしい。
 それでも骸骨の剣を受け切る事はできず、咄嗟に引き上げた鞘が代わりに砕かれることでグリフィスは生を拾った。
 随分と軽くなったロングソードを一瞥し、今度は抑えられず舌打ちを漏らした。

「ヨホホホ、これも避けますか。いやはや恐ろしい。
 あなたの剣が業物であったなら、まともに相対するのは肝が冷えますね。ま、私に内臓なんて無いんですが」

 すたすたとブルックは間合いを空けていく。
 短くなったグリフィスの剣が届く範囲の外へ。これでは踏み込んでも先にこちらが斬られる事となる。
 苦境に追い込まれた屈辱がグリフィスの表情を険しくさせた。

「チィッ……!」
「おやおや、落ち着いて下さい。きれいな顔が台無しですよ。
 私と違って表情があるんですから。ヨホホホ」

 軽口に付き合ってもいられない。これで状況は決定的となったに等しい。
 脳裏に撤退の方策をいくつも紡ぎ出すが、どれ一つとして成功する見込みは無いと言っていいだろう。
 骸骨から放たれる殺気は、それほどに死を身近に感じさせる物だった。


599 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:52:44 ID:LPZKU2b4

「とは言え、あなたほどの使い手を生かしておけば厄介な事は明白」

 スウ、とブルックが抜刀し、先ほどと同じ構えを取る。
 一度凌いだ技とはいえ、防げたのは半分以上が運によるものだ。
 短くなった剣では今度こそ受け止めきれない。

「こうして絶対的に不利な状況に追い込まれても、あなたは未だ諦めてはいない。
 そういう輩が一番怖いんですよ。だから、確実に……ここで、お命頂戴します」

 ゆらり、と骸骨が動く。
 技が放たれてからではもう止められない。そうと察したグリフィスは、逆に自分からブルックへ駆け出した。
 グリフィスは折れた剣を振り、地に突き立っていたロングソードの刃先を弾いた。
 刃は狙い通り骸骨の鼻先へと飛んでいく。

「甘いですよ」

 ブルックの剣が一閃し、刃はあえなく弾かれる。
 しかしそれはグリフィスの予想の内。
 出鼻を挫いた一瞬を逃さず骸骨の懐へと飛び込む。
 狙いはブルックの腰にある、もう一振りの剣。

「させません!」

 伸ばした手が柄にかかる寸前、スッとグリフィスの視界に影が落ちる。
 ブルックは刀を奪われまいと高く宙に舞っていた。
 人間にはとても不可能な、まるで鳥のような跳躍。

「この刀は渡さないと言ったでしょう! 飛燕(スワロー)……!」

 グリフィスの直上を取ったブルックが反転し、身体ごと剣を突き下ろす体勢を取った。
 落下の勢いを利用し、グリフィスを脳天から串刺しにする構えだ。
 しかし技の名前を最後まで叫ぶ事はできなかった。
 グリフィスを視界に収めたブルックは、同時に自身に迫る白刃の切っ先も目にしていたからだ。

「……くっ!」

 ブルックは技を中断し、ぎりぎりのところで頭蓋を貫通するはずだった壊れたロングソードを弾く。
 体勢は乱れ、飛燕ボンナバンは不発に終わった。

「追撃を警戒しあらかじめ剣を投げておくとは。やはり油断できない人だ、あなたは。
 しかし、これであなたは丸腰! もはや逃がしませ……え?」


600 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:55:06 ID:LPZKU2b4

 立ち上がったブルックが見たものは、敵に背を向け一心不乱に逃走するグリフィスの姿だった。
 無心に、無防備に、駆けていく。とはいえ、グリフィスは技量こそ優れていても肉体そのものは人間の範疇を出ない。
 稼いだ時間は、ブルックの脚力なら容易く追いつける距離しかもたらしてはくれなかった。

「あらら……見誤りましたか? もうちょっと骨のある方だと思っていましたが……骨しかない私が言うのもなんですが」

 というブルックの呟きが聞こえた訳ではないが、グリフィスにとってもこれは賭けだった。
 グリフィスが逃げ切るのが先か、ブルックが追い付くのが先か、あるいは――

(お前だったら、どうする……ガッツ)

 心中で、追い求める男へと疑問を投げかける。
 まあ、答えなど聞かずともわかってはいたが。

(お前なら、敵から逃げるという道を選ぶ事はないんだろう……が、オレはそこまで剣での決着には拘らないんでな)

 お前以外は、とはあえて考えない。
 後方から凄まじい圧力が吹き付けてきた。予想通りブルックが追ってきたらしい。
 折れたロングソードも投擲に使ったため、グリフィスは本当の意味での丸腰だ。
 鞄にも武器と呼べる物は入っていない。
 絶体絶命の状況。しかし、それでもグリフィスは笑っていた。

(それでも、オレが負けることはない)

 今度こそ自身の命を絶つであろう骸骨の鼻唄を背中に受けて――グリフィスは、その身を大地に投げ出した。

(お前以外に負ける事など……いや、お前にもだ。もう負けるつもりは無い。どんな手を使おうともな)

 そのグリフィスの頭上を、猛烈な勢いで通過する物があった。
 次いで、衝突音。

「なんですとっ!?」

 首尾よくブルックに激突し、吹き飛ばしてくれたらしい。
 やや余裕を持って身を起こすと、グリフィスとブルックの間に新たな人影が現れていた。
 蓬髪を背中でくくった長身の男。そして、ガッツと同じ隻眼。
 しかし、無いはずの右目をブルックへ向け、グリフィスを左目で捉えている。
 手にするのは頼りない事に鋼鉄の鞘だったが、この男が持つとどうしてかそれは刃に勝るとも劣らない圧迫感があった。


601 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:55:58 ID:LPZKU2b4

「勢いで介入したが……さて、これはどうしたものかな。まさか動く骸骨に襲われているとは思わなかった」

 身に纏う雰囲気と同じ鋭い声で、男はグリフィスとブルック双方へと語りかけてきた。
 と言ってもやはり動いて喋る骸骨は警戒に値するのだろう。握った鞘は突き付けるようにブルックへと向けられていた。
 ブルックは剣を落としたようで、握っているのは腰に差していたもう一方の剣だった。
 とは言え落ちた剣はブルックの後ろにあり、とても奪えはしないだろうが。

「ヨホホホ。これはこれは、まさか新手が来るとは思いませんでしたな」
「と、いう事は……あんたが襲ってる側で、間違いないんだな? まあ、丸腰の奴を追いかけ回している時点で聞くまでもないが」

 視線で問われ、グリフィスは首肯する。
 自分一人で勝てないのなら他人を巻き込めばいい。
 支給された鉄の鏡――周囲にある首輪を映し出すレーダーを用いて、早い段階でグリフィスはこの男の存在を察知していた。
 ちなみにブルックが潜んでいる事も事前に分かっていたため、奇襲を受けても平然と対応できたのだ。
 そしてブルックに勝利する事が困難と判断した時点で、この男を戦場に引きずり込むべく無様な逃走を演じて見せた。

「さて、二対一、多勢に無勢……と言いたい所ですが、どうしてどうしてあなた方は二人揃ってまともな剣をお持ちでない。
 剣のない剣士など、まさに骨抜きですな。あっ、骨が無いのは私ですが!」

 そう、問題はそこだ。
 鳴り物入りで加勢した男の武器は鞘である。
 放り出された見た事もない馬は武器になりそうには見えない。
 依然戦況は不利なままだった。

(しかし、それでも……オレの生きる目は出た。オレが奴なら、まず戦える力のある方を倒す)

 そうすれば残った者をゆっくりと料理できる。
 ブルックもそう考えたようで、刀はグリフィスではなく隻眼の男へと向けられていた。
 そろそろと足下の重心を移動させ、いつでも疾走できる体勢を取る。
 ブルックが隻眼の男と闘っている間、より遠くへ遁走するために。

(あの馬を奪うか……?)

 もちろんの事、グリフィスには男に対する仲間意識など無い。
 巻き込んだ事を詫びる気は無いし、共に闘うつもりも無い。
 まともな剣を持っていれば話は別だったが、斬られるとわかっている者と運命を共にする愚を犯す気は無かった。

「忠告しておく。命が惜しければ立ち去る事だ」

 が、既に戦況に見切りをつけたグリフィスとは真逆に。隻眼の男はブルックへ鋭い言葉を投げつけていた。
 そこには自身が斬られる事への恐怖など微塵も感じ取れはしない。

「あれ? あなた、もしかして私に勝てる気でいらっしゃいますか?
 さすがにそれは少し見込みが甘いと言わざるを得ませんが……」
「そりゃあ、俺では勝てないだろうさ。だが、こう考えてみるといい。
 俺がここに来たのはお前を倒すためじゃない。こうしてお前を足止めする事が目的だ、とな」


602 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:58:22 ID:LPZKU2b4

 隻眼の男が、口に指を当て鋭く息を吐く。
 指笛。ピュイッと、高く澄んだ音が駆け抜ける。

「……!」

 その音が消える刹那に、変化は起こった。
 男がやってきた方角から、目も眩むような輝きが照りつけてきたのだ。
 それは決して、夜が明け顔を出した太陽の輝きではない。北から照らす陽光の日差しなど有り得ない。
 光はまるで波のように大地を走り、中途にある物を吹き飛ばしていく。
 思わず顔を庇ったグリフィスは、まるで大砲でも打ち込まれたかのようにめくり上がった大地の溝を目撃した。

「もうすぐ、あれを放った俺の仲間が到着する。さて、お前はそんな奴相手に勝てる気でいるのかな?」

 その言葉に、ブルックは数瞬思案する様子を見せ――

「……止めておきましょう。ここであなた方を斬るのは簡単ですが、そうすれば同時に私も果てる事になる。
 骨折り損の草臥れ儲け、というやつですな。折れるのは骨ではなく私の命では、割に合わない」

 刀を納めないまま、ブルックはゆるゆると後退していく。
 言葉通り、ブルックがグリフィスと隻眼の男を斬るのは容易な事だろう。
 しかし当然、二人は無抵抗ではない。数秒、あるいは数十秒か、時間を浪費する事になる。
 そしてその数十秒で、あの光を放った人物はここに到着する。
 それはすなわち、ブルックの敗北を意味している。
 撤退を決めて下がるブルックが後ろ手に落ちた刀を回収しようとしたとき、隻眼の男は動いた。

「……ふっ!」

 動いた、と言ってもグリフィスにその動きを捉える事は出来なかった。
 男は視界から一瞬消えて、同じく一瞬でブルックへと攻撃を叩き込もうとしていたのだ。

「何っ!」
「そいつは置いていってもらおう!」

 男は、ブルックが刀を拾うほんの僅かな隙を見逃さず、鞘で打ちかかった。
 ブルックもさすがの反応を見せ、すんでのところでかわす。
 だが、刀は拾えなかった。

「このっ……!」
「もたもたしている時間があるか!? ほら、来たぞ……『雷神』がな!」

 男が指し示すは、彼方から来たる一人の剣士。
 ブルックのみを貫く視線の、なんと苛烈なことか。
 その眼光を横から垣間見ただけのグリフィスでさえ、直感する。


603 :夢追う鷹は刃を隠す ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 00:59:36 ID:LPZKU2b4

(……強いッ!!)

 かつてこれほどに脅威を感じたのは、まさにあの不死者ゾッドと闘って以来――それも、巨獣となったあのゾッドの方と、だ。
 比べればみすぼらしいとさえ言えるほどに小さな影に、あるいは不死者をも凌駕しかねないほどの圧倒的な力を感じた。

「……っ、どうやらしてやられたようですね。いいでしょう、ここは退きましょう!
 ですが私は諦めませんよ。骨が舎利になってもきっと、生き残ってみせる……!」

 刀を回収する事を諦め、ブルックは身を翻し駆け去っていく。
 隻眼の男は追わず、ブルックの残した刀を回収して自らが携えていた鞘へと納刀した。

「ふう……何とか、なったな」
「礼を言う。おかげで助かった」

 お前を見捨てるつもりだったなどとはおくびにも漏らさず、グリフィスは隻眼の男へと近寄っていく。
 危険を冒して介入してきたという事は、あの少年と同じく闘いを止めるために動いているのだろう。
 この男自身も相当の手練であるし、未だにグリフィスは丸腰である。
 何より鬼気を収め歩み寄って来る剣士――老人に、今はまだ勝てる気がしない。
 故にグリフィスは牙を隠し、殺戮者に襲われた一被害者としての仮面を被る。

「オレはグリフィスと言う。君は?」
「俺はイナズマ。そしてあのご老人はシド、シドルファス・オルランドゥというそうだ。
 俺も会ったばかりだが……闘いの気配を感じたんでな。話もそこそこに、協力してもらった」

 イナズマは老人に手を振る。
 老人もまた軽く手を上げ、応えた。

(どうやらこの戦場は、一人で生き抜けるほど容易いものでは無いようだ。ならば)

 ガッツと再び出会うためにも、死ぬ訳にはいかない。
 たとえ偽りの自分を演じる事となっても――

 グリフィスが差し出した手を、イナズマが強く握り返してくる。
 シドと呼ばれた老人が間近に来て、グリフィスとイナズマを心配する素振りを見せた。
 老人はやはり無闇に敵対する意識を見せない。
 これでいい。
 駒は手に入った。後はうまく手綱を握るのみだ。

(利用して見せるさ、どんな存在であろうとな……!)

 奥底に眠る熱い情念を押し殺し、グリフィスは微笑む。
 決意は、新しい朝の訪れと共に。


604 : ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 01:01:15 ID:LPZKU2b4

【E-4 草原/一日目/黎明】

【グリフィス@ベルセルク】
【状態】疲労(中)
【装備】なし
【道具】支給品、首輪探知レーダー
【思考】基本:ガッツを俺の物にする。
 1:当面は他者を利用し、安全を確保する。剣が欲しい。
 2:ガッツを見つける。
 3:ガッツと闘い、倒して俺の物にする。
[備考]
 ※登場時期は12巻〜13巻辺りでガッツに敗北〜拷問される直前のどこか。
 ※レーダーの有効範囲は自分のいるエリアのみ、三時間ごとに一度だけ使用可能(厳密な時間経過ではなく、深夜・黎明などの時間区分け)。
 ※ロングソード@FF5 は破壊され、E-4エリアに落ちています。


【高代亨@ブギーポップシリーズ】
【状態】疲労(小)、能力の不調に違和感あり
【装備】ドラゴントゥース@テイルズ オブ ファンタジア、稲妻の剣の鞘@DQ2
【道具】基本支給品、ウェイバー@ONE PIECE
【思考】基本:戦う力のない者を守る。
 1:グリフィス、シドと話す。
 2:島の南側を探索して殺し合いに乗らない参加者や首輪を解除できる者を探す。(対象が強ければ別行動、弱ければ同行して守る)
 3:次回放送時に伊達政宗とD-4で合流する。(合流できなければ次の放送時に改めて合流する)
 4:ブラッドレイを警戒。
 5:死ぬなよ…政宗。
【備考】
 ※『イナズマ』能力を使用している間は徐々に疲労が増加。
 ※今のところ本名を名乗るつもりはない。


【シドルファス・オルランドゥ@ファイナルファンタジータクティクス】
【状態】疲労(小)
【装備】ヴォーパルソード@テイルズ オブ ファンタジア
【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、詳細不明)
【思考】基本:できるだけ犠牲を出さずに戦いを終わらせる。
 1:イナズマ、グリフィスと接触する
 2:ルカヴィに準ずるような、人間でない者を倒す。
 3:人間の仲間を集める。


605 : ◆k7QIZZkXNs :2011/01/06(木) 01:03:32 ID:LPZKU2b4

【F-5/草原/一日目/黎明】

【ブルック@ONE PIECE】
【状態】 健康、疲労(大) 
【装備】和道一文字
【道具】支給品×2、謎の鍵 携帯電話  首輪 平賀才人の衣服
【思考】基本:生き延びて約束を果たす
  1:優勝して元の世界に帰る
  2:休む
[備考]
 ※参戦時期はスリラーバークで影を取り戻した直後です


606 :創る名無しに見る名無し:2011/01/06(木) 01:06:12 ID:LPZKU2b4
以上です

607 :創る名無しに見る名無し:2011/01/06(木) 22:07:50 ID:C7VdipyU
投下乙です

ブルックはどう見ても怪物だからシドにあったら問答無用で狩られるだろうなぁ
武器で劣るグリフィスの機転もお見事
イナズマはガッツと同じ隻眼、シドと同じ雷の異名と色々ネタがあるな

608 :創る名無しに見る名無し:2011/01/07(金) 14:43:07 ID:aMp/NfFc
新年最初の投下乙

609 :創る名無しに見る名無し:2011/01/08(土) 00:23:57 ID:ZJU4f1ej
あっ、投下あったんだ。乙

610 :創る名無しに見る名無し:2011/01/08(土) 14:07:31 ID:Ax74sO2H
投下乙です。

いや〜、雷神シドと雷神トール(亨)の協力関係とは熱いですな!
あと、グリフィスは自覚無いだろうけど意外に追い詰められてるな
戦力的に観ればシドの聖剣技や剛剣、イナズマの認識の隙間を利用した死角からの攻撃には
正直勝ち目薄いし、そもそもイナズマは嘘を見破れるから本性隠した立ち回りも難しい…

一番安全なのは嘘で誤魔化したりせずに、二人を利用しようとしている事がバレる前に
騙し易い誰かを求めて二人と別れることだと思うけどねぇ…
さて、どうなることやら

611 :創る名無しに見る名無し:2011/01/08(土) 19:39:11 ID:iulJeGPs
なに、グリフィスに王刀・鋸を持たせれば問題ない
いい感じに毒気が抜けて王道対主催に転換することだろう

612 :創る名無しに見る名無し:2011/01/10(月) 02:47:16 ID:nychzutI
ここは問題ないと思うけど捕手

613 :創る名無しに見る名無し:2011/01/13(木) 14:30:25 ID:f8EypXtW
投下乙

やっぱイナズマ△なぁー

614 :創る名無しに見る名無し:2011/01/17(月) 13:27:59 ID:maAKslXl
とりあえず保守

615 :創る名無しに見る名無し:2011/01/23(日) 03:37:50 ID:oe+W1i+f
保守

616 :創る名無しに見る名無し:2011/02/01(火) 09:35:07 ID:1UMhxPNn
保守

617 :創る名無しに見る名無し:2011/02/02(水) 11:32:29 ID:UlA6N2ci
ココまだ生きてるかなぁ…
乗り遅れたけど内容は良いと思うんだけどな…

618 :創る名無しに見る名無し:2011/02/02(水) 18:51:10 ID:EwSMDB0v
死んでるだろ
目障りだからとっとと消えて欲しいが、この板も過疎だから保持性高いんだよなぁ
暇な時にでも埋めようかねぇ

619 :創る名無しに見る名無し:2011/02/02(水) 23:54:47 ID:IblFqzI9
俺はまだ生きてると信じてる!!

620 :創る名無しに見る名無し:2011/02/03(木) 21:20:07 ID:gM/Q9t94
オレも

621 :創る名無しに見る名無し:2011/02/03(木) 21:27:25 ID:hhPrulnS
でも何もしない
それがおまえら

622 :創る名無しに見る名無し:2011/02/04(金) 02:34:47 ID:ZevG2IbL
>>618みたいな判り易いかまってチャンの糞豚が踊ってる間はイケるだろw
実際>>617に反応する声が良くも悪くも複数有るんだし。

ていうか、最後の投下からまだひと月もたってないじゃん。

623 :創る名無しに見る名無し:2011/02/04(金) 06:32:11 ID:3TW031F6
でもなにもしない
それがおまえ

624 :創る名無しに見る名無し:2011/02/04(金) 10:20:02 ID:ZevG2IbL
そこはちゃんと「でも何もしない」って書けよ
あと鏡に映っているのはお前にとっては「俺」だろうに

いや、何もしない事自体は否定できないけどな!!!

625 :創る名無しに見る名無し:2011/02/04(金) 18:12:56 ID:4Mr0f7wX
こんなスレに投下するマゾはそうそういないだろ

626 :創る名無しに見る名無し:2011/02/04(金) 19:18:47 ID:P/pxX/fR
>>624
> あと鏡に映っているのはお前にとっては「俺」だろうに
ププッ、鏡って?w
このスレはまだ生きてる(キリッとか言いながら何もしない奴と一緒にされたくないんだけど?

627 :創る名無しに見る名無し:2011/02/06(日) 00:14:22 ID:Ky5Htli1
>>626
>ププッ、鏡って?w
幾らなんでも屁をこきながら無知アピールとかマジかよw高度すぎるだろww

ていうかID:IblFqzI9とID:ZevG2IbLが同一かどうかも解らんだろうに…
まぁオレも含めて同一人物って言い張れよ、豚が踊ってるのは傍目には面白いしw

628 :創る名無しに見る名無し:2011/02/06(日) 08:48:53 ID:Tcmo051e
え、一日以上考えに考えて書き込んだレスがそれなの……?
うわぁ、こりゃわざわざ俺がネガる必要もなかったなぁ

何もしないについても言及しないし、どうなっても自分は動く気ないんだねぇ
こんなんが残留組じゃどうあがいてもここの復活の芽はないな

じゃ、どうぞごゆっくりこのスレで滅んで行ってね

629 :創る名無しに見る名無し:2011/02/06(日) 10:13:27 ID:Ky5Htli1
寝て起きて来てみれば……
うわぁ、本当に同一人物と言い張るとは思わなかったなぁwwwwww

ネガる必要もなかったなぁ(キリッとかブヒブヒ泣きじゃくらずに
もっと踊ってくれよ豚クゥンwwww

したらば追い出されて行き場をなくした豚踊りを見せてよwwwww

630 :創る名無しに見る名無し:2011/02/06(日) 10:15:36 ID:Ky5Htli1
あ、予め言っておくけど豚踊りを見てあげられるのは今日だけだよ?
豚クンと違って明日からまた忙しいからさw

631 :創る名無しに見る名無し:2011/02/08(火) 09:31:48 ID:PoivMyQl
久々に来たら何レスもあって投下?って思ったけど、キチガイが暴れてただけなのね
豚呼ばわりが泣くほど悔しかったのか知れないけどキモ過ぎるわ
つかネガキャン云々ほざいた時点で終わりだろ、荒し宣言してまで何がしたいんだこのアホは

632 :創る名無しに見る名無し:2011/02/08(火) 18:17:56 ID:JmEw6HfA
何がしたいって、保守だろそりゃ

633 :創る名無しに見る名無し:2011/02/08(火) 19:27:56 ID:W1EBqE/z
まぁ保守はいいとして誰か書いてる人いる?

634 :創る名無しに見る名無し:2011/02/10(木) 06:56:40 ID:xNt+y3/r
>>631
実際したらばから弾かれたクズってのも図星だろうし豚扱いが丁度イイんだろうさw
ま〜時々様子見に来るような奴が結構居るって判った事だけは良かったけど

書き手さんが来てくれるかは分からないけどとりあえず保守で

635 :創る名無しに見る名無し:2011/02/12(土) 14:24:32 ID:yeDbC98C
私も保守で

636 :創る名無しに見る名無し:2011/02/15(火) 10:23:29 ID:rmXwvIaE


637 :創る名無しに見る名無し:2011/02/17(木) 11:10:57 ID:mJrMRi5+
しゅ

638 :創る名無しに見る名無し:2011/02/20(日) 23:24:46.86 ID:Htr25E8O
保守

639 :創る名無しに見る名無し:2011/02/25(金) 17:17:54.70 ID:DaUbRNMp
ほっ

640 :創る名無しに見る名無し:2011/03/01(火) 16:48:31.83 ID:Z4d+pN46
リアル剣士大戦
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1298852031/

641 :名も無きまーくん。:2011/03/02(水) 18:47:45.78 ID:KzGpbhG5
わー書きたかったけど書く人がいない。
ってかゾロいつ死んでた!?

642 :創る名無しに見る名無し:2011/03/02(水) 22:12:00.04 ID:MlUgOcIe
1話

643 :創る名無しに見る名無し:2011/03/06(日) 03:49:19.36 ID:NX+Iz5S8
皮肉じゃなく、良い死に様だったよ

644 :創る名無しに見る名無し:2011/03/06(日) 03:56:44.60 ID:auiXYme6
まーくんって誰だよw

645 :創る名無しに見る名無し:2011/03/17(木) 06:31:33.92 ID:DRuouolj
保守

646 :創る名無しに見る名無し:2011/04/05(火) 16:39:35.03 ID:zLVxAOnw
ガロが出ないバトロワなんて・・・

647 :創る名無しに見る名無し:2011/04/06(水) 14:03:14.48 ID:i13XNYpL
牙狼が出なかったのはなぜ?

648 :創る名無しに見る名無し:2011/04/06(水) 19:00:59.12 ID:nBm5t9Dz
投票だから

649 :創る名無しに見る名無し:2011/04/07(木) 01:44:14.39 ID:mCCcNQxG
勝手に参加させて書いちゃえば?
続き書かれない以上、文句いう資格のある奴はいないし

650 :創る名無しに見る名無し:2011/04/07(木) 01:49:31.00 ID:A/1f7Umg
勝手に参加させる資格なんてのも誰にもないがな
どうしても出したいなら新しいロワでやれよ

651 :創る名無しに見る名無し:2011/04/08(金) 19:32:10.88 ID:m7XDnKXw
最初牙狼が挙がってたから、参加してるもんなんだと思ってた

652 :創る名無しに見る名無し:2011/04/08(金) 19:36:36.57 ID:A7US14qI
二票しか入らなかったからな

653 :創る名無しに見る名無し:2011/04/08(金) 19:39:17.96 ID:A7US14qI
3票だった

654 :創る名無しに見る名無し:2011/04/16(土) 15:14:02.27 ID:sG4lSstw
終了ロワ

655 :創る名無しに見る名無し:2011/04/16(土) 20:14:56.28 ID:HS+04cgV
リスタートしようぜ

656 :創る名無しに見る名無し:2011/04/16(土) 20:27:57.66 ID:kszLTO6r
やれば?
別にスレ立てて別にwiki借りてね

657 :創る名無しに見る名無し:2011/04/27(水) 09:32:00.23 ID:yzarGjjY


658 :創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 23:10:23.61 ID:axBy8pBS
しゅ

659 :創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 00:39:40.86 ID:jKVfuh5r
保守する意味あんのか

660 :創る名無しに見る名無し:2011/05/16(月) 21:24:07.26 ID:n3z38Y7O
書き込みがなくても全然落ちないから保守カキコで1000まで行くつもりなんだろう
暇な時に

661 :創る名無しに見る名無し:2011/05/18(水) 22:04:14.61 ID:u0hkjPDK
試し保守

662 :創る名無しに見る名無し:2011/05/23(月) 12:19:24.77 ID:6F0HnBlC
埋め

663 :創る名無しに見る名無し:2011/05/24(火) 20:26:09.16 ID:xv37z2mh
保守

664 :創る名無しに見る名無し:2011/06/17(金) 20:05:53.85 ID:ZKdeJari


665 :創る名無しに見る名無し:2011/06/19(日) 04:43:09.66 ID:dS5xg/zr
書き手が全滅してるのに、保守する人間だけが残ってるスレほど虚しいものはないな
dat落ちでとどめを刺されることもないから無駄に保守レスだけする奴が消えないんだろうな

666 :創る名無しに見る名無し:2011/06/24(金) 17:41:28.22 ID:ysCKaVOr
保守

667 :創る名無しに見る名無し:2011/07/02(土) 20:01:10.30 ID:X/FCE1+h
ここは創作作品に登場する剣士っぽいキャラクターでバトルロワイヤルをする企画スレッドです。


前スレ  
避難所  ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/13953/


まとめwiki  ttp://www35.atwiki.jp/irohahifumi/


名簿

3/4【魔法騎士レイアース】 ○獅堂 光/ ○龍咲 海/ ●鳳凰寺 風 / ○ノヴァ(レイアース)
3/3【DRAGON QUEST-ダイの大冒険-】 ○ダイ/ ○ヒュンケル/ ○ノヴァ(ダイの大冒険)
2/2【刀語】 ○錆白兵/ ○宇練 銀閣
2/2【喰霊-零-】 ○土宮 神楽/ ○諫山 黄泉
2/2【サクラ大戦】 ○大神 一郎/ ○真宮寺 さくら
2/2【侍戦隊シンケンジャー】 ○志葉 丈瑠/ ○腑破 十臓
1/2【ドラゴンクエストU】 ●ロラン(ローレシアの王子) / ○サトリ(サマルトリアの王子)
2/2【ファイナルファンタジーX】 ○バッツ・クラウザー/ ○ギルガメッシュ
2/2【ファイナルファンタジーZ】 ○クラウド・ストライフ/ ○セフィロス
2/2【ファイナルファンタジータクティクス】 ○アグリアス・オークス/ ○シドルファス・オルランドゥ
2/2【Fate/stay night】 ○セイバー/ ○アーチャー
2/2【ベルセルク】 ○ガッツ/ ○グリフィス
1/2【ランスシリーズ】 ●ランス / ○小川 健太郎
1/2【ONE PIECE】 ●ロロノア・ゾロ / ○ブルック
1/1【エンジェルハウリング】 ○ミズー・ビアンカ
1/1【CLAYMORE】 ○クレア
1/1【海皇紀】 ○トゥバン・サノオ
1/1【学園キノ】 ○静
1/1【スターウォーズ】 ○ダース・ベイダー
1/1【聖剣の刀鍛冶】○セシリー・キャンベル
1/1【ゼロの使い魔】○平賀 才人
1/1【戦国BASARA】 ○伊達 政宗
1/1【空の境界】 ○両儀 式
1/1【とある魔術の禁書目録】 ○神裂 火織
1/1【東方Project】 ○魂魄 妖夢
1/1【テイルズオブヴェスペリア】 ○ユーリ・ローウェル
1/1【テイルズオブシンフォニア】 ○ロイド・アーヴィング
1/1【テイルズオブファンタジア】 ○クレス・アルベイン
1/1【鋼の錬金術師】○キング・ブラッドレイ
1/1【ファイヤーエムブレム烈火の剣】 ○リンディス
1/1【ブギーポップシリーズ】 ○高代 亨(イナズマ)
1/1【魔法少女リリカルなのは】 ○シグナム
1/1【魔法陣グルグル】 ○ニケ
1/1【魔法先生ネギま!】 ○桜咲 刹那
1/1【ワイルドアームズ アルターコード:F】○ブーメラン


48/52
【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる
生き残った一人だけが、元の世界に帰ることができる
  ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる


668 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:50:04.27 ID:FwKCumM4
投下します

669 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:50:53.54 ID:FwKCumM4

 近づいてくる気配に気付き、アーチャーはゆっくりと立ち上がった。
 未だ傷ついた勇者は目覚めていない。
 昏々と眠るダイにちらりと視線を遣り、動かすのはまだ無理だと判断してアーチャーは一人屋外へと忍び出た。

 感じた気配はまっすぐ今いる診療所へと向かってくる。治療手段の確保は誰に取っても死活問題、当然と言えば当然だが。
 一つ所に留まっていたのは愚策だったかも知れない。それでもダイの状態を鑑みれば、その判断は正しかったと言えるだろう。
 まだ距離がある内に、アーチャーは自身の戦力を確認する。

 携えるのは一振りの日本刀。だがそれがただの刀でないことは錬鉄の英雄たるアーチャーの目を以てせずともすぐにわかった。
 なんせ、柄を持って地面に落とせばそれだけで刀身が根元まで埋まってしまうのだ。
 切れ味が良い、という次元ではない。触れた物全てを抵抗無く斬り裂く、刀剣としての極地と言える刀であった。

(鋭さや摩擦で斬っているのではない……刃によって物体の分子構造を破壊している。こんな刀を創る者がいるとは、な)

 古今あらゆる刀剣を目にし、手にし、複製してきたアーチャーに取り、それは久しく覚えていない驚きだった。
 英霊として過去・未来へ果ての無い闘争に召し上げられた身であれど、このようなちぐはぐな刀は見た事が無い。
 刀の形状をしていながらもその本質は外見にそぐわない超絶の技術で織り成されている。
 宝具という訳でもない。刀からは一切の神秘が感じられない。
 だがしかし、殺傷力という一点のみに置いて、その刀はあるいは宝具にすらも匹敵し得る力を有している――そう思わせる。

 最強の剣士。
 その『一』を見出す闘いと言うならば、演者達が用いる剣もまた最強ではなくてはならないと言う事か。
 五十二名もの剣士を拉致し、更にはこのような刀まで用意したロワの存在が改めて脅威に感じられた。


670 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:51:34.96 ID:FwKCumM4

 が、それはともかく。この刀が武器として第一級の業物であることは疑いない事実。
 しかしアーチャーが得手とするのは短刀の二刀流であり、長物も扱えない訳ではないがセイバーのようにとまではいかない。
 魔術を用いれば剣を複製する事は可能だが、先のセイバーとの一戦でアーチャーは己の能力に翳りがあるのを知覚していた。
 フルンディング――剣を矢として撃ち出す弓兵の一手。
 その使い慣れた得手の魔術ですら、はっきりと身体に残るレベルの疲労として魔力を吸い上げられた。
 どうやらサーヴァントの身体能力及び魔力に何らかの細工をしているのだろう。
 本来、一般的な人間にサーヴァントを傷つける事は不可能。ならば殺し合いなど成立するはずがなく、そこにはサーヴァントの虐殺があるだけだ。
 が、ダイとの戦いでセイバーは確かに傷を負っていた。それは人とも思えぬダイの力も一因だろうが、それだけではないはず。
 おそらく、誰が相手だろうとこの場では条件は同じという事だ。

 斬られれば死ぬ。
 それが剣士に取り、唯一にして絶対の真理。

 つまり敗戦は許されないと言う事だ。尤も、それは今更考えるまでも無い、日頃から慣れ親しんだごく当たり前な事実でしかないが。
 能力を万全に発揮できるのであれば、得体の知れない刀に頼る必要もないのだが、そうも言ってはいられない。
 いつでも刀を抜き放てるように
 つらつらと思考を流す内に、視界の中に細く長い影。
 銀の長髪を背中に流す長身の男が、気を失っているらしい男性を肩に担いで片手に立っていた。

 翡翠の瞳に射抜かれる。自然、身体が緊張状態に入る。
 その男は一見して戦士として完成された肉体を持っているとわかる。痩身ながら成人男性を一人担いでここまで歩いてきて、息一つ乱していない。
 銀髪の男はまず担いでいた鳶色の髪の男を放り出し、ゆっくりと佩いていた刀の柄に手を置く。
 その動きに呼応してアーチャーも刀に手をかけるが、

(……?)

 熱い物に触れたかのように反射的に手を離す。
 先ほど刀を検分した時にはなかった違和感――唐突に芽生えた、目の前の男を斬りたいという欲求を、強烈な自制で以て押し潰す。
 瞬時にその欲求の源がその刀にあるとアーチャーは看破した。
 アーチャーにはさほど効果の無い精神的な揺さぶりだったが、もしこれが戦闘中だったらどうか。
 高揚の中に密かに滑り込んでくる斬殺への誘惑は、戦意の中に紛れておいそれと気付ける物ではないだろう。


671 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:53:18.09 ID:FwKCumM4

「お前もこれと似たような刀を与えられた、か」

 一瞬、相手に隙を見せてしまった迂闊を呪うが、どうやら銀髪の男はそのアーチャーの所作を見て敵意は無いと判断したようだった。

「ああ、そうだ。仕掛けられない限りは、私から手を出す事はない」
「どこかで聞いたような台詞だ」

 銀髪の男は苦笑し、刀から手を外す。

「俺はセフィロス。そいつはロイドとか言うらしい」
「私はアーチャーと呼んでくれ」
「アーチャー……弓兵か? そうは見えんが」
「よく言われる。が、それ以外に名乗る名も無いのでな」

 どうでも良さそうに男――セフィロスが首肯する。
 とりあえずは戦わずに済みそうだ。しかし警戒は解かず、アーチャーは視線で倒れている男――ロイドを指し示す。

「彼は?」

 後ろ手に縛られたロイドは、気を失ってこそいるものの目立った外傷は無い。
 アーチャーの眼から見るに、ロイド自身もセフィロスと同じく戦闘者としての身体を誇っている。
 両の腕に均等に筋肉が乗っており、利き腕がどちらか判別できない。
 両腕をどちらも同じ精密さで扱う者――アーチャーと同じく二刀流の使い手か。
 自身、セイバー、そしてセイバーと渡り合っていたダイの例から見るに、やはりこのロイドなる男もここにいる以上は一流の剣士と見るべき。
 どういう経緯でこうなったかは知らないが、もしそのロイドを必要以上に傷つけずに取り押さえたのだとしたら、セフィロスは相当の手練という事だ。
 
「先ほど、襲われた。と言っても、この男の意思かどうかは怪しいところだが」
「どういう事だ?」
「この刀だ」

 セフィロスが腰の刀を少しだけ引き抜く。
 垣間見えた刀身の色は、毒々しい黒。だけでなく、どこか禍々しい気配をも立ち昇らせる。
 チン、と刀が納められる。毒気も瞬時に掻き消えた。


672 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:54:44.55 ID:FwKCumM4

「この刀は使い手を支配するようだ。現に今も、お前を斬れとがなり立ててきた」

 冗談めかした口調。そこには、俺は支配されてはいない――という確信を感じる。
 ちょうど先程のアーチャーと同じだろう。もしかすると、セフィロスもあの瞬間に刀を抜こうとして思い留まったのかも知れない。


「それは奇遇だな。私も同じような刀を持っている」
「だからお前に興味を持った。ロイドと違い、その囁きを跳ね退けたようだからな」

 セフィロスが放り出していた鳶色の男を再び担ぐ。
 片手を塞ぎ重荷を背負う。わかりやすい、敵意は無いという証明。

「なるほど。詳しく話を聞きたいが、立ち話もあるまい。ついて来てくれ。その男の手当てもせねばならんだろう」

 そう言って、セフィロスをダイのいる診療所へと誘う。
 道中、不意打ちを警戒していたが、セフィロスが仕掛けてくる事は無かった。

 診療所内。ダイの横のベッドにロイドを横たえる。
 と言っても、拘束は解いていない。一度乱心したのなら、目覚めても正常に戻っているかどうかはわからないからだ。
 椅子に腰かけはせず、アーチャーとセフィロスはそれまであったお互いの事を話す。
 アーチャーはセイバーとダイの交戦、そして聖杯戦争の大まかな経緯。自身の素性は省いた。
 セフィロスは黒い剣士と銀髪の女との遭遇戦、そしてロイドとの出会い。神羅カンパニーについて、そしてロイドから聞いた話も。

「並行世界というやつか。にわかには信じがたいな」
「だがそう考えるのが一番自然だ。あのロワという存在も含めてな」

 沈思するセフィロスを見やり、アーチャーもまた確信を深める。
 これは形こそ違えど聖杯戦争に極めて近しい戦いである。
 あのセイバーが王道を捨てたのは驚きだが、そういった者はやはり数多く出て来るのだろう。
 人の命に頓着する剣士の方が珍しい。大半は己が利を、そして生還を最重要視するはずだから。

「セフィロス、君はどうする気だ? 最後の一人を目指すか?」
「帰還する方法がそれしか無いと言うなら、手段の一つではある。だが、まだそれを判断する時期ではない」
「と言うと?」
「情報が足りん。更に言うなら勝算も低い。腕に自信はあるが、あの黒い剣士のような奴ばかり相手にしていては身が持たん」


673 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:56:18.15 ID:FwKCumM4

 ひとまず手を組めそうではあるが、もし無理だと判断すれば手を切られる。
 現実的な所は自分と似ているなと、アーチャーは苦笑した。

(扱いにくそうな男だ)

 だが、理想ばかり掲げるような者よりかはまだ付き合いやすそうだとも思う。
 セフィロスが寄りかかっていた壁から身を起こした。くるりと身を翻し、戸口へと向かう。

「俺が行く。そいつらを看ていろ」

 ぶっきらぼうにセフィロスが言う。
 南方から聞こえてきた、野獣のような叫び。あるいは慟哭か。
 この街の中で誰かが戦っているらしい。

「こいつを渡しておく。俺にはもう無用の物だ」
「これは……」

 セフィロスから手渡されたのは、アーチャー自身の愛刀、干将・莫揶だった。
 投影した覚えのない、しかし手に馴染む硬質の感触。紛れもない己が刀だ。

「しかし……いいのか? 君の刀は」
「ロイドと一緒にしないでもらいたいな。己を見失わなければどうという事は無い」

 言い捨て、毒刀を手にセフィロスは行く。
 アーチャーも外に出て遠くなる影を見送る。今はまだ動けない。せめてダイかロイドのどちらかが目覚めるまでは。

「う……」

 室内からくぐもった呻き声。
 一体どちらが目覚めたか。アーチャーはさてどうやって説明したものかと息を吐きつつ扉を閉じた。
 

674 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:57:18.40 ID:FwKCumM4

【F-3 市街地・診療所内/一日目/黎明】


【アーチャー@Fate/stay night】
【状態】健康 魔力消費(小)
【装備】赤の聖骸布、干将・莫揶@Fate/stay night
【道具】支給品、斬刀『鈍』、ランダムアイテム(個数内容ともに不明) 医療品
【思考】基本:犠牲を減らす為に最適な行動を取る。
 1:ダイとロイドのの意識が戻るのを待つ。
 2:セフィロスの帰りを待つ。
【備考】
受肉した肉体なので、物理攻撃の無効化・霊体化などは出来ません。

【ダイ@DRAGON QUEST-ダイの大冒険-】
【状態】気絶 疲労(小) 左腕喪失(応急処置済み)
【装備】ブレイブブレイド@ファイナルファンタジーX
【道具】支給品 ランダムアイテム(個数内容ともに不明) 医療品
【思考】基本:元の世界へと戻り、大魔王を倒す。
1:この戦いを止める。
【備考】
 ブレイブブレイド@ファイナルファンタジーXは持ち主が逃げるたびに攻撃力が落ちていきます。

【ロイド・アーヴィング@テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士】
【状態】刀の『毒』に犯されている、気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを打破する
 1:…………
【備考】
 ※『 ラタトスクの騎士』本編終了後より参戦
 ※毒刀の影響を受けていますが、刀を手放しても効果が持続するかは不明。


【F-3 市街地/一日目/黎明】

【セフィロス@ファイナルファンタジーZ】
【状態】健康
【装備】毒刀『鍍』@刀語
【道具】支給品、折れたレイピア
【思考】基本:専守防衛
 1:生き残る。
 2:声がした地点へ向かい、様子を見る。
 3:ロイドが目覚めたら話をする。刀の影響が残っているなら……。
【備考】
 ※ソルジャー時代からの参加。
 ※今のところ毒刀の影響を受けていません。


675 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/15(金) 15:58:00.03 ID:FwKCumM4
以上です

676 :創る名無しに見る名無し:2011/07/15(金) 20:21:05.52 ID:CKZPtDKG
投下乙です
前回月報落ちして今回も無理かなと思ってたから復活は嬉しい
集団できそうだけどロイドが爆弾っぽいなーセフィロスとアーチャーも変体刀持ちだし

ところで新しい人みたいですが、タイトルつけ忘れてますよ

677 : ◆.mxEVJnUVk :2011/07/16(土) 16:15:01.79 ID:cHmCw0tR
失礼しました
wikiに収録する際改めて付け足します

678 : ◆k7QIZZkXNs :2011/07/16(土) 16:18:46.87 ID:cHmCw0tR
あと申し訳ないのですが新人さんではありません
あまりに間が開いたためトリップキーと予約するのを忘れていたのです

679 :創る名無しに見る名無し:2011/07/17(日) 17:32:55.14 ID:9xlvivee
あ、進んでるw

680 :創る名無しに見る名無し:2011/07/17(日) 18:31:05.59 ID:HDZx3ogP


681 :創る名無しに見る名無し:2011/07/19(火) 00:49:35.87 ID:fuqBZDIS
投下乙。
ロイドに不安が残るとはいえ、戦力的にはかなり頼もしい集団が出来上がったな。

682 :創る名無しに見る名無し:2011/07/23(土) 09:36:22.89 ID:5yZZBCP1

何気に全キャラ放送時間に近付いてきてるな
あと右上あたりのキャラが捌ければ放送いけるか

683 :創る名無しに見る名無し:2011/07/27(水) 19:37:06.27 ID:PwXXcfML
おお、久しぶりの投下だ!
セフィロスとアーチャーのコンビは隙がなくて強力そうだな
結構怖いところもあるけど…

そういや干将・莫揶のものほんは結構とんでもらしいな、型月のw


684 :創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:52:13.78 ID:KhkmojoR
うおお!書き手さんカムバック嬉しいぜ!!
アチャやイナズマの様に基本冷静でバランスよく集団組める人間が動くと話も進むねぇ
兎にも角にも投下乙です

685 :創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 18:09:51.78 ID:A+qcYgiY

残り100話で完結と超希望的観測で半年1本ペースで50年後完結か

ま、頑張ってね

686 :創る名無しに見る名無し:2011/08/03(水) 01:48:58.02 ID:mcfYFCJq
この期に及んで嫌味な物言いだな…

したらばから弾かれた腹癒せに上で暴れてたキチガイ豚みたいな事言うなよ

687 :創る名無しに見る名無し:2011/08/03(水) 10:44:58.20 ID:CUP6axpG
自演乙

688 :創る名無しに見る名無し:2011/08/04(木) 03:07:24.63 ID:jPRJVhlj
夏厨には何もかも自演に見えるのなww


まぁそれは置いといて投下乙
このパーティも雷神二人の方も戦力的にはかなり高いけど(グリフィスは一回り程落ちるか)
何が切欠で個人行動になってもおかしくない綱渡り感がいいね、先が楽しみ。

689 :創る名無しに見る名無し:2011/08/11(木) 17:07:21.94 ID:0llNpvU5
保守

690 :創る名無しに見る名無し:2011/08/11(木) 20:05:46.17 ID:p4T2DIhi
ならば私も保守

691 :創る名無しに見る名無し:2011/08/19(金) 18:48:31.37 ID:ad4YLCKb
リスタートするなら全てやり直したら?
登場メンバーの投票とか、OPも

692 :創る名無しに見る名無し:2011/08/20(土) 04:22:54.72 ID:jrfMcsPE
お前はいきなり何を言っているんだ?

693 :創る名無しに見る名無し:2011/08/20(土) 06:19:57.15 ID:yeb/n8kA
乗り遅れたか、したらばから弾かれたか、好きなキャラが死んだとかじゃね?
緩やかにだが再始動したんだ、今はゆっくり書き手さんを待つ時間だぜ!

694 :創る名無しに見る名無し:2011/08/20(土) 08:48:45.84 ID:i4gR7mmS
再始動って誰も続いてないじゃん

695 :創る名無しに見る名無し:2011/08/20(土) 09:39:31.98 ID:thw9gh4y
◆k7QIZZkXNs氏以外の書き手が予約したのはもう約10ヶ月くらい前だからな
続いたとしても実質非リレーで細々と続いていくだろう

リスタートする必要など欠片も無いが

696 :創る名無しに見る名無し:2011/08/24(水) 15:19:16.60 ID:4JdBMLT4
こう考えると、非リレーって一番人気だよな。

697 :創る名無しに見る名無し:2011/08/26(金) 05:09:55.45 ID:soXBsOPl
tes

698 :創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 02:06:25.39 ID:iU0JqqWl


699 :創る名無しに見る名無し:2011/09/10(土) 03:44:06.54 ID:bcqV2weR
しゅ

700 :創る名無しに見る名無し:2011/09/24(土) 06:50:42.42 ID:UEPz/zoi
tes

701 :創る名無しに見る名無し:2011/10/12(水) 07:48:28.48 ID:wzW5tNBP
保守

702 :創る名無しに見る名無し:2011/10/12(水) 10:39:32.73 ID:mlyrQ3NV
予約キター

703 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 14:58:57.40 ID:LzafnBZG

 月が沈み、太陽が昇る。夜闇は朝の光に打ち払われ、マスク越しの視界を眩しく染めていく。
 ダース・ベイダーはその光を全身に浴び、手にする宝刀・獅子王を鞘へと納めた。
 この地へ降り立ち指針を定めて以降ダース・ベイダーはすぐには動かず、まず自身を把握する事に努めた。

 最期の瞬間を覚えている。
 魔星デス・スターで。帝国の将、シスの暗黒卿として。実の息子ルーク・スカイウォーカーとの、幾度めかの、そして最後の戦い。
 ルークが放った叫びは今も耳に、魂に焼き付いている。
 暗黒面に堕ちたダース・ベイダーを光の下へ呼び戻した、誇るべき息子の切なる声を。
 そして、ルークを排除せんとする銀河帝国皇帝ダース・シディアス――暗黒の師にして全ての元凶を、湧き上がる怒りのままに討ち果たした。
 ルークを守れはしたものの、代償は己の命。ダース・ベイダーもまた、命尽きる事となった。
 しかし――後悔はなかった。
 己を堕落させた禍根であり、銀河を蝕む悪意を滅ぼせた、それ以上に。
 自らが傷つけ、苦難の道を歩ませた息子を、何一つ父親らしい事をしてやれなかった息子を、この手で守る事ができたのだから。
 強く正しく成長した息子の姿を見て、息子の手の中で、息子に看取られ、穏やかに瞳を閉じた。
 銀河帝国は遠からず滅ぶだろう。最後のジェダイ騎士ルーク、惑星オルデランの女王にして実の娘レイア、そして彼らの仲間たちによって。
 憂いはない。これ以上何かを望む事もない。ただ一つとして悔いはない――が、ダース・ベイダーに静かな眠りは訪れなかった。

 気がつけば。そう、気がつけばダース・ベイダーは生きてまたここに在った。
 肉体の傷は全て消え去ていた。ルークによって斬り落とされた右手や、皇帝の放ったフォースの電撃により破損していたはずの生命維持装置すら一切の不備なく修理されて。
 一度修羅の道を歩んだ者はその業から逃れる事は出来ないと言う事か。
 自らが再びの生を受けた理由。傷を癒し戦う力を取り戻させた理由。数十名の剣士たちを殺し合わせる理由。
 気にならないと言えば嘘になる。だが、考えても現状で答えの出る問題ではない。
 何者が修理したかはわからないが、生命維持装置の調子は良好だ。
 義手・義足は共に生前と同じ強度を持ち、唯一残る生身の右手もまた生前と同じ感触を伝えている。
 ルークに斬り落とされた右手。思えばこの右手はある意味では息子との繋がりと言えるかもしれない。
 強く成長した息子の一撃は、今思えば痛みだけでなく誇らしさをも思い出せるものだった。
 なぜ左手や両足は義肢のままで右手だけを再生したのかはわからない。だがその事についてだけはロワと名乗る女に感謝してもいた。
 しかし許すと言う事ではない。彼奴を斬る事によって礼とする。正しきジェダイとして、悪を討ち正義を為す。
 生きて帰る気など元よりない。ルークやレイアが生きていくこれからの世界に、もはやダース・ベイダーは必要ないのだ。

 故に今――ただ一振りの刃として、歴史に名を残す事なきただのジェダイとして。
 ダース・ベイダーはあらゆる悪を断つ剣となる。


704 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:00:07.63 ID:LzafnBZG

『――往くか』

 敵を、あるいは友となる者を求め歩み始めたダース・ベイダーの前にほどなくして現れたのは、一人の少女だった。
 若い。彼の子供達より五つ六つは下だろうか。肩までもない黒い短髪、およそ戦闘に適さないであろう白く細い脚を剥き出しにした衣服。
 一見無害な非戦闘員とも思えるが、手にする無骨な刀がそうではないと告げている。
 ダースベイダーは少女と視線を合わせる。少女の内に滾る殺意を感じ取り、思わずダース・ベイダーの手は外套の下の刀へと伸びた。

(……いや、まだだ)

 しかし、抜刀はしない。意識して強張る指を柄から引き剥がし、大きく五指を広げて少女へと翳す。
 待て、という意識表明。

『わしは、殺し合うつもりはない。剣を納めよ』

 ジェダイの騎士が為すべきは何か。
 それは戦う術なき弱き者を守り、フォースの暗黒面に堕ちた者を倒す事。
 ならば誰と相対したとて、ダース・ベイダーが先に剣を抜いてはいけない。
 その者が発するフォースを感じ、理解し、もはや救えぬとわかった時こそ、剣を振るうべきなのだから。

「……っ。また、そうやって……!」

 マスク越しの、機械の音声を不思議に思った風もなく。あるいはそれどころではないか。
 ダース・ベイダーの言葉に、何か思い出すものでもあったか、少女は痛ましく顔を歪めると一気に刀を抜き払った。
 視線を合わせた時、殺意の中に僅か感じた、迷い。
 それは間違いではないはずだと、ダース・ベイダーはまだ与えられた刀を抜かない。
 迷えるのなら、まだ道を選んでいないのなら。今は暗黒面に身をやつしたとて、正しきフォースの元へと引き戻す事はできるはず。
 かつてルークが己にそうしてくれたように。


705 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:03:17.40 ID:LzafnBZG

「刀を抜いて……本気で戦ってください! でないと、私は……!」

 天秤は揺れている。戦う決意はしても、覚悟がついてきていない。他に何か、人を殺すに足る理由を求めている。ダース・ベイダーはそう見て取った。
 たとえば、命令されたから。先に相手に襲われたから。身を守るために仕方なく。大事なものを取り返すため――など。
 迷いを払拭するだけの強い理由。あるいは忘却するほどの。
 もしダース・ベイダーが先に刀を抜いていれば、少女はダース・ベイダーを危険な人物と見做し自己の安全のために迷いを忘れられたかも知れない。
 しかし、そうではない――だから、本気で戦えと懇願するのだろう。殺していいのだと、殺すべきなのだと、自分に言い聞かせるために。

『お前がどうして戦いたいのかは知らぬ。だが……今にも泣きそうな顔で剣を振るう者を斬る刃など、わしは持たぬ』
「う、うぅ……だったら!」

 少女を刺激しないよう静かに諭す。が、一向に剣を抜かないダース・ベイダーに業を煮やしたか、少女は野太刀を鞘に納めたまま突進してくる。
 思いの外、速い。素人ではない、訓練された戦士の動きだ。
 予想される少女の能力を上方修正しつつ、素手では防げないと感じたダース・ベイダーは刀の鞘を掴み、腰の剣帯から取り外した。
 少女は鞘に納めたままの野太刀を抜刀した。鞘走りの勢いを速度へと転化し斬りつけてくる。
 外套を翻し刀を掲げる。甲高い金属音。少女の剣戟は、ダース・ベイダーが掲げた宝刀・獅子王の柄と鍔の間にしっかりと受け止められた。
 手にする剣――刀、は使い慣れたジェダイの武器ライトセーバーとは違う実体剣である。必然、光熱線の束であるライトセーバーとは違い、質量があり、重さがある。
 かつてジェダイ候補生、パダワンであった時代に実剣を扱った事はあるものの、近年久しく手にしてはおらず。
 勘が鈍ったのではないかと危惧したダース・ベイダーは、殺し合いが開始してすぐの一時を修練と肉体の把握に費やしていた。
 その甲斐あってか、イメージ通りに身体は動く。刀の重さに振り回される事もない。

「そ、その刀は……黄泉の!」

 だが、その人間として当然の自衛行為が、迷う少女にとってこれ以上ない起爆剤でもあったらしい。
 ダース・ベイダーの刀を目にした途端、揺れていた少女の瞳は据わってしまった。彼に支給された剣はどうやらこの少女に縁深きものだったらしい。

「返して……!」

 迷う心への一押し。図らずも大事なものを取り返すという理由を放り投げてしまった。
 銀光が幾重にも閃き、ダース・ベイダーの身を斬り刻もうと襲い来る。動揺を脇に置き、嵐のような斬撃を一つ一つ受け止めていく。
 刃を抜かず、鞘に納めたままでの防御。鋼鉄の鞘は十分な硬度は備えているが、速度の乗った刃を受けては幾許も持ちはしない。
 少女のそれは素人ではない、剣を心得ている者の動きだ。斬撃は重く、受けるダース・ベイダーの機械の手にも衝撃は蓄積する。
 いかに熟練のジェダイとて防戦一方ではいずれ打ち破られるだろう。
 ダース・ベイダーは片手で野太刀を受け止めたままもう片方の手を掲げた。空手の五指が虚空を掴む。


706 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:03:59.50 ID:LzafnBZG

「あうっ!?」

 少女の顔が強張る。フォースが生む力の一つ、テレキネシス。手を触れずに物体を動かす力。
 直接相手に叩きつけて吹き飛ばす事もできるが、ここでダース・ベイダーが使ったのはフォース・グリップと呼ばれる技だ。
 手を触れずして物体を締め上げる。シスの技ゆえあまり使いたいとは思わないが、敵を殺さず無力化するにはうってつけの技である。
 少女の刀を握る腕、その手首をめがけフォースを集中させる。全力で使えば人の首を折る事すら容易い。
 もちろんダース・ベイダーにそこまでする気はないが、刀は取り上げねば話もできない。フォース・グリップを強め、少女の手首にダメージを与えようとした。

「こ、の!」

 握力を失うくらいの力で締め上げたつもりだったが、予想に反し少女は刀を取り落とさない。
 少女は刀から添えていた片手を外し、自らの太腿へと滑らせた。
 短いスカートが撥ね上がり惜しげもなく下着を晒した次の瞬間、少女の手には黒塗りの鋭い短剣が握られている。
 短剣の切っ先がダース・ベイダーへと突き込まれ、瞬時に顔を反らし脅威から逃れる。間に合わず、仮面の上を鋭刃が滑り抜けていく。フォースグリップが霧散した。
 流れる視界の中、少女が短刀を放り投げて野太刀を鞘に納める姿が目に映った。先ほどの、抜刀の勢いを利用した斬撃が来れば崩れた体勢で受け止めるのは難しい。
 ならばとダース・ベイダーは宝刀を旋回させ、次いでフォースを凝縮させて自らの刀へと叩きつける。
 剣戟によってひび割れていた鞘は中途で砕け、鉄の破片が散弾銃のように射出。とても剣で撃ち落とせる量ではない。
 虚を突かれた少女は慌てて側転し難を逃れるものの、その一瞬の隙こそがダース・ベイダーが欲したものだ。
 瞬間に間合いを詰めたダース・ベイダーが打ち込んだ拳が少女の腹を抉るが、しかし少女もさるもの、咄嗟に後方へ跳ばれ衝撃を逃がしていた。
 ダース・ベイダーは追わず、少女が取り落とした野太刀を自らの後方へと蹴り飛ばす。

『ここまでだ』
「っあ……!」
『お前ではわしに勝てぬ事は、わかっただろう。勝てぬ相手に挑むのは愚か者のする事だ』
「それ、でも……私は! 返して……それは、獅子王は黄泉のものだから!」
『ヨミ……お前の大切な人か。そのヨミとやらがお前をそこまで駆り立てるのか』
「そう、私は、黄泉の、お姉ちゃんのため……だから、私は!」

 揺れる瞳が定まらないまま、少女が短刀を拾い向かってくる。痛撃を浴びせられ武器を奪われた現状、戦力差は絶望的だと分かっているはずなのに。
 眼光はいよいよ鋭さを増している。かつて暗黒卿時代に何度も見た、敵わないと知っていてなお特攻してくる者の目だ。
 打ちかかってくる彼女の動きは先ほどまでの鋭さはない。ダース・ベイダーの刀に対して短刀では圧倒的にリーチが足りない。
 それでもダース・ベイダーを切り裂こうと無理に踏み込んでくるのだから、迎撃も容易だ。
 野太刀で短刀を弾き、つんのめった少女の足をテレキネシスで払う。さほど強い力は必要なかった。
 ダース・ベイダーは、倒れた少女の首へ宝刀を突きつける。


707 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:04:40.73 ID:LzafnBZG

『ここまでだ。次は腕を斬り飛ばす』

 実際その気はなかったが、あえて冷徹に告げる。これでどうやっても勝てないとわかってくれればいいのだが。
 自分の声が人間味を感じさせない機械の音声である事も、この時ばかりは役立ってくれるだろうとダース・ベイダーは小さく苦笑した。
 冷たい刃の感触が一気に死の恐怖を思い出させたか、ひっとしゃくりあげて少女は止まる。
 いくら腕が立つと言っても、やはりまだ幼い少女だ。恐怖を捻じ伏せ闘志へと変える事ができない。
 さしたる被害もなく、制圧に成功。結果は上々なのだが、ダース・ベイダーは仮面の下で苦い息を吐く。
 少女が生涯一番の強敵だったという訳ではない。幼い者を斬った事がない訳でもない。
 それでもやはり、再びジェダイとして生きる事を決意した今となっては、子供らより幼い者を斬る事には抵抗があった。
 安堵した一瞬、ダース・ベイダーはふとその場に新たなフォースの流れを感じ取る。
 首を巡らせるより先に、フォースのもたらす直感に従って全力で跳躍した。

 一瞬前まで彼がいた位置を、頭上から落下してきた“何か”が押し潰す。
 砂塵が巻き起こる。ダース・ベイダーは回避の動きを止めぬまま、その着弾点を凝視した。
 何か、ではない。それは人間だった。鎧兜を纏った大柄なシルエットが見える。
 そいつはのそりと立ち上がり、こちらへと向かって――来ず、少女を抱えて飛び退る。

「いいぞ、やっちまえ!」

 鎧武者は大声を張り上げる。当然ダース・ベイダーへ向けた物ではない。事態の推移についてきておらずきょとんとしている少女でもないだろう。
 だとするなら残る可能性は一つ。鎧武者の仲間だ。すなわち、ダース・ベイダーを敵と看做す者。
 今度は直感ではなく予測だった。再度フォースにて身を飛ばしたダース・ベイダーは、すんでのところで地面から突き出た巨大な光刃をかわす。
 実剣ではない――おそらくはフォースで構成された刃。それが証拠に刃は瞬く間に解け消え、何の名残も残さない。
 空中で四肢を振り、姿勢を制御。着地しつつ宝刀を構える。
 鎧武者は詰めて来ない。ほどなくその傍らに、第四の人物、金髪の女騎士が現れた。
 抜き身の刀を構えてこちらを睨む眼光は、当然と言えば当然だが敵意に満ちていた。そうでなければ奇襲など仕掛けては来ないだろう。

「こんなに早くあの女の甘言に乗った愚か者に遭遇するとはな。だが、間に合った……ここからは我らが相手をする!」
「え、我らって。俺も勘定に入ってるの?」
「当たり前だ! さっさと剣を抜け!」
「えー、さっきと話が違う……俺はこの娘を助けるだけでいいって言ったじゃないか」
「あれは首尾よくこいつを仕留められたらの話だ。仕損じた以上戦うしかないだろう」
「そんな事言っても、こいつすげー強そうじゃないか。完璧に不意を突いたのに倒せないって、普通ないだろ。ないって」


708 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:05:35.81 ID:LzafnBZG

 どうやら少女へ刀を突き付けていたところを目撃されていたらしく、完全に“殺す側”の人間だと思われている。
 片方は年端もいかない少女、もう片方は漆黒の仮面と外套に身を包んだ男。どちらが怪しいと言って、間違いなくそれは自分なのだろうとダース・ベイダーは眉を顰めた。
 事実は違うと抗弁するか? だが状況的に見てダース・ベイダーを信じてくれる要素はないように思えた。
 むしろ往生際が悪いとさらに激昂するのではなかろうか。鎧武者を激しく叱咤する女騎士はそういうタイプに思える。
 女騎士とは対照的に鎧武者はあまり好戦的ではないように見える。決してダース・ベイダーから目を離さないでいる様から見て警戒されているのは同じ。
 女騎士が構える刀の切っ先を見やり、どうしたものかと仮面の裏で小さく唸る。
 斬る、のは論外だ。女騎士たちがダース・ベイダーに攻撃してきた理由は、間違いなく少女を助けるためであろう。
 だから善良という訳でもないが、少なくとも悪ではない。ジェダイが斬る対象ではないのだ。今のところ、だが。
 ここは通じないとは分かっていても、言葉を尽くす場面だろう。

「つべこべ言うな! どの道、ここで戦わねば死ぬぞ。あの身のこなしを見ただろう」
「そりゃまあ……でもなぁ……」
『待て、わしは戦う気はない』
「ほら、向こうさんもそう言ってることだし。な? ……ん?」
「何?」
『戦う気はない、と言った。武器を納めろ』

 無理だろう、と思いつつ。

『わしの名はダース・ベイダー。よければ名を聞かせてくれんか』
「あ、俺はギルガメッシュだ。こいつはアグリアス。よろしくな」
「お前は敵に何を言っている!」
「いや、だって自己紹介は人間関係の基本だし。戦う気はないって言ってるんだしさ」
「敵の言う事を簡単に信用するな! この少女が殺されかけていたのを見ただろう!」
「それは、まあ……」

 やはり女騎士――アグリアスは聞く耳を持たない。鎧武者――ギルガメッシュの方はまだ話せそうだが、どうにも押しが弱い。
 この二人組で主導権を握っているのはアグリアスなのだろう。

『それは誤解だ。わしにはその少女を害するつもりはなかった』
「では何故その刀を突き付けていた? 丸腰の少女相手に!」

 言われ、少女を見る。野太刀も短刀も、ダース・ベイダーがすでに取り上げていた。
 無力化させたのが裏目に出た。思わず舌打ちする。
 少女と目が合う。こうなれば少女自身に弁解させるしかないが、


709 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:06:52.67 ID:LzafnBZG

「わ、私。急に、その人に襲われて! 私の時も、最初は戦う気はないって言って、突然……!」
「何だと……!」

 たった今。それも不可能になった。
 いよいよ義憤に燃えたアグリアスの眼を見て、これはもう説得は無理だなと嘆息した。
 少女にしてやられたと言うべきか。気がつけばダース・ベイダーが狩られる側へと追いやられていた。
 もはや戦う以外に道はない。

「これで疑う余地はないな、ギルガメッシュ!」
「お、おう……ああ、くそっ! わかったよ、やってやらあ!」

 ギルガメッシュが抜剣した。ダース・ベイダーの胴回りを軽く上回るほどの大剣だ。
 そんな剣を、あの体格のいい男が扱うのだ。ジェダイはフォースで身体能力を強化できるとは言え、まともに受けては刀が折れる。
 だが、脅威とは言えそれはまだ対処しやすいと言える。斬撃の軌跡を目で追う事は可能なのだから。
 問題はアグリアスの方だ。先程の攻撃――地面から生えてきたフォースの刃。あれがまずい。
 数多くのジェダイと剣を合わせてきたダース・ベイダーですら、あのようなフォースの使い方は目にした事がない。
 そしておそらく、手札があの突き立つ刃だけという事はないだろう。アグリアスに切り札を失った狼狽は見て取れないからだ。
 未知の攻撃をどれだけ凌げるか。一度でも直撃すればそこからギルガメッシュに押し込まれるのは目に見えている。

「私も戦います!」

 少女が弾き飛ばされた短刀を拾う。野太刀は今もダース・ベイダーの後方にあるため、脅威は小さい。
 が、戦闘が再開すれば。少女はおそらくダース・ベイダーの相手をアグリアスとギルガメッシュに押し付け、野太刀を回収する事だろう。
 アグリアスのフォース、ギルガメッシュの大剣、少女の素早い斬撃。どれ一つとっても片手間にあしらえるものではない。
 その上、誰も殺さずこの状況を切り抜けようと言うのだから、己の無茶に呆れ果てもする。

(それでも……わしは退かぬ。この程度の苦境を跳ね除けずして、ジェダイを名乗る事などできん)

 胸中で呟き、宝刀を強く握り直す。少女の視線が吸い寄せられるのを感じる。
 少女もダース・ベイダーからこの刀を奪うまで、どうあっても退く気はないだろう。
 全身を巡るフォースの流れを意識する。不備なし、万全。誰が相手であっても後れを取りはしない――そう信じる。
 アグリアスが刀を振り上げる。その切っ先にフォースが漲るのを感じ、ダース・ベイダーもまた疾走を開始するべく両脚へと力を込めて、


710 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:07:16.91 ID:LzafnBZG

「止めろォォォ――――ッ!」

 横っ面を叩かれたような張りのある強烈な声に押され、行動を中断せざるを得なかった。
 誰もが――ダース・ベイダーやアグリアス、少女でさえもが敵手から視線を外してその声の響いた方向へ眼をやる。
 そこには黒髪を逆立てた青年がいた。全身に朱色の線を引いた傷だらけの姿で、しかし痛みに屈する事なく力強く歩いてくる。
 
「あ……!?」
「追いついた……そして、間に合ったぞ、土宮くん!」

 青年は、ダース・ベイダーでもアグリアスらもでなくただ一人、少女へ向けて言葉を放つ。
 土宮と呼ばれた少女はびくりと身体を震わせるが、構わず大神は進む。
 ダース・ベイダーの前を横切り、何か言わんとしたアグリアスを眼光で怯ませ、土宮の目の前に。
 青年はすう、と大きく息を吸い込み――

「今度こそ、君を止めてみせる!」

 そう、高らかに宣言した。














「いや、誰だよお前。いきなり出てきたのはいいけど、せめて自己紹介くらいしろよな」
「え? あ、これは申し訳ない。俺……いえ、自分は帝国海軍所属、大神一郎少尉です」

 そして即ギルガメッシュに突っ込まれ、慌てて自己紹介をした。
 ダース・ベイダーは嘆息し――だが、これで勝てる“芽”が出たと、一人戦意を新たにするのだった。


711 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:07:47.47 ID:LzafnBZG

【C-6 草原/一日目/黎明】

【ダース・ベイダー@スターウォーズ】
【状態】健康
【装備】宝刀・獅子王@喰霊-零-
【道具】基本支給品一式、ランダムアイテム×1
【思考】
 基本:弱きを守り、暗黒面に堕ちた(殺し合いに乗った)者を倒す。
 1:ジェダイ騎士として戦う。
【備考】
 ※参戦時期は第二デス・スターでルークと戦い人の心を取り戻した後。
 ※宝刀・獅子王で鵺の霊獣「乱紅蓮」が呼び出せるかは不明(後の書き手氏にお任せします)。
 ※夕凪@魔法先生ネギま!が近くに落ちています。


【大神一郎@サクラ大戦】
【状態】疲労(小)、胸に打撲、裂傷多数
【装備】霊剣荒鷹@サクラ大戦
【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、内容ともに不明)
【思考】基本:この戦いを止める。
 1:殺し合いを止めさせるために動く。
 2:神楽を止める。


【土宮神楽@喰霊-零-】
【状態】疲労(中)、腹部打撲
【装備】アサシンダガー@ファイナルファンタジータクティクス
【道具】基本支給品
【思考】基本:黄泉の為に優勝する
 1:誰かを殺して覚悟を決めたい


【アグリアス・オークス@ファイナルファンタジータクティクス】
【状態】健康
【装備】九字兼定@空の境界
【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、詳細不明)
【思考】基本:ロワを打倒して元の世界に帰還する。
 1:シド、クラウドと合流する。
 2:遺跡の剣が気になる。


【ギルガメッシュ@ファイナルファンタジー5】
【状態】健康
【装備】アルテマウェポン@ファイナルファンタジー7
【道具】基本支給品、ランダムアイテム(個数、詳細不明)
【思考】基本:剣はほしいが殺し合いはあまりしたくない。
 1:とりあえずアグリアスに同行する。
 2:バッツに会ったらどうしよう。
 3:遺跡にあった剣がほしい。
【備考】
 ※次元の狭間を彷徨っているときからの参加です。
 ※外見はギルガメッシュチェンジ前のもの。

※C-7の遺跡には12本の剣が封印されており、放送ごとに四本の封印が解かれます。
※一人が持ち出せる剣は一振りのみです。
※剣を抜くには何かしらの条件があるかもしれません。


712 :朝焼けに間に合わない ◆k7QIZZkXNs :2011/10/12(水) 15:08:01.71 ID:LzafnBZG
以上です。

713 :創る名無しに見る名無し:2011/10/13(木) 07:40:19.40 ID:l7zckarr
投下乙です

おぉー、キレイなダースベイダーの漢っぷりが素敵ですな!
乱戦の様相も呈してきたし、展開が面白くなってきたわ

714 :創る名無しに見る名無し:2011/10/13(木) 11:30:05.19 ID:D2SVvcF8
投下乙
やっぱこの書き手さんの話おもしろいなー
ダースベイダーが扱いにくそうだけどかっこいいw


715 :創る名無しに見る名無し:2011/10/13(木) 19:25:46.47 ID:sHcdGgbK
あと70KB埋まったら次スレ立てないでしたらば行こうね

716 :創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 02:32:51.55 ID:CReGwfTd
その心は?

717 :創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 03:15:42.57 ID:e7TKvAyF
 

718 :創る名無しに見る名無し:2011/10/17(月) 22:41:59.86 ID:mmz1HsuK
投下乙
いくら中身がキレイなダースベイダーとはいえ、外見は不審だからな
やっぱり直情的なアグリアスは聞く耳持たんか…
あと、神楽はいい感じに病んでるなw

719 :創る名無しに見る名無し:2011/10/30(日) 17:21:49.94 ID:pgSPkrnA


720 :創る名無しに見る名無し:2011/11/11(金) 01:34:38.71 ID:vBnaihM/
てs

721 :創る名無しに見る名無し:2011/11/26(土) 03:47:28.28 ID:WYwD+JEp


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