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【まどか☆マギカ】佐倉杏子はあんこカワイイ

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/30(日) 21:57:08 ID:MZixH9oX0
剣と楯を投げ捨て、さやかはガッとあんこの首を掴んだ。その体を頭上高く持ち上げていく。
神に生贄を捧げる儀式の始まりのようだった。
さやかはあんこのソウルジェムを抉り出し、粉々に打ち砕いた。
あんこの姿がいつものパーカーに戻っていく。握られている首に激痛が走った。
が、のどが潰れて声が出せない。
――あたしは誰なんだ?――
とあんこは思った。
これはあたしじゃない。こんなあたしが、あたしであるはずがない。
さやかはあんこの右足を引きちぎった。
なんの痛みも感じなかった。
――これはあたしじゃない――
あんこの胸の奥が痙攣を始めた。治ったはずの喘息の発作が再発したのだ。
だが、のどが潰されているせいで、咳をすることもできない。
さやかは、あんこの下顎を引きちぎった。
だらっと、赤いよだれかけのように血が流れる。
あんこは急速に子供時代に戻っていく自分を感じた。
親に虐待されていた頃の自分、ただ一人で泣いてばかりいた自分。
あんこはそんな契約する前の自分に戻っていた。
「杏子ちゃん!」
まどかの声が聞こえてきた。
ほむらとまどか、二台のバイクが到着したのだ。
まどかの肩のキュゥべぇを見て、あんこはほっと胸をなで下した。
もうだいじょうぶだ。きっと、キュゥべぇが助けてくれる。
あのときのように、わたしとけいやくして、たすけてくれる。
あんこはキュゥべぇに向かって手を伸ばした。
さやかは何のためらいもなくその腕を引き抜き、握り潰した。
まどかの悲鳴にギロッとさやかが振り返った。
「あなた……美樹さん!」
ほむらが言う。
ほむらにもまどかにも目の前の光景が信じられない。
さやかは道路の向こうの崖下に、まるで紙屑を投げ捨てるかのようにあんこの
残骸を放り投げた。


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