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【とらドラ!】大河×竜児【フニャフニャ妄想】Vol23

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/16(木) 22:43:49 ID:ZyrikcDV0
ここは とらドラ! の主人公、逢坂大河と高須竜児のカップリングについて様々な妄想をするスレです。
どんなネタでも構いません。大河と竜児の二人のラブラブっぷりを勝手に想像して勝手に語って下さい。
自作のオリジナルストーリーを語るもよし、妄想シチュエーションで悶えるもよし、何でもOKです。
次スレは>>970が立ててください。 もしくは容量が480KBに近づいたら。
    / _         ヽ、
   /二 - ニ=-     ヽ`
  ′           、   ',
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  ∧    〈 ∨ ∨ ヽ冫l∨
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  / ̄\  `ヽ、≧ー                    _  /. : : .`ヽ、
 /__ `ヽ、_  /  、〈 、           /.:冫 ̄`'⌒ヽ `ヽ、 / 〉ヘ
/ ==',∧     ̄ ∧ 、\〉∨|         /.: : :′. : : : : : : : . 「∨ / / ヘ
     ',∧       | >  /│        /: :∧! : : : :∧ : : : : | ヽ ' ∠
      ',∧      |、 \   〉 、_       (: :/ ,ニ、: : :ィ ,ニ=、 : : 〉  ,.イ´
      ',∧      |′   ∨ ///> 、  Y: '仆〉\| '仆リヽ:|\_|: :|
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  ,'            |            /. : : : :|:///∧ : ∨///: : : : : : : : : . \

まとめサイト
ttp://tigerxdragon.web.fc2.com/

前スレ
【とらドラ!】大河×竜児【ウトウト妄想】vol.22
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1283692777/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/16(木) 22:44:48 ID:ZyrikcDV0
過去スレ
【とらドラ!】大河×竜児【ラブラブ妄想】(1スレ目)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1231122796/
【とらドラ!】大河×竜児【ニヤニヤ妄想】(2スレ目)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1234443246/
【とらドラ!】大河×竜児【デレデレ妄想】(3スレ目)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1236695653/
【とらドラ!】大河×竜児【イチャイチャ妄想】Vol4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1237819701/
【とらドラ!】大河×竜児【ベタベタ妄想】Vol5
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1238865504/
【とらドラ!】大河×竜児【スキスキ妄想】Vol6
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1240317270/
【とらドラ!】大河×竜児【ドキドキ妄想】Vol7
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1241386432/
【とらドラ!】大河×竜児【アツアツ妄想】Vol8
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1242374673/
【とらドラ!】大河×竜児【フワフワ妄想】Vol9
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1243354181/
【とらドラ!】大河×竜児【クネクネ妄想】Vol10
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1244280781/
【とらドラ!】大河×竜児【ワクワク妄想】Vol11
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1245146459/
【とらドラ!】大河×竜児【モフモフ妄想】Vol12
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1246704738/
【とらドラ!】大河×竜児【ナツナツ妄想】Vol13
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1248388647/
【とらドラ!】大河×竜児【ユラユラ妄想】Vol14
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1249487623/
【とらドラ!】大河×竜児【モグモグ妄想】Vol15
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1251296860/
【とらドラ!】大河×竜児【ハフハフ妄想】Vol16
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253001418/
【とらドラ!】大河×竜児【アマアマ妄想】Vol17
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255435399/
【とらドラ!】大河×竜児【モジモジ妄想】Vol18
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1258620217/
【とらドラ!】大河×竜児【ニコニコ妄想】Vol19
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1262338222/
【とらドラ!】大河×竜児【ハラハラ妄想】Vol20
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1268576015/
【とらドラ!】大河×竜児【キラキラ妄想】Vol21
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1278256303/
【とらドラ!】大河×竜児【ウトウト妄想】vol.22
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1283692777/

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/16(木) 22:45:29 ID:ZyrikcDV0
【※CAUTION※超重要事項!※CAUTION※】

非エロ(ギシアンレベルまで)はここに投下

ガチエロは新避難所に投稿、ここへは告知誘導のみ

アク禁に巻き込まれたなど直接投下できなかった非エロ作品の代理投稿は作者が望んだ場合に可

大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/anime/7850/

★関連スレ
竹宮ゆゆこ109
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1287872857/
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http://changi.2ch.net/test/read.cgi/comic/1277527895/
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http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1236595750/
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http://atlanta.2ch.net/test/read.cgi/netradio/1229772543/
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http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1273070058/
■とらドラ! 総合スレッド Part.1■
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1215959570/


4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/16(木) 22:46:09 ID:ZyrikcDV0
まとめサイトより

Q、1話の机が吹っ飛ぶシーンどういうこと?超能力?
A、ちがいます。ラブレターを鞄に入れてたら人が来たので、ロッカー隠れようとして凄い勢いで移動したんです。

Q、とらドラ!ってどんな作品なの?
A、とらドラ!は高校生特有の『思春期』という限られたひとときの中、
 友達と過ごしながら楽しいと感じたり、ある時は落ち込んだり、
 またある時は恋に悩んだりしながら、毎日を過ごしていくという作品です。
 (雑誌インタビューより)

Q、何クールですか?
A、2クール25話(DVD8巻構成)です。

Q、会長とあーみんの区別がつきません。
A、川嶋亜美(あーみん・ばかちー):前髪が朝倉風、ややたれ目、胸がおおきい、モデル
  http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/toradora/images/chara/ami.gif
  狩野すみれ(会長・兄貴):前髪ストレート、ややつり目
  http://www1.atwiki.jp/toradora?cmd=upload&act=open&pageid=19&file=up49532.jpg

【一目でわかるとらドラ!一話】
@猛獣が襲い掛かってきた
Aお腹がすいていたのでご飯をあげた
B「気に入った。これからも飯つくってくれ、毛づくろいとかも頼むわ」
C襲われそうだし、ほっといたら死にそうなので、しぶしぶ飼うことに
Dご飯あげたら、ちょっと尻尾ふった
Eいろいろあって付き合うことになっておしまい ←今ここ

実際は竜児を犬扱いしている大河こそが飼われている側っていうのが面白い

とらドラ! まとめwiki
http://www1.atwiki.jp/toradora/
とらドラ! AA保管庫(仮)
http://monabase.net/toradora

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/16(木) 22:46:51 ID:ZyrikcDV0
この板の設定

1レスあたり最大4096バイトで改行は60行まで可能
半角で4096文字・全角で2048文字です

Samba24規制は40秒です
一度書き込んだら40秒は書き込めません

バイバイさるさん規制は40秒以上開けて投稿しても
スレッドに同時に書き込む人数が少ないと発動します
ROMってる人は割り込みを遠慮せずむしろ支援する方向で応援よろしくお願いします

●を持っていると上記の規制は無効化されます
ただし調子に乗ってSamba24規制無視して連投しているとバーボンハウスに飛ばされます
たっぷり二時間は2ちゃんねる自体にアクセス出来なくなるので注意

●売り場
http://2ch.tora3.net/

年間33$(だいたい3500円〜4200円前後 円高だと安く買えます)
登録メルアドはプロバイダのメールアカウントのみ フリーメールや携帯メールは使用不可

携帯もってんならこの方法で簡単なんじゃないか?

1:http://get.ula.cc/pc/ こっから携帯で新規口座作って12000狐PをGET
2:http://bainin.ula.cc/sale/maru/ ここから●二週間お試し券を買う
3:http://maru14.ula.cc/ ここでお試し券を交換
4:完了メールきたら専ブラのログイン設定にIDとパスいれる
5:今までと同じように書き込める

2週間過ぎたらまた同じ手順やればいいだけ。数回分あるし一月半規制続いても安心
iPhoneだったりしたらクレクレするしかないんだろうけどさ

お試し●の交換・利用について
1つの●をPC+携帯で共有可
同じメアドで試用期間内に重複登録はできない。14日経過後、期限切れメールが届いてからであれば、同じメアドで交換可
同一アカウントから期間が重複した交換をするには、メアドを複数用意すれば可能
ちょっと間使えなくてもいいという人は期限切れのメールがきてから再申請してください

栄光のニダーラン @ wiki
http://www36.atwiki.jp/nida-run/pages/1.html


6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 02:09:51 ID:Fmtfb7JMO
>>1
乙です!
では僭越ながら初ギシアンを新スレに捧ぐ


「大河、なあ大河。」
「なによ。」
「なにじゃねえだろ。なんでさっきから俺の腰に抱きついてるんだよ?正直動きにくいんだが……」
「んまあ!ラブラブ絶頂の新婚妻になんてこと言うのかしらこの顔面三枚刃カミソリは。
 生意気に倦怠期でも気取るつもり?この七年目の浮気犬!」
「おうっ、ラブラブと言いつつこの罵倒。俺の心を深剃りだぜ……
 そうじゃなくてだな、お前がそうやって背中にくっついてると料理がしにくいんだよ。」
「…………。」
「聞こえないふりかよ!?」
「──いいじゃない。あんたの前面をエプロンが守ってるんだから、私は後ろを守ることにしたのよ。」
「いや、そのりくつはおかしい。」
「ドラ違いなこと言ってんじゃない!いいから黙って手を動かしなさい!」

「──なあ、大河。」
「やだ。」
「聞けよ。離れなくていいから、手の位置をもう少し下げろ。
 これじゃお前の腕に油がはねたりして危ねえだろう。」
「……。えい」
「おうっ!?」
「これでいい?」
「いや……、エプロンの内側に手を回されると、こそばゆいというか、なんというか、」
「もう少し下げるのよね。」
「ちょ、ま、それ以上は色々マズい──おおう!」
「…………。」
「………………。」
「最初っからこれが狙いだったのね、この変態三分エロクッキング犬。」
「とんだ言いがかりにお鍋も俺もびっくり水だよ……。
 いや普通に触るな、揉むな。」
「うり。うりうりうり。妻をかまえー。」
「やっと本音が出やがった!
 まぁあらかた出来てるし、ここらで一旦火ぃ止めて──」


ギシギシアンアン!ギ(ry



7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 02:11:57 ID:Fmtfb7JMO
正直反省している。深夜のテンションこわい。もうお嫁に行きたい。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 07:54:27 ID:fLPw+Pm60
>>1
こっちでも乙!
30スレまであと7スレか〜
末永く続いてほしい

>>6
初ギシアンGJw
ラブラブ新婚真っ只中なら仕方ないな!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 08:41:39 ID:iwBRyKA40
>>1
スレ立乙、
まずはクリスマスだしこのスレを盛り上げて行きたいですね!

>>6
中々良いギシアンでした。

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/18(土) 02:58:52 ID:I1r8e7860
竜虎AAって>>1のやつしかないんだね

      __        _, -、
     〃.  `ヽ  .〃´ ^⌒ヽ
    イ ィ从ソ从jゝ. i{ /{八人}i +
    "メ(!`゚ ‐゚ノ'"  八ハ"ヮ"ノハ +   >>1乙!
     /i  l:=ト、 ノノ⊂)丞iつ、
.     `ノ=人_,ゞ ( (く/_j」〉ノ )
      |_l,ハ_l|     しU

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/18(土) 21:43:02 ID:5o4XdV9u0
tes

12 : ◆PqrGZqHjR. :2010/12/18(土) 22:16:10 ID:72UtChg90
http://iup.2ch-library.com/i/i0206285-1292678075.jpg

クリスマス絵、そこそこ順調・・・?
当日には多分ちゃんと完成すると思うよ!

13 :kQHO++7b0:2010/12/18(土) 22:31:49 ID:5o4XdV9u0
お、新スレ。1乙です。
ちと気が速い気もするが竜虎の年末を想像してみた。

「はぁ〜、今年も終わりか〜。」
「だな〜。」

と高須家の居間に座っている人影が…。高須竜児と逢坂大河であった。
この2人実は高校時代にそれぞれ違う思い人がいたのだが、半同棲生活を送っている内に互いに惹かれ、
最終的には告白をすっ飛ばし婚約してしまったなんとも奇妙な経緯ながら、息の合ったカップルであった。

そして今日は大晦日。NHK(日本引きこもり協会じゃない方)の紅白歌合戦を見ながらずるずると年越しそばをすすっていた。

「どうでもいいけど、なんで水樹奈々が紅白出場して、fripsideが出ないのよ?」
「いや、俺に聞かれてもだな…。」
「なんか納得いかないのよね。fripsideだって上半期47位でしょ?それに対して水樹奈々の方は31位でそんなに変わらないじゃない。」
「まあ、確かに俺達の電撃文庫から出版されてる『とある魔術の禁書目録』スピンオフ作品『とある科学の超電磁砲』の主題歌を歌って売り上げもあったのに出れないのは悔しいけどな…、身内だけに…。」
「そうよ、あれだけ歌詞がいいのに…。まあ、いいわ。そばが伸びない内に食べよ。」
「おう。」

そんなこんなでズルズル食べる2人であったが…

「そういえば、なんで大晦日にそばを食べるんだろう?」
「おま、それさえ知らなかったのか?『長く細く生きれますように』っていう願掛けで食べるんだよ。」
「へえ〜、そうなんだ。竜児のアレは長くて太いけどね…。」
「おまっ、何をいきなり…。」
「あれ?顔が赤いくなってる。このエロいにゅ。」
「いやいや、普通にそういうことを言われたら恥ずかしいだろうが。」
「その割にはもう股の部分が元気になってるけど…。する?」
「え、いや、でも泰子が…ってあいつは弁財天国で新年会だったから帰ってくるのは遅いし…。いやでも…」
「したい?」
「う…、したいです。」

結局理性が負けたのだった。

「じゃ、今年最後のギシアンするわよ。」
「っても後10分しかないがな。」
「じゃさっそく。」
ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン

10分後
「大河に新年のあいさつでもするか〜。」と言って電話をする少女が…。
「あ、もしもし大河?」
「え、みのりん何?ちょっと竜児、やめ…。ひゃん、ダメェ、そこは。激しくしちゃ嫌だよぅ。」

ブツッ、

「ちくしょう今年こそ『いい人が見つかりますように。』って神様にお願いしよう。」
そう新年早々誓った少女がいたとかいなかったとか。


14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/19(日) 03:54:32 ID:+xqcRn+Q0
>>10
このAAが一瞬、誠と言葉に見えたw

15 : ◆Eby4Hm2ero :2010/12/19(日) 04:21:59 ID:AogI+EFZ0
スレ立て乙です!

16 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2010/12/19(日) 04:22:50 ID:AogI+EFZ0
お題 「弁当」「できあがった」「足」



「……できたー!」
「あ、できあがったのね?どれどれ、見せてみなさい」
「うん……どうかな?」
「ウインナーに卵焼き、唐揚げ、ポテトサラダ、プチトマトね……ベーシックだけど、初めて作ってあげるんだし、いいんじゃない?」
「タコさんウインナの足が不揃いになっちゃったんだけど……」
「そこまで気にする奴はいないわよ。もし文句つけられたなら私に言いなさい、殴ってあげるから」
「おう、大河も竜河もずいぶん早いじゃねえか。どうした?」
「あ、お父さん」
「おはよ竜児。竜河がね、例の黒猫息子にお弁当作ってあげるんだって」
「おう?……おう、そ、そうかそうか」
「ねえお父さん、お父さん達の時は初めてのお弁当ってどうだったの?」
「初めてか?……えーっとだな、炊き込みご飯と……そうそう、里芋の煮っ転がしだったな」
「……それだけ?」
「おう、なんせ卵とかベーコンとかを予定外に使い切っちまっててな……それで寝不足だったこともあって、簡単&手抜きで」
「え?ひょっとしてお父さんが作ったの?」
「おう。大河は何かっていうと肉入れろってうるさくてなあ………」
「え? ええ?」
「竜河、あんた今日日直でしょ!そろそろ用意しないと!」
「やだ、もうそんな時間!?」
 慌ててぱたぱたと自室に戻る竜河の背中を見ながら、
「おい大河」
「なによ」
「おまえ、竜河に何て話したんだ?」
「そ、それはその……」
「自分の娘に見栄を張ってどうする」
「いいじゃない少しぐらい。……ねえ竜児」
「おう?」
「久しぶりに竜児のお弁当食べたくなっちゃったんだけど、いい?」
「おう、何かリクエストはあるか?」
「んーとね……お肉」

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/19(日) 19:13:40 ID:bG6dOcUFO
>>16
乙です!娘に見栄張る大河かわいいよ大河w
もう結構いい歳のはずなのに、なんでこんなにかわいいのか…


以下数レス投下させてもらいます。地の文に挑戦してみました。
ゆゆぽに似せる努力は放棄。リズムが独特すぎて…さすがプロだぜ…

18 :1:2010/12/19(日) 19:21:58 ID:bG6dOcUFO
 『Sweet Child O' Mine』


某月某日、大河家(新)の居間にて。高須竜児は未知との遭遇を果たした。
世間一般に言う嬰児・乳児・赤ん坊。婚約者の少女、逢坂大河の弟である。

「あ、あーあ」
「おう。なんだ?」
「あぶぅ、う」
「うんうん。ん?」
「あうわう」
「おう、そうかそうか。」

「…………キモイ」

「何ッ!?」
振り向いた拍子に、吊り上がった三白眼から凶悪な光がほとばしる。腕の中の赤ん坊をひと息に呑んでやろうというわけではない。単に驚いているのだ。
竜児の肩にぺったりもたれていた美少女は、その恐ろしく整った顔を台無しにして大あくびし、伸びをし、ついでに彼に向かって掌を突き出した。

「そろそろ返して。弟が汚染されちゃう」
「な……、なんてことを言うんだお前は!」
伸ばされた手を避けるように赤ん坊を懐へ抱えこむ。繰り返すが、骨まで砕いて長寿の薬にしようとしているのではない。初対面の義弟が心底愛おしいのだ。
「ちょっと昼寝したいから見ててくれって言ったのは大河、お前だろ!」
「だってあんたってば、横で聞いてりゃ一時間も抱っこしっぱなしでおうおうおうおうって! 弟の最初の言葉が「おう」になったらどう責任取ってくれんのよこのオットセイオウム犬!」
「結局どれなんだよ!?……え、犬?ほっとけ!
 だいたいなぁ、一時間かそこらで口調がうつるわけねえだろっ。」
まあ今後はわからねえけど、と竜児が続ける。もう抱かせないわおぞましい、と大河がやり返す。これを毎回ソファーでぴったり寄り添ってやるので始末に終えない(大河母のちに語る)。

お前はどっちの味方だ?ん?などと赤ん坊のあんよをくすぐれば、彼は年長者の小競り合いにも全く動じていない様子で、きゃらきゃらと愛らしい笑みを振りまいた。
途端にフニャフニャと表情を和らげる二人。
しばし夢中でであやしていると、赤子は不意にそのモミジのような手を伸ばして竜児の前髪(ふんわりバングス仕様)をむんずと掴んだ。
どんなに力任せに引っ張られようと、竜児は笑みを崩さない。
「ほーらみろ、俺のことが好きなんだ。」
ククッと喉を鳴らすさまは、無礼を働いた仔羊を祭壇へ捧げんとする悪魔神官そのもの。しかしてその心はというと、溢れんばかりの父性愛に満ち満ちている。



19 :2:2010/12/19(日) 19:26:00 ID:bG6dOcUFO
竜児は嬉しかったのだ。

母ひとり子ひとりのワケあり家庭で育った竜児には、年下をあやした経験がない。つい最近まで帰省先も無かったため、親戚の子供の存在すら知らない。彼の面倒見の良さはひとえに、母・泰子との共依存すれすれの関係から作り上げられたものだ。

そういうわけで竜児が今まで出会ったのは、彼の穏やかな性格を知らず、その強烈な御面相の前に寄ると触ると泣き出す子供ばかり。不器用なりに優しさをアピールしても、身体から滲み出る善人オーラも、父親譲りのキング・オブ・チンピラEYEの前では全てが無力だった。
忘れもしない、あれは中学の職業体験だ。教師のミスで一日だけ幼稚園へ行かされた時のトラウマを、竜児は今でも夢に見る。
自分が鬼役の地獄絵図。ついたあだ名はフロム・ヘル。

だから竜児は知らなかったのだ。物心つく前の赤ん坊なら、彼の顔を怖がらないということを。むしろ好意を敏感に感じ取って、それを素直に返してくれることもあることを。指でつつくと握り返してくる小さな手の温もりを。

竜児はとてもとても嬉しかったのだ。
大河の仮眠中に、こっそり涙ぐんでしまうくらいには。

「──欲しいよなあ。子供。」
思わずポロッと零れた言葉に、大河がぴくりと肩を震わせる。
「……弟はあげないわよ。このロリペド誘拐犯。」
わかっていて敢えての暴言だろう。俯いた頬が赤い。
「馬鹿、この子のことじゃねえよ。」
──俺たちの、だよ。
囁き声は彼女の耳にだけ静かに届く。
思いがけず大胆な発言に、ぱっと顔を上げる大河。その顎を竜児の家事で荒れた掌が優しく包み、
「なあ、たいフガッ。」

一瞬の沈黙ののち。

「きゃーっはっはっはっ!」
ずっぽりと。
赤ん坊の指は見事に二本ずつ、竜児の鼻の穴に突き刺さっていた。
大河はソファーからずり落ちそうな角度で、そっくり返って爆笑。「にゃはははっあ痛!」ずり落ちた。
「……………………。」
竜児は顎を引いてすぽん、と指を外すと、ウェットティッシュを取り出して、自分の鼻の分泌物がべっとりついたおててを丁寧に拭ってやる。
「……“まだ姉ちゃんはわたせない”ってか。」
瞳孔の開いた瞳がギラギラゆらめき、立ちふさがる者すべてを引き裂く覚悟を思わせる。というわけではなく、ちょっぴり傷ついているのだ。


20 :3:2010/12/19(日) 19:30:42 ID:bG6dOcUFO
──上等だぜ。必ずしっかりした食い扶持を見つけて、お前まで養えるくらい稼いでやるからな。
進学、就職、ひいては勤労意欲をも静かに燃やす竜児をよそに、ようやく笑いやんだ大河はその手から弟を抱き上げた。
「はーいヨチヨチ、きちゃなかったねー。おててのバイキンはとれたかな?
 ほんとにこの凶眼マヌケ犬お兄ちゃんはしょうもないわねー。」
「おう……」
竜児に5の追加ダメージ。
「でもね、こんな間が抜けたとこがあるから、お姉ちゃんの所に来てくれたのよ。」
「大河?」
「……竜児が今よりもっと完璧な人間だったら、きっと、私の手なんて握ってないかもね。」
あの大胆発言に何か思うところがあったのだろうか。きゅっと弟を抱きしめる横顔には、さっきまで爆笑していた面影もなく、流れ落ちる髪に隠されて。
──そういやこいつも、いろんな傷を乗り越え、ねじ伏せ、無理やり飲み込んで、ここまで来たんだよなぁ。
こみ上げる切なさに、竜児はそっと横髪を掬って耳にかけてやった。
「……つまらねえ仮定の話なんかするなよ。俺はこの通り完璧とは程遠い人間だし、ドジじゃないお前だって想像がつかねえや。」
それに、どんな容姿で、どんな世界で出会おうと、きっと俺たちは恋に落ちる──そう続けようとして口をつぐむ。
今口にするには、自分たちはあまりに幼いような気がしたのだ。

「──ただいま。二人ともいい子にしてた?
 あら、高須くんが来てるのね。」
玄関から開錠の音と女性の声がして、大河がさっと立ち上がって迎えにいく。
「お帰りなさいママ。うん、竜児が面倒見てくれたから……」
それは「二人とも」にかかってるのか大河よ。内心突っ込みながら、恋人の後を追って玄関へ向かう。
まだ少しぎこちない挨拶を交わし、夕飯の誘いを固辞。暇を告げると、大河は一瞬だけ寂しげに目を伏せたが、笑顔で竜児の手を握ってすぐに離した。



21 :4:2010/12/19(日) 19:36:07 ID:bG6dOcUFO
夕暮れの大橋をのんびりと歩く。
信号待ちの間にどこからか夕餉の匂いがして、竜児はふと“家庭”というものに思いを馳せた。
実家を飛び出し、独りで自分を産み育てた泰子のこと。両親の不仲のとばっちりで、堅くて脆い鎧を何重にも纏った大河のこと。
さっきまで抱いていた、赤ん坊のずっしりとした重み。
その先にぼんやり浮かぶのは、いつか会えるであろう小さな命と、それを囲む人々みんなの幸せそうな笑顔。

──大丈夫、その日はきっと来る。俺と大河で叶えてみせる。

信号が青に変わる。
ぶるっとひとつ武者震いして、竜児はそう遠くない未来へ向かってゆっくりと足を踏み出した。



 (おわり)

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/19(日) 19:40:01 ID:bG6dOcUFO
せっかくのクリスマスシーズンに、ちょっと重たい話になってしまってすんません。スレタイの「フニャフニャ」を混ぜておいたので良かったら探してみてください。
正直、竜児の鼻に何かつっこみたかっただけなんだ。
では乱文失礼しました。

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/19(日) 22:43:39 ID:SrB68l2P0
ゆゆぽ本人かと思うくらいの神SS、ごちそうさまでした

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/20(月) 00:24:02 ID:30VzABiE0
>>12
Not Found

orz

25 : ◆PqrGZqHjR. :2010/12/20(月) 01:16:25 ID:dOUPWpLd0
>>24
クリスマスにあわせてちゃんと完成したのを再度うpするのでご勘弁を><;
いやほんとろだどこ使えば良いのか全く分かってなくて申し訳ない。

>>16
大河は本当にしょうもなくてかわいい。

>>22
とってもらしい竜虎SSでふにゃふにゃしたよ><!

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/20(月) 20:44:20 ID:Gfzc4RFq0
>>22
乙です!鼻つっこみから何故こんなGJなSSが思いつくんだー
いえ、鼻部分も大河と一緒に吹き出したけどもw弟君はシスコンに育つ予感
フニャフニャキュンキュンさせてもらったよ!

>>25
同じく見れなかった…クリスマス期待!

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/20(月) 23:46:49 ID:+mad4oGA0
遅くなったが>>1
書き手さん達にはGJ

今年もスレ住民の皆様に萌え転がして頂きました、有難うございます

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/21(火) 02:54:56 ID:V7LCm6SwO
うおお、レスくれたみなさんありがとうございます!めちゃくちゃ励みになります。
原作6巻のリップずっぽり事件が大好きでリスペクトしてみました。

さて、新婚→高三と続いて次は大学生に挑戦です。続きもので、思いつくままに書いてるせいで完成の目処が立ちませんすみません。>>25さんの素敵クリスマス画を待つ暇つぶしにしてください。

29 :1:2010/12/21(火) 02:57:27 ID:V7LCm6SwO
 『宇宙スペースナンバーワン!』


とある大学のとある構内で。
泣く子も黙る強面堅物理系大学生、高須竜児は、いそいそと帰り支度をしていた。
刃物のように研ぎ澄まされた両眼が宙を睨み、分子構造を破壊して空間ごと転移しようとしている。というわけではなく、今帰れば駅前スーパーのタイムセールに間に合うな、と考えているのだ。
鼻歌混じりに講義室を出ようとした時、不意に横から声がかかった。振り返ると、見覚えのある学生数人が集まって何やら盛り上がっている。

「なあ高須、今度のクラス合コンの場所、どこがいいと思う?」
“のみほーたべほー3000円!!”なるチラシをひらひらさせて、茶髪にピアスの青年が改めて竜児を手招きする──それでわかった、同じクラスの奴らだ。
そもそも大学ではクラス分けにあまり意味はなく、専攻分野が被らない限り話す機会もそうそうない。とはいえ、こちらが一方的に名前を思い出せないのはどうも気まずい。
竜児が手刀を切って不参加を伝えると、人の輪の中から茶髪ピアスと顎髭メガネの二人がずかずかやってきた。

「なに、高須またパスなの?前回も前々回も来なかったじゃん。」
「そういや初回に自己紹介を兼ねたやつだけだよな、高須が来たのって」
ステレオで責められ、竜児は苦笑いして首を振った。
「いや、まあ……正直アルコールは得意じゃねえんだ。」
実を言えばそう弱くもないのだが、母・泰子のかつての仕事(スナックのママ)を見て育ったせいで、あまり頻繁に飲む気にはなれないでいる。
「んなこと言って、ゼミの飲み会じゃ環境学の教授とずいぶん盛り上がってたって話じゃん。」
鋭く突っ込まれて、竜児の両目が危険な角度につり上がる。
この口達者な糞餓鬼どものはらわたをどこから食い破ろうか、と思っているわけではない。言い訳を考えているのだ。
あの時は、昨今の誤用されがちな“エコ”の定義について大いに議論する所があったわけで──そもそも偉い教授と腹を割って話すために参加したのであり、飲酒目当てではない。



30 :2:2010/12/21(火) 03:04:01 ID:V7LCm6SwO
「高須って真面目だし、頭良いしさ、一度話してみたいって女の子も何人かいるんだぜ。
オレ、今回必ず誘うって約束しちゃってさあ」
「人生最大のモテ期かもしんないぞ?来いよ。
うまくいけばお持ち帰りー、なんてこともあったりなかったり!?」
「いや、そういうのは……。俺、彼女いるし」
今日もこの後部屋でイチャつく予定なのだ。大河が喜ぶお肉をドーン!とゲットして一刻も早く帰りたい。
そわそわしはじめた竜児に身を寄せ、顎髭メガネが囁く。
「高校から付き合ってんだっけ?
まあそう堅いこと言わず、時には視野を広げるのも必要よん。」
「そうそう!運命はどこに転がってるかわかんないぜ?」と、これは茶髪。

きっと悪気は無かったのだろう、なにせ竜児のこの凶眼だ。怯えず普通に接してくれること自体ありがたい。
だがしかし、何も知らないとはいえ、あの大恋愛の顛末を、ひいては自分を求めてくれた大切な少女のことを軽ーく扱われ。
竜児のささやかな──しかし確固として存在するプライドに、火がついてしまった。
それでつい口が滑ってしまったのだ。

俺の嫁は宇宙一、と。


          ...To be continued.

31 :3:2010/12/21(火) 22:04:06 ID:V7LCm6SwO

          ♯ ♯ ♯

うちの大学の飲み会に来てくれ、という竜児の頼みを、(宇宙一の嫁であるところの)大河は最初、鼻息で吹き飛ばした。

いわく、ダルい。ウザい。めんどくさい。
高校〜大学でずいぶん改善したものの、彼女は元々孤高の虎。人見知りするタチなのだ。
そりゃそうだよなあ、と竜児はため息をつく。よく考えたら俺でも嫌だ。
大河の大学の知人に囲まれた自分を想像して、想像だけでウンザリする。質問責め間違いなしだ。
容姿がまったく釣り合ってないことを脇に置いても、どうやって知り合ったのか、いつ好きになったのか、付き合うきっかけは何だったのか。どれひとつまともな答えを返せそうにない。
彼女が深夜に木刀持って殴り込んできたのが恋の始まりでした?酒の席の冗談だと思われて終わりだろう。
それでも──たとえどんなに滑稽に見えようと、竜児たちにとってあの一年間は決して冗談などではなかった。みんなで真剣に泣いて笑って、傷つき傷つけて、ようやく手にした恋なのだ。

「──悪ぃ、無茶言った。今からでも断っておく。」
そう言って携帯に伸ばした手を、大河の華奢な指が捕まえる。
「……あんたはどうするの?」
「俺か?俺は行かなきゃマズいだろうなぁ。」
嫁と行く、と大見得を切った手前、あの二人には揶揄されるかもしれないが、下手に大河の機嫌を損ねるくらいなら安いものだ。顔を出すだけ出してとっとと帰るが吉である。
「元々クラスの催し物だし、二人も減ったら幹事が困るだろ。」
ふぅん、と相槌を打ったあと、大河は眉根を寄せて思案顔。

「ねえ竜児、それっていつ?」
「来週の土曜日だったかな。」
「……女の子も来るのよね。」
「理系だから数は少ないが、まあ来るには来るな。」
「ふぅん……。」
この意味深な沈黙。経験上、そのあとロクなことが起こらない。
「……た、大河?無理しなくていいんだぞ?」
「ちょっと黙って。」
ぴしゃりとそう言いおくと、大河はすっぽり収まっていた竜児の胡座の上から這い出し、鞄に手を突っ込んだ。自分の携帯を取り出して、猛烈な勢いでどこかへ電話をかけ始める。


32 :4:2010/12/21(火) 22:05:40 ID:V7LCm6SwO
「──あ、もしもしばかちー?今週末なんだけどさあ、土日、どっちか空いてる?
 ……ええ?……1ヶ月ぶりのオフ?
 あらやだ奇遇ね、私今とってもあんたに会いたい気分なの。」
なんで川嶋?と目を点にする竜児をよそに、大河はなかば無理やり、強引かつ一方的に(亜美がそう怒鳴るのが聞こえた)会う約束を取り付けると、ぽいっと携帯を放り出した。
竜児の顔を振り仰いで、一言。

「──いいわよ。その飲み会とやら、行ってやろうじゃない。」

その口元に浮かぶのは例の、獲物を狙う雌虎の微笑。




33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/21(火) 22:08:02 ID:V7LCm6SwO
今夜はここまでです、すんませんー

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/21(火) 22:52:20 ID:Yd/2Z95A0
これは契丹

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 02:30:53 ID:IcZsS8El0
久しぶりに来たけど、まだあってんだね。
うれしくなって、勢いで描いてしまった。

http://uproda.2ch-library.com/325037c7S/lib325037.jpg
「大河〜ちょっと待ってくれよ。」
「竜児!何へばってるの!今日はクリスマスなのよ!
 まだまだ配るわよー!!」

てな感じです。
反省はしません。

とらドラは永久に不滅ということで。
後少しで、メリークリスマス!

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 07:06:19 ID:uZ4NUw1z0
>>32
GJ!
宇宙一って言ったのかw竜児すげえええ
続きwktk待ってます!

>>35
まだまだあるよ!永遠に不滅だよ!
てか可愛いなGJ!!元気にはりきってる大河がいいなー
まったく素晴らしい季節だなクリスマス…

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/22(水) 23:54:05 ID:jrD13kxA0
>>33GJ
亜美ちゃんがからんでどうなるのか楽しみだ
続き待ってます!

>>35GJ
大河が可愛くてお色気たっぷりのプリティサンタに!
そして竜児はやはり着ぐるみw

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/23(木) 01:12:20 ID:uOHD9EtZO
>>35
サンタコス大河かわええ!トナカイ竜児似合いすぎるw
ぜひまた来て下さい!

以下>>29-32『宇宙スペースナンバーワン!』の続きです。そろそろトリップつけたほうがいいかもですね。
レス本当にありがとうごさいます、何度も見てニヤニヤしてます。大河は宇宙一の嫁!あと今回亜美大活躍です。亜美たん書きやすいかもしれない。

39 :5:2010/12/23(木) 01:14:06 ID:uOHD9EtZO

          ♯ ♯ ♯

久々に大河と別行動になった週末を、竜児は心ゆくまま掃除をして過ごした。
雑巾3枚と高須棒2本を使い潰し、日々の怠慢に戦慄する。
ちまちまと家計簿をつけながら、やはり人は愛を知ると弱くなるのだろうか(おもにカビに対して)、とか、水道代の釣りはどこに置いたったっけ、などと益体もないことを考えているうち、しだいに瞼が重くなり。

 ピンポーン

「おう……?」
物音に気づいて目を覚ますと、辺りはすっかり暗くなっていた。

──高須さあーん♪お届けものでえーす♪

妙に聞き覚えのある甘ったるい声に呼ばれ、強張った体を解しながら玄関に急ぐ。
「今出ますう!……っと、やべっ」
慌てて口元のヨダレをハンカチで(KITANAI! けどティッシュ使うのMOTTAINAI!)拭っていると、

──まだですかあー♪……つーかさみーんだよダボハゼとっとと開けろや。

「おうっ!この手の平返し……川嶋か?」
「はぁい高須くん、久しぶり♪」
果たして、扉の向こうには川嶋亜美が立っていた。
学業の傍らタレント活動にも乗り出した彼女は、今や親の威光を借りずともカリスマになりつつある。近年ますます磨きのかかる美貌はしかし、今日はちょっぴりお疲れムード。
「ひっさしぶりだなあ!見たぞ、新しいCM!」
「マジで!?いやぁ〜ん嬉しい♪高須くんも相変わらず顔面放送事故だネ♪
 それよりさあ、お願いがあるんだけど──」
「いやいや待て、今さらっと酷いこと言ったよな!?それに大河はどうしたんだ?一緒のはずだろ?」
竜児の問いを華麗に無視し、亜美はそのモテカワスマイルにまったくそぐわないセリフを吐いた。

「いいから有り金全部よこせ♪」

「──ああ?」
さすがに何かの空耳かと思い、竜児が聞き返す。同じ言葉が返ってくる。
「有り金全部、よ・こ・せ♪」
……少し考えてから、竜児は尻ポケットにあった三千百七十円(ビニール袋入り)をそっくりそのまま差し出した。
「なにこれ。なんでケツから出てくんの」
「汚ねえこというなよ!?今朝コンビニで水道代払った釣りを、突っ込んでそのまま忘れてたんだよ。
 つーかいきなりどうした、財布でも落としたのか?」


40 :6:2010/12/23(木) 01:17:19 ID:uOHD9EtZO
亜美はさも嫌っそおおお〜に竜児の尻と紙幣inビニール袋を見比べていたが、やがて汚物でも触るようにつまむと、空いた手に何かの包みを押し付けてきた。
「それ、タイガーの服との相性完璧だから。」
「なんだって?」
「スタジオ衣装の払い下げだから、お代は今くれた分でいい。
 どっきり地雷原フェイスがこれで少しはマシになるといいんだけど──」
──つーかマジ信じらんない、普通ここまでする?亜美ちゃんホント天使じゃね?むしろ女神じゃね?世間に崇め奉られて当然じゃね!?
例の調子で一方的にまくし立てると、くるりと踵を返す。
「じゃ、あたし帰るわ。またね高須くん♪」
「はあ?おい待てよ川嶋、さっぱり訳がわかんねえよ!
 大丈夫か、マジで財布落としたのか?そもそも大河はどうしたんだよ?ええい、とにかく上がってお茶でも……」
「あんたとタイガーの愛の巣でお茶とかまっぴらだし。すでにちょっとイカ臭せえし。財布はこの通り契約料でパンパンですうー」
今夜はめちゃくちゃ美味しいもの食べて、ちび虎の子守り疲れを癒すんだから。
とどめのようにそんな台詞を投げると、亜美はあっという間に足音高く去っていってしまった。

「……きちんと掃除してるし、そんなエロいことばっかしてるわけじゃねえよ……。」

残されたのは、傷心の竜児と謎の包みがひとつ。


          ♯ ♯ ♯


「──もしもし実乃梨ちゃん?ちび虎の足止めはもういいよ。放り出しちゃって。
 ……うん、……うんうんそう。なんか寝てたみたいでさー、ヨダレの跡とかついてんの。最悪じゃね?あれ、幸せ呆けっていうの?
 ……でしょー!あはは、ホント亜美ちゃんキューピッド、ううん、ヴィーナスだよね!
 それよりさ、食通のプロデューサーから美味しいモツ鍋屋さん教えて貰ったんだ!行こうよー!そうだ、麻耶と奈々子も呼んでさ、2-B女子会やろ!女子会!
 ……あ?タイガー?ダメダメ、今日だけはあいつ抜き!爆発すりゃいいのよ、あんなバカップル!
 でさあ、集合場所は、……」




41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/23(木) 01:22:33 ID:uOHD9EtZO
今夜はここまでっす。あみのり電話のオマケつき。
竜虎が同棲してるのかは軽くぼかしてあるので、別居派は単に竜児の部屋に入り浸ってるんだと解釈してくださいませ。

そろそろ仕事の合間に妄想するのが厳しくなってきた/(^o^)\ので、間があくかもしれませんwではまたー

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/23(木) 03:02:20 ID:RoqkOsTy0
>>35
サンタ大河!これはGJと言わざるを得ないw
竜虎のコンビは本当何やっても2828シチュになるなぁw

>>41
いつの間にか超力作が投下されている!
応援してますよーw自分のペースで続けてくださいw

さて、最近のクリスマスムードに乗るべく、俺も小ネタを一つ。
『赤鼻のトナカイ』の替え歌をあーみんと竜児が歌ってくれるようです。

小っちゃなおムネの〜♪ 逢坂さ〜ん〜は〜 いつ〜も亜美〜ちゃんの〜 笑い〜者〜♪
でも〜その年の〜 クリスマスの日〜♪ ダンナの竜児さんは〜 言いました〜♪

なあ大河、たかが替え歌だろ?川嶋の言ったことを、お前が気にする必要はこれっぽっちもないんだぞ。
お前の胸は柔らかすぎるから下着や水着の締め付けに負けてるってだけで、ちゃんと膨らみもあるし、まな板なんてことは絶対にありえない。
何事にも分相応ってもんがあるだろう?お前の小柄な体で胸だけ川嶋なみに大きかったりしたら、それはそれで不自然だ…待て待て最後まで聞け。
なに?『竜児だって大きな胸の方がいいでしょ?』だと?…はぁ。いいか、俺はお前がどんな体つきだろうとお前を一番愛してるし、
胸の大きさだけで女を評価するような外道じゃねぇ。大河のいいところはたくさん知ってるつもりだ。
例えば…そうだな、お前、俺の料理をいつも美味そうに食ってくれるよな?あれ、作ってる側からすれば本当に嬉しいんだぜ。
飯を全部平らげたお前が嬉しそうに『美味しかったよ、ありがとう竜児』って言ってくれるのが凄く励みになってな、作り甲斐があるってもんだ。
それでな、次はもっと美味いものを作ってやろうって気持ちになるんだよ。
他には…俺に容赦なく浴びせてくれるわがままや罵声だな…って、俺は決して相手に罵られて悦に浸るような変態的趣向の持ち主ではないからその微妙な顔はやめろ。
お前はいつも俺に言いたいことを言いまくって、わがままが聞き入れられないと『駄犬』だの『グズ』だの言ってくるが、裏を返せば俺に対してまったく遠慮せずに本音で接してくれてるってわけだ。まさしく『対等な関係』って奴だな。
まだまだ他にもお前の魅力を語れと言われれば朝まで語れる自信はあるが、いい加減歌の続きが歌えなくて川嶋が退屈そうにしてるからな。ひとまず俺の担当部分はこの辺で切り上げさせてもらうか。
…え?『ぎゅってしてくれる?』だと?そんなの当たり前だろ、お前は俺の嫁なんだからな。今夜も抱きしめながら寝てやる。頭も撫でてやるし背中も擦ってやるぞ。
ああ、約束だ。これからもずっと一緒にいる。俺は竜、お前は虎。虎と竜はいつでも並び立つものだって相場は決まってるからな。
愛してるぜ、大河。

いつ〜も泣いてた〜♪ 逢坂さ〜ん〜は〜 この人こそは〜と〜 喜びました〜♪

「いやーすまん川嶋。予定よりちょっと俺の語り部分が長くなっちまったが、こんなもんでよかったか?」
「…ねぇ、亜美ちゃん帰っていい?つーか帰る。んでさぁ、帰る前に一発殴っていい?」


43 : ◆Eby4Hm2ero :2010/12/23(木) 06:48:05 ID:+JOD6CIv0
>>41
GJ!
足止めってことはあーみんは大河の思惑も超えているようで……?

>>42
こちらもGJ!
竜児の語りすげえw


そしてどちらでもあーみんお疲れさまw
竜児が(色)ボケに回るとツッコミ入れられるの亜美だけになっちゃうからなあ……ww

44 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2010/12/23(木) 06:49:06 ID:+JOD6CIv0
お題 「驚かせたくて」「準備」「続ける」



「ただいまー」
「おかえりなさーい!」
 返事と共に漂ってくる美味しそうな匂い。
 覗けば、並べられた料理の数々とキッチンに向かうエプロン姿の大河。
「何か手伝うか?」
「んー、大丈夫。もうすぐ出来上がるから、先に着替えてきて」
「おう。しかし、こりゃすげえな」
「そりゃもう、初めての結婚記念日なんだし、今日は思いっきり贅沢しないと」
「しかし、そうするとこいつが入るかな……?」
「え?」
 振り返った大河は、竜児の手元を見たとたんに驚愕に目を見開いて。
「竜児……その箱、何?」
「おう、見ての通りのケーキだ」
「でも、そんなの用意してるなんて一言も言ってなかったじゃない」
「大河を驚かせたくてな、こっそり注文しておいたんだ。……大河?」
 その時竜児はやっと気づいた。
 ケーキの箱を見つめ続ける大河の表情が、喜びではなく呆然としたものであることに。


「ごちそうさま。美味かったぜ、大河」
「ん、ありがと竜児。さーて、問題はコレよね……」
「おう……」
 テーブルの上には丸いケーキが二つ。その大きな方には『1st Anniversary』と書かれたチョコレートの板と新郎新婦を模した小さな人形が。
「すまねえ……まさか大河も準備してるとは思わなくて」
「謝ることじゃないわよ。だけど、もっと小さいのにできなかったの?」
「おう、メッセージ入れられる最小サイズがこいつでな」
「さすがにこれ両方全部は無理よね」
「おう……仕方ねえ、片方は明日食べるか」
「そうね……ってちょっと竜児!」
「おう?」
「なんで竜児の方をしまおうとしてるのよ?」
「いやだって、あれだけ食べた後なんだから今日は小さ目の方がいいじゃねえか」
「そのぐらいは入るわよ。それより私のやつの方が冷蔵庫の場所とらないし」
「別にスペースに余裕無いわけじゃねえだろ」
「でも……せっかく入れてもらったメッセージが意味無くなっちゃうじゃない」
「そんなこと気にするなって」
「……あーもう!竜児が買ってきてくれたのを明日に回したくなんて無いの!それぐらい気づきなさいよこの鈍犬!」
「何だと?大河がせっかく作ったケーキを残す方がよっぽどありえねえだろうが!」
「その作った本人が明日でいいって言ってるのよ!」
「いーや、よくねえ!俺は大河のやつが食べたいんだ!」
「この……頑固者!!」
「どっちがだよ!!」
「うー…………わかったわよ、とりあえず食べるの私のからでいいわ。結婚記念日にこんなことでケンカしたくないし」
「……おう」
「ただし!腹ごなしとカロリー消費に運動して、朝までには竜児のもちゃんと食べるからね!」
「……おう?運動って、今からか?」
「そうよ、本当はもうちょっとのんびりしてからのつもりだったんだけど……覚悟しなさい竜児、一晩での回数の新記録目指すからね」

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/23(木) 15:29:36 ID:V2VDEQgM0
「さ、じゃあさっそくお風呂に、疲れたでしょ?」
「ちょっとまて、何でお前も脱ぐんだ?」
「そりゃもちろんお風呂でソーププレイするに決まってるでしょ、一晩での新記録目指すんだから…」
「さっさと脱ぎなさい、このエロいにゅ。」
「おい、ちょっとまて…」

省略

「じゃあ身体も洗ったことだし…。」
「おい、大河…、やめr」
ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン

30分後

「大河…、2ラウンド目はパスだ…」
「そ、そうね…、のぼせるとは遺憾だわ…。」

結局着替えて寝ることになった2人、結局運動はお預けになったけど2人の寝顔は幸せそのもので…

「ムニャムニゃ…、竜児ぃ……」
「ムニャ…、俺達は虎と竜。だからずっと、ずっと一緒に…zzz」



勝手に付け加えてしまい申し訳ない。しかしギシアンとなると書かずには居られなかった…orz



46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/23(木) 22:28:06 ID:/HC9y2BR0
書き手さんたちGJです!癒されるぜー

>>41
これは展開が気になる
仕事の疲れが吹っ飛ぶよー連日おつです!

>>42
竜児の語りぱねぇwwホント大河愛に溢れてるな!
もっと続けても大歓迎と思ってしまう竜虎病でごめんあーみんw

>>44
はー…もーなにこの恥ずかしい痴話喧嘩w
結婚一年経ってもいつまでもラブラブでいてほしいね

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/23(木) 22:49:49 ID:vGGm913AO
書き手さんも絵師さんも乙!
読むものがいっぱいあって嬉しいぜ!
さすがクリスマスだなー

48 : ◆Eby4Hm2ero :2010/12/24(金) 03:30:15 ID:8yS0Fjq10
>>45
ナイスギシアンw
そしてその後の竜虎に2828が止まらないww

49 : ◆PqrGZqHjR. :2010/12/24(金) 19:19:51 ID:gofZmw9A0
http://uproda.2ch-library.com/3258625sg/lib325862.jpg

さんたくろーすがやってくるぞー!

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/24(金) 19:46:48 ID:ElfkMnpF0
GJ!
メリークリスマース!!

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/24(金) 19:51:43 ID:oQe4cr5I0
うおおお!なにこれかっこいい&なにこれかわいい

あ、サンタの絵を見て思い出したくない奴が脳裏に浮かんでしまった…orz

コンコン、コンコン

主   「おや誰か来たようだ?」
サンタ 「エロ可愛いか〜?」

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/24(金) 23:18:24 ID:JXQATwjA0
>>49
うわあGJ!
みんなハッピーなクリスマスを!な感じがとらドラらしくて心温まるよー 笑顔がいいないいなー
幸せ分け与えた後は二人で存分にイチャイチャしてくださいw

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 01:02:57 ID:T50bYsgt0
りゅうううううううううじいいいいいいいぃぃぃぃぃ!

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 01:21:41 ID:RNWpUwOzO
>>44-45
両者とも乙!
ワロタwww
そして微笑ましい二人にニヤニヤw

>>49
乙!
100万回保存した!
このふたりを見たら毒気も抜けちゃうぜw


以下2レス程駄文に使います。
メリークリスマス!

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 01:24:31 ID:BCU8fs5A0
>>41
大河とあみのりコンビの企みが気になる。
クリスマス過ぎても構わないし、続き期待してます!

>>42
ノ ロ ケ や が っ て ! ! !
亜美ちゃんは一発殴っていいwww

>>44-45
風呂場でケーキプレイをした、と脳内変換した。
最後に大河の体を洗ってやってるときが一番楽しそうな竜児とか想像出来すぎるw

>>49
クリスマスに大河の満面の笑顔を見られて少し泣きそう。
この後はクマ竜児じゃなくナマ竜児に抱っこされていると予想w

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 01:26:39 ID:RNWpUwOzO
大河はただでさえコンパクトなその身体を丸くして床に転がっていた。
時おり掛け時計を見遣り、
「あと3分……」
呟いては表情を緩ませる。
もうすぐ帰ってくるのだ。
大河が最も愛するヤツが。
宣言どおりの時間にキッチリ帰ってくるあたりはさすがの几帳面超人である。

今日も今日とて地獄から送り込まれた使者の様な眼光をばらまきつつ、きっとその手には最近縫い終えた新作の手製エコバッグをぶら下げて。
その中身は今夜の食材で。
何が入っているかはお楽しみだけど、今日は確か卵と豚肉が安かったはずで。
そこから導き出される今夜の献立を何通りか思い浮かべては再び表情が緩む。

ふと息を殺して耳を澄ますと、自転車のタイヤが転がる音に紛れて耳慣れた靴音が聞こえる。
いつも通りの規則正しいリズム。
人間離れした大河の聴覚は確かにそれを聞き分けた。
「竜児だ」
首跳ね起きでスパッと立ち上がると、電源の入っていない液晶テレビに写りこむ己の姿を確認する大河。
少し髪が乱れている事に気づき、急いで指で梳く。
そうしてもう一度液晶画面で確認する。
「よし」
一つ頷いてから板張りの台所を抜けて玄関へ。
カンカンカン、と階段をあがる音がする。
外から聞こえる足音が止まる。
ドアノブが回る。
そしてドアが開かれる。
「ただいま」
予想通りにエコバッグ片手に帰ってきた竜児。
「おかえり、竜児」
そして出迎える大河は愛する人の帰宅に自然と笑顔に。

また今日も、楽しい夕暮れ時が過ぎていく。
おいしいご飯が他愛もない談笑に彩られていっそう美味しくなる。
そして優しい夜がやってくる。
それはとっても甘くて刺激的。


おわり

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 01:28:45 ID:RNWpUwOzO
「メリークリスマス竜児!」
「おう、メリークリスマス」
「ちょっと竜児!気合いが足りないわよ!」
「いつからクリスマスは根性論が必要なイベントになったんだよ!?」
「わかってないわね。今夜はホーリーナイトなわけ」
「それはわかってるつもりだ」
「英語が苦手なあんたの為に一応訳すと【聖なる夜】ってことね」
「それも大丈夫だ」
「詰まるとこ性夜ってことよ!言わせるなバカ!」
「おう、勝手に説明しといてこれかよ!?」
「だから今夜はいつも以上にがんばってね、竜児」

「ちょ、大河?」
ギシギシアンアン


……なんかゴメン

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 01:41:45 ID:5NwbwpQc0
総統閣下も聖夜が性夜になったとか言ってたなww

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 02:21:16 ID:BCU8fs5A0
>>57
割り込んでたすまん。
性夜にうきうき思い人を待つ乙女大河に2525。

>>49
今気付いたけど、竜児のマフラーが虎縞なんだなw

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 04:20:32 ID:6PHNgp8b0
>>44-45
毎回秀逸なネタを投下してくださる三題噺氏も、そこからまさかのギシアンにシフトチェンジした>>45氏もすばらしい!
新婚竜虎いいわーwケーキ被りとか、考えることは二人とも一緒だったってのがニヤニヤするぜ!

>>49
なんだよこれ…グッジョブ過ぎるだろ…
GJと略しては氏に失礼なので、あえてグッジョブと言わせてください!
幸せいっぱいの竜虎にこちらも最高のプレゼントをもらったぜw

>>56-57
こういう何でもない日常の描写を丁寧に書けるなんて本当に凄いと思います!
…と思ったらギシアンまでいける氏の守備範囲の広さに吹いたw

61 : ◆oLWU/inCrU :2010/12/25(土) 10:58:57 ID:3bU5mrYvO
ブツ切れ投稿で申し訳ないのでトリップつけましたー

>>44
あああなんて竜虎らしいケンカなんだ…とろける

>>45
ナイスアシストw

>>49
こんな素敵絵が拝めるんだから…クリスマス中止してはいけないぜ…

>>56-57
ぴょこん、と跳ね起きる大河想像して萌え。竜児の幸せものめ!


62 :7 『宇宙スペースナンバーワン!』:2010/12/25(土) 11:01:17 ID:3bU5mrYvO


          ♯ ♯ ♯


 そんなこんなで週が明け、やってきた飲み会当日。
竜児がアルバイトを終えて戻ると、大河の姿はなく、携帯に「美容室から直接行く」とメールが来ていた。 恐ろしく気合いが入っている。
 了解の旨と待ち合わせ場所を返信してやってから、ふと首をひねる。
 ──俺、大河に「宇宙一」の件は話してないよなあ。 なんであんなに張り切ってるんだ?
 竜児の双眸がヌラヌラと怪しく光り出した。 あの女調子に乗りやがって、綺麗になったところを頭から喰ってやる、と思っているわけではない。不安なのだ。
 ただ側にいて息をしているだけで可愛い大河が、本気を出して着飾ったら一体どうなってしまうのだろう? ミスコンの彼女を思い出し、胸の奥がざわめく。
 スカウトマンやナンパ野郎に声をかけまくられ、最悪誘拐されたりして、集合場所まで辿り着けないんじゃないだろうか。
 もちろん、そんなことはあり得ないと頭ではわかっているのだが、竜児の恋心は理性をどんどんおかしなほうへ曲げてゆく。
 ──うっかりどこかの国のセレブに見初められ、国外に連れ出されたら……いやむしろ、その国を征服して女王に収まっちまったりして……

 たいへんだ。(※竜児の頭も)

 慌てて携帯を取り出し、メールを送り直す。
「やっぱり……そっちに……迎えに行くから……、今居る場所……を教えろ、っと」
 返ってきたOKの返事にようやく一安心。
 ──さて、残る問題は俺だが。
 窓ガラスに映る自分に向かってニヤリと微笑む。 ベランダにとまっていた鳩の群れがすごい勢いで飛び去っていくが、全く気にならない。
 今日の俺は最強なのだ。


 あの日亜美がくれた包みには、多少ユーズド感はあるが、いかにも仕立ての良さそうなダークブラウンのPコートが入っていた。 襟に“タイガーには秘密だぞ(はぁと)”と走り書きされたメモがクリップで留めてある。
 何気なくネットでメーカー名を検索して、竜児は椅子から転げ落ちそうになった。 どの商品も亜美に巻き上げられた額の数十倍もの値段がついている。
 こんな高価なもん受け取れねえ、と泡を食って電話すると、「おかけになった国民的美少女は〜、現在女子会中で〜す♪ 空気読め♪」と5秒でぶち切られ、困惑しているところに今度はメールが来た。
 絵文字だらけのキラキラデコメを解読した結果、要点は以下の3つ。



63 :8 ◆oLWU/inCrU :2010/12/25(土) 11:04:10 ID:3bU5mrYvO
 1、一番いい上着をタダ同然で譲ってもらったので問題ない。どうしても気になるなら結果報告を兼ねて後日何か奢ること。
 2、シャツの裾は死んでもズボンに入れないこと。 入れたらコロス(やらねえよ北村じゃあるまいし、と竜児は思った。 あとどっちみち死ぬのかよ)。
 3、大河には当日まで隠して驚かせること。

 『お互い惚れ直しあったりして死ぬまでラブちゅっちゅしてればいいんじゃね、このバカップルが。ぺっっ!(うんち絵文字)』
 と〆られたメールの追伸に、一緒に居るらしき連中からのメッセージが。
 『あんたたち変わらなすぎマジうける(笑) 木原』『結婚式には呼んでね? 香椎』『Romanticがとまらないぜ! (署名は無いが絶対に実乃梨)』等々。


 亜美がここまでしてくれたのだ、似合う似合わないは問題じゃない。
シャワーを浴びて髭をあたると、友情の詰まったコートをビシッと着込み、竜児は胸を張って家を出た。
 いざ行かん、愛しの大河の元へ。





64 : ◆oLWU/inCrU :2010/12/25(土) 11:10:10 ID:3bU5mrYvO
クリスマスだというのに大河登場まで辿りつかなかったorz

大河の描写がうまくいかない…あの魅力をうまく文字にできないぜ。常連職人さんたちの凄さを思い知りつつ書いてます。ではまた

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 14:51:59 ID:5NwbwpQc0
あ〜みんの黒さが最高すぎる。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 16:37:24 ID:5NwbwpQc0
tes


67 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 16:41:23 ID:5NwbwpQc0
クリスマスのSSができたので投下。悶え死にさせてやる…。(笑)


クリスマス・イブ
(SSに出てくる某路線の企業CMが元ネタ。竜虎に当てはめてみた。大橋駅は埼京線の某駅をモデルにしました。)


「もしもし…大河か?そっちの21:51分着に間に合うかどうかってところだな…。」

今現在電話をしている男は高須竜児、外見こそはシマを広げに出張してきたヤクザにしか見えないが中身は只のサラリーマン。
商談のために先輩社員と共にとある大都市に出張してきたのだ…。

「すみません、おまたせして…。」
「ああ、別にいいよ…。どうせ嫁さん待たせてんだろ?しかし会社もこの日に限って出張を入れてくれるとはね…。」
「そうですね…。」

東京を出た時も街はクリスマスムードだったが、出張先の都会でも変わらず街は騒々しかった。

「次の待ち合わせまで時間があるからどこか手近なところでお茶にするか?高須?」
「そうですね、いつまでも街中をぶらついていても寒いだけですし…。」

とりあえず先輩の提案に乗っかり喫茶店へ入って行く2人であった。


「とりあえずコーヒーとシロノワールで。」
「シナモンティーでお願いします。」
「はい、かしこまりました。」

2人は冬将軍から逃げるように暖房の効いた店内へ入り、少しばかり落ち着く事ができた。



68 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 16:45:24 ID:5NwbwpQc0
―45分後―

2人は地下鉄を乗り継いで待ち合わせ時刻までに取引先の会社に向かった。

…が、どうも相手方の担当者も出張だったらしく戻りの空の便が欠航、鉄道で帰ってくるため
会議の時刻が2時間ほどずれ込む事になってしまったのだ…。

「うちの担当者が遅れてしまい申し訳ありません。」

と取引先の社員がひたすら謝っていた。

「まぁまぁ、仕方ないさ。そういうもんは付きものだって。一寸先は闇、経済も真っ暗闇だよ。」

「いやいや、謝られても…。結局自然が相手じゃどうしようもないですし…。」

と竜児も本音を漏らす。

「ところで高須、お前書類は持ってるか?俺に渡してくれ。」
「ええ、これですね。」
「ありがとう。後トイレ行かなくていいのか?」

と先輩は親指と小指を立て耳に当てジェスチャーする。それを理解した竜児は

「トイレはどこに在るか教えてくれませんか?」と聞き
「会議室を出てまっすぐ行きエレベーターホールに出ます。そこを左に曲がっていただいいて突き当たったところがトイレです。」
「わかりました、ありがとうございます。」

と頭を下げトイレへ向かった。


「申し訳ないが担当者に連絡付くかい?もし付くようであれば『うちの担当者1人帰っても支障がないか?』と聞いて見てくれますか?」
「あ、かしこまりました。」

しばらくすると連絡が取れたらしく、取引先の社員が

「担当者いわく『人を待たせるのは気を遣うから、1人返してくれた方がありがたい。むしろ1人返せ!』だそうです…。なんか色々とこの会社が不安ですが、先輩命令なんで…。」
「そうですか。お手数をおかけして申し訳ない。」



一方トイレに行った竜児はというと…。

「もしもし、大河?」
「あ、竜児?」
「非常に言いにくいんだが、下手すればそっちに着くのは終電か翌朝になるかもしれない。向こうの担当者も主張先から戻りの空の便が欠航して遅れてるんだ。それの影響で俺たちの会議が2時間ずれ込むって…。」
「ええぇぇ!でも仕方ないよね…、出張だもんね…。いっそのこと竜児の所の会社に木刀持って襲撃しようかしら…。『クリスマスに何出張入れてんじゃ〜い。』って。」
「その気持ちは同感だがやめとけ、大河。第一お前の事だから乗り込んだところでまたぶっ倒れるぞ…。」
「何よ…、うるさいわね…。そういえば竜児には迷惑かけたわね、乗り込んで襲撃した揚句、倒れてご飯作ってもらったけ…。」
「はは…、懐かしいな。まあその話はゆっくりな…、今日中に帰れるか解らないけど…。じゃあ、悪いが先輩を会議室に待たせてるから電話切るぞ…。」
「うん、とりあえず大橋駅で待ってるから…、間に合わなかったら私の携帯に電話してね…。」
「おう、わかった。」

こうして竜児は用を足すことなく、会議室へと戻った。


69 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 16:48:36 ID:5NwbwpQc0
「お、戻ったか、高須。」
「すみません、用が長引いちゃって…。」
「あ、そうそう。それとお前に言う事があった。とりあえず東京に帰れ。」
「へ?いやいや、いきなりですか…?」
「詳しく言うと向こうの担当者も『人を待たせるのは気を遣うから、1人帰ってくれた方がありがたい』だそうだ…。どうせ嫁さん待たせてんだろ?」
「でも先輩は奥さんとお子さんどうするんです?」
「いや〜、俺はクリスマス位鬼女房から逃げたいし、普段尻に敷かれてるから出張がてらゆっくりするさ。それに食べざかりの子供と土産約束しちまったからなぁ、明日ゆっくり土産でも選ぶ予定だ。それに土産買わなかったら、なんだかんだで女房に迷惑かけてる分がな…。」
「じゃあ、すみませんがお先に失礼します。」
「おう、まあ嫁さんとの話クリスマス明けたらまた話してくれ。」
「わかりました。」

そう苦笑しつつ竜児は取引先の会社を後にし、再び都会の喧騒へと戻っていた。


70 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 16:54:49 ID:5NwbwpQc0
とりあえず考えてても仕方ないので再び地下鉄に乗り、ターミナル駅に向かった。
あいつをひとりにしておきたくない…、今までもあいつを知らず知らずのうちに独りにしてしまった事が何回あっただろうか…。という事を地下鉄の車内で考えながら…。

「次は名古屋、名古屋 新幹線、あおなみ線、JR線、近鉄線、名鉄線、地下鉄桜通線はお乗り換えです。」

「やべぇ、降りなきゃ。」
どうやら居眠りをして気づいたら、次が降車駅だった。

-30分後-

「さて土産も買ったし、帰るだけか…。」

こうして竜児は新幹線に乗り込んで一息ついた。発車してからすぐにチャイムが鳴り案内放送が始まった。
そういやこの曲CMでやってたな…と思いつつ頭の中に妙案が浮かんだ。それは普段いっつも大河に虜にされてる分、今日ばかりは逆に虜にしてやろう。と思ったのだ…。
早速協力してくれそうな高校時代の親友に電話を掛けてみる。

「もしもし、北村か〜?久しぶりだな…。」
「エロ可愛いか〜?」

うん、きっと間違いだ。と自分の脳内で嫌な記憶を抑え込みつつ決めた。
がその直後だった。携帯が鳴り「北村 祐作」とサブディスプレイに表示されている。


71 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 16:57:35 ID:5NwbwpQc0
「も〜しもし?高須か、久しぶりだな?」
「お前という奴は…、第一まだ裸サンタやってんのかよ?」
「そうだが…、会社のクリスマス会の練習でな…。」
「まあいいや、それよりお前に頼みたい事があるんだが…。」
「お、何?熊のぬいぐるみを大橋高校から使って無ければ東京駅に持ってきてほしい?」
「おう、ちょっと驚かしたい奴が居てな…。」
「また逢坂のことだろ?」
「お…、おう。当たりだよ。」
「ならお安い御用だ、確か高須は名古屋出張だったよな…?そっちが着く時刻を教えてくれないか?」
「おう。今から1時間40分後だな…。」

こうして車内で凶悪な目を釣り上げ高須竜児はニヤニヤしていた、
「あの小虎をどう調理しようか?」と…。
多分ここに私服警官か鉄道警察が居たら職質者だろう。

―約100分後― 銀の鈴前

「お〜い、高須久々だな。」
「北村も相変わらずだな…。ってなんか見覚えのある方が…。」
「久しぶりだなぁ、高須。」
「大橋高校の兄貴…、てかなんで北村?一緒に居るんだよ?」
「兄貴とは失礼じゃん、狩野すみれだろ…。」
「あ、高須。そういえば俺達婚約したから。」
「ってえええ?こ、婚約?だって狩野先輩思いっきり振ったじゃないですか…。」
「あ、高須それは禁句だ、と言っても遅かったか…。」
「あれ、北村は?ってなんでこんな大勢の前で脱ぎ始める。やめぇい!!」
「ええい、離せ。高須ぅ、畜生…。」
「一体どうしてんですか?北村は?」
「ああ、どうも俺が告白を断ったのがトラウマらしくてな…、とりあえず北村を抑えとけ…。解除方法はあるから。」
「え、どうやって?」

といった瞬間、狩野すみれは北村祐作の唇をしっかりと自分の唇で塞いでいた。
と同時に北村がおとなしくなった…。

「あれ、高須?俺はいったい…?」
「ああ、狩野先輩いわくいつもの発狂だそうだ…、しかし2人とも人目を気にしないとは…。」
「いや、外国じゃ普通だぞ、高須。そんなことも知らんのか?」
「いやいや狩野先輩、ここはあくまで日本ですよ…。」
「それと、高須。お前が言ってたブツはこれだろ?」
「そうです、ありがとうございます。」
「おら、何をしているさっさと行ってこい。それとお前の嫁に伝えとけ、『借りは返したぞ。』ってな。思えばあいつのおかげで本当の気持ちに正直になれたからな。」
「わかりました。じゃあ北村、お前も幸せにな…。」
「「「メリー・クリスマス」」」

と3人同時にいい、その場を別れた。
大橋駅へと向かうために、大橋の1つ手前の駅を通る電車に乗りこみ東京駅を後にした。


72 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 17:03:17 ID:5NwbwpQc0
-大河SIDE-


一方…、高須竜児のフィアンセである逢坂大河は丁度料理を終えたところだった。

「竜児、帰って来るかな?『終電ギリギリか下手をすれば翌朝』って言ってたからとりあえず作ったけど…。」

そうして時計に目をやると時刻はもう23時30分になっていた。仕度をして大橋駅に向かえば着くのは午前零時ごろだろうか…。

「とりあえず、行こう。」

仕度を済ませ、高校時代からフィアンセが使っているマフラーを巻いて大橋駅へと向かった。


―竜児SIDE−

「大橋、大橋」
駅のホームに付いた竜児は時計にその凶悪な瞳を向けると針は23:44分を指していた。

「やっぱり計画通り大河は来てないか…。終電ギリギリって言った後連絡してないからな…。」

とつぶやきつつホームの自販機裏に隠れ、東京駅で北村達から受け取った熊のきぐるみに着替え始めたのだった。


-大河・竜児サイド

午前零時5分前、大河は丁度大橋駅の入場券を購入しホームに上がってきたところだった…。

「終電まで23:56分と0:10分の後2本か…。」

その直後「間もなく、電車が参ります。黄色い線の内側までお下がりください。」と無機質な放送が聞こえた。
と同時に少しだけ期待が胸の中で膨らむ。電車がブレーキを掛けて停まり、扉が開き人が結構降りてくる。
やはり東京都心と副都心まで30分で行ける事を考えるとかなり人気な土地なのだろう…。
「そのなかに竜児は居るかな?」と思い、階段近くで張り込むも竜児らしき人影は見当たらなかった。


73 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 17:09:22 ID:5NwbwpQc0
「あ〜あ、後は0:10分着の電車か…。」

とつぶやき、また駅に静寂が訪れる。
そして10分後、再び放送が流れ終電が来る事を告げる、これに乗っていなっかたら諦めるしかないのだ。
そして大橋駅の最後を締める客が一斉に降りて階段へと向かってきた。しかし竜児らしき人影はどこにも見当たらなかった…。

「ああ、やっぱり竜児は間に合わなかったんだ…。」

とつぶやくとすぐに人ごみを歩いてるカップルたちが何かを話している…。


「なんであの人熊の着ぐるみなんか着てたんだろ?」
「さあな?案外あの人にも彼女がいるんじゃないか?」

え?駅のホームに熊の着ぐるみ?と思ったがまだ乗客は残ってるので目をそちらから離すことが出来なかった…。
そして最後の乗客が階段に差し掛かったと同時に大河はホームを見渡した…。

するとなにやら自販機の裏から茶色い太い腕が手羽先の箱を持って上下に動いている。
大河は涙をぬぐい「バカ…」とつぶやいて…、そのクマの元へと走り出した…。

「この駄犬がぁぁああああああ!」
「ゴッフゥウ…。やめろ大河。」
「バカ竜児…。なんで終電より前に帰ってきてたのに電話入れてくれないのよ!それにそのクマと手羽先…。」
「ああ、これか?クリスマスプレゼントだよ、大河への…。」
「私は…、私はそんなのがクリスマスプレゼントじゃ嫌だ。」
「じゃあなんだったらいいんだよ…?」
「それはね竜児だよ!『帰ってくるあなたが最高のプレゼント』って台詞どこかで聞いたこと無い?」
「そうだな…、只今大河。」
「おかえり、竜児…。」

-fin-


勢いとアイデアだけで書くとどうしてもひどいSSになるな…、うん。
ちなみにアイデアはこれ。ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm10496781

ミクが行けるなら竜虎でも行けるはずと思った結果がこれだよ…www
みなさんよいクリスマスを…。

74 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 17:13:02 ID:5NwbwpQc0
ちなみに名古屋を出張先に選んだのは単なる偶然です。さあ夜勤だ夜勤。

75 :kQHO++7b0:2010/12/25(土) 17:16:09 ID:5NwbwpQc0
あ〜あ、ヤバい設定書き忘れた。設定は社会人2、3年目ということでお願いします。
もうこれ以上付け足すことは無いな…、うん。

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/25(土) 23:40:05 ID:RNWpUwOzO
>>64
乙!
竜児の心配性っぷりにちょっとワロタw
あーみん黒いけどおいしい感じなのが流石っす!
大河が楽しみで仕方ないぜ!

>>75
乙!
会社の先輩いい人だなー。
演出とか考えるとは竜児のくせに生意気なwww
北村の将来が心配なのは俺だけかなー?w

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 00:05:36 ID:EyVUrP0a0
みなさんgj過ぎる…!外は寒いけど心が温かくて仕方がないぞ。竜虎万歳!

ちょっと書いてみたけどどうかな。設定は短編だから深く考えてないです。違和感あったらごめんなさい
まず前半




「やっちゃんやっちゃん!注いであげる!」
「にゃっは〜〜ん!ありがとう大河ちゃん。あ、ほらほら、大河ちゃんももう一杯!」
「やったっ!んじゃかんぱぁ〜い!メリークリスマス!」
「メリークリスマぁス!」

カツンッ!と小気味好い音を立てて楽し気に二人は杯を交わす。

「……て、おい大河!あんまり飲み過ぎるなよ」

と、二人のお目付役を買って出た竜児だったが、その手にもワインの入ったグラスが握られている。
折角のクリスマスパーティだから、ということで泰子が飲ませてくれたのだ。

「うるさい!固いこと言うな駄犬!盛り上がるには少しくらいのお酒だって必要なのよ。ちゃんとセーブするし。あ、もしかして竜児もお酌して欲しかった?」
「い、いや、俺はもう」
「だぁーっ!はいはい、優しい優しい大河様が注いであげるから、竜児も付き合いなさい」
「いやぁ、もう十分……ああストップストップ。ありがとさん。ほら、メリークリスマス大河」
「そうそうその意気よ。乾杯!」

ニイッと笑い合い、何だかんだ言いつつ竜児も飲んでしまうのだった。
ご馳走を目の前に、キャッキャと喜ぶ大河と泰子を見ていれば無理もないことである。

「竜児これおいしい!ローストビーフとは考えたわね」
「おう、沢山食え。チキンにするとインコちゃんが可哀想だからな。お友達を丸焼きにするわけにはいかん。
いやしかし、この出来は大河ん家のオーブンが高性能なお陰だ」
「ふぇ〜。大河ちゃんとこで作ってたのってこれかぁ。こんなにおいしいもの食べられて、
竜ちゃんと大河ちゃんもいてくれて、やっちゃんはとっても幸せでがんす〜」
「泰子も好きなだけ食べるんだぞ。スープはどうだ?」
「おいしいでがんすよ〜。もう竜ちゃん何でもできるスーパーマンなんだから、やっちゃん頼りにしちゃう」
「は〜い!竜児お代わりちょうだ〜い!」
「おう!!」

装りに行きつつ、陰に隠れて竜児はガッツポーズ。
満面の笑みは、油断させて毒を盛ろうとする狂気の微笑み!……ではなく、今日のための料理の計画が上手くいき喜んでいるだけなのだ。

幸せに満ち溢れた高須家の夜は更けていく。



78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 01:09:48 ID:mUNZAB260
皆さんGJ!さすがクリスマスは良作ラッシュだ。

自分も前からあっためてたネタがあったんで他の作品に比べたら相変わらず駄文にしか見えないけどちょっと投稿してみる。
日付変わってしまったけど個人的に大好きなクリスマスソングネタで。


以下、音ゲーシリーズその3 『White Eve』 です。
数レス使用します。

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 01:11:29 ID:mUNZAB260
『White Eve』 その1


今夜はきっと誰もに幸せ訪れる。高須竜児や逢坂大河の元へもきっと。



「エ〜ンジェ〜ル カム トゥ〜ユ〜♪」
「お前その曲ほんとお気に入りだな。最近そればっかりじゃねえか」
「あら、竜児は嫌いなの?」
「いや、俺も好きだよ。曲そのものもなんだが、なんというか今年の俺たちにぴったりな気がしてな」
「でしょでしょ?」
「おう、お前のオススメにしてはなかなか良いセンスだ。」
「どうも引っかかる言い草ね。でも私が見つけてきたんじゃないのよ。能登とアホロン毛がとにかくこれ聞いてみろって無理やり押し付けてきたの」
「なるほど、あいつらか。でも能登はプログレばっかり聞いてるイメージだったから意外といえば意外だな。」
「もらったCD-Rにプログレも何曲か入ってたわよ。なんかのクラシックをアレンジしたとか言ってたっけ。そっちはあんまり聴いてないけど。全部音楽ゲームかなんかの曲らしいわ」
「そういや時々あいつら音ゲーの話してたな。」

「それにしてもせっかく歌どおりにやってみようと思ってたのに全くあんたってば…」
「なんか俺まずいことしたか?んーと…、もしかしてさっきコソコソ隠れてたアレか?」
「そうよ。ドキドキする間もなくあっさり見つけちゃうなんて」
「お前が隠れるの下手なんじゃねぇか。なんか待ち合わせ場所にいないと思ったらツリーの陰からコソコソこっち見てやがるし。体だけ隠してもその長い髪とかフリフリの服とかが全然隠れてねぇんだよ。」
「え、そうだったの?」

「そういやお前が俺のかばんにラブレター入れた日もそうだったな。あんときゃ気付かないフリしてたのに自分から転がり出てきやがって」
「もう!くだらないこといつまでも覚えてんじゃないわよ!」
「一生忘れねえよ。あれが全部の始まりだったんだからな」
「ふん、まあいいわ。そんなことより続きやるわよ。(グッ)」
「続きって何の?どうしたんだ、急にそんなに背伸びして」
「歌の続きに決まってるでしょ、この鈍犬!私が背伸びをしたらどうして欲しいんだっけ?」
「ええと…、ああなるほど、ほんとにあの曲は俺たちにぴったりだったな。いいんだな?息が止まるほどやっても?」
「当たり前じゃない、ほら足疲れるんだから早く!」


80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 01:13:49 ID:mUNZAB260
>>79続き

その2

「『今夜は二度目のクリスマス』…か」
「知り合ってから、はね。実質的には今年が初めてみたいなもんかも」

「…ほんとに去年はすまなかったな、お前の気持ちに気付いてやれなくて。」
「なんで謝るのよ。私はすごく嬉しかったよ。あの日あんたのおかげで一人じゃない、自分を見てくれる人がいる、って理解できたんだから。」
「そうか、でもやっぱり俺はあの後お前を1人にしていったのは間違いだったように思えてしょうがないんだ」
「ほんとにもういいのよ。私の気持ちに気付いてなかったのは私自身も同じだったんだから」
「…それはお互い様だな。」
「私にとっては去年の12月24日は自分のほんとの気持ちに気付いた大事な日だったのよ。だからあれはあれでよかったの。」
「ん?ってことは大河…、お前…」

ふと大河の言葉に竜児は引っ掛かりを覚えた。大河が自分の本当の気持ちに気付いた夜。すなわち高須竜児が好きだと気付いた夜。その夜に自分は大河を置いて何をしに行ったか。
そして大河はこうも言った。『自分は一人じゃないって理解できた』と。とても嫌な予感がする。やっぱり自分はとんでもない間違いを犯してしまったのではないだろうかと。

「もう、湿っぽい話はもういいでしょ!せっかくフィアンセと過ごすクリスマスなんだから楽しむのよ!」
「お、おう…それもそうだな。なんか食いたいものあるか?今日は間食くらい大目に見てやるぞ」
「そうこなくっちゃ!んーっと…ドーナツ食べたい。やっぱりエンジェル大河さまには天使の輪が必要よ」
「お、今年もエンジェル大河なのか。」
「そうよ、今年こそはハッピーなクリスマスをプレゼントするの。もちろんあんたによ。『angel comes to you!』」
「はは、確かにお前は天使だよ。俺はお前が傍いるだけで十分幸せだ」
「私もよ。…これからもずっと傍にいてくれるよね?」
「おう、もちろんだ。もう絶対一人にはしないよ」


81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 01:16:41 ID:mUNZAB260
>>80続き 

その3


「なあ大河、お前のお気に入りの例の歌のことなんだが1箇所だけ気に入らないところがあるんだ」
「どこのこと?」

「『いつか二人に終わりが来るのなら〜』ってとこだな。俺たちに終わりなんか来ないだろう」
「ああ、あそこね。…でもどっちかが先に死んじゃったらどうする?」
「そんな不吉な事言うなよな。俺はお前がいなくなったら生きていく自信ないぞ」
「私も嫌よ!先に死んだら殺すからね!」
「どういう意味だよそれ…」

「細かいことはどうでもいいの。でもその続きの『たった一人のあなたが宝物』っていうのはそのとおりじゃない」
「ああ、あの部分は俺も同意だ。…大河はかわいいな。俺の宝物だ」
「…そんなことを言われては困ってしまいます…、って何言わせるのよこのバカ!」
「お前こそなんでそんなネタ知ってるんだよ。やっぱ伊達に櫛枝の親友じゃないな。ともかく、さっきも言ったが俺とお前は死ぬまで一緒だからな」
「死ぬまで、じゃない。死んでも、よ。星になっても。生まれ変わっても、ずっと」
「ああ、俺たちは竜と虎だからな。未来永劫一緒だ」
「…今度一人にしたら許さないからね」

「分かってるさ。…って、お、雪だ」
「ほんとだ、ホワイトクリスマスなんて最高ね!…でもちょっと寒いかも」
「そうだな、マフラー貸してやろうか」
「…ほんっとに気が利かないわね。震える私はどうして欲しいんだっけ?」
「…ああ、すまん。こうだったな(ギュ)」


二人手をとってこの先の長い人生を一緒に歩んでいく、竜児と大河はそんな幸せな未来を思い描きながらも、その未来を手に入れるには目前に迫った受験、さらには就職と困難を乗り越えて行かなくてはならないことも理解している。

今はただ、つのる想いを雪の舞う風に乗せて…


END


82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 01:29:52 ID:mUNZAB260
以上です。
元ネタはポップンミュージック9より、「ウィンターダンス」こと『White Eve』という曲。
ポップン19の新作記念も兼ねて。

ほんとはこの曲でMADでも作って投稿しようと思ったけど、あまりにもやり方がわからないので断念したという経緯が…。

Sanaさん歌唱の知る人ぞ知る名曲で、音ゲーマーでは今でも根強い人気を誇ってます。
普通にJPOPとして売り出しても絶対売れると思うけれど。

動画も上がってたと思うので興味があれば一度聴いてみてください。


それでは駄文失礼しました。

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 01:38:16 ID:mUNZAB260
書き忘れ

>>77
前半って書いてあったんで後半来るのかなと思って投稿待ってたんですけど時間遅くなったんで割り込ませる形になってしまいました。申し訳ないです。
後半も楽しみに待ってます。

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 17:53:10 ID:0ED4Xz5uO
なんという祭り状態
クリスマスだったからってはしゃぎすぎww
十九話の切なさが吹っ飛ぶわw

85 :kQHO++7b0:2010/12/26(日) 21:01:36 ID:vu009K5G0
さて夜勤でクリスマスの装飾を処理してきたからSSを書こう。



「フフフ…、またこの季節が来たな…。」

高須竜児は顔面が崩壊している…、のではない。生まれつき目付が鋭いためこうなっているだけなのだ。

「竜児、地獄の閻魔大王も逃げる顔になってるよ…。」
「おう、クリスマスが終わったら、大掃除だからな…。どうせだから大河の家も手伝おうか?」
「いい。こんな変態掃除犬に隅々まで綺麗にされたら逆に家が住みにくくなるわ…。」
「お、おう…。」
「そんなにしょんぼりしない!まずは掃除するんでしょ?」
「おう」

-4時間後-

「ふう、きれいになったな…。」
「そうだね。」
「それに頑張った分汗かいたしな…、風呂にでも入るか?大河から先に入ったらどうだ?」
「いい。それに竜児って掃除好きなんだよね?」
「いきなりなんだ?まあそうだが…。」
「じゃあお風呂で私の身体を隅々まで綺麗にしてくれる?身体がべたついて気持ち悪いし…。」
「お、おう…。」

こうして年の瀬をすごす竜虎であった。




あえてこのムードでギシアンには持ってく勇気がない。
以上。後の竜虎はお察し下さい。

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 23:02:56 ID:5U5V0RlF0
みなさんGJ、まじでGJ
竜虎愛にあふれてて最高に心がぽかぽかしてるんだぜ…
続きものの方々は引き続き楽しみにしています!

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/26(日) 23:38:55 ID:1nXXse9H0
>>82
ちょっぴり切なさが混じった竜虎もいいもんだ…乙です
紛らわしい書き方でしたねすみません。後半はまだ書いてる途中なんです。
昨日急に書き出したので力尽きてしまい…折角のクリスマスネタが…

>>85
出た。私をきれいにしてのシチュ。妄想が止まらないぞ…!乙でした。


88 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2010/12/27(月) 05:35:09 ID:7xVsEVat0
お題 「眺めて」「できた」「自己嫌悪」



「……できた」
 最後に自分の名前を書いてペンを置き、大河は便箋を丁寧に丁寧に畳む。
 それを薄い桃色の封筒に入れようとして、
「封筒と中身の両方に名前書くのってどうなのかしら……変にアピールしてるみたいに思われたりして……」
 くしゃくしゃと握り潰し、新しい便箋を取り出して再びペンを持つ。


「はあ……」
 手にした封筒を眺めて、竜児の口から漏れるのは深い溜息。
 そこにあるのは『櫛枝実乃梨さま』の文字。
 勢いに乗って書き上げるまではいいのだけれど、決まって少し後に来るのは軽い自己嫌悪。
「渡せるわけでもねえのに……」


 傍らに転がる紙屑はさらに数個。
「うん、今度こそ……大丈夫、よね」
 何度も読み返して、完璧だとは思うのだけど。
「でも、どうやって渡せば……直接なんて絶対無理だし……」
 応える者の無い問いを呟きながら、畳んだ便箋と封筒を机の引出しへ。

 二年になってから接する機会が増えて、それはそれで幸せなのだけど。
 本当はもっと普通に話せるようになりたい。できれば友達になりたい。叶うならば恋人に。
 だけど今やっていることといえば、小さなダンボール一杯のノートにメモにエトセトラ。あと封筒が三つ。
「我ながら情けねえよな……」
 呟いて竜児は再び溜息を。

 疲れた顔でベッドに倒れ込み。

 イスを軋ませながら大きくのびをして。

「こんなこと、相談できる人なんて…………いないもんね……」
「こういうことを話せる相手がいれば、ちょっとは楽なんだろうけどな……」

89 : ◆oLWU/inCrU :2010/12/27(月) 23:07:47 ID:f+EiFddAO
>>85
年の瀬もラブラブ竜虎でほっこりですなあ…

>>88
“そして二人は出会った”ですね!切ねえええ、でも萌える!

以下>>62-63の続きですー

90 :宇宙スペースナンバーワン!9 ◆oLWU/inCrU :2010/12/27(月) 23:10:26 ID:f+EiFddAO



 おらおらそこのけ、竜が虎を迎えに来たぞ!

 ……という竜児の勢いは、改札口を出た途端にするするとしぼんでしまった。
 大河行きつけのヘアスタジオは所謂“リトル原宿”のド真ん中。 右を見ても左を見ても妙に小洒落た男女ばかり。
 おのぼりさん丸出しで、辺りの風景と携帯のGPS画面を交互に、しかも親の仇のように睨んでいる(ように見える)竜児は完全に浮いている。 例のコートがなければ、カチコミ先を探す鉄砲玉である。
 おまけに目的地についた途端、隣にいた露天商がソワソワしはじめて。
 ──違います。 ショバ代巻き上げにきたわけじゃねえよ……。
 苛立ちがうっかり目に出てしまったらしく、「ひぃ!」と叫んで店をたたみはじめる。
 仕方なく近寄ると、竜児は店頭に並んでいた安っぽいサングラスを適当に選んだ。
「……これください。」


 慣れないサングラスを上げたり下げたりしながら待つことしばし。
「竜児ー! お待たせ!」
「おう大河、思ったより早かっ……た、な……。」
 竜児の顎が、かくん、と落ちた。
 古い映画のワンシーンのように、すべてがスローモーションになり、背景がモノクロになり。 こちらへ駆けてくる少女だけが、くっきりと総天然色で浮かび上がる。

 ──あの非実在的美少女は一体誰だ? なんで俺めがけて走ってくる?

 一瞬そんなふうに呆けてしまって、竜児はプルプルと首を振った。 大河だ、あれは。 間違いなく愛しの手乗りタイガーだ。
 道行く人々を振り返らせながら、雌虎は全くスピードを緩めることなくこちらへ突っ込んできた。 しなやかに跳躍し、「うるぁー!」と吠えて竜児の首にかじりつく。
「つめたっ! 一体いつからここで待ってたのよ? 近くでお茶でも飲んでりゃいいのに」
「来たばっかりだぞ?」
「嘘がヘタね。」
 大河の手が竜児の冷えた耳を優しく撫でる。
 手入れしたばかりの髪の匂いがふわりと鼻をくすぐり、背筋が歓喜に震えた。 大河!大河だ!! この瞬間のためなら、氷点下に何時間突っ立っても構わないとすら思う。
 竜児は半日の大河不足を補うように一度ぎゅうっと抱きしめると、その場にそっと下ろした。



91 :10 ◆oLWU/inCrU :2010/12/27(月) 23:14:27 ID:f+EiFddAO
「で、場所はどこだっけ」
「あー、ウチの大学近くの居酒屋で、……。」
「何人くらい来るの?」
「20人前後じゃねえかと、……うん。」
「竜児?」
「おう……。」
 揃って歩き出したはいいが、さっぱり会話が弾まない。
 見とれているのだ。
 ざっくりとしたVネックのデコルテ(襟ぐり)が色っぽい、柔らかなベージュのニットワンピース。
 視線を落とせば、ほっそりした脚を覆う黒ニットのハイソックス。 隙間にちらりと覗く腿の柔らさを、竜児はどうしようもなく思い出してしまう。
 分け目を微妙に変えてある髪は丁寧に梳かれてふんわり揺れ、そのたびに耳元でピアスがチカリと光った。
 派手さはないが、滲み出る女子力ときたら──試着に立ち会った実乃梨いわく「計測不能でスカウターがぶっ壊れるレベル」。
 恋人の熱視線に気付き、大河はその場でくるりと回ってみせた。
「おおいやだ。 鼻の下伸ばしすぎなのよ、このエロ犬ー。」
「おおう……! いや、それ、その、……可愛いな。」
 反論のしようがない。
 いつものふわふわひらひらな服も問答無用で可愛いが、今日のは格別だ。
「へっへーん。 いいでしょ、いかにも女子大生でしょ? めちゃくちゃ悩んだんだから!
 と、言いたいところだけど、悩んだのは私じゃなくてばかちー。 みのりんと一緒に先週さんざん付き合わせちゃったのよね。
 正直、今日の私は頭のてっぺんから足の先まで“プロデュースド・バイ・ばかちー”よ。」
 ──神様仏様川嶋亜美様。
 さすがに何かお礼をしなくちゃ、と呟く大河に頷きながら、竜児は静かに友人を神仏レベルに祭り上げた。

「それより、竜児こそ何よそのサングラス。 ジャケットも見たこと無いやつだし……いつ買ったの?」
 サングラスの経緯を話すと、大河は遠慮なくけらけらと笑い転げた。 上着は友人から貰った、という事にする。 少なくとも嘘は言っていない。 すぐにバレるとは思いつつ、せめて今日が終わるまで黙っておくつもりだ。
「やっぱ、似合わないか?」
 頭を掻き掻きそう言うと、大河は笑うのをやめてぷいと横を向いた。
「……ううん。そのね、」
「おう。」
「……すごおく、格好いいよ。」
「おう……!」
 予想外の返事に足元がフラつく。
そんな竜児の様子に気付かず、大河の手がサングラスに伸びる。
「でも、これは外して? あんたの目が隠れちゃうの、ヤだ。」

 ──ズドン!!!




92 :11 ◆oLWU/inCrU :2010/12/27(月) 23:19:05 ID:f+EiFddAO

 胸に抱えたコンプレックスを、粉々に踏み潰す虎の幻がよぎる。 こいつ今何て言った? 俺のこの目つきを? 見えないのが嫌だって?
「り、竜児!?」
 完全によろけた竜児の手を、大河が慌てて掴んだ。 ぎゅっと握り返して呟く。 今すぐ帰りてえ。
 二人っきりの空間で、大河がどんなに愛おしいか言葉を尽くして伝えたい。あわよくば身体でも伝えたい。
「ちょっとあんた、大丈夫なの!?」
 待ってる間に風邪ひいたんじゃ、と泣きそうになる大河を宥め、竜児は何とか正気を取り戻した。
 イチャイチャはひとまずお預けだ。 今は“クラス合コン”という名の魔境にゆかねばならない。




93 : ◆oLWU/inCrU :2010/12/27(月) 23:23:42 ID:f+EiFddAO
今回はここまでです。例によって大河にサングラス取れって言わせたかっただけw
クリスマスから皆さんの投下ラッシュに2828しっぱなしですわー
年内にもう一回投下できたらいいなあ。それでは

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/28(火) 05:15:53 ID:sTBH67t40
>>93
画面の前でとんでもなくにやけてしまった……!
あなたの書く大河は本当にかわいいです
竜児耐えろ。超耐えろ。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/28(火) 07:26:52 ID:Br/EOGaw0
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13150387

MADなけるね

96 :kQHO++7b0:2010/12/28(火) 11:24:45 ID:2G1n3vGh0
>>93
「あわよくば身体でも…」ギシアン好きの俺にとっては2828が止まらなかった。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/28(火) 19:09:44 ID:TfzsN4eJ0
>>93
待ち合わせだけでどんだけ萌えさせるつもりだ…!
>>64とありますが、不器用に素直で直球な大河らしい魅力がぎゅっと詰まっててたまらんです
竜児の気持ちが痛いほどわかるw

レス追いつけなかったけど、みなさんクリスマス投下乙&GJでした!
終わって随分経つのに、いまだに竜虎愛されてて嬉しいな

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/29(水) 02:15:09 ID:iXuxTq000
書き手さん達arlGJ!!

>>77
やっちゃん交えて騒ぐのも賑やかで楽しそう

>>82
ほろ苦い前年のクリスマスを思い出しながらもラブラブでなにより

>>85
身体を隅々まで綺麗にしてるところ具体的にkwsk!詳しく!!

>>88
本編前のプロローグぽいな ここから超弩級の一年が始まると思うと胸熱…

>>93
大河の描写がいい匂いしそうで堪らない 続きに期待!



99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/30(木) 21:23:39 ID:ruc9JXBn0
もうすぐ大河の年が終わるー
竜児の年まであと一年か

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/30(木) 23:07:10 ID:dYv6OQx20
大河「100ね」
竜児「100だな」
大河「年内に100まで届いて良かったわ」
竜児「まあ、そうだな。俺たちのこと応援してくれる人たちの勢いがまだまだ衰えてない証拠だもんな」
大河「そうね。喜ばしい限りだわ」
竜児「でも、おまえの年もあと少しで終わりか……そう思うとなんだか感慨深いものがあるな」
大河「なに言ってんのよ。寅年なんて干支が一周すればまた来るじゃない。再来年にはあんたの年だってあるし」
竜児「そりゃそうだけど」
大河「ねえ、竜児」
竜児「また次の寅年も一緒にいようね、か?」
大河「……よく分かったわね。私が言おうとしてたこと」
竜児「まあ、俺も同じこと考えてたし」
大河「えへへ。でもね、ほんとはほんのちょっとだけハズレ」
竜児「おう……そうなのか。正解は?」
大河「次だけじゃなくて、その次も、次の次の寅年も、ずっとずっと、ずーっと一緒に居られたらいいね。竜児」
竜児「大河……あ、当たり前だろっ。もう一生、おまえを離さねえからな。か、覚悟しとけよっ」
大河「そんなもん、もうとっくの昔に覚悟完了できてるわよ! 私の嫁は竜児以外ありえないんだから!」
竜児「……って、ちょっと待て。俺が嫁なのかよ……別にいいけどよ」

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/30(木) 23:55:28 ID:xgMl3SVq0
>>100
本当にこんなラブラブな年末を過ごしてそうだ。2828がとまらないw
てか、いいのか竜児w

102 :kQHO++7b0:2010/12/31(金) 01:01:15 ID:9hjleObl0
>>100 いい案があるぞ(笑) 

大河「あ、そうだ『寅年も終わり』って言ってたけど私の年を終わらせない方法があった。」
竜児「なんだ、その方法は…?」
大河「少し待ってて、その方法に必要なものを家に忘れてきちゃったから…。」
竜児「お、おう…。」

-30分後-
大河「取って来たよ、あと竜児の部屋で少し着替えるから。のぞいたら承知しないわよ…。」
竜児「覗いたりし、しねぇよ…。」

そして竜児の部屋から現れた大河はというと…。

大河「ど、どうかな?竜児…?胸は普通より平らだけど…。」
竜児「お、おう…。その…、す、すげえ似合うと思う。」

網タイツに白いレオタード、そして頭にはカチューシャで取り付けるウサギ耳を装着して…。
まぎれもないバニーガールの服装で竜児の前に現れたのだ…。

大河「これで寅から兎になれば来年も私の年でしょ…?竜児!聞いてる?」
竜児「おう、スマン。大河に見とれてて全然話を聞いてなかった…。」
大河「な、そ…、そんなに見るなエロ犬!!私が兎に変身すれば来年も私の年になるでしょ?」
竜児「なんか、無理やりなこじつけだな…。どうでもいいが冬場にその格好は寒いから早く着替えた方がいいんじゃねぇのか、大河?」
大河「う、うん。実際ちょっとスースーする。というわけで温めて。」
竜児「お、おう。」

-10分後-
竜児「なあ、大河?もう温まっただろ?」
大河「やだ、もうちょっとだけ…。」
竜児「『やだ。』と言われてもこれ以上一緒にいたら色々危ねぇんだよ!」
大河「え?どういうこと?はっきり言ってくれなきゃわからないよ?竜児。」

大河は意地悪な笑みを浮かべ質問してくる。ここまできたらヤケだ!と思い立ち大河を自分のベッドに押し倒して…。

竜児「こういう意味で危ないって事だよ。」
大河「私はいいよ。竜児の事信頼してるから…。」
竜児「大河…。」
大河「竜児…。」

ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン


結局今年最後のSS&ギシアンなのにハラハラ妄想初投稿からSSの質が低いまま…orz。こんなバカが書いたSSを今年見てくださった方にお礼申し上げます。


103 :sage:2010/12/31(金) 01:47:51 ID:tJzo+jQM0
>>100 
なんか新スレになってからギシアン率がいい感じだなw
地方行くとネット環境なくなるから、年末最後にいいギシアンをみれてよかったお!

104 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2010/12/31(金) 09:46:22 ID:6aKMa5/+0
お題 「失敗」「会っちゃう」「おばさん」



 蓋を開けた瞬間、思わず固まる大河。
 確かに昨晩のケンカで物理的に黙らせたのは悪かったと思う。
 でもそのことはちゃんと謝ったし、竜児も気にしていない様子だったし……
 いや、思い返せば妙に爽やかな笑顔だった気がする。
 それがまさか、こんな復讐を用意していたからだったとは……
「おおーう、見て見てはっちゃん!大河ちゃんの弁当すごいよー!」
「これは……伝説の愛情弁当というやつか。実物を見るのは初めてだ。
 ところで綾、大学生にもなって『はっちゃん』はやめろと言ってるだろう」
「ぶー、はっ……香澄ちゃんは細かいんだからー」
 向かいに座る友人二人の言う通り、正に『愛情弁当』と呼ぶのがふさわしい。
 ご飯の上には桜でんぶででかでかとピンクのハートが描かれていて、その上細く切った海苔で『LOVE大河』の文字が。
 さらにはおかずの中ではハムとポテトサラダと、どうやったのか卵焼きまでハート型。
 コレを人前で開けさせるとは、なんという酷い辱め。
「あ、あの馬鹿犬……!」
「あー、大河ちゃん食べるのちょっと待ってねー。写メるからー」
「ふぇっ!?ちょ、だ、ダメっ!」
「へへーん、もう撮っちゃったもーん。だけどホントすごいよねー。自分で作ったのー?」
「そんなわけないだろう。こういうのは普通、そうだな、恋人とかが用意するものじゃないのか?」
「へー、大河ちゃん恋人いるんだー」
「恋人っていうか……こ、婚約者、なのよ」
「えっ!?」
「ほう、それなりに深い関係だろうとは思っていたが……」
「それはダメだよ大河ちゃん!」
 突如ずいっと身を乗り出した綾に大河は目をぱちくり。
「失敗だよ間違いだよ早過ぎるよ!大河ちゃん可愛いんだからよりどりみどりじゃん!今から一人に決めちゃうなんてもったいないよ!」
「え?ええ?」
「お前と一緒にするな」
 どびしっ!と綾の後頭部に振り下ろされるチョップ。
「香澄ちゃん痛い……」
「綾みたいに男をとっかえひっかえするのが当たり前じゃないんだぞ」
「とっかえひっかえじゃないもーん。本当に相性のいい人捜してるだけだもーん」
「大体だな、早いとか遅いとかは関係ないだろう。小学生だろうが高校生だろうがおばさんだろうがお婆ちゃんだろうが、然るべき時に出会うべくして出会っちゃうもんなのさ、運命の相手ってのは。なあ大河、そうだろ?」
「う、うん」
「それでだな大河、作品の参考にしたいんで、是非とも詳しい話を聞かせてもらいたいんだが」
「へ?」
「あー、大河ちゃんまだ知らなかったっけ。香澄ちゃんってば小説書いてるんだよー」
「えええ!?」

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/31(金) 10:45:57 ID:+Lrvhs8c0
乙です
竜虎大学生シリーズはやっぱいいな

106 :『とらドラ!な年の暮れ』1 ◆oLWU/inCrU :2010/12/31(金) 15:18:08 ID:TDlJjOsmO



 ──♪とーしーのはーじめーのーためしーとてー

「……ねー竜児ぃ、私眠くなってきちゃった……」
「おう……俺もだ……」
 高須家のアパートの居間にて。
 テレビからは紅白の締めの一月一日が賑やかに流れている。
 とっくの昔にコタツに突っ伏して寝ている泰子を横目に、大河はもぞりと身じろぎをした。
「せっかく初めてあんたと迎える年越しなのに、このままだとやっちゃんにつられちゃう。
 竜児、何かして。何か目が覚めるようなこと」
「何かって何だよ、むちゃ振りもいいとこだ……
 だいたい、お前が膝の上にいるから一歩も身動きとれねえじゃねえか」
「背中が寒いんだもの。 座椅子のクセに生意気言うんじゃない。」
「お前ねえ……」
 恋人のあぐらの上でも傲岸不遜の“膝乗り”タイガー様である。
 どうでもいいが、その小さな尻で始終もぞもぞされると妙な反応をしそうで恐い。 竜児はため息をついて、目の前の大河のつむじにグリグリと顎を押し付けた。
「おら、おら」
「痛っ、やめてよそれ地味に痛い!」
「したぞ“何か”。 目ぇ覚めたか?」
「ふーん……そういうこと言うんだ。 ……うりゃ!」
「ひえっ!」
 冷えた指先を襟元に突っ込まれ、竜児が身をよじる。 暴れる竜の上でロデオのようにバランスを取り、大河はさらにもう片手も突っ込んだ。
「てりゃっ!」
「ぬあー!」
「どうだ参ったか!」
「そ、そっちがその気なら俺だって!」
「にゃー!」
 もつれた二人はバランスを失って倒れ込み、にわかに起こった首元触り合戦、終結。
「はあ、はあ……、何やってんだ、俺たち」
「だ、だから、“何か”でしょ……」
 至近距離で顔を見合わせ、どちらともなくブッ、と吹き出す。
 抱きしめ合った姿勢のままゲラゲラと笑っていると、テレビから重たい鐘の音が響いてきて。
「……来年もよろしくな、大河。」
「こちらこそ、ふ、ふかかつものですが……」
「それを言うならふつつかだろ。 つーか嫁入りの挨拶だそりゃ」
「!……いずれそうなるからいいのよ!」
 またそうやってごまかす、と言おうとして止め、竜児はその寒さと照れでぷっと膨れた頬を手の甲で撫でた。
「──大河。」
「りゅう、じ……」




107 :『とらドラ!な年の暮れ』2 ◆oLWU/inCrU :2010/12/31(金) 15:21:25 ID:TDlJjOsmO

 ──ぱしゃっ。

『!!!』

「撮ーっちゃったー撮っちゃったー♪ 竜ちゃんと大河ちゃんのラブラブちゅっちゅ撮っちゃったー♪」
「や、泰子!? いつから起きて……」
「二人がぁー、イケナイことし始めたあたりからですぅー♪ もう、やっちゃんもいるのにダ・イ・タ・ン♪」
 あれは単に首元を触っていただけだ、という言い訳はさらに誤解を招きかねない。 言葉に詰まった竜児のかわりに、我に返った大河が泰子に飛びかかる。
「や、やだー! やっちゃんそれ保存しちゃいやー!」
「ダーメ♪ 結婚式まで大事に取っておいてぇー、でっかい画面でみんなに見せちうんだからー♪」
「んきゃー!?」

 揉み合う義親子をよそに、もうすぐカウントダウンが始まる。
 ──来年もこんなふうに、賑やかで良い年になりますように。
 そう願いながら、竜児は母親の乳に埋もれた婚約者を救い出すべくゆっくり立ち上がった。



108 : ◆oLWU/inCrU :2010/12/31(金) 15:29:45 ID:TDlJjOsmO
本編が間に合わなかったので無理やりひねり出した小咄でお茶を濁す。

>>100
どちらが嫁でもラブラブ無問題っすね!

>>102
大河バニーたまらん…

>>104
噴きましたw愛婚約者弁当ww竜児ならやるw


レス下さった皆さんありがとうございました!大河がかわいいって言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいです、無駄に脳味噌絞った甲斐がありますw
来年も再来年もこのスレと竜虎が末永く続きますように。よいお年をー!

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/31(金) 15:49:58 ID:nnB0DdTvO
なんか、久々にアニメ最終回付近の話を見たんだけど、なんか大河が竜児達のもとから離れたシーンを見て何だか物凄く切なくなったなぁ
でも、最後のシーンで大河が帰ってきて、心から本当に良かったと思えた
前に何度も見たシーンなのに、今回は特別そう強く感じたよ。悲恋なんかじゃなくて本当に良かったってな
やっぱ、竜児と大河をカップルを越えるカップルはこの世に無いのかもな



2人とも永遠に幸せに

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/31(金) 17:38:59 ID:TDlJjOsmO
>>109
あの離別は二人の成長に必要なものだったんだな、って素直に思えるよね。


書き忘れていたので。
●まとめ人さんへ
トリップの無い22スレの大河がもしドラを読む話、このスレの最初の新婚ギシアン、sweet child O'mine、が自分の投下です。
お時間のある際にでもまとめてやって下さい。ではでは

111 :110 ◆oLWU/inCrU :2010/12/31(金) 17:40:47 ID:TDlJjOsmO
↑すみません肝心のトリップつけ忘れたw

112 :kQHO++7b0:2010/12/31(金) 21:38:28 ID:9hjleObl0
102が今年最後の書き込みかと思ったら案外予想外な事で書き込まざるを得なくなった。

「とらドラ!」監督新作がノイタミナ枠でスタート、2011年4月から。
http://www.narinari.com/Nd/20101214807.html

どうやら「とらドラ!」のスタッフたちが再集結するようで…。ただし制作は「WORKING!!」などを手掛けた
A-1Picturesが制作。


くだらない書き込み失礼しました。<(_ _)>

113 :kQHO++7b0:2011/01/01(土) 00:53:56 ID:JmPRLdk70
竜児「あけましておめでとうございます。」
大河「あけましておめでとうございます。」

「「というわけで竜児・大河今年もよろしくお願いします。」」

竜児「ところでなんでバニーガールの格好なんだ?」
大河「ああ、昨日からそのまんまだった…。」


今年もよろしくお願いします<(_ _)> 

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:34:46 ID:dzfbhzK50
あけおめ!
今年も竜虎とスレの皆さんが幸せでありますように。
自分はSS読んで早速幸せに浸からせてもらってます。GJです!

>>104
復讐すら愛が籠もってるというww
大河はいろんな人から可愛がられそうだよなー

>>107
やだ、なにこのかわいいバカップル…
やっちゃんその写真見せてくれ!

AAつくってみた。4レスほどお借りしますー
おかしいかも…修正歓迎です。でかくてすみませんorz
原文verは、なぜ後頭部に手が回っていないッ!と不満だったのでw

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:35:55 ID:dzfbhzK50
                     ヽ 、_ _  .._
                      ,ゝ ::::::::::::::::::::::::::` .
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              ー=ニ二 :::::,,.:::::::::::::::::::::::, :::::::::::::::::::::::::::::: 、         __
                 ∠:; ''::::::::: /:::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::ヽ  ,, _  r´: : : ` 、
                /:::::::::::::∠:::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ゝ´: : : : :``: 丶ャミ: : : ヽ
               / :::::::::::::∠:::::::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::::/: ,: : : : : : : : : : : : ヾ: :\: : : ' ,
              / ::::,::::::::::::::::::::::::::/ ⌒ 、:::/::::::::::::::::::::,': : : ,' : __ .: : : : : : : ヽ: : ヽ: : ヽ,: : :' ,
             / // ,イ :::::::::::::::::イ ζ /::::::::::::::/::::,': : : 从: : : イヽ: : : i: : : :丶 : : i: : : : : : }
             ´  ノ ' /::::::::::::::::::::::i!λ  |:::::/::::::/:::::从: /イ |: : /{: : : : :: ! : : :: }: : :|: : : : : : {
         _     _ ノ, ハ::::ノ`, ∧} '   {:::::i::::::∧:i {: |   l ィ=ミ : : : : : | : : : : l: : :!: : : : : : |
        /  ⌒``丶、  Y |::/  リ    レ l:::/ 八xwxヽ' ´|;;;! i l|l: : : | : : :: i: : :',: : : : : |
        |         ` く  レ    ,     ∨ι   ノ    );l! レ j : : l: : : : : |: : : :! : : : ::八
      へi           \    '..         {   ///  ( : /: : : : : i´ ヽ: !: : : : : ::|
     ノ  ⌒’ヽ、          \   ヽ              ι /: : : : : 丿ん }: l : : : : ::::|
     ,!       ン ー ,        \ / 丶     ノ 、        /: : : : : : : ノ У ノ: :!: : : : : :::|
   /  - ‐‐  ´     \        \ `\_ / h ',      /: : : ソ: : : ハ' ': ": : : {: : : : : ::::|
 / /  "      ´  、  、         》      !小    __ /: /ソ: /{: : : : : : : ;; : : : : :::|
/  〈 /           ハ i\       ノ        N ⌒`ヽ彡 '  //_ , -j: : : : : : : l: : : : : :::!
   /              } |  ^ ,   /              ヽ_ , -‐ア:.:.:.:.:.:|: : : : : : : :' ,: : : ::::(
  /               { |       ヽ              r. . . . . . . . _彡(: : : : __: : : :' ,: : : ::::ヽ
                . : il|ヘ   ⌒   l             (::.:.:.:.:.>-. /:.:.:゙ ソ  _ 丶:\:
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116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:37:24 ID:dzfbhzK50
                     ヽ 、_ _  .._
                      ,ゝ ::::::::::::::::::::::::::` .
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         _     _ ノ, ハ::::ノ`, ∧} '   {:::::i::::::∧:i {: |   l ィ=ミ : : : : : | : : : : l: : :!: : : : : : |
        /  ⌒``丶、  Y |::/  リ    レ l:::/ 八xwxヽ' ´|;;;! i l|l: : : | : : :: i: : :',: : : : : |
        |         ` く  レ    ,     ∨ι   ノ    );l! レ j : : l: : : : : |: : :_:!:ノ´ソ::八
      へi           \    '..         {   ///  ( : /: : : : : i : / ∠,:ノ    原文ver
     ノ  ⌒`ヽ、          \   ヽ              ι /: : : : : 丿: | '"  〉}
     ,i       ン ー ,        \ / 丶     ノ 、        /: : : : : : : : /∨     〉}
   /  - ‐‐  ´     \        \ `\_ / h ',      /: : : ソ: : : ハj    "  〉}
 / /  "      ´  、  、         》      !小    __ /: /ソ/.:/ ゙`‐-,  , ソ
/  〈 /           ハ i\       ノ        N ⌒`ヽ彡 ' /        ¨<: (
   /              } |  ^ ,   /              ヽ_ /          》: ::\
  /               { |       ",             r/          /:....: : :::ヽ
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                      \「         ,/            ./ 八 : : {     .l|
                         \      ,/              ハ /  .l : : }
                               /               ノ. (   .} : :{

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:38:29 ID:dzfbhzK50
           /".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:丶、
         , '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r⌒`
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       ∧ :::::::::::::::l ::i:'y^i\::! ヾ::|::|, ノ::::::::::::::\
      ´ l| ::: /:: リヽ i {;!  ソ   }∧Y l|`ヾ 从´ーヽ
         ',: !::::..N、\  '''     ノ///ム'\
         j八 ! / `         /      ..Y.:
             ヽ    ′    , '     /:::::::
                Y_      '     /:::::::::::::
                 ヽ. , / \ /:::::::::::::/::
                        《:::::::::::::/::::::::
         ,.,...,. . .            ヘ、::/::::::::::::::
        r'     ⌒丶        イ::(_) ::::::::::::::
      /: ⌒: : : : :`: : : : :: `:ヾ     /:::::| :::::::::::::::::
     /: : : : : : : : : : : : :丶 : : : : : \ /::::::::: i :::::::::::::::
    ,': : : : : i : : : : ヽヘ ::i : \:: : : :〈 :::::::::::::::: l ::::::::::::::
    i : : : : :| }::: : : : ´, 乂 人,ヽ: : : :', :::::::::::::::: ! ::::::::::::
   │: h:i::从\: : : リィ≡ミ {.:.:.:.:.:.:. } :::::::::::::::: !::::::::::::
   │: ! : 乂 ハ 丶j'  ''' │:/: : : : |:.:.:h.:::::::::(_) :::
    .;: : :ヽ: :j,ィ≡  ,     ノソ : : : : : |:.:.:.:i: :::::::::ヽ::::::
    .; l;:: : 丶. '''  r  ヽ  /: : : : : : :|.:.:.:∨:::::::::: \
    h八: : : : >   、__ノ  ,へ : : : : : λ.:.:.:∨::::::::::::::
    ∨ ',: : : : :丶  __ / ,( へY´   |:.:.:. | ::::::::::::::
       ヽ、: : : : : : : ミ  /   /    |.:.:.:. ;:::::::::::::
        ノ: : : : : : //∬\  /     |:.:.:.:. |::::::::::::

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 01:39:18 ID:dzfbhzK50
         , -―- 、
       /         \
      /二=‐ .: .    -=\         , ‐‐ 、
      i| .:.: /  .: |  .:.:  .: Г`      /: .   ィ⌒丶.
      |.:.:.: / .:.:.:.:.:| .:.: .:.:.:..: ',     /: : : :     . : : ヽ
     ,ノイ ::::::::::: !i :::::::::::::::::: ',    |二=−  . : : -=}
      |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ト ゝ  .{. . . . . . . .  i: : : : .|
      レヽ:::::::::::::::::::: ∧:::::ル'     |: : : : : : : : : : |: : : : |
        ∨∨,w_ヘ./ニW       |: : |: : : : : : : λ: : : |
         ノ ~     \       {: : |: : : l : : : .|: {: : : |
        /        \   _,..! : ノ: : : | : : : .l : .'、: :.ト 、
        /       l|` 、ソ)(.!_,ζ( : : : : ヽ:、: .八: (ヽ, : : )
       ,.lУi      {       (: : :`χ,〜、: : ): _:)乂 (
     ┌''= | |        j       (:: (.l____ ノ人(ヽ._{,  ` ´
     ├E:| {` ー ハー "|        冫/ l  ヽ_ゝ |l=\
     │  :|  }  i }  リ        ´`lニi¨lニ}  ヽ..:.:.: \
     └ ‐   Lノ  し′          Lノ し'    \ /

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 03:31:37 ID:LYoWQmyx0
あけおめことよろ!
常連の皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
今年も竜虎スレは幸せいっぱいで決定だぜ!

>>102
バニー大河wこれはかわいいw
そして2010最後のギシアンネタで盛大に笑わせてもらいましたw

>>104
なんだかんだで大河への愛が溢れてる竜児萌えw
ほんと竜虎はいくらでもシチュエーションが浮かんでくるなぁ

>>107
やっちゃんGJ!ラブラブちゅっちゅ写真俺も見たいですw

>>113
まだ続くバニー大河ネタw寝る前にまた吹いたw

>>114
AAうますぎ!
竜虎セットのものはいつもスレの始めのテンプレに載ってる奴しか知らないからウハウハですw
>>118のデフォルメ竜虎いいわぁwちょうど年末からねんどろいどぷち改造して竜虎作ってるぜw

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 03:44:10 ID:tmZbEXM70
あけおめ!
Xmas前から豊作でたまらん!

>>108
なごんだ。ふたりのイチャイチャっぷりがたまらん! この2人はなにやっても許せる。
確かにやばいよな。 → あぐらの上の大河のお尻
そんな風にまじめに考えてるのが竜児らしいw
「ナンバーワン」も楽しみにしています!

>>109
淋しい気持ちを抑え、本当にお互いのことを想い合っている姿に、グッと来ますよね。
大河の踏ん張っている両足と、竜児が書き置きを手にしたままで、一瞬に夜が明ける描写がたまりません。

>>113
大河、まだバニーだったんだw
長井監督の作品は気になる・・・

>>115
うわ、凄いAA!
原作の数々のシーンが甦って、なんて胸熱!
確かに、手を回した方が竜児の想いが弾けた感じ、必死さが伝わるな…
2人のAAは少ないので嬉しい。

今年もこのスレの住人の皆さんと共に、竜虎にまみれた1年でありたい!


121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 06:12:16 ID:shfJwN0i0
>>93
密かにROMってて続き期待してマス。。

122 :114:2011/01/01(土) 21:14:37 ID:dzfbhzK50
レスありがとうございます!
ごめんなさい>>118ズレてたので修正を…

         , -―- 、
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      |.:.:.: / .:.:.:.:.:| .:.: .:.:.:..: ',     /: : : :     . : : ヽ
     ,ノイ ::::::::::: !i :::::::::::::::::: ',    |二=−  . : : -=}
      |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ト ゝ  .{. . . . . . . .  i: : : : .|
      レヽ:::::::::::::::::::: ∧:::::ル'     |: : : : : : : : : : |: : : : |
        ∨∨,w_ヘ./ニW       |: : |: : : : : : : λ: : : |
         ノ ~     \       {: : |: : : l : : : .|: {: : : |
        /        \   _,..! : ノ: : : | : : : .l : .'、: :.ト 、
        /       l|` 、ソ)(.!_,ζ( : : : : ヽ:、: .八: (ヽ, : : )
       ,.lУi      {       (: : :`χ,〜、: : ): _:)乂 (
     ┌''= | |        j       (:: (.l____ ノ人(ヽ._{,  ` ´
     ├E:| {` ー ハー "|        冫/ l  ヽ_ゝ|l=\
     │  :|  }  i }  リ        ´`lニi¨lニ} ヽ..::: \
     └ ‐   Lノ  し′          Lノ し'   \ /


>>119
改造いいな…!
ねんどろといえば、今度なんかの雑誌に大河のねんどろがつくよね
相方も一緒に出してほしいんだぜ…


123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 23:16:52 ID:RFaCUYte0
クリスマスの投下ラッシュに追いつけなかったぜ……。
書き手の皆様方、GJ!

皆様今年もよろしくお願いします。

>>122
乙!
この後ろ姿大好きだ!


124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/01(土) 23:43:50 ID:1swLaF6T0
>>114
後ろ頭ガッチリverがgjすぎるw
アニメverも見てみたい

125 :119:2011/01/02(日) 12:50:04 ID:JG5jCprP0
ねんぷち竜虎できたよ!
超自己満足改造だからクオリティは許してくれ;
顔パーツとか材料そのまま流用してるから竜児の目つきが優しいけど気にしない!
http://imepita.jp/20110102/457090

>>122
5月に刊行される『月刊アニメスタイル』という雑誌らしいね。
創刊号の特集がとらドラ!で、大河の最終回セーラー服verのねんぷちが付くらしい。
今から楽しみだぜw



126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/02(日) 16:33:33 ID:33mA74YM0
未だにとらドラの特集が付くとかすげーな!

というか、あなたが神か。

俺がこのスレで見た何人目の神だろうか・・・w

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/02(日) 22:25:17 ID:GXO8dRjo0
>>125
うおお、可愛い!
改造できるってすごいなぁ。抜群の癒し空間。
竜児の目は大河愛しさが表に表れてるんだなと普通に納得しましたw
横目で見てる感じなのが萌えるw

大河のグッズ多いけど不機嫌顔がデフォみたいだから、こういう笑顔のも増えると嬉しいな。
あの眩しい笑顔をさ!
セーラー服verに期待したい

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/02(日) 23:16:36 ID:ohCDWpa20
SSやら絵やらAAやらねんぷちやら
充実しすぎだろ

職人達GJだマジで

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/03(月) 22:53:45 ID:q9rejmta0
「みのりん、あけおめー」
『おーう大河、あけおめことよろー』
「ニュース見たよ。お正月から練習なんて大変よねー」
『ま、スポーツではよくあることさね。寒稽古とか』
「ふーん、そうなんだ」
『そういう大河の所はどうなのさ?』
「うちは初詣と挨拶済ませた後はずっと寝正月でねー」
『へー、高須くんも?』
「もちろん。ご飯とか最低限の事以外はもうずっとベッドの中よ」
『……へ?単にのんびりごろごろしてたんじゃなくて、ホントに寝てたわけ?』
「んー、睡眠時間はむしろ少ないんだけどね。いやー、グロスで用意しておいてよかったわー」
『用意って……何を?』
「あ、竜児が起きたみたい。それじゃみのりん、また電話するわね」
『おーい、大河ー?』

「竜児、どう?」
「お、おう、なんとか回復した……っぽい」
「それじゃ早速……えーっと、何ラウンドめだっけ?」
「そんなの、もう数えてねえよ」
「ま、いいか。さーいくわよー」
ギシギシアンアン


130 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/04(火) 06:01:29 ID:A20corbF0
お題 「走り出して」「感覚」「歌唱力」



「おっはよー、みのりん!」
「よう、櫛枝」
「おー……おはよう大河、高須くん」
「何だよ、珍しく元気無いな。どうした?」
「いやー、ちょいと寝不足でねえ……勉強で。
 部活とバイト漬けだった分を取り戻さないといけないから」
「おう、大変だな」
「あれ?みのりん受けるの体育大じゃなかったっけ?」
「大河よ……体育大でも学科はあるんだぜ……」
「え?そうなの?」
「それでさ高須くん、兄貴ノートをしばらく貸してもらえないかな?」
「おう、かまわねえ……っていうか、あれ半分は櫛枝のものじゃねえか」
「……あー、そういやそうだったっけ」
「受験っていえばさ、ばかちー大学行かないんだって」
「おう? マジか?」
「マジ。本人から聞いたんだから間違い無いわ」
「ってことはあれか、卒業したら本格的に芸能界入りか……」
「おおあーみんよ、君はわたしら凡人とは遠く離れた世界へと走り出してしまうのだね……」
「……いや、確かに今みたいに気軽に会うってわけにはいかないだろうけど、それで友達関係まで無くなるわけじゃねえだろ」
「ま、そりゃそうだけどさー」
「だけど、芸能界ってだけじゃいまいちピンとこないわね。ばかちーの奴何するつもりなのかしら?」
「やっぱり川嶋安奈の娘なんだし、ドラマとかの女優じゃねえのかな」
「う〜ん、新人がいきなり出られるもんなのかな?それにばかちーって親の七光りとかあんまり好きじゃなさそう」
「それじゃあさ、アイドルなんでどうかな?あーみんの美貌ならイケると思うんだけど」
「どうかな〜、歌唱力がちょっとアレだからねえ……」
「そうか?川嶋けっこう歌上手いと思うけど」
「はぁ?竜児あんたどんな感覚してるのよ?」
「いや、だってさ、クリスマス会の時上手かったじゃねえか。大河もだけど」
「ふぇっ!? う、上手かった?私が?」
「おう、正直びっくりしちまったぜ」
「そ、そうなんだ……えへへ……」
「お二人さ〜ん、ラブラブするのは後にしておくんなまし〜」
「ひやゃっ!?」「お、おう、すまねえ!」

131 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/04(火) 06:02:21 ID:A20corbF0
「でさ、大河はあーみんにはどんなのが合ってると思うのかね?」
「ん〜、バラエティが向いてるとは思うんだけど嫌がりそうだし……やっぱグラビアとかじゃないの?」
「おう、そういや昔そんなこと言ってたこともあったっけか」
「……ちょっと竜児、いつばかちーとそんな話したのよ?」
「えーっと……そうそう、一緒に水着買いに行った時だ。大河と櫛枝が水着選んでる間に」
「ん〜……?確かその時って……あーみん水着だったよね?」
「おう、『このスタイル隠すのもったいない』とかいった感じでさ。川嶋らしいだろ?」
「竜児」
「おう?」
「あんた今、水着のばかちーでエロいこと考えたでしょ」
「おうっ!?何でそうなる!?」
「いやいや大河よ、高須くんだって年頃の男の子なんだし、あーみんのグラマラスボディでよからぬ妄想をしてしまうことぐらいは許してあげなよ」
「櫛枝まで!? 言っとくけどな、俺は断じて川嶋で変な妄想なんてしねえぞ!」
「ほほう……それじゃ高須くんは誰で妄想するのかね?」
「そりゃ勿論たい……って、何を言わせるんだよ!」
「いやいや〜、いつもながらお熱いことですなぁ〜」
「……竜児」
「おうっ!? た、大河?」
「な・に・を・天下の往来で言いそうになってるのよあんたはっ!」
「だぁぁっ!今のは俺のせいばっかりじゃねえだろっ!」
「それじゃ、おじゃま虫はお先に失礼〜」
「あ!こら!逃げるな櫛枝!!」
「だいたいね!妄想するぐらいならほ、本物を直接……!」
「待て!ちょっと待て!大河お前今とんでもないこと口走りそうになってるぞ!?」

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/04(火) 21:39:56 ID:1tKfPJkR0
>>131
おつおつ!
誘導尋問GJ&さすがだww
その後が気になるw

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 19:26:09 ID:tj4uGflt0
>>129
乙!
なんという寝正月w
グロスってなんだ?って調べてみたら12ダースだと……!?

>>130
乙!
このイチャつきっぷりはシビレるぜ!
大河で妄想する竜児ってなんか味があるなぁ

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 22:35:42 ID:KvoOpEQ40
「日曜から新しい大河ドラマだって。」
「俺は毎日が『大河ドラマ』だがな。」

・・・言ってみたかっただけです><

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 23:28:43 ID:2IptPe2l0
不覚にもwwwしらーーっとしてる大河が目に浮かぶw

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/05(水) 23:50:11 ID:G490pgrA0
「なにそれ。うまいこと言ったつもり?」
「いや、まあ…」
「そんなこと言ったら私は毎日がVシネマっぽいホームコメディになるけど?」
「…そのコメディの大半はおまえが原因のような気もするけどな」

なんて様子が思い浮かんじまったぞどうしてくれるんだこんにゃろうw

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/06(木) 00:28:41 ID:3tK5zYmd0
「今年の大河は江だって。」
「俺は大河にGOだけどな。」
「・・・」
「・・さすがに恥ずかしいからなんか突っ込んでくれ・・・」

・・・また言ってみたかっただけです;><

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/06(木) 17:10:18 ID:5yNXu8yD0
>>92の続きを頼みます

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/06(木) 23:58:41 ID:wlK5o3HR0
自分も>>92の続きが気になってしょうがない。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/07(金) 15:39:22 ID:/bEpCRFW0
私は>>137の竜児が大河になにを突っ込まれたのかが気になる

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/07(金) 22:09:39 ID:mi9jLwwu0
でも結局大河が竜児にナニを突っ込まれたってのがオチだろw

142 : ◆PqrGZqHjR. :2011/01/08(土) 00:36:35 ID:u40NPSR/0
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年も竜虎スレが盛り上がりますように・・・!

というわけで兎年だし、バニー大河を竜児のためにおいておきます。今年もがんばるぞー。
http://uproda.2ch-library.com/330804Z2u/lib330804.jpg

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 00:42:18 ID:BqzyegIt0
もう見れないなんて・・・・っ!でも俺は諦めないっ!

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 01:10:40 ID:YMkhMCAB0
>>142
GJ! あけましておめでとうございます
こんな可愛い大河に手を出さずに我慢できるようなら竜児はもう不能だと疑われても文句言えないと思うんだ

145 :まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY :2011/01/08(土) 01:54:24 ID:u/mQTo5n0
>>142
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |
        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――



今年もよろしくおねがいします。
あ、まとめもがんばります。

146 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/08(土) 04:12:42 ID:pbn1vLlT0
お題 「自分」「かもしれない」「皆無」



「ねえ竜児」
「おう?」
「竜児はどうしてみのりんを好きになったわけ?」
「……は?何でそんなことを?」
「だって、竜児とみのりんって接点無かったじゃない」
「いや、皆無ってわけじゃなかったんだが……じゃなくてだな、普通恋人にそういうことを聞くか?」
「だって気になっちゃったんだもの。それに、竜児だけ私と北村君のこと詳しく知ってるのは不公平じゃない」
「おう……まあ大河がいいならいいけど……でも、そんな大した話じゃねえぞ?」
「ん、いいからいいから。早く早く」
「えっとだな、そもそもはソフト部繋がりで北村と櫛枝がよく話してたんだよ」
「でも一年の時は別のクラスだったでしょ?」
「おう。五月には北村が生徒会に入ってただろ、それで部活関係の連絡は休み時間のうちにすることが多くてさ。で、来るのが大概櫛枝だったんだ」
「あー、そういえば北村君も時々みのりんと話しにうちのクラスに来てたもんね」
「でさ、その最初の時に偶々俺が北村と話してて……『へ〜い、ちょ〜っとお邪魔しマッスル〜』ってにっこり笑いかけてくれたんだよ」
「ふんふん、それで?」
「それから時々同じように会う機会があって……可愛いし、明るいし、何より俺のこと怖がらねえし……」
「で?」
「でって……それだけだ」
「はぁ?」
「だから言っただろ、大した話じゃねえって」
「何か話したりとか無かったの?」
「あるわけねえだろ、まともに挨拶もできなかったってのに」
「……はぁ……」
「な、なんだよ、その哀れむような眼差しは」
「哀れんでるのよ。まさかあんたがそこまで情けない男だったとはねえ……どんだけ自分に自信無かったのよ」
「しかたねえだろ、初対面で引かなかった女子なんて初めてだったんだから」
「……そうなの?」
「おう、引くぐらいならまだマシなほうでな、普通はまずビビる。酷い時には泣いたり逃げたり……いきなり謝られたこともあるぞ」
「そ、そうなんだ……ん?」
「おう、どうした?」
「今の話からすると……竜児ってばばかちーに惚れてたかもしれないのね……」
「はぁ!? 何でそうなる?」
「だってばかちーも初対面の竜児のこと怖がらなかったし、少なくとも上っ面は『明るくて、可愛かった』わけだし、その上何かとあんたにちょっかい出してたし」
「いや、それはねえよ」
「何で断言できるのよ?」
「早々に本性知ってたし……何より耐性が出来てたからな」
「耐性って?」
 竜児が無言で指差したのは、
「……私?」
「おう。初対面じゃ逆にビビらされて、色々とほっとけなくて、殆ど共同生活までしてて……ちょっとやそっとのインパクトやちょっかいで越えられるもんじゃねえだろ」
「なんか、あんまり褒められてる感じがしないわね……」
「それに多分あの頃にはもう、自覚してなくても、大河のことが好きだった……と思う」
「……そ、そうなんだ……」

147 :kQHO++7b0:2011/01/08(土) 13:21:10 ID:YbIj1Cjj0
>>142
まさか描いて下さるとは…、下げる頭がいくつあっても足りません。

>>114
ネ申降臨!!年神様じゃぁぁぁ。

まとめ人様、いつもお疲れ様です<(_ _)>



148 :kQHO++7b0:2011/01/08(土) 13:22:28 ID:YbIj1Cjj0
まさかのsage忘れ、ちょっくら樹海行ってきます。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 13:22:46 ID:jy6SxWv50
>>146
毎度ありがとうございます。
この頃の話が改装で出てくるとは思いませんでした。
最近皆さん出てこないので、寂しかったです。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 21:43:43 ID:fE1DPJpr0
>>142
なんて艶っぽい&かわいい大河…!GJ!
魅惑ボディにこの世界の竜虎は進んでるんだな、と把握しましたw

>>146
GJ!
穏やかに語らえる安定感がいいなあ
ちょうどコミック版本誌でプール編が完結したけど、竜児素直になれと何度も思ったわw

>>145
おおう、まとめ様!去年はありがとうございました!
大変と思いますが今年もよろしくお願いします

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 22:22:07 ID:bW9dISBo0
>>142
GJ少々お胸が大きすぎるきらいが

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 22:58:53 ID:cEzPpQCm0
>>151
つ「竜児特製偽乳パット」

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/08(土) 23:37:50 ID:RIOGGeqO0
>>142のレベルで偽乳扱いとは・・・(つД`)

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/09(日) 03:04:47 ID:ExZg3kvH0
>>152
そこはせめて違う努力の賜物だと言ってあげたいところじゃないかw

155 :kQHO++7b0:2011/01/09(日) 09:14:55 ID:w3+R/ogT0
>>151 >>152 >>153 >>154 

樹海から戻ってきた。多分こうだろじゃなイカ?

2010年春

「竜児、今年もあと3ヶ月でプールの季節がくるわ!」
「お、おう。で?どうしたんだ?」
「『で?』じゃないわよ、フェ、フィ…フィアンセが水着姿になるのにコンプレックス抱いてんだからどうにかしなさいよ。」
「おう。そういや揉めば大きくなるって聞いたが…、試してみるか…。」
「うん…。」

モミモミアンアンモミモミアンアンモミモミアンアンモミモミアンアン

「竜児ぃ、なんか胸もまれて変な気分に…。」
「大河、俺もこれ以上揉んでるのは限界が…。」

ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/10(月) 01:27:23 ID:aVzewgeZ0
>>142
乙!
これはイイモノですねぇ。
竜児が羨まし〜w

>>145
そ今年もよろしくお願いします!

>>146
乙!
こう、なんだか胸が熱くなるし、自然と顔が緩んじゃいますねw
高1竜児のヘタレっぷりを考えると、高2で竜児も色々と成長したんだなぁ……と今さらながらに思ったり。

>>155
ちょwwおまwwww

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/10(月) 15:18:30 ID:6dnxIXGk0
>>142
これはGJすぎる!まさに神クオリティ!
年末年始にちらっとスレでネタに出ていたバニー大河がよもや実現するとは…
ありがたや、ありがたやw

>>145
まとめ人さま、昨年はまとめサイトの更新、本当にありがとうございました。
22スレからこのスレを訪れるようになった自分としては、過去スレや今までのssが読めてとてもありがたいです。
今年もよろしくお願いいたします。

>>146
竜虎が結ばれた後だからこそできる会話の雰囲気がいいですねぇw
ちょっと原作1巻読み返してくる!
毎回本当に乙です!

>>151-155
>>142氏のイラストからどんどん話の流れが大河の胸談義になっていくwやっぱりオチはギシアンかw
みんなの妄想力、結束力に不覚にも吹いたwww

さて、以前>>125でねんぷち竜虎を投下させていただきましたが、コメントくださった方、本当にありがとうございました!
月刊アニメスタイルの発売が5月まで待ちきれず、あれから大河の最終回セーラー服verのねんぷちを作ってみました。
と言っても、セーラー服ボディのみの換装パーツですが;
相変わらずの自己満足クオリティですが、少しでも楽しんでいただければ幸いですw
http://imepita.jp/20110110/529330

表情パーツをデフォルト&竜児と一緒に
http://imepita.jp/20110110/529490

おまけ
セーラー大河換装中にまるまる余った元々の大河ボディ、竜児のスペアボディをリサイクル+手持ちのねんぷちのパーツで作った
あーみん&北村
http://imepita.jp/20110110/529630

なんかここまでくるとみのりんも作って5人揃えたいな…
完成は未定だけど、いっちょやってみっかw

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/10(月) 16:30:41 ID:gUPUH+D50
>>157
GJ

あーみんこわいww

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/10(月) 18:30:35 ID:wNgWR+A10
あーみんwww
大河が破壊的にかわいい

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/10(月) 22:11:09 ID:clG5HMAf0
>>157
すげー!かわえええ!
自分も作りたくなってくる…
同じくあーみん吹いたww可愛くポーズ決めてる北村にイラっときてる幼馴染コンビって感じでなんか和むw

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/10(月) 23:56:09 ID:2EhrPzI70
>>157
GJ!
みのりんも是非。
五人並んでるのを見てみたい!

162 : ◆x6jzI2BeLw :2011/01/11(火) 00:49:19 ID:kI5O7N6N0


「はあ〜退屈だわ〜」
机の上に上半身を突っ伏して、いかにもやる気がない声を上げているのは大河だった。
「退屈、退屈って・・・おまえは何しに学校へ来てるんだよ」
そんな大河の台詞を聞きとがめて、たしなめる竜児。
「決まってるじゃない・・・あんたのお弁当を食べるためよ」
顔も上げずうそぶく大河に竜児はあきれ顔を見せる。
「昼寝って言わなかっただけましか」
小さなため息を口から漏らし、竜児は真下に見えている大河の後頭部の上にドスンと音を立てて物を置いた。
「痛い・・・何てことすんのよ」
案の定、怒りをあらわに大河は後頭部に手を添えて机の上から跳ね起きた。
「おう!」
慌てて竜児は大河の後頭部へ置いた物を落とさないように手で掴んだ。
「もう、何とか言いなさいよ」
つま先立ちになって竜児を弾劾する大河だったが、ほらよと竜児が差し出したものを見て急に大人しくなる。
「もう、そんな時間」
「4時間目の英語が終わっただろ」
「3時間目だと思ってた・・・うん、確かにお昼だわ」
お腹に手をあて自分の腹時計と教室の時計を見比べて納得したのか大河は竜児が差し出したもの・・・お弁当包みを奪い取った。
「これでしょ、さっき落としたの?」
自分の頭上に落とした物の正体を大河は当てると衝撃の度合いと重さからお弁当箱の中身を推測する。
「いい具合に重かったから・・・から揚げ」
声、高らかに大河はおかずの種類を言い当てた。
「超能力者、大河様ね」
正解だと告げる竜児に得意気に大河は胸を張る。
どんなもんよと有頂天な大河に竜児は冷静だった。
・・・夕食が天ぷらで、明日の弁当用にって鶏肉を買ってれば、分かるだろ、普通。

「あれ?みのりんは」
教室に親友の櫛枝の姿が無いことに気づき、大河はきょろきょろする。
「櫛枝は部活の用事だ、ついでに言うと北村は生徒会だ」
北村くんのことなんて聞いてないでしょと少し口を尖らす大河。
「そいうわけで今日は俺とおまえだけだ」
そんな大河を気にもかけず竜児はふたりだけでランチだと大河へ告げた。
「あんたの顔見ながら食べても・・・いつもと変んないじゃない」
やっぱり退屈だと文句を言う大河。
わがまま姫の要求に竜児は仕方ねえなと大河を教室から連れ出した。



163 : ◆x6jzI2BeLw :2011/01/11(火) 00:50:12 ID:kI5O7N6N0

「屋上?」
「ああ、たまには外で弁当って言うのも悪くねえだろ」
「何処で食べても同じよ」
「いいから、来い」
何だかんだで屋上へ連れて来られた大河。

いつもは幾人かの生徒の姿がある屋上だったが、この日は竜児と大河の貸切状態。
コンクリートの出っ張りをベンチ代わりに座ったふたりはさっそく、お昼に取り掛かる。
お弁当を開けば、さっきまでぶつぶつ言っていた時の面影は何処へやらで、大河は幸せそうにから揚げを箸で摘んでいた。
「ん・・・おいし」
「冷めてもおいしく作るのが、絶妙な油の温度で・・・」
「いいのよ、能書きは」
竜児をさえぎる大河。
竜児としてはちょっとくらい、作る側のうんちくとやらを言ってみたいのだが、心底、おいしそうに食べる大河の姿に、まあいいかと言う気持ちになる。

「ふう、ごちそうさま」
食べ終えると、さも当然と言わんばかりに空になったお弁当箱を竜児に押し付けて来る大河。
それを当たり前の様に竜児は受け取ってしまい、少し苦笑する。
・・・まったく・・・でも、ま、「ごちそうさま」って言うくらいは進歩してるんだよな。
最初の頃なんて、食うだけ食ってそれでおしまいだったしな・・・と竜児は隣に座る大河を横目で見つめる。
陽の下で見ると、けっこう色白いよな・・・大河・・・。
たった今、気がついたと言う風に竜児は改めて大河へ視線を向ける。
長い髪の脇から伸びるあごへの横顔のラインは乱れることなくまっすぐで、それでいて女性特有のふっくらさを竜児に感じさせた。
ちょうどその時、屋上を駆け抜ける風が大河の長い髪を揺らした。
「ん・・・ん」
髪の乱れを気にするように大河は無意識に肩の辺りから髪をかき上げる。
髪の下の隠れていつもは見えない大河の耳がチラリと見え、竜児はわけも知らず、目を逸らした。
さらに、大河が髪を揺らしたことでフルーツ系の香りが微かに竜児の鼻腔を刺激する。
思わず、ドキッとしてしまい、再び大河を見つめる竜児。

「何、ジロジロ見てんのよ」
竜児の視線に気がついた大河が不機嫌そうな声を上げる。
ジロジロだなんて滅相もないと竜児は慌てて否定する。
「ふ〜ん」
すぐに大河は興味が無いと言うような顔になり、それから小さな掛け声を出すと勢いよく立ち上がった。
「よっと・・・」
そのまま、座っていた場所の目の前にある屋上の床から人の背丈の半分くらいの高さに出っ張った細いコンクリートの塀の上に平均台よろしく大河は飛び乗った。
両手でバランスと取りながら、しっかりした足取りで大河は竜児の前を歩く。

数メートル先を右から左へ竜児の視界をゆっくりと横切ってゆく大河の姿。
下手な奴が乗ったらすぐにでも落っこちてしまいそうな場所を危なげなく歩む大河に竜児は感心する。
風速3メートルの風が大河の髪をふわりとなびかせる。
竜児はそんな大河を目に焼き付けるようにしてただ見つめていた。
・・・大河。
彼女のことをそう呼び始めて、まださほど経っていない。
ひょんなことからそうなっちまったけど・・・。
竜児は思う。
思えば異性を名前で呼ぶなんて、母親を除けば目の前にいるこいつだけなんだと。

それはそれで・・・悪くねえと竜児は考える。
親友同士、名前で呼び合うのは当然なんだから・・・

つきさっき、大河に感じてしまった異性を否定するように竜児は自分を納得させようとした。



164 : ◆x6jzI2BeLw :2011/01/11(火) 00:51:08 ID:kI5O7N6N0

しかし・・・
そんな竜児の気持ちと裏腹に・・・時には自然はいたずらをする。
風速10メートルの突風が屋上を襲う。
「うおう」
舞い上がるほこりから守ろうと細めた竜児の目に映った一瞬の白い色。

下から吹き上げた突風はコンクリートの上に居た大河も容赦なく襲い、スカートをいい具合に持ち上げていた。
時間にして、ほんの数秒間。
大河の絶対神聖な空間がさえぎることなく白日の下、竜児の眼前にさらされていた。


慌てたようにコンクリートの上から飛び降りた大河は真っ赤な顔で竜児の元に駆け寄る。
殴られるんじゃないかと身構える竜児。
慌てて、目を閉じ衝撃に備える。

でも、いくら待っても何も起こらなかった。
恐る恐る目を開けた竜児の前で大河はうつむき加減でぼそぼそと何か言っていた。
拍子抜けしたように竜児が大河をよく見ると、左手の指先を右手で触りながらもじもじしている。

「・・・見た?・・・見えちゃったよね・・・今の・・・ね・・・竜児」
大河が真っ赤だったのは怒りからではなく羞恥心からだとこの時、竜児は初めて気がついた。

顔を赤らめてうつむく大河は小柄な体もあってひどく可愛らしく見える。
日頃の暴君振りと真逆な大河に竜児は心のどこかに刺さる矢の音を聞いた気がした。

・・・馬鹿な、こいつは単なる飯を食いに来てるだけの居候で・・・それ以上でも・・・ねえはず。

そう言い聞かせれば聞かせるほど、心に食い込む矢じりを竜児は感じ取った。


「ねえ、聞いてんの?」
無反応な竜児にじれてとうとう大河は声を荒げる。

「お、おう・・・その・・・なんだ、見えちゃいねえ・・・少しスカートが膨らんだだけだ」
あからさまに嘘付いてますという竜児のしゃべり方だが大河には伝わらなかった。
「そ、そう。ならいいのよ」
いかにも安心したと言う表情を見せ、屈託の無い笑顔をほんの一蹴だけ竜児に見せた。

邪心の無い無垢な大河の素顔に触れ、竜児は思わず大河をじっと見つめた。
そんな竜児の様子を感じ取ったのか、大河は笑みをすぐに引っ込め、またいつものような無愛想な仮面を付けた。

「行くわよ、竜児」
不機嫌そうに竜児に背を見せ、階段へ向う大河。
その小さな背を慌てて竜児は追い掛けながら、思った。

・・・なんか、こいつと居ると飽きねえな。

竜児の中で大河に対する気持ちに変化が始まる。
当の本人が気が付かないくらいの小さな変化・・・。

それに竜児が気が付くのは・・・まだ、先のこと。




以上で終わりです。
しかし、年明けからパンツネタwww



165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/11(火) 02:07:26 ID:UYKS8BLz0
>>162-164
いやー、いいっすよ
大河がマジかわいい
GJっす

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/11(火) 12:50:03 ID:MjOnpdqP0
海沿いの小さな浜辺が視界から消えて、窓越しに緑が近づいて来る。
さっきまで唸りを上げていたエンジン音が途切れると、がらんとした車内に
五月蝿くない程度のくぐもった音が響き渡る。

「ねえねえ竜児、晩ご飯はここでしか食べられない高級和牛でしょうね」
「人の話聞いてねーのか。海鮮って言っただろ、魚だっつうの」
「でもお肉も出るよね一品ぐらいあっても罰は当たらないわよ」

旅先でも変わらない大河の様子を見て、竜児はふっと表情を緩めると
再び視線を車窓に移す。

「ちょっと竜児聞いてるの?魚も良いけどやっぱりお肉よお・に・く!」
「そもそも肉自体メニューにあったかどうか…」
「んもーこれだからあんたは役立たずの駄犬なのよ」

車内を照らす蛍光灯はほんのり黄色味を帯びていて、ふわふわの長髪は
普段の亜麻色とは違った雰囲気を醸し出している。

「たまにはDHAを摂取して頭の回転を良くしようぜ」
「まあ、あんたがそう言うのなら魚でも構わないけど」

ぷうと口を尖らせると、不意に竜児のおでこを指で弾く。

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/11(火) 23:56:40 ID:U3KEzFpe0
>>164
GJ!
この頃のジリジリする関係も美味しいなあ
大河の描写が色っぽくて、竜児と一緒にドキドキしましたw

>>166
海沿いデートの方!続いて嬉しいです
どこであろうと食欲旺盛なのが大河らしいw

168 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/12(水) 08:18:14 ID:qaYgv4Gc0
お題 「竜児」「羽織った」「笑み」



「寒っ!」
「おう……」
 図書館を出た大河と竜児に吹きつけてきたのは晩秋の冷たい風。
「うー……やっぱり上にもう一枚ぐらい羽織ったほうが良かったかしら」
「午後から冷え込むって天気予報で言ってたもんな……マフラー使うか?」
「ん……いい。竜児が寒くなっちゃうし」
「いや、俺なら大丈夫だから」
「いいってば、それよりもっと良い方法思いついたから」
「おう?」
 大河はにんまりと笑みを浮かべて、竜児の腕にぎゅっと抱きついて。
「おうっ!?」
「こうやって竜児にくっついてれば、だんだん暖かくなってくるのよ」
「お、おう……」
「んー、まだちょっと足りないかなー? ねえ竜児、抱っこして」
「できるかっ!? こんな往来で!」
「じゃ、おんぶ」
「それも無理っ!!」
「ぶー、竜児のケチー」
「…………よしわかった。抱っこだな」
「え?」
「ここから大河の家までずっとお姫様抱っこで送り届けてやる。勿論そのまま商店街も練り歩いてな」
「ちょ、ちょっと待って竜児!?」
「なんだよ、抱っこしてほしいって言ったのは大河じゃねえか」
「そそ、それはそうだけど」


「……あいつら、あたし達が一緒なの完全に忘れてるわよね」
「まあいいじゃないですかあーみん。見てるこっちもなんだか暖かくなってくることだし」
「ならねえよ!」

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/12(水) 20:12:35 ID:iBVTnnwv0
たまに覗いてるんだけど、和む

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/13(木) 00:00:41 ID:PqzmnaGp0
>>164GJ
大河を意識しそうになるたび打ち消そうとするみたいな描写は原作にも何度かあったな

パンツと言えば大河はレースだのリボンだの凝ったデザインのを履いてそう
竜児?ユニクロとかじゃね

>>166GJ
大河の肉欲は凄まじい、とw

>>168GJ
「抱っこして」は鉄板だな!2828とまらん

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/13(木) 20:22:18 ID:FnXSyIBy0
竜児のパンツの話は短編にあったよなw

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/13(木) 21:45:06 ID:Rek0GDp+0
>>168
毎度乙です!
暖かくなるわ2828するわなバカップルだぜ。本当にだっこで帰ってたら最強だw

>>171
「とらとら!」だね
あの竜児は正直キモかったwww
なんかスピンオフ3は竜児が弾けてる印象が強かったなあ

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/13(木) 22:15:21 ID:xc8Icu+L0
>>168
久々に三題を読ませて頂いた。っていうか、久々に覗いたw
情景がありありと浮かんでくるなぁ。その後どうなったんだろなぁw

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/13(木) 22:22:29 ID:lXOAaquv0
いやいや、竜児は元々ちょっときもくて変態っぽいぞ
だがそこがいい

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 00:16:01 ID:4642CqHc0
アニメ結婚式とコミック版。難しいな…改変してもらえると嬉しいです。
思いっきり容量オーバーしてましたorzレスまたいですみません
アニメのキスシーンは、腰屈みと背伸びに萌えまくったので全身でw

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 00:16:57 ID:4642CqHc0
                    ,. …  、
                   '´       \
                  /    ./^゙l     ',r 、__
                 〃   { .| ,yィ.-‐/   )\
               ____ム-‐'"゙;:/  " / / {      \
           /⌒   ヘ   .}:!、  {{/∧ ハ       ハ
          /      丶/ _{/∧ r'l/ ,.}j ハ,//     .}
         /   /      ^´  `ヽV! 斤l:{-ィ},.イ      /
        ./   {       “     ,. フ  リ ̄了ー´ / /
       〈    ヽ       〉 ./ };;;::,___/ー‐:::´  /
      /      ∧      ∨    {'´レ.::, ⌒ヽ     /
      {        ∧       rヾ、// ./    丶:::..::〈
     |    :      ∧     rミ  |( /      ヽ :::: !
     l     ヽ      ム     | .レ._:!.        .:: |
    .l       、    /´ \_    il/ 〉y`:,        .!
    i       `   !    ` ‐'く / !  :.         |
    !        \ l       |V  .|  :.        !
    {           {        !:.|〉 |  :       |
    {           i       !:.i l |   .:       !
    ゙r、__________ ,」       !:.| l |   ::.      ハ
     〈  二¨¨‐‐::::: !::::: }       !:.:| l |   .:::.       ハ
     }    `   ..}./ '、       !:.:.| l |   .::::.       ハ
     ∨      i./    '、     !:.:.|_l__|    ::::.       ハ
     ∨      l.     '、    !:.:.h.l!|    :::..      ハ
      ∨     l丶    ',   !:.:.:.:| il l    :::::.      ハ
       ∨     l! \.  ',   !:.:.:.:| .ii |    : :::.      ハ
       ∨     l'、    ',  .!:.:.:.:| ! l    .: ::.      ハ
        ∨     l ヽ    '、  !:.:.:.:| l |     :  :.      ハ
         ∨     l !ヘ   '  !:.:.:.:| i |     :  ヽ     ハ
          ∨     l l;; ;;   〉 !:.:.::| ! {      .       ハ
          i     }/;;   /   !:.:.:| l '、        丶    !     / ⌒ \
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177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 00:19:56 ID:4642CqHc0
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: :|  い  |{  .: :|: :! {l  __       -=气ヌo´ / / : :/l|  l: :|
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 i  い   ゝ : : :{iヘ   、    )>     / . : : : :∧: : l{ /:/
 {   っ  | . : :{  ヽ  ` ー  '’    <=ー‐¨´j : :: :ヽ:_ソノ、
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  \   ノ| ヽ:.::... ヾヽ i ,`f )ノ ).:..:}ー^¨ { : : : :ヽ:.丿:.:ハ: ::.  `^:⌒`.:::、
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´ , -‐ー‐'´::__: :/|ノ:ノ // ̄, -ャイ//    ̄ ) ハ: :\  ))     ):::
      ´

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 00:21:48 ID:4642CqHc0
                                                         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ\
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                                                            ヽ  、     リ } j{::::ト.|
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                       ./: : ∠二) )r .. 、                          /                   ^ ,
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                 ノ: : : : : : : 冫ノ: .ハ  ``` ' ``l::∨ヘ: :'. : : :`: .                  l        i                     ::l
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  _____ ..-‐ : ’: : : : : : __ : ,,... ィ.: : : : 廴.)乂/::} } : :)._..イ/ ノ::) | ::{  ヽ: : : : )              l        .|                     l
((⌒ノ__..-‐ー≧ ̄: : : : : : : : ´..: : : 〃弋 ソ::ノ丿::ノ以_:/_ノ:ノ ,ノ: :/  .´: /               {        }                 .|    '、
 ( (´ / ´ ̄: : : : : : : : : : ノ: : : : /     丶,,=只=,,` i´/: :ノ //                 }       .|                 .|      '、
  ) /. . .:ソ´`⌒¨¨ー≫: : : : : : 〈      {{ X〃l lミ )) |/: :/  ( (                   |       |                  }     '、

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 00:22:48 ID:4642CqHc0
    {: : :(     /.: : : : : : : : /    /  ji=ヘ l lj ||Y(: :(    ,)\                 |       }                 /      .|
    ヽ: : )   /.: : : : : : : : : :/    /  ll .  V ´ } !ヽ:`: : y: : :ソ                   }       j|                 ∧     l
    __)ノ    .{ : : : : : : : : : ..〉    }  !! l   '、  } { ) :ノ⌒                        ./       //                ∨ }       |
          ) : : : : ,ノ⌒`x    /      }o  'p l  彡´                           /       //          /    /  |     .}
     ,. -‐ー ,´.ノ{: :(ノ: .⌒/    ∧    〈     '、 !  '、                           /       //         /     ./  〈      |
    (: (⌒´^   , > : : : :/    /::∧    /     〉   '、                         〈       j/        ノ       〉   l     .{
     `ヽ    ζ: (ン:´ ̄/    〉::: 《\   p    oト.   '、                       /       //       `          {  }     }
         -=": : : : /    / /     l      } 〉   `、                     /       //                   |  j      l

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 11:57:43 ID:Je3E9sm70
全国で「手乗りタイガー」を名乗る者からの善意の寄付が相次いでいるらしい。

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 12:19:43 ID:5phNd0Cq0
よし、俺らもやろう!!

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 20:03:26 ID:WCVrXkF40
>>175-179
おお!結婚式全身像AAすげぇ!竜児と大河の身長差に改めて萌えるw
コミック版の絵のAAは初めて見ました。クッキー食べる大河かわいいなぁw
もう一つの方も「俺は竜だ!お前は虎だ!」のセリフが浮かんでくるぜ!
GJです!

>>180
最近話題の「タイガー」運動吹いたw竜児なら募金とか本当にやりそうだなw

さて、先日>>157にてまたねんぷち自己満足改造を投下させていただきましたが、コメント本当にありがとうございました!
あーみんの意外な反響に正直吹いたwみのりんに期待してくださった方もいたので「これはやるっきゃねぇ!」と、
今週も土日でちまちま作ってました。そして、ついにみのりん完成!これでメインの5人が全員そろったぜ!
せっかくなので、今までの各キャラの再うpも兼ねて投下させていただきますw

このスレの主役!凶暴で勇猛、でも意外とドジで泣き虫。人呼んで手乗りタイガー『逢坂大河』
http://imepita.jp/20110116/669390

アニメの最終回は反則級のかわいらしさ!いたずらっぽく舌を出した表情で立体化『逢坂大河(セーラー服ver)』
http://imepita.jp/20110116/676350

虎と並び立つのはもちろん竜!逢坂大河は俺の嫁!このスレのもう一人の主役『高須竜児』
http://imepita.jp/20110116/669880

相変わらずの自己満足クオリティ。多少の粗さは勘弁な!満を持して完成『櫛枝実乃梨』
http://imepita.jp/20110116/670760

普段はかわいい女の子。でもチワワにだって牙はある!自分を「亜美ちゃん」と呼びだしたら気をつけろ!『川嶋亜美』
(通常ver)
http://imepita.jp/20110116/675810
(本性ver)
http://imepita.jp/20110116/675990

ご存知クラスのまとめ役、眼鏡が今日も似合ってる。ピースサインがまぶしいぜ!『北村祐作』
http://imepita.jp/20110116/676160

思えばリサイクルホビーショップで(たぶんしゅごキャラの)デフォルメフィギュアを見つけ、
この男キャラの髪型、前髪がアニメの、後ろ髪の跳ね具合が原作の竜児に似てるな…と個人的に感じ、
こいつ改造して竜児作れるんじゃね?大河もねんぷち改造して作れるんじゃね?と思いついたのが始まりだったなぁ…。
まさか5人全員できるとは思ってなかったので自分でもびっくりですw
…いやほんと、マジでこのラインナップで商品化してくださいよグッドスマイルカンパニー!

最後は全員集合で!!
http://imepita.jp/20110116/676530
…うん、商品化したらセーラー大河は間違いなくシークレットだなw
長文失礼しました。

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/16(日) 20:08:46 ID:rgxldw6F0
>>182
みのりんまで作ったのか
マジ乙

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/17(月) 01:39:24 ID:0BeCRicw0
なぜイメぴたで貼る

185 : ◆Eby4Hm2ero :2011/01/17(月) 11:47:51 ID:zaAMguan0
やっと回線復帰したよー。
AAもねんぷちもすばらしい!

そして文字化け直して自己転載。

186 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/17(月) 11:48:54 ID:zaAMguan0
お題 「広まって」「掴んで」「だるい」



「うう〜……眠い、だるい……」
「大河、ここんとこお疲れ気味だねえ……高須くん、気持ちはわかるけどあんまり頑張り過ぎちゃいかんよ」
「何でだ!? ひょっとして最近妙な噂が広まってる原因櫛枝じゃねえだろうな!?」
「ほほう……妙な噂とは、どんな?」
「ぐ……そ、それは……」
「冗談は置いといて〜、また夜泣き?」
「うん……それにでっかくなってきたもんだから抱っこしてると重くて」
「いや、重いったって……赤ん坊だろ?」
「竜児……あんた今度うちに来なさい。寝つくまでずっと抱っこしてるのがどんだけ大変か思い知らせてあげるから」
「お、おう……」
「起きてる時は起きてる時でやたらと動きまわるし。なんでもすぐに口に入れようとするから気が抜けないし」
「あー、そりゃ一番大変な時期だねえ……」
「おんぶしてたら、いきなり髪の毛掴んで引っ張ったりするのよ。あやうく首の筋傷めるところだったわ……」
「……本当に土曜にでも大河の家に行くか。飯のリクエストあったら言ってくれよ、材料用意してくから」
「おー、さすが高須くん。こりゃ将来はイクメン間違いなしだね!」
「? みのりん、『いくめん』って何?」
「育児に積極的に参加する旦那さんのことだよ。いい予行演習になるんじゃない?」
「予行演習ってことは……そ、そうだよな、いずれは……」
「りゅ、竜児と私の……赤ちゃん……」
「ひゅーひゅー、あっついぜお二人さ〜ん。でもそこで揃って赤くならないようにね〜」

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/17(月) 15:34:34 ID:TKMHnPod0
乙です!

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/17(月) 22:48:08 ID:Wv88jptk0
チワワ顔が可愛くてやばいw
いやもちろん一番萌えるのは・・・





竜児だけどな!!!
かわえぇ・・・これ反則だろ・・・りゅうじぃ・・・w

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/18(火) 02:41:53 ID:stYyFnmi0
>>175
GJ!
アニメと漫画の名シーンがが脳内でよみがえった。

>>182
GJ!
それぞれの特徴よく掴んでるな。竜児はかわいすぎだがw6体まとめて欲しいw

>>186
GJ!
虎は子煩悩だから大河は弟をめちゃくちゃ大事にしていそうだ。

190 :セロリ:2011/01/18(火) 11:14:49 ID:XZa78GUR0
俺pspからだから貼れないけど【MAD】とらドラ×しるし(ミスチル)って良い動画だよ

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/18(火) 23:27:02 ID:M6IOeBe+0
虎は子煩悩だからって理由にワロタwラストの様子からして
すごい可愛がりそうだよね、大河
>>186噂の内容が知りたいw

>>182
ねんぷちマジで乙&GJです!現物並んでるとこが見たいぜー

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/18(火) 23:40:18 ID:TS2gkRxG0
>>190
だね。
知らない人がいたら、もったいないから貼っとく。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm6778592

みのりんのやつも凄く良い。

193 :アクセロリー:2011/01/19(水) 00:35:47 ID:G1gh7F9e0
おう。ありがとう!

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 04:35:06 ID:O8GqiOue0
>>92wktkしながら待ってます。

195 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/20(木) 05:58:17 ID:jpMzvnib0
お題 「右隣」「誤解」「入り口」



 高須竜児は悩んでいた。
 義務教育である中学までとは違って、高校は自身の将来の進路まで考えて自分で決めなければならない、言わば人生の入り口のようなもの。
 立地と成績的には妥当で教師や泰子が勧める大橋高校にするか。
 少し遠くてレベルは落ちるが卒業後の就職が有利そうな大橋工業高校にするか。
「……おう?」
 考え事をしながら歩いていたら、いつの間にか道を間違えていたらしい。
 気づけばそこは薄暗い路地の三叉路の前。
「ぼうや、悩みがあるようだねえ」
 そして、いまやどこでも見かけないであろう、フードを目深にかぶった占い師然とした老婆。
 但し、その手元にあるのは水晶玉やカードではなく二枚の紙。
「どうだい、ちょいとこの婆の話でも聞いてみないかね?」
 見ればそれは大橋中学の進路希望調査票。右には『大橋工業高校』、左には『大橋高校』と記入されていて。
「人生の選択ってのは道を選ぶようなもんさ。ここで右に行くか左に行くかってみたいにね」
 老婆の言葉につられて分かれ道の奥に視線を向ければ、薄暗くてよくは見えないが、先にそれぞれ一人ずつ人が立っているようで。
「右を選べば、多くは望めなくとも穏やかな日々」
 右の路地の先には、ショートカットで大人しそうな雰囲気の、こちらに微笑みかけてくる少女。
「左を選べば、誤解と波乱に満ちた日々」
 左の路地の先には、ずっと小柄でふわふわとした長い髪の、こちらを睨みつけている少女。
「さて、お前さんはどちらを選ぶね?」
 そして、竜児が選んだのは、


 暗い部屋、見慣れた天井。
「おう……夢か」
 右隣には、すやすやと穏やかな寝息をたてる愛しい妻の姿。
 竜児はそっと手をのばし、その柔らかな髪を優しく撫でる。
「ん……竜児?」
「おう、起こしちまったか、すまねえ」
「……何?」
「何でもねえ。こっちを選んでよかったなって、それだけだ」
「ふぇ?」
「いいから、もうちょっと寝とけ」
「んー……そうする……」
「おう、おやすみ大河」

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 08:15:16 ID:5ohwhR9w0
竜児よくそっちを選んだ!GJ!!

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 15:00:52 ID:t6hf8tD60
宇宙スペースナンバー1の続き……待ってます

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 17:20:00 ID:5ohwhR9w0
同じく楽しみに待ってるZE!…続きお願いします。

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 20:31:29 ID:mvSsJNQY0
>>195
プレストーリーかと思いきや…ひとつひとつの結果だよなと胸熱
オチがホント幸せそうで萌えたw GJ!

>>197-198
wktk禿げるほど同意!だが、あんまりせかすのイクナイ
まったり待ちましょうぜ

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/20(木) 22:35:12 ID:kTz//mNs0
睨んでるほう選ぶなんてマゾ野郎だなGJ

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 02:48:43 ID:1PIew1Ea0
俺も待ってんだけど、ゆっくり書いてくれていいです。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 10:15:40 ID:tVbsy5wp0
だよな。198だけれど急かして悪かった。ゆっくり待ってるZE

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 21:29:20 ID:LDo8clED0
何の脈絡もなくうp
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1374149.png

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/21(金) 23:53:38 ID:lk8cyJIT0
BD化来たね

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 00:19:47 ID:NZMQrX4a0
>>204
おう!これだな!

キングレコード山中P「とらドラ!を必ずBD化します!」「何か新しいものをつけます!」
ttp://otanews.livedoor.biz/archives/51659647.html
トロがんばったよトロ

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 00:24:31 ID:NZMQrX4a0
>>203
これイイ!
大河かわええし、やっぱりこのポーズがいい。竜児似合い杉w
新鮮な設定だ! 

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 01:53:34 ID:0hzCAaWz0
BD化キター(´∀`)

その興奮のせいで一年以上ぶりに周回入ろうかなw

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 01:59:06 ID:yfZuOAqq0
BD化きたねー
マジ嬉しい

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 08:04:39 ID:ZYxyUsJ/0
MADで見て気になってアニメ見てみたら、かなりハマった。何コレ面白すぎなんだけど?原作はもっと面白いんかな?


210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 16:13:40 ID:yfZuOAqq0
原作も面白いとは思うよ
だいたいは一緒だけどね

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 19:26:18 ID:fc3UbAcQ0
>>209
面白いよ大好きだよ

まぁ面白いかは人それぞれだけど、このスレ的には原作超オススメ
アニメではカットされてる竜虎シーンがたくさんあるよ

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 20:53:44 ID:Co3RdfuI0
>>209  おう!面白いZE!!…俺はこのスレ→アニメ→原作の順に見た逆パターンだった。原作は笑えるところも結構あるぞ。俺個人の意見として5巻の文化祭の出し物クラスで決めるところがアニメよりおもしろかった。

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 21:43:35 ID:ZYxyUsJ/0
テス


214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 21:48:46 ID:ZYxyUsJ/0
<<210 <<211 <<212
レスサンクス、俺は入院中にたまたま知ったんだけど、すでに5週したぞ。まったく何回泣かすんだ、と俺は言いたい。
原作もいづれ見てようと思う。

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/22(土) 23:45:59 ID:w0swQerJ0
BD化だったり
ttp://www.youtube.com/watch?v=l3Bd4nZxLDcだったり
テンション上がる

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/23(日) 10:17:52 ID:P11O66qk0
何だってーー!! おまけが…、付くだと…。

電撃文庫三大名作(灼眼のシャナ、とある魔術(ry、とらドラ!)の内、とらドラ!以外の作品はおまけでヒロインが小さくなってるわけだからな…、
竜児の頭の上に乗るチビ大河を見てみたいな。

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/23(日) 15:07:55 ID:5b9K6xii0
チビ大河もいいが、やはりSSベースのOVAを2話位つけて欲しい。

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/23(日) 21:49:00 ID:dWhV3frM0
チビはだまって見てろ

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/23(日) 22:42:18 ID:wrx720IN0
祝!BD化記念カキコ

220 : ◆Eby4Hm2ero :2011/01/24(月) 05:55:56 ID:LB12MKF70
祝ブルーレイ化!

さらに、「緋弾のアリア」ってラノベのアニメ化で、主人公&ヒロインが間島・釘宮だそうな。


221 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/24(月) 05:57:03 ID:LB12MKF70
お題 「休んで」「大河」「今日」



「……竜児、何やってるのよ?」
「おう?見ての通りの洗濯だけど」
「あのねえ……今日は一日ゆっくり休んでてって言ったじゃない、風邪ひいてるんだから!」
「いや、汗かいちまったんで、着替えるついでにな」
「……あんたまさか、昼間に掃除とかしてないでしょうね?」
「お…………おう」
「……してたのね」
「いやだって、一度気になっちまったらどうにも落ち着かなくて……わかるだろ?」
「わかんないわよ。まったくあんたは本当に掃除フェチの変態犬なんだから」
「返す言葉もねえ……」
「……ねえ竜児」
「おう?」
「足腰立たなくなるまで搾り取ったら、さすがにおとなしくしてるしかなくなるわよねえ?」
「……待て、待て大河。それはなんだかスタミナ奪われて風邪が悪化しそうな……」
「だ〜いじょうぶ、後で精のつくご飯作ってあげるから。それにちゃんと安静にしてなかった竜児に文句言う資格は無いのよ」
「お……おう……」

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/24(月) 08:03:11 ID:SDyGXhdn0
ギシギシ

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/24(月) 13:50:40 ID:vBBDvMbx0
大河ちゃんマジドS

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/24(月) 20:01:31 ID:YHeVa5+p0
>>221
乙!
大河www
リアル風邪の俺には竜児の気持ちがよくわかるぜ

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/24(月) 23:15:18 ID:Ud9/LXM+0
名前:まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY 投稿日: 2011/01/23(日) 16:39:00 ID:???
まとめサイト更新しました。
規制中なのでこちらでお知らせー

それはともかく、とらドラ!BD化おめでとうううううう!!

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/25(火) 23:23:05 ID:SefDe16/0
>>221
乙です。搾り取られても掃除欲を原動力に動き出してしまうのが竜児なのではw

>>225
乙です!トップページ可愛いな

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/26(水) 20:50:37 ID:vTYnXq5L0
漫画4巻の表紙見てきた
竜児横顔イケメンオーラがすごくてワロタw
内容に沿って竜虎期待したから残念だけどやっちゃん可愛いね

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/26(水) 23:30:09 ID:LODD9CKB0
雑誌読んでない俺は言われて見てきて4巻が明日だと初めて気付いた
そして表紙のやっちゃんが不二子ちゃんに見えた

>>225
いつも乙です


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/27(木) 22:34:22 ID:M6r08LjR0
普段はそっけなくても
寒い夜には勝手にベッドにもぐりこんで来る

さて何でしょう?

230 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/01/28(金) 07:09:36 ID:/M881ZGn0
お題 「登校」「反らす」「コーナー」



「そうだ大河、アレどうした?」
 登校中、突然の竜児の言葉に大河は小首をかしげて。
「アレって?」
「川嶋の物真似映像だよ。コーナーを攻めるモナリザとかなんとかの」
「ああ、それならきっちりDVDに焼いて保管してあるわよ」
「……いや、威張って胸反らすようなことでもねえだろ」
「だけど、何でそんな事聞くわけ?」
「おう、お前パソコンのデータ全部消していったじゃねえか。それでちょっと気になっててさ」
「……竜児」
「おう?」
「あんた、人のパソコンの中身を勝手に見たの?」
「だって、大河が置いていったんじゃねえか」
「だからってプライバシー覗こうとしていいってことにはならないわよ!」
「そ、そりゃそうだが……」
「何でそんなことしたのか言ってみなさい、正直にね。事と次第によっては……」
「……その……大河の居場所の手掛かりでもねえかと思って……」
「…………竜児」
「おう……」
「あんた、女々しい」
「し、しかたねえだろ!そりゃお前が帰ってくるまで待つって決めたけどさ!携帯は繋がらないし、いくらメール送っても返事こねえし!
 心配で、せめて何処に居るのかぐらい知りたくなっても……!」
「……ま、そういうことなら許してあげなくもないわね」
「お、おう……」
「ところで竜児」
「おう?」
「そのメール、全部保存してあるって言ったらどうする?」
「おうっ!?」

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/28(金) 19:10:10 ID:8AgAHD8r0
>>230
乙!
どっちも保存してあるんかいw
竜児は顔から火が出る勢いですねwww

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/28(金) 22:14:23 ID:mImLNqLS0
>>229
同棲中の大河ならきっと最初から竜児の布団にスタンバってるなw

>>230
乙です。竜児に連絡したいの我慢してた大河辛かったんだろうな…

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/28(金) 22:39:14 ID:48ExyW8n0
>>230
乙!
女々しくもなるよな…
物真似映像、大事に保管してどうする気だ大河w

4巻買ってきた!
うん、なんでこの先ああもこじれちゃうんだろとか、いや全部含めて好きなんだが、
お前ら早くくっついちまえーとジリジリニヤニヤしたw

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/28(金) 23:44:16 ID:7UrU5R9L0
>>232 もし暑い日だったとしてもな。

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/28(金) 23:59:04 ID:vFzbB50c0
いろいろ考えて、俺もSS書こうかなぁとか考えてますが、まだ書き溜め出来てないんだ…すまねぇ

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/29(土) 23:20:45 ID:gcbcGebY0
>>235
ばっちこい!
待ってる、超待ってる!

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/29(土) 23:50:55 ID:JhD16ew20
竜虎の大学生マダー?

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/30(日) 00:26:48 ID:v0EAECQG0
>>235 待つぜぇ〜超待つぜぇ〜〜

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/30(日) 02:31:57 ID:ha3APNHf0
コミック4巻読んだけど、プール対決のヤマ場「竜児は私のだぁー!」のシーンがやっぱいいねw
原作の挿絵、アニメの動く絵ときて、さて漫画はどうなるかなと思って読んだら完全にやられた。
>>233氏の言うとおり、マジでこのままくっついちまえとホント思えるw
さて、>>235氏が作品を投下してくださるのを待つ間に、みんなでゲームでもしてようぜw

【ぷよぷよをプレイする竜虎】
「そういや大河、おまえいつぞや水着のサイズ直ししてやってた間に、ものすごい連鎖出してたよな?あれ得意なのか?」
「まあね、パズルゲームなら結構好きかも。なんなら勝負してあげようか?」
「おう、受けて立つぜ。おまえが勝ったら今夜は好きなおかずにしてやるぞ」
「言ったわね?後で後悔しても知らないわよー」

「だ…駄目だ、全然勝てん…強すぎる…っ!」
「ふふん、甘く見たわね。…はい10勝目、おかずはとんかつで決定だからね♪」
「ああ、男に二言はない。とんかつでもなんでも作ってやるさ(だが悔しい、悔しすぎるっ!せめて1回、1回だけ勝ちたい!)」
「さーこのまま20連勝いくわよー!」
「なあ…」
「ん?なによ集中してんだから急に声かけるんじゃ―――」
「…愛してるぜ、大河」
「―――ッッッ!!」

「こらー!卑怯よ!人が目一杯積んでるところに耳元でいきなり!手元が狂ったじゃないの!」
「いや…すまん、どうしても悔しくてつい…おう!?ま、待て大河、デザートも付けるから木刀は止め―――!!」
竜児、リアルにばたんきゅ〜

【スーパーロボット大戦をプレイする竜虎】
「竜児、なにそれ?」
「ああ、春田が貸してくれたんだ」
「スーパーロボ…あ、これ知ってる!アニキがダーッシュって叫んでロケットパンチ飛ばす奴でしょ。懐かしのアニメ特集で必ず出てくるわよね」
「おまえの知識はどんだけ偏ってるんだ…。アニキは主題歌を歌ってる人で、こいつは過去作品に登場してたメーカーさんオリジナルのロボットしか出てこないから、残念ながらロケットパンチを飛ばす奴もいない」
「ぶー、つまんなーい。」
「この面クリアしたらキリがよくなるから、そしたらメシ作ってやるよ…っと、これでボスもトドメだな。よし、それじゃすぐ作っちまうから待ってろ。セーブしてないから勝手にいじるなよ?」
「はーい。…あれ、このロボット…」

「ごちそうさま!おいしかったよ、ありがとう竜児!」
「おう、お粗末さまでした…さて、とりあえず機体改造してセーブ…って、金がねぇ!あんだけ貯めた金がねぇぇぇ!!」
「ふひゅ〜、ひゅ〜」
「いやいや口笛吹けてねえから。勝手にデータいじるなって言ったろ。何に使ったんだ?」
「…こいつのステータスと武器フル改造したの」
「どれどれ?『龍虎王』…か。こいつ仲間になったばかりで全然使ってなかったからな、金がなくなるのも無理ないか。んで、何でこんなことしたんだ?」
「それは…」
「こんなことで怒ったりしねえから正直に言え。お前もこれ遊びたかったのか?」
「ううん、違うの。そのね、『龍虎王』って名前が気に入ってね、だから、一番強くしてあげたかったの。だって…」
「なんだ?」
「私と竜児が、一緒に戦ってるみたいで、なんかいいなって…思ったんだもん」
「大河…」
「竜児…」
次のステージ、そこには敵陣のド真ん中で無双する龍虎王の姿が!!

【モンスターハンターをプレイする竜虎】
上手に焼けました〜♪
「ホント、いつ見ても美味しそうよねこんがり肉。あーあ、こういう漫画のお肉って奴、食べてみたいなぁ」
「肉ならいつも食ってるだろ、とんかつとか焼肉で我慢しろ」
「やーだー!骨の付いたお肉が食べたいのー!お肉ーお肉ー!」
「骨付き肉ねぇ…フライドチキ…はインコちゃんに申し訳ないから…うーん、スペアリブでよければ作ってやるぞ?」
「お肉の部分ぶ厚い奴使ってくれる?」
「おう、まかせとけって」
「わーい、竜児大好き!じゃあさっさとこのクエスト終わらせて夕食の材料買いに行くわよ!うりゃー死ねぇブサ鳥!」
「大河、いいかげんイャンクックをその名前で呼ぶのは止めろ!」
ティガレックスと戦ってて唐突に『大河レックス』という名前を思いついた俺はもう末期です

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/30(日) 03:19:09 ID:v0EAECQG0
モンハンで竜児はミラボレアスだな。まさに邪眼ww

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/30(日) 12:17:01 ID:v0EAECQG0
ブサ鳥はどちらかというとクルベッコ

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/30(日) 21:17:43 ID:bw8ixoBr0
>>239
GJ!ゲームネタいいね。竜児卑怯な手をww

ゲームしてる大河はコミックでも可愛かったなあ
でもなんで一纏めにしちゃったんだろ?
流れとしては自然だったけど、「どうしてそこまでしてくれるの?」
とか、罪悪感にのたうち回る竜児も見たかった

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/31(月) 09:27:18 ID:FiKMvF1p0
中の人がリアルにはまってたな、モンハン3www

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/31(月) 22:08:17 ID:tIYSCy+V0
バンプの曲を聴いてたら良くないハッスルをしてしまったのでついついSSを書いてしまったんだ…すまねぇ。

「スノースマイル(仮題)」
冬…嫌いじゃない季節だよな。カビもそんなに簡単に生えないし、確かに洗濯物は乾きにくいし、窓枠は結露で汚れちゃうけどな。だけど…
竜児はひとりごちる。

「俺は竜でお前は虎だ!」
あの誓いから、季節は一回りして彼の恋人である逢坂大河が不在の冬が来る。
去年、彼女と二人ですべてを振り切って逃げ、そして彼女を行かせた。
その決断に間違いはなかっただろう。
二人で逃げた日、ドジな彼女はドジをしなかった、二人で手をつないで逃げても転ぶことはしなかった。
あの手のぬくもりが今はない。
二人をつなぐのはメールや電話。もしくは手紙だけだった。

「ねぇ、竜児。冬が来るね」
大河がうれしそうにささやいたその声がこそばゆかった。まるで、近くにいるような…
春に出会い、夏も秋も冬も一緒だった…あの狭いアパートに二人身を寄せ合ってくっついて過ごした。
だから、いつでも一緒だった。今は心だけ。
「大河、こっちはもう冬が来てるんだよ」
竜児は大河を軽くたしなめるように言う。大河には聞こえない。
「登下校の時とか、朝起きる時とか、だんだん寒くなってきちゃって…ホラ」
と手を見せるように竜児にささやく
「見えねーよ。」見えればいいのに。
「軽くしもやけができちゃったんだ。」「治してよ」
軟膏とか付けたら治る、傷にならないようにするんだぞ。と片手をポケットに入れながら竜児は大河を気遣う。
「うん、ありがと。ねぇ竜児」
大河は愛する人の名前を呼ぶ。
「なんだ?」
竜児はそれに応える。愛する恋人の呼びかけは無視できない。
「私ね、あのね…」
言葉を選んでいるのか。それとも単純に見つからないのか。大河がこんな風に話す時は大体照れている。
一体何に照れているのか。竜児も少し顔をほころばせ大河の言葉を待つ。
「あのね、私ね。しもやけとかできちゃうけど、冬って好き。」
きっと顔は笑ってるんだろう。
「何でだよ。」
表情が緩む。大河の次の言葉を予想する
「だって、竜児と手をつなげる。」
大河は堂々と他の人が聞くと赤面するようなことを言う。
「冬以外にも手はつなげると思うぞ。」
「違うの!他の季節とは違うの!特別なの…」
大河は強く否定するも弱弱しい。手乗りタイガーも牙をぬかれりゃただの恋する少女なんだな。と竜児は思った。
「そうかい。でも…」
竜児は二の句が継げなかった。冬は…そうだな…と否定とも肯定とも取れない返事をするのがやっとだった。
冬は確かに嫌いじゃない。
だけど、大河はいない。竜に並び立つ虎は今は別の場所にいる。体は別だが心はひとつ。はっきりしていた。
あの時体もひとつになれたら。と竜児は思った。
けれど、あの時一緒にならなくて良かった。と、今ならはっきり出来た。心はひとつだ。何を望むことがあろう。

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/31(月) 22:12:51 ID:tIYSCy+V0
今は愛しい恋人の手のぬくもりを忘れかけた左手を思い出すために目を閉じた。
「大河、寒くなってきたから風邪ひくなよ、おやすみ。」
大河を気遣う。彼にとっては空気を吸うような感覚。
「うん、ありがとう。それじゃあ、おやすみ。竜児。」
大河はそういうと電話を切った。ツーツーと電子音が響く。
あいかわらず冷たい音だ。竜児は未だ慣れないその音をかみ締めることなく電源ボタンを押した。

「冬が寒くて本当に良かった」
竜児は一人つぶやくように歌う。
「君の冷えた左手を…」
そういうも、あの時つないだ手は右手だ。と思い出しながら歌う。

「大河にも見えるか?」大河は隣にはいない。声だけでも心だけでも届けと思う。
「雪がふってるぞ。あの時と同じ雪が降ってるぞ。」目を閉じる。

「大丈夫だよ。タイガーはあっちに行ったふりして、こっちにいるんだから」親友の川嶋亜美のあの時の台詞がリフレインする。
そうだよな。大河はここにいるんだ。
卒業したらきっと一緒になる。二人で決めたことだ。だから、今は。今は。
「おやすみ、大河」聞こえたら良いと思う。彼の視界はまどろんでいく。
冬が来た。二人が再び会うまであと2ヶ月を切っていた。


行動描写と心理描写が一緒になってるような気がするんだ…すまねぇ。
竹宮先生の描写がこんなんだっけ。とか思い出しながら書いてたけど、駄作ですまねぇ。
1スレ目からちょこちょこ見てて、2,3度SSを書いてて、しばらく熱が冷めたけど、やっぱり最終巻だけは何度も読んで。
それからBD化を応援してて、それが叶って。また見直して、やっぱり竜虎は一緒じゃないとダメだな。と思い直して。
また、ここに来て朝が来るまでまとめを見て。SS書きたくなって。今。

今度は個人的に好きな特撮とのネタを考えようと思いました。
駄作でも読んでくれてありがとでした。

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/31(月) 22:29:56 ID:csctcr+y0
いやいや、とっても良かったですGJですよ!

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/01(火) 00:28:07 ID:cmLzQq170
>>245
いいね、この雰囲気。GJでした。

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/01(火) 05:03:26 ID:HSyKAWg10
>>239
元ネタぷよぷよしかわかんないけど二人が楽しそうで2828w

>>245
アニメ設定のSSは久々?な気が。
冬の冷気に負けない、竜虎の温かさが滲む…GJです。電話越しの会話いいわー。
特撮ネタが竜虎にどう絡むのか、とても気になります待ってますw

249 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/02/01(火) 11:06:17 ID:zF86xjvb0
お題 「空き」「放られた」「その声」



「……おい大河」
「なによ」
「お前、どうやったらたったの2・3日でこれだけ散らかせるんだよ?」
「う、うるさいわね」
 竜児が呆れるの無理はない話で、大河の部屋の状態ときたらまさに目を覆わんばかり。
 ゴミ箱の横に放られたお菓子の空き箱にペットボトル。床には紙屑やら脱ぎっぱなしの靴下やらエトセトラ。
「まったく……こういうのだってメモ用紙にするとかだな、せめてきちんと分別して……」
 言いながら丸められた紙屑を拾い上げ、広げようとした瞬間。
「んにゃあぁぁっ!」
 突然の奇声と共に、それを竜児の手から叩き落とす大河。
「おうっ!?」
「な、何してるのよアンタ!」
「何って、紙類はきちんと広げて重ねてだな」
「そうじゃなくて!なに人のぷ、プライバシー覗こうとしてるのよっ!」
「はぁ?そんなつもりは毛頭ねえよ!大体見られたら困るようなもんをその辺に転がしてるんじゃねえ!」
「うるさいうるさい!出てけこのエロ犬!」
「出てけって、掃除はどうするんだよ!」
「あ、明日!明日にしなさい!休みだからたっぷり時間とれるし!」
「この惨状を放っておいたまま帰れるわけねえだろ!」
「いいからとっとと出てけって言ってるのよこのグズ!」
「……わかった。ただしそのかわり、明日は隅々まで徹底的にやるからな!大河も手伝えよ!」


 翌朝、竜児が郵便受けを覗くと、そこには真っ白な封筒が。
 新聞の下にあったから昨夜の内に入れられたものだろうけど、切手はおろか宛先も署名も無し。
「これは……大河か?」
 開けば中には便箋が一枚。広げて見れば、
「おう……」
 思わず漏れたその声に含まれていたのは、驚きと、喜びと。
「そういや今日は……勤労感謝の日、か」

     『竜児へ
      いつもありがと』

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/01(火) 12:23:10 ID:Nk1Th3iQ0
おおぅ、GJ! 叩き落としたのは下書きですな?しかしよく考えつくよね?こんなありそうなシーン。正直スゴイと思います、ありがとう。

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/01(火) 21:01:40 ID:tf4YPlCZ0
>>249
乙!
勤労感謝www
きっとこの後竜児は涙を流しながら掃除するんだろうなw

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/02(水) 14:47:22 ID:VTTjbmjS0
4巻読んでて気付いたんだが、偽乳パッド製作時に制服のままゲームしてた大河が
次ページでパッドが完成する頃には竜児のTシャツ姿になってるんだな

しかも見た感じノーブラ&素肌に直接男物Tシャツをワンピ代わりに着こなして、ずり下がって
肩まで露出させた無防備すぎるスタイルで深夜に二人きりの竜児の目の前でうとうとしちゃうとか
こんなのもう「いつでも襲っていいよ」ってアピールしてるようなもんじゃねーかw

これは絶叫氏GJと言わざるえないな

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/02(水) 20:49:40 ID:18A3fX4o0
>>252 NANDA!それはッ…ちょっと今から買ってくるノシ

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/02(水) 23:27:57 ID:+k6gWe0i0
>>249
GJ!
散々考えてシンプルな一言に落ち着いたんだろうなw可愛すぎる

>>252
「襲うぞ」の再来ですねわかります。

言われて見返したら、確かに腕捲りしてぶかぶかだし、男物のTシャツに見える…やっちゃんのの可能性もあるが…
絶叫さんこまけーGJ!252氏もGJ!

もしや風呂上がり…と思ったが、芋話と矛盾が生じるから着替えただけかな?
どっちにしろ大河、無防備にも程があるww
原作参考にすれば竜児はもんもんとした気持ちを抱えてる場面だし、ニヤニヤ倍増するw

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/03(木) 06:43:32 ID:N9xMrEyn0
>>252

仮に竜児が襲っても木刀で(ry…。
そうなると「大河にとって竜児が一番信頼できて安心できる相手」と読んだほうがいいかも…。
まあ7月の時点ではそのことに気づいてないのがもどかしいが…。

後大河は基本ノーブラなんじゃ?押さえつけるほどはn…、うわなにをするやめrくぁwせdrftgyふじこlp

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/03(木) 07:45:29 ID:Y495qTIg0
>>255
気づいていないというか、原作3巻は「高須竜児は私のものよ!勝手にさわるんじゃないわよ!」という冒頭の言葉を
本当は自分がどういうつもりで行ったのか、自分でもわからなくて不安になっている大河の物語なんだよな。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/03(木) 09:25:15 ID:R9rSbX2i0
大河の嫉妬や頑張りを嬉しがってるのに何やかんや言い訳つけて、「どーでもいい」にブチギレて
気持ちの在り処をわかっていない竜児の物語でもある
つまり、竜虎の物語だ
……お前ら早くくっつけ(ry

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/03(木) 15:42:15 ID:/H/p3vwI0
二人とも自覚がないだけで潜在的な好感度はかなり高くなってるから竜児の口説き文句次第では

竜児「はじめは冗談のつもりだったけど大河があんまりにも無防備で可愛すぎて、つい魔が差して
    いつの間にかマジになっちまってたんだ……」
大河「はじめはヤだったし怒りもしたけど、でも意外とそんなに抵抗感みたいなのがなくて……
    そのうち、まあ竜児ならいいか、って……なんでそう思ったのか自分でも不思議だけど」

こんな感じでお互い相手にあっさり陥落しそうだw
ただ本当に襲っただけなら信頼を裏切られた大河は木刀まっしぐらでバッドエンド一直線だろうけど

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 01:03:06 ID:HKtKyGqE0
これはゾンビですか?
いいえ高須竜児です。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 08:35:47 ID:/tXVf7ov0
↑おい…

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 15:39:00 ID:A0G8G6010
おい…

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/04(金) 21:58:25 ID:GhMpEiqV0
      ある日>>259の靴箱に
       手紙が届きました・・・
          _____
         / ヽ____//
         /   /   /
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       /              /ヽ__//
     /  夜道に気をつけろ  /  /   /
     /   2−C 高須    /  /   /
    /   ____     /  /   /
   /             /  /   /
 /             /    /   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /



263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/05(土) 01:32:05 ID:DCnTsBtK0
おいおい新ネタを書き込もうとスレを開いたら、なんだか雲行きが怪しくなってきてるじゃないか…。
こんな雰囲気じゃ投下もできないので、まずは>>259を竜虎らぶらぶちゅっちゅオチに改変してやるぜ!

お、あーみんおはよー…って、第一声が『これはゾンビですか?』はちょっとひどいんじゃないかい?いや、あえて返答するなら「これは高須竜児です」になるけどさ。
まあ、確かにずっと机に突っ伏しておうおう唸ってれば嫌でも目立つけどねぇ。
うーん、『どうしたの?』って聞かれても…今日は大河と別々に登校してきたからおかしいなとは思ったんだけどね、なんでも久しぶりに喧嘩したみたいなんだよね。
大河もついカッとなって『竜児なんてだいっきらい!』って言っちゃったらしいのさ。んで、その結果がこの落ち込みモード全開の高須君ってわけ。
…え?『ならさっさと謝りゃ済む話じゃないか』って?いやいやあーみん、大河の性格はよく分かってるでしょ?あの子も引っ込みがつかなくなっちゃってるんだよ。
ほら、さっきからこっちをちらちら伺ってるけど、どうにもタイミングを見失った感が伝わってくるでしょ?下手に促しても余計意固地になるからねぇ、こちらも下手に動けないのさ。
『ふーん、そうなんだぁ』ってあーみん、そんなににやにやして、なにか妙案でもあるのかい?
…おおう、『高須く〜ん、あんなちび虎なんてどうでもいいじゃない。亜美ちゃんがぁ、慰めてあ・げ・る♪』って…これはまた露骨かつ的確に大河の嫉妬心を煽ってきたね。あ、大河来た。
わーお、『触るなぁぁぁ!竜児は私のものよ!あんたなんかにずえぇぇったい、渡すもんですかぁ!!』…とは、効果てき面じゃないかあーみん。おっと、高須君の目にも生気が戻ってきたね。
『大河、俺が言いすぎた、許してくれ』に、『ううん竜児、私の方こそ酷いこと言ってごめんね』か。うんうん、きっかけさえあればちゃんと素直になれるんだよねこの二人は。
…おや、なんだか違う意味で雲行きが怪しくなりそうな予感が…って、やっぱり!桃色空間警報発令!総員退避、退避ーっ!!
………ふぅ、仲直りするのはいいんだけどさ、いきなり『大河!』『竜児!』ってハグ&キスしちゃうとは…恐るべし、竜虎ラブラブパワー。
でもあーみん、グッジョブだったよ。あの二人をたった一言で仲直りさせちゃうんだもん。今後も喧嘩があったときは頼むよ。
…え?『毎度毎度仲直りのたびにアレを見せ付けられたらたまんねーっつの』って?あはは、まあ確かに毎回あれはこっちも心臓に悪いというかなんというか…ね。
でも、ま。
――――――今日も楽しい一日になりそうだね!

264 :名無しさん@お腹いっぱい。::2011/02/05(土) 02:26:10 ID:bSnn/OhB0
>>263
GJ!
やっぱこういう展開が好きだわ

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/05(土) 02:27:39 ID:aljUSWBQ0
アニメ板も絶叫板もゆゆぽスレも見なくなって幾星霜

でもこの板だけは常にJaneの最上段に居続けてる…ッ!

BD化決定も4巻が出る事も最近の間宮釘宮の出るアニメも全部この板で知った。

ありがとうありがとう。でも、すみませんすみません。

中途半端に終わっていない話は必ず終わらせますんで(;´Д`)

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/05(土) 02:29:18 ID:aljUSWBQ0
間島…orz

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/05(土) 08:15:21 ID:ne65MEl10
「これは織戸ですか」
「はい、春田です」

268 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/02/05(土) 09:11:47 ID:qhQTaTL10
お題 「しばらく」「逃げた」「取れる」



「はぁ……テスト勉強って面倒よねえ……」
「おう……そうか?」
「竜児はいいわよ、勉強好きだし兄貴ノートあるし、良い点取れるの確実だもの」
「いや、兄貴ノートならいつでも見せてやるし、大体大河も成績悪くねえじゃねえか」
「それはそうだけど……面倒なものは面倒なのよ。あーあ、テスト期間終わるまでしばらく外国にでも行ってたい気分」
「大河……逃げたって問題は解決しねえぞ。その場合戻ってきてから一人で追試受けるだけだ」
「わかってるわよ、冗談に決まってるじゃない」
「それに、大河が海外に行っちまったらその間俺はどうするんだよ」
「へ?」
「半月か、一ヶ月か……また一人で待たされるのは御免だからな」
「な、なによ、情けないわね」
「何とでも言え。俺はもう二度とお前と離れるつもりなんてねえんだからな」
「…………さ、べ、勉強、勉強しなきゃね」
「おう、頑張ろうぜ」
「そうだ竜児、テストの点数が良かったらご褒美くれない?」
「おう、いいぜ。黒豚とんかつか?」
「……あんたはなんでそう肝心な所で鈍感なのかしらね」
「え?」
「恋人がご褒美っていえば大体決まってるでしょうがこの朴念犬!」
「お、おう、すまねえ」

269 :ms07b3:2011/02/05(土) 23:11:29 ID:g58i5Lc80
ホワイトデーも過ぎて、商店街は次の桜のディスプレイに変わりつつある。
 三寒四温。昨日の暖かさと打って変わって、今日は、今にも雪に変わりそうな氷雨。
「かのう屋」で買った食材が入ったエコバッグを右肩に担いで竜児は家路を辿った。

大河が新しい家族の元に旅立ってもう1ヶ月が過ぎた。
泰子と2人だけの静かな日常は、とても物足りない。炊きすぎてしまう米。作りすぎてしまう大皿料理。メニューも大河が好む物。
たった10ヶ月間の半同居生活。でも大河が残していった物は大きい。
 
 大河がいなくなってしまった事を悲しんでいるのは竜児だけではない。
「大河ちゃんがいつ帰ってきてもごはんが食べられるようにしておくのでガンス。」
泰子がそう強く主張したので、ちゃぶ台の定位置には、いまも大河の茶碗とお椀、そして湯飲みが並べられる。
竜児が並べるのを忘れると口を尖らせて怒るのだ。
「うちは3人家族なんだよ!」と。
 
 大河とは、毎日、朝と夜の2回メールをしている。電話はしない。それが、大河が決めたルールだった。竜児の声を聞いたら帰りたくなる。携帯電話代は新しいパパが出してくれているからパケット代も抑えないと。寂しそうに大河は言った。
 去年の春、初めて出会った時の、傲岸不遜を絵に描いたような不機嫌な子虎から考えると著しい進歩だ。

 いつか、大河は必ずこの街に帰ってくる。俺はその時を信じている・・・・。
そう、竜と並び立つものは虎なのだ。


270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/06(日) 00:23:59 ID:oljEWdDj0
>>263
うまいなーGJ!
大っきらいなんて言われたらそりゃゾンビの如くおうおう落ち込むさw想像つくwあーみんいいヤツ!

>>268
GJ!
大真面目にこたえる竜児カッコヨス、と思ったらこの鈍感っぷりだよww
照れてる大河かわいいなあ
いつもいい夫婦を堪能させて貰いありがとうございます!乙です。

>>269
この時期の竜虎は切ないけど、頑張ったから笑顔の二人がいるんだよね。
GJです。

271 :セロリさン:2011/02/06(日) 04:46:46 ID:yBsC7AWu0
なんかいきなりGJな話が3作も出てきて早朝からテンションあがってきたァー

272 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/06(日) 10:58:01 ID:vuA707Rl0
「ほう、高須の今日のおかずはエビフライか。うまそうだな」
「おう、食うか?」
「いやいや、そういう意味じゃない。純粋な賞賛だ」

びしっと眉の上で切りそろえた髪を揺らして北村祐作が笑う。かけたメガには曇り一つ無く、詰め襟の上までホックをびしっとかけ、姿勢正しく昼食をとる様は生徒会長を退いた今でさえ全校生徒の模範になりうる。

「北村、賞賛と言ってもこう毎日毎日弁当のチェックをされたら高須も困るんじゃないか?」

と横で笑っているのは二人の同級生で同じく生徒会庶務を退いたばかりの村瀬である。11月も押し詰まってきた進学クラス。昼休みの弁当は、たいてい北村、村瀬、高須の三人で日当たりのいい北村の机に集まって食べている。

「チェックとは何だ。人を舅みたいに」
「まあいいじゃねぇか。飯にしようぜ」

そういって切れ味鋭い三白眼を二人に走らせたのは、弁当をチェックされた高須竜児。血走った目は今にも北村の胸ぐらをつかんで『人の飯に因縁つけるとはいい度胸だ』とでも言いそうだが、そうではない。苦笑しているのだ。

母親と二人暮らしの竜児はもう長いこと弁当を自分で作っているので味には自信がある。まぁ、昨年北村の祖母の弁当を相手に誰も知らない孤独な戦いを挑んで敗れて以来、正直言って自分の弁当に対する北村の視線は幾分トラウマではあるものの、
しかし、育ち盛りの高校三年生である。トラウマよりも空腹のほうが堪える。

11月にはいって生徒会長選が行われ、北村が退いて代替わりが終わってしまうと、竜児たちのクラスも受験に向けていよいよ緊張感が高まってきた。特にこのクラスは成績のいい生徒を集めているから、気負いも人一倍である。
そんな中、昼食だけは安らぎの時間であり、竜児としては早いところ食事にかかりたいというのが本音なのだ。

別に異論のない村瀬も北村も笑いながら弁当のふたを開ける。

「では、いただきます」

きちんと合掌して北村が箸をつけるのと同時に竜児と村瀬も「いただきます」と口々に言って弁当をほおばる。

273 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/06(日) 10:58:47 ID:vuA707Rl0

ちょうどそのとき、がらり、と教室の扉を開けた人物がいた。

ふっと顔をあげた竜児と目が合い、そして二人ともさっと顔色を赤くする。入り口に立っている小柄な少女は逢坂大河。去年は2-Cで竜児のクラスメイトだった少女であり、あまり知る人のいないことだが今は竜児の婚約者である。
昨年まではその小柄な体躯とどう猛な性格から『手乗りタイガー』というありがたくない二つ名をちょうだいしていたが、竜児と婚約後はだいぶおとなしくなった。

「やあ、逢坂じゃないか」

大河に気づいた北村が声をかける。村瀬も振り返って手を挙げた。

だが大河は何かを言おうとして息を吸い、そのまま言えずにいるらしい。目を丸くして顔を赤くするばかりだ。はて、と北村は首をかしげるが、実はその横で竜児もどんどん顔を赤くしている。

「りゅ………」

と、一音だけ発してあえぐように細かく体を揺する大河に気づいた3−Aの生徒たちが何事かと首をかしげる。年度の初め頃には手乗りタイガーが竜児に会いに来るたびに教室に緊張が走ったものだが、最近ではさすがになれた。
向き合う人を押しつぶすような暴虐の伝説の数々も、発動しなければなんと言うことはない。ちなみに竜児も見た目だけは怖いので「ヤンキー高須」というセンスのないニックネームをつけられている。

りゅ、りゅ、とつっかかったあと、もう一度深呼吸すると逢坂大河は大きな、みごとに裏返った声でようやく一言発した。

「竜児さん!」

げほっ、と北村が飲んでいたお茶をむせた。

普段は人と話ながら茶をすするような男ではないのだが、今回は大河が躊躇して間が開いたのが悪かった。北村はまだいい。背を向けて飯をかき込んでいた村瀬はぶほっ、と口を押さえて噴いた。誰にも言わなかったが鼻にご飯粒が逆流して涙を流している。

同じような被害が教室中でわき起こり、一挙に3−Aは騒然とした空気に包まれる。ただ、竜児と大河だけが赤くなって硬直している。

「りゅ、竜児さん…」
「おおおうっ!」
「お、お弁当、いっしょに食べていいかしら?」
「い、いいぞ」

二人ともまるであらかじめ用意していたような会話をぎごちなく交わす。距離は教室の入り口から窓際までおおよそ5,6メートル。しかし、大河は竜児の返事を聞いても動こうとせず、真っ赤になって硬直したまま。
やがて教室中の視線に耐えかねたか、油の切れたような動作で回れ右すると、そのまま立ち去ってしまった。

独り取り残された竜児の背中に、ようやく落ち着きを取り戻したクラスメイトから好奇の視線が突き刺さる。

◇ ◇ ◇ ◇

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/07(月) 00:00:24 ID:zt8Qzx7U0
新作ktkr!
いきなり破壊力高いw
続くですよね?期待してます!

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/07(月) 02:52:44 ID:vKj+AOXB0
都心から特急列車を利用して数時間、古き良き佇まいを見せるこの温泉街は
手拭い片手に下駄履き浴衣姿の宿泊客で大いに賑わっていた。もっとも今回は
とある田舎駅で途中下車というオプションも追加しているので、急ぐ気ゼロの
ローカル列車に揺られてやっと到着したのであるが。

「にーくにっくにくにっくにくー☆」
「何だよその肉々しい欲望丸出しの電波ソングは」
「だって動物性タンパク質は生命の維持に必要不可欠なんだしー」

小さな民宿から老舗の大型旅館、郵便局にコンビニまでもが軒を連ねる駅前通りを
歩いているだけでワクワクしてしまうのは俺だけではないはずだ。
それに、湯上り美人状態の大河を見てみたいという邪な?願望もあったりする。

「えーと、この角を曲がって突き当たりのちょい手前…っと、ここかな?」

薄暗い路地の中でぼうっと光る宿の看板。来客に気づいた女将が玄関先に
姿を見せると「高須様でいらっしゃいますか」と尋ねてくる。

「はい、高須です。今日はよろしくお願いします」

そう言って大河とともに頭を下げ、少々古びた建物の中にお邪魔する。
スリッパに履き替えている最中も奥から美味しそうな料理の匂いが
漂ってくるのがたまらない。

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/07(月) 03:23:55 ID:vKj+AOXB0
まとめ人様、素敵なタイトルをありがとうございます。
良作がひしめくスレで恐縮しきりの今日この頃です。

つるぺた玉子肌の大河はさぞかし欲情的でしょうな。
お前もぺたんこにしてやるって痛いやめt

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/07(月) 04:17:24 ID:wRpH3N3h0
>>275  に〜く(ry   ←ビッグカメラですねwww

278 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/07(月) 06:47:59 ID:DQCLsErx0
遡ること24時間。

騒動の発端は日曜日の午後であった。試験勉強の合間を縫って土壇場までデートを続ける気満々の大河は、クラスメートが緊張の色を顔を隠せなくなってきたこの時期でも悠然と竜児の家に遊びに来ている。

竜児のほうもたまに「ちゃんと勉強しているのか」などと小姑のようなうるさい小言を口にするものの、大河が遊びに来れば来たで、うれしそうにフライパンを振ってチャーハンを作ってやっている。
そういう、二人にとってはもはや団らんの一部になっている日曜の昼食の後のことだった。

大河に背を向けて食器を洗っていた竜児の背中越しに、緊張した風で大河が声をかけたのだ。

「りゅ、竜児さん!」

と。

声をかけた方もがちがちだったが、かけられた方も、死角から声をかけられた野良猫のようにピタリと洗い物の手を止めた。ぎ、ぎ、ぎ、とホラー映画のような動きで振り返ると、驚きと緊張が複雑に混じり合った表情で大河に問う。

「な、なんだ」
「えっ、あ、えーと。何でもない」
「そうじゃなくて。なんでそんな呼び方するんだ」
「竜児は……嫌いかしら?こんな風に呼ぶの」
「そういう質問じゃなくてよ」

と、竜児。

いったん前に向き直って皿をすすぐ。何事もやりかけは嫌いだ。手早く水を切って清潔な布巾で水を拭き取り、エプロンで手を拭く。居間に戻ってきてちゃぶ台の前に座ると

「なんでいきなり呼び方変えたんだ?」

と、質問を継続する。

そりゃ、竜児にしてみれば聞きたくもなる。一年半ほど前に知り合って以来、大河はほぼ一貫して「竜児」と呼びかけているのだ。いきなりさん付けで呼ばれてもくすぐったいし、却って他人行儀な気がする。
そんな竜児の気持ちを知ってか知らずか、大河は座布団の上で心持ちうつむき加減。もじもじしながら

「やっぱり、前のほうがいい?」

などと聞く。

竜児としては話をはぐらかされているようでもある。

「いや、だからよ。いいとか悪いとかじゃなくて。何かあったのか?」
「ないけど……あのさ……」
「おう」
「私たち、婚約してるじゃない」
「おう」
「だからさ。あのさ。婚約者らしい……呼び方もいいんじゃないかなってさ。思ったのよ。竜児は、こんんなの嫌?」

ようやく口を割って出てきたのは、実にたわいない理由だった。

が、口にしたことで安堵したのか、目の前の大河は緊張がとれたよう。口元にとろけそうな微笑みを浮かべ、落ち着かない様子で両手の指をなにやら絡めている。
星をちりばめたような瞳を左右に挙動不審に走らせ、「えへへ」などと声を漏らして頬を赤らめ、ちらり、ちらりと見やるのは竜児の表情。

279 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/07(月) 06:48:45 ID:DQCLsErx0
一方の竜児は眉間にしわを寄せ、血走った両目をすがめて視線を突き立てるように大河をガン見している。乳くせぇこと言いやがって、このアマ。いいから酒買ってこい!と、言いたいのではない。胸がキュンとなっているのである。

「お、俺か。俺は…いや、嫌いじゃないぞ」

などと、口ごもりながら、にたぁと表情をだらしなく緩め、脂汗を流して照れる。

「そう……えへへ……じゃぁ、今日から『竜児さん』って呼ぶね」
「お、おう………………って、今日『から』?」
「うん」

脂汗を流してにやけているうちに、さらりと重大なことを言われた気がして思わず竜児が素に戻る。

「それって、明日もか」
「やだわ、竜児ったら…………竜児さんったら。いつになったら馬鹿犬を卒業して私の王子様になってくれるのかしら。今日からって言ったら明日も明後日もに決まっているじゃない」

大河のほうはちょっと大人な名前の呼び方が思いのほか気に入ったようで、目を線にして頬をぷくぷくとふくらませ、唇をすぼめて幸せそうに照れ笑いを浮かべている。その愛くるしい様に思わず釣り込まれそうになりながら、危ないところで竜児は踏みとどまった

「だけどよ、それ、学校でも言うのか」
「………あ、当たり前じゃない」

突然真っ赤になった大河を前にして竜児は思う。こいつ、全然考えていなかったな、と。いつ思いついたのか知らないが、こういうことを大河が口にして学校で何が起きるか、まるで想像していなかったらしい。

男をさんづけで呼ぶ。というのは大人の世界では常識である。恋人だからとかそういう事ではない。竜児が見るところ大人の世界ではむしろ逆で、ある程度の距離感を保つために名字をさん付けをしているのであって、親密になると呼び方が下の名前に変わり、さんが取れる。
母の泰子が水商売をしていた頃は、客の名前が出るたびに竜児は神経をとがらせていたが、泰子は一貫して客をさん付けで呼んでいた。

大河がやろうとしているのは逆のことである。なれ合っていた子供が、相手を婚約者として意識し、それゆえにフォーマルにさん付けで呼ぼうと言うのである。その気持ちはわかるし、竜児もまんざらではない。

大河は馴れ馴れしいどころか、図々しくて偉そうな所から始めた女だから、ここに来てさん付けなどされて、竜児は結構ダメージを負っている。甘い気持ちで胸が一杯になって、しばらくは大河に小言なんか言えそうにない。

だが、第三者がそれをどう思うかとなると話は別だ。

大河が深窓の令嬢だと言うのなら話は早い。朝の挨拶が「ごきげんよう」などというどこかのお嬢様学校に通う女子が、婚約者に対してさん付けというのなら、いかにもという気がする。
だが、逢坂大河である。ほしくもない手乗りタイガーなどという称号を勝手に与えられていた大河は、歩けば人波が割れ、睨み付ければ相手が腰が抜かすほど悪名が高い女なのだ。
おまけに、木刀一本で先々代の生徒会長に衆人環視の中、がちの殴り込みをかけたエピソードは全校生徒の知るところである。

その手乗りタイガーが「竜児さん」とは、竜児以外の全員がちゃんちゃらおかしいと思うに違いない。

大河もその点気づいたようなのだが

「で、でも。学校でも呼ぶ。決めたから」

と、表情が硬い。竜児は

「なぁ、大河。まずは二人きりの時から始めてみないか」

と、軽くいなしてみるが

「やだ。学校でも呼ぶ。決めたんだもん」

と、いうと、顔を赤くしたまま目を閉じ、ぷいっと膨れて横を向いてしまった。

だめだ。こうなったらてこでも動かない。経験的に、てこを持ってくれば却ってこじれてしまう。これからしばらく巻き込まれそうなどたばたを想像して、竜児は聞こえないようにそっとため息を漏らした。

そういう事が、昨日あったのだ。

◇ ◇ ◇ ◇

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/08(火) 01:12:09 ID:QmDsG8YK0
>>arl GJ!!

>>268
大河と離れられない寂しがり屋の竜児に萌えた←(あれ?

>>269
ギャンギャン言い合える相手が居なくなった毎日は物足りないだろうな

>>275
宿に到着か!!混浴でキャッキャウフフとか期待してないよ?うんしてない

>>279
竜児をさん付けで呼ぶ大河…可愛くてむず痒いw周囲の反応が楽しみだ。続き待ってます!

281 :詩風味 独白竜児 1:2011/02/08(火) 02:00:31 ID:EmAVht2H0
今、バスの中はふたりきり
肩に身をまかせたこの子の長い髪の毛が少しこそばゆい
こういうローカルのバスはくつろげるからいい
都会のバスではこんな風にはいかないな
ふと思い、自分もオヤジ臭くなったものだと苦笑する

・・んっ・・・りゅーじぃ・・・

顔にかぶさった髪の毛を耳にかけるようにして顔を出してやる
寝息が深くなる
こうしていると、この子が本当に信用してくれていることを実感する

ぷしゅーっ

老夫婦が入ってくる
くすぐったそうに微笑みながらこちらを見てきた
軽く会釈をする
自分たちも老いていくのかと思い、まだ先の話かと思い直す

きゃあきゃあわぁわぁ

窓の外で子供達が遊んでいる
ああ、いいな
大人になった今じゃ、あんなに無邪気に笑えない
ふと思い、またおかしくなる
老父母がそれを微笑みながら愛おしそうに見つめている
自分たちも子供ができるのだろうか
これは、そんなに遠くない話だ
ふと不安になる

・・・すぅー・・・

あ、そうか
この子のがいれば大丈夫だったな
ん?!
大丈夫か?
まあいいか

282 :詩風味 独白竜児 2:2011/02/08(火) 02:01:50 ID:EmAVht2H0
なぜだろう
田舎は人を感慨深げにする

・・・・・りゅーじぃ・・・・・

ふふっ、また言った

ん、どうした? たいが。

反応するはずがない
分かっているけど答えてみる
優しい声で答えてみる

・・・むにゅ・・・むにゅむにゅ・・・

髪を撫でる
ああ、この子の髪の匂いは落ち着く

・・ふぅ・・・

また寝息が深くなる

かんかんかんかん

遠くの方で踏切の音が聞こえる・・・


そんな午後のひととき

283 : ◆Eby4Hm2ero :2011/02/09(水) 10:28:10 ID:7jqY2wdy0
>>281-282
GJ!
穏やかな雰囲気がいいね。

284 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/02/09(水) 10:30:59 ID:7jqY2wdy0
お題 「晩飯」「隠し」「わからない」



「ねえ竜児」
「おう、どうした?」
「わからないんだけど、なんで鍋にお米の研ぎ汁なんかとってあるわけ? いくらあんたがMOTTAINAIが身上のエコセコ犬だからって、アレ飲むわけじゃないでしょ?」
「それはだな大河、今日の晩飯が風呂吹き大根だからだ」
「? なんで大根と研ぎ汁が関係するの?」
「作ってりゃわかる。ほら、まずは大根を輪切りにして」
「厚さはこれぐらい?」
「おう。で、厚めに皮を剥く。一つ俺がやるから、よく見とけよ」
「う、うん」
「包丁はあまり動かさずに、大根の方を回していくんだ。上下に少しずつ動かしながらな」
「えっと……こ、こう?」
「そうそう、上手いじゃねえか」
「えへへ……で、これを茹でればいいのね?」
「いや、まだだ。まずは面取りをしねえと」
「……めんとり?」
「角を少し削って、煮崩れしにくくするんだよ。それからこう、片面に半分ぐらいまで十文字に切り込みを入れる」
「それは何の意味があるの?」
「隠し包丁っていってな、こうしてやると中心まで味が染みやすくなる」
「へー」
「で、ここで出てくるのが米の研ぎ汁だな。こいつで下茹でしてやることで大根のアクが抜けるんだ」
「なるほど……」
「弱火で30分ぐらい茹でたら、あとは出汁で炊いて出来上がりだ」
「じゃあ後はほぼ待ってるだけ? 簡単なのねー」
「まあな。だけどまだ終わりじゃねえぞ」
「へ?」
「さっきの大根の皮をキンピラにするだろ、あと風呂吹き大根につける練り味噌も作らなきゃならねえ。大河は味噌より鶏そぼろの餡かけのほうがいいか?」
「ちょ、ちょっと待って! 今習った分ノートに書いちゃうから!」

「なあ大河」
「んー?」
「そのノートさ……名前だけなんとかならねえか?」
「何でよ、悪い?」
「いや、悪くはねえけど……その、人に見られたら恥ずかしいじゃねえか」
「他人に見せるつもりなんて無いんだから構わないじゃない」
 言いながら大河が閉じた表紙に書かれたタイトルは、『およめさんノート』。
「お、おう……」

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/09(水) 17:52:00 ID:2Lx/iH+X0
>>279
大河、頑固だなぁwで、羞恥に耐えられず逃げ出してしまったとw
桃色空間に頬がとろける…まったくこのバカップルは!

>>282
かんかんかんをくんかくんかと空目(ry
まったり流れる一時がいいですなあ

>>284
アフターの二人はこうやって仲良く料理してるんだろうね
およめさんノートw乙女思考の大河ならやりそうで可愛いw

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/09(水) 20:18:38 ID:zgVoEvhZ0
およめさんノートかわいいいいいい
なんかもうほのぼのした雰囲気がいいなぁ

287 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/10(木) 01:38:29 ID:4ek1nOT/0
「ねぇ竜児ぃ……竜児さん」
「おう」

二人並んで帰り道。いつもの呼びかけを慌てて言い直す大河。口調はちょっとおすまししたよう。

すっかり日が落ちるのが早くなった今日この頃。学校が引けたばかりだというのにぼやぼやしていると日が暮れそうな勢いだ。冷たい風に吹かれて、竜児とおそろいの赤いマフラーに首を埋めた大河が、竜児の顔を見ずに話しかける。

「あのあと、何か言われた?」
「あのあとって、昼休みか」
「うん」

そりゃもちろん、盛大に「何か」言われたさ、と竜児は独りごちる。

何かあったのか、と真顔で心配する北村を除くと、村瀬を含む全員がにやにや笑いを隠さずに、嫌らしい視線を注ぎ込んできたのだ。当然、一部男子から「高須…、熱いなおい」「説明を要求する!」などと冷やかしが飛んだし、
それ以上に女子のくすくす笑いとひそひそ声はもっとこたえた。

しかしそれは置いといて

「まぁ、な」

と、竜児は軽くほほえんでみせる。

「なんだ?やっぱり止めるか?」

努めて明るく言うのは、大河が実は無駄に落ち込みやすい性格であることを、竜児は知っているからだ。全校生徒を震え上がらせた手乗りタイガーは誰よりも繊細な女の子なのだ。

288 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/10(木) 01:41:04 ID:4ek1nOT/0
「どうしよう」

そういって大河が立ち止まり、竜児を見上げたのはちょうど竜児の家の前。

「俺に聞くのかよ」
「だって」

ちょっとすねたような顔になる大河に、もう一度ほほえむ。

「正直、みんなの前で『竜児さん』って呼ばれるのは恥ずかしいな」
「やっぱり?」
「だけど、昨日、お前にそう呼ばれたときは、なんてか。その」

風に吹かれたのが理由のようなふりをして、竜児はすこしだけ言いよどむ。

「うれしかったぜ」

自分の頬が少し熱いのがわかる。

「ほんと?」

大河も頬を赤らめてぱっと表情を明るくした。

「嘘じゃない?」
「嘘じゃねぇよ」
「じゃぁ、時々呼んでいい?」
「まぁ、な。二人っきりの時だぞ」
「うん」

そういってうれしそうに微笑む恋人に、つい、たがが外れる。少し暗くなってきたのをいいことに、竜児はさっと目を左右に走らせ、大河を抱き寄せる。そして、

「ちょっ、竜児。なによ、まだ明るいのに」

あらがう間もあればこそ、優しく唇を奪う。大河といえども唇を奪われてしまってはどうしようもない。できることと言えば、昼間っから狼藉に及んだ恋人を、頬を染めて恨めしげに見上げることだけである。

「なんだよ。いいじゃねぇか。恋人なんだし」

と、顔を赤くしながら珍しくわがままを言う竜児に、しかし大河も顔を赤くしたままで噛みつけない。ちょっと唇をとがらせると、ようやくの思いで一言なじることができただけ。

「なによ。竜児さんの意地悪」

(お・し・ま・い)

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/10(木) 18:34:40 ID:/KpyXwN90
GJ!!
大人びたい大河かわいすぎる。さん付けはこっちまでむず痒い気分にw
大胆なのに初々しいイチャつきっぷりに萌え転んだ
告白前にプロポーズを、プロポーズ前に唇を奪った竜児さんならやるな!
乙でした!

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/10(木) 20:31:50 ID:h8+j+Epv0
>>289

キス・プロポーズの順番で一瞬?と思ったが原作では告白前にプロポーズを、プロポーズ前にキスで合ってた

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/10(木) 23:52:04 ID:F1ItOj+N0
GJGJGJ



292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:27:02 ID:61D92NHc0
おおう…いつの間にか良作ラッシュが続いていたんだな。
婚約者も竜児独白もおよめさんノートも超絶にGJだぜ!

さて、偉大なる先人たちの後で恐縮ですが、俺も新ネタができたから投下させてもらいますw
ずっと昔話だと思ってたら意外と近代文学作品だったお話の改変ネタですが。
以下数レスいただきます。

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:32:24 ID:61D92NHc0
ある山の中に、一人の少女が住んでいました。その少女はとても小柄で、腰まで届く長くふんわりとした淡栗色の髪が特に目に付きました。
ずっと人里離れて暮らしていた少女は、いつからか、ふもとの村に住む人々と仲良くなりたいと願うようになりました。そこで、その少女―――相坂大河―――は、村人たちと仲良くなれればと、自分の家の前に、

『心のやさしい 鬼の家です どなたでも おいでください
 おいしいお菓子が ございます お茶も沸かして ございます』

と書かれた、立て札を立てたのでした。そう、彼女は、大河は鬼だったのです。
人間と同じ着物を着て、見た目こそ普通の少女に見えましたが、その小さな体の、その細い腕のどこからそんな力が出てくるのかというくらいの怪力の持ち主で、
たとえではなく、本当に素手で虎をやっつけることができた(その証拠に、彼女は着物の上に、虎の毛皮でできた上掛けを身に着けていました)ため、人々からは『虎鬼』とか『手乗りタイガー』と呼ばれていました。
そんな名実ともに恐ろしい大河のことを人間は疑って、何日経っても誰一人として遊びに来ませんでした。
大河は信用してもらえないことを悲しみ、悔しがり、しまいには立て札を引っこ抜いて、その怪力に任せてばらばらに壊してしまいました。
「おいおい、せっかく作ってやったのに、なにもぶっ壊すことねぇだろ、もったいない」
ちょうどそこへ、山の反対側に住む少年―――高須竜児―――が訪ねてきました。彼もまた、鬼の一族でした。
そのつり上がった両目はまるで竜のようにぎらぎらと冷たく輝き、眼光は青白く鋭い光を放っていたので、彼もまた『竜鬼』とか『ヤンキー高須』と呼ばれ、ある意味大河以上に恐れられていました。
さて、竜児が大河の家を訪ねた理由、それは今日の昼食を作ってあげるためでした。いいえ、それどころか夕食も、翌日の朝食も、それに立て札に書かれていたお菓子やお茶も。
そして大河が壊してしまった立て札、果ては大河の着物の寸法直しさえ、全て竜児がこしらえたものでした。
むしろ、大河の身の回りの世話を全て引き受けている、といっても過言ではないくらい、竜児は目つきこそ悪くても、その外見からは想像もつかない、とても家庭的で穏やかな性格の鬼でした。
「うっさいわね。だいたい、あんたが同じ山に住んでるから人間たちが怖がって近寄らないんじゃないの?この顔面凶器鬼」
「おう…ひでぇな。俺ん家はこの山の反対側だぞ?十分遠いだろうが。まあ、作戦を始めてからまだ一ヶ月も経ってないだろ。あせらず、別の手を考えようぜ」
人間たちは、大河に抱くイメージばかりが先行し、彼女のことを信用していないのでした。
―――大河が、本当に心から人間と仲良くしたいと願っていることも。


294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:33:35 ID:61D92NHc0
「お芝居?」
竜児の作ってくれた昼食をお腹いっぱい平らげた大河は、新たな作戦の内容を聞いていました。
「おう。とどのつまり、村人たちがおまえに持ってる悪い印象を変えてやりゃいいのさ」
ちなみに今は食後のお茶を飲みながら、今日も村人に食べてもらえなかった竜児特製のお菓子をぱくぱくとつまんでいます。
まんじゅう、大福、芋ようかん。どれも茶店で出されても十分通用するくらい、本当に美味しそうです。
「そうだな…俺が村に行って悪さをする。あぁ、もちろんフリだけだ。村人に危害は加えたりしねぇよ」
大河は、大福の最後の一口をこくん、と飲み込み、そのぷっくりとした薄紅色の唇に付いたあんこをぺろりと舐め取りながら「うんうん」と頷きます。
「んで、そこにおまえが出てきて俺をやっつける。言っとくがこれも本気でやるんじゃねぇぞ?おまえの馬鹿力は鬼の間でも有名だからな」
「しないわよ失礼ね」
「そうすりゃ、村のみんなも大河が本当はいい鬼だって分かるだろ?そうすりゃ、後は自然に仲良くなれるだろうさ」
竜児の話は確かに的を得ているところがありました。もともと鬼である大河は(自身の武勇伝もありましたが)、それだけで人間から恐がられている部分もあったからです。
竜児の提案は、大河にとって魅力的に感じました。でも、それじゃあ―――
「私はよくても、竜児が悪い鬼だって人間たちに思われちゃうじゃない」
それじゃあ、竜児に申し訳ない。大河の心の中には、少しだけそう思う部分がありました。そのため、どうしても諸手を上げて賛成する気分にはなれませんでした。
「俺はいいのさ。もともと俺はふもとの村人と関わることはねぇし、今はおまえが村人と仲良くなれるようにする方が大事だろ?」
竜児は目つきの悪さだけを除けば、他はとてもよくできた少年です。今もこんな風に、大河に対して協力してくれる。それどころか、毎日毎日、山の反対側にある自分の家から大河の家まで、なにかと身の回りの世話を焼きに来てくれる。
ふと、竜児がこうしてくれるようになったのはいつからだったろうか。なぜ、こうしてくれるようになったのだったろうか―――
大河の脳裏に、ぼんやりと昔のことが思い出されそうになりましたが…
「よし!そうと決まれば、さっそく作戦開始だ。人間のことわざに『思い立ったが吉日』ってのもあるしな」
ふいに発せられた竜児の声に、大河は一瞬頭が真っ白になり、
「ふぇっ!?あ、あぁ、うん。そ、そうね!」
つい、肯定の返事を返してしまうのでした。
―――そして、おぼろげに浮かびかけた記憶は、朝霧に包まれるように、ふたたび大河の記憶の向こう側へと消えていったのでした。


295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:34:41 ID:61D92NHc0
「やあやあ!俺さまの名は竜鬼こと高須竜児だ!部屋の中が汚れている家はないかぁ!?この俺さまがピッカピカにしてやんぞぉ!!」
昼下がりの村の中に、突如として響き渡った声。見れば竜児が、片手に持ったなにやら小さな棒切れを振り回しながら、大声でわめき散らしていました。
ちなみに、その棒切れは『高須棒』と名付けられた竜児お手製の掃除道具でした。鬼に金棒ならぬ高須棒。見た目と名前はともかく、小さな汚れも逃さない便利グッズでした。
「で、出たー!竜鬼だーーーっ!!」
「今まで村に近付いたことなんてなかったのに、なんで急に!?」
「あの目、やっぱり怖ぇ!」
「おっ母ぁ、助けてーーー!!」
村人たちは大混乱。言葉だけ聞けば竜児が親切心から掃除を手伝ってくれるようにも思えますが、そこは目つきの悪さは天下一品の竜児です。
そのぎらりとした眼光を惜しげもなく煌めかせて村中を練り歩いているのですから、もはや言葉など誰の耳にも入っていません。
―――と、そのときです。
「待ちなさーーーーーい!村人を困らせる悪い鬼め!そんなプラチナ…ふろ…ふ、ふら、不埒な輩は、この私が退治してくれるわ!!」
とある民家の屋根の上に、大声を張り上げる小柄な少女の姿がありました。そう、それは…
「うわ!虎鬼だ!」
「手乗りタイガーまで出たぞ!!」
「でも、なんだか様子がおかしいぞ?」
「竜鬼を退治するって?」
「あいつ、俺たちを助けてくれるのか?」
それは、竜児から『頃合を見て出て来い』と言われていた大河でした。竜児は目を細め、屋根の上の大河を見上げます。
しかし「なにぃ?生意気な小娘め、人間の味方をするとは同族とて容赦はせぬぞ。まずはおまえから血祭りにあげてやるわ!」などと考えているのではありません。
「馬鹿と煙は高いところが好き、とはよく言ったもんだが、あんの馬鹿野郎。どうやって降りるつもりだよ…」
―――自信たっぷりに竜児を見下ろす大河にも、さっそく雲行きが怪しくなってきた作戦にも、竜児は一抹の不安を覚えていたのでした。


296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:35:33 ID:61D92NHc0
そんな悪い予感がしているときに限って、それは的中してしまうものです。
突然、びゅお、と突風が吹きすさび、村人も、竜児も、たまらず目を閉じました。そして―――
「う、わ、わわっ!」
小さな悲鳴に竜児が目を開けると、屋根の上にいたために、ひときわ強い風に当てられたのでしょう。ふらりとバランスを崩して落下する大河の姿が映りました。
「―――っ、大河!危ねぇ!!」
竜児は手に持っていた高須棒を投げ出し、おおよそ人間には真似のできない健脚で駆け出すと、落ちてくる大河を両腕をめいっぱい広げ、全身で受け止めました。
「…いっ、たた……。って、竜児!?」
「おう…大河、げほっ、怪我は……ねぇか?」
落下の衝撃を受け止めきれず、竜児はそのまま地面に転がる形となってしまいましたが、腕の中の大河だけは、しっかりと抱きしめられていました。
「私は大丈夫。竜児こそ…ごめんね、大丈夫?」
これくらい屁でもねぇよ、と言いかけた、そのときです。村人たちが、いつの間にか大河を抱えて倒れ込んでいる自分たちを見つめていることに、竜児は気付きました。
やばいな、突風のおかげで村の連中には俺が大河を助けたところは見られてなかったみたいだが、ここからどうする?
竜児は大河に、そっと耳打ちをしました。
「大河、もうこうなりゃ多少強引でもかまわねぇ。このまま俺をやっつけたことにするんだ。ちょうど俺はぶっ倒れてるし、あとは勢いで押し通せ」
それを聞いた大河は、一瞬きょとん、とした顔を見せましたが、今はお芝居の最中であることを思い出すと、はっとして、小さな体をばねのように跳ねさせて竜児から離れると、
「ど、どうだぁ!悪い竜鬼はこの私が退治してやったわー!さあ、もうこれからは村で悪さをしないと誓いなさい!」
不自然に声は裏返っていましたが、大河はなんとか、その場を取り繕うことに成功しました。
「うわー、まいった、まいったー!もう悪さはしないよぉ。虎鬼さん、どうか許しておくれーーー」
おいおい最後まで不安の残るやつだなぁ、と心の中で苦笑いをしつつも、竜児はその場からそそくさと立ち去りました。
「手乗りタイガーが竜鬼をやっつけたぞ」
「あいつ、本当はいい鬼だったんだな」
「虎鬼さん、ありがとう、ありがとう!」
村人たちに囲まれて、戸惑いつつも笑顔を見せている大河を竜児は物陰に隠れてしばらく見つめていましたが、やがて……
「…よかったな、大河。これからは人間と仲良くするんだぜ」
ぽつりとそう呟くと、そっと、その場を後にしました。
―――竜児の言葉は喧騒に紛れ、村人たちの耳にも、大河の耳にも、届くことはありませんでした。


297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:37:19 ID:61D92NHc0
それから、大河の家には村人が遊びに来るようになり、大河もまた村に招かれ、夜遅くまで村人たちと楽しく過ごすようになりました。でも、三日、四日と経つうちに、大河の心に、小さな心配が出てきました。
それは、あの一件以来、とんと姿を見せなくなった竜児のことでした。食事は村人たちが振舞ってくれるので竜児が作りに来ることはなくて当然と思っていました。
しかし、竜児と知り合って以来、こんなに何日も会わないことは初めてだったので、不安に思った大河は、とうとう五日目の夜に、竜児の家を訪ねてみることにしました。
―――しかし、竜児の家の入り口は硬く閉ざされ、その戸口には、一枚の手紙が挟まっていました。

大河へ。
村で暴れたりすんなよ?
せっかく村人と仲良くなれたのに、また怖がられたら元も子もねぇからな。
悪者になってる俺が顔を出すわけにはいかねぇからこっそり様子を伺ってみたが、どうやら最近、飯は村人が食わせてくれてるみたいだな。
これなら安心して行ける。
俺がいなくても、村人たちと仲良くしろよな。
――――――竜児より

………ぽろり、と。
「あれ?」手紙を読み終えた大河の目から、
「私…」涙が、
「なんで…」一粒、
「泣いてるの?」こぼれました。

村人と仲良くなれたのに、毎日楽しく過ごすようになったのに、ぽろぽろ、ぽろぽろ。大河の涙は止まりません。
「………ああ、そうか…私は…わた、し、は………っ」
竜児がいなくなったことが、もう会えなくなったことが、それが……悲しいんだ。
自分がいたら、大河と親しくしていることが村人にバレたら、今までの苦労が全部水の泡になってしまう。だから、竜児は自ら、ここを去ったんだ。大河はそう思いました。
「竜児……りゅうじぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
月明かりに照らされながら、大河は声の限りに泣き、叫び、竜児の名を呼びました。
もう会えない、竜児の名を。いつからか、大河の心の全てを満たしてくれていた、竜児の名を。
―――いつからか、誰よりも大切な存在になっていた、竜児の名を。


298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:38:32 ID:61D92NHc0
よう、おまえが虎鬼…逢坂大河、か?…って待て待て、喧嘩を売りに来たわけじゃねぇ。
俺は高須竜児。まあ、見ての通り同族さ。今度山の反対側で暮らそうかと思ってな、一応、先客さまに挨拶をと…おい逢坂、おまえ、なんだかふらついてねぇか?
…おい、逢坂?逢坂!しっかりしろ!………ってこりゃあ…腹の音…か?

………おう、気付いたか?悪いとは思ったが、庭に放置するわけにもいかねぇからな。勝手に入らせてもらった。とりあえず米があったんで、ほれ、チャーハン作っといてやったぞ。どうだ、食えるか?…おいおい、すげぇ食いっぷりだな。
それにしても、かまどがススと埃にまみれてたぞ。水おけはぬめりとカビと生ごみのスリーコンボだ。見た感じ、まともに料理してるとは思えねぇんだが…おまえ、長いことまともに食ってないんじゃねぇのか?…って人の話聞けよ!

おう、逢坂。今日はおまえん家を掃除しに来てやったぞ。なに?『そんなこと頼んでない』だと?あのなぁ、あんな家ん中見せられて黙ってられるほど俺は鬼ができてねぇんだよ。
…えーいうるさいうるさい。とにかく、今日は掃除するぞ!…あ?飯?わかったわかった。今日も作ってやる…だー!わかった、わかったから!なんなら毎日だっていい。だから俺に掃除をさせろ!

なあ、俺たちもう知り合ってからだいぶ経つけど…おまえ、俺のこと最初から『竜児』って呼び捨てにしてたよな。…いや、特に他意はねぇんだが…なんだか、対等じゃない感じがしてな。ずっと俺だけ『逢坂』って、苗字呼びのままだしよ。
おまえは俺を竜児と呼ぶ。だからこれからは俺も…『大河』って呼ぶぞ。

………ふーん、ふもとの村の連中と仲良くなりたい…ねぇ。大河って鬼のくせに人間に興味があるのか?
…いやいや、誰も悪いとは言ってねぇだろ。なんつーか、その…そういう風に考えられるのって、すげぇなって思ってよ。
よし、わかった!俺が協力してやる。村人たちと仲良くなれるように、俺にできることならなんだってやってやるぞ。
そうだな…まずは無難に『お菓子とお茶』でも用意して様子を見てみるか?
…え?『なんでそこまでしてくれるのか』って?なに言ってんだよ今さら。でも…そうだな。人間の中では昔から『虎と並び立つのは竜だけだ』って思われてるらしいんだよ。
俺は竜だ。おまえは虎だ。だから俺は竜になる。竜として、おまえの傍らに居続ける。
おまえが幸せになれるように、俺はなんだって協力してやる。…まあ、それだけだ。

どのくらい泣いていたのか、いつの間にか泣き疲れ、竜児の家の前に座り込んで眠っていた大河は、竜児と始めて会ってから今までのことを、夢に見ていました。
「そっか…私、いつからか、竜児が…竜児のことが…」
―――好きになってたんだ。


299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:39:59 ID:61D92NHc0
「………おう、大河?おまえ、こんな夜更けに俺ん家の前でなにやってんだよ!?」
再び目を閉じようとした大河の耳に、はっきりと聞こえてきた声。誰よりも聞きたかった声。
「………………うそ」
大河は、その両目にはっきりと映る、目つきの悪い少年の姿を見つめると…
「りゅう、じ…りゅうじぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「おうっ!?ちょ、ちょっと待て大河!」
小柄な体からは想像もつかない力で、竜児に見事なタックルをかけ、力いっぱい抱き締め、
「ごめんね、ありがとう。ごめんね、ありがとう…!」
そして、心からの謝罪と、心からの感謝を竜児にするのでした。
「………なるほど、おまえはこの置き手紙を見て、俺が二度と戻って来ないと思っちまったわけか」
たまたまその日、帰りが遅くなるので念のため手紙を残しておいた竜児は、大河からいきさつを聞くと「勘違いさせちまって悪かったな」と、大河の頭にそっと手を置き、
「それと…俺も、大河が好きだ。最初は純粋に放っておけないからって気持ちだった。でもな、それからずっと大河と過ごすうちに、おまえの知らない一面がたくさん見えるようになって…気が付けば、おまえに惚れてたんだ」
竜児の胸に顔を埋め、「うん、うん」と頷く大河のふんわりとした髪を、優しく撫でるのでした。
「大河、もうじき俺は十八になる。そうすりゃ、鬼としても一人前だ。だから…俺が十八になったら………嫁に来いよ」
「うん。ふ、ふつつかな鬼ですが…よろしくお願いします」
―――顔を真っ赤にしながら、でも、はっきりと。大河は、竜児に返事をしたのでした。


300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:41:06 ID:61D92NHc0
『心のみにくい 鬼の家です』

翌日、大河の家には、そんな風に書かれた立て札が立っていました。いつものように大河のところへ来た村人たちは不審に思い、村のみんなにこのことを話し、いつもより多くの人々が、大河の家の前にやってきました。
「今日は、みんなに謝らなくちゃいけないことがあるの」
大河がそう言うと、大河の家の戸ががらりと開き、竜児が出てきました。村人は「ひぃ」と声を漏らしましたが、大河と竜児の真剣な眼差しに、逃げ出すことはしませんでした。
そうして、大河と竜児は、これまでのことを全部、正直に打ち明けました。
もともと、大河と竜児は交友関係があったこと。
大河が村人と仲良くなりたがっていたこと。
竜児はそれに協力したこと。
あの村での一件は、二人のお芝居だったこと。
結果的にみんなを騙すことになってしまって、本当に申し訳ないこと。
「…でもな、大河は本当に、純粋にみんなと仲良くなりたがっていたんだ。それに、あのお芝居の後、俺がいなくなったと思って…こんな俺なんかのために、こいつは涙を流して謝り、お礼を言ってくれたんだ。こいつは、大河は、本当に心のやさしい鬼だ!」
「…ううん、竜児は、こんな私なんかのわがままのために、自分の全てを犠牲にして、悪者になってくれたの。竜児の方こそ、本当に心のやさしい鬼よ!」
「「だから!」」
「大河だけは!」
「竜児だけは!」
「「―――許して欲しい!!」」
………村人たちは、誰一人として、声を出さずに、二人の話を聞いていました。
むしろ、二人の互いを思いやる必死な姿に心打たれ、声を出すことができなかったのです。
そのまま村人は、一人、また一人と、無言で大河の家を去っていき、ようやく、最後の一人が、「…俺たちの方こそ、ごめんな」………そう、口にしました。
村人たちは、村に戻ると、『自分たち人間のやさしさ』とは、いったいなんだろうか。そんな話をしました。それは何日も、何日も続き、やがて、村人全員がこのことについて考えるようになりました。
自分たちと仲良くなりたいがために、毎日お菓子を用意し、あらん限りの振る舞いをしてくれていた大河に。大河を自分たちと結びつけるために、全ての罪をかぶって嫌われ者になろうとした竜児に。
どうすれば、自分たちは報いることができるだろうか。どうすれば、自分たちのやさしさを伝えることができるだろうか。
―――そして、それから幾月かのときが流れ、季節も移り変わろうかというころ―――

村の中に、一軒の家が建てられました。そして、そこに、一組の夫婦が招かれました。
村人たちは全員で二人を歓迎し、まだ祝言を挙げていないことを聞くと、盛大に祝言の宴を開き、二人の幸せを祝いました。
夫婦は、そのまま村の仲間として、いつまでも、いつまでも、村人たちと仲良く、幸せに暮らしました。
その、小柄だけれど力持ちのおかみさんと、目つきは悪いけれどとても家庭的な旦那さんの住む家の庭には、決して書き換えられることのないよう、村人たちがこんな言葉を刻んで贈った庭石が、大切に置かれていたそうです。

『心のやさしい 鬼の家です』


301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 03:44:44 ID:61D92NHc0
以上です。
元ネタは『泣いた赤鬼』から。

どうしても原作の赤鬼が泣いて終わりというエンドが子ども心に納得できなかったので、
今回、竜虎にハッピーエンドを演じてもらいましたw

ベタではない、王道なのだ!ラブラブ竜虎バンザイ!!
…長文失礼しました;

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 19:03:35 ID:gepVC/Yy0
>>287 最後の一言の破壊力がァァァァ…                               >>293 高須棒wwさすが竜児さんパねぇっす!!

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/11(金) 22:35:49 ID:ERZ+TPHG0
>>301
心温まるいいお話だ…
竜虎へのアレンジが絶妙だなあ。全く悪役になりきれていない親切な竜鬼に吹きましたww
ホント竜虎はどんな設定でもハッピーエンドしか浮かばんよね。乙です!

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/12(土) 21:48:23 ID:AZ/qrv1m0
ところどころ笑ってしまったwGJ.


305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/13(日) 02:17:39 ID:eypMyf7VO
久々にアニメ見てニヤニヤしてきた

306 :代行 とらドラ!で三題噺 ◇Eby4Hm2ero:2011/02/13(日) 12:31:18 ID:qxBU0u3l0
432 名前:とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero[sage] 投稿日:2011/02/13(日) 12:24:22 ID:???
お題 「ちょっと」「妙な」「あった」


 ぴと。
「おうほぉうっ!?」
「……ちょっと竜児、いきなり妙な声出してるんじゃないわよ」
「お……おまえが不意打ちで首筋に冷たい缶なんか当てるからじゃねえか!」
「ふーんだ、恋人の接近に気付かないあんたが悪いのよ。罰ゲームとして冷たいコーヒー一気飲みの刑」
「まさか、そのためにわざわざ買ったのか?」
「ううん、あったかいのと間違えたの」
「……おう、そうかそうか」
「だけどほんと、何をボーっとしてたわけ?」
「大した事じゃねえよ。クリスマスの料理とプレゼントを何にしようかなって考えてたんだ」
「……今から?まだ11月なんだし、早過ぎない?」
「受験の本番も近いし、忙しくなってから慌てるより余裕があるうちに決めておいた方がいいだろ」
「んー、それもそうね……それじゃ、今日は予定変更してプレゼント買いに行く?」
「駄目だ。今日は図書館で勉強」
「ぶー、竜児の糞真面目犬ー」
「大河はまだ何も考えてねえんだろ。だったら来週にでも、ある程度候補絞ってから行くほうがいいじゃねえか」
「むー……仕方ないわね、お楽しみはそれまでとっておくとしますか」
「おう」
「じゃ、今日はお勉強デートってことで、行きましょうか」
「いや、それデートって言うのか?」
「場所や内容が問題じゃないのよ。こうやって竜児と二人っきりでお出かけするのはみんなデートなの」
「……お、おう」

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/13(日) 18:08:35 ID:oaVVu1ky0
>>306

2828が止まらん

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/13(日) 23:47:08 ID:rITs4ae70
>>306
定期乙GJ
お勉強デートって何のお勉強?w

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/14(月) 04:38:58 ID:4vi0gdAt0
>>306
おつおつ
最後のセリフたまらんw

今日はバレンタインだな!
二人がようやく素直に勇気を出して婚約し、恋人同士になり、真の幸福を得るために一旦別離した日だ
胸熱

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/15(火) 00:10:35 ID:lLApro/b0
>>306
三題噺氏、いつもながら乙&GJです!
些細な日常の様子でここまで2828できるのはホントすばらしいっすわw

さて、僭越ながらバレンタインで小ネタを一つ。日付変わってるけど気にしない!
ゾンビ竜児のときもそうだったが、俺が書くといつもあーみんがいい奴になる仕様でお送りします。

あれ?あんたこんな時間までなにやってんの?高須君と帰ったんじゃなかったの?…っておい、いきなり『うっさいばかちー。あんたこそなにやってんだ』ってなんだよ?
あたしは図書室で受験勉強だよべ・ん・きょ・う!つか普通に話しかけただけなのに噛み付かれる筋合いないんですけど。ちょーっと生意気じゃね?
亜美ちゃんムカついてきちゃったなー。おいコラなんとか言え…って、あんた…泣いてんの?
いやいや『泣いてなんかない!』って、ばっちり涙と鼻水出てるんですけど。あーもう、とりあえずほれ、涙拭けよ。
うげっ!?こら!鼻水くらいティッシュ使えバカ虎!…あー…あぁ…はぁ、もういいわ。すっかり毒気も抜かれちゃったし。
んで、本当なにがあったのよ?亜美ちゃんだって鬼じゃないんだから話くらいは聞いたげるわよ…え?チョコ?
そういや、昼間あたしと実乃梨ちゃんが高須君にチョコあげたとき、あんただけあげてなかったわよね。てっきり高須君の家とかで渡すのかと思ってたけど…
あんた、なんか隠してるでしょ?ここまできて『なんでもない』わけねーだろおい、正直に白状しな!
………うわー、見事にばっきり割れてるわねこれ…。しかもド真ん中。おまけにハート型だし…手作りじゃんこれ。こりゃ確かに縁起悪すぎて渡せないわねぇ。
うんうん、『朝登校中に転んで、もしやと思って学校着いてから確認したら案の定割れてた』…と。あんたどんだけドジなのよ。
…わー!泣くな!泣くなって!泣いたってチョコは元に戻んねーんだから。ほら、さっさと行くよ!え?『どこへ?』って、家庭科室よ家庭科室。
こうなりゃ今からそいつ溶かして新しいチョコ作り直すしかねーだろ。どうせ市販のチョコを買うなんてあんたの心が許せないんでしょ?
あんたと高須君のバカップルっぷりを毎日毎日見せ付けられてりゃ、あんたがどれだけそのチョコに高須君への想いを込めてたかなんてわかるっつーの。
さぁ、もう下校時刻とっくに過ぎてんだから、先生に見つかったら強制退去させられるよ。さっさと支度しな!
…え?『なんでそこまでしてくれるの?』って?………さーね、あたしだってわかんねーよ。
ただ…さ、大切な人がいる女の子が『今日』泣くのは絶対に駄目。そう思っただけ。
『あたしのキャラじゃない』って?…ふん、それだけ憎まれ口が叩けりゃもう安心ね。そんじゃ、ちゃっちゃと作るわよ。元より凄い奴…高須君が感動にむせび泣くようなの作ってアッと言わせてやんな!
確か調理実習のときにチョコ用の型は見たからオッケーでしょ…あ、どうせならスライスアーモンドとかチョコペンでデコレートするのもいいわね。あたしがひとっ走り買ってきてやるわ。先行って鍋にお湯沸かしときな。


…ふう、あたしも随分とおせっかいさんになっちまったもんだね。まぁ、なんだかんだであいつらのこと色々見てきたし、ね。
あ、そうだ。ただチョコ渡すだけじゃ芸がないから、こいつに後で色々吹き込んでやろう。うん、それくらいしたってバチは当たらないはずよね。
―――高須君びっくりするだろうなぁ、『ちび虎の裸リボン』♪

311 :セロリさン:2011/02/15(火) 03:21:16 ID:bJDI4vEx0
「ちび虎の裸リボン」を詳しく頼むぜェ

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/15(火) 22:15:20 ID:cJoqIs4q0
>>310
裸リボンはお約束ですねwwあーみん相変わらずいい人だぜ!
その後はすごく仲良くやってるんだろうなー

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/15(火) 22:17:47 ID:1VltRmk/0
ちょうど去年はわかめ酒、今年は裸リボン…、来年はどうなるやらww

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/16(水) 19:27:15 ID:XTsgy5x70
うーん、最近アンテナの感度が悪いなぁ…
妄想シチュとかssとか投下したいけど、ネタになりそうなお題がなかなか思いつかないぜorz

みんな、俺に電波をわけてくれ…っ!

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/16(水) 22:27:19 ID:+E6GhoHu0
↑↑ちび虎裸リボ(ry

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/16(水) 23:18:09 ID:j+HpiTog0
インコちゃんが大河の×××な声音を
覚えてしまってうわどうしよう

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/16(水) 23:27:13 ID:oEo8tsrv0
プラス。竜児の、大河のいないとこでの発言をインコちゃんが代弁し虎激昂…


SSに浸りっぱなしだった最近、ふとアニメ一話を見返したら気分が変わった気がする

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/17(木) 01:52:34 ID:HBZ4wRDn0
>>315-317
みんなありがとう!これで俺は戦えるよ!
ちび虎裸リボン人気だなw加えてインコちゃん大活躍劇×2か…
全てのネタをひっくるめて俺のチューナーで変換したらこんな話になった。
ムリヤリ感はあるかもしれないが許してくれ;

「おう、大河。今日はずいぶん遅かったな?」
「うん、ちょっとね」
「飯の仕込みは全部終わってるんだが…今日は先に風呂洗ってきていいか?」
「別にいいわよ。待ってるから」
「悪い。じゃあちょっと待っててくれ。あ、ついでですまんがインコちゃんに菜っ葉をあげといてくれ。台所にあるから」
「りょうかーい」

「はぁ、ばかちーのおかげでなんとかチョコは元通り…ううん、チョコペンで文字も書いてあるしアーモンドも入った、元以上のものになってるわ」
「た、たい…が」
「それにしても…帰りがけに言われたアレはなによ!?そんな恥ずかしいことできるわけ…ない…じゃないのよ」
「たいが、な、なな、な…」
「あーはいはい菜っ葉ね。ごめんねブサ鳥、今あげるから…」
「大河…なん、でだよ…」
「……え?」
「たい、が。今日お、れに、ち、ちょこ、ちょこくれな、かった」
「これ…」
「櫛え、だとか、わ嶋はくれたのに、たい、がは、くれなかった。た、たたのしみ、にして、たのに」
「竜児の…独り言?」
「な…なあ、い、ンコちゃ、ん。お、俺、なんかわる、いことした、かな?大、河にきらわれ、るようなこと、し、たか、な?」
「竜児………まったく…あいつは………」

「ふー、お待たせ大河。すぐ飯にすっから…」
「竜児!」
「おうっ!?な、なんでおまえ微妙に怒ってんだよ!?」
「あんた、女々しすぎよ!そんなに私が信用できなかったの!?」
「た、たたい、が。ちょこ、くれ、れな、かた」
「イ、インコちゃん!な、なんであんな短時間で、しかも一発で俺の独り言を覚えてるんだよ!?」
「私だって昼間のうちに渡したかったわよ!わ、私が…どんな思いで昼休み、あんたたちを見てたか…うぅ…ぐすっ」
「た、大河?おいおいどうしたんだよ、なんで今度は急に泣き出す!?さっぱり話が見えないぞ!?」
「うえぇーーーん、りゅうじーーーー!!」

「ごちそうさま!美味しかったわ、いつもありがとう!」
「…なるほど、朝転んだ拍子に割れちまってたのか、チョコ。」
「うん。だから昼間のうちに渡せなかったの」
「んで、気まずくて俺と一緒に帰らないで教室に残ってたら、事情を聞いた川嶋が作り直すのを手伝ってくれたのか」
「うん。このチョコペン、あいつが用意してくれたの。元々私が作ったのはシンプルな奴だったし」
「『竜児へ、いつもありがとう、大好き!』…か。おう、ありがとうな、大河。二人には悪いが、櫛枝と川嶋のチョコより、やっぱりおまえのチョコが一番嬉しいぞ」
「…うん。えへへ…」
「明日、川嶋にお礼しないとな。なんか簡単に焼き菓子でも作って学校に持って行くか」
「うん、そうね。……あ、あとね、竜児。も、もう一つ、渡したいものがあるの!」
「…もう一つ?」
「そ、そう!準備に時間がかかるから、竜児の部屋借りるわ。いい?私がオッケーって言うまで、絶対に開けちゃだめよ。開けたら…消す!」
「お、おう…わかった。ここで待ってりゃいいんだな?………しっかし、なんだってんだ?鶴の恩返しじゃあるまいし…」

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/17(木) 01:53:36 ID:HBZ4wRDn0
「い、いいわよ!入ってきなさい」
「お、もういいのか?そんじゃ入るぞ。いったいどうし―――――」
「……り、竜児……」
「―――うわぁぁぁぁぁぁぁばかやろおまえなんつーかっこしてやがるんだはだかにりぼんでおれのべっどにねころがるってどこのらぶこめまんがだ!!!!!」
「竜児!?落ち着いて!セリフが全部ひらがなになってるし句点がないから読みづらい!」
「川嶋だな!こんなこと吹き込んだの川嶋だな!?つーか、とりあえずその毛布でいいからかけてくれ!」
「あ…、う、うん」
「まったくあいつは…なに考えてやがるんだ」
「あ、あのね、ばかちーがね、『裸にリボンでも巻いて、チョコと一緒に私もた・べ・て♪って言やぁ高須君もいちころりんってなもんよ』って言ってね…」
「そのプランをそのまま採用するおまえもどうかと思うがなぁ…。いいか大河、俺はそんなことされなくたって、いつでもおまえを一番愛してるし、そ、その…」
「な、なによ?」
「…今日はバレンタインデーだろ?…こ、こういうことを、期待してなかったといえば、嘘になる」
「え?…きゃっ!…ぁ……こら、いきなり抱きしめるなんて反則よ…この色ボケエロエロ犬」
「し、しょーがねーだろ。おまえが…可愛すぎるのがわりーんだ」
「…っ!……ばか………不意打ち禁止よ…」
「大河…」
「竜児…」

「ギシギシアンアン!ギシギシアンアン!」
「…りゅうじぃ…どうしよう…」
「イ、インコちゃん、頼む、頼むから静かにしてくれ!」
「ま、まぁ…全部擬音にしてくれてるだけマシじゃない?一言一句流暢に再現されるよりはよほどいいわ」
「よかねーよ!泰子に聞かれでもしてみろ!『わーい、やっちゃんとうとうおばあちゃんになるのねー♪』とかなんとか言い出すに決まってるんだ!」

「竜虎ラブラブ将来安泰!これにて、あ、一件らくちゃくー!!」
「「流暢になるの、そこかよ!!」」

おわれwww

320 : ◆Eby4Hm2ero :2011/02/17(木) 09:51:58 ID:e0gi1JZf0
代理投稿ありがとうございました。

>>318-319
GJ!
あーみんもGJ!
インコちゃんもGJ!w

321 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/02/17(木) 09:52:51 ID:e0gi1JZf0
お題 「レタス」「マスター」「いる」



「ほら大河、サラダだ」
 言いながら竜児が並べたのはレタスの盛られている皿。だが、
「……なんで二つ?」
「小姑とまで言われちゃ黙っていられねえからな。マヨネーズがかかってるのが大河の言ってたやり方で、別皿にしてあるのが冷水で締めてある方だ。食べ比べてみろ」
「竜児の方、マヨネーズの色が違うみたいだけど?」
「おう、マスタードを混ぜてみた。ケチャップの代わりにムニエルにつけてもいいぞ」
「ふーん……」
 竜児の言葉を聞いているのかいないのか、大河はレタスを順番にぱくり、ぱくり。
「……どうだ?」
「確かに竜児の方が美味しい。正直こんなに違うとは思わなかったわ」
「そうだろう、そうだろう」
「だけどね、そうやっていちいちやってみせるあたりが小姑だっていうのよ」
「ぐ……」
「でもまあ、今日の私は機嫌がいいの。あんたの無礼も特別に許してあげる」
「お、おう」
「というわけで喜びなさい竜児、あんたは『口うるさい小姑』から『よくできた嫁』にランクアップよ!」
「誰が誰の嫁だよ!?」
「……」
「おい、大河?」
「……おかわり!」
「おうっ、もうか? というか、鮭それだけ残ってるのに一膳たいらげたってのか!?」
「いや〜、イイことあるとご飯が美味しいわね〜」
「……妙に機嫌いいのはそれでか?……い、一体何が……?」
「……盛り上がったわ! 最高に!」
「???」

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/17(木) 16:54:41 ID:EaoYc0pf0
>>318に多大なる拍手とGJをォォォォ!!        >>321チワワものまね150連発かww    …あれ?150だっけ…?

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/17(木) 19:44:02 ID:aGCORAUE0
>>318
317だけど…すげー!GJGJ!!しかも早かったな

>>321
見たことある台詞だと思ったらなるほど。ストーカーが現れた日ですか

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/17(木) 22:38:17 ID:geHxtwdz0
>>318
なんて高速に萌える話を…!GJ!
竜児の不安知って裸リボン実行する気になったのかも、と考えるとインコちゃんマジでGJだw

>>321
なるほど!
一瞬わからなかった。大河に鈍犬と罵られてくる

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/18(金) 21:59:46 ID:D3oe/qD/P
t

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/18(金) 23:19:17 ID:WqT+WfJz0
血縁関係のない同世代の男女が
家族になるのに一番手っ取り早くて確実な方法は結婚することだよな。
そう思うと「嫁に来い」はとてもシンプルで適切な告白だな。
あのシーンは潔くて胸がすく。

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 01:01:04.48 ID:NyMqikFb0
うむ。素晴らしいな!

ってか、BDはいつ発売なん?

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 19:33:19.66 ID:waPAuqpa0
5月新創刊の雑誌がとらドラ!特集らしくて、どうもBD発売と連動企画じゃねーの?って憶測がある。

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 21:20:39.06 ID:WsoOOwg90
5月雑誌な、大河ねんぷち楽しみだな〜。照れ顔セーラーかわええ
ttp://ec3.images-amazon.com/images/I/41mWD83EVaL._SS400_.jpg

通常の制服ねんぷちもあったんだね
こっちは不敵な表情が可愛いわー
ttp://d-game.dengeki.com/gakuen/special/img/nendo7.jpg

ええい竜児の立体化はまだか!
二体揃えて間に竜児を挟みたい…。

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 21:58:33.01 ID:Wgq7CH5W0
BD発売楽しみだなw

5月刊行の雑誌『月刊アニメスタイル』の発売も本当に楽しみだw
セーラー大河の照れ顔かわいいな〜。この雑誌は必ず買おうw
制服verはNDSで出た電撃文庫作品を集めたRPGの限定版のおまけだったっけ?
欲しい…だがリサイクルホビーショップでも売ってるの見たことないぜ…orz
スクール水着verもとらドラ!ポータブルのおまけであったよね。

マジで竜児も立体化してくれよグッスマさん…。
俺も以前竜虎に始まりメイン5人を自作して投下したけど、やっぱり公式での立体が欲しいぜ…!

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 22:02:28.61 ID:pjxSCcIk0
にいてんごで立体化してなかったっけ?
あれ買い逃したんだよな……
あとストラップでちっちゃく立体化してるぜ

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 22:27:07.15 ID:WsoOOwg90
まじで!?とググってみたけどわからなかった…
三人娘だけのような…

ストラップは嬉しかったなー。可愛いし。
仲良く飾ってるw

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 22:35:00.45 ID:pjxSCcIk0
>>332
あらま3人娘だけだね
勘違いしてたわ

334 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/02/21(月) 11:06:54.45 ID:ZpXMiRVb0
お題 「考えて」「私」「声」



 竜児が好き。
 いつも私のことを見ててくれるのが好き。考えてくれてるのが好き。
 優しいのが好き。叱ってくれるのが好き。
 本当につらい時、必ず駆けつけてくれるのが好き。

 竜児の目が好き。
 みんなは怖いと言うけれど、本当はそんなことなくて。
 真っ直ぐ前を見る時はかっこいいし。
 照れた時にちょっと伏目がちになるとかわいいし。

 竜児の声が好き。
 私の名前を呼んでくれるのが好き。
 朝、挨拶する時は嬉しそうに。困らせると、ちょっと怒ったように。
 心配そうに呼んでくれるのも好き。心配させたくはないのだけれど。

 竜児の指が好き。
 美味しいご飯を作ってくれる指。
 丁寧に髪を梳いてくれる指。
 私に優しく触ってくれる指。

 竜児の……



「りゅりゅ、りゅーじっ!」
「あ〜、大河ちゃん。ごめんね〜、竜ちゃん今お風呂入ってるんだ〜」
「そ、そうなんだ……。そうだやっちゃん、あのね、その……」
「はい、これでしょ?置きっぱなしだったノート」
「そう!それ!」
『おーい、泰子ー?大河、どうかしたのかー?』
「大丈夫〜、大河ちゃん忘れ物取りに来ただけだから〜」
『おう、わかった。大河、ちょっと待っててくれ。風呂上がったらまた送ってくから』
「……ねえ、やっちゃん…………見た?」
「大丈夫だよ〜、竜ちゃんには内緒にしててあげるから〜」
「あ……ありがと」
「その代わりに〜、ちょ〜っとお願いがあるんだけど〜」
「え?何?」
「そのノートをね〜、大河ちゃんが朗読するのを録音させてほしいんだ〜」
「ふぇ?」
「それで〜、二人の結婚式で、サプライズで流すの〜」
「そ、そんなっ!?」

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/21(月) 20:57:27.44 ID:uw4kNhOC0
ちょwwこれは恥ずかしいwww
乙女大河ご馳走様でした。GJ!

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/21(月) 21:36:37.50 ID:5maeA8WD0
>>334
GJ!
なんだこれかわいすぎる…!にやけが止まらないw
竜児が発見してた展開も気になる

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/21(月) 23:49:54.47 ID:EhfDLFbK0
>>334
いつもGJっす。
設定はいつ頃なんですかね〜?
しみじみ感がたまらないです。

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/21(月) 23:56:15.46 ID:8tmJvD1h0
>>334
大河の乙女ノートwこれは萌えるww
他のポエムもあるのだろうか…ぜひ読んでみたいぜ!

俺も小ネタが一つできたw
国民的アニメの替え歌だよ!みんなで歌ってね!

「…おい櫛枝、これは一体なんだ?」
「おおう高須君。どうだい?さっき授業中に私の頭にビビっとエレクトリックサンダーが走ってね。もう、たぎる情念の赴くままに書き連ねたらこんな芸術作品ができたのさ!」
「そうじゃねぇ!これ、俺と大河のことだよな?」
「え〜、なにを言ってるのさ、これは芸術だよ芸術」
「ウソつけ!2番と3番におもいっきり俺と大河の名前が出てきてるじゃねぇか!?」
「いやー、二人のイメージに完全に合致してさぁ、これが」
「それにこの最後のフレーズがだな…」
「ふっふ〜ん、そこだよ高須君!私のインスピレーションの全てはそこに集約されていると言っても過言ではないね!大丈夫、ちゃんと文字は変えてあるから著作権もノープロブレムさ!」
「発音が完全にプロブレムだろこれ!まんまじゃねぇか!!」
「なになに?二人してなにやってんの?」
「竜児、さっきからうるさいわよ。無駄に騒がないでよねみっともない」
「あーみん、大河、ちょっとこれ見てよ。会心のデキだと思わないかい?」
「あ!ちょ、櫛枝…!」
「なになにみのりん?」
「どれどれ…?こんなこといいな…できたら…」

「……きゃはははははははははは!!み、実乃梨ちゃん、こ、これ!最高!……ぷっ!…ど、ドラっ!…亜美ちゃん…マジ…っ!…ツボった!!」
「でしょー?ほーら、やっぱり芸術が分かる人には分かるのだよ高須君」
「人のことさんざんネタにしといて芸術もへったくれもあるか!…つーか二人とも、なに『これが決定打!!』って感じに笑顔作ってんだよ!?やめろ!左右対称にポーズ決めるな!ウインクするな!親指を立てるなぁぁぁ!!」
「竜児…」
「おう、大河?そうだ、おまえからもなんか言ってやれ!」
「……こ…こ、こ〜んや〜はおにくが、た〜べた〜いなっ♪」
「大河ぁぁぁぁぁ!?」
「タイガー!?これは予想外の展開ね…」
「高須君、どう出る!?」
「……………お………お…お、おう!くろぶたとんかつぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「うわー!言ったーっ!!」
「高須君…あんたすげぇよ、輝いてるよ…。私もこれを作詞してよかったって、心から思えるよ…」
「わーい!竜児大好きー!!」
「…くそう…言った…言っちまった…。だってよぉ…なぜか、ここは言わなきゃいけない気がしたんだ…。それに…大河のあんな表情と歌声を受けて、言えねぇわけねぇだろぉがぁぁぁぁぁぁ!!」
「り、竜児…」
「大河…」
「あーはいはい、後はお好きにどうぞー。亜美ちゃんイチ抜けたー」
「げっ!?あーみん待っておくれよ!私一人じゃこの二人のラブラブパワーを抑えきれないよーーーーーっ!!」

竜(ドラ)えもんのうた 作詞:櫛枝実乃梨
こんなこといいな できたらいいな あんな夢 こんな夢 いっぱいあるけど
みんなみんなみんな かなえてくれる 家庭科スキルで かなえてくれる
今夜はお肉が 食べたいな 「おう!黒豚とんかつ!」
アンアンアン とってもだいすき 竜(ドラ)えもん

お料理とうばん 掃除に洗濯 あんなこと こんなこと たいへんだけど
みんなみんなみんな たすけてくれる 未来の旦那さまが たすけてくれる
竜児ここの汚れが 取れないの 「はい!高須棒!」
アンアンアン とってもだいすき 竜(ドラ)えもん

あんたとこうして いれたらいいな この先 未来も ずーっと一緒に
ずっとずっとずっと わらってくれる 私のとなりで わらってくれる
竜児のおうちに 住みたいな 「大河!嫁に来いよ!」
アンアンアン とってもだいすき 竜(ドラ)えもん
アンアンアン とってもだいすき 竜(ドラ)えもん

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 00:10:42.65 ID:dka1ICBM0


340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 00:18:52.72 ID:o7w/fUpU0
ンアンアンか?w

ポエム大河いいね久々に萌えたw
ってか、やっぱ姑やっちゃんとほのぼのすんのも絵になるなぁ

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 00:42:41.82 ID:dka1ICBM0
よくもまあ、考えつくね。GJ!

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 02:46:57.64 ID:Ewneedld0
宿の夕食時が過ぎると、再び通りは浴衣姿の人々で賑わいを取り戻していた。
別に信州でも何でもないのに軽井沢ソフトクリームだったり(だがそれがイイ)、
酒屋が店頭で地ビールを販売していたり(大手メーカーのビールとは味わいが
違う、ビールが苦手な人間こそ飲んでみて欲しい)、カラフルなミキサーが
何台も並んでいるジューススタンドなど、湯上り後の水分補給タスクを簡単に
行なえてしまうポイントがそこかしこに点在している。

「から〜んころ〜んからんからんころんっ♪」
「それ違う!つーか下駄しか合ってねーだろが」
「ぷー。だって幽霊とか出てもおかしくないじゃない」
「そうかもしれないけど…こんなに人が多いと出るモンも出ねえよ」

観光案内のパンフレット片手に二人でそぞろ歩き。視界の先には真っ白い湯煙が
もくもくと立ちのぼっていて、これぞ定番「温泉玉子体験」なる看板を発見。

「ねえ竜児、あれやってみようよー」
「おう!家じゃなかなか出来ないからレッツチャレーンジッ!」
「ちゃまご〜ちゃまご〜」

ごぼごぼと音を立てて熱湯が湧き出る岩の周りは木の柵で囲まれていて、卵が入って
いると思しき網がぶら下がっているのを見て大河が何かを思いついたようで。

「要するに、卵と一緒にお風呂に入ったら時間が節約できるよね」
「はあっ?黄身が固まる前に茹で虎になっちまうぞお前」
「家族風呂だと盛りのついた駄犬をなだめるのに時間がかかるのよねー」
「そ、それは…別にいいじゃねえか…」

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 03:21:45.69 ID:Ewneedld0
ホワイトデーは竜児の裸チョコですね分かります。
だから沸騰しているチョコを素肌にかけないd

ミニ抱き枕ストラップの下着花束大河がお気に入り。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 04:55:01.95 ID:iodpUmRD0
>>334
ニヨニヨしてしまった
http://iup.2ch-library.com/i/i0248166-1298317915.jpg

345 :たまには婚約者らしく ◆fDszcniTtk :2011/02/22(火) 06:56:28.37 ID:nvtFkz0+0
>>342
トリップと、せめてタイトルつけてくれよ。まとめ人さん、大変な苦労で
まとめてるんだぞ。

346 : ◆fDszcniTtk :2011/02/22(火) 06:57:37.28 ID:nvtFkz0+0
やっちまった。もうだめだ。首吊ってくる。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 07:56:02.42 ID:7RCmA4WE0
確かに続き物はタイトルかトリップつけた方が抽出しやすくて助かると思う。
本当にまとめ人さんには感謝しきりです。

>>338
完璧に再生されたwww
和気藹々としてていいなwネタが豊富で羨ましい。GJ!

>>342
レッツチャレーンジッ!って竜児浮かれすぎw
お風呂はこれからかな?茹で虎さんはさぞほかほか色気を放ってるんでしょうな

>>344
イラスト化きたあああ
ぐりぐりしたくなる可愛さだ…

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 08:18:00.30 ID:eGBu3Hqp0
>>342

是非盛りのついた駄犬の話を…

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 12:37:41.23 ID:0s3geh840
>>344
この破壊力は天文学的数字

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 13:05:59.99 ID:1c4AkVtc0
>>342です、スレ住人の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
トリップやタイトルは全く考えていなかったので…
レス番すら付け忘れて妄想だだ漏れに書き綴ってすいません。

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 20:55:11.28 ID:o7w/fUpU0
最初は誰でも勢いで書いちゃうものだし気にすんなw
>>レス番の続き
みたいなのがあれば、読む人に取ってもありがたい。


後はあれだ、なんだ、続き期待してるんだからねっ!

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/23(水) 00:58:43.12 ID:qmhpDuWD0
>>345-346 え、続きがあるんだろ?婚約者(ryの。wktk

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/23(水) 03:25:37.21 ID:CA9tYR4t0
>>342の続き

窓から見えるのは、漆黒の闇の背景と近くの民宿の窓からこぼれる幾つかの灯り。
時折通りを走り去る車の音が聞こえるだけで、普段の生活では感じることもない
夜の静けさが異様に思えてくる。
薄暗い部屋の明かりが二人を照らし出す。湿気を帯びた大河の髪は妙に光沢を
帯びていて、どんな色なのかと訊かれたら上手くは答えられないけれど。

「さっき食べた柚子ソフトクリームおいしかったよねー」
「そうだな、柑橘系のさっぱりした風味が風呂上がりに丁度良かった」

そう、暗い黄色、艶のある茶色。こんな色をした宝石があったと思うのだが。
大河の髪の色とは言えない、というかそれではちっとも答えになってないし。
さて何と言ったものか…風呂上がりの少しぼうっとした頭で色々と考えてみたり。

「ねえ竜児、さっき駄菓子屋で買った飴なんだけど」
「ん…う〜ん」
「これって琥珀色だよね。パッと見は地味だけど、じっくり眺めたらすごくキレイ」
「そうだな…懐かしい感じのする色合いで…って…それだっ!」

大河の小さな手をぎゅっと握り締めて竜児が叫ぶ。何のことかさっぱり分からずに
びっくりした表情で竜児を見る大河。

「いや…あの、何ていうか、今のお前の髪の色は何色なのか考えていて…」
「そんなこと考えてたの?まあ駄犬にしては珍しく美的感覚があるわね」

悪戯っぽい表情を見せて飴を一つ取り出すと、竜児の口にくいと押し込む。

354 : ◆Eby4Hm2ero :2011/02/23(水) 05:08:37.15 ID:Q4xaMp+f0
>>344
おお……GJ!
というかイラスト化ありがとうございます!

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 00:04:41.89 ID:IJoAnVcb0
>>353
風呂上あがりのしっとりとした大河の髪色を琥珀色と表現するのはうまいなぁw
レス番付けるとやっぱり見やすいね。過去の投下にもさかのぼりやすいし。GJですぞw

さてさて、また小ネタができたから俺も投下させてもらいますw
おいしいコロッケの作り方だよ!みんなも試してみてね!

「うわぁ、今日の二人のお弁当、おかずはコロッケかい?おいしそうだねぇ」
「へへー、いいでしょみのりん。私の一つあげるね」
「おっ、いいのかい?サンキュー大河ぁ!うーん、やっぱり持つべきものは親友だよね。それじゃ、あーみんには私のを半分あげるよ」
「あら、ありがとう実乃梨ちゃん。…へぇ、やっぱりとは思ったけど、これも高須君の手作りなのね」
「はむっ…ん…んんっ!?こ、これはっ!」
「んくっ…うわあ、おいしいわねこれ。冷めてるのにじゃがいものホクっとした食感が残ってるわ」
「そうか?口に合ってくれたみたいでよかったぜ。じゃがいもを粗くつぶしてんだよ。市販品はマッシュポテトみたいに完全にすりつぶされちまってるけど、俺はこう作ってるんだ」
「うん、こいつぁいいね!私もこのコロッケ好きだな」
「あたしも気に入ったわ。今度家で試してみよーっと」
「ふふん、どうよ?竜児のコロッケは最高なんだからね!」
「なんでそこであんたがいばるのよちび虎。しかもちゃっかり高須君のコロッケ取ってるし」
「いいの!みのりんにあげた分は私が竜児から補充するの!」
「あはは、さすがの高須君も大河のジャイアニズムには敵わないねぇ。竜(ドラ)えもんだけに…ぷぷっ」
「ぶっ!や、やめてよ実乃梨ちゃん…っ!…お、思い出し……ちゃう…くくっ…あははははは!」
「おまえらなぁ!?そのネタいい加減引っ張るのやめろよ!」
「ごみんごみんっ!…いやーしかし、あれだねぇ、コロッケ食べてると、思い出すねぇ…」
「?みのりん、なにを?」

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 00:09:31.23 ID:sWyG5xLJ0
「さーあゆーうーきーをーだっしー、みーじんーぎーりーだーほーちょー♪」
「おう!?き、キテっ…もとい、『お料理行進曲』か!?また懐かしい歌を…」
「いやー、こんなおいしいコロッケを作ってくれた高須君への感謝の気持ちを表すには、これが一番かなと。さあさあ、あーみんも一緒に歌おうよぉ」
「えぇっ!?あたしも歌うの!?」
「なんだよー、あーみんだって半分食べたじゃないかー。ここはちゃんと感謝の気持ちを捧げないと。さあいくよ!」
「ちょ、ちょっと実乃梨ちゃん!?」
「こーむぎー粉ー、たーまーごーにー♪はいあーみん!」
「え!?えっと、パーン粉ーをーまーぶーしーてー♪はい高須君!」
「な!俺かよ!?つーか川嶋、なんだかんだ言ってもちゃんと歌うんだな…」
「こ、細かいこと気にすんじゃないわよ!ほら、高須君も歌いなさい!亜美ちゃんだけに恥ずかしい思いさせる気?うーわー高須君ひっどーい」
「いやいや、もともと俺への感謝のために歌ってくれてるんじゃねぇのかよ…?」
「うっさいわねー、ぐだぐだ言わずにてめーも歌えやこら。ほらほらパン粉をまぶしてー?」
「ぐ…あ、揚ーげれーばー、コロぉッケだーよ♪くそう…こうなったら大河、おまえも歌ってくれ。ばっちり締めを頼むぜ!」
「りゅーうーじだーいーすきー♪」
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
「うおうあーみん、今日は一段とリアクションがキレてるねぇ…。心なしか頭の上に『ガビーン!』とか『ドッギャァーン!』とか効果音が浮かんで見えるぜ…!」
「大河ぁぁぁぁぁぁぁぁ!?なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「高須君もあーみんに負けず劣らずのリアクション、グッジョブだぜ!」
「だって、竜児への感謝の気持ちを歌うんでしょ?だったら、やっぱり私の歌詞はこの一言しかありえないわ」
「そ、そうだよしてもよぉ、もうちょっと時と場所と空気を読んでだなぁ…」
「なによ、いけないこと?ねえ竜児、私は竜児と係わる前まではずっとできあいの弁当ばかり食べてて…それこそコロッケをおいしいなんて感じたことなかった」
「お…おう」
「竜児の手作りコロッケを初めて食べたとき、本当においしかった!心の底から、そう感じたのよ!だから…だから、どんな形であれ、私は竜児に、改めてお礼が言いたかったんだもん!」
「…ぉ…ぅ……」
「竜児、いつもありがとう。おいしいご飯を作ってくれて。私のそばにいてくれて。私を…好きだって言ってくれて」
「………………」
「私ね、竜児のこと好き、本当に大好き!これからもずっと、ずーっと一緒にいてね!!」
「大河…」
「竜児…」

「…っだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やっぱりこのパターンなのかよぉぉぉぉぉぉくそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あーみん、無理だ…ああなった二人は、おいちゃんたちにはもうどうすることもできないよ…」
「そもそもあんたのせいだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あれーそうだったっけー?てへっ♪申し訳ないナリー☆」
「『ナリー☆』じゃねぇよちきしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 01:40:59.17 ID:u0TpLS280
>>355
GJ!
なんかネタのチョイスがものすごく同年代の匂いがするw

自分もちょっと書いてみたので投下を。たまたまだけど同じく食べ物ネタで。
というか時期外れの正月ネタ。

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 01:42:59.21 ID:u0TpLS280
「正月料理に関するあれこれ」

某年1月1日

「すっごい豪華ねー!おせち料理フルコースなんて生まれて初めてだわ!」
「おう、そりゃよかった。俺も今回は色々調べながら頑張って作ってみた甲斐があったよ。大河作のお煮しめもよくできてるじゃないか」
「花嫁修業の成果よ、ありがたく食べなさい!」
「おう、昨日うちのおばあちゃんに教えてもらいに行ったんだよな。具の種類も彩りもバッチリだ」
「ふふん、私が本気出せばこんなもんよ。来年は私が高須家の味をあんたに教えてあげるわ」
「よろしく頼むぜ。んー、しかし何かが足りないような気がするんだが…」
「…細かいことは気にしない。早く食べましょ!」
「そうだな、それでは」
『いただきまーす』


「どうだ、大河。京風の白味噌のお雑煮にしてみたんだが」
「すごくおいしいわよ。白味噌なんてほとんど食べたこと無いけどまろやかで舌触りも良くて。新しい味に目覚めたかも」
「そうか、俺も使うの初めてで苦心したんだよ。白味噌だけだと甘ったるくなっちまって扱いが難しいんだ。そこで出汁としょうゆを隠し味に入れてみた」
「ふむふむ、今度作る時は教えてね。おかわり!」
「はいはい。慌てて食うと餅ノドに詰めるぞ」


「ねぇ竜児」
「どうした?ニヤニヤして」
「お節料理の由来教えてよ」
「おう、お前からそんなこと聞いてくるなんて珍しいな。何からにするか…。そうだな、これなんかはお前も分かるだろ」


359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 01:47:30.95 ID:u0TpLS280
>>358続き

「鯛?…んーっと……めでたい?」
「正解だ。そんじゃ似たような語呂合わせモノで次はそのお煮しめの中の昆布巻きも当ててみな」
「えーっと、こぶまき…こぶまき…こぶ…こぶ……よろ…こぶ?」
「お、正解。さすがいい勘してるな。じゃあ次はこの黒豆」
「豆かぁ。豆といえば…イソノボンボン…?」
「イソフラボンな。黒豆は文字通り『マメ』に働けるように祈願したものだ。お前みたいに大雑把なやつはいっぱい食わなくちゃな」
「大きなお世話よ。あ、でも甘くておいしい」

「まあほんとは『マメに』ってのは『元気に』って意味だそうだから健康祈願だな。ちなみに『しわ』ができるまで煮込んだら長寿祈願にもなるそうだからそういう風に作ってみたんだ」
「じゃああんたも食べなさいよ。長生きしてもらわないと困るわ」
「おう、俺もいつまでもお前と過ごしたいからな。次はこのクルマエビの焼物だが、エビは腰が曲がってるだろ?これも腰が曲がるまで生きられるようにってことで長寿祈願なんだ」
「ふむふむ、あんたがそこまで言うなら100年でも200年でも長生きしてやるわよ。だ・か・ら…あんたのエビもよこしなさい!」
「あ、こら大河!俺が先に死んでもいいのかよ!」
「あんたは豆をいっぱい食べればいいわ」
「ああ、俺のエビが…」
「そうね、あんたが先に死んでも叩き起こすから心配しなくていいわよ」
「そりゃ頼もしいな…」


「よいしょ、っと。そんじゃこれは?」
「なんだそれ?芋の煮っ転がし…?しかもこんな大量に…。ああ、さっきお煮しめに何かが足りないと思ったら里芋が入ってなかったんだな。なんでわざわざそんなこと」
「聞いてるのはこっちなの、質問を質問で返すと0点なのよ!」
「お、おう、里芋はだな、地中で親芋から小芋がたくさんできる様子から子だ……」
「どうしたのよ、最後まで言いなさいよ」
「…子宝を祈願したものだ…。お前もしかしてこれを言わせたかっただけなのか?」
「その通り。里芋の由来はおばあちゃんが教えてくれたのよ。ってなわけで、生活も落ち着いてきたし、一人で留守番も寂しいし、今年はそろそろ一人目が欲しいなーって」
「……」
「ダメ…?」
「なあ大河、これは昨日お前がいない間に櫛枝から送ってきたものなんだが」
「数の子?」
「そう、ちなみにこれの由来も卵がいっぱいくっついてる様子から子宝を祈願したものだ」
「…ってことは?」
「ああ、これ食べて元気な子を産んでくれよ。俺もそろそろいい時期かなと思ってたんだ」
「ほんとに?ありがと竜児!」
「おう、ところで櫛枝の手紙も一緒に入ってたんだが、『高須君へ。これは大河にいっぱい食べさせてやるんだよ。高須君ならどういう意味か分かるよね?お返しはそのうち家族が増えた時に写真でも送ってくれれば満足さ』だってさ」
「さすがみのりん。いいタイミングだわ。こうなりゃ早くお返しするためにもさっそく今夜から頑張らなくちゃね!」


360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 02:02:54.13 ID:AXW9n0+20
>>359
そして、ギシアシですね。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 02:46:21.34 ID:aUSmLM7l0
>>359を読んで竜虎が晴れ着でギシアンしてるシーンを思い浮かべてしまったw
なんか和服という響きでエロを感じる俺は病気w

ちょっと死んできます

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 22:24:47.85 ID:Epx01FaU0
>>356
GJ!勢いあって面白いwww

>>359
早く続きのギシアンをw

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 23:05:26.89 ID:NYtH3fcL0
覗きに来るとなにかしら投下されているな。
GJ!!GJだよ書き手さん達。
一発十円の投げキッスを百発ほど進呈させていただこう(*^ヽ^)ンー…ヽ(*^・゜)ノ~チュッ

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/24(木) 23:57:43.76 ID:zD8NUkhZ0
>>353
思わず大河の手をぎゅっとする竜児に萌えたw

>>356
どこでもラブラブモードになる竜虎が好きだ!

>>359
家族写真見たいな…!送ってほしいw

みなさんGJです!

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 00:51:44.64 ID:3BJ8lBQy0
>>361
あの〜、僕もご一緒していいですか?

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 01:05:45.03 ID:dpiOaGUi0
>>361-365 同志よ…!

367 :359:2011/02/25(金) 02:43:00.95 ID:0YPC7CuH0
すまん、ギシアンじゃないけど続きがあるんだ。


―15年後 1月1日

「あけましておめでとうございます。今年も家族全員健康で過ごしましょう。それでは…」
『いただきまーす!』

「ねえお父さん、今年はいつも以上に豪華な料理ね」
「そりゃお前が高校受験控えてるからなぁ。いい物食って頑張ってもらわんとな」
「ま、私らの子だし頭の出来は心配ないわよ。公立高校くらい楽勝、楽勝」
「私ら、ってお父さんが頭いいのはわかるけどお母さんは関係ないじゃんか」
「あら、泰児。生意気言ってると晩御飯抜くわよ?」
「そうだな、お前らは知らんだろうが大河はこう見えて文系科目は天才的だったんだぞ」
「『こう見えて』ってのは引っかかるけどまあいいわ。とにかくあんたらは文系と理系の両方の才能持ってるのよ」
「頭はともかく身長はお父さんに似てて欲しいな。まだ伸びるかな?」
「目つきだけは竜児に似てきたわね。身長は…まあそのままでもいいわよ。竜河なんて私より大きくなって生意気だわ」
「私だって最近お母さんより年上と思われて困ってるわよ」
「…遺憾なことね」



「お母さん、さっきから気になってたけどその大量の芋煮は何さ?おせちっぽくないけど」
「ああ、これ?これは私専用だからあんたたちは気にしなくていいわよ」
「専用って何よ、ちょっとくらいちょうだいよ。お母さんの芋煮好きなのに」
「そうだぞ、大河。お前何言ってるんだ?」
「チッ、この鈍犬…。まあ竜児と泰児は関係ないから食べてもいいわよ」
「えー!なんで私だけだめなのよ〜!ケチ!」
「あんたは10年早いわ!」
「やったね、そんじゃ遠慮なく〜。姉ちゃんは10年早いよ!」
「このガキ…!10年早いならなんで年下の泰児はいいのよ?!」
「なんでもいいの、とにかくあんたはダメ。あと数の子も禁止」
「ちょっとお父さん、なんとかしてよ!」
「おいおい大河、ほんとに急にどうしたんだよ」
「あんたまだ気付かないの?」
「芋と数の子……ってそういやなんかあったような。…まさかお前」
「やっと思い出したようね。竜児にはあとで話があるから」
「ねえ何なの?2人ともおかしいよ」
「いや、まあ気にするな。芋が食べたいならこっちの棒鱈と一緒に炊いてある方で我慢しといてくれよ。数の子は正月以外のときに食べさせてやるからさ…」




「ってなことがあったのよ、実乃梨おばさん。どういうことなんだろうね」
「ふむ、なるほどね。それはつまりだね、竜河ちゃんは春から高校生になるしもう手がかからなくなるわけだ。泰児君も何から何まで世話を焼く必要が無いくらいには大きくなった。つまりはそういうことだよ」
「????」
「まあ今年中にはわかるよ、きっと」


368 : ◆Eby4Hm2ero :2011/02/25(金) 07:03:44.52 ID:q+yEDDZu0
>>367
GJ!
正月過ぎても芋煮&数の子が続きそうなw

369 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/02/25(金) 07:04:22.65 ID:q+yEDDZu0
お題 「三々五々」「春田」「心境」



 PiPi・PiPiと音量を抑えた携帯のアラームが鳴り、竜児は読んでいた本から顔を上げる。
「大河、どうだ?」
 図書館の他の利用者の迷惑にならないよう音を止めて、傍らを見やれば眉根を寄せた大河。
「んー……一応全部埋めはしたけど……」
 言いながら竜児の方に押しやるのは数学の問題集とそれを解いたノート。
「どれどれ…………大河、ここ2乗と3乗を間違えてるぞ。それで以降の計算が全部おかしくなってるんだ」
「ああ、解いててなにか変だと思ったら」
「それからこの問題な。ここをa+b、こっちをabとすると、abを素因数分解してやればaとbはすぐに出せるだろ」
「……ねえ竜児、どうしたらそんなにスラスラ解けるようになるわけ?」
「どうしたらと聞かれても……まあ慣れだな。数学の勉強のポイントはとにかく沢山の問題を解くことなんて言ったりもするし」
「なるほど……」

「ところで竜児」
「おう?」
「さっき読んでたの、何の本?」
「おう、四字熟語とかの本でな、けっこう面白いぞ。『三々五々』は李白の詩に出てきたのが最初とか」
「……ごめんなさい竜児。それのどこが面白いかわからないわ」
「お、おう……それじゃわかりやすいところで『朝三暮四』なんてどうだ」
「どんな話?」
「昔ある人が猿にやる餌を減らす時に、『これからは木の実を朝に3つ、夕方に4つやることにする』って言ったら猿が怒ったんで、
 『じゃあ朝に4つ、夕方に3つやることにする』って言ったら喜んだって話だ。それから口先三寸で人を騙したり騙されたりすることを言うようになったそうな」
「へー、アホロン毛みたいな猿ね」
「いや、いくら春田でもその程度ではひっかか……るかもしれねえな……」
「竜児、ちょっとそれ見せて」
「おう」
 受け取った本をパラパラとめくり、大河はふと手を止めて。
「あ、これなんか今の私の心境に近いかも」
「どれどれ……『隔靴掻痒』?何がもどかしいってんだ?」
「んー、こうやって図書館で一緒に勉強するのももちろん悪くないんだけどね、やっぱほら、公共の場所だし、あんまりくっついたりってわけにはいかないじゃない?」
「おう……それじゃ、来週はうちで勉強するか」
「うん!」

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 07:36:58.25 ID:ubj8fLHq0
>>367
アフターストーリーきたwこれはGJすぎる!
そして来年はまた家族がにぎやかになるわけだなwほのぼの高須家いいねぇ。

竜虎ファミリーもののネタやss作品でけっこう定着してる竜虎のこどもの名前だけど、
娘:竜河(るか?りゅうが?)
息子:泰児(たいじ?やすじ?)
竜虎それぞれから一文字もらって名付けたり、竜児の母親であるやっちゃんから一文字もらうってのは王道でいいねw

人によって異なるだろうけど、この名前はそれぞれどう発音するのがポピュラーなんだろうか…
俺は大抵「りゅうが」と「たいじ」で読んでるけど(>>361氏の発音と異なってたらすみません)、みんなはどう脳内発音してる?

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 08:01:02.73 ID:WkiWN9gT0
ごめんミス発見
>>370最後の( )内のレス番は>>367の間違いです;
連投失礼しましたorz

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 09:56:01.45 ID:dpiOaGUi0
>>361はもしかして少し前の三題噺ssの後日談、図書館デートか!?つまり次は家で勉強だな!何の勉強かな?

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 22:24:40.89 ID:mZFMJ0ZM0
>>367
アフターGJ!
ほのぼの家族にラブラブ夫婦ですねw

>>369
GJ!「うん!」て可愛いな〜。
ニコニコしてる大河を見てニコニコしてる竜児が浮かぶw

>>370
うお、真逆だw自分は「るか」「やすじ」で読んでる…
「りゅうが」は響きの逞しさが大河の子って感じだ

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 22:43:20.60 ID:P8G8W/zh0
>>367
元旦から家族計画とは
“おめでた”さが倍増しますねw

>>369
学生時代の図書館デートは定番ですね
この二人の場合、ドキドキして勉強にならない、とかは無さそうだな

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/25(金) 23:10:32.17 ID:lXhDnpEg0
俺も「るか」「やすじ」って呼んでたわ。

っていうか、気になったんで久々にサントラ聞きながら過去スレ読み返した。
5スレ目でそういう話題になって竜河が初登場。
次の6スレで泰児が登場してその後何度かSSに使われてるね。

でもまぁ、他に上がってる名前もいいものばかりだし読み方だって自由さ!

376 :367:2011/02/26(土) 01:30:25.36 ID:h7ConCz20
みんな感想ありがとうございます。一応個人的には「るか」「やすじ」って読んでます。
とはいえ最初は「りゅうが」って読んでたんですけど、375の人が言ってるように初出の時は「るか」だったからそれに合わすようにしました。

勝手に名前借りてる身でこういうのもなんですけど読み方は自由でいいんじゃないかなぁと思いますよ。
一応子世代が出てくるSSは2作目だけどこれからも使わせてもらえればありがたいです。

3人目に今後もし名前付けるなら、せっかく兎年なんで当時ボツ案になった「寅年と辰年の間だから兎関連の名前を」っていうので何かないかなと考えてる最中。


>>369
いつもながらGJです!
竜児の家で竜児のひざの間に挟まって勉強してる絵が思い浮かんだ。

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/26(土) 02:31:55.68 ID:Cu6OcF1C0
>>370です。
みんな俺の些細な質問に真剣に返事してくれてありがとう!
みんなと読み方違いすぎで泣きそうになって、でも「読み方は自由さ!」の優しい言葉でホントに泣けた…!
そして>>367>>376)氏、よもやとは思ったけど、ホントに発音違っててスミマセンでした;

>>369
今回も気持ちがほっこりするネタ、本当に乙です!
いちいち大河のしぐさが可愛すぎる…っ!
いずれ竜虎お勉強ネタ@高須家も出てくるのを祈って…GJ!

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/26(土) 21:38:40.48 ID:Q+/bSVFz0
>>372

そりゃもちろん保健体育の実技でギシa…、あばばばばbbbb…。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/28(月) 22:50:33.06 ID:3rE6pCX40
pixivでユーザー名「しろたか」を検索すると幸せになれるよ

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/28(月) 23:33:03.94 ID:+/LVkZ/P0
最高に幸せになれるよね
竜虎可愛いし萌えるし柔らかい絵のタッチに癒される
でもここ2chだし、直接的に名前出すのは控えたほうがいい気が

381 :byセロリ:2011/03/01(火) 08:06:17.81 ID:NUqWDeMQ0
>>378 むしろ図書館でもギシa…あばばばばbbbb…n!ンg苦i/Sあi%aせn×2ふじw/こ…

382 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/03/01(火) 08:17:14.60 ID:woKVc4ps0
お題 「集合」「ゆっくり」「待って」



「大河、気をつけろよ。ゆっくり、ゆっくりな」
「竜児……そんなに気をつかわなくてもいいってば」
「でも、だってさ……やっぱり無理しないで家にいた方がよかったんじゃねえか?」
「もうとっくに大丈夫だって言ってるでしょうが! 大体、みんなで集合できるのなんて久しぶりなんだから、私だけ抜けるわけにはいかないし」
「おう、そうだな。北村は基本アメリカだし、川嶋は忙しいし」
「それに、ばかちーがあんたを誘惑しないように見張らなきゃいけないしね」
「いや、いくら川嶋でもそれはねえだろ」
「いーや、ばかちーならするね、今の状況なら必ず。『それじゃ高須くん、欲求不満なんじゃない?よかったらあたしが慰めてあげようか?』とか言って」
「おう、似てる……」
「ま、その前にびっくりするだろうけど。北村君も」
「川嶋は櫛枝から聞いてるんじゃねえのか?」
「会った時に驚かせたいから内緒にしててって言ってあるもの。そのみのりんも実際に見るのは初めてなのよねー」
「おう、そういや安定期に入るまではほとんど外出とかしてなかったもんな」
「みんながどんな顔するのか楽しみだわー」
 悪戯っぽい笑みを浮かべてくるりと回る大河。そのマタニティドレスのスカートがふわりと広がって。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/01(火) 20:14:34.79 ID:qyuVcBGt0
>>382
乙!
みんなの驚く顔が目に浮かぶぜw

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/01(火) 21:45:59.32 ID:bHm1QxXU0
>>382
GJ
第一子誕生間近か!大河より竜児のほうがあたふたしそうだw
みんなの反応想像すると楽しい

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/02(水) 18:48:52.14 ID:hyAG5fxM0
>>382
GJ
OVAとかど〜なるのか気になりすぎるww
更新の度2828してしまうwwww

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/02(水) 23:09:52.91 ID:LSkbybfj0
>>382
いつもながらGJです!
竜虎に子どもが誕生したら、幸せいっぱいの家庭になるのは世界の真理だぜ!

さてさて、久々に小ネタができたので俺も便乗させてもらいますw
さっき入浴中に思いついたネタだよ!正直微妙だけど勘弁してね!

「ととのいましたー!」
「おうっ!?櫛枝、どうした突然?」
「いやー、たった今私の頭の中をバビっとシュープリームサンダーが駆け巡ってね、いい謎かけがひらめいたんだよ」
「し、しゅーぷりーむ?」
「みのりん、それってジュピターだよね?なつかしいなぁ、さしずめばかちーはマーキュリーってところかしら。名前同じだし」
「うるせーよ!そのネタであたしの名前を呼ぶんじゃねーよ!ガキのころさんざん男子にからかわれたんだからよぉ!」
「あ、やっぱり川嶋、ネタにされてたんだな」
「だからそれに触れんじゃねーよてめーも『タカスード仮面』って呼ぶぞ!」
「やめろ!微妙に東北なまりみたいで嫌だ!」
「突っ込むところそこかよ!?…つーかなんで高須君普通にネタが分かるのよ?」
「おう、泰子がそのアニメ大好きでな。毎週録画させられてたんだ」
「……おーい、そろそろ謎かけやってもいいかーい?おいちゃん待ちくたびれちまったじぇー」
「あ、ごめんねみのりん。それじゃ改めて…はい、どうぞ!」
「よっしゃー、いくぜー!『ムーンウォークをするマイケルジャクソン』とかけまして、『リレーのバトンの理想的な受け取り方』と解きます」
「「「そのこころは?」」」
「どちらも『前を向きつつ後退(交代)します』…どうよ!」
「おー、みのりんすごーい!」
「なるほど、うまくかかってるな」
「ふふーん、どうだいタカスード仮面、この私に勝てるかな?」
「だからそれやめろって!…つーか、『私に勝てるかな?』って、俺も謎かけやるのかよ!?」
「いいわねそれ。竜児、気合入れてやりなさい!つまらないネタだったら承知しないわよ」
「おいおい勘弁してくれよ…ったく…そうだな………おう…ふむ……よし、ととのったぜ」
「お、高須君の即興謎かけ、張り切って…いっちゃってー!」
「『心を込めた指輪』とかけまして、『花の球根と肥料』と解きます」
「「「そのこころは?」」」
「どちらも『エンゲージ(園芸時)に使います』…と言うわけで大河、ちょっと早いがホワイトデーのお返しだ」
「竜児?なにこの小箱………って、これ…指輪…?」
「安物だけどな。将来はちゃんと『本物』をおまえに贈るから…それまでは…な」
「ううん…これも大事な思い出になるわ…だって…竜児がくれた婚約指輪だもん…ありがとう竜児…私、本当にうれしい!」
「大河…」
「竜児…」


「やー!もーやーなのー!亜美ちゃんかえるー!もーかえるー!」
「あーみん!?落ち着いてくれ!」
「やーだー!おうちかえるー!亜美ちゃんかえるのー!」
「ほーらほらほら、みのりんの楽しい謎かけだよー。『デッドヒート』とかけまして、『今のあーみん』と解きます」
「うー…そのこころは?」
「どちらも『対抗(退行)しています』」
「うわーん!亜美ちゃんかえるー!もーぜったいかえってやるーーーっ!!」
「お後がよろしいようで♪」

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/03(木) 01:20:45.81 ID:iaxgKBSX0
>>382 ばかちー壊れたwww 竜児すげー!ね○っち並みの早さwwさては実乃梨と計画してたのか!?     >>381アクセロリータァァァァァ!!?

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/03(木) 19:24:33.43 ID:2UuPf+Z50
>>386
GJです!
竜児が上級者すぎるwwこのバカップルはホントかわいいな!
マーキュリーネタは原作でも出てきたね。幼児化した亜美ちゃんもかわいいw
「うわーん気持ち悪いよーおかーさーん」を思い出したw

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/03(木) 21:35:51.46 ID:QfXnkQey0
>>386
GJ!

雛祭り記念に描いてみた
一枚目
http://iup.2ch-library.com/i/i0254952-1299155457.png

二枚目
http://iup.2ch-library.com/i/i0254953-1299155457.png

三枚目
http://iup.2ch-library.com/i/i0254955-1299155508.png

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/03(木) 22:13:57.22 ID:adVEh7nJ0
独神ェ…

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/03(木) 23:01:46.24 ID:JPlgvBiH0
これはすげぇ!
二枚目萌えたwwww

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/04(金) 04:03:48.77 ID:9mA7w5w70
>>389
GJです!
1枚目→2枚目への流れが秀逸すぎるwww
3枚目もwwくそ吹いたwww

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/04(金) 10:43:50.71 ID:4H+N4XQb0
>>389
GJすぎです!!!!!!俺的には一枚目大好きになりました。でも全部保存www

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/04(金) 22:42:14.69 ID:I/d62V0C0
第二ボタンどころか全ボタン、
それでも足りず裏ボタンまで要求するのが大河クオリティ。
何せ私の竜児らしいですしおすし。いっそ学ラン着て帰るとか。


卒業式帰りと思われる(花束持っていてボタンが全部無かった)学生を見かけてこんな想像をしてしまった。

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/05(土) 01:13:32.03 ID:xLahcdiX0
>>394
それはちょっといいネタだな
あの大河ならラストシーンの直後にすぐ「さて、と……」と言いながら全部切り取りそうだ
しかも当然迎えるクラスメートとの再会の辺りで、亜美やみのりんにも記念として分けねばならなくなり
どれが第二ボタンか分からなくなってるドジもいいな

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/05(土) 11:40:27.01 ID:tCTUjqGuO
>>395
なにそれ萌える!
もうそんな時期だったか……

397 :代行 とらドラ!で三題噺 ◇Eby4Hm2ero:2011/03/05(土) 12:39:56.75 ID:FXdOnPfG0
お題 「お喋り」「大河」「手」



「ねえ竜児、手見せて」
 大河がそんなことを言ってきたのは、日曜の夕食の片付けが済んだ後。
「おう」
「……むー、やっぱりちょっとカサついてるわね……」
「なんだ、どうした?」
「今日昼にみのりんとお喋りしてた時にね……」


「しかし、大河の手は綺麗だねー」
「え、そう?」
「手タレでもできるんじゃないかってぐらいだよ。どんなケアしてるのさ?」
「……ケアって?」
「……え? 何もしてないの?」
「……手に何かするの?」
「……うわ、あーみんの気持ちが少しわかった気がする……」
「え? ええ?」
「普通はさ、洗い物とかしてると嫌でも手の皮膚が荒れてくるもんなんだよ。洗剤で皮脂が落ちて乾燥しちゃうから。それを防ぐために保湿クリーム塗ったりするわけ」
「へー……」
「ファミレスでバイトしてた頃は、冬場のあかぎれにずいぶん泣かされたもんさ……」
「そ、そうなんだ……」


「……って」
「おう」
「でね、竜児はいつもご飯の片付け手伝ってくれるし、どうかすると洗い物全部一人でやっちゃうじゃない。だから手が荒れてるんじゃないかって思って」
「そりゃまあ多少はな。でも飲食業みたいに大量に扱うわけじゃないし、大した事はねえよ」
「でもきちんとケアしとくにこしたことはないでしょ。クリームっての買ってきたから塗ってあげる」
「おう、そうだな、頼む」
 大河はチューブを取り出して蓋を開け、竜児の掌ににゅるるるんと。
「あ」
「……大河」
「ちょっと、出しすぎちゃったわね」
「ちょっとってレベルじゃねーぞ。どうすんだこれ」
「余計な分はちゃんと拭き取るわよ」
「それもMOTTAINAIな……そうだ、大河もクリーム塗ればいいか」
「え?」
「大河が俺の手に塗るのと一緒に、俺が大河の手に塗ればクリームも無駄にならねえだろ」
「あー、そうね。えと、擦り込むようにすればいいのね?」
「おう」
「…………ねえ竜児」
「……おう」
「これ……ヌルヌルした指絡ませあってるのって……なんか……」
「お、おう……」

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/05(土) 20:16:07.14 ID:O4AxJqoW0
↑↑ 続き超希望です!!!

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/05(土) 20:35:11.50 ID:jL46kbyF0
>>397
乙!
たしかに大河は手荒れとか全く無さそうw
……いや、剣士みたいなタコがあるかも。

ってか、このバカップルはホントにwww
保湿クリームでなんかアレな雰囲気だしやがってw

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 00:01:57.88 ID:lyMmy/9p0
>>397
いつもニヤニヤSSご馳走様です!代理の人も乙乙
同棲中かな?大河が休んでていいと言っても竜児は率先してやりたがるだろうなw
竜児の大きな手と大河のすべすべちっちゃい手は極上の萌え要素だ…
脳内でちゅっちゅしはじめて困る

>>394
学ラン大河はスカートまですっぽり隠れそうな。「竜児の匂いがする」とくんくんする大河
竜児悶絶とw

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/06(日) 00:09:59.77 ID:G6NgA9Wy0
>>397
いつもGJです!

そしてまた便乗うp
http://iup.2ch-library.com/i/i0256600-1299337707.jpg

402 :ms07b3:2011/03/06(日) 16:05:39.91 ID:2dJ0RTJr0
新作を投下します。長くてすみません。

放蕩娘の帰宅@
「それは詐欺だ! 家に上げるな! もう上げたぁ! 馬鹿っ!」
ビルの一室を占める会計事務所の室内に怒鳴り声が響く。
「いいか、すぐ戻るからしっかり見てろ。強盗の可能性だってあるんだからな。」
そう言って子機を置くと、コート掛けからコートを取り出して手早く着込む。
所長である私の剣幕に、事務所スタッフ全員が仕事の手を止めていた。
姪である事務員の恵美が、心配そうな表情を浮かべてこちらをみている。
「家の方で、少しばかり問題が発生したみたいだから、様子を見てくる。」
恵美にそう言い残し、急ぎ足で事務所を出る。ビルに1台しかないエレベーターは
7階で停まっていて、しばらく降りて来そうもない。迷うことなく給湯室横の非常
階段を駆け下りた。

裁判所前の横断歩道を渡り、材木町通りを急ぎ足で進む。
途中の交差点で赤信号につかまりイライラしたが、時計をみると、園子からの電話
を切ってから5分も経っていなかった。

車が切れたので赤信号を無視して歩道を渡る。
もみじ通りを右に曲がり、小さな路地を入ると我が家だった。古い家を耐震補強し
た際に、玄関部分に耐震柱を兼ねた鉄骨を入れた関係上、玄関は、普通の家屋と違
い内開き戸だ。ノブを掴み、勢いよくドアを押し開けると、ドアにガンっという衝
撃が走った。
「一体なんなんだよ 誰がどこからどういうアレを・・・あぁ」
玄関に入ると、学生服を着た高校生くらいの男の子と、赤いブレザーを着た中学生
くらいの女の子が玄関に座り込んでいた・・・。
「・・・・・あなた、あのね、この子たちが・・・・・なんだって」
「ど、どっちが、なんだって!」
「・・・男の子の方が、泰子の子、なんだって・・・・・」
「な、なん、なん、なん」
あまりにも突然な事に、私は針が飛んでしまったレコードのように、同じ言葉を繰
り返すしかなかった。

数秒の沈黙のあと、男の子が自分と女の子の自己紹介をした。
これが、私たち夫婦と、孫の竜児、その恋人の逢坂大河嬢との出会いだった。

竜児は、孫である証明として腕時計と泰子の写真を持参していた。
園子から渡された時計は、1989年製のグランドセイコー。私が独立して会計事
務所を立ち上げた記念に購入したものだった。
写真の方は、16歳で家出する前の泰子。紛う事なき馬鹿娘の姿だった。
その後の幾つかの悪企みによって、放蕩娘の18年という長い家出は終わった。

3月上旬の日曜日。私たち夫婦は、久しぶりに宇都宮線に乗った。
新幹線の方が早いが、大宮かで乗り換えねばならないし、泰子達が住む
街までは、快速に乗れば乗り換えもないし、時間的にも30分かそこらしか変わら
ない。それならばグリーン車に乗っていこうという事になった。
ひな祭り寒波の影響で降った雪が、日当たりの悪い場所に残っている。
朝食に園子が作ってきた、おにぎりを食べながら、少しばかり緊張していた。
今日は泰子が長年世話になっている、お店のオーナーにご挨拶に伺う予定だ。
18年間の家出を終えた夜、子供達を2階に上げた後、家出した後、どの様に過ご
していたのかを聞いた。

泰子は、口ごもりながらも、空白の18年間を語り始めた。
最初の1ヶ月は、家から持ち出した品々を換金して暮らしていたが、思った程高い
金額にはならなかった。
16歳の身元保証人もいないような女の子に部屋を貸してくれる、不動産業者もな
く、飲食店の住み込み店員募集に応募したが、なかなか上手く行かなかった。
生活費も底を尽きかけ、行く宛もなく商店街を彷徨っていた。そんな時に声を掛け
てきたのが、一人の男だった。


403 :ms07b3:2011/03/06(日) 16:06:45.62 ID:2dJ0RTJr0
放蕩娘の帰宅A
男は、商店街の八百屋の店主だった。
どう見ても高校生の自分の娘と変わらないような女の子が、昼間から街をうろうろ
しているのはおかしい。この街は、比較的、ちんぴらや極道なんて呼ばれれる輩は
少ないが、どんな犯罪に巻き込まれてもおかしくはない。
店を終えた後、女房に客をひとり連れてくるから、飯を多めにしておくように言い
つけて、駅前に向けて歩いて行った。

お目当ての女の子は、ロータリーの噴水の見えるベンチに座っていた。
泰子が顔を上げると、そこにはジーンズにポロシャツ、帆布製の分厚い前掛けに、
市場への入場章がついた帽子を被った男が立っていた。
「嬢ちゃん、腹減ってないか? 今日はうちの娘が修学旅行でいなくてな、飯が余
ってるんだ、うちで食べないかい?」
男の口調には優しさがこもっていた。
泰子自身、何度かこの男の八百屋の前を通っているし、朝食用にバナナを買った事
もあった。でも付いて行く訳にもいかなかった。
「お腹すいてませんから・・・。」
「ほー、若い嬢ちゃんが、夜の7時でお腹が空いていない訳ないだろ。遠慮はいら
ねえよ。それに、あんた、いい加減、交番のお巡りさんに不思議に思われてるよ。」
泰子が道路向こうの交番を見ると、年配のお巡りさんが、こちらの方をを見つめて
いた。多分、このおじさんが去った後には、あのお巡りさんがやって来るだろう。
「嬢ちゃんよぉ。おっちゃんは別に嬢ちゃんに害をなすつもりはねぇよ。ただな、
この街にも悪人って奴は、いくらでもいるんだ。嬢ちゃんの事を根掘り葉掘り聞く
つもりもねぇ。ただ飯食って、風呂入って、一晩泊まっていきゃあ良いんだ。」
肩をポンポンと言った感じで叩かれて、ニッコリと微笑みかけられる。泰子は立ち
上がった。

八百善と書かれたシャッターを開けると、ガラスサッシがあり、奥の家族用のスペ
ースに繋がっていた。
土間で靴を脱ぎ、親父さんに勧められるままに段をあがると、そこには台所と食堂
を兼ねた居間があった。
「帰ったよ。客を連れて来たから飯にしてくれ。」
奥さんは、泰子を一瞥してニッコリと笑った。
「外、寒かったでしょ。そこの椅子が娘のだから、そこに座んなさい。」
まるで、旦那が泰子を連れて帰ってくる事を、予想していたような感じだった。
夕食は、野菜がたっぷりと入った寄せ鍋だった。
一月近い、家出の生活で野菜不足だった泰子にとって、野菜がたっぷり入った寄せ
鍋はご馳走だった。女将さんがもっと食べなさいと、取り皿に盛ってくれるので、
泰子は3杯もお代わりをさせられた。
土間続きのこの部屋は寒かったが、親父さんと女将さんの人柄は温かかった。
狭い部屋には物が乱雑に置かれているが、それは片付けられていない訳ではなく、
有るべきものが理由を持ち、そこに存在しているような、言い表せない空間だった。
「そういえば、あなた名前は何て言うの?」
「・・・・・。」
「言いたくなければ答えなくて良いけど、あなたをどう呼べばいいのか教えてよ。」
女将さんは、悪戯っぽく笑って言った。
「泰子です。名字は・・・・・。」
「泰子ちゃんね。名字なんて良いわよ。言いたくなければ言わなくていいの。」
じゃあ、泰子ちゃんお風呂に入りなさいな。女将さんは、そう言って泰子にバスタオ
ルを渡し、食堂の奥を指さした。
「古い家だから脱衣所がないの。だからそこのカーテンを閉めて、服を脱いでね。」
「あと、お父さんは私が呼ぶまで2階。」
「はいはいっと。じゃあ泰子ちゃん、自分の家だと思って、ゆっくり温まんな。」
親父さんは、腰をとんとんやりながら食堂を出て行った。
汚れ物は、そこの洗濯物入れに入れときなさい。明日の朝までに乾くように、洗濯
しちゃうから。あっそうだ、着替えとかあるの?」
「あります。大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」
泰子が言うと、女将さんがブッっと吹いてしまった。
「なに小娘が殊勝な事を言っているのよ、子供は親に甘えてりゃいいのよ。」
豪快に笑う女将さんに、泰子もつられて笑ってしまった。久しぶりの笑顔だった。

404 :ms07b3:2011/03/06(日) 18:42:56.67 ID:2dJ0RTJr0
放蕩娘の帰宅B
お風呂から上がると、女将さんがテレビを見ながらビールを飲んでいた。
テレビは、泰子も毎週観ていた連続ドラマだった。
「ミポリンとギバちゃんみたいなカップルなんて、現実にはありえないわよね〜。」
女将さんはそう言いながら、テレビを消した。
「ちゃんと暖まったの? 」
「はい、お風呂久しぶりだったから・・・・・・。」
「そう、良かったわね。」
じゃあ、お父さんに入ってもらいますかね。女将さんは席を立ち、2階への階段へ向け
て大きな声で「お父さん、お風呂開いたわよ。」と叫んだ。
「お〜う。」何だか間延びした声で親父さんが答えた。
「泰子ちゃん、そこだとお父さんの着替えが見えちゃうかも知れないから、こちらへい
らっしゃい。」
女将さんは、泰子にキッチン側の椅子に座るように言った。
「あのー、お風呂を先に頂いてすみません・・・。」
「うちはいつも娘が一番でお父さんで私って順番だから気にしなくていいわよ。」
娘が年頃で、お父さんの後は汚いからって一番風呂に入ってるのよ。女将さんは苦笑い
いしつつ言った。
「・・・・・あの、お二人の事はなんて呼べば良いんですか?」
「なに旦那はうちの名前を名乗らなかったの?」
「・・・・・・・・もしかしたら、私が聞き逃したのかも知れません。」
「そっか。うちは吉田。旦那が直巳であたしが佳都子。ついでに娘は郁恵だよ。」
「吉田さん・・・・・ですか・・・。」
「呼びにくいなら、あたしの事は佳都子さんでいいわよ。娘にも友達みたいに、佳都子
って呼べって言うんだけどさ、ぜんぜん呼んで貰えないの。」
「そりゃ、お母さんの事を名前で呼べませんよ。」
「泰子ちゃんは、お母さんの事をお家では、何て呼んでたの?」
「・・・普通に、お母さんって呼んでました。」
「そうか、すぐに答えられたって事は、仲が良かったんだね・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「親の立場からしてみるとね、子供、特に女の子が家出したって判ったら、それこそ血
眼になって、足が棒になったって必死に探すわよ。」
「・・・・・・・・。」
「泰子ちゃんは、お母さんの呼び方を聞かれて、躊躇なくお母さんって答えてくれた。
それは、お母さんとは上手く関係を築けていた証拠だと思うの。」
「・・・・・・・・。」
「帰れるうちに帰りなさいよ。連絡しにくいなら、明日にでも旦那から電話して貰うか
らさ。うちの旦那は保護司やっていてさ、泰子ちゃんが悪い子じゃなくて、何かしらの
問題があって家出をしたんじゃないかと思って、心配しているの。」
「・・・・・・。」
「私たちを信頼して話してくれないかな・・・。言っておくけど話を聞いたからって、警察
に連絡したりしないわよ。造反有理っていってね、反抗する方にも理由はあるって考え
なのよ。だから話して欲しいな。それから力になりたいの・・・。」
佳都子さんの目は真剣だった。
「私のお腹の中には赤ちゃんがいます。多分、妊娠5ヶ月くらいだと思います。」
佳都子さんは、泰子の言葉に衝撃を受けた。娘と同い年か少し下だと思っていた泰子が
妊娠をしているなんて、予想のはるか上を超えている。
「相手の男の人は、私が妊娠したかもって話したら、居場所も連絡先も判らなくなりま
した。お父さんもお母さんもこの子を堕胎って言ってます。でも私は絶対にこの子を護
りたいから、堕胎ことを納得した振りをして、手術の前の日に逃げて来ました。」
「泰子ちゃん、歳はいくつ?」
「16歳です。」「ってことは、高校1年だよね・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「子供を1人育てるのって大変なんだよ。夫婦2人そろっていても大変。どちらか一方
が育てるなんてなったら、それこそ死にものぐるいで働かなきゃ子供を育てらんない、
大人でもそう、ましてや泰子ちゃんは、世間様からみたら子供だよ・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「泰子ちゃんには未来があるの。未来ってのは可能性って意味だよ。16歳の女の子な
ら将来の可能性なんて千や二千はあるだろう、でも、泰子ちゃんが子供を産む事で、あ
なたの持つ可能性は極端に少なくなるの。」

405 :ms07b3:2011/03/06(日) 20:31:44.43 ID:2dJ0RTJr0
放蕩娘の帰宅C
佳都子さんの言う事は正論だった。やっぱり私はここでも理解して貰えないんだ。泰子
悲しくなった。そして耐えるようにお腹を押さえた。
「佳都子、そう攻めなさんなよ。」
いつの間にか親父さんが2階から降りて来ていた。
「泰子ちゃんごめんな。佳都子は佳都子なりに、泰子ちゃんと同じ時分から、色々と問
題を抱えて生きてきたんだよ。こいつの場合は、家が貧乏で高校に上がれなかった上に
歳の離れた弟がいるのに、母親が若い愛人と一緒にトンズらしちまったから、弟を食わ
す為に、働かなくちゃいけなくなっちまった。泰子ちゃんの状況と似てなくもないんじゃないか・・・。」
「俺も若い頃は学生運動やら、暴走族やらでいろんな人達に迷惑をかけた。その罪滅ぼ
しじゃないが保護司なんて似合わない事をしている。でも、実際に悪い事をした人間じゃなきゃ、悪い事した兄ちゃんや姉ちゃんの気持ちも判らねぇだろ。おなじ境遇に立たな
きゃ、人の気持ちなんて理解出来ないんだよ。」
「ごめんなさい佳都子さん。でも私は自分の可能性が少なくなっても、お腹の中の子の
可能性を失くしたくないの。」
佳都子さんは俯いたままだった。
「佳都子。明日は店も休みだし、久しぶりに、下谷のお母さんの所に行っておいで。お
母さんに泰子ちゃんを会わせてあげて、話を聞いて貰ってくればいい。」
親父さんはそう言って、手打ち式だっと両手を大きく開き、胸の前でバチンという大き
な音と共に手をあわせた。少々強引かつ繊細さにはかけるが、佳都子さんと泰子の間に
わだかまっていた空気が、手の平でつぶされたようで、2人は目を合わせて笑った。

下谷のお母さんの家には、京浜東北線と山手線を乗り継いで20分程だった。
電車の中で、下谷のお母さんって佳都子さんのお母さんですかと聞いた泰子は、キッと
睨まれてしまった。
「下谷のお母さんは、私の親戚の伯母さんでね、昔は上海お辰っていわれていたような
芸妓だったのよ。今は法唱寺っていう毘沙門天を御本尊にしている、有名なお寺の近く
に住んでいるの。私にとっては、本当の母親以上の存在よ。」
佳都子さんは、誇らしげに語ってくれた。
「あの〜、お母さんは日本人ですよね・・・・?」
「そうよ?」
「なんで、上海お辰って呼ばれたんですか?」
「・・・・・・。昔、日本と中国は戦争してたでしょ?」
「すみません、私、歴史のテストいつも50点以下でした・・・・・。」
泰子が申し訳なさそうに言うと、佳都子さんは黙ってしまった。
鶯谷駅を出て橋を渡り、広い通りを右折してしばらく行った路地を斜めに入ると、大き
はないがマンションが建っていた。
マンションの入り口には、日本舞踊の練習場もあり、つい最近まで下谷のお母さんも講
師として稽古を付けていたという話だった。
お母さんの家は1階だった。
玄関を入るとダイニングキッチン。その奥にフローリングの洋室があり、その左右には
畳敷きの和室があった。
お母さんは、大場もとゑという名前で、お辰というのは芸妓としての名前だった。
大正4年生まれで、14歳で芸妓の世界に入った時、その年の干支が辰だったことから
「お辰」と名付けられた。昭和10年に中国の上海に渡り、日本料理を出す店で専属の
芸妓となり、敗戦の混乱の中、最後の引き揚げ船で日本に帰って来た。
気っ風の良さと、周囲の人への面倒見の良さから、上海お辰と呼ばれ、当時、上海で暮
らす日本人で「上海お辰」を知らない人はいなかったという話だが、75歳を過ぎた今
では、歳の割には背筋の伸びた、品の良いおばちゃんとしか見えないのだった。


今回はここまでです。
竜虎の出番が少なくてゴメンナサイ。

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 14:50:06.61 ID:oNJhp/hw0
これは期待できる


407 :ms07b3:2011/03/07(月) 19:22:27.86 ID:gUZ8PF8s0
放蕩娘の帰宅D
銀髪は歳のせいかボリュームを失してはいるが、いまだに張りは衰えていない。
薩摩絣の正藍染の着物に、派手ではないが落ち着いた色合いの名古屋帯。
昨年、雪の日に足を滑らせてから、腰の痛みがひどくなったというので、洋室で過ごす
時間が長くはなっているが、佳都子さんと泰子の来訪は、仏間で迎えた。
「お昼には、お鮨が届くよ。」
突然の訪問を詫びる佳都子さんに対して、お辰さんは笑顔でそう答えた。
しばらくの間、親類の生活状況等を話していた佳都子さんだが、いつまでも来訪の目的
を話さない訳にもいかず、淹れてもらったお茶を一口すすった後で、やっと泰子に関す
話を説明した。
お辰さんは、佳都子さんの話を聞きながら、時折、射るような目で泰子を見つめた。
その度に泰子は、心のなかで「ヒィッ」という悲鳴を上げたくなった。
「という訳なんです。直巳さんも、私も、この子の為にどうしてあげたら一番良いのか
判らないので、お母さんの所に相談に来ました。」
佳都子さんが説明し終わると、お辰さんはもう一度、泰子の顔をジッと見つめた。
「佳都ちゃん。悪いんだけど、お茶が冷めちまったから淹れ直してくれるかい?」
佳都子さんが立ち上がり、3人分の煎茶碗を持って台所に出て行った。
「あなた、名前はなんて言うんだい?」 「高須泰子です。」
「たかす・やすこ・・・、やすこってどういう字を書くんだい?」
「え〜と、泰然自若の泰に子供の子です。」
「ほー、泰然自若ってのはどういう意味だい?」
「判らないです、母が、泰子のやすって字を聞かれたら、そう答えなさいって教えてく
れたので、子供の頃から、そう答えていました。」
泰子がそう答えると、お辰さんは心底おかしそうに言った。
「あなたは不思議な子だねぇ。名は体を表すっていうけど、あなたほど、泰子って名前
がしっくりくる子は、あたしゃ知らないよ。」
そう言いながら、近くにあったチラシの裏面に、筆ペンで「泰然自若」と書いた。
「泰然自若って言うのは、要は、落ち着いていて物事に動じないって意味さ。家出した
って言うのに切迫した感じがしないし、追い詰められた人間て言うのは、悪事の一つや
二つしようと考えて相に出るっていうのに、あなたにはそれがない。持って生まれたも
のなのか、親の育て方がよかったんだか、とにかくあなたは、どんな人をも魅了してし
まう、何かを持っているんだろね。」
お辰さんの言っている意味は、泰子には良く判らなかった。
「お母さんのいう通り、この子には、なんだか放っておけない、なにかがあるのよね。
だから、直巳さんも私も、家に上げてご飯食べさせてあげたくなっちゃうんですよ。」
狭い部屋だから、台所にいても今の話が聞こえていたのか、佳都子さんも喜んでいるん
だか、怒っているんだか判らない、複雑な笑顔を見せながら和室に戻ってきた。
「泰子ちゃん。あんたはお腹の子供を産みたいという。その子に会う為に、親御さんの
元を離れて東京に出てきた。でも、行く宛も無い、多分、お金だってそんなに無いだろ
う。野良犬や野良猫なら、ゴミ箱漁れば何とかなる。でもね、あんたは人間なんだよ。
子供産むまでの生活はどうするんだい?、どこか住み込みの店に潜り込めても、腹が大
きくなってくりゃ働けなくなる。産んだあとだって、2週間やそこいらは働く事なんか
出来はしないよ。仮に働けたとしても、乳飲み子抱えて働くことなんかできやしない。
結果的に、周りの人に迷惑をかける。あんたは、それを判っているのかい?」
「・・・・・・・・・。」
「あんたが意地を張ればはるほど、お父さん、お母さんやその周りの人に迷惑がかかる
んだよ。親御さんは、警察に捜索願い出してるだろう、近所の人はどこかで事故にでも
遭ったんじゃないかって、いろんな所を探しているだろ。あんたには、そういう迷惑を
掛けてでも、子供を産みたいって理由が有るのかい? あるなら言ってごらんよ。」
お辰さんの口調は静かだった。でも、一言一言に重みがあった。
泰子だって、自分の家出がどれだけの人に迷惑がかかっているかも知っている、そして
今の自分がどれだけ無謀な事をしているかも知っている。でも・・・・・・。
「私には、なんでこの子を産みたいかなんて判りません。どんなに考えたって言葉に出
来ません・・・・・。でも、どうしても産みたいんです。この子の事を守りたいんです。自分
でも判らないです。でも産まなくちゃいけないんです。」
泰子は、心に思いついた言葉をそのまま口にした。

408 :ms07b3:2011/03/07(月) 19:24:01.08 ID:gUZ8PF8s0
放蕩娘の帰宅E
部屋の中は、壁掛け時計の秒針が進む音が聞こえるほど静かだった。
長い沈黙のあと、お辰さんが口を開いた。
「やれやれ、母親の本能ってやつじゃ、どうしようもないやね。」
呆れ、感嘆、同情、いくつかの想いがブレンドされているような不思議な声音だった。
「あたしは子宝に恵まれなかったが、長い人生見てきて、この子よりもひどい状況で子
供を産んで立派に育てあげた例は、いくらでも見てきたよ。その人達も、みんな持って
生まれた何かが、不思議と導いたもんだ・・・・・。」
「・・・・・・。」
「この子が、綺麗事を並べるようなら、ふん縛って、白菜やミカンなんかと一緒に直巳
さんのトラックの荷台に載せて、実家に送り届けてやろうって思ってたのに、この子ときたらなんの飾りもない事を宣った。こうなりゃ仕方ないね・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「泰子ちゃん、あんた、婆ちゃんがこれから言う事をすべてやりますって誓えるなら、
この婆ちゃんが、あんたとお腹の子供を守ってあげるよ。」
お辰さんは、俯いていた泰子に顔をあげて、自分の目を見るように言った。
「あんたが子供を育てるには、人の情けに縋るしかないんだ。情けってのは人を大切に
想う心であり、この人の為になにかしてあげようって優しい心だ。あんたは他人から受
けた優しさをを当然に思うんじゃなく、そういった人達によって生かされている事に感
謝するんだ。そして、あんたの子供が成長して余裕が出てきたら、自分が受けた情けを
他の人に三倍増しにして渡してあげるんだよ。」
それが一つ。お辰さんは、さっきのチラシに『恩を報じる』と書いた。
「それから、あんたは人を大切にするんだ。人のはなしを良く聞き、その人が悲しんで
いるなら一緒に泣いてやり、その人が楽しい時には一緒になって喜んであげる。その人
が困っている時には、自分が出来る事をしてあげる。」
それが二つ。『人を大切にする』
「最後に、あんたの両親に手紙を書きなさい。心配させた事を詫び、今、自分がどこに
いるのか書いてポストに入れなさい。」
『手紙を書く』
書き終えた三つの誓いの羅列を、泰子の前に置いてお辰さんは静かに言った。
「あんたの覚悟を聞こうか。」
再びの沈黙。
黙り込む泰子のお腹が一瞬ピクリと動く。
お腹が空いている訳じゃないから、お腹の音ではない。今のは・・・・・・・・。
手の平をお腹に静かに当ててみる。泰子のお腹のなかで、確かに何かが動いている。
自分の中で育つ子供の生命を確かに感じた。
自分の中から喜びが湧きあふれてきた。
「あんたの覚悟を聞こうか。」
答えない泰子に、お辰さんがもう一度覚悟を問う。
「誓います。」
泰子はお辰さんの目を見て言った。お腹の子供に廻り逢えるなら、どんな誓いも必ず守
ってみせる。
お辰さんも、泰子の目をじっと見つめていた。この子の中で何かが変わった。先ほどま
での自信のなさが消えて、決意と歓喜を秘めたような力の籠もった視線で自分を見るよ
うになった。この子なら・・・・・・。
「あんたが思っている以上に生きることってのは大変なんだよ。あんたが必死になって
育てた子供が、あんたの気持ちに報いてくれない事もある。それでも後悔しないね?」
「はい。後悔しません。」間髪を入れずに答えが返ってきた。
久しぶりに、上海お辰と呼ばれていた頃の鉄火な気持ちが甦ってきた気がした。
「この中で一番大切なのは手紙を書く事だよ。文章なんてどうでも良いから、心配させ
た事を詫びて、自分が元気でいる事を親御さんに知らせておやり。それで、親御さんが
迎えにきて、あんたの気持ちを伝えて、子供を産む事を赦して貰うんだ。あんたの気持
を伝えても、世間体やらなんやらで子供を産ませないっていうなら、このお辰さんが、
あんたを守ってやる。だから嘘や偽りなんか書かずに、ちゃんと手紙を出すんだよ。」
「でもお母さん、電話させてあげた方が早いんじゃないの。」
二人のやりとりを黙って聞いていた佳都子さんから、現代的な突っ込みが入った。
「お黙り! 電信やもしもしじゃ伝わらない言葉もあるんだよ!」
お辰さんの、時代がかった言い回しに、佳都子さんと泰子は笑ってしまい、お辰さんは
それを忌々しそうにみた。
玄関のチャイムが鳴り、お鮨の出前が届いた事を知らせた。

409 :ms07b3:2011/03/07(月) 21:26:20.86 ID:gUZ8PF8s0
放蕩娘の帰宅F
出前のお鮨を食べながら、泰子はお辰さんの昔話を聞いた。
お辰さんは、この下谷に生まれたそうだ。お父さんは、近くのお寺で雑務をこなす寺男で
あり、貧乏人の子だくさんという言葉を地でいくような家庭だったという。
尋常小学校を出た春。口減らしをかねて浅草の商家に行儀見習いに出された。
行儀見習いは名ばかりで、子供の面倒をみたり、炊事洗濯を手伝ったり、とにかく独楽
鼠のように朝から晩まで働かされた。
14歳の時、父親が脚気で働けなくなった。
ある日、長兄が訪ねて来て、自分が新橋の置屋に売られた事を告げられた。
芸妓になるという事は、商売女になれと言われたも同然だった。
子供の頃から、弟妹の面倒を見させられ、一度も誰も好きになれぬまま、自分は売られ
て行くのだと考えたら、涙が止まらなかったという。
それでも、かわいい弟妹達が少しでもお腹を満たす事ができるならと、お辰さんは諦め
て、奉公先の主人に暇を貰い浅草を後にした。
お辰さんが身を置くことになった置屋の主人と女将さんは、進歩的な考えの人だった。
芸妓が簡単に肌を許す事を認めず、芸事を大事にするように言い、お辰さんに三味線や
日本舞踊の稽古をつけた。
下谷の大場もとゑは、14歳の春。正式な芸妓として初座敷を踏んだ。その年の干支に
因んで「お辰」と名付けられた。
その置屋での時代は、お辰さんにとっては幸せな時代と言えた。確かに厭な客もいたが
格式高い新橋芸者に名を連ねて、芸に精進できる事に喜びを感じる事の方が多かった。
時代は流れ、いつの間にか自分より年が若い芸妓も多くり。お辰さんは「お辰姐さん」
と呼ばれる事が多くなった。
昭和13年。上海に料亭を開いて欲しいという要請が、お辰さんの知り合いの料亭の主
にもたらされた。依頼してきたのは表向きは商社だったが、その実態は陸軍の息がかか
った人物からの要請だった。
当時の上海は、「東洋の巴里」とも「東洋のバビロン」とも言われた東洋随一の都市だ
った。半ば軍からの要請である以上、無碍に断る事も出来ず、料亭の主は、上海への出
店を受け入れた。そして、その料亭の専属芸妓として、お辰さんに声がかかったのだ。
軍部の統制が強まり始めた時代、置屋なんてものは息を殺して、お上の目を逃れようと
いう時代だった。芸妓をお座敷に呼ぶのは、一部の戦争成金や、鼻息の荒い陸軍さんだ
った。成金や軍人が嫌いなお辰さんにとっては、状況さえ許すなら芸妓から身を引きた
いと本気で思えるような時代だった。
ある日、お辰さんは、長年世話になってきた置屋の女将さんに呼ばれた。
言いだしにくそうにしている女将さんの姿にぴんとくる物を感じて、自分から上海行き
を申し出た。自分以外の芸妓には、旦那がいたが、自分にはいないから。そう自分に言
い聞かせた。
上海での生活は、意外とお辰さんの肌にあったようだった。上海唯一の料亭として、お
辰さん達のお店は流行った。客は軍人が多かったが、商社の人間が異国の客人を招待し
て、料理とお辰さん達の三味線や舞に酔った。
お辰さんが、『上海お辰』と呼ばれるようになったのもこの頃だった。
ある時、板場の人間が下働きの漢族の男に殴る蹴るの暴行を加えて、意識をなくしたそ
の男を簀巻きにして河に突き落とすという事件が起きた。
板場の人間は以前から、漢族や満州族の女性を無理矢理手込めにするという所行もあっ
た。お辰さんは自らの給金からこの男性の遺族に見舞金を渡し、その足で板場に乗り込
み、問題を起こした男を包丁で斬りつけたという。
「あんたとあたしや支那の人達、この五体に流れる血は同じだろう、あんたが支那の人
を傷つける理由はないんだ!」と啖呵を切り、男を追い回したという。
その話が伝わると、中国の人達から「上海龍大姉」と呼ばれ親しまれるようになった。
やがて、アメリカとの戦争が敗色濃厚となってくると、それまで威張り散らしていた軍
人や成金達の姿は消えた。昭和20年8月。長かった太平洋戦争は終わった。
それまで土地の人達を支配していた日本人は、今度は追われる立場になった。
お辰さんは、右往左往するばかりの男どもに指示して、芸妓時代に培ってきた人脈によ
り、料亭を引き揚げ船がくるまでの間、行き場をなくした人達が過ごせるようにしたり
、中国人の知人に頼み食料を確保したりした。そして、最後の引き揚げ船が到着するま
で、他人を励まし、希望を与え続けた。最後の引き揚げ船で上海を出る時、お辰さんの
手元には何もなかった。持ち物はすべて金に換え、引き揚げ船の人達で分けた。

410 :ms07b3:2011/03/07(月) 21:36:10.16 ID:gUZ8PF8s0
今日はここまで。
文章の中で、「支那」という言葉を使いました。
人によっては不快感を感じてしまう言葉でありますが、表現上、どうしても
使いたいと思いましたので、使用させて頂きました。
ご気分を害された方、違和感を覚えられた方にお詫び申し上げます。
「放蕩娘の帰宅」前回の「クリスマスは誰にでもやってくる」に続いて、竜虎
が出てこない作品になってしまっております。
もし、この板にふさわしくないという意見があるようでしたら、UPを注し致し
ます。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 22:16:34.98 ID:9XYRSuFg0
>>410
おお、あのクリスマスの人か! あーみんの描き方が好きだったよ!
正直、最初はどうかとおもったけど、やっちゃんの覚悟を聞いて、続き読みたいなと思った。
色んな意見があると思うけど、「竜虎につながる物語」として、ここでいいんじゃないか、に1票。

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/07(月) 22:36:41.15 ID:pR4VJnnH0
>>407-410
風呂上りで半裸なのにぐいぐい引き込まれて一気読みしちまいました。
やっちゃんの過去話…とにかく表現力がすごいです!
ここまできたなら是非完結までいっちゃってください!


413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/08(火) 01:55:16.93 ID:dajlf2TC0
「ドラゴン泰子」の後日段として本家より俺はすきだ。ここで書いてほしいぜぃ

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/08(火) 03:17:36.04 ID:9PevHArh0
「ドラゴン泰子」の後日譚とまで持ち上げるのは言い過ぎだろ

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/08(火) 03:41:24.20 ID:ED5QxVen0
とらドラで逆行ものってないのかな
りゅーじでも大河、どっち側でも両方でもいいけど
すっごい甘いのが見れそうなんだが

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/08(火) 09:45:53.85 ID:dajlf2TC0
>>415 天才…。俺は大河のほうがいいかな

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/08(火) 11:38:51.97 ID:xxT+evu10
馬鹿な……まとめサイトのAAが変わっている、だと……?

418 :ms07b3:2011/03/08(火) 12:10:54.76 ID:ktPvLItx0
僕はここにいて良いんだ。
皆さんに感謝しつつ、お昼の休憩時間を見計らい、続きを投下します。

419 :ms07b3:2011/03/08(火) 12:12:13.75 ID:ktPvLItx0
放蕩娘の帰宅G
泰子は、宇都宮の両親に宛てた手紙を、大橋の吉田家の和室でしたためた。
両親に宛てた手紙なんて、小学校の卒業式の記念行事の一環で、書いて以来で、どんな
事を書けば良いのか判らなかった。
勝手に家を出てしまった事。
両親の不在の間に、自分名義の通帳だけではなく、6桁の数字が並ぶ通帳を持ち出し、
父親が大切にしていた時計や、母親の宝飾品も黙って旅行カバンに詰め込んだ事。
妊娠した事を言い出せずにいた事。
両親に謝罪すべきことは、両手では収まりきらなかった。
明日のお昼に、下谷のお辰さんの家に行き、当分はお辰さんの元で暮らす事になる。
今晩中に手紙を書き終えて、佳都子さんと郵便局に行き、速達で実家に送ってもらう。
その手紙を読んだ両親は、諸般の事情を押してでも、下谷のお辰さんの家に駆けつけて
来るだろう。

お辰さんの昔話を聞いたあと、両親との話し合いの結論が出るまでの、泰子の住まい等
の話をしているなか、泰子はある疑問を口にした。
「もし、両親がそれでも堕ろせって言ってきたらどうすれば良いんでしょう。」
泰子の不安気な顔を見て、そっと頭を撫でてくれた。
「鬼出るか蛇が出るか、丁半博打みたいなもんさ。」
お辰さんは笑いながらそう言った。そして
「あんたが、そんなに不安がっていたらお腹の子に障るよ。あんたの持って生まれた物
は笑顔だ。それを常に失くしちゃいけないよ。常に笑顔でいりゃ、毘沙門様が護ってく
ださる。」
「毘沙門様・・・・ですか。」
「ああ、毘沙門様は、仏様を守護する四天王の一人でね、あたしの護り本尊みたいなも
のさ。苦しい時も、悲しい時も毘沙門様が加護して下さった。でなけりゃ、あたしみた
いな者が、この歳まで生きてこれなかったよ。」
お辰さんは、そう言って窓の外の林を見つめた。

和室の隣の郁恵さんの部屋の中から、小さなアラーム音が聞こえた。部屋の時計を見る
と23時だった。朝4時前に起きて、市場に競りにでかける直巳さん(お父さん)を気
使い、吉田家は全体的に夜は早いようだ。
階段を静かに上ってくる気配がしたと思ったら、佳都子さんが顔を覗かせた。ウッドペ
ッカーが書かれたマグカップを手にしていて、ふんわりとレモンの香りが漂ってきた。
「どう、ちゃんと書けてる?」佳都子さんはそう言いながら、マグカップを置いた。
泰子は、困った顔をしながら小さく首を振る。「やっぱりね、まあ一服しなよ。」泰子
に勧めたのは、少し多めに砂糖が入れられたレモンティーだった。
一口啜ると、レモンの果汁もたっぷり入っているのか、酸っぱかった。
「お母さんも言っていたけど、上手に書く必要なんかないからね。親なんだから、子供
が何をいいたいのかちゃんと理解出来るよ・・・・。」
「はい。」
なんだか気恥ずかしくなった泰子は、半分位まで書いた手紙を佳都子さんに見せた。
「なに、この丸っこい字、親への手紙ぐらいちゃんとした字で書きなさいよ。」
さっき言った事と矛盾するような事を言いながら、佳都子さんは手紙をざっと読み、泰
子に返した。
「大丈夫よ、思ったよりも上手に書けてる。あとは、この街で元気でいる事を書けば良
いんじゃないの・・・・。」
とりあえず、あんまり遅くまで起きていちゃダメよ。佳都子さんは、そう言い残して、
部屋を出て行った。結局、3時まで手紙を書き続けて、泰子は眠った。

420 :ms07b3:2011/03/08(火) 12:13:16.54 ID:ktPvLItx0
放蕩娘の帰宅H
結局、泰子が送った手紙の返信は届かなかった。
泰子は、佳都子さんに促されて手紙を2通書き送ったが、2週間経っても返信が届く事
はなかった。
痺れを切らした佳都子さんが、お辰さんに黙って、泰子の実家に電話をしたが、10回
も20回もかけても繋がる事はなかった。
佳都子さんから、電話が一切つながらない事を聞いたお辰さんは、両親側が故意に連絡
がつかないようにしていると判断した。
肉親の問題は拗れたら簡単には解決出来ない。時の妙薬が効くのを待つしかない。
お辰さんは、そう考え便箋を取り出し、筆ペンで父母に宛てた手紙をしたためた。
これを鳩居堂で買って来た和紙の封筒に収めて。仏壇に奉じて祈念をささげる。
あなた方のご息女は、ご両親のお怒りが解けるまで私が責任を持ってお預かりさせて頂
きます。お怒りが鎮まったら迎えに来てあげて下さい。
お辰さんは、長い祈念の後、家を出てその手紙をポストに投函した。

泰子とお辰さんとの奇妙な同居生活は、そうしてスタートした。
泰子は、お辰さんの姪で。両親との折り合いが悪くなってしまった為、お辰さんの家で
暮らしている大学生という事になった。
「大学生にしちゃ、ぽやぽやしてるけど、まぁ仕方ない。」
そういう設定を考えついたのは佳都子さんで、その話を聞いた時に、お辰さんは呆れな
がらそう溢した。
ずっと、お辰さんの家にいても良いのだが、これには泰子が働く事を強情に主張した。
とはいえ、数ヶ月もすれば臨月になるような身重な女の子をコネもなく雇って貰える事
はない。そこは佳都子さんが、大橋の商店街の喫茶店のアルバイト口を見つけ出して来
た。朝8時の開店からモーニングサービスが終わる11時までの3時間。それから夕方
までは八尾善で働く。八尾善でのバイト料は、出産費用に充てるという約束だった。
その他にも、お辰さんの家で暮らさせて貰う以上、洗濯や掃除は泰子がやると言い張り
、その強情さには、お辰さんと佳都子さんでさえ、最終的に譲らざるを得なかった。
12月末になる頃には、泰子のお腹は目に見えて大きくなってきた。
八尾善で働いている間、泰子が少しでも無理をすると、直巳さん・佳都子さん両方から
きつく怒られた。そんな時に助け船を出してくれるのは、一つ年上の郁恵さんだった。
優しい人達に護られて、泰子は出産の準備を整える事が出来た。
そして春。男の子が誕生した。

泰子の息子を初めてみた時の、お辰さんと吉田家の人達の反応はそれぞれだった。
「おおっ いい面構えじゃないか・・・・・。」(直巳)
「・・・父親の因果が子に報いちゃったのかしら・・・・。」(佳都子)
「・・・・・・・スケバン刑事の般若みたい。」(郁恵)
お辰さんだけが、男の子の顔を見つめて、ニッコリと微笑みかけた。
「この子は、将来、良い男になるよ。この子には、お不動さんがついていらっしゃる」
なんだか本当の孫が、しかも初めての男の子の孫が生まれたみたいに、お辰さんは喜ん
でくれた。
泰子は、生まれたばかりの男の子の名前を幾つか考えていた。
「竜」これは初恋の男の名前を一文字。「園」これは優しい母親の名前から一文字。
「清」これはおとうさんから一文字。「児」これもお父さんから一文字。
そして「辰」。もちろん、私とこの子を護ってくれた、お辰さんの辰から一文字。
「園児」では意味が通らない。「竜清」は怖そうだ。「清児」はお父さんと一緒になる
「辰児」か「竜児」かどちらがいいだろう。
泰子は、ベットの隣で付き添ってくれている、お辰さんに話しかけた。
「ねえ、おばあちゃん。この子の名前なんだけど、おばあちゃんに決めてもらっていい
かなぁ。」
「名前なんて、やっちゃんが決めればいいんだよ。」
「うん、やっちゃん、いろいろ考えたんだけど、決められないの。」
「どんな名前を考えたんだい?」
「うん、『竜児』と『辰児』のどっちかにしたい。」
「じゃあ、竜児にしなさい。竜も辰もどっちも同じ竜の意味だからね。」
「ええっ、そうなの、やっちゃん、辰って、タツノオトシゴだと思ってたよ。」
心底おどろいたような泰子の口調に、お辰さんは唖然としてしまった。
上海お辰の辰は、竜ではなくタツノオトシゴだったのかい。泰子とこの子の将来に、毘
沙門様のご加護がありますよう。お辰さんは、本心から祈った。

421 :ms07b3:2011/03/08(火) 20:22:12.45 ID:ktPvLItx0
放蕩娘の帰宅I
泰子の子供は「竜児」と名付けられた。
お辰さんは、昔から懇意にしている老弁護士に、5年ぶりに連絡をとった。泰子と竜児
の戸籍に関する相談をする為だった。
泰子の戸籍は今も宇都宮にある。
竜児が生まれた以上は、正式な手続きをしなければ、竜児は戸籍のない子供になってし
まう。
お辰さんから相談をうけた弁護士は、事務所の中でも有能と言われている女性弁護士に
この問題を穏便に解決するよう指示した。結果的にこの人選は大失敗だった。
こじれにこじれた上、高須家(正確には高須家の本家)の弁護士と、老弁護士の間で話
し合いがもたれ、高須泰子の戸籍は、下谷のお辰さんのマンションに異された。
お辰さんは、泰子に対してこの話をしなかったので、泰子が18年間の家出が終わるま
で、なにも知らされなかった。
産婦人科から退院し、泰子と竜児は再びお辰さんの家に戻ってきた。
泰子の産後の肥立ちは順調だった。泰子の子育ては予想以上に上手くいっていた。
もちろん、お辰さんや佳津子さんの協力のお陰なのだが、まるで母親の負担にならない
よう気遣っているんじゃないかと不思議に思えるほど、竜児が手のかからない子供だっ
た事もある。
泰子には不満な事が一つだけあった。
竜児と二人でお辰さんの家にいるというのに、お辰さんは家賃どころか月に1万円以上
の食費は絶対に受け取ろうとしなかったのだ。
お辰さんの家では、一汁一菜の朝食。麺類の昼食。一汁二菜の夕食がほとんどだ。二菜
と言ったって、きんぴらや煮浸しやらの作り置き出来るお菜に、主菜は魚。時には肉も
食べたが、コマ肉やらバラ肉やらじゃ値段は知れている。だからといって、月1万円で
食住済まさせて貰うのは申し訳ない。泰子は強情に、月3万円を受け取るように言った
のだが、お辰さんもガンとして受け入れない。ギャーギャー言い合う姿は、まるで本当
の祖母と孫娘がケンカしている様にみえた。佳都子さんは、竜児をあやしながら、無責
任に「もっとやれ!」なんて火に油を注ぐ始末。何だか賑やかな家庭だった。

泰子が再び働きにでたのは、竜児が1歳を過ぎてからだった。
竜児がおっぱいを欲しがる間は、そばにいること。お辰さんは、そう泰子に厳命して、
どんなに泰子がお願いしても、働きにでる事を許してくれなかった。
それでも、一歳を過ぎて離乳を済ませると、短時間ながら働きに出ることを許した。
矍鑠としていると言っても、お辰さんだってもう80歳に手が届く年齢だ。いずれ、自
分がいなくなった時に、泰子が経済的に困らないよう準備して置かなければならない。
しかしながら、ぽやぽやしている泰子では事務仕事は勤まらないだろう。
佳都子さんと相談した結果、佳都子さんの知り合いがやっている飲食店で働く事になっ
た。最初は仕込み時からランチタイム迄、竜児が保育所に預ける事が出来るようになる
と長く働くように、段階を踏んでいった。

竜児が4歳になる春。泰子は5年近く住んだお辰さんの家を出る事にした。
新しい家は大橋駅の一つ隣の駅。竜児の通う保育所と、泰子の職場の利便を考えると、
下谷の家を出るしかなかったのだ。
「佳都子さんの家までは一駅だし、下谷まで30分しか掛からない。休みの日にはいつ
でも帰ってこれるよ。」泰子は涙で滲んだ瞳でそう言いながら、下谷を後にした。
泰子は20歳。お辰さんは79歳になっていた。

今日はここまでです。
あと3分の1ほどお付き合い下さい。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 03:15:21.65 ID:gWTgm9eq0
>とらドラで逆行ものってないのかな
自分は相手を愛してるのに、その相手は別の人が好きってのは、
本来なら切ないんだけど、この二人だからな
片方のタガがはずれてれば、一気に甘甘というかくっつくような…………

いやまて、今電流が走った。
いっそのこと、二人とも逆行(大河が初めて夜襲を掛けた日の翌日か数日後くらい)。
さらに、二人とも相手も自分と同じように逆行してることに気づいていないというのはどうだ。

お互い、「まだ、コイツは自分(俺・あたし)を好きじゃないんだ…」と思ってて、さらに約束があるから裸族、みのりんとの恋を応援しあわなければならない(そうじゃないと自分たちの関係が進まないと思ってるから)。
でも、もうどうしようもないくらいに相手が好きだからたまに暴走しつつも、
「い、今のはちょっとした間違い!」みたいにごまかしあう…みたいな

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 03:35:03.88 ID:gWTgm9eq0
北川と大河、みのりんと竜二をくっつけ会う作戦(当然本気ではない)をしつつ
お互い、そんな二人を見てマジ嫉妬しあう。

二人とも作戦がうまくいった(いってしまった)夜、晩御飯のとき「なんだよ(なによ)、二人一緒になれたからってデレデレして」とお互い思うのでピリピリ。
かといって逆行のことは言えないのでお互い無言によるピリピリなので喧嘩にもなりきれない。

なので憂さ晴らしのように、
「犬、寒いんだからあたしの湯たんぽ代わりになりなさい!」とか良いながら
竜二を座椅子のようにして二人コタツ入ったり、みかんを竜二に剥かせたりですね

やっべ、絶対ドロドロな展開にならない嫉妬が続いて
さらにお互い触れ合いたい気持ちが抑えられなくて剣呑な言い方をしながら甘えてくるシーンが必然的に連続することになった。

どんなパラダイス?



424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 03:45:06.52 ID:gWTgm9eq0
北川って誰だ…orz

425 :代理:2011/03/09(水) 19:31:35.07 ID:ZzVl/gr50
435 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero:2011/03/09(水) 08:34:54 ID:???
お題 「逃げて」「激しく」「食べよう」
 
 
 
「あちゃー、並んでるねえ」
 実乃梨の言葉通り、竜児と大河の目の前には洋菓子店のテナント前からずらりと伸びた人の列。
「テレビで紹介されるってすげえな……こんなに人が集まってるとは」

「ま、私達もそのテレビに釣られた人間の一部なわけだけどね」
「釣られたのは主に大河じゃねえか。食べたい食べたいって大騒ぎしやがって」
「なによ、竜児だって乗り気だったじゃないの」
「まーまーお二人さん。で、どうする? ずいぶん時間かかっちゃいそうだけど」
「そうだな……とりあえず俺が並んでるから、大河と櫛枝は先に昼飯食べてこいよ」
 
 
「!」
 突然スプーンの動きを止め、目を白黒させながら喉元を激しく叩く大河。
「大河、ほら水!」
 実乃梨に手渡されたコップを一気に飲み干し、大河は大きく息をつく。
「あ、ありがとみのりん」
「慌てて食べようとするからだよ。何をそんなに急いでるのさ?」
「んー、早く食べて竜児と並ぶの交代しようかと思っ、ひっく!」
「大河?」
「あらやだ、ひっく」
「ありゃあ、しゃっくりかね。ほら、この水をコップの向こう側からだね」
「ごめんなさいみのりん、ひっく、私それできないのよ」
「そうなの?」
「うん、昔竜児に、ひっく、教えてもらったんだけど失敗しちゃって、ひっく」
「それじゃ、ご飯を噛まずに丸呑みにするとか」
「それやったら、ひっく、また喉に詰まっちゃって」
「えーと、砂糖をスプーン一杯食べる」
「それも、ひっく、効かなかったの」
「……大河、ひょっとしてしょっちゅうこんな風にしゃっくりしてる?」
「そんないつもじゃないわよ、ひっく……まあ、たまに、ひっく」
「豆腐の原料は?」
「大豆でしょ、ひっく、それがどうかした?」
「むう、これも駄目か……いつもはどうやって止めてるわけ?」
「自然に止まることも、ひっく、あるけど、だいたいは竜児が驚かせて、ひっく、くれるのよね。ばかちーが結婚、ひっく、したとか」
「でもそれってすぐにネタ切れにならない?」
「うん。紙鉄砲、ひっく、鳴らしたりとかもあったん、ひっく、だけど、それも慣れちゃって、最近はもっぱら不意打ち、ひっく、かしら」
「不意打ち?」
「後からこっそり忍び寄って、背筋撫でたり、ひっく、とか耳に息吹きかけたりとか。この間なんていきなりキ、ひっく」
 
 
「おう、いたいた。大河ー、櫛枝ー」
「りゅ、竜児っ!?」
「いやー、あの後列が一気に動いてな。思ってたより早く買えたぜ」
「竜児、逃げて!」
「え?」
 大河の言葉を理解するより早く、竜児の腕をがっしと掴むのは実乃梨の掌。
「高須くん、ちょーっと聞きたいことがあるんだけど」
「おう? な、何だ?」
「高須くん流のしゃっくりの止め方について詳しく」

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 19:39:42.52 ID:ZzVl/gr50
>>421
乙!
やっちゃんの過去って気になるけど語られることの無い部分だよね。
こういう素敵な人達に支えられてきたと考えると、現在のやっちゃんの雰囲気にもなんだか納得。
続き待ってます!

>>424
北川にワロタw
てか竜ニってのも違うw
パラダイスの文章化を期待しております!

>>425
乙!
竜児ってば隅に置けないねぇw

427 :ms07b3:2011/03/09(水) 21:37:37.39 ID:Ls2K5NUJ0
放蕩娘の帰宅J
家賃、保育所の費用、水光熱費、食費、諸雑費。電卓を何度叩いても今月も大幅赤字。
泰子は電卓を机の上に放りだして、テーブルに突っ伏してしまった。
快速の止まらない北大橋駅から歩いて10分。築24年。1DKのアパートは夏は暑くて
冬は寒い天然のエアコンディショナー完備だった。
朝の7時半に家を出て竜児を保育所に預ける。職場には8時過ぎに入り、仕出し弁当の
仕込み。10時に仕込み弁当を発送した後は、お昼の営業の準備。
昼食は毎日15時近く。それから夜の営業用にお通しを作り、小鉢に盛り込む。
宴会が入っている場合は、宴会の仕込みもやる。
毎日10時間。長いときには12時間立ちっぱなしの仕事は結構つらい。
お店の人間関係だって良くない。今まで、お辰さんや佳都子さんに、どれだけ守られて
いたのか・・・・。いまさらながらに下谷で暮らしていた頃が懐かしかった。
ベットではスヤスヤと寝息を立てて、竜児が眠っている。呼吸する度に小さく上下する
お腹。小さな掌。癖のない柔らかな髪。すべてが泰子の宝物だった。
初めてお辰さんの家に行った時。泰子は3つの誓いをお辰さんと取り交わした。
「恩を報ずる」「人を大切にする」「手紙を書く」
いまだに、お辰さんや吉田家の人達には、恩返しが出来ていない。「人を大切にする」
という誓いも、厭な人、自分勝手な人、横柄な人に対しては反発が先に出てしまい、実
行出来ているとは言い切れない・・・・。私はダメな人間なんだと溜息が出てしまう。
今月の不足分を穴埋めする為には、とうとう、宇都宮を出るときに持ち出してきた、母
の指輪を売らざるを得なさそうだ・・・・。
ぬるくなって、泡が多めになってしまったビールと共に、苦い思いを飲み下した。

「お姉さん、ちょっと話しを聞いてよ・・・・。」
竜児の手を引きながら、池袋のPARCOの前を歩いている時に一人の男に声をかけられた。
50年配。細身のピンストライプのスーツ。髪の毛を後ろに流していて革のクラッチバ
ック。カニメガネのレンズの奥に光る目は鋭い。
「あの〜、何か御用でしょうか?」
見るからに、カタギではない男性の身なりを見て、泰子は竜児の手を強くにぎった。
「いや、お姉さんがとっても綺麗だったからさ、思わず声かけちゃったんだよ。」
男は慣れた手つきでバックから名刺を一枚取り出す。「桐葉興業スカウト・鳥居」
名刺を、泰子ではなく竜児に渡すあたりが、鳥居が百戦錬磨であることが判る。
「今日は、弟さんと買い物ですか?」
「やっちゃんは、僕のお母さんだよ。」泰子が答えないでいると、竜児が怒ったような
声で鳥居に答えた。
「へー、若くて綺麗なお母さんなんだね。ぼうや、アイスクリーム奢ってあげるからマ
マと一緒においでよ。」
「アイス?」
「そこに、アイスクリーム屋さんがあるから、そこで少しお話ししような。」
「うん。」
アイスクリームが余程食べたかったのか、竜児は泰子の手を離して、鳥居の後を追い歩
き始めた。

ガラスの器にウェーハース。ストロベリーとバニラとチョコレートのアイスにたっぷり
の生クリーム。竜児は、にぎりしめたスプーンでアイスと格闘している。
「やっちゃんは見たところ21歳前後。こんなかわいい男の子のママに見えないね。」
鳥居は、胸のポケットからロングサイズのパーラメントを取り出して、ライターで火を
つける。
「・・・・・・。」
「僕はさぁ、高級クラブに女の子を紹介するのを仕事にしているんだ。」「・・・・。」「ちゃんとした店は女の子の募集広告出す訳じゃなくて、僕みたいなスカウトに金を払
って、お客さんがつきそうな女の子をスカウトしてるんだ。」
「・・・・・・。」
「ストレートに言うけど、やっちゃんは良いものを持ってるよ。久しぶりに逸材に会え
たって興奮しちまったよ・・・・。」
格好にお金かけてなさそうだし、手も荒れてる。失礼だがシングルマザーだろ?
クラブに勤めたなら、半年もしないうちに、人気のトップ5に入れる。
鳥居は、高級クラブの夜の世界について、良いこと、悪いこと含めて泰子に説明した。
そして、「もし、興味が出たら名刺の電話番号に電話くれよ。」
そう言い残して、レシートを手に店を出て行った。

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 23:27:24.15 ID:T7CwLmtS0
>>427
GJ
続き待ち〜

>>425
GJ
2828

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/09(水) 23:53:56.25 ID:7AsvuHiH0
>>424
原作からして自覚する勇気が肝の作品だからね
シリアスにするなら二人の性格上、「自分(俺・私)なんかよりも他の人と一緒になった方が幸せに…」な展開とか思いつくけど
自分を卑下することで大事にしてくれる相手に負わせる傷とか、どれだけ深く想い合っているかもう知っている二人では考え難い
どうやってもラブオチになっちゃうなw
つか、>>424のおかげで物凄く読みたくなったんだがどうしてくれるww

>>425
いつもGJです
いっそ実演で詳しく!竜児密かに楽しんでそうw

>>427
連日投下、乙です
温かい人達に囲まれてやっちゃんが竜児を生んだのだとしたら救われるなぁ…

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/10(木) 05:52:00.11 ID:sTN823ju0

ttp://wiredvision.jp/news/201103/2011030815.html

「知ってる!なんだか俺は知ってるぞ!こういう生き物」
「りゅーじー、りゅーじぃ〜お茶いれてぇー。あとなんかお菓子もぉー」


431 :ms07b3:2011/03/10(木) 20:35:38.41 ID:qRbT77510
放蕩娘の帰宅K
悪い時には、悪い事が重なるものだ・・・・・。
アパートに引っ越して来る時に、吉田家のお古で貰った洗濯機が壊れた。
竜児が、インフルエンザにかかってしまい病院に入院した。
部屋の給湯器が壊れた。修理は住人の自己負担。
その上、職場の人間関係が最悪となり、古くからいる牢名主のようなおばちゃんに目を
つけられてしまい、朝の仕出し弁当の仕事から外されてしまった。
残り少なかった銀行の残高が、みるみる減って行く。このままでは家賃も竜児の保育費
も払えなくなってしまう・・・・。
家出して、大橋駅前のロータリーを彷徨っていた頃の侘びしさが甦ってきた。

「えっ、夕方のシフトも入れないんですか!?」
手渡された来月の勤務予定表を見て、泰子は絶句してしまった。
仕出し弁当のシフトだけではなく、夕方からのシフトからも外されてしまったのだ。
原因は判っている。牢名主のおばちゃんの嫌がらせだ・・・。そのおばちゃんは実質的
に店の運営をオーナーから任されている。この間までは自分の事を「やっちゃん」と呼
んで可愛がってくれていたのだが、食材の納入業者から、陰で金銭を受け取っている所
を泰子に見られて以来、掌を返したように苛め始めたのだ。
10時から14時のシフトだけでは絶対に生活出来ない。結局辞めざるをえないのだろ
う・・・・。
退職する事をオーナーに伝えたところ、明日から来なくて良いと言われた。不景気の世
の中だから、すぐにでも次の人は決まる。「ご苦労さん。給料は来月振り込むよ。」
佳都子さんに紹介されて働き始めて4年間。辞めるとなるとあっさりしたものだった。

佳都子さんには、仕事を辞めた事を言えなかった。佳都子さんに話せば、すぐにお辰さ
んにも、話が伝わってしまう。おばあちゃんには余計な心配をさせたくなかった。
泰子は、アパートへの帰り道、アルバイト情報誌を買って帰った。
出来るだけお金が多く貰えるけど、学歴不問な会社。
そんな条件で探すと、100ページある中で、2件か3件しか求人はなかった。
贅沢は言ってられないと、付録の履歴書を書いて、連絡先に電話するが、子供を抱えて
いて、シフトが限られてしまう事を伝えると。面接前に断られてしまった
3日間。必死になって仕事を探したが。雇ってもらえる会社はなかった。
泰子は、引き出しから以前に貰った鳥居の名刺を探し出した。
1時間迷ったあとで、泰子は鳥居の事務所のダイヤルをプッシュした。


「やすこちゃん お疲れさま。」
お店を出る時に、敦子ママが優しく声をかけてくれた。
「お疲れさまでした。お先に失礼します。」
泰子は一礼して、大急ぎで階段を駆け上がった。
竜児を預かってくれている、無認可保育所とは、午前1時までに迎えに行く約束になっ
ている。
大橋駅までの最終電車に駆け込めば、何とか間に合う。
お店から池袋駅まで走り、大橋駅からダッシュすれば約束の1時に間に合うのだ。
駅前のロータリーを抜けて、1階がハンバーガーショップの雑居ビルの階段を駆け上が
ると、保育所はある。時計を見ると24時55分間に合った・・・・。
扉を開けると、玄関に竜児が佇んでいた。屈んで強く抱きしめるとミルクの臭い。
1日の中で泰子が一番幸せに感じる時間だ。
夜間担当の保育士さんにお礼を言って外に出る。今日は寒い。オリオン座が綺麗に見え
る。泰子は竜児が着ているパーカーのフードを直してやり、自宅までの道を、竜児と話
ながら帰って行く。こんな生活がもう半年続いている。
「明日はお休みだから、おばあちゃんのお見舞いに行こうね。」
竜児に言うと、眠そうな眼でこっくりと頷いた。
少し早起きして、おばあちゃんが好きな海苔巻きを作って持って行こう。泰子は、お辰
さんが、喜ぶ笑顔が見たかった。


432 :ms07b3:2011/03/10(木) 20:37:01.08 ID:qRbT77510
放蕩娘の帰宅L
お辰さんは、大橋の隣町の大学病院に入院していた。
日課である、朝の散歩の最中に倒れ、そのまま、救急車で運ばれたのだ。
81歳になり、さすがの上海お辰さんも気が弱くなりはじめた。
佳都子さんと郁恵さん、それに泰子が交代で世話を焼きに来る度に、わがままを言い、
3人を困らせるのは、お辰さんなりの照れ隠しなのかもしれなかった。

お辰さんは、佳都子さんにも、泰子にも内緒で、人生の仕舞い支度を始めていた。
泰子の戸籍移動の時に世話になった弁護士に病室に来てもらい、自分が死んだ後のマン
ションの処分や少々の預金の分配。それから葬式代の払いと入るべきお墓を決めた。
二人の年寄りは、なんの感傷もなく、ただ淡々と自分が身罷ったあとの処置を決め、段
取りについて話しあった。
「やれやれ、これでお迎えがいつきても安心だね〜。」ほっとした口調のお辰さん。
「そんな事を言うものではありませんよ。」優しく嗜める老弁護士。
上海からの引き揚げ船で知り合って以来、50年以上もの付き合いの二人に遠慮はなか
った。
その日から、お辰さんの食は細くなり、ベッドで寝たきりになってしまった。

お辰さんが息を引き取ったのは、12月の寒い日だった。
上海お辰と呼ばれ、波乱に満ちた生涯を送った「お大場もとゑ」という老婆は、静かに
眠るように息を引き取っていた。昼食を食べ、いつもの様に昼寝を始めたのが午後2時
16時の検診に来た看護婦さんが、ゆっくり眠っているから起こさないでおいたのだが
、夕食になっても眼を覚まさない。同室の人が声をかけたところ動かないという事で、
亡くなっている事に気づいたのだった。

泰子が、お辰さんの死を知らされたのは、お店の営業が始まってからだった。
泰子の事を可愛がってくれている証券会社の部長さんが帰ったあと、テーブルを片付け
ている時に、敦子ママがそっとバックヤードに呼び、佳都子さんから電話があった事を
教えてくれた。
慌てて、佳都子さんが伝言を残した病院の連絡先に電話をすると、郁恵さんが出て、お
辰さんが亡くなった事を、涙声で教えてくれた。
それから、病院にどうやって辿りついたか覚えていない・・・・。


お辰さんの葬儀は、お辰さんの家の近くで営まれた。泰子も遺族席の末席に連なり、焼
香にいらしたお客様に頭を下げた。
元々小さかったお辰さん。荼毘にふされお骨になってしまうと、いよいよ小さくなって
しまった。
どれだけ泣いても涙は涸れなかった。生きてきて、これほど悲しい事はなかった。
遺言により、お骨の半分は、上海の長江に散骨し、もう半分は、菩提寺に新たに作った
お辰さんの墓に収める。長江に流したお辰さんのお骨は、ゆっくりと東シナ海に沈む。
「上海龍大姉」を知る中国の人はもういない・・・・。
しかし、お辰さんのお世話になった人達は多く。葬儀が終わったあとも、下谷のマンシ
ョンにやってきて、お線香を手向ける人は後を絶たなかった。
吉田家の人々が上海に散骨に行っている間、泰子は下谷のマンションでそう言うお客様
の応対にあたった。

お辰さんが亡くなり一月が過ぎた。
気がついたら、宇都宮の実家の前にある公園のベンチに座っていた。
この家を深夜に抜け出して、東京に向かったのは6年前。実家のたたずまいは変わって
いなかった。
一人の女性が、泰子の顔を怪訝そうに見ながら前を通り抜けた。泰子は定まらない視点
の中で、いまの女性が母親と仲の良い近所のおばちゃんだと気がついた。
竜児は、さっきまで滑り台や鉄棒で遊んでいたが、地元の子供達がやってくると、泰子
の隣に腰をかけ、足をぶらぶらさせている。そして、時折、泰子の顔を心配そうに覗き
込んでいた。
大橋にも、下谷にも帰りたくなかった。お辰さんを失った今、これから先、どうやって
生きて行けば良いのかわからなかった。

433 :ms07b3:2011/03/10(木) 20:37:43.89 ID:qRbT77510
放蕩娘の帰宅M
カバンの中に入っているPHSが着信を知らせた。いつでも連絡がつくようにと、敦子マ
マから持たされているものだった。
知らない電話番号が表示されている。少し迷ったが泰子は通話ボタンを押した。
電話をかけてきたのは、お辰さんが懇意にしていた老弁護士だった。
「こんにちは。ご自宅に連絡してもお出にならないので、電話しました。」
老弁護士は、そう言って突然の電話を詫びた。
明日、大橋の吉田家にお越し願いたい。時間は夜の19時。夕食を食べながら、お辰さ
んの遺言についてお話をしたい。
突然の申し出に、泰子は戸惑ってしまった。
「私は身内じゃありませんから、そういった席に出るのは・・・・・。」
「亡くなったお辰さんは、あなたのことを身内だと思っていたようです。」
老弁護士は、遺言により、吉田直巳・佳都子夫妻と高須泰子同席の下で、遺言状を開封
する事と指定されています。あなたが来なければ、吉田夫妻が困ります。と言って、明
日何か不都合があるのか聞いた。
「・・・・ありません。」
「では、明日19時に。そうだ、竜児君は郁恵さんが見てくれるそうですよ。」
そう言って、老弁護士は電話を切った。
公園の角にお豆腐屋さんの自転車が止まり「トーフー♪」と笛を吹く。
竜児のお腹が小さく鳴った。
「お腹すいた?」泰子が聞くと、減ってない、ちょっとお腹が鳴っただけだよと言う。
泰子は立ち上がり、竜児の手を引いて歩き始めた。
もう一度、家の方を振り返ると小さく「ごめんなさい」と言って公園を後にした。


「次は、大橋、大橋です。東埼線、京浜東北線、上野方面はお乗り換えです。」
園子が土産物が入った紙袋を、棚から下ろそうとするのを手伝い。軽く屈伸をする。
最近、長く近く座っていると、歩き始めに痛みを感じるようになった。
園子がコートを着て、階段を下りて行こうとするのを、電車が駅に着いてからでよい
と嗜め、自分自身もコートに袖を通した。
駅のホームに降り立つと、早速、園子が泰子に電話をして、どこに行けば良いか確認
している。宇都宮に比べて、大橋は幾分温かいようだ。

泰子に指定された東口のロータリーの噴水はすぐに判った。そこに泰子と竜児君が立
っていた。
竜児君は、これから模試があるとかで昼食は一緒に食べられないが、夕食は一緒に食
べると言い残して去っていった。
なんでも、私たち夫婦を出迎える為だけに、わざわざ家から出てきてくれたという。
泰子の案内で吉田家に向かう。歩き出すときに泰子が、懐かしそうに噴水のベンチに
一瞥をくれた事が気になった。

吉田家は、聞いていたとおり立派な八百屋さんだった。
12年ほど前に建て替えたとかで、季節の野菜やフルーツの他に、焼き芋を焼く窯の
ような物が店頭にあった。
泰子について裏に回ると玄関があった。
仏間に通され、大場さんの遺影に対して線香をあげる。この人のおかげで泰子と竜児
は、今日まで大過なく過ごすことができたと思うと、深く頭を垂れざるを得ない。
私と泰子は、しばらくの間、手を合わせ続けた。
直巳さんと佳都子さんが仏間に入ってきた。電話では幾度か話したが、お互いに顔を
見るのは初めて。私と直巳さんは同じ年齢だという話しだった。
しばらく世間話をしていると、泰子と佳都子さんが、カセットコンロと鍋をもって入
って来た。園子が手伝おうとするが、「お客さんは座ってて下さい」と佳都子さんに
言われて、引き下がった。
やがて鍋が良い具合に煮えてきた。直巳さんが蓋を取ると、八百屋さんらしく、野菜
がタップリ入った寄せ鍋だった。
「今日は、泰子鍋をご用意しました〜。」
泰子が脳天気な口調でいう。
私と園子が、意味がわからず反応出来ないでいると
「この野菜鍋は、泰子が初めてうちで食べた料理なんですよ。」
直巳さんがそう言って泰子の方を見た。

434 :ms07b3:2011/03/10(木) 20:38:54.69 ID:qRbT77510
放蕩娘の帰宅N
吉田家での昼食を終えると、佳都子さんの案内で、下谷にある、大場さんのお墓に行
く事になった。
園子と佳都子さんは、波長が合うらしくおしゃべりが止まらない。2人の間に挟まれ
ネタにされている泰子も、しおらしくしている。あまりの馬鹿騒ぎに運転手さんが、
ルームミラーをチラリと見る。私は、すみませんと小声で頭を下げた。
大場さんのお墓は、随分と慎ましいものだった。吉田家の人や、大場さんの晩年の知
人がこまめに通っているものらしく、草生した隣のお墓に比べて、苔生す事も、仏花
も絶える事なく故人の人徳が偲ばれるものだった。
泰子が18年ぶりに帰ってきた事で、幾つか判明した事実があった。
泰子が吉田家のお世話になり始めた時に、私と泰子宛に送った手紙と、大場さんが綴
った手紙は、私の実家の蔵から出てきた。
その頃、園子が心労の余り精神のバランスを崩す事が多くなり、私の義姉と姪の恵美
が留守番をしてくれていた。
正直、高須本家の人達(私の実母と兄夫婦)は、園子の事をよく思っていなかった。
高須家は、代々、戸田家宇都宮藩の上役を勤めた家柄で、地元では名士と呼ばれる家
柄だった。そんな家柄の高須家だったから、泰子の妊娠騒ぎが外に知られることを嫌
った。泰子や大場さんからの手紙は、義姉の手により、私達のもとには届かず、実母
の元で保管されていたのだ。
戸籍についても、弁護士さんからの電話を受けたのが、留守番をしていた恵美で、判
断がつかなかった為、高須本家にまわされ、私たちの知らないうちに処理がされてい
た。自分の身内の虚栄心が、私たち夫婦を長い事苦しめ、他人の優しさが、泰子と竜
児君を生かしてくれた。
私は、大場さんの面影を偲びながら、感謝の涙をこぼした。

お墓参りを終え、お寺を出ようとすると、佳都子さんが御本尊にもお参りしましょう
と言った。
「ここの御本尊は、おばあちゃんが、自分の護り本尊だって言って、生涯、お参りを
欠かさなかった御本尊さまなんですよ。」
佳都子さんに促され本堂にあがる。そこには、大日如来でも、薬師如来でも、阿弥陀
如来でもなく、四天王の毘沙門天が祀られていた。
「おばあちゃんの口癖は、毘沙門様が護って下さるだったね。」
手を合わせた後で、佳都子さんが懐かしそうに言う。
泰子も、毘沙門天を見上げて涙を流していた。
「毘沙門天をお祀りしているお寺は珍しいですね。」
「そうですね、有名なお寺では、ここと、鞍馬寺らしいですね。」
佳都子さんは、そういって、まあマイナーな御本尊様ですよねと小声で言った。
「お前が、毎日お参りしているお寺さんは、何をお祀りしてるんだ?」
園子に聞いた。園子は、泰子が家出して以来、毎日のように、近くにある祠に泰子の
無事を祈願しに行っていた。
「さあ、多聞天じゃなかったかしら・・・・」
園子は自信なさげに言った。

その後、タクシーで大橋に戻って、泰子が勤めるお店を見に行く事にした。
オーナーは佳都子さん。泰子は雇われママ。
大橋駅の隣駅にあって、その駅で唯一のお店だった。
お店は、大場さんの遺言により建てられた。名前は「毘沙門天国」大場さんの信仰心
を考えると如何なものかと考えるが、佳都子さんと泰子が一晩寝ずに考えた結果だそ
うだ。
お店のカウンターの片隅に、ガラスケースに入った扇子が一つ飾ってあった。
扇子には達筆な筆捌き「 植福 」と書いて有った。
「植える福・・・・。」
私の独白を聞いて、佳都子さんが意味を教えてくれた。
「福を植えると書いて、しょくふくと読むそうです。自分自身がその恩恵を受ける事
がないとしても、将来の人の為に福を生み出すものを植えておくという意味です。こ
のお店が出来た事で、非行に走っていた女の子が何人も救われたんですよ・・・。」
戦火の中、敵国の人達に「龍大姉」と呼ばれて慕われた、大場さんの慈悲の深さに声
を失った。
隣で、園子も泣いていた。

435 :ms07b3:2011/03/10(木) 20:39:41.40 ID:qRbT77510
放蕩娘の帰宅O
「毘沙門天国」を後にして、泰子の自宅へ行く。
竜児君の作った早めの夕食を食べると、もう帰る時間だった。
楽しみにしていた大河嬢との再開は叶わなかった。
母親と暮らす為に、この街を出たのだという。
幸いな事に、携帯電話で連絡を取り合っているというので、完全な離ればなれではな
いが、好きな人と会えない辛さは、竜児君を成長させてくれるのだろう。

泰子と竜児君に見送られて電車に乗り込む。帰りは新幹線だ。

宇都宮駅でタクシーに乗り込む。
時刻は21時過ぎだった。
泰子との空白の18年を埋める旅。改めて、人間の優しさと醜さを考えさせられる旅
だった。
18年前のあの時、本家の圧力と実母からの泣き落としで、警察へ捜索願いを出す決
断が出来ず、結果的に、園子と泰子の事を苦しめてしまった。
私もまた、醜い人間なのだろう・・・・・・。

自宅まであと200メートルほどの交差点に近づいたところで、園子が突然、運転手
さんに対して車を停めるように言った。
タクシーは停まり、園子は手早く料金を払う。
走り去るタクシーを見送ったところで、私は園子に理由を問うた。
「今日は、お参り出来なかったから・・・・。」
泰子はそう言って、祠へと続く路地に入って行く。
祠は、小さな街頭のしたに建っている。私が子供の頃から変わらずに建っている祠は
地元の古老が詣でるくらいで、有名なものではなかった。
園子が我が家に嫁いできた頃、2人で散歩する時に初めて詣でて以来、事ある毎に詣
でて来た祠だ。
泰子が家を出て以来、毎日のように泰子の無事を祈ってきた祠。
園子は祠の前に佇み、静かにてをあわせた。
園子につられて、私も掌をあわせる。そして、眼を開いた瞬間にある事に気づいた。
「園子。おまえ、この祠の御本尊様は多聞天って言っていたよな。」
「そうよ、多聞天様のはずよ。」
泰子は怪訝そうな声で言った。
私は携帯のフリップを開く。祠の伝承を記した看板から字が暗闇の中に浮き上がる。
「多聞天(毘沙門天)」
多聞天は毘沙門天の別称だった。
一人の母親の願いが、毘沙門天を奉ずるお辰さんに感応して泰子を守ってくれた・・。
馬鹿な父親の戯言に過ぎないが、私はその偶然を信じたくなった。
「多聞天がどうしたのよ〜。」
泰子にそっくりな声で、園子は意味がわからないと言い続けた。

(了)

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/11(金) 22:45:14.75 ID:KFN9s6bm0
>>435
力作お疲れ様でした。
やっちゃんが一度だけ帰った理由とうまく繋がっていて、なるほど〜と唸った

>楽しみにしていた大河嬢との再開は叶わなかった。
自分もしょんぼりしましたww
たくさんの想いに見守られて育った竜児は大河と幸せにならなきゃ嘘だな


しかし地震、怖いな…
みんなの無事を祈ってる

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/12(土) 09:45:26.67 ID:iK/UCask0
>>435
停電中に携帯から読ませてもらったよ。
とらドラの世界はあったけーなって思ったw

438 :名無し:2011/03/12(土) 20:34:50.04 ID:X5lCHa370
 テスト

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/12(土) 22:33:43.32 ID:s390ldHL0
>>425
描かせて頂きました。
余震もすごいなあ・・・
http://iup.2ch-library.com/r/i0261070-1299936151.jpg

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/12(土) 22:41:25.14 ID:s390ldHL0
直URLこっちでした
すんません
http://iup.2ch-library.com/i/i0261070-1299936151.jpg

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/12(土) 22:51:23.79 ID:JRY0QMw90
>>440
みのりんの後ろ姿が素晴らしい。
バカップルめ、自制しろ。

442 :代行:2011/03/13(日) 14:52:01.69 ID:9tbNdGL90
とらドラ!で三題噺

お題 「丁寧」「しばらく」「食って」 
 
「竜児、どう?」
「まあまあ美味いな。初めてでこれなら十分じゃねえか?」
「よかった。それ、明日の朝竜河に直接言ってあげてね」
「おう。盛り付けもずいぶん綺麗だったけど、大河が手伝ったのか?」
「ううん、全部竜河よ。丁寧にやりすぎて時間がかかったもんだから、泰児が痺れ切らしちゃってねー」
「おう、それは……竜河らしいな……」
「だけど、人に料理を教えるのがこんなに大変だとは思わなかったわ……」
「竜河はまだ小学生だしな」
「今更だけど、やっと竜児の苦労がわかった気がするわー」
「いや、それはどうだろう」
「……何よそれは」
「何しろそれまで食ってばっかでまともに洗い物もしようとしなかった上に、いつドジをするかわからねえ奴に教えるほど大変なことってのはちょっとなあ……」
「な、なによ、昔の話じゃない」
「その話題を振ったのは大河じゃねえか」
「そうだけど……」
「ま、俺はまだしばらく仕事が忙しいし、よろしく頼むぜ、大河」
「ん」
「土日とか、できるかぎりの手伝いはするからさ」
「あ、それじゃ早速一つ頼んでいい?」
「おう、何だ?」
「昔の話も出たことだし、私の復習も兼ねて、あのチャーハン作ってみせて欲しいの」
「おう、わかった」



443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/13(日) 22:42:25.92 ID:kxK7Cz9A0
>>442
GJ&代行乙です。
何かにつけてチャーハンねだる大河かわいいなw

それにしても三題噺の人も無事で何より。
ここの住人もみんな無事だといいけど。
主神のまとめ人の方も無事なら何かしらレスつけてもらえればみんな安心するかなと

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/14(月) 00:11:53.68 ID:dCgy1X4c0
>>440
これは可愛い…!背中つつーがお気に入り。沈んだ気分が和らいだよ
余震気をつけてください

>>442
三題噺の方、代行さんも無事でよかった
思い出の味はいつまでも特別だな

445 :まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY :2011/03/14(月) 01:07:05.88 ID:s18SMXQI0
歩き疲れた…
まとめサイトの更新は少々お待ちください。

携帯とかでまとめサイトは見れてるのかなあ

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/14(月) 02:05:02.56 ID:+mbR2t7n0
>>440
おお…GJ…竜虎かわいいぜ…みのりんのなんともいえない背中に哀愁を感じるぜw

>>442
GJ!やっぱり竜虎を象徴する食べ物といえば『あの』チャーハンですよねw
ご無事で何よりですw

>>445
まとめ人さんもご無事でしたか!今は自分の安全が第一。お互い、余震にも注意しましょうぜ。

さて、地震によるみんなの気持ちを少しでも和らげられればと思い、俺も小ネタを一つ。
スレの上の方でちらっと話題に出ていた竜虎逆行ネタだよ!俺クオリティ全開の短編になっちゃったけど勘弁してね!

【プロローグ】
「う…嘘でしょ…」
「そ…そんな馬鹿な…」
「「なんで今日が『始業式』の日になってるんだ(のよ)…っ!?」」
「俺の記憶はそのままだ…でも…大河は…」
「私の記憶はそのままね…でも…竜児は…」
「「きっと、まだ自分を好きじゃなかったころのまま………」」
「こうなったら…」
「取るべき道は一つね…」


【始業式・朝】
「トイレに行こう。そうすれば、俺はそこのドアで…」
「このまま教室に入ろうとすれば、私はそこのドアで…」
「…っつ…。お、おう、すまん大河…じゃなかった、逢坂」
「…え?えぇ、別に平気よ竜児…じゃなくて、高須君。あ、学ランはだけちゃってるわ。竜、ね…格好いいとは思うけど、あんまり学校に着てくるセンスじゃないわよ、それ」
「…あれ、まてよ?なんだか…」
「…本当に体験したことと…微妙に違ってたわね…」


【始業式・放課後】
「…か、鞄、鞄…と、あれ?」
「………」
「あ、逢坂?」
「な、なに?」
「い、いや、なんでもない。また、明日な」
「そ、そう。また、明日ね」
「………おかしい、あいつは北村の鞄と間違えて俺の鞄にラブレターを入れたはずなのに…取り返そうと…しなかった…?」
「…これでいいのよ…これで…もし、ほんのわずかでも…望みが…あるのなら…」


【高須家・午後七時】
―――高須竜児さまへ。逢坂大河より。(もしも迷惑でも、かならず中身を読んでください)
「…こ、これ、は…」
『突然、こんな手紙を渡すことを許してください。でも、どうしてもあなたに話さずにはいられないお話があります』
「こんなの…前の筋書きにはなかったぞ…」
『今夜午前二時、あなたのお宅へ伺います。どうか窓を開けておいてください。あと、できればあなたも起きていてください。Tシャツとパンツだけで寝る姿は、さすがにみっともないと思います』
「…ここまで分かってるってことは…まさか、本当にまさか…」

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/14(月) 02:08:39.06 ID:+mbR2t7n0
>>446続き
【高須家・午前二時】
「…読ませてもらったぜ、あれ。ラブレター…ってわけでもなさそうだったけどな」
「ええ…そうよ。私は高須君…あんたに言わなくちゃいけないことがあるの」
「…なんだよ逢坂。言ってみろよ」
「聞いたらたぶん…いいえ、きっとあんたは私を馬鹿にするわ。『気が狂ったか』とか『漫画や小説の読みすぎだ』とか。…でも!」
「大丈夫だ…絶対におまえの話を笑ったり、疑ったりしないって誓う。約束だ!」
「…分かった。それじゃあ話すわ。私は…私は、この世界の私じゃない」
「…っ!?」
「私は…ここからもっと未来の世界から来たの。その世界で私は…あんたと恋人…いいえ、婚約者になってるのよ」
「…ぁ……」
「あんたがみのりんのことを好きだってことは知ってる。でも…ぐすっ…どうしても…」
「…たい…が…」
「…ひぐっ…うぅ…い、言わずには、いられなかった…。自分の気持ちに…嘘はつけなかった…って…え?あんた…今、なんて…」
「たいが…大河…大河!やっぱりおまえ、『俺の』大河なんだな!?」
「……………うそ…りゅう…じ…竜児?あんた、『私の』竜児なの?」
「ああそうさ。気がついたら今朝にタイムスリップ…って言うのかこの場合?…とにかくしてて、俺もおまえと同じこと考えてたんだ」
「私もそうよ。本当のことを打ち明けて、もう一度、四月からやり直そうと考えてたの。今度は…もっと早く、竜児に好きって言えるように…竜児に好きになってもらえるように」
「俺もさ…もっと早く、大河に好きって言えるように…大河に好きになってもらえるように」
「でも…そんなこと必要なかった。だって…『私の竜児』が…私と同じように、ここにいてくれたんだもん…」
「ああ…奇跡でもまぐれでも、この際なんでもいい。もう一度やり直そう、大河。…今度は初めから、二人の心もずっと一緒に、な」
「…うん…うんっ!竜児、改めて…よろしくね!」
「おう!俺の方こそ…よろしくな!」
「…えへへ。でも竜児、これってある意味得してるわよね」
「ん?なんでだ?」
「だって…最初から私たち…恋人として過ごせるんだよ」
「……………ぁ…」
「こ、こら…そこで赤くなって黙り込むなぁ…恥ずかしいじゃないのよ…このエロ犬…」
「…う。す、すまねぇ」
「…まぁいいわ。ほらほら、ずっとあのマンションで過ごしてた設定はそのままなんだから、今私はとーーーーーってもお腹が空いてるの!『本当』なら話の前に気絶してるんだからね!」
「お、おう…そうだったな。んじゃ、チャーハン作ってやるよ。もちろん、『あの』チャーハンを、な」
「わーい!ありがとう竜児………大好きよっ!」


【エピローグ】
「みのりん!まだ待っててくれたの?」
「おっそいよ大河。今日も先に行っちゃうところだよ…って、えーーーーーっ!あれっ、うそっ、なにっ!?」
「どしたのみのりん?」
「どしたのじゃないよ!…そ、そっか〜、私知らなかったなぁ、大河と高須君がツーショット登校キメちゃうような間柄だったなんて…」
「違うでしょみのりん、今どきツーショットなんて誰も言わないのよ」
「そっか〜!じゃあなんだ、あれか、今どきは…あっ分かった!アベックだ!?」
「そうじゃねぇよ櫛枝。今どきの言い方は…なぁ、大河」
「うんっ!今どきは…『フィアンセ』って言うんだよ、みのりん」
「ふぃ、ふぃあんせ…?……………って、えーーーーーーーーーーっ!?ちょ、ちょっと待っておくれお二人さん!あんたら本当に、いつからそんなに親密…どころか、将来を誓い合うほどの仲にーーーーーーーーーーっ!?」
「行こっ、竜児♪」
「お…おう、大河!」
「ち、ちょっとーーーーっ!どーいうことなのさーーーーーーーーーっ!?ちゃーーーーーんと説明してもらうからねーーーーーーーーーーーーっ!!」

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/14(月) 20:16:50.23 ID:+mbR2t7n0
>>446-447です。スミマセン、ミスを発見してしまったので報告を。

>>446の中でラブレター事件が起きたのが【始業式・放課後】になってますが、
【数日後・放課後】の間違いです;
始業式の日にラブレター事件が起こってるとかどんだけ最速攻略だよ…

まとめ人さんへもここでお詫びとまとめサイトへ拾っていただく際の訂正のお願いをさせていただきます。
自分の確認不足が招いたミスなので大変申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いいたしますorz

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/14(月) 20:33:21.20 ID:+mbR2t7n0
連投本当に申し訳ありません…orz
>>447の【高須家・午前二時】の中の竜児の、
「ああそうさ。気がついたら今朝にタイムスリップ…って言うのかこの場合?…とにかくしてて、俺もおまえと同じこと考えてたんだ」
↑というセリフ、『今朝にタイムスリップ』という部分もミスです;数日後の夜なのに、始業式の日の夜扱いになっちゃってます;
みなさまに読んでいただく際、まとめ人さんに拾っていただく際は『今朝に』の部分も省いていただければ幸いです。
重ね重ね、本っ当に申し訳ありませんでした。

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/15(火) 00:20:44.72 ID:6vguNa560
うん。楽しめた。ありがとう。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/15(火) 00:38:22.08 ID:ci7mhxlO0
>>449
いやぁ、超GJ!でしたよ。
逆行ネタって、最初何のことか分からなかったモグリで、どんな展開でも、大河が竜児をボコる
(「あんたわかってたんなら、さっさと言いなさいよ」的な)のしか思いつかなかったが、ラブラブ
レターの時なら、確かにうまくいくなぁ…

みのりんとのシーンの重ね方もうまぁい。
で、あーみんの登場を手ぐすね引いて待つわけだな、この世界の2人はwww



452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/15(火) 06:24:20.02 ID:aaTA7e9i0
>>499さん
かなりいいです。
何回も読んじゃいました。
続きがどうなるかとあれこれ考えちゃいました。
独神とかその他クラスのみんなの反応もすごそうですね。


453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/15(火) 15:12:14.11 ID:9Jg6WUOE0
そして1年間独神が黒いオーラを発し続け授業をやるんですね?わかりますw

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/15(火) 23:52:46.62 ID:6vguNa560
しかしそのままだと、竜虎が付き合ってる前提であーみんと出会うから、あーみんが遊びで竜児を横取りしようとけしかけて、大河が切れて、、ってそれはそれで面白そうだなw

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 00:12:12.84 ID:12iJ7qpO0
まて、再び電流が走った

竜児、大河がお互いの逆行を気づかないまましばらくたって、
ついにあーみんがやってくることに

だが、実はあーみんも逆行していた
「今なら…今ならあの中に入れる!高須くんとも・・・!」
ともはやストーカーなんぞどうでもよくそれだけを目当てにやってきたら、
「あ、ばかちー」
「なんでその名で呼ぶのよ!」
お互い逆行判明。さらに竜児も逆行していることに気づいて、
「あー、もうあんたらとっととバカップルになりなさい」と放棄しつつも
「ばかちー、あたしどうしよう…」
かなり素直になってた大河にいまさら奪えねえ!と泣く泣く相談に乗ることに。
なんか急激に仲良くなった(ように見える)二人に、
「大河があーみんにとられたー」と落ち込むみのりん

よーし、いくらでもネタが出そうだ

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 01:06:40.49 ID:12iJ7qpO0
ネタ出しだけでぜんぜんSS書いたりしてないけど、今日の俺の寝る前の妄想ネタ

@高校卒業と同時に結婚した二人。高須アパートで三人暮らし
A同じ大学に進学→大河・文型、竜児・理系
B初めは怖がられるものの、偏差値の高い大学にヤンキーはこないという偏見、そして授業態度まじめなため割と早い段階で仲のいい友人ができる。
Cうまくて美人のお姉さんがやってるお好み焼きやがあるからいこーぜー→弁才天へ
 泰「あー、竜ちゃん」 竜「おう、泰子。ちょっと食いにきた。ついでにトイレ借りるな」
 友人A「あ、あの…知り合いですか?」 泰「竜ちゃんはやっちゃんの大切な人でーす」
 恋人同士と勘違いされる「ちくしょおおおお!」
D「文系にすごくかわいい子がいるって!」→いやいやながら竜児合コンに参加(ただし事前に連絡してあって相手グループに大河がいる知ってる)
E自己紹介、「高須」という珍しい名前に周りが「偶然?」と聞くと、二人は『家族』と答える。
F竜児、大河と呼び合い、「んじゃ帰るか」「うん。あ、お風呂の電球切れ掛かってたわよ」「んじゃ買って帰るか」
 といった会話に、二人は兄妹と認識される。
G外見の怖さに慣れれば、超優良物件の竜児、外見+昔より大分性格が丸くなった大河に、それぞれのグループから
「紹介して!」といわれることになる
H恋人というつもりで、紹介する二人。周りは兄妹として紹介されたと思い込む。

そしてそんな勘違いのまま、やってくる「二人は夫婦」という事実による
「ええええええええええええええ!!」
という驚愕のカタストロフィ……やっべ、楽しくて眠れねえ

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 01:59:07.35 ID:6RLJXtvaO
>>456
うぉーーい、超良質なSSを間違って総集編だけ見ちゃった感じで
すげー悶々とするから早く書け、いやSS書いてくださいぃぃぃぃ!!

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 02:10:39.51 ID:12iJ7qpO0
>>457
同人含め一応SS書きなんだが仕事と今回の地震で書く暇ががががが
しばらく脳内妄想ネタをさらさらしてフラストレーションを放出しようかと

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 02:43:23.84 ID:12iJ7qpO0
あー、もう一つ、
ありがちだけど二人の子供(3〜5才くらい。コミュニケーションがぎりぎり可能だけど詳しいことは聞き出せない年齢で)が
タイムスリップして学校に迷い込んでくるってネタが最近のお気に入り寝る前妄想劇場

小説3巻あたり、学園祭あたり、クリスマス直前・直後あたり、二人が自覚し始めたあたり

それぞれのタイミングでちがったストーリーの妄想ができる

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 10:07:52.50 ID:sxcmpH160
俺の最近のお気に入りの妄想は、二人が「とらドラ!」BDの1,2話見ながら、
「化物語」のオーディオ・コメンタリーばりにつっこみを入れまくるってシチュ。

「ちょ、あんた人のパジャマ姿黙って見てたの?!」
「お前が来いって言ったんだろうが」
「いやーっ!」
「うるさいっ!少し静かにしろ。せっかくのかわいいシーンが」
「何?もう一回言って」
「いや、なんでもねぇ」

とか。

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 10:49:08.17 ID:hvWhTzcm0
>>460
何それ萌えるw
みなさん、妄想全開乙です。もっとやろうぜ!

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/16(水) 22:13:04.52 ID:5WhOqdw9O
みんなまとめてGJ!
このスレが相変わらずの平和っぷりでワロタwww
俺もちょっと妄想してくる!

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/17(木) 15:01:55.33 ID:MnBDpTiS0
「竜児、停電よ…。」
「おう、そういや計画停電をやるってニュースでも言ってたな…。で?なんでおまえは他人の家の布団を敷いているんだ?」
「そりゃ決まってるじゃない、暖房が使えないから2人で寝るのよ、起きてても仕方ないし…。体温も2人分で温かくなるでしょ?」
「まあいいが…。」

布団の中

「なあ大河?さっきから腕を胸に押し付けられても困るんだが…。」
「あててんのよ…。」
「ていうかもう色々と我慢出来ねえんだよ〜!」
「え?ちょ?竜児?」

ギシギシアンアンギシギシアンアン

「ちっくしょー、こっちが見てるのも知らずにいちゃつきやがって…。こんなんだったら高須君早めに落とすんだった…。」
「まあまあ、あーみん落ち着きなさいって。その気持ちは私もわかるけどさ…、私たち違法行為してるからそんな他人の事は言えないぜ〜。というわけで皆の衆、電気は大切にね!ビリビリ!」

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/17(木) 20:55:55.62 ID:+1RrF4KV0
とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero

お題 「あんなの」「今更」「橋」
 
 
 
「そうだ、お父さんお母さん知ってた? 今度大橋で工事があるんだって」
「あー、そういや予告の看板立ってたよな。橋の改修とかなんとかって」
 竜河と泰児の言葉に、竜児と大河は顔を見合わせて。
「なに、大橋無くなっちゃうわけ?」
「んなわけねえだろ。改修ってことは車線増やすとか歩道が綺麗になるとかじゃねえかな」
「何にせよ、今とは変わっちゃうわけよね……ねえ竜児、その前に写真撮ってこない?」
「おう? 何でだ?」
「あんたねえ……本気で言ってる? 二人の記念の場所だからに決まってるじゃないの」
「そりゃそうだけど……今更じゃねえか。あれから何年経ったと思ってやがる」
「時間の問題じゃないの。竜児がプロポーズしてくれた場所を残しておきたいのよ」
「おう……だけど、後から見たらただの古い橋の写真でしかねえんじゃねえか?」
「それもそうね……じゃ、プロポーズの時の状況を再現した写真にするとか」
「誰がそれを撮るんだよ。それに、あんなのは二度とごめんだぞ」
「何よ、まさか私にプロポーズしたのを後悔してるってわけ!?」
「んなわけねえだろ! 問題はその前だ!」
「その前って……ファーストキスなんてそれこそ記念じゃないの!」
「それでもねえ! 大河の勘違いで冬の川に突き落とされたことを言ってるんだ、俺は!」
 
「ねえ、お兄ちゃん……お父さんのプロポーズってどういう状況だったわけ?」
「知らね。だけど普通じゃなかったのは確かだよな……」

465 :代行:2011/03/17(木) 20:56:37.03 ID:+1RrF4KV0
前回も転載ありがとうございます。

回線繋がるまであと十日ちょい……
手打ちコピペにもちょっと慣れてきましたw

ゴールデンタイム2買ったけど、読む暇が無いよう……
挟んであるチラシにとらドラ!BD化が載ってたのは嬉しいね。

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/17(木) 23:56:34.64 ID:pUytLBOy0
>>464
GJ!
年取っても乙女な大河かわいいw

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/18(金) 08:54:27.92 ID:7YRjqn/30
>>463
みのりん、あーみん何やってんだよ(w

468 : ◆fDszcniTtk :2011/03/18(金) 10:17:30.22 ID:7YRjqn/30
>>464 何か受信しました

その週末。大橋の上。高須大河(43歳二児の母)は白いダッフルコートに赤いマフラー。頬を桜色に染め、
目を線にして笑いながらくねくねと身をよじっている。

「でさ、ここであんたがぎゅーっと抱きしめてくれてさ、私が『なんで、あんたは…私のそばにいてくれるんだろう』って
つぶやいたらさ、あんたは『俺がいる場所がここ以外のどこにあるんだよ』言ってくれたのよ」
「そうだっけ」
「そうよ。ね、竜児。ぎゅーって」
「お、おう」
「えへへへ…なんで、あんたは…私のそばに居るんだろう…」

いまいち乗り切れずに思わず黙ってしまった高須竜児(43歳サラリーマン)を、しがみついたまま大河が揺すって促す。

「俺がいる場所がここ以外のどこにあるんだよ」
「ひゃーっ。幸せぇ。もう融けちゃいそう……ほら泰児!ちゃんと写真撮ってんの!?」

「ねぇお兄ちゃん。私たち何してんだろう」
「竜河、こういう時は自分を捨てれば楽になれるぞ。俺、『心頭滅却すれば火もまた涼し』って意味、
わかってきたよ。かーさーん!もう一枚いくよ!とーさーん!もうちょっと眉間にしわ寄せて
苦しそうに目を閉じて!」
「早く帰りたいなぁ」

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/18(金) 12:51:21.68 ID:cwaKqpDV0
>>468
竜児の気持ちが分かるなあ。男はいまいち乗れないよなw

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/18(金) 19:50:13.56 ID:HNJ7wcFy0
最終巻のトイレ我慢してる大河かわいかったなぁ
あのIFSS欲しいよなぁー(チラッ

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/20(日) 01:32:13.50 ID:MCfwMhhKO
>>470
漏らした場合のIfSSを書けと・・・?

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/20(日) 02:31:37.33 ID:jJJrUhny0
なんかゲーム的にはトゥルーエンド直前に置いてある理由の分からないバッドエンドみたいだな

473 : ◆PqrGZqHjR. :2011/03/20(日) 08:46:05.22 ID:zVxEJwhg0
月が近いと聞いたので!
http://uproda.2ch-library.com/3545186PF/lib354518.jpg

僕の好きなバンドの曲をイメージしつつ、アニメ版の二人の一年の間を考えながら描いてみました。
曲の方ももしよかったら聞いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=BIoFW39qI0A

MADを作る力と時間があればなあ・・・。

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/20(日) 11:58:48.32 ID:eAI3Kzga0
す、ステキすぎるううううううううううぅ!!!!

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/20(日) 12:08:55.24 ID:OYzDBAQ90
>>470
避難所の464に誰かが書いてくれてるぞw

走れ大河!乾くまでw

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/21(月) 06:18:20.22 ID:8g4sZOLc0
>>473
憂いを帯びた横顔が美しすぎる
曲もいいなぁ。歌詞がすごく竜虎っぽくて変換余裕でしたw

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/21(月) 06:22:31.63 ID:8g4sZOLc0
まとめ乙です。
てかifSS、あなたでしたかww
この場合いずれ変なプレイに目覚めそうな…ゴクリ


466 名前:本スレに書けません(物理的に)[sage] 投稿日:2011/03/20(日) 17:25:48 ID:???
まとめサイトを更新しました。
本スレは相変わらず規制中なので、ここでご報告…

まとめる際に、文章の途中で改行されている文についていくつかこちらで勝手に直しております。
意図した改行ではない場合はご連絡ください。修正いたします。

まとめてると涙脆くなっていけないやーねー

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/21(月) 22:57:31.05 ID:RmSaw8YR0
まとめ乙でした
いつもページタイトルで不意打ち喰らうw


BDの新情報はまだ出ないのかね〜

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/21(月) 23:20:11.94 ID:MNrwrtOn0
まとめ乙です!作品にいつも素敵なタイトルまで付けてくださって本当に感謝ですw
さて、また小ネタが思い浮かんだので投下させていただきます。
先日投下した竜虎逆行ネタの続きだよ!ひとまずプール編あたりまでを目標に…したいなぁ;
以下数レスいただきます。

これまでのあらすじ!
大河と竜児の物語はひとまず終了し、二人はラブラブな毎日を送っていた。
しかし、ある朝、突然二人は『始業式』の朝にタイムスリップしてしまう!
互いに逆行していることに気付いた二人。再会できた喜びを胸に、もう一度、今度は初めから『恋人』として『二週目』の物語を紡いでいくこととなったのであった…。

「ちょっとー、亜美ちゃんの出番はまだなのー!?」
「すまん川嶋、もうしばらく待っててくれ」
「ふーんだ、あんたが出てくるまでに私たちにはラブラブイベントがいーっぱいあるんだからねー」
「むっきー!はやく原作2巻のエピソードに進めー!そんで亜美ちゃんを出せー!!」

とらドラ・りたーんず!はーじまーるよー!

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/21(月) 23:22:43.68 ID:MNrwrtOn0
【体育の授業・バスケ】
「今日もバスケットボールを試合形式で行う。それじゃあ準備運動から始めるぞー。二人一組になっ」
「へい大河っ!」
「はいここっ!組みましょう竜児っ!」
「……て、広がれー。………なんか今日は気合が入ってる奴らがいるな…」

「…ラジオ体操の次は柔軟体操。やっぱりこれも『一週目』と変わんねぇな」
「うん、そうね。…ふふっ、なんだか不思議な感じ」
「ん?なにがだ?」
「覚えてる?『一週目』のとき、『なにが楽しくてあんたと柔軟体操しなきゃいけないの』って言ったじゃない」
「…ああ、そういやそうだったな。ボール使うのなんて実際、最後の最後だけだしな」
「でもね、今はとっても楽しいよ。竜児と柔軟体操できるのが」
「お、柔らかいな……とか、こういう会話を、ちゃんと俺とできるからか?」
「うんっ。好きな人と過ごせるって、こんなにも幸せなことなんだって…竜児がいてくれるのが、こんなにも嬉しいことなんだって…気付けたから」
「大河…」
「あ、そうだ。あんたこのとき、私が痛いって言ってるのにぐいぐい押してきたわよねぇ?まぁその後、きっちりお返しはしてやったけど」
「おう…おまえが全体重以上の加重でもってのしかかってきた、アレか?」
「あのときあんた、全然私の話が耳に入ってないみたいでさ、気になってたのよね。やっぱりみのりんのことでも考えてたの?」
「う…そ、それは…」
「今さら怒ったりしないから。さあ、正直に言いなさい」
「確かに…櫛枝のこともちょっぴり考えてた。でもな…本当はおまえの身体にドキドキしちまってたんだ。女の子にこんなに密着したことなんかなかったし、おまえのうなじとか、大理石みたいになめらかな肌とか…すまん、あと、背中に浮き出たブラの…ラインとか」
「ふぇっ!?あ、あああんた、そんなこと考えてたの!?……もう、このエロ犬…」
「…面目ねぇ」

「へい竜児、パスパース」
「………あ、どこ見てんだよ!?」
「わ、逢坂さん!ごっめぇん、怒ってる?マジ勘弁、わざとじゃないって!」
「おーい逢坂!悪いな、こっちにパスくれ!」
「うん、木原さん、気にしないで。北村君、いくわよー!」
「おし、サンキュ!」
「…ぷっ」
「どうした大河?」
「あのときガッチガチに緊張してたのが、なんだかおかしくって…それに、北村君のあの片手でちゃっ、ちゃってポーズ。冷静に見ると…かわいいっ」
「ああ、おまえも『二週目』でようやくあのポーズのアレ具合に気付いたか。…っと、そろそろ時間だな」
「さあ竜児、もう一発…あ、ちょ、ちょっと待っ…ふぇ…っぶしゅん!」
「よしよし、今回はちゃんと危険回避もできたぞ。大河ー、そんじゃいくぞー!」

「えぇぇぇぇぇ!高須と手乗りタイガーが付き合ってるーーーーーっ!?」

「ぶっ!ちょ、み、みのりん!?能登君!?」
「…っておい、よそ見すんな大河ぁぁぁ!!」
「………へ?」
ばちこーん☆
「……あぁぁぁぁぁぁなんでまたこうなるんだぁぁぁぁぁ!すみませーん!ちょっと大河保健室に運んできまーーーーーーす!!」

「手乗りタイガーが高須に仕留められた!」
「目が離せねぇ新展開だ!」
「って言うか、二人が付き合ってるってどういうこと?」
「櫛枝、おまえなんか知ってるのか?」
「いやー、私も今朝大河に言われて知ったんだけどね…」

「ふにゃぁ〜、りゅ〜じぃ〜」
「あぁすまん大河、まさかこんなことになるとは…こりゃ昼休みにでも質問攻めだぞ…。『二週目』は『二週目』で、また違った展開が起こり得るってことかよ、ちくしょー!」

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/22(火) 00:06:55.06 ID:MNrwrtOn0
【昼休み】
「た〜いがっ!一緒にお弁当食べようよ〜。今朝の話もちゃんと聞きたいし。ねぇ北村君」
「おお、もちろん構わんとも。結構新鮮なメンツだな」
「ほら大河も高須君もおいでよー。まったく隅に置けないねぇお・ふ・た・り・さん♪」
「ひとつの机を二人で分け合えばいいよな」
「じゃあ北村君、私の隣に座んなよ。大河と高須君は一緒に座りたいだろうしね」
「お、おう。んじゃ大河、ご一緒させてもらうか」
「え、ええ。そうね」
「今日のおかずは、今日のおかずは、今日のおかずはなんだろ♪…あ、鳥のから揚げ!せーの、『とりからー』」
「おお、逢坂も弁当か。お母上が?それとも自分で作るのか?」
「ううん、竜児が…作ってくれるの」
「え?高須?弁当を作ったのが、高須?」
「お、おう。実はそうなんだ」
「ほうほう、さすが未来の旦那様。大河の食事の世話は抜かりないってことだね」
「それだけじゃないの。実は私たち、家が隣同士でね。何かとお世話になってるの。今朝のご飯も、竜児が作ってくれたのよ」
「ほう…そうだったのか。高須の家の隣というと…あの大きなマンションか?」
「それにしても今朝は驚いたよー。一体いつからそんなにラブラブになってたのさ?」
「それは…」
「なんだい大河ぁ、ここまできて私に隠し事は無しだぜー。さあさあ白状しちまいな」
「……えっと、その…竜児…」
「…あー、なんつーか…その……おう…」
「…ん?客?俺に?」
「北村先輩、櫛枝先輩」
「あれって、一年のマネージャーの子じゃない?」

「…大河、どうするよ?」
「どうもこうも、本当のこと言ったって信じてもらえるわけないでしょ。適当に言い訳を考えとくしかないわね。とりあえず今は大丈夫よ。この後みのりんたちは…」
「……悪い、ちょっと用ができてしまった」
「……ごめーん、これから緊急で部活のミーティングやるんだって!私立ち抜けるね〜、また誘って!」
「そうだったな。ひとまずは安心…」
「おい高須、櫛枝から聞いたぞ!」
「逢坂さん、高須君と結婚を前提としたお付き合いしてるって本当!?」
「……できねぇなこりゃ…やっぱり質問攻めがきやがった」
「え?え?ちょ、ちょっと!?…りゅ、竜児ぃ…」
「大河、逃げるぞ!」
「え…?きゃっ!竜児!?」

「あ、こら、待てー!」
「…でもなんだか逢坂さん、二年生になってから雰囲気変わったよね。丸くなったというか」
「あ、それは俺も思った。やっぱり愛のなせる業かねぇ」
「今だって、しっかり手ぇ握っちゃって、かわいいっ」
「でも、なんだか今の手乗りタイガーだったら普通に話せそうな気がするな」
「うん、なんだか仲良くなれそうよね♪」

to be continued!!

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/22(火) 22:21:19.62 ID:2f5p5zghO
GJ!
続きが気になる

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/22(火) 22:23:26.90 ID:zh06Hrfs0
おお、GJです!

ところで本編(一週目)の大河は深夜まで竜児の家に入り浸っていても寝るときには自分のマンションに帰ってたけど、逆行大河はどうなんだろ?
やっぱり自分のマンションに帰るのか、
それともそのまま竜児の家に泊まってギシギ(ry

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/23(水) 01:02:08.71 ID:wF+cbuvg0
とらドラ・りたーんず!>>446-447 >>480-481続き

【放課後】
「ああっもうこんな時間か…また会長に怒られてしまうな。それじゃ高須、逢坂、また明日!」
「おう、生徒会、頑張れよ」
「北村君、またねー」
「…さて、と。俺たちも帰るか?大河」
「うん…ねぇ竜児、ちょっとだけ寄り道していい?」
「…?」

「なあ大河、寄り道って言ったって、なんで階段なんか上ってくんだよ?昇降口は逆方向だぜ」
「いいからいいから…はい到着。竜児、ここ、覚えてる?」
「………おう…この踊り場は…」
「そう、ここは『一周目』のとき、クッキーを渡そうと北村君を追いかけて…私が階段から落ちて…竜児が助けてくれた場所」
「そうだな。…ははっ、やっぱり窓も開いてやがる」
「そうね…。ねぇ竜児、あのとき竜児は、自分のことより、クッキーと私のことを心配してくれたわよね」
「ん…まぁ、あのときはおまえと北村の仲を応援する目的で動いてたからな」
「竜児さ…あのとき、背中痛かったのに無理してたでしょ?」
「…うぐっ!?」
「やっぱりね…さすがに私でも分かったわよ。あんな勢いで飛び込んできた私を受け止めたんだもの。どれだけの衝撃だったかなんて容易に想像できたわ」
「まいったな…敵わねぇや」
「あのときね…自分のせいで竜児に怪我させちゃったって…とても悲しくなったの。まだ恋愛感情なんてなかったけど…それでも、協力してくれてた竜児を危険な目に遭わせたのに違いは無かったから」
「大河…」
「だからね、この『二周目』でやり直せて、よかったって思ってるのよ。今度は竜児にいらぬ怪我をさせなかったってね」
「おう…そうか、すまん。余計な心配させちまってたんだな」
「竜児、あのとき受け止めてくれて、本当にありがとう。だからこれは…そのお礼」
「おっ?これは…午後の調理実習で作ったクッキーか?」
「うん。今度は北村君に渡すためじゃない、竜児に…食べてもらいたくて焼いたのよ」
「そっか。ありがとな、大河」
「今度は全部きちんと焼けたし、ちゃーんと砂糖が入ってるわ。ありがたく食べなさい」
「おう、それじゃ………ああ、うまい!本当にうまいぜ、これ。ちゃんとできてるじゃねぇか」
「ふっふーん、『一周目』であんたと付き合ってから、どれだけ一緒に練習したと思ってるのよ?もうクッキーくらいなら一人で作れるんだからね」
「ははっ、そうだったな。それじゃ…こいつは俺からだ」
「ありがと!…んむっ…うわぁ…やっぱり竜児のクッキー好きだな。本当においしい!」
「おいおい、ここで全部食っちまうのか?家での楽しみが無くなるぞ。そろそろ帰ろうぜ。夕食の材料と…まだおまえん家のキッチン掃除終わってねぇんだから、キッチンハイターとカビキラーも買わねぇとな」
「ぶー、なによ、前は全部食っちゃえーって言ってたくせに…まぁいいわ。でも…さ、竜児、帰る前に一つだけお願い」
「あん?」
「キス…して」
「……………おう」
「んっ………ふふっ、竜児の唇、バターの味がする」
「………そういうおまえこそ、ザラメの味がするぜ」
「竜児…大好きよ…」
「おう…俺もだ…大河」

「…あ、ソフトボール部が練習してる。おーーーーい、みのりーーーーーん!北村くーーーーーん!」
「おーーーぅ、大河ーーー!高須くーーーーん!これから下校ですかーーーーーーー!?相変わらずお熱いねぇーーーーーーーーーっ!!」
「…ぶっ!櫛枝の奴、あんな大声でわざわざ言わなくても…あーあ見てみろ北村が苦笑いしながら手ぇ振ってるぞ」
「そーーーなのーーーー!あっつあつなのーーーーーーーっ!またねーーーーーーーーーーっ!」
「ちょっ!?おい、大河ぁ!櫛枝がずっこけてるぞ!あーあーあーあー他の部員たちがみんなリアクションに困ってるじゃねぇか。なに考えてんだよ馬鹿野郎」
「えへへ…いいじゃない、本当のことなんだし。ほら行くわよ竜児!スーパーまで競争!負けた方がアイスおごり!」
「おう…!?な、ちょっと待て大河!いきなりスタートなんてきたねぇぞ!!」
「あははははははっ♪」

485 :代理:2011/03/23(水) 05:52:39.39 ID:iPkIb7j40
470 名前:とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 11:31:00 ID:???
お題 「恥」「開いた」「見たことがない」
 
 
 
「大河、ドライヤー貸してくれねえか?」
「いいけど、どうしたの?」
「おう、蜂蜜の蓋が開かなくてな。ちょっと温めようかと」
「それじゃ、私もホットミルク飲もうっと」
 
「……ねえ竜児」
「おう?」
「それ、本当に蜂蜜? なんか見たことがない色してるんだけど」
 大河がいぶかしむのも当然で、竜児が蓋に温風をあてている瓶の中身は黒に近い茶色のドロっとしたモノ。
「おう、こいつはソバ蜂蜜だからな」
「……お蕎麦に蜂蜜かけるわけ?」
「……大河、その間違いはちょっと恥ずかしいぞ。っと、開いた。こいつはソバの花だけから採られた蜂蜜なんだよ」
「へー、そんなのがあるんだ」
「ミカンや向日葵なんてのもあるぞ、どれもちょっと高いけどな。ちなみにこれはばあちゃんが送ってくれたもんだ」
「あれ? それじゃ普通に『蜂蜜』って言ったら何の花なわけ?」
「いろんな花から集めた百花蜜か、レンゲ、アカシア、クローバーって所だな。うちで普段使ってるのもレンゲ蜜だろ」
「……ブランドか商品名だと思ってたわ、それ。蜂蜜っていっても色々なのねー。今度ネットで調べてみようかしら」
 
 
 
「……なあ大河」
「なに?」
「なんでこんなに蜂蜜買ったんだ?」
「んー、蜂蜜酒ってのに挑戦してみようと思って」
「おう? なんでまた急に?」
「えーっとね……ほら、結婚式までもうちょっとじゃない」
「お、おう」
「その後は当然ハネムーンでしょ」
「おう」
「そのHoneymoon−−蜜月の語源が蜂蜜酒って話で」
「へー、知らなかったな」
「昔のヨーロッパで結婚した直後のお嫁さんが一ヶ月外出しないで、滋養強壮作用がある蜂蜜酒を旦那さんに飲ませて、その……頑張ったんだって」
「…………おう」

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/23(水) 05:57:22.81 ID:iPkIb7j40
>>485
定期投下乙です
アピールですか大河さんw

>>484
なにこの頬が緩みっぱなしになる素晴らしい世界…!
体育授業でニヤニヤ、クッキーのくだりでしみじみ
自分もどこで大河が夜を過ごすのか気になるw
続きも期待してます!

避難所にもイチャラブえろSS投下されてるよー
書き手さんたち、まじでGJです!

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 02:26:18.40 ID:dCGbTqtN0
とらドラ・りたーんず!>>484続き

【虎の寝床】
「あ…このふすま…」
「おう、今回はおまえに夜襲かけられなかったからな。破れちゃいねぇんだが」
「私のラブレターの封筒で作った桜の花びら…ね」
「どうも違和感があったと思ってたが、これだったんだよ。やっぱりこいつが貼ってないと、俺ん家のふすまって感じがしなくてな」
「…うん、『一周目』のとき、さんざん見慣れたものね」
「竜ちゃあん、大河ちゃあん、今日はこのお洋服着て行こうと思うんだけど〜、どうかな〜?」
「おうっ!?今日はまたすげぇな…」
「やっちゃん、それ、パンツ透けちゃってるよ」
「きゃー!ほんとだぁ!」
「だがそれがいい!」
「そっかー、じゃあ今日はこれでお仕事行こーっと!」
「よかねーよ!おい泰子!インコちゃんの言うこと真に受けんな!」
「ほえー。あ、大河ちゃん、いつもお家に帰ってるみたいだけど、あんまり遅くなるなら泊まってっていいからねぇ?…っていうか、いっそうちの子になってくれたら嬉しいのにな〜」
「ふぇ…?………えぇっ!?」
「それこそよかねーよ!」
「えー?なんでー?竜ちゃんと大河ちゃんは、お付き合いしてるでしょ〜。ラブラブでしょ〜。将来は結婚するでしょ〜。やっちゃん全然問題ないよ〜?ノープロブレムだよ〜」
「いやいやいやいや、世間的に見てプロブレムしかねぇだろうが!?付き合ってるっつっても、俺たちはまだ高校生だぞ?それに泰子は夜いねぇし…なにかの間違いでも起こったらどうすんだよ!?」
「あれあれ〜?竜ちゃんはぁ、やっちゃんがいない間に大河ちゃんになにか間違いでも起こしちゃうの〜?…いやーん、竜ちゃんのえっちー!だ・い・た・ん〜〜〜〜♪」
「ちっげーよ!」
「でもね〜、いつも一緒にご飯食べてるし、朝は竜ちゃんが起こしに行ってあげてるし、二人はお付き合いしてるんだし、大河ちゃんはもう家族も同然でしょ〜?」
「ま…まぁ…な」
「それにやっちゃんは、こないだ初めて大河ちゃんと会ったとき、竜ちゃんから『俺の恋人…いや、婚約者だ』って言われるより早く、びびっと感じたのですよ。『あ、この子は必ず、うちの家族になるなぁ』って」
「やっちゃん…」
「それに、もし他の人にばれそうになったり、なにかあってもだいじょーぶっ!二人にはちゃーんと避難経路があるじゃない」
「「避難経路…?」」
「竜ちゃんの部屋の窓から、大河ちゃんの部屋へエスケープ♪こう、ぽーんぽーんって…」
「やめろ!その格好でマリオジャンプはやめろ!パンツが丸見えだよ恥ずかしい!」
「えへへ〜、それじゃあ竜ちゃん、大河ちゃん、やっちゃん行ってくるからねぇ〜」
「聞いちゃいねぇ…。おう、気を付けろよ。変な奴がいたら携帯かけろよ」
「うん。やっちゃん、行ってらっしゃい」
「は〜い、行ってきま〜す」
「…………………はーあ、お茶飲も」
「あ、私の分もちょうだい。あと…」
「おう、茶菓子だろ?えーっと…なんかあったかな…」

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 02:29:11.43 ID:dCGbTqtN0
「……はっ!………げっ!?もうこんな時間かよ!?…おい大河!起きろ!」
「………ん………?」
「起きろよ…起きろって………起きないなら…………お、襲うぞ?」
「……………………ばっちこーい……むにゃむにゃ…」
「おいこら、いい加減にしろ………つーかおまえ、起きてるだろ!?」
「…えへへ、ばれちゃった?」
「あたりめーだ。ったく…」
「ねぇ、竜児…」
「なんだよ?」
「私さ…、竜児の家で寝ちゃ…ううん、竜児の家で一緒に暮らしちゃ………だめ?」
「んな………っ!!」
「さっきやっちゃんに言われたこと、覚えてる?『初めて会ったとき、私はここの家族になるって感じた』って…」
「……おう…」
「あのマンションに帰っても、私の家族は、『この時点』ではまだいない…。それに、もう…夜にあの部屋で一人ぼっちで過ごすのはもう嫌なの!『一周目』でさんざん味わった苦しみを、今回もまた繰り返すなんてしたくないのよ!」
「たい…が…」
「…ぐすっ、だったら!せめて『二周目』は…、竜児の『家族』として暮らしたい!ずっと一緒にいたい!…ひぐっ…竜児と一緒にいたいのよぉ!!」
「おうっ!た、大河!?」
「竜児、お願い!ぎゅってして!私を抱いて!抱きしめて!もう離さないで!!……うぇぇーーーーん!!」
「大河………」
「ぐすっ……すんっ……うぇぇ…おね…がい…りゅうじ…お願い…」
「…………………やっぱり、駄目だ」
「……………っ!!…そ、そんな…」
「ちゃんと寝巻きに着替えて…せめて歯ブラシくらいは持ってこい。話はそれからだ」
「…え?」
「もう遅いから、とりあえず避難経路からおまえの部屋に行くぞ。あ、言っとくが間違ってもマリオジャンプで出るんじゃねぇぞ。危ねぇし、なにより恥ずかしいからな」
「……りゅう、じ…それじゃあ…」
「だいたい、冷蔵庫の中にあるものこっちに移動させなきゃ腐るだろもったいない。他にもおまえの着替えとか、学校の用意とか、私物もある程度こっちに持ってこなきゃ駄目だろうが」
「竜児の家で暮らして…いいの?」
「さーて、これで完っ璧に同棲決定だな。いいか大河、絶っっっ対にクラスの連中にばれないようにするんだぞ。下手したらマジで俺たちの首が危ねぇんだからな」
「うん…うんっ!ありがとう竜児……大好きっ!!」
「おう!さーて、とりあえず最低限必要なものだけ持って、今日はもう寝ようぜ。引越しはまた明日やりゃあいい」
「………うんっ♪」

「竜児…寝ちゃった?」
「…いいや、起きてる」
「私…今、本当に竜児と一緒のベッドで寝てるんだね。なんだか…夢みたい」
「なんだよ…おまえが一緒に暮らしたいって言ったんだろうが。今さらやめるなんて無しだぜ?おまえにあそこまで言わせちまった以上、俺も男だ。もう離すつもりはないからな」
「竜児…きゃっ!?……ぁ…えへへ…あったかいよ…竜児…もっと…ぎゅーって…」
「ああ…おまえも…あったかいぜ…大河…」
「うん…おやすみ竜児……だい…すきよ…」
「大河?…寝ちまったか………もうおまえを一人ぼっちになんかさせねぇからな…これからは…いつでも、ずっと一緒だ」
「……ん…りゅうじ…」
「…結局、泰子の言った通りになっちまったな…。明日、なんて説明すっかなぁ…でも、まぁ、せっかくの『二周目』だ……こんな展開も………悪くねぇや」

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 11:02:21.90 ID:najBEoJ+0
>>487-488

GJ!
甘い・・・甘々だ!
鼻から砂糖吹きそう・・・。

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 13:30:02.50 ID:xq6xxR+s0
良すぎます。
この展開はたまらないです。

491 : ◆fDszcniTtk :2011/03/24(木) 18:54:41.93 ID:YtMEZktQ0
新作投下。

2レスほど。

タイトル:「Startup (again)」

492 :Startup (again) ◆fDszcniTtk :2011/03/24(木) 18:56:29.14 ID:YtMEZktQ0
日が傾く時間だけは遅くなったものの、この季節はまだ寒い。プラットホームを駆け抜ける風に、竜児は思わず首をすくめる。黒っぽいブルゾンの中で手をぐーぱーぐーぱーと繰り返すが、そんなことは何の効き目もなく、すぐにやめる。

甘い香の移った赤いマフラーに首を埋めると、沈みがちな気持ちがほんの束の間癒される。

見舞いに行った祖父の家では、

「なにを大げさな、大丈夫と言ったろう」

と、きつい声でいわれた。

精児の強がりはともかく、古い家には揺らせば飛んでいくような品々がありとあらゆる平面に置いててあり、園子と精児の奮闘むなしく、まだまだ三分の一ほどが手つかずのままだった。

「いえ、こういうときには俺みたいに働いてないやつが頑張らないと」

そういって笑いながら掃除を始めた。

笑っていられなかった。

来るなと行ったのに強情を張って付いてきた大河は、床に散らばった物から泰子に関係のありそうなものを見つけ出すと、声をあげて掃除などそっちのけ、けがをしないように軍手をした手でページをめくったり、図々しくも蓋を開けたりと忙しい。

その横で、竜児は一人のそのそと片づけを続けた。いつもの手際の良さはどこかに行ってしまい、そこにいるのはカリスマ主婦大学生でもなんでもない、ただの、無力な男でしかなかった。

大方の片づけを終え、園子に泊っていけと言われるのを遠慮して、ようやく今、駅にいる。あるいは泊ってやったほうが良かったかもしれない。小さいとは言え、余震もある。心細かったのかもしれない。また人の心に思い至らなかったかと、軽く唇をかむ。

プラットホームを風が駆け抜ける。

くちゅん、と小さなくしゃみが横から聞こえる。いわんこっちゃない。ついてくる必要などなかったのだ。寒いなら俺のマフラーも、と言おうとして、こちらを見上げている大河と目が合う。小学生のような小柄な体を白のダッフルコートにくるみ、ポシェットは袈裟がけ。

竜児とそろいの赤いマフラーを髪の毛ごと巻きつけて後ろで団子に結んだ大河は、柔らかそうな頬を寒風に赤く染め、冷たいプラットホームに立ちすくむ竜児を微笑んで見上げていた。

「竜児。あんた、優しい顔してる」

そう言って照れたようにうつむくと、コートから手を引き抜き、竜児の腕に絡みつける。

こんなときに能天気な奴、と独りごちて竜児は苦笑する。

493 :Startup (again) ◆fDszcniTtk :2011/03/24(木) 18:57:33.09 ID:YtMEZktQ0
これからどうすればいいのかずっと考えていた。この先どうなるのか想像もつかない。大学をでて、ちゃんとした会社に就職すれば大河を幸せにできるのだと思っていた。そうじゃないと、つい最近思い知った。自分だけではない。

櫛枝も、川嶋も、能登も、春田も、木原も、香椎も、連絡の取れた友達は一様に当惑していた。北村でさえカラ元気が見え見えだった。腹が据わっていたのは散々生徒達からからかわれていた恋が窪くらいのもので、

「しっかりしなさい」

と檄を飛ばされたものだ。

みんなどうすればいいのかわからないのだ。だって俺たちはガキだから。

それでも、と思う。また無力を思い知らされて、戸惑っているだけの自分を、大河は優しいと言ってくれる。
そうかもしれない。

こいつだけは何とか幸せにしてやらなきゃ。と、この何日もそればかり考えていた。改めて思う。こいつが好きだ。こいつを泣かせたくない。大河を幸せにしてやりたい。

その気持ちには嘘はない。

「うちの爺さんの世代もおやじの世代も焼け野原からやり直したよ」

孫の内心の不安を見抜いたのか、清児はお茶を飲みながらそう言った。あるいは、自分に言い聞かせていたのかもしれない。

その通りだと思う。

これからやり直しなのだ。いろいろなことが壊れて、今から、みんなが歯を食いしばって生きる時代になる。今は一所懸命勉強をしよう。そして、みんなと力を合わせて社会を立てなおすのだ。そうすれば、きっと大河を幸せにできる。

「寒くねぇか」

30cm下のつむじに話しかける。

大河が顔をあげて、何も言わずに微笑む。

こいつと一緒ならきっとやれるさ。そう考えて、マフラーに首をうずめたまま、竜児が目を細める。

電車がやってきた。

(おわり)

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 19:15:45.42 ID:v1au0VWY0
>>493
GJ! 乙です。
なんか元気でた。
「なんとかなる」じゃなくて、「なんとかする」「なんとかしてやる」って竜児なら言いそう。

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/24(木) 21:01:30.35 ID:SKeDA3yk0
>>493
GJ!!
刺激的な単語を使わないようお気づかいも伝わってきました。
竜児と同じように無力だと思っている人は多いけど、それはそのくらい小さいってこと。
小さくても確かにあって、それはゼロではないと信じます。


496 :代理:2011/03/25(金) 19:51:06.06 ID:JNQLI9aQ0
489 名前:とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero[sage] 投稿日:2011/03/25(金) 08:12:13 ID:???
お題 「役立った」「首」「期末試験」
 
 
 
「んーっ……!」
 昇降口から出たとたん、大河は大きくのびをする。
「やーっと終わったわねー、期末試験」
「おう」
 応える竜児も首筋を軽く叩く。
 勉強は好きだしいつもの如く役立った兄貴ノートのおかげで結果に不安は無いが、それでもやはりテストというものは緊張するもので。
 肉体的にはそれほどでなくても、やたらと肩がこった気がするのは不思議なものだ。
「だけど、これであと何日かすれば待ちに待った夏休み!」
「おう、そうだな」
「……あのねえ竜児、恋人と過ごす初めての夏休みなんだから、もっと喜びなさいよ」
「いや、去年も一緒だったじゃねえか」
「『恋人として』ってのは初めてでしょうが!」
「おう、そういやそうか、すまねえ」
「ふん、まあいいわ。で、どこに遊びに行く? 映画は定番でしょー。遊園地や水族館とかもいいわねー。去年は海だったし、今年は山でキャンプとか。ふ、二人っきりでお泊り旅行とかしちゃったりして」
「……大河、お前は大事な事を忘れている」
「え?」
「俺達は受験生だぞ。夏期講習だってあるし、それでなくたって正念場なんだから、そんなに遊ぶ暇があるわけねえだろ」
「で、でも、竜児も私も成績悪くないんだし……」
「そう言って油断するのが一番いけねえんだ。レベル下げたり、ましてや浪人なんて絶対にするわけにはいかねえんだからな」
 そんなことになったら、大河と結婚できるのが遅くなるから……とまでは、流石に面と向かっては言えないが。
「ううー……せっかく高校最後の夏休みなのに、ロクなイベントも無いなんて……」
「まあ、一緒にいられる時間は増えるんだし、デートだってたまに息抜き兼ねて近場でってぐらいならできるだろ。それに、イベントっていうなら一つ重大なのがあるじゃねえか」
「何よそれ?」
「夏休みだからって、大河は弟の世話がある時はうちに来るわけにはいかねえだろ」
「ん、まあね。でもその時は竜児がうちに来ればいいじゃない」
「おう、それだよ。今までは送って行っても玄関までとか、せいぜいリビングまでだったろ。だけど一緒に勉強するとなればだな、初めて大河の部屋に入れるってわけだ」
「そ、そんなの、去年いくらだって……」
「今の家になってからは初めてだろ。『恋人として』ってのもな」
「ひ、ひやゃ……」

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/25(金) 19:54:45.99 ID:JNQLI9aQ0
>>496
GJです!
最後の大河の反応が可愛すぎるw
母親のように弟の世話をする大河に惚れ直したり、未来図を思い浮かべたり、な夏休みを想像してほわわん

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/26(土) 06:05:00.50 ID:E/ZuwwJc0
>>492-493
GJ!読んでて元気になってくる。一人一人の力は小さくても、多くの人の力が集まれば不可能は無い!という想いが伝わってきます。

>>496
三題噺氏も、避難所から転載してくださった代理氏も乙です!
『恋人』になってからの二人は色々想像できて2828が止まらないぜ!

さて、俺も小ネタの続きを投下させていただきますw
ひとまずこれで第一部完結だよ!次回第二部【あーみん襲来編】をお楽しみにね!

とらドラ・りたーんず!>>487-488続き

【実乃梨のジャンピング土下座・竜虎の誓い再び】
「高須、くーーーーーーーんっ!」
「おう!?」
「大河のことっ、よろしくっ、お願いしまぁぁぁぁすっ!高須くん、この子は……大河は私の大事な親友です!気難しいところもあるけど、心根は優しい女の子です!……幸せに、どうか幸せに、しやておくんなまし………!」
「…おう、任せとけ。これからなにがあろうと、俺は大河の傍にいる。大河を守ってやるって…もう決めたからな」
「竜児…」
「……うんっ!いい返事だぜ高須くん!言葉に一片の迷いも無いのがびしびし伝わってくるよ!」
「そ、そうか?ちょっと…クサいセリフだったかもしれねぇけど」
「そんなこと無いよ!なんて言うのかなぁ…こう、ゲームや漫画によくある、『続編に再登場した、数々の苦難を乗り越えて一回り成長した前作の主人公』的発言?」
「…みのりん、それって褒め言葉?」
「モチのロンだぜ大河ぁ!…でもなんか…二人を見てるとさ、ずーっと昔から恋人同士だったみたいに感じるんだよね。すでに数々の修羅場をくぐってきたって言うか、なにかを悟ってるって言うか…うまく言えないけど…」
「「…………っ!?」」
「あれ?二人ともどうしたの?」
「い、いや…」
「な、なんでもないよ、みのりん」
「?…まぁいいや、ともかく高須くん。もしも大河を泣かせたら……絶対に許さないからねっ!」
「……ああ、もちろんさ」

「…みのりん、やっぱり鋭いね。びっくりしちゃった」
「…ああ、俺たちが『一周目』を体験してることなんて知らないはずなんだけどな」
「でもさ…さっきの竜児、ちょっと…かっこよかった」
「おう…そうか?」
「うん。…ねぇ竜児…ずっと傍にいてね」
「安心しろ。『一周目』も言ったろ?おまえの傍にいる。飯も作ってやる。今までみたいにうちに来い…じゃなくて、これからはずっと、うちにいろ。弁当も作るし、朝も起こしてやる。それに…」
「…うん」
「俺は竜だ。おまえは虎だ。虎と並び立つものは、昔から竜だと決まってる。だから俺は竜になる。竜として、おまえの傍らに居続ける。今までもそうだったように…これからも、ずっと、ずっとだ」
「…………うん…うんっ…ありがとう…」
「大河…」
「竜児…」
「お二人さーーーん!そう言えば次は移動教室だよーーーーっ!早く戻っておいで…………って、うぉぉっ!?」
「おうっ!く、櫛枝っ!?」
「ひゃうっ!み、みのりんっ!?」
「……ほうほうほうほうほうほうほうほう〜〜〜、さっすが将来を誓い合った仲。いいもん見させてもらったじぇ〜♪……おぉーーい北村くーーーん、みんなーーーーーっ!」
「やばい!大河、櫛枝を止めろっ!!」
「あぁもう!なんでこうなるのよーーーっ!もー!みのりん、待ってーーーーーっ!!」

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/27(日) 17:58:12.82 ID:iIMnxzmc0
>>498
GJ!
やっぱり竜虎宣言は欠かせないですね
「今思うとこれってプロポーズだよな」とか思ってそうw
二部もwktk待ってます!

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/27(日) 19:27:24.76 ID:ITg+ECr20
これじゃ、とらデレ、だなw
いやかわいいんですけど。

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/27(日) 22:41:09.67 ID:lskjuQvE0
大河かわいいよ竜児

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/28(月) 01:35:20.56 ID:WcAQaQRn0
>>493
乙!
俺もできる範囲で頑張ろうと思った。

>>496
乙!
「恋人として」が付けばなんでもニヤニヤな感じになるのがすごいw
これは無限の可能性を感じるぜww

>>498
一部完結乙!
なんだこのアマアマ無双w
とろけそうだww
第二部もお待ちしております。

>>501
大河「>>501だって」
竜児「おう、まぁ、知ってる」
大河「あら? 珍しく素直に認めるじゃない」
竜児「当たり前じゃねぇか。俺が一番近くで見てきたんだし」

大河「じゃあ、どんな時が一番可愛い?」
竜児「……こ、ココじゃ言えない!」

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/28(月) 21:35:47.38 ID:w11eqS610
竜児キラー

ttp://www.amazon.co.jp/dp/B004S98P24

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/28(月) 22:58:30.46 ID:9OfOIGGH0
>>503
あーみん伝いで臨時モデルをすることになり虎コス披露、
「こんなキワドイ衣装なんて聞いてねえ!」と買い占めに走る竜児
「あんたMOTTAINAI精神はどうしたのよ!」と止める大河
を妄想

>>502
竜児乙女だww2828

505 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/03/29(火) 02:17:04.87 ID:tvq/vyOV0
【プロローグ・ファミレスにて】

「ねぇ竜児、夕ご飯はお刺身が食べたいな」
「ん?珍しいな。おまえが肉以外を食いたがるなんて」
「…なーに言ってんのよ。『一周目』をなぞって言っただけでしょ。まさか忘れたなんて言わないわよねぇ?ゴールデンウィーク最終日、『今日』がなんの日か」
「…おう、忘れるわけねぇだろ。駅前のスーパーヨントクが五時からマグロのタイムセールだってことも―――」
「「―――『あいつ』に、初めて会う日だってことも」」
「…ふふっ。それじゃあ竜児、お買い物しながら、みのりんのバイトしてるファミレスに行こっ。ちょうど買いたい服があるのよねー」
「おいおいおまえ、また服買うのかよ?ヒラヒラのフワフワばっかり。俺ん家のタンスにはもう入らねぇぞ」
「だから寝巻きとか普段着以外のよそ行きの服は自分の家に着替えに戻ってるじゃない。さすがに居候してる身でそこまで迷惑はかけないわよ」
「そうだな、『今回』のおまえは寝るときも一緒だし、完全に俺ん家で暮らしてるもんな」
「そうよ。同棲よ、ど・う・せ・い♪嬉しいでしょ?学校も、お出かけも、食事も、お風呂も、寝るときも、ずーっと私と一緒にいられるんだからねっ」
「さすがに風呂を一緒にしたことは『二周目』ではまだだけどな」
「でもさ、『本当』なら私たちの関係は…その…もう…最後まで…ね?」
「………真っ赤になりながら言うくらいなら言わなきゃいいだろうに。…おう、まぁ、『そっち』も、いずれは…な」
「………うん。今はこの家で一緒に暮らせるだけで幸せだから。竜児、大好き…」
「…おう」

「出前一丁!バニラアイス大増量の大河スペシャル、お待ちー!…えへへ、内緒だぞ。他の客から隠して食べな」
「うわぁ、みのりん、ありがとう!」
「おうよ!この連休ほとんど毎日来てくれてたじゃん。これくらいサービスしなきゃね!高須くんにもなにかサービスするよ?ポテトフライとか盛るぜ〜、超盛るぜ〜」
「…いや、俺までサービスしてもらっちゃ悪いからな。大河の分に込みってことで気持ちだけもらっとくよ」
「あっはは、律儀だねぇ高須くんは。いやーしかし、連休中毎日毎日二人でこうして買い物しながらここでお茶飲まれちゃ、店員としては嬉しいけど、私としては刺激が強すぎるぜ。ラブラブっぷりにあてられちまうなぁ」
「みのりんにだって、誰か気になる人とかいないの?」
「いないいない。店長とも、夜にバイトしてるしゃぶしゃぶ屋の店長とも、カラオケ屋の店長とも、早朝にバイトしてるコンビニの店長ともデキてませんよ。さーて仕事に戻らぁな」
「……どんだけバイトしてるんだよ」
「ん?時間あるもん。勤労しなきゃ。勤労怪奇ファイルだよ」
「…な、なに?それ」
「蘇る勤労だよ。じゃ、また後でねー」
「………うーむ、『二周目』でも、この謎は解けずじまいか…」

「あっ」
「あーあー『また』かよドジ。あれほどこいつを食うときは垂らすなって注意しといただろうが」
「うー、しょうがないじゃない。これ、美味しいんだもん……ねぇ、シミになっちゃう?」
「セーフセーフ。こんなもん家に帰ったらきちんと処理すれば大丈夫だ」
「竜児…ごめんね…」
「いいって。…まったく、おまえは本当に目が離せない奴だな。放っておけば一日三回は転ぶし、後ろにいれば気になってつい振り返っちまう。なにか無茶をしやしまいかと、いつもハラハラもんなんだぜ」
「む…あんた、私にケンカ売ってる?」
「そうじゃねぇよ。だから俺も心配で、『一周目』は寝るとき意外はずっと一緒だったろ」
「うん」
「でも『二周目』は、おまえの本当の気持ちを聞けたからな」

―――あのマンションに帰って、夜にあの部屋で一人ぼっちで過ごすのは、もう嫌なの!

―――せめて『二周目』は、竜児の『家族』として暮らしたい!ずっと一緒にいたい!竜児と一緒にいたいの!!

―――竜児、お願い!もう離さないで!!

「あ…」
「だから今度は、ずっと一緒にいる。寝るときも一緒だ。もうおまえに寂しい思いは、絶対にさせねぇ」
「うん、ありがとう。………あ、竜児、見て」
「祐作〜!おじ様、おば様、席ここだって〜!」
「…おう、『来た』みたいだな」

506 :「虎コス」あるいは「ミスコン秘話」:2011/03/29(火) 02:56:02.31 ID:ILezqUBG0
>>503

「竜児ーぃ。晩ごはん何ー?お腹ぺっこぺこ!……あらなにやってんの?」
お針子仕事じゃない。なんかバイト始めたとか?
「おう大河。ちょうどいい、寸法測らしてくれ」
「なに?私のなんか作ってくれてんの?……ってあんた、これ……」
フェルト生地にビキニ水着、しかも虎縞。どう見てもコス衣装の製作中。
大河は竜児が開いていたノーパソを覗きこむ。
「ばっ!?」
ばっっっっかじゃないのっ!
なによなんなのよこれ?私にこんな格好させようっての?!気は確かっ?!
「そ、そんなに怒るとは思わなかったな……似合うと思ってよ」
「こっ、こんなのラじゃないの裸!」
全裸じゃないし。半裸でもラはラよ。だいたいどこで着んのっ!はっ?まさか……
「ミスコン衣装じゃないでしょうね……?」
竜児がぴっと親指を立て、ミヨシ正解ぬーどー!とインコちゃんが突っ込んだ。

「だってよく見ろよこれ。すっげー脚長い。負けてらんねーだろ?大河」
「そ、そんなに変わんない……と思う。けど……」
じゃ、じゃあ比べて見てよ、と大河はワンピースの裾をたくしあげる。
「ぱ、ぱんつ見えないギリギリがこの辺?」
「そ、その辺かな」
「どうよ?」
「やっぱフィギュアの方が長いような」「なにっ!?」
ほ、ほんとはもうちょっと隠れてるのよ。絶対そうよ。またちょっとたくし上げ。
やばいやばい、もうやめろ。ちょっと見えてる。
「ムキになるな。さすがに人間でこの長さはねえ。煽って悪かったな」
……どうせ私はちんちくりんよ。

「そんな事もねえ。大河……お前の脚、すらっとして綺麗だ」
「ほ、ほんと?」
「ああ本当だ。どぎまぎしちまった……」
「りゅ、りゅ」
「というわけでその魅力を余すところなく表現しないか?これで」
「す、すすすする」

というわけで完成したのだった。
「どう……?」
「おう……予想以上……に……」
「で、でも……」
「だめか?」
「悪くは……ないんだけど……その……みんなの前で……これは」
「やっぱ恥ずかしいか。ほとんどラだもんな」
「違うっ!ばかっ」
いきなり眉を逆立てて怒る。そのコスで怒り顔。可愛いすぎだろ。
「あんた以外には見せたくないっ……のっ!!」
「え……。おう……そうなのか」
「あんたが似合うって言ったんだろっ!あんたが見て楽しんだらこれは終わりっ」
「あ、ああ理屈は合ってる。ももも問題ねえ」
「だったら、とっととポーズをリクエストしろっ!グズエロ犬!!」

結局、ミスコン衣装がどうなったかは文化祭当日までのお楽しみであった。

――おわり


507 : ◆fDszcniTtk :2011/03/29(火) 21:33:41.38 ID:+QFL9Q9X0
>>494-495
>>502
コメントありがとう。もうちょっと気の利いた礼を言いたいんだけど、ごめん。

代わりに新作投下。

タイトル「タイガとリュウジ」

2レスほど。

508 :タイガとリュウジ ◆fDszcniTtk :2011/03/29(火) 21:34:27.64 ID:+QFL9Q9X0
ばん!といきなり大きな音を立てて扉が開く。

「おう、大河か?どうした!」

居間から声をかけるが返事はなく、荒々しくしめられた扉の音に続いてドスドスと足音が近づいてくる。

「竜児、いったいどういう事なの?」

日曜日の午後、アイロンがけをしていた高須竜児の向かいに、小学生サイズの少女が鼻息荒く座る。ほっそりした体を包んでいたコードは畳の上に放り出されており、体を包むのは紺のセーター。唇をひくひくとふるわせて睨み付ける彼女の名前は逢坂大河。竜児の婚約者である。

「どういう事って何だよ」

アイロンをかける手を止めて、竜児が顔を上げる。まなじりはつり上がり、眼窩にはめ込まれた目の中央ではぎゅっと縮まった黒目が大河に射るような視線を送りつけている。このアマ、誰にため口きいてやがる。と、思っているのではない。
何か機嫌悪そうだなとおびえているのだ。

問われた大河は、この世のすべてが呪わしいといった不機嫌きわまりない低音で

「これよ」

と手にしていた紙を突き出す。そこにはスクール水着姿で目隠しと縄を施された少女のあられもない姿がフルカラーで印刷されていた。コンピュータのプリントアウトらしい。
http://natalie.mu/comic/gallery/show/news_id/44636/image_id/66267

「な、お前。こんなもの見てるのかよ」

思わず言葉を呑む竜児に大河は顔を火を噴く程赤くして声を荒げ、

「違う、ここ読みなさいよ!」

と、タイトルを指で示す。エロティックな画像の上には一言

『「ナナとカオル」アニメ版キャストに水原薫、間島淳司』

と。

「俺じゃねえだろうっ!」

一瞬でその意味するところを読み取り全力でその不条理な怒りに抗議する竜児だが、そんな言葉は通用しない。

「違うって、あんたの中の人じゃない」

目をひんむいて下から睨み付ける大河は、唇を醜くゆがめ、ゆらゆらと変なオーラをまとい、全盛期の手乗りタイガーが健全であることを竜児に思い知らせる。

「知るかっ、そんなこと。俺のせいじゃねぇ」

思わず後ろに逃げた竜児だが、とっさにアイロンの電気を切った上で、大河がやけどしないように部屋の隅に押しやったのはさすがである。

「あんたって、私って女がいながら他の女に手をだしてるわけ?それも、なに?し、し、縛るって、何よ、どういう事?」
「だからそれは俺じゃねぇ!中の人がおなじだけだ。落ち着け大河、それ縛ったのはカオルって奴だろう?てか、何でお前が涙目なんだよ!」
「うるさい!」

 ◇ ◇ ◇ ◇

509 :タイガとリュウジ ◆fDszcniTtk :2011/03/29(火) 21:35:45.93 ID:+QFL9Q9X0
激闘五分、高須竜児は這々の体で地獄の底から生還した。頭にはたんこぶ5つ、右の頬はつねられて赤く腫れ、ジーパンの下にはローキックによる青あざが3カ所あるが、とりあえず大河は膝の上でおとなしくなっており、なにより竜児は生きている。

「馬鹿な奴だなぁ、おれが他の女なんかに目をくれるわけねぇだろう」
「だって」

すん、と鼻をすすって大河がうつむく。その体をほんの少しだけ強く抱きしめてやる。

「何がそんなに心配なんだよ」
「だって。私あんなに胸ないし」

またその話か、と口にすれば殺されること請け合いだが、そんなドジは踏まない。

「そんなことで他の女になびくかよ」
「ほんと?」
「ああ、本当だ」

どうやらようやく話を聞く気になったらしい大河に微笑んでやる。大河のほうはまだ涙混じりの声で。

「胸が大きくて可愛い子がいても浮気しない?」
「するかよ!」
「ばかちーでも?」
「しない」
「みのりんでも?」
「しないしない」
「木原麻耶でも?香椎奈々子でも?」
「しねぇよ」
「……そう。わかった。じゃぁ、信じる」

小さく呟くと、竜児の胸に顔を寄せてきた。子供のような奴、と思うものの、愛しくて愛しくて仕方がない。大事にしなきゃな、とその傷つきやすい婚約者を抱きしめてやる。

ぼろい借家の薄暗い居間。ひんやりした部屋の中で二人だけの時間をかみしめる。遠くで子供達が遊ぶ声がする。表を車が通る。思い出したように、鳥かごの中のインコが声を上げる。

『おおおっ、なんだこのムチムチ水着。「ナナとカオル」6巻は月末か。買っておかねぇと』

惚れ惚れするような竜児の声色だった。

(お・し・ま・い)

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/29(火) 23:06:36.89 ID:I6+9e2iM0
>>509
まさかの最後ww 竜児逃げろw 乙です。

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/29(火) 23:09:53.27 ID:DHkgJISP0
>>509
宣伝かwww
あなたの竜虎は繊細っぽく感じて自分は原作の挿絵の方でイメージします。
もちろん大好きだ。GJ


512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/30(水) 00:52:58.01 ID:rLJsL7Kd0
>>509
上手いね。本職のヒトみたい

513 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/03/30(水) 03:22:03.98 ID:asqebmvN0
>>505続き

【あーみん、襲来】

「正直に答えてほしい。高須は亜美のこと、どう思った?」
「…まぁ、かわいいし、純粋って言うか…純粋すぎて危なっかしいって言うか……ただ、自分を演じてるって言うか…二面性がありそうな雰囲気もしたな」
「………ほう、さすがだな高須。よく気付いてくれた」
「ああ、最初は気付かなかったよ。『最初』は…な」

「あーあ、だるーい。ねえねえ亜美ちゃん喉かわいちゃった〜、アイスティー持ってきて」
「……」
「ちっ…態度悪くない?まあいいけど。祐作か…あの目つきの悪い変なヤローにでも頼んじゃおっかなぁ。なんかあいつ、ずいぶん落ち着いてた様子だけど、亜美ちゃんのかわいさになびかない男なんていないもんねぇ」
「……」
「ねえねえ、あれって、あんたの彼氏?亜美ちゃん奪っちゃっていーい?全然いらねぇけど」
「………」
「て言うか、今どきヤンキー?よくあんなヘッボいの相手にできるよねぇ。まぁ、せいぜいあんな程度しかいないわけだ。あーあ、さ、い、あ、く〜。…あんた、あんなのと普段なにして遊んでんの?暴走?」
「………彼氏じゃ、ないから」
「あっそ〜なんだぁ、別にどうでもいいんだけどぉ〜。今どきヤンキーなんて、ありえないにも程があるって言うか…」

―――ぱぁんっ!

「………っ!?」
「蚊、よ。蚊がいたの。よかったわね、売り物のほっぺたが蚊に食われるところだったわ……あら、これ蠅だ」
「なっ、なっ、なんてことすんのよっ!?」
「……うるさいなぁ。黙れ、クソガキ」
「う、…うっ、…うぅ…」
「それと、一つだけ訂正してあげる。竜児は私の彼氏じゃないわ。『婚約者』よ。あんたが何者だろうと、竜児のことを悪く言うのは許さないから。…いいわね」
「亜美。あーあーなんで仲良くできないんだよおまえは」
「ゆ、ゆうさく〜〜〜〜〜っ!ふえぇぇぇ〜〜〜ん!」
「まったく…騒がしくして悪かったな。逢坂、高須。俺、こいつ連れて帰るわ」

「……た、大河?」
「竜児、北村くん、あいつのこと優しく抱きしめて、慰めながら帰って行ったわね」
「抱きしめてはいなかったと思うがなぁ……って、おうっ!?」
「…竜児っ!」
「お、おい?なんでおまえが抱きついてくんだよ!?」
「『一周目』でおんなじこと言われたから、心の準備はできてたんだけど…私、駄目だった。今の私じゃ、竜児が悪く言われるのを黙って聞いてられなかった」
「大河…」
「だから今回のビンタは、あいつを黙らせるためだけじゃない。竜児を馬鹿にされて許せなかった私の気持ちも入ってたの」
「おまえ…俺のために、ビンタしてくれたのか」
「うん。……ほら、フィアンセが慰めてほしくてこうしてるのよ。北村くんみたく優しく抱きしめてくれないの?」
「だから北村は別に川嶋を抱きしめてたりは……まぁ、いいか。ほれ」
「あっ…」
「これでいいか?」
「…………うん。もっと、ぎゅーって」
「大河…」
「竜児…」
「………………お〜い、お客さま〜。一応ここは公共の場なんだし、店内ではあまり他のお客さまの目の毒になるようなことはつつしんでいただきたいんですが〜?」
「おうっ!く、櫛枝!?」
「み、みのりん!いつからそこに!?」
「気付いてなかったんかい…あっはは………や〜れやれだぜ…」

514 :代理:2011/03/30(水) 05:29:14.27 ID:s4rhIHvC0
509 名前:とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero[sage] 投稿日:2011/03/29(火) 06:46:50 ID:???
お題 「させてる」「ペダル」「への字」
 
 
 
「ふぅ……」
 ブレーキペダルから足を離して、竜児はほっと一息。
「ちょっと竜児ってば!」
「おうっ!?」
 途端に助手席から浴びせられる大河の怒声。
「な、なんだよ大河」
「なんだよじゃないわよ! さっきからどれだけ呼んだと思ってるの!」
「お、おう、すまねえ」
「大体ね、あんたは緊張しすぎなのよ。口はずっとへの字だし、血走らせた目をこーんな三角にさせてるし。対向車線のおっさんがビビってたわよ」
「仕方ねえだろ、初心者なんだから。車だってじいちゃんが貸してくれてる物なんだし」
「それにしたって度が過ぎるっての! あーあ、せっかくの初ドライブが散々じゃないの」
「いや、ドライブって……近所のスーパーに来るだけなのに大河が無理矢理乗り込んできたんじゃねえか」
「ドライブはドライブでしょ」
「そりゃ広い意味ではそうかもしれねえけど……」
「まったく、コレを聞かせてもらえるのはいつになるのかしらねぇ?」
 言いながら大河が取り出したのは四枚のMD。
「!? おい大河、まさかそれ……」
「そ。あんたが作った『彼女とドライブの時にかけるBGM』春夏秋冬各バージョンよ」
「い、いつの間に……返せ!」
「だーめ。きちんと聞いてから」

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/30(水) 05:38:41.17 ID:s4rhIHvC0
みんなGJ!

>>509
中の人ネタにも噴いたけどオチwインコちゃん、なんてことをwww
あーみんの下乳に全力で食いついた竜児なら買っても不思議じゃないな

>>513
二部開始乙!ここのあーみんは強烈だったなあ。
どう仲良くなるのか楽しみ。
バカップル自重しろww

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/30(水) 23:06:21.42 ID:mbLsOlHI0
愛も変わらず妄想が尽きないスレだなw

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/30(水) 23:08:53.04 ID:mbLsOlHI0
×愛も変わらず
○相も変わらず

そんなに間違ってもないか

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/31(木) 00:10:23.90 ID:jkZWb/4c0
まったく間違ってないなw

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/31(木) 03:01:13.27 ID:2Q4J4qz90
>>514
ドライブに連れて行ってもらいたい大河の気持ちは良く分かる。
なんか業を煮やして先に免許取っちゃいそうw

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/31(木) 08:04:19.73 ID:KZ/W/44r0
>>509

中の人的には小さかろうが大きかろうがおっぱいはおっぱい!胸の大きさなんて関係ねェ…。のスタンスだからなw


>>514
当分その顔だとヤ―さんが保険金目当てで、車を当ててきても大丈夫だなw

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/31(木) 23:59:02.76 ID:HJQaV0Ko0
自分はヤンデレ好きだと思っていたが、どうやら依存する女の子萌えだったらしい
原作の大河のべったり具合は最高だね

522 :今日はそういう日 ◆fDszcniTtk :2011/04/01(金) 07:52:45.82 ID:iLC/MLpK0
「ねぇ竜児」
「おう、なんだ」
「私さ、あんたのこと「好き」って言ったでしょう」
「お、おう。なんだよ藪から棒に」
「あれ、全部嘘」
「…………………………………………え?」
「私、あんたのこと、好きじゃない。好きじゃなくて」

そう言葉を切ると、逢坂大河はミルク色の頬を薄く桜色に染め、星を散らしたような瞳を長いまつげで
覆いながらわずかに目を伏せる。そうしてバラのつぼみのような唇に見ている者をとろかすような微笑みを浮かべて

「あんたのこと、大大大大大大大大だーい好き。あんたの横にいると融けちゃいそう」

もじっ、とひねった体を竜児に預けた。

(お・し・ま・い)

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/01(金) 23:37:27.02 ID:5qZt9r8N0
(*´д`*)ハアーン
そんな嘘なら大いに歓迎

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/01(金) 23:51:15.45 ID:mRmQLjvw0
そしてとろけた竜児がそこに
ニヤニヤが止まらんw


525 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/04/02(土) 10:48:42.93 ID:uH9YvB850
お題 「穏やか」「自在」「言い放つ」



「フナムシはフナムシらしくカサカサしていろ!」
 傲岸不遜に言い放つ大河を前に、なぜか竜児は感慨深げな表情で。
「おう……やっぱ似てるなあ……」
「……ねえ竜児、妙なセリフ言わせたりして、一体何なのよ?」
「いや、今やってる携帯のゲームなんだけど、ヒロインの一人の声が大河にそっくりでな」
「なんか、ヒロインのセリフじゃないような気がするんだけど」
「いいんだよ、そういうキャラなんだから」
「どういうキャラよ……」
「しかし、声だけじゃなくて口調もそのものだよな……なあ大河、これならお前、声優とかもいけるんじゃねえか?」
「んなわけないじゃない。そういう仕事はね、もっと色んな役柄を自由自在に演じ分けられなきゃいけないの……って、ばかちーが前にそんなこと言ってたもの」
「おう、そうなのか……」
「ところで竜児、そのゲームってどんなの?」
「おう、恋愛シミュレーションってことになってるけど、実際にはアドベンチャー……というかノベルみたいなもんだな。選択肢での分岐とかねえし」
「竜児」
「おう?」
 ふと見れば大河は穏やかな笑みを浮かべていて。
「あんた婚約者がいる身でそんなゲームに手ぇ出してるわけ?」
 だけどその目はカケラも笑ってなくて。
「い、いや、友達がやってるとアイテムが増えるからとかで頼まれてな。基本無料だし。ま、付き合いだ付き合い」
「でもプレイしてるのよね?」
「そりゃ登録したからにはやらないとMOTTAINAIし……たかがゲームじゃねえか」
「たとえゲームでも、恋人が他の女にうつつを抜かすなんてことを私が許すと思う?」
「……お……おうっ……」

526 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/04/02(土) 10:55:29.83 ID:uH9YvB850
やっと回線繋がりましたー!
不通の間の転載ありがとうございました。

一ヶ月弱の間に溜まった未チェック分の消化がなかなか進みません……
ネット繋がらない間に始めたモバゲーに時間とられてるせいもありますがw
というわけで↑は「こいけん!」中の人ネタ。「フナムシ〜」は実際には音声付きのセリフじゃありませんが。

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/02(土) 23:00:29.70 ID:b19150Sd0
回線復活おめ!

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/03(日) 21:34:40.16 ID:d7oCmQN30
>>522
乙!
4月馬鹿ップル過ぎるwww

>>526
乙!&回線復活おめでとー!
大河怖いよ大河。
確かにアイテムとかのために登録勧めてくるヤツいたなぁ……

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/03(日) 23:42:19.57 ID:J1yr98EV0
竜児は広島に住んでるのか。

高須ドラゴンキッズが全国V
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104010001.html

そういや「本気ですけん」ってなんか広島弁っぽい。



530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/03(日) 23:52:49.98 ID:AnGV76Fs0
>526
いっそ一緒にプレイすればいい!と思ったが大河はやきもち焼きだから無理だな

531 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/04/04(月) 02:58:51.14 ID:aKh26bfZ0
>>513続き

【あーみん、転入】

「今日からこちらの学校に転入してきました、川嶋亜美です。よろしくお願いします。みなさん、亜美って呼んでくださいね!」
「さあ、新しい二年C組の始まりですよ〜!…では北村くんからも、どーぞ!」
「みんな、実は亜美は俺の幼馴染でもある。まさか同じクラスに転入してくるとは思わなかったが、まあ仲良くしてやってください。では朝のホームルームは以上!」

「竜児、この休み時間さ、『一周目』のときはあいつと一緒に戻って来たわよね?あれ、どうしてだったの?」
「ああ、あれな。ジュース買いに行ったら川嶋が来て、ファミレスでの一件は自分は悪くないって自己弁護と、余計なことは言うなって口止めをされてたんだ」
「なるほど…あいつのやりそうなことね。おおかた『自分が天然なせいで逢坂さんを怒らせちゃった。でもそれは仕方がないから、逢坂さんになにを言われても自分は気にしてない』とでも言われたんでしょ」
「おう…すげぇなおまえ」

「ごちそうさま。竜児、なんか飲むもんちょうだい」
「ほれ、お茶。それ飲んだら一緒に弁当箱洗いに行こうぜ。ロッカーに俺のマイスポンジがストックされてるからよ」
「うんっ。…ねえ、あんたどこから飲んだ?」
「ん?そのマークのあたりだが…」
「ふーん。…んくっ…んっ………えへへ、間接キスしちゃった」
「なっ!?おまえなぁ…」
「なによ、直接の方がいい?……私は別に、今ここでしてもいいけど」
「俺がよくねぇよ!主にみんなの視線的に!」
「ねえねえ高須くーん、まだちゃんと挨拶できてなかったよね?」
「…おう…川嶋」
「びっくりしちゃった〜。まさか同じクラスになれるなんて。これから、よろしくね」
「あ、ああ…よろしく」
「さーて、授業の用意しなきゃ。竜児、早くお弁当箱洗いに行きましょ」
「あら、逢坂さんも同じクラスだったんだ。……これは今日の午前中を終えての感想ね。逢坂さんって、高須くんと付き合ってるみたいだけど、他のお友達、いないの?」
「黙れクソガキ、また泣かされたい?」
「……ふん」
「……ちっ。行こ、竜児」
「……お、おう」

「高須〜、今日さ、春田が陸上部の一年女子、三人セットで紹介してくれるんだとよ!三対二になっちまうけど、いっちょ勝負かけてくるわ。ああ、楽しみだぜ〜」
「おう、そうか、頑張ってこいよ」
「ちぇっ、彼女持ちはいいよなぁ。手乗りタイガーは確かに超美少女だし、くっついてるのを見ると正直ちょっといいな〜と思うときもあるんだけどね。とにかく、おまえら本当にお似合いだぜ」
「そ、そうか?サンキューな」
「竜児〜、まだ〜?」
「おっと、嫁が呼んでるな。邪魔して悪かったな高須。それじゃ、また明日!」
「ああ、じゃあな」
「竜児、帰ろっ。『今回』は私のロッカーにいちご牛乳もぶちまけてないし、わざわざあいつが教室に戻ってくるのを待ってる必要もないもの」
「そうか…そうだな。『一周目』と同じように川嶋と喧嘩する必要はねぇしな」
「そうそう。無駄にストレスを溜める必要はないわ」
「それじゃ帰るか。今日の夕食は黒豚トンカツだぞ」
「やった!あ、そうだ竜児、ソース切らしてたわよね?どうせなら帰りに買っていきましょうよ。あいつの黒ジャージ姿ももう知ってるんだし」
「おう、その方が手間が省けていいな。……なあ、今更だけど、これから起こることが分かってるってのも、なんだか不思議な感覚だよな」
「うん、なんて言うんだっけこういうの……つよくてニューゲーム?」
「…………その一言でこの不思議体験も一気に安っぽくなったな」

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/04(月) 23:56:23.21 ID:LTj5nNkb0
>>531
乙!暗躍見破るほど亜美つん理解してる大河は早く友達になっちゃえばいいよw
>おっと、嫁が呼んでるな
一瞬竜児のセリフと勘違いして、竜児SUGEEEと思ってしまったw

ここは漫画はコミックス派が多いのかな
深夜の密談、すごくいい雰囲気で再現されててよかったよ
もう何度目かわからん君たち付き合っちゃいなよ症候に駆られたぜ…
股間に潜り込む寝ぼけ大河も再現されててよかった

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/04(月) 23:59:11.95 ID:LTj5nNkb0
                      _        )  _」_
                   /.:::::::::`¨¨:ヽ、 ∩ l    |_
           ⊂      ,/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  っ|   ー‐'
      人_/\        ^7:::::::::::::::::ィ:::::::::::::ハ  |    |‐
    ノ      \   r‐r-.}:(^l:::::/u|::::ハ::::::::}::} <   (メ、
   /    |  ,   `‐1┤{ ,ム:フV////∨/|:リ::/y′/    ―、
  |   ー|―|‐、    | ヽヽ, } ヘ, く`ヽっ//从{   |     ー'
  |     | ー'    ∨77┐゙yイ`> --‐ヘ、    / ̄ ̄zー---
  /    ヽ __/_     | ちll lイ´     /入 /  /`='
 〈    /\/   }    |'´ || ||  ト-、/ /、    /
  |    し' ` ノ  /  lj  lj ./  `´ > ィ__       ≡ミ
   ̄\       /       /  〃 彡   ))__,../¨¨>‐‐ 、
     \    く        ),..-‐‐--‐、 r‐-':;:ノ" ``ー- 、   `ー
      / ^ ̄⌒     /^:Y゙: : : : : : : : : :^:/´  く` r==、  〉/ /

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/05(火) 22:35:35.25 ID:3Iboosy50
wwwまさかのAA化wwGJ

そのページの1コマ目の大河の可愛さったらもうね。脚ぐらい触れよ、と。
竜児がそういうスケベ心を表に出さないからこそ、大河も安心して寝転んだり股間なんぞに潜り込もうとしちゃうんだろうな

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/05(火) 22:42:48.93 ID:RpIcSdOp0
>>534
むしろスケベ心が表出しない竜児に不満で挑発に出てるってのは考えすぎ?

536 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/04/06(水) 07:32:42.05 ID:FIYaadDG0
お題 「女子」「離れた」「座布団」



「おう?」
 ホットミルクを作るためにほんの少し席を離れたその隙に、座布団が姿を消していて。
 見やればそれはなぜだか大河の尻の下。それだけでなく、普段泰子が使ってる物や来客用の予備まで。
「……おい大河、なんで座布団独占してるんだよ」
「女子は腰を冷やしちゃダメなの」
「それにしたって多過ぎるんじゃねえか?」
「今日はそんな気分なのよ」
「……おう、そうか」
 はあ、と溜息をついて畳に直座りする竜児に、なぜか大河は焦ったような表情で。
「あ、あれ?」
「おう? 何だ?」
「竜児、お尻冷たくない?」
「ちっとな。でもまあ、じきに体温で暖まるだろ」
「……でも、ちょっと痛いんじゃない?」
「いや、別に」
「あ、そうなの……」
「ほら、早く飲まないと冷めるぞ」
「…………うう〜……」
「大河、どうした?」
 ぼすん!
 突然竜児の顔面に投げつけられる座布団。
「おうっ!?」
「あんたが! あんたが!」
 さらに大河は両手に持った座布団をぼすぼすと叩きつけてきて。
「お、おい! 大河!?」
「あんたが座布団返せとか言わなかったら、その代りに竜児の脚の上に座らせてって展開にできないじゃないっ!」
「なんだよそりゃ!」

「……ごめんなさい」
 俯く大河の後頭部を間近に見ながら、竜児はそのつむじを優しく撫でる。
「まったく、座りたいなら普通にそう言えばいいじゃねえか」
「だって……いつもいつもそれじゃ、私が竜児に甘えっぱなしみたいじゃないの」
「大河は弟の世話とか勉強とか普段頑張ってるんだし、二人きりの時ぐらい甘えたって別にいいだろ」
「でも……」
「それにだな……ぶっちゃけると、大河に甘えられるのは嬉しいんだよ、俺は」
「え?」
「だから、大河が甘えてくれてることに甘えてるっていうか……その、なんだ、まあ、あまり気にするなって」
「……うん」
 小さく頷いた大河は竜児の体に背を預け、見上げながら穏やかな笑みを浮かべて。
「ねえ竜児」
「おう?」
「ちゅーして」
「おう」

537 : ◆x6jzI2BeLw :2011/04/08(金) 00:12:44.95 ID:lYmaoJWB0
少し間が空きましたが「シンデレラなんかになりたくない」の続きです。

538 :シンデレラなんかになりたくない7 ◆x6jzI2BeLw :2011/04/08(金) 00:14:19.59 ID:lYmaoJWB0

「お父さん」
食後の寛いだ席で改まって大河は話を切り出した。
「なんだい?大河」
いつもと違ってやや緊張した様子を見せる大河に、大事な話があるんだろうと父親は見当を付け、そのまま大河をソファへ誘った。
ソファに座ったものの大河はなかなか口を切れない。
時折、「あ」とか「え」とか言葉を発しようとして唇が動くものの、後が続かないのだ。
そんな大河を眺めながら父親は辛抱強く、大河が言い出すのを待った。

「・・・進路のことなんだけど」

たっぷり、5分も経ってからようやく大河は言いたいことの文章化に成功した。
これから父親に相談しようとしていることは認めて貰い難いことかもしれない・・・そう思うと大河の口は重くならざるを得ない。
そして、もし認めて貰えたとしたら、それはそれで大河自身を追い込んでしまうことになりかねなかったのだ。

夏休み前、仲良くなれたクラスメート達と学校帰りの寄り道。
ファーストフードで、あれこれ食べながら他愛もないおしゃべりをするだけだけど、大河はそんな時間が心地良いと感じていた。
その日もいつものように続いていた会話がファッションの話題でふと途切れた。
そんな中、誰かが言い出したこと。
・・・ねえ、進路、どうするの?
大河が通っているのは歴史ある名門校・・・学力で言えば上位に入る学校でいわゆる良家のお嬢様的な生徒が多かった。
もちろん、ごく普通の一般家庭から通ってますと言う生徒も少なからず居て、どちらかと言えば大河が仲良くなったのは後者のグループに属するクラスメート達だった。

「エスカレーター?」
疑問系で投げ掛けられた台詞。
それは無難な選択ともいえる付属の大学への推薦入学だった。
「勉強しなくもいいし、楽よね」
大河は周りの空気がそれに肯定的であることを感じ取った。
でも、雰囲気はそれに諸手を上げて賛成と言う感じではない。
「みんな、もう決めてるの?」
その声に頷く顔があちこちに見受けられた。
「ね、良かったら、みんな順番に言わない?」
クラスメートの発案で楽しい秘密を打ち明ける会の様に場は盛り上がり、ひとりづつ自分の夢と言うか進路を語り始めた。

・・・薬学部に行くの。ほら、家って薬局じゃん。だから資格を取らないと。
・・・音大、狙ってるんだ。将来はピアニスト・・・え?無理だって?・・・夢は大きい方がいいでしょ・・・多分、ピアノの先生で終わると思うけど、あはは。
・・・国立狙う、福岡か大阪・・・

てっきり、そのまま付属へ進学と言う答えが大半を占めると思っていた大河は予想外の回答に慌てた。
みんなすごい・・・それが大河にとって偽りの無い感想だった。


539 :シンデレラなんかになりたくない7 ◆x6jzI2BeLw :2011/04/08(金) 00:16:15.53 ID:lYmaoJWB0

「大河は?」
そう聞かれて大河は慌てた。
なぜならこの瞬間まで大河は明確な答えを用意していなかったからだ。
もちろん、大河には夢がある。
それは竜児と一緒になって幸せな家庭を築くことだった。
でも、それはここで口に出来る様な話題じゃないってことくらいは大河にも分かっていた。
だけど、何も考えていないと言うのはなんだか負けを認めるみたいで大河には面白くない。
「あ、その、私は・・・つ、通訳になりたいの」
僅かに口ごもりながら、大河はそんなことを口走っていた。
以前、英会話の授業中に発音がいいですねと誉められたことを思い出し、咄嗟に頭に上らせてしまったのだ。
「え〜、大河ちゃん、すごい」
そんなこと無いよと照れの表情を浮かべながら、大河は内心、忸怩たる思いに捕らわれていた。
確かに自分は英語は好きだけど、そこまで強い思い入れがあったわけじゃない。
よくもそんな言葉が口をついて出たものだと大河は我ながら呆れる思いだった。
「じゃあ、大河も外部受験だね」
そんな声に大河は我に返る。
「外部って?」
「だって付属大学には外国語関係の学部ないよ」
「どこ受けるの、大河?」
「えっと、まだ決めてない」

ここ居るみんなは外部受験組だね・・・おし、ファイト!
と、体育系の乗りで差し出された全員の手に大河も手を差し出していた。

みんなと別れての帰り道、大河はひどく難しい顔で歩いていた。
ついさっき、勢いであんな事を口にしてしまったけど、どうやったらそんなものになれるのかさえ、大河は知らない。
もちろん、それになりたいなんていうのは夢でも何でもない。
でも、それを口にしてしまって、大河は何となく取りあえず自分が進む方向を見つけたような気がしていた。


540 :シンデレラなんかになりたくない7 ◆x6jzI2BeLw :2011/04/08(金) 00:17:35.99 ID:lYmaoJWB0


「ねえ、竜児」
「おう」
「勉強、進んでる?」
「まあまあってとこだな・・・自分でも良くは分かんねえけど、どうやら合格圏内が見えて来そうだぜ」
「・・・良かった」
心底、安堵した様な声で大河は電話口でつぶやく。
「ホント言うとよ・・・」
「何?」
「たまに辛くなる」
「どうして?」
「家でさ・・・独学だけだろ」
「うん」
「予備校とか行ってる奴に・・・差を付けられてるんじゃねえかとか思えて来て」
「・・・竜児」
「うん」
「大丈夫・・・私が付いてる」
「そうだな・・・わりい、変に愚痴っちまって」
竜児は写真立ての大河を見つめ、目を細める。
「全然、平気・・・辛くなったらどんどん言って。この大河様が全部受け止めてあげる」
「ああ、そん時は頼むぜ」
「任せて・・・ゲホ」
「ゲホって、おまえ、何やってんだよ?」
「胸、叩いたらむせたの」
「ドジ」
「うっさい!」
そう言いながら大河の顔は笑っていた。

「竜児、国立大学って難しいの?」
「難しいって言うか、範囲が広いな」
「そうなんだ・・・」
「何だ?大河も狙うのか?」
「・・・ん、そうじゃないけど・・・レベルが高いところを目標にするのってどんな気持ちかなって」
「そうだな、雲に手を伸ばすような気がした、最初は」
竜児は目の下を指先でこすりながら、言葉を選んだ。
「でも、伸ばしてみたら無理だと思ってた雲がけっこう近いんだよな・・・で、行けると思って近付くとなかなか届かない・・・だからがんばってまた手を伸ばす努力をする」
「うん・・・何となく」
分かるかと聞かれて大河はそんな風に答えた。
「そうしたら小さかった雲がだんだんでかくなって、もう少しって感じだな」
「・・・手を伸ばさなきゃダメなんだね」
「ああ、こんな答えでいいのか?」
「うん、竜児」
竜児にそう答える大河の声は少し弾んでいた。


541 :シンデレラなんかになりたくない7 ◆x6jzI2BeLw :2011/04/08(金) 00:19:08.25 ID:lYmaoJWB0

おやすみと電話を切った後で大河はベッドに仰向けに寝転んだ。
そのままの姿勢で天井を見上げる。
大河はゆっくりと手を伸ばし、天井へ向けた。
「・・・届かない」
当たり前かと大河は思う。
でも、手を伸ばそうとさえしなければ何時までたっても届くことは無い。
「今は届かないけど・・・がんばれば・・・きっと」
ある決意を秘め、大河はうなづいた。


父親を前に大河は自分の想いをぶつけた。
それが最善の策だとは思わないけど、自分のわがままとでも言うべき望みを叶えて貰うためにはこう言わざるを得なかった。

話し終えた大河を前に父親はしばらく黙ったままだったが、おもむろにうなづいた。
「そう言うことなら、反対はしない」
優しげなまなざしで大河を見る父親。
大河は張り詰めていた全身の力を抜くと、ホッとしたように小さく息を継いだ。
「・・・ありがとう、こんな勝手なことお願いして」
「いや、それはまったく構わない・・・だが、どうみても大河の方が分が悪くないか?」
「そうかもしれないけど、こうしたかったの・・・」
どうしてと言う父親の問いに大河ははにかみとも言える表情で言う。
「竜児だけ・・・がんばるなんてそんなのダメ・・・私だってがんばらないと・・・」
「でも、大丈夫か、残り時間は多くないぞ」
あくまでも心配そうな父親に大河は不敵な笑みを浮かべる。
「半年の勝負よ」
結果を楽しみにねと言い残し、大河はソファを立つ。
娘の後姿を見つめ、父親は声に出さず、グッドラックと大河へエールを送った。


542 :シンデレラなんかになりたくない7 ◆x6jzI2BeLw :2011/04/08(金) 00:20:24.12 ID:lYmaoJWB0

「お、川嶋だ」
窓の外を眺めていた竜児が川嶋亜美の姿を見つけ、つぶやく。
「え、ばかち」
どれどれと大河も竜児の側に寄り、一緒に窓から外を見る。
「さすが、売り出し中の若手女優ナンバーワンだな、オーラが違う」
川嶋亜美の周りだけスポットライトが当っているかのように光が濃かった。
「相変わらず目立ってくれるわね」
憎まれ口を聞きながらも大河の川嶋亜美を見る目線は柔らか。
「あ・・・北村くん」
川嶋亜美にさり気無く近付き、親しそうに談笑しているのは北村祐作だった。
時折、含み笑いを見せながら、話し込むその様子はよからぬ相談をしているようにも見える。
「楽しそうに話してるけど・・・あいつら何か企んでないか?」
「・・・ありえるわね」
竜児の台詞に大河は同調する。
何せ竜児達は今日の式の司会進行をあのふたりに頼んでいるのだ。

会場に人が少しづつ増えて行く。
そんな人の列に大河は親友の姿を認めた。
「みのりん」
「おう、櫛枝も来たか」
「み・の・り〜ん!」
届くはずも無い声を上げ、大河はじたばたと存在をアピールする。
「いくらなんでも気がつかねえぜ」
ガラスの内側で、こっちの室内はそんなに明るくない上に、窓のすぐ外には生垣があって視界を半分さえぎっている。
外から見られないと思っているからこそ、竜児は遠慮なく窓から外を見ていたのだ。
「あ、でも気が付いたみたいだよ、みのりん」
「マジか?」
大河の言葉が嘘でない証拠に窓の向こうで櫛枝はまっすぐ竜児達の居る方へ向って手を振っていた。
「・・・あいつ、どんな視力してんだよ」
「エースだもん」
親友を誇るように大河は胸を張った。

「もうすぐ・・・ね」
「ああ・・・もうすぐだ」
「ね、竜児・・・どうしよう。ちょっとドキドキしてきた」
「どれ」
そう言うと竜児は大河の胸に耳を軽く押し当てた。
ドレスの薄い布地を通して竜児の耳に届く大河の鼓動。
規則正しく、ビートを刻む。
それが8ビートから16ビートへ小刻みにテンポを上げて行く。
「竜児は平気なの?」
「聞いてみるか?」
うんとうなづくと大河は少ししゃがんだ竜児の胸に頭を付けた。
「聞こえない・・・竜児、落ち着いてる」
「俺まで上っちまったら、大変だろ」
「そだね・・・転ばないとは思うけど・・・ちょっとだけ自信ないから」
「安心しろ・・・しっかり俺が支えてやる」
「竜児・・・」
大河は竜児の胸に頭を預けたまま甘えるような仕草を見せる。
「うん、お願い」
大河の声に竜児はそっと手を回し軽く大河を抱き締めた。
「ああ、任せとけ」
「竜児」
「何だよ?」
「・・・幸せになろうね」
それに応える様に竜児は大河をぎゅっと腕の中へ囲い込んだ。


543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/08(金) 00:22:51.25 ID:lYmaoJWB0
今回はここまでです。
次回も早く書けるといいのですが・・・

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/08(金) 01:57:44.03 ID:zh/8REsT0
>>543
シンデレラ続きキターッ!
読むのはこれからだけど、先に「待ってました」と言っちゃう!
ゆっくりでもいいから、よろしくお願い致します!

545 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/04/08(金) 02:47:04.89 ID:DYlavdcw0
【VSストーカー男・その1】

「星屑と消えた、ダイエット戦士の涙に捧ぐ……くらえっ!必殺!コ ン ビ ニ 神 拳!!」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「…大河、あんたのタレコミはいつも正確だね」
「いやいや、さすがはみのりん、いい仕事ぶりだったわ。川嶋さん、紹介するわね。これ、私の親友のみのりん。私にもちゃんと、竜児以外のお友達はいるのよ」
「4649!」
「…というわけで、あんた、食いすぎよ。マラソンでもすれば?きっと黒いジャージがお似合いよ」
「う……うぅ…」
「亜美ちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈…夫」
「超かわいそ〜!亜美ちゃん全然太ってないよ〜」
「……………………………………………………あいつら、悪魔だな」
「……なるほどね、ああいう感じでいけば、亜美はああなるわけだ」

「ふん♪ ふん♪」
「わあ……ママー、あの人、お姫様?」
「えへへ…お姫様だって。ねえ竜児、私、そう見える?」
「おう、そうだな。確かに今のおまえの格好は、子供にはおとぎ話のお姫様に見えるかもしれねぇな」
「そう?…ふふっ♪」
「いやにご機嫌だな。川嶋には悪いが、やっぱあの一件がストレス解消にでもなったか?」
「まーね。あいつをぎゃふんと言わせられる貴重なイベントだったもの。何度体験しても悪い気はしないわ。それに…」
「ん?」
「今日は鮭のムニエルでしょ?『一周目』のとき食べて、とってもおいしかったから、それも嬉しくって♪…そうだ!竜児、今日は私もお手伝いする!サラダ作らせてよ」
「おう、いいぞ。ちゃんと作れるか?」
「あったり前でしょ。レタスはちゃんと洗ってから使うし、冷水に晒して締めるわよ」
「お、よく覚えてたな。えらいぞ」
「ふふん、小姑竜児にさんざん言われたものね。私だっていつまでも家庭内で発言権のないかわいそうな嫁じゃないのよ。ちゃんと、竜児の『お嫁さん』として…恥ずかしくないようにしたいんだからね…」
「大河…」
「竜児…」
「やっと追いついたぁっ!」
「おうっ!?」
「きゃっ!?」
「お願い……友達のふりして…!ほら、あいつ…」
「ああ…なんだか怪しい雰囲気の奴だな。芸能人によくある『変なファン』とかか?」
「う…うん、たぶん…」
「ふん、話は早いわ。ああいう奴は、体で分からせるのが一番なの……よっしゃらぁぁぁ!!」

どっごぉぉぉぉぉん!

「きゃぁっ!」
「うおぉっ!?大河無茶すんな!ゴミバケツとはいえ当たったら危ねぇだろうが!?」
「大丈夫よ。最初からあの変態野郎しか狙ってなかったし」
「おまえ本気で当てるつもりだったな!?」
「ね、ねぇ…お願いがあるんだけど…。あいつ、まだ近くにいるかもしれないから、一人で帰るの怖いの。少しでいいから家にかくまって、お願い!」
「おう…それは別に構わねぇけど…こっちの木造借家と、隣の最高級マンション、どっちがいい?」
「こっち、最高級マンションで!」
「それじゃ私の家で決定ね。いいわよ、来なさい。ちなみに木造借家は竜児ん家ね」
「え…こっちあんたの家!?冗談じゃないわよ、なにされるか分からないもの」
「ばか。緊急事態ってこと、分かってないの?なにかあってからでは遅いのよ。今は一時休戦。いいから、来なさい」
「…いいの?」
「ええ、もちろん。竜児、というわけで私はしばらく川嶋さんと一緒にいるわ。ご飯は後で食べに行くから取っておいてちょうだい。サラダ手伝えなくてごめんね」
「お、おう…っておまえ、まさか、今回も『アレ』やるつもりじゃ…」
「…アレ?アレってなによ?」
「さぁ、なんのことかしら?変な竜児ね。……それじゃ川嶋さん、行きましょ」
「あ…あぁ……行っちまった…すまん、川嶋。百五十連発…頑張ってくれ…」

546 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/04/08(金) 02:50:09.85 ID:DYlavdcw0
【VSストーカー男・その2】

「あ、高須くん、おはよう。昨日はありがとう」
「………えっ!」
「な、なに?」
「いや…その…つ、疲れなかったか?昨日」
「まあね…精神的に…ってところかな」
「そうか…やっぱり百五十連発は辛かったか…」
「は?百五十連発?なにそれ?」
「………えっ?」
「な、なに?…ってこの会話、ループしてない?」
「お、おう…すまねぇ。っていうか…何もされなかったのか?大河ん家で」
「うーん…正確には、あの男のことを問いただされたりはしたけど…他は別に?」
「そうか…分かった」
「高須くんにも本当のこと話すね。実はあいつ…はっきり言うと、ストーカーなんだ。業界でも有名な迷惑野郎」
「な…っ」
「それで昨日、逢坂さんに言われたの。祐作にちゃんと話せって。こっちも高須くんと実乃梨ちゃんが助けてやるって」
「大河が…そんなことを…」
「うん。なにかあってからでは遅いから…って」
「そっか…そうだな。話を聞かせてもらった以上、俺たちも協力するぜ、川嶋」
「うん…大げさになっちゃうと思って昨日は言えなかったけど…お願い、あいつをやっつけるの、手伝って」
「ああ、任せろ」
「………その様子だと、ちゃんと竜児にも言ったみたいね」
「おう、大河?」
「北村くんとみのりんには私から話しておいたわ。早速今日の昼休み、作戦会議よ」
「あ…逢坂さん」
「ん、なに?」
「昨日は…その………あ、ありがと…」
「お礼なら、あの変態野郎をぶちのめしてからにしてくれる?あぁ…久々に腕が鳴るわ」
「虎だ…今の大河は獲物を見つけた虎の目をしていやがる…」

「………おい大河」
「なに?」
「おまえ、『今回』は川嶋にものまねメドレーやらせなかったんだな」
「気まぐれよ気まぐれ。コンビニ神拳をお見舞いできただけで十分だったし。それに…なまじ事情を知ってるだけに、わざわざ『一周目』をなぞる必要はないでしょ」
「おう、そうだな。それに今日は…」
「「生徒会主催、ボランティア町内清掃大会」」
「そう、あのストーカー野郎と二回目に出会う日よ。どうせなら今日とっ捕まえた方が手っ取り早いじゃない」
「おまえ…いい奴だな。見直した…いや、惚れ直したぜ。今すぐ抱きしめてキスしてやりたいくらいだ」
「ふぇっ!?……ば、ばか…」

「亜美、話は聞かせてもらった。よく勇気を出して言ってくれたな」
「うん…祐作にも心配かけちゃったけど…」
「なに言ってんのさ。こんなときに助けてあげるのが友達ってもんよ。腹肉の友は心の友さ!」
「おう、櫛枝の言うとおりだぜ。俺も喧嘩とかは駄目だけど、できる限りの協力はするぞ」
「大事にならないよう、証拠写真だけ押さえて警察に人物特定してもらったりすれば、あんたの名前にも傷は付かないでしょ?」
「みんな…うん、ありがとう!」
「さて、今日の放課後、町内清掃大会があるが…すまん、俺は生徒会の役員として会長の補佐をしなければならないんだ。協力すると言いながら早々に言い訳をしてしまって申し訳ないんだが…」
「大丈夫、それなら北村くんは私たちからの連絡を受けて警察に通報する係でどうだい?」「みのりん、それいいアイデア!私たちの携帯はきっと犯人を撮るためのカメラ代わりになっちゃうだろうから」
「そうだな、北村、頼むぜ。あいつのことだ、きっと今日も現れる。みんなで清掃大会に出ておとりになって、証拠を押さえてぶちのめしてやろうぜ」
「「「おぉーーーっ!」」」
「…みんな…うん、みんなが助けてくれるんなら、あたしも元気百倍だよ!ほんとにありがとう、頼もしいなぁ!」

547 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/04/08(金) 02:55:44.99 ID:DYlavdcw0
【VSストーカー男・その3】

「雨…降ってきちゃったね」
「この降り方なら、あと何分かすれば止むだろ。寒くねぇか?使ってないゴミ袋あるけど、着るか?」
「えっ!?嫌よゴミ袋の貫頭衣なんて!」
「…だよな、やっぱ」
「まったく…こんな土手脇のボロ東屋で雨宿りなんて、亜美ちゃんやってらんねーっつの」
「…なぁ川嶋、北村が言ってたぜ。無理して外面作るより、ありのままのおまえでいいんじゃねぇかって。俺もそう思うぞ」
「へぇ…意外とチョロくないんだね、高須くんは。最初はあのチビと遊んでやるつもりだったんだけど…そっか、それくらい、高須くんと逢坂さんは、深く結ばれてるわけだ」
「な…っ!?」
「だって、始めてあったときのあの子、『竜児は私の婚約者よ』なんて言い出すんだもの。もう唖然とするしかなかったわよ。こいつ、なに言ってんの?ってさ」
「お、おう…」
「でもさ、家が隣同士って分かって、ああ、それなら付き合ってて仲がいいのも納得だわ、って思えたわけよ。あたしがいたずらしたり、ましてや邪魔なんてできないくらい、二人は強く結びついてるんだって」
「川嶋…」
「だから………――――っ!?」
「どうした?ちょっと、おい、川嶋!?待てって!」
「き…来た…あいつが…」
「…おう、そうだな……大丈夫だ川嶋。もうすぐここにも…」
「お〜い、高須く〜ん、川嶋さ〜ん!…おっかしいなぁ。ねえ大河、本当にこの辺に二人はいるのかい?」
「うん、さっき竜児にメールしたからそれは間違いないわ。手分けして探しましょ」
「了解、ひとまず合流しなきゃね。それじゃ、私はあっちの方見てくるね」
「…って……大河の奴、相変わらずたこ焼きパックの傘かよ」
「それに話題のゴミ袋貫頭衣着てるし。でも、あれはあれで写真に収めておきたいかも…」

「かわいいミニサイズ妖怪発見!」
「妖怪…だぁ?そこのあんた!どういう了見してんだか知らないけど、相当気持ち悪いわよ!こそこそ他人の後付け回して写真撮って、このストーカー野郎!」
「…あっ!おまえはあのときゴミバケツを蹴り飛ばしてきた…!」
「ふっ…覚えていてくれて光栄だわ。でも、あんたみたいな不審者風情に覚えられても嬉しくもなんともないけどねぇ!」
「うっ…」
「この雨なら証拠も流される」
「え…う、うわっ!?」
「あんたの悪事も今日で終わりよ!覚悟しな!………って、うわぁっ!!」

「大河ぁぁぁ!あの…ドジ!なにずっこけてんだよ!?」
「ちょ、ちょっと高須くん…あれ…」

「痛ったた……はっ!?」
「へぇ…近くで見ると、やっぱりかわいいねぇ」
「ば、馬鹿!撮るな、変態野郎!」
「この雨なら証拠も流されるんだったよね…ちょうどそこで雨宿りできるんだ。ゆっくりお話したいな……他にもいろいろと…ね」
「や、嫌っ!触んな、こいつ!」

「ね、ねぇ、あれ、やばくない?」
「大河!?…駄目だ、今のあいつは凶暴な虎じゃない…ドジな手乗りタイガーになっちまってる…」
「ちょっと、マジでやばいって!」
「大河…大河が…やばい…?大河が…危険な目に…あんな野郎に…大河が…」
「…おい!なにぶつぶつ言ってんだよ!」
「…ぇ……させねぇ……そんなことは…絶対にさせねぇ………大河は…俺が…っ」
「聞いてんのかよ!おい高須く……うおぉ!怖ぇ!顔こえぇ!」
「俺が守るって誓ったんだよ!大河ぁぁぁ!今行くぞぉぉぉぉぉっ!!」

「嫌ぁ!助けて!りゅうじーーーーーーっ!!」
「へへ…こんな人気のないところじゃ誰も…」
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「……………ええぇぇぇ!?」
「こんの変態野郎がぁぁぁぁぁぁ!大河から…俺の嫁から離れろぉぉぉぉぉぉっ!!」
「ひ、ひぃぃぃっ!」
「待てテメーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「ちょ、高須くん!待ってーーー!つーかあんた、喧嘩とか全然駄目とか言ってたじゃんよーーーーーーっ!」

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/08(金) 20:57:50.24 ID:a4HYLRhE0
>>536
乙!
この大河の可愛さはヤバイwww
チクショウ!ちょっと座布団でバタバタしてくる!

>>543
お久しぶり乙!
高校で決める進路ってすごーく色んな思いが混ざってたなぁ……というのを思い出したよw
突発的に言っちゃった進路に固まるのにはすごく共感した!
大河の決意に幸あれ

>>547
乙!
竜児が色んな意味で覚醒しおったwww
2周目スゲー!

……あれ?なんだかあーみんが妙に可愛い…・??

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/08(金) 22:40:43.58 ID:3BvAjm3/0
二周目は偽乳パット不要になっちゃうのかな?
誰に哀れだと思われても竜児さえハァハァするなら気にしなさそうだしなあ。
どこが分岐してどこが正史通りなのかまだまだ目が離せませんなw

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/08(金) 23:12:43.99 ID:g0sPieNR0
>>536
これはニヤニヤするw
素直になれないじゃなく考えあってのツンデレ(?)が大河らしくて可愛い

>>543
通訳は考えたことなかったけど、合いそう!
二人の会話が優しくて、遠く離れていても支えあっていたのが伝わってきます。
幼馴染コンビの動向も気になるw続きもゆっくり待ってます!

>>547
これぞ一致団結って感じでいいなぁ
そこの帰り道、大河が穏やかだったり竜児がこういうのも悪くねえと浸ってたり、夫婦っぽいのに萌えたの思い出したw
竜児よくやった!すごい形相してそうだww

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/09(土) 07:21:05.99 ID:/HzuhhVZ0
そしてヒステリアモードになってストーカーをボコすんですね?わかります。
お、いいSSが浮んだ。竜虎以外も出てきます。


「「祝!!『緋弾のアリア』アニメ化」」
「ところで大河?なんで俺達が全く違う会社のラノベを宣伝するんだ?まだお前の中の人が出てた『とある○○のインなんとか…』の宣伝ならわかるんだが…。」
「いいのよ!今回は私たちの『とらドラ!』と同じくヒロインと主人公の中の人が一緒なんだから!」
「おお、そうか…。」
「そういえば竜児の中の人が演じる主人公は「性的興奮を得ると戦闘力が通常時の倍になる」って設定らしいけど竜児はどうなのかしら?」
「おう…。俺にそんな特性は無いと思うんだが…。」
「とりあえずモノは試しよ…。竜児」
「え?ここ学k…。ん…。」

はむ…、ちゅぱ…。

「うわ〜、あの2人艶めかしい水音まで立ててキスしてるよ…。ちったぁあきらめたこっちの事も考えろ。ケッ…。」
「あ〜みん、今度2人で飲みに行こうか…、未成年だけど…。」
「うん…。」

「ハァハァ…、どう?竜児ぃ?」
「お、おう…。今のところは何ともない…。お?窓のサッシにカビが…、ちっと片づけてくる。」
「あ、竜児ぃ…。」
「今の様子だとどうやら高須の掃除能力が上がったようだな…。逢坂。」
「へ、北村君いたの?」
「そうだな、丁度2人がキスしてるあたりには居たぞ…。あ、関係ないけど俺の弟も『緋弾のアリア』に出演予定だから宜しくな…。」
「祐作ゥゥ!お前まで宣伝かよチックショー!!この変な桃色空間をうまく使いやがって―!!!」
「落ち着くんだあーみん!!あ、高須君が戻って来た…。」
「フフフフ…、窓のカビは俺が胞子のひとつ残らず殲滅してやる…。」
「うわー、高須君の顔地獄の閻魔大王もびっくりだよ…。」
「友人の俺も認めざるを得んな…。じゃあ掃除は任せて俺達は帰るか…。じゃあ今日は解散!」

「木ィィィ原チャァァァァァァァァァん!!ラーメン食いに行くぞ…!」
「え?ちょっと待って…。能登…?ってきゃあああああ。」

「食いものの恨みは恐ろしいねぇ…、んじゃ私たちも帰るか…。大河はどうする?」
「あ、竜児が掃除終わるまで待ってる…。」
「じゃあねチビトラ!」
「じゃあねバカチ―」


1時間後

「ふー、ようやく綺麗になったか…。」
「まさか竜児の掃除・家事スキルが倍になるとは思ってなかったわ…。」
「おう、俺もびっくりだ。普段よりも掃除に力が入りすぎたか…。」
「ねえ、竜児?掃除のスキルが上がったのよね?家に帰ったら私の事も綺麗にしてくれる?」
「お、おう…。」

翌日
「いたた…。竜児、張り切りすぎよ…。」
「すまん、どうやら大河の身体に関する掃除スキルも上がっちまたらしい…。」


552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/09(土) 14:25:53.88 ID:8Wg32jiG0
これじゃ連日掃除スキルが上がり続けてしまうなw


553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/09(土) 22:21:40.60 ID:7nhsbtYl0
ネタ満載で吹いたw
竜児の戦闘力はやっぱそれかーと思ったら、オチww振り切って凄いことになるなw

554 :とらドラ・りたーんず!第二部:2011/04/09(土) 22:26:53.89 ID:SU1cKyNF0
【VSストーカー男・その4】

「ほれ、蜂蜜入りのホットミルク。甘いのが嫌だったら、お茶でもコーヒーでもあるぞ」
「ううん、これがいい……ふう…おいしい。意外だね、高須くん、こういうの飲むの?」
「いや、俺はあんまり。大河がそうやって飲むの好きなんだよ」
「大河…か。高須くん、本当に逢坂大河のこと、好きなんだね。お弁当もお揃いだし」
「変に隠すのも余計おかしいから言うけどよ…たまたま近所に住んでて、あいつん家は一人暮らし、うちも母子家庭でほとんど一人みたいなもん。それで…なんだかんだ、家事を手伝ってやってるっていうか……飯とか一緒に食うような、兄弟みたいなもんになって…」
「ふーん、そうなんだ。で、別々の家だと効率悪いとかなんとか言って、勢い余って同棲してる…と」
「ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「うおっ!きったねぇ!ちょっと高須くん、ジャージが汚れるでしょ!まったく…」
「か…かか……川嶋……おまえ…なぜそれを…っ!?」
「いくらなんでもバレバレだっつーの。最初にあの子ん家にかくまわれたとき、あの子、学校の鞄とか高須くんに預けてたし、『食事は後で食べに行く』とか言ってたし」
「う…」
「それに、家の中が妙にこざっぱりとしてたっていうか…生活感がないっていうか…とにかく違和感があったのよね」
「おう…」
「んで、今ここにきっちり折り畳まれてるあの子のお姫様みたいなフリフリの服に、そこに置かれてるあの子の勉強道具に私物…反対に高須くん家に、あの子がいる雰囲気が満ち満ちてるんだもん」
「くそう…大河の奴…あれほど整理整頓はちゃんとしろって言ってたのに………頼む川嶋!このことはどうか内緒に…」
「んー、考えとくわ」
「おい!?頼むぞマジで!」

「しっかし大河と泰子の奴遅ぇな。いつまで買い物行ってんだ?」
「ふう…ミルクごちそうさま。それにしてもさっきの高須くん凄かったなぁ。喧嘩はからっきしとか言いながら、ものすごい形相であの男のこと追い回してたし、『俺の嫁から離れろーっ!』とか言ってたよねぇ」
「ま、まぁ、あのときは…手首を掴まれただけとはいえ、大河があの野郎に触れられたって思ったら…頭ん中が真っ白になってさ。気がついたら、無我夢中で…こいつだけは絶対に許さねぇって…」
「それだけ、嫌だったんでしょ?」
「おう、確かにな。……つーかあの後、川嶋だって凄かったじゃねぇか」
「そうだっけ?」
「追い詰めたあの野郎のデジカメぶっ壊して、『この亜美ちゃんが、こんな変態野郎に負けてるなんて…ああぁむかつく!亜美ちゃんだっていつまでもやられっぱなしじゃねぇっつーの!目にもの見せてやらぁ!』ってよ」
「高須くんが言ったんだよ?『もう取り繕うのはやめろ』って。だから本当のあたしを見せてやったのよ。そうしたらあいつ、勝手に幻滅してたじゃない?」
「ああ…」
「かわいい顔して取り繕って、好きになってもらうのは簡単なの。でも、同じくらい嫌われるのも簡単。素のあたしを見せればいいんだもん。そうすりゃあいつみたく、みんな勝手にあたしを嫌うよ」
「……そんなこと、言うもんじゃねぇぞ」
「でも本当だから。さっきのあいつもそうだったでしょ?……難しいのは、本当のあたしを好きになってもらうこと。歪んでて、腹ん中真っ黒な、意地悪っ子のあたしをね」
「川嶋…」
「だからあの子のことが羨ましかった。あの子は自分の気持ちを少しも取り繕ったりしないし、高須くんもそんなあの子を少しも嫌ってない。それが悔しくて…高須くんを奪ってやろうって思っても、二人の絆はものすごく深いものなんだって思い知らされたし…」
「………」
「高須くんは…もし、逢坂大河と恋人になる前にあたしと出会ってて、あたしが『本当のあたし』を見せてたら……好きに、なった?」
「…な!?あ、う…それは…」
「―――なんちゃって、冗談よ。ドキドキした?」
「ありゃりゃりゃりゃん………」
「「………へっ?」」
「やっちゃん…わざとじゃないのよん?ちゃんとただいまーって言ったのに、返事がなかったから、おかしいなーって思ってあがってきただけだもん……」
「………竜児…あんたって奴は…私という婚約者がいる身でありながら………この、浮気者がぁぁぁぁぁっ!『俺の嫁から離れろーっ!』は嘘だったのかぁぁぁぁぁっ!!」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーす!!」

「………ま、これくらい二人のことをからかったってバチは当たらないわよね。さーて、亜美ちゃん、し〜らねっと♪」


とらドラ・りたーんず!第二部・完
第三部【激闘・プール対決編】に続くっ!

555 : ◆Eby4Hm2ero :2011/04/10(日) 06:10:15.13 ID:Rb+644gT0
>>554
GJ!
あーみんなら気づくよなあ、そりゃw

この後の大河の態度が気になる所。
一周目の「私は怒ってない。だって怒る理由が無いから」とは違ってくるんだろうけど……

そして奇遇にもそんなネタ↓

556 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/04/10(日) 06:11:33.55 ID:Rb+644gT0
お題 「思案」「電灯」「運動部」



「ただいまー」
 電灯を点け、買ってきた物をしまう竜児の横をすり抜けて、大河は卓袱台の前にどっかと腰を下ろして宿題のノートを取り出す。
 竜児が麦茶を持ってくると視線を逸らし、その表情はずっとふくれっ面。
「……大河、さっきから何を怒ってるんだよ」
 竜児の問いかけに大河は無言。去年の『怒ってないわよ』と比べて進歩したと言えるのかどうか。
「なあ大河」
「……自分の胸に手を当てて考えてみなさいよ」
「おう?」
 大河の言葉に竜児は少し思案を巡らせるが。
「……心当たりはねえぞ」
「はあ!? あんた、あれだけデレデレしてたのに言い逃れようっていうの!?」
「でれ……?」
「帰る時! 教室に迎えに行ったら女の子に囲まれてたじゃないの! 私が来たら逃げてった連中!」
「おう、あれは」
「他の女の子と話すななんて心の狭いこと言うつもりは無いけどね、ハーレム状態でニヤつくとか、恋人がいる身としてどうなのよ?」
「……顔、そんなに緩んでたか? いや、だからな」
「言い訳は見苦しいわよ」
「聞けって! あれは俺じゃなくて大河が目当てだったんだよ!」
「……なによ、それは」
「ラクロスとテニスと、あと何だったか……とにかく、運動部のスカウトとか大会の助っ人依頼とか、そんなのだ」
「それが何で竜児の所に行くのよ?」
「大河より俺の方が多少は組みしやすいと思ったんだろうな。あと、俺から頼めば大河も断われないだろう、とか」
「……でも、それじゃ竜児がヘラヘラしてた理由にはならないわよね」
「誤解させたならすまねえと思うけど……恋人が褒められて嬉しくならない男はいねえだろ」
「え?」
「だから、あの子達が大河は凄いとか可愛いとか、そんなことを口々にだな」
「そ、そんなこと……」
「……なあ大河、俺がそんなに浮ついた男に見えるか?」
「それは、その……し、証明しなさい!」
「おう? 証明って……何をどうやって……」
「あんたが浮気なんてしないって! 私をどれだけ愛してるかって!」
「……よしわかった。たっぷり思い知らせてやるから覚悟しろよ」

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/10(日) 08:02:36.56 ID:XV79THH30
竜児いっつも巧いよなあ。
まあでも北村の口車がかっこいいと思うくらいの大河だから簡単か。
そして最後に要求が通ってるw

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/10(日) 23:59:39.46 ID:4vq6FswB0
このスレのやきもちタイガーは
なんてかわいいんだ!!

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/11(月) 00:13:32.35 ID:dgsexPk10
>>556

やっちゃん「竜ちゃん大河ちゃ〜ん、布団は敷いて置いたわよ〜。」

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/11(月) 23:55:47.89 ID:NTIzkVB70
誰か大河と竜児がギュウウウっと抱きあってる画像持ってない?
ここ最近ネット上を探し回ってるんだがなかなか見つからない。
やっとこさ見つけられたのがこれだけだ。
ttp://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d684658.jpg
大河のエロ絵はすぐ見つかるのにw

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/12(火) 00:45:48.75 ID:8wx87BPX0
pixiv見ればいいと思うの

二次創作もたまらんけど絶叫のラブラブ絵を今か今かと待ち侘びすぎててね…
10巻の内容読めたら昇天できる
今ですら凄まじい破壊力があるというのに

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/12(火) 19:38:54.93 ID:gXDoU+s00
pixiv見たけど>>560の要望するような画像は見つからなかったな。
セックスの雰囲気より愛情表現でいっぱいのハグってのは需要が少ないのかもな。
あのキスシーンが描けるアニメスタッフにはそれを描いて欲しいと思う。


563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/12(火) 20:32:21.50 ID:vByNlYIo0
>>551
乙!
なんとなく予想通りのパラメータ変化w
真昼間からやってくれるぜ

>>554
乙!
流石ッスあーみんw
あの狭い家ならどうやって隠しても大河の生活感でるよねー
第3部も待ってます!
想像しただけでニヤケちまうw

>>556
乙!
乙女大河と強気竜児とか最強過ぎるw
ヤキモチタイガー可愛いよタイガ^ー

>>560
どっかで拾ったこういうのじゃだめ?
ttp://viploader.net/pic2d/src/viploader2d684672.jpg


今気づいたけど、480KB超えたぜ!
さぁ、次スレの季節だ!
スレタイ案募集!
とりあず前スレから候補拾ってきてみた

【とらドラ!】大河×竜児【ゴロゴロ妄想】
【とらドラ!】大河×竜児【クスクス妄想】
【とらドラ!】大河×竜児【キュンキュン妄想】

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/12(火) 20:51:48.46 ID:fsttDe+v0
いや、普通にカプ絵や健全絵のほうが多いだろ
というか>>560はアンチじゃないのか。ファンイラストをこれ呼ばわりだし、検索したらすぐ出てくる有名絵を「やっとこさ」って

今でもちょこちょこ投稿あるから、とらドラ全盛期に今くらいpixiv定着していればもっと増えてたかと思うと悔やまれるな

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/12(火) 21:19:46.23 ID:gXDoU+s00
ファンイラストなら優劣をまったく無視して敬意を払わねばならないとまでは思わないな。
もちろん声高にヘタとか言う気もないが、公開した時点で作者自身も批判される覚悟は負わねばならないのは当たり前だからね。
だから「これ」よばわり程度はなんの問題もないとは思うよ。

それとは別に、カプ絵健全絵とエロ絵の間を表現したと思えるイラストは皆無だった。
そこはニッチなのかなと。
>>563の紹介してくれた絵は構図的にはぴったりなのだけど、やっぱりエロ寄りの表現に感じる。
上手で、抑制も効いていて巧いとは思う。

その点では単独の大河絵に思いの表現が多いね。身長差を描くのが難しいのだろうか?

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/13(水) 01:00:00.59 ID:A8H316x20
カプ絵健全絵とエロ絵の間ってなんだよw
そういえばここ2ちゃんだったね!

>>563
http://tigerxdragon.web.fc2.com/index/SS09/506.html
渋で見た気がしてたけど竜虎スレの投下作品みたいだ
ラブラブいいなぁ。大河の頭を掻き抱く竜児の手と、二人の優しい笑顔に萌える。
もういないとは思うが絵師さんGJ!

次スレ、ゴロゴロに一票。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/13(水) 08:10:49.98 ID:RvhXWGbA0
ゴロゴロに一票

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/13(水) 21:27:31.51 ID:pfG6NhB70
スレタイ案のストックにこれも補充しといてくれ

【とらドラ!】大河×竜児【モエモエ妄想】ベタではない、王道だ!今までありそうでなかったこのスレタイ!
【とらドラ!】大河×竜児【ピカピカ妄想】季節は春!みんな気分は一年生!新たな気分で萌えるこのスレタイ!
【とらドラ!】大河×竜児【スヤスヤ妄想】大河が居眠りしてたり、萌える寝言ネタが出そうなこのスレタイ!
【とらドラ!】大河×竜児【ナデナデ妄想】竜児が大河を抱きしめて頭なでなでするネタが出そうなこのスレタイ!

かく言う俺もゴロゴロ妄想に一票だぜ!

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/13(水) 23:15:07.52 ID:0CxeafL80
ゴロゴロに一票!!

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/13(水) 23:59:46.59 ID:J8vsn1X30
次スレはゴロゴロで良さそうだね
自分もスレタイ案考えてみた

【ヌクヌク妄想】 寄り添って心も体もぬっくぬく
【ホカホカ妄想】 スピンオフ、風呂上がり大河に目を奪われる竜児は萌えた
【モヤモヤ妄想】 できあがってる竜虎もいいけど、キス以上に進みたい進めないじれったさもたまらないんだ!
【ポカポカ妄想】 可愛くじゃれあい、陽だまりデート
【トロトロ妄想】 愛を囁きあう二人にはこっちが蕩けるね!
【ソワソワ妄想】 待ち合わせ、イベント前の期待感とか

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/14(木) 01:30:50.31 ID:jEOiWftU0
560だけど、俺はアンチじゃないwどこか書き方がまずかったか?
560に貼った画像は描いた人にありがとうと言いたいくらい気に入ってる。
非エロの竜児大河むぎゅう画像は本当に少ないんだよ。pixivも一通り見てみた。

エロはエロで絶賛収集中だけどなwだって大河かわいいもの。

>>563
こ  れ  だ  !  !  ! この方向性の絵が見たかった。
以前にこのスレに投下された物なのか。やはりここが竜虎カップル萌えの聖地なんだな。

572 :とらドラ!で三題噺 ◆Eby4Hm2ero :2011/04/14(木) 07:22:39.13 ID:G2/gVYxp0
お題 「最初」「交互」「客」



「おう、このチーズケーキは美味いな。櫛枝、後で店の場所教えてくれよ」
「OKOK。いやー、そんなに喜んでもらえると買ってきたかいがあるってもんだよ」
「竜児、それそんなに美味しいの?」
「おう、絶品って言ってもいいかもしれねえ。大河の苺のやつはどうだ?」
「もちろん、こっちも美味しいわよ」
「おう、それじゃ一口ずつ交換しようぜ」
「ん」
 言って竜児と大河が皿を取り替えたその瞬間。
「いっかぁ〜〜〜〜〜〜ん!!」
「み、みのりん!?」
「櫛枝、何だ?」
「いかん、そんなこっちゃいか〜んよ! いいかね大河、高須くん、君達は恋人どうしなんだろう?」
「うん」「お、おう」
「だったらここは交互に『あーん』って食べさせあうのが常道ってもんじゃないのかね!」
「みのりん……」「……いや、しねえから」
「何だとぅ!? では唇の傍についたクリームをぺろんと舐めとったりとかは……」
「するわけねえだろ! 仮にも客が来てる目の前で!」
「いやいや、アッシのようなチンケな輩の事なんぞお気になさらず、ささ、お二人でしっぽりと」
「できるかっ!! つか、そう言いながら携帯のカメラを構えるんじゃねえ!」
「ちぇー、せっかく大河の好きそうなケーキを種類被らないように選んできたのにー」
「おい櫛枝……お前、まさか最初から企んでたんじゃねえだろうな……」


「ねえ竜児」
「おう?」
「今度ケーキ買って来る時、違う種類の一個ずつにしてね」
「……おう」

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/14(木) 23:30:21.17 ID:6POufrNb0
>>566
うぉおおおお!?
そうか!ここで投下された物だったか!
俺ってばなんという失態。
ちょっと吊ってくる。

>>572
乙!
みのりん策士過ぎるw
バカップルの攻撃に耐えうるリーサルウェポンだよねー
とどめの一言で失血しそうだわw

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/14(木) 23:44:03.04 ID:6POufrNb0
スレ建て行くも、専ブラ更新でレベルリセットされてた悲劇……
誰か頼みます

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 01:37:29.99 ID:ZtQx/ynx0
tes

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 05:44:52.79 ID:ZtQx/ynx0
>>574

スレ建てするも俺もなんかの規制に引っ掛かってダメだった…orz

誰か代理頼む!

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 07:38:50.44 ID:9BDhQ+ix0
次スレ

【とらドラ!】大河×竜児【ゴロゴロ妄想】Vol24
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1302817738/

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 16:48:00.47 ID:ZtQx/ynx0
さて、埋めるとしますか…
相変わらずのgdgdギシアンネタ。微鬼畜エロ注意!


「「というわけで始まったわよ。(たな)『緋弾のアリア』」」
「そういや前回もこのネタ出てなかったか?」
「細かいことはいいのよ!ちなみにこの書き主は釘宮病Ti型を患ってて、『日野理恵は認めん!!間島×釘宮こそがこの世の真理だ!!』っていうレベルまで行っちゃった挙句の果てに、>>551でも宣伝SSを書いたんだって。」
「お、おう…。よくわからんが俺達の中の人が出演するアニメに対する書き主の熱意は解った。」
「「というわけで『とらドラ!』ファンのみなさん。『緋弾のアリア』を見なかったら風穴空ける(ぜ)わよ!」」
「ところで竜児?よく考えてみたら私って竜児に風穴空けられる側じゃない?」
「大河?それはどういう意味だ…?」
「えっ…、それは…。ううぅ…、やっぱり言えない。」
「なんだよ?はっきり言いたいことがあるなら言えよ?」
「じゃ…、じゃあ今晩一緒に寝てくれる?」

その晩

「大河!俺の股間のベレッタM92Fがもう火を噴きそうだ!」
「ちょ、竜児!あ…、だめぇ…。」
ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン

「はぁ…。竜児ぃ、激しすぎだよぉ…。」
「そうか、じゃあ一休みしたらな。ちなみに俺の弾はまだ15発残ってるぞ…。」
「え?そんなに?でもこれ以上したら…。」
「よし、休憩終わりだな…。」
「ちょっと?このエロ犬奴隷!言うこと聞きなさいよ!」
「その割に大河の身体は俺のベレッタM92Fが欲しいように見えるんだが?」
「ひゃ…、だめ。竜児のバカァ…。」
ギシギシアンアンギシギシアンアンギシギシアンアン

翌日
「先生。高須と逢坂は腰痛のため欠席です。」
「そ、そう。わかったわ。ありがとうね北村君。(あのバカップルが、私なんかもう年で腰痛になるのに…。ていうか私高校生に負けてる!?)」
「うわ〜、先生の背後からどす黒いオーラが出てるわ…。ねえ祐作?あのチビトラ達は本当に夜の営みの腰痛で欠席なの?」
「さあな?でも今朝高須から電話がかかってきて『北村か?ゆうべ『緋弾のアリア』ごっこをやって腰痛めたから欠席』としか聞いてないが…。」
「まあどうせあのバカップルの事だから『風穴空けて?』とか言って高須君が頑張ったんじゃないの?ケッ」

IN高須家
「へくしょん!遺憾だわ…。腰痛の次は風邪かしら?」
「おら、ちゃんとティッシュで拭けよ。しかし俺も寒気がしたんだが…?」








579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 19:25:00.23 ID:QD+18vFh0
こっそりと能登が蜂の巣にされてなかった?

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 19:45:31.24 ID:TMZXtTNJ0
>>578
乙!
92Fの口径は9ミリ……おっと、誰か来たみたいだ

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 20:52:05.55 ID:QD+18vFh0
一話の評判がべらぼうに高い「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」は、
長井、岡田、田中の「とらドラ」スタッフだな。
ttp://fod.fujitv.co.jp/s/genre/anime/ser5146/

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/15(金) 21:50:34.64 ID:1GB6cyU80
>>572
客の前では出来ないってことはつまり二人っきりのときはしてるってことだな!
なんてことのない日常SSに毎回ニヤニヤさせられるわ。GJです

>>578
俺の股間のベレッタM92Fwwwwアリア知らないんだが設定突き抜けてるよなあw
ノリノリであるww

>>577
乙!

583 :代理:2011/04/16(土) 00:56:37.57 ID:YCbM1TU70
真夏に書いたものが出てきたので、ポイ捨て。
なんかよくわかんない感じなのは埋めネタだしご愛嬌ってことでよろしく!

「あーつーいぃぃぃ……」
「おう……わかってる……」

連日過去最高気温を更新する列島の夏。
今日も今日とて高須家の居間には暑さにやられた二人が仲良く並んで寝転がっている。
大河はふわふわ控えめのワンピース。
竜児はTシャツにハーフパンツ。
そして両者とも片手には団扇を装備し、熱気と湿気にささやかな反抗をしている。

「なんか涼しくなるもんないのー?」
「あればとっくに使ってる」
「……りゅーじの、だーけーんー!」
「無いもんは仕方ないだろ」
「このままじゃ二人して溶けちゃ……う?」

はっとした表情で竜児を見つめる大河。
その眼は何やら妙に輝きを帯びていて。
絶対ロクでもないことを考えていると分かっているのに
「……なんだよ?」
と、竜児が思わず聞いてしまう程に光を放っていた。
答えを促されると大河は妙にモジモジと視線を泳がせる。
ぐるぐると高須家の居間を泳ぎ回ってから竜児へと向き直る。

「……溶けちゃえば、竜児と一つになれるよね」
「なっ!?」

突拍子も無く乙女チックなことを言い出す大河にたじろぐ竜児。
これまでだって大河に幾度となく予想外なことを言われてきたが、今回は予想の斜め上をマッハ3でぶっ飛んでいた。

「竜児は……イヤ?」
「な、にが?」
「私と一つになるの」

暑さのせいだろうか。
竜児には大河が何を言っているのか理解できなかった。
ついでにこれも暑さのせいだろう。
大河がすごーく、妙に、色っぽく見えるのだ。
夕暮れの迫る薄暗い室内で、汗ばんだ大河が覆いかぶさるように迫ってきている。
その大きな瞳をうるるとさせて。
別に自分達は恋人同士。
ついでに泰子はまだしばらく帰ってこない。
世間的に問題は無い。
なのに、何かイヤな汗が背中をつたう。
大河の背後に何かを感じるのだ。

こう、なんというか、腹黒い。

「ねぇ、りゅうじぃ?」
「……大河」
「ん?」
「……川嶋っぽいな、それ」
「……」
「……」

はちみつに果糖液糖を混ぜて煮詰めたくらい甘さ全開でいろいろ振りまいていた大河が完全に沈黙した。
竜児の体に密着しつつ、俯いたままピクリとも動かない。
その体温だけを二人で共有し、余計に汗が流れる。

584 :代理じゃないよ本人だよ:2011/04/16(土) 00:59:05.81 ID:YCbM1TU70
「ちっ」

永遠にも思える数分の間をおいて出てきたのは舌打ち。
大河は竜児の胸にアゴをおいてグダグダと喋り始めた。

「バレたか。やっぱりばかちーはばかちーだ」
「……やっぱり川嶋の入れ知恵か」
「あんたをその気にさせる方法は無いか?って皆で話し合ったのよ」
「なんてくだらない事を……」
「くだらないとは何よ。ヘタレ犬がEDにならないように頑張ってるのに」
「なぁ、俺ってそんなにヘタレか?」
「この状況で何もしないのが証拠じゃない?」
「あのなぁ……」

不満げな大河の額に貼りつく前髪をよけてやり、団扇で仰いでやる。
生温い風だが気持よさそうに眼を閉じる大河。
その雰囲気はネコ科のそれに似ている。

「そのまま俺の胸に耳を当ててみろよ」
「はぁ?」
「いいからやってみろって」

首をひねってそのまま竜児の胸へと着陸する大河の耳。
そこに届くのは竜児の心拍音。
何も運動してないのにも関わらず、その鼓動は妙に早い。

「竜児、すっごいドキドキしてる?」
「おう」
「ついでに、すっっっごく我慢してる?」
「おう。とりあえず高校出るまではず〜っと我慢だ」

竜児の鼓動と、竜児の体温と、竜児の起こすそよ風に包まれて。
大河は幸福感が込み上げてくるのを感じた。
まだ先は長いけど、いつか必ず一つになれる。
そう思うと自然と頬が緩んだ。

「……”待て”の出来る犬にはご褒美をあげなきゃね」
「おう?」

竜児の頭を両手でしっかりとホールドした大河はそのまま口づけ。
応えるように竜児の腕が優しく、しっかりと大河の身体を抱きしめる。
今はとりあえずここまで。
しかし、互いに求め合う気持ちは一緒だということを伝え合う。
言葉は無くとも、それは確かに相手へと伝わる。
結局、空腹で大河の腹が鳴るまで二人は重なったままであった。


ちなみに、帰ってきた泰子がこっそり途中から覗いてたのは秘密である。



おわり


585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 07:02:30.19 ID:6mnbGaGD0
>>583



バカチ―もなんだかんだで協力してたのかw

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 09:17:36.55 ID:5rMV+2NO0
>>584
乙です

チワワばれたw

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 10:42:55.15 ID:P3rlQc/D0
>>584
いいなコレ。
誘う瞬間のドキドキが伝わってくるようだ。
オチもこの2人らしく優しい感じでGJ!

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 23:26:26.55 ID:4f1kufGb0
>>584
うあーすごく好きな雰囲気だ。GJ!
ホントに大河が大事なんだなぁ、竜児

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/04/16(土) 23:30:24.56 ID:4f1kufGb0
埋めるよー
                     ヽ 、_ _  .._
                      ,ゝ ::::::::::::::::::::::::::` .
                  _ ,, ":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 、
              ー=ニ二 :::::,,.:::::::::::::::::::::::, :::::::::::::::::::::::::::::: 、         __
                 ∠:; ''::::::::: /:::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::ヽ  ,, _  r´: : : ` 、
                /:::::::::::::∠:::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ゝ´: : : : :``: 丶ャミ: : : ヽ
               / :::::::::::::∠:::::::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::::/: ,: : : : : : : : : : : : ヾ: :\: : : ' ,
              / ::::,::::::::::::::::::::::::::/ ⌒ 、:::/::::::::::::::::::::,': : : ,' : __ .: : : : : : : ヽ: : ヽ: : ヽ,: : :' ,
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      へi           \    '..         {   ///  ( : /: : : : : i : / ∠,:ノ
     ノ  ⌒`ヽ、          \   ヽ              ι /: : : : : 丿: | '"  〉}
     ,i       ン ー ,        \ / 丶     ノ 、        /: : : : : : : : /∨     〉}
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/  〈 /           ハ i\       ノ        N ⌒`ヽ彡 ' /        ¨<: (
   /              } |  ^ ,   /              ヽ_ /          》: ::\
  /               { |       ",             r/          /:....: : :::ヽ
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